JP2012173398A - 光ケーブル - Google Patents

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Masakazu Takami
正和 高見
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Abstract

【課題】外被が薄く、布設性、取り扱い性等が良好なスロットレス型光ケーブルを提供すること。
【解決手段】スロットレス型光ケーブル1は、複数の光ファイバ心線と、該複数の光ファイバ心線の周囲に設けられた保護層3と、該保護層3の周囲を被覆する外被4と、該外被4を引き裂くための引き裂き紐6と、を備える。引き裂き紐6は、その中心点が外被4の内表面よりも内側に位置する状態で、保護層3または外被4に固定されている。
【選択図】図1

Description

本発明は、複数心の光ファイバ心線を収容する光ファイバケーブルに関する。
従来からある代表的な多心用光ケーブルとしてスロット型光ケーブルとスロットレス型光ケーブルがある。
スロット型光ケーブルは、例えば、図4に示すように、光ファイバテープ心線101を複数本、スロットロッド(スペーサともいう)102の外周に形成してある複数のスロット溝102aの中にそれぞれ収納し、その外周に押さえテープ103を巻き付けた上で、さらに外被104で覆ったものである。スロットロッド102の中心には抗張力体としての鋼線102bが設けられ、外被104内に引き裂き紐105が埋設されている。
一方、スロットレス型光ケーブルは、図5(A)に示すように、複数枚の光ファイバテープ心線201を、外力等から保護するポリプロピレンヤーン等の保護層202で囲み、その外側を外被203で覆い、外被203内に引き裂き紐204を配している(例えば、特許文献1参照)。また、スロットレス型光ケーブル200は、図4のスロット型光ケーブル100と異なり、外被203内に鋼線203aが埋設されている。
また、スロット型光ケーブル100、スロットレス型光ケーブル200のいずれの場合も、外被104,203を除去する際、外被104,203に埋設されている引き裂き紐105,204にてケーブル長手方向に外被104,203を切り裂く作業が行われる。
なお、スロットレス型光ケーブルは、スロット型のものに比べ構成部材が少ないため低コストで製造可能である。
特開2002−98868号公報
しかし、図4のスロット型光ケーブル100が外被104とスロットロッド102とで光ファイバ心線101を側圧から保護しているのに対し、図5(A)のスロットレス型光ケーブル200は、ほぼ外被203のみ(保護層202も若干寄与)で側圧から保護しているので、必要な強度を確保するためには外被203を厚くする必要がある。また、図5(A)の構造では、側圧に対する強度という観点では、図5(B)の如く、引き裂き紐204に対応する部分204aが空洞になっているものと等しく、あるいは、当該部分204aが保護層203で形成されているものと等しく、ここが起点(弱点)となって側圧が加わった時に潰れ易くなる。
そのため、例えば、図6に示すように引き裂き紐204が埋設された部分が厚くなるよう外被301を形成する必要がある。なお、図6では、説明の省略のため、図5と同様な構成部材については同じ参照符号を付している。
外被が厚くなりケーブル外径が太くなると、布設性、取り扱い性等が損なわれる。なお、引き裂き紐を外被に埋設せずに、外被の中空部分に挿入する構成も考えられるが、この構造の場合、引き裂き紐を引いたときにすっぽ抜けてしまい、引き裂き紐としての機能を果たせない。
以上のような課題について、特許文献1には開示も示唆もされていない。
本発明は、上述のような実情に鑑みてなされたもので、外被が薄く、布設性、取り扱い性等が良いスロットレス型光ケーブルを提供することを目的とする。
本発明の光ケーブルは、複数の光ファイバ心線と、該複数の光ファイバ心線の周囲に設けられた保護層と、該保護層の周囲を被覆する外被と、該外被を引き裂くための引き裂き紐とを備えたものであって、引き裂き紐が、その中心点が外被の内表面よりも内側に位置する状態で、保護層または外被に固定されていることを特徴とする。
また、引き裂き紐が、外被の押し出し成形温度以下で溶融する熱可塑性樹脂で周囲が覆われており、該熱可塑性樹脂により外被に対して接着固定されているとよい。さらに、引き裂き紐が、熱可塑性樹脂により偏心被膜されており、外被中に埋め込まれた熱可塑性樹脂により外被に対して接着固定されていることが好ましい。
本発明のスロットレス型光ケーブルは、引き裂き紐がその中心点が外被の内表面よりも内側に固定されているので、外被を薄くしケーブル外径を細くすることができるので、布設性、取り扱い性がよい。
本発明のスロットレス型光ケーブルの一例を説明する断面図である。 本発明のスロットレス型光ケーブルの他の例を説明する断面図である。 本発明のスロットレス型光ケーブルの他の例を説明する断面図である。 一般的なスロット型光ケーブルの一例を説明する図である。 従来のスロットレス型光ケーブルの一例を説明する図である。 従来のスロットレス型光ケーブルの他の例を説明する図である。
以下、添付図面を参照しながら、本発明のスロットレス型光ケーブルに係る好適な実施の形態について説明する。図1は、本発明によるスロットレス型光ケーブルの一例を示す断面図で、図中、1aはスロットレス型光ケーブル(以下、光ケーブルという)を示す。この光ケーブル1は、光ファイバ心線集合体すなわち光ファイバ心線束2、保護層3、外被4、テンションメンバ5及び引き裂き紐6を備えて構成される。
光ファイバ心線束2は、例えば、4心の光ファイバ心線を平行に並べ紫外線硬化樹脂で一体化してテープ状にしたものを複数枚積層してなる。この光ファイバ心線束2は、テープ心線に限られず、単心の光ファイバ心線を複数心並べたものであってもよい。以下では、これをテープ心線束2として説明する。保護層3は、ポリプロピレンヤーンなどで形成され、テープ心線束2を外力などから保護する。
外被4は、オレフィン系樹脂(例えばポリエチレン)等の熱可塑性樹脂で形成される。テンションメンバ5は、抗張力体とも呼ばれ、引張り及び圧縮に対する耐力を有する鋼線や繊維強化プラスチック(FRP:Fiber Reinforced Plastics)等の線材が用いられる。引き裂き紐6は、外被4を切り裂くためのもので、アラミド繊維やポリエステル等の繊維からなる。なお、外被4の外周に設けられた突起4aは、外部から引き裂き紐6の位置を判別するためのものである。なお、該位置判別のために、突起4aを設けるのに代えて、マーキングするようにしてもよい。
本発明のスロットレス型光ケーブルの主たる特徴部として、外被が薄く、布設性、取り扱い性等が良いことがある。そのための構成として、光ケーブル1aは、テープ心線束2と、テープ心線束2の周囲に設けられた保護層3と、保護層3の周囲を被覆する外被4と、外被4を引き裂くための引き裂き紐6を備え、引き裂き紐6が、その中心点が外被4の内表面よりも内側になるように、外被4または保護層3に固定されている。図の例では、引き裂き紐6が外被4の内表面に接着されている。該接着は、例えば、予め引き裂き紐6に塗布された接着材により行われる。
上記のように、引き裂き紐6が外被4の内表面に固定されているため、図5(A)のような外被203に引き裂き紐204を埋め込む構成とは異なり、側圧に対する弱点が存在しないため、光ケーブル1はその外被4を薄いままとすることができる。そのため、布設性、作業性等が良い。以下、この点についてより詳しく説明する。
光ケーブルは、布設中、布設後の側圧に対して該ケーブルが潰れないよう必要な強度を有するように設計されている。必要な強度とは一般的に1960N/100mmの側圧を印加した時に光ファイバの伝送特性や機械強度が低下しない強度である。この強度を確保するために外被の厚さは以下の式1を満たすようになっている。
パイプ潰れ量=2×側圧荷重×r3/EI×(π/8−1/π)・・・(式1)
r:平均パイプ半径=(外径+内径)/4
E:外被のヤング率
I=パイプ長×(外被厚さ)3/12
外被が低密度ポリエチレン外被で形成されていれば、外被の厚さは2.0mm以上になり、この厚さの外被を引き裂くためには3000デニール(外径0.5〜1.0mm)以上の太い引き裂き紐が必要になる。この太い引き裂き紐を図5(A)のように外被203に埋設する場合、必要な強度を保つためには、図6のように引き裂き紐204が埋設されている位置の外径を太くする必要がある。しかし、図1の光ケーブル1aでは、引き裂き紐6が外被4の内表面に固着される構造なので外径を太くする必要がなく、布設性、取り扱い性等が損なわれることがない。
また、引き裂き紐6は外被4に固着しているので引き裂きの際にすっぽ抜けることがない。
図2は、本発明による光ケーブルの他の例を示す断面図で、図中、1bは光ケーブルを示す。なお、この光ケーブル1bの図1の光ケーブル1aと同様の部分については同じ参照符号を付すことによりその説明を省略する。
図2の光ケーブル1bは、図1の光ケーブル1aと同様に、引き裂き紐6が、その中心点が外被4の内表面よりも内側になるように、外被4に固定されている。しかし、光ケーブル1bは、図1の光ケーブル1aと異なり、外被4の押し出し成形温度以下(例えば200℃以下)で溶融する熱可塑性樹脂6aで引き裂き紐6の周囲が覆われている。この構成により、外被4を押し出す成形する工程において引き裂き紐6を被覆する熱可塑性樹脂6aが溶けて外被4と一体となることで接着固定できるようになっている。
図3は、本発明による光ケーブルの他の例を示す断面図で、図中、1cは光ケーブルを示す。なお、この光ケーブル1cの図2の光ケーブル1bと同様の部分については同じ参照符号を付すことによりその説明を省略する。
図3の光ケーブル1cは、図2の光ケーブル1bと同様、引き裂き紐6の周囲が接着固定用の熱可塑性樹脂6bで覆われている。しかし、光ケーブル1cは、図2の光ケーブル1bと異なり、熱可塑性樹脂6bが外被4中に埋め込まれ且つ引き裂き紐6がその中心点が外被4の内表面よりも内側になるように、引き裂き紐6は熱可塑性樹脂6bにより偏心被膜されている。
上述のように、光ケーブル20は、熱可塑性樹脂6bが外被4に埋め込まれているため、引き裂き紐6と外被4との接着強度が高まる。また、外被4内に引き裂き紐6が存在しないので、側圧に対する弱点が存在しないため、光ケーブル1cの外径を細いままとすることができる。さらに、外被4に埋め込まれている部分の熱可塑性樹脂6bのヤング率が外被4のヤング率(例えば10MPa)と同等かそれより高いと、すなわち、固化後の熱可塑性樹脂6bが外被4と同等かそれより固くなっていると、側圧に対する強度が増し好ましい。
なお、図の例では、熱可塑性樹脂6bは、断面視長方形状で引き裂き紐6を被覆するようになっているが、これに限られず、例えば、断面視円形状で被覆するようになっていてもよい。たたし、断面視長方形状であれば、光ケーブル1cを作製する際、熱可塑性樹脂6bで予め被覆された引き裂き紐6を繰り出している時に、該引き裂き紐6が回転するのを防ぐことができる。
1a,1b,1c…スロットレス型光ケーブル、2…光ファイバ心線束(テープ心線束)、3…保護層、4…外被、5…テンションメンバ、6…引き裂き紐、6a,6b…熱可塑性樹脂。

Claims (3)

  1. 複数の光ファイバ心線と、該複数の光ファイバ心線の周囲に設けられた保護層と、該保護層の周囲を被覆する外被と、該外被を引き裂くための引き裂き紐とを備えた光ケーブルであって、
    前記引き裂き紐は、その中心点が前記外被の内表面よりも内側に位置する状態で、前記保護層または前記外被に固定されていることを特徴とする光ケーブル。
  2. 前記引き裂き紐は、前記外被の押し出し成形温度以下で溶融する熱可塑性樹脂で周囲が覆われており、該熱可塑性樹脂により前記外被に対して接着固定されていることを特徴とする請求項1に記載の光ケーブル。
  3. 前記引き裂き紐は、前記熱可塑性樹脂により偏心被膜されており、前記外被中に埋め込まれた前記熱可塑性樹脂により前記外被に対して接着固定されていることを特徴とする請求項2に記載の光ケーブル。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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