JP2012161943A - プリンター、およびその制御方法 - Google Patents
プリンター、およびその制御方法 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2012161943A JP2012161943A JP2011022427A JP2011022427A JP2012161943A JP 2012161943 A JP2012161943 A JP 2012161943A JP 2011022427 A JP2011022427 A JP 2011022427A JP 2011022427 A JP2011022427 A JP 2011022427A JP 2012161943 A JP2012161943 A JP 2012161943A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- printer
- paper
- printing
- cutting
- recording paper
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Withdrawn
Links
Images
Landscapes
- Accessory Devices And Overall Control Thereof (AREA)
- Handling Of Sheets (AREA)
Abstract
【課題】紙送り能力の低下を防止して印刷品質の低下を低減する。
【解決手段】長尺状の記録紙56に印刷情報を印刷する印刷手段110と、前記記録紙56を搬送する紙送り手段112と、前記印刷手段110で印刷された前記記録紙56を任意の長さにカットするカット手段114と、前記カット手段114でのカット回数をカウントするカウント手段86と、使用者に対する情報を表示する表示手段88と、これらを制御する制御部76とを有し、前記カウント手段86によってカウントされた前記カット回数が所定の回数に達したときに、前記表示手段88にメンテナンスを促す表示をすることを特徴とするプリンター1。
【選択図】図5
【解決手段】長尺状の記録紙56に印刷情報を印刷する印刷手段110と、前記記録紙56を搬送する紙送り手段112と、前記印刷手段110で印刷された前記記録紙56を任意の長さにカットするカット手段114と、前記カット手段114でのカット回数をカウントするカウント手段86と、使用者に対する情報を表示する表示手段88と、これらを制御する制御部76とを有し、前記カウント手段86によってカウントされた前記カット回数が所定の回数に達したときに、前記表示手段88にメンテナンスを促す表示をすることを特徴とするプリンター1。
【選択図】図5
Description
本発明は、長尺状の記録紙に情報を印刷するプリンター、およびその制御方法に関する。
長尺状の記録紙を、紙送りローラーによって、印刷ヘッドによる印刷位置に搬送して印刷を行うプリンターが知られている(例えば、特許文献1参照)。この種のプリンターは、プリンターが用いられる用途により、様々な種類の記録紙が適用される。例えば、病院などにおいて患者の手首や足首に巻き付けて使用するリストバンドを作成するための記録紙がある。この記録紙は、一定幅の帯状のものであり所定の長さ毎に切断可能となっており、インクジェットプリンター等を用いて必要情報が印刷された後に切り取られてリストバンドとなる。このような記録紙は、ロール状の形態で供給され得る(例えば、特許文献2参照)。
また、記録紙には、幅寸法の異なるものの他、異なる素材からなるもの、表面がコーティングされているのものなど各種ある。上記のリストバンド作成用の記録紙の場合には、不織布などから形成されており、患者の肌に触れる裏面は装着感の改善、ずれ防止などの点から、摩擦係数を高めるための表面処理が施されていることがある。例えば、摩擦係数の高い素材のコーティング処理、面粗度を高めて摺動抵抗を高めるなどの処理が施されている。
上述の記録紙をプリンターで紙送りする場合、継続使用することによって紙送りローラーの磨耗や紙粉の付着が発生し、所定の使用回数に達する前に紙送り能力が低下してしまうという課題があった。また、紙送り能力が低下すると、記録紙に印刷した印刷品質が低下するという課題があった。
本発明は、上述の課題の少なくとも一部を解決するためになされたものであり、以下の形態または適用例として実現することが可能である。
[適用例1]長尺状の記録紙に印刷情報を印刷する印刷手段と、前記記録紙を搬送する紙送り手段と、前記印刷手段で印刷された前記記録紙を任意の長さにカットするカット手段と、前記カット手段でのカット回数をカウントするカウント手段と、使用者に対する情報を表示する表示手段と、これらを制御する制御部と、を有し、前記カウント手段によってカウントされた前記カット回数が所定の回数に達したときに、前記表示手段にメンテナンスを促す表示をすることを特徴とするプリンター。
この構成によれば、プリンターの制御部に、紙送り能力の低下が予想される所定のカット回数を記憶させ、カウント手段によってカウントされたカット回数が所定のカット回数に達したときに、表示手段に、使用者にメンテナンスを促す表示を行うことができる。そのため、使用者は、その表示に従って、例えば、紙送り手段の紙送りローラーのクリーニング等を行い、紙送り能力を回復させることができる。その結果、紙送り能力の低減を防ぐことができ、印刷品質の向上したプリンターを提供することができる。
[適用例2]搬送される長尺状の記録紙に印刷情報を印刷する印刷紙送り工程と、前記印刷紙送り工程で印刷された前記記録紙を任意の長さにカットするカット工程と、前記カット工程でのカット回数をカウントし記憶するカウント工程と、前記カウント工程でカウントされた前記カット回数が所定の回数に達したか否かを判定する判定工程と、前記判定工程で前記カット回数が所定の回数に達したと判定されたときにメンテナンスを促す表示をする表示工程と、を有することを特徴とするプリンターの制御方法。
この方法によれば、カウント工程でカウントされたカット回数が、判定工程において紙送り能力の低下が予想される所定のカット回数に達したと判定されたときに、使用者にメンテナンスを促す表示を行うことができる。そのため、使用者は、その表示に従って、例えば、紙送り手段の紙送りローラーのクリーニング等を行い、プリンターの紙送り能力を回復させることができる。その結果、プリンターの紙送り能力の低減を防ぐことができ、印刷品質を向上させることができる。
以下、本発明の実施形態について、図面を参照して説明する。なお、以下の各図においては、説明を簡便にするため、実際とは異ならせている場合がある。
(プリンターの全体構成について)
本発明の実施の形態に係るプリンターの全体構成について、図1および図2を参照して説明する。図1は、本発明の実施の形態に係るプリンターの外観斜視図であり、図2はプリンターの開閉蓋を開けた状態を示す外観斜視図である。図1および図2に示すように、プリンター1は、全体としてほぼ直方体形状をしたプリンター本体10と、プリンター本体10の前面に取り付けた開閉蓋ユニット12とを有している。開閉蓋ユニット12は、開閉蓋12aと、この開閉蓋12aを開閉するための4節リンク機構などからなる開閉機構12bとを備えている。プリンター本体10の外装ケース10aの前面には所定幅の紙排出口14が形成されている。
本発明の実施の形態に係るプリンターの全体構成について、図1および図2を参照して説明する。図1は、本発明の実施の形態に係るプリンターの外観斜視図であり、図2はプリンターの開閉蓋を開けた状態を示す外観斜視図である。図1および図2に示すように、プリンター1は、全体としてほぼ直方体形状をしたプリンター本体10と、プリンター本体10の前面に取り付けた開閉蓋ユニット12とを有している。開閉蓋ユニット12は、開閉蓋12aと、この開閉蓋12aを開閉するための4節リンク機構などからなる開閉機構12bとを備えている。プリンター本体10の外装ケース10aの前面には所定幅の紙排出口14が形成されている。
紙排出口14の下側には排紙ガイド16が前方に突出しており、この排紙ガイド16の側方には蓋開閉レバー18が配置されている。外装ケース10aにおける排紙ガイド16および蓋開閉レバー18の下側には、プリンター本体10内に形成されているロール紙収納部20のロール紙出し入れ用の矩形の開口20aが形成されており、この開口20aが開閉蓋12aによって封鎖されている。
(プリンター機構部について)
次いで、プリンターのプリンター機構部について、図3を参照して説明する。図3はプリンターのプリンター機構部を示す概略縦断面図である。
次いで、プリンターのプリンター機構部について、図3を参照して説明する。図3はプリンターのプリンター機構部を示す概略縦断面図である。
図3に示すように、プリンター本体10の内部には、板金製のプリンター本体フレーム28が配置されており、プリンター本体フレーム28における幅方向の中央部分にロール紙収納部20が形成されている。ロール紙収納部20には、ロール状に巻かれた長尺状の記録紙56(以下、ロール紙54という)が収容される。ロール紙収納部20の上側には、プリンター幅方向に水平に伸びる板金製のプラテンフレーム30が配置されている。プラテンフレーム30の上面にはプリンター1の幅方向に水平に伸びるプラテン32が取り付けられている。
プラテン32の上側にはヘッドユニットフレーム34が配置されており、ヘッドユニットフレーム34はプリンター本体フレーム28の上端に水平に取り付けられている。ヘッドユニットフレーム34には、キャリッジガイド軸36がプリンター幅方向に水平に架け渡されており、キャリッジガイド軸36には、当該キャリッジガイド軸36に沿って移動可能な状態で、キャリッジ38が支持されている。
キャリッジ38は、キャリッジモーター40およびタイミングベルト42を備えたキャリッジ駆動機構によって、キャリッジガイド軸36に沿って往復移動する。キャリッジ38には、印刷手段110(図5参照)としてのインクジェットヘッド44(印刷ヘッド)が搭載されている。インクジェットヘッド44のノズル44aは一定のギャップでプラテン32の上面に対峙しており、プラテン32の上面によって印刷位置Aが規定されている。
次に、ロール紙54から印刷位置Aを経由して紙排出口14に至る紙搬送経路に沿って、プリンターの紙送り手段112(図5参照)について説明する。まず、ロール紙収納部20におけるプリンター後側の部位には、プリンター幅方向に水平に延びる繰り出しローラー48が配置されており、繰り出しローラー48にはプリンター前側から押圧ローラー50が押し付けられている。押圧ローラー50はプラテンフレーム30の下面に取り付けた押さえレバー52の先端に取り付けられており、不図示のバネ力によって下方に付勢されている押さえレバー52によって、押圧ローラー50は繰り出しローラー48に押し付けられている。
繰り出しローラー48はプリンター本体フレーム28に搭載されている不図示のモーターによって回転駆動される。ロール紙収納部20に収納されたロール紙54から繰り出される長尺状の記録紙56は、これら繰り出しローラー48および押圧ローラー50の間を通ってプラテンフレーム30後端側に向けて上方に引き出される。
プラテンフレーム30の後端部には、上下方向の旋回可能な状態で、テンションガイド58がプリンター幅方向に水平に取り付けられている。テンションガイド58は不図示のバネ部材によって常に上方に付勢されており、バネ力に逆らって下方に弾性変位可能である。テンションガイド58には、プリンター後側に面する凸円弧面からなるガイド面60が形成されている。下側の繰り出しローラー48、押圧ローラー50の間から上方に引き出された記録紙56はテンションガイド58のガイド面60に架け渡され、このガイド面60に沿って下側から前方に湾曲し、印刷位置Aに向けて前方に水平に引き出される。
プラテンフレーム30におけるテンションガイド58よりも前側の部位には、紙送りローラー66がプリンター幅方向に水平に架け渡されている。紙送りローラー66には所定幅の押圧ローラー68が所定の押圧力で上側から押し付けられている。紙送りローラー66は、プリンター本体フレーム28に搭載されている紙送りモーター70によって駆動される。テンションガイド58を介して前方に水平に引き出された記録紙56は紙送りローラー66と押圧ローラー68の間を通って前方の印刷位置Aに向けて引き出される。
プラテンフレーム30の前端部には、カット手段114(図5参照)としてのオートカッター74が配置されている。オートカッター74は、プリンター本体フレーム28の側においてプリンター幅方向に延びる状態に取り付けた固定刃74aと、ヘッドユニットフレーム34の側に搭載されている可動刃74bと、同じくヘッドユニットフレーム34側に搭載されている可動刃駆動機構74cとを備えている。印刷位置Aを経由した後の記録紙56はオートカッター74による切断位置を経由した後に紙排出口14から外部に排出される。
この構成のプリンター1において、ロール紙54をロール紙収納部20に装填する際には、開閉蓋ユニット12を水平となるまで開ける。開閉蓋ユニット12を開けると、開閉蓋12aと共に、図示しないプラテンユニット、テンションガイド58、紙送りローラー66、押さえレバー52および押圧ローラー50がプリンター1の前方に移動して、紙搬送経路が開放状態になる。この状態で、記録紙56が引き出された状態のロール紙54をロール紙収納部20に投入する。
しかる後に開閉蓋12aを閉じると、プラテンフレーム30、テンションガイド58、紙送りローラー66、押さえレバー52および押圧ローラー50が元の位置に復帰する。この結果、引き出された記録紙56は、繰り出しローラー48および押圧ローラー50の間を通ってテンションガイド58のガイド面60に架け渡された後に、紙送りローラー66および押圧ローラー68の間を通って印刷位置Aを介して紙排出口14に引き出された状態にセットされる。
印刷時には、記録紙56が印刷位置Aにてキャリッジ38をキャリッジガイド軸36に沿って往復移動させながら、そこに搭載されているインクジェットヘッド44により印刷が行われる。記録紙56の幅方向への一連の行印刷が終了した後は、紙送りローラー66および繰り出しローラー48が回転駆動されて、所定のピッチだけ記録紙56が送り出される。この後に、次の行の印刷が行われる。このように、記録紙56は、所定のピッチで間欠的に送り出されながらインクジェットヘッド44によって印刷が施される。印刷が終了すると、記録紙56はカット位置Bでオートカッター74により切断され、発行される。
(表示手段について)
次いで、表示手段について、図4を参照して説明する。図4は、プリンターの表示手段を示す外観図である。本実施形態においては、図4に示すように、表示手段88は、外装ケース10aの面上に、操作ボタン87とともに設けられている。表示手段88は、例えば、複数のLEDから構成され、パワーLED96、エラーLED98、インクLED100、およびペーパーLED102等を備える。
次いで、表示手段について、図4を参照して説明する。図4は、プリンターの表示手段を示す外観図である。本実施形態においては、図4に示すように、表示手段88は、外装ケース10aの面上に、操作ボタン87とともに設けられている。表示手段88は、例えば、複数のLEDから構成され、パワーLED96、エラーLED98、インクLED100、およびペーパーLED102等を備える。
この表示手段88は、通常の動作においては、例えば、電源がONのときはパワーLED96が点灯しON状態であることを示す等、表記されている機能の状態を表示する。また、このLEDは、点灯される色や点滅の仕方によって表記されている機能以外の種々の情報を表示することもできる。
(プリンターの制御系について)
次いで、プリンターの制御系について図5を参照して説明する。図5は、プリンターの構成を示す概略ブロック図である。図5に示すように、プリンター1は、上述のプリンター機構部104と、制御装置106とから構成されている。上述のようにプリンター機構部104は、印刷手段110と、紙送り手段112と、カット手段114としてのオートカッター74と、表示手段88とを備えている。制御装置106は、制御部76と、ドライバー群108と、カウント手段86とを備えている。制御装置106は、CPU、ROM、およびRAMなどを備えた制御部76を中心に構成されている。制御部76には、記憶部90や判定手段92が内蔵されている。
次いで、プリンターの制御系について図5を参照して説明する。図5は、プリンターの構成を示す概略ブロック図である。図5に示すように、プリンター1は、上述のプリンター機構部104と、制御装置106とから構成されている。上述のようにプリンター機構部104は、印刷手段110と、紙送り手段112と、カット手段114としてのオートカッター74と、表示手段88とを備えている。制御装置106は、制御部76と、ドライバー群108と、カウント手段86とを備えている。制御装置106は、CPU、ROM、およびRAMなどを備えた制御部76を中心に構成されている。制御部76には、記憶部90や判定手段92が内蔵されている。
制御部76には、プリンター機構部104の表示手段88と、制御装置106のドライバー群108と、カウント手段86とが接続されている。ドライバー群108は、印刷手段110のインクジェットヘッド44およびキャリッジモーター40を駆動するドライバー78,80と、紙送り手段112の紙送りモーター70を駆動するドライバー82と、カット手段114としてのオートカッター74を駆動するドライバー84とから構成されている。
制御部76には、図示しない送受信部を介して、PC94などの上位機器から印刷を指示する印刷指令や印刷データなどが入力されるようになっている。制御部76は、PC94などからの印刷指令および印刷データに基づき、インクジェットヘッド44、キャリッジモーター40、紙送りモーター70、オートカッター74などの各部の駆動を、ドライバー群108を介して総括的に制御して、印刷動作、紙送り動作、カット動作、発行動作等を実行する。
カウント手段86は、プリンター機構部104のカット手段114と制御部76の記憶部90とに接続されている。カウント手段86は、カット手段114のオートカッター74の1回の動作ごとに、その回数、すなわちカット回数Cをカウントする。カット動作は、所定の長さの記録紙56からなる単票を1枚発行するごとに少なくとも1回実行されるため、カット回数Cをカウントすることにより、紙送りされる記録紙56の長さを知ることができる。カウントされたカット回数Cは、制御部76の記憶部90に記憶される。また、記憶部90には、プリンター機構部104の紙送り手段112の紙送り能力の低下が予想される記録紙56の累積長さの代用特性として所定のカット回数C1が記憶されている。
(プリンターの動作について)
次いで上述のプリンターの動作、特にカット手段でのカット回数をカウントして使用者に対して情報を表示する動作について、図5および図6を参照して説明する。図6は、メンテナンスを促す動作の流れを示すフローチャートである。
次いで上述のプリンターの動作、特にカット手段でのカット回数をカウントして使用者に対して情報を表示する動作について、図5および図6を参照して説明する。図6は、メンテナンスを促す動作の流れを示すフローチャートである。
図6に示すように、印刷紙送り工程ST1では、図5に示す紙送り手段112によって搬送される長尺状の記録紙56に対して、印刷手段110で所望の印刷情報を印刷する。次いで、カット工程ST2では、図5に示すカット手段114によって、印刷された記録紙56を所定の長さごとにカットして1枚の単票、すなわち1枚のリストバンドとして発行する。
図6に示すカウント工程ST3では、図5に示すカウント手段86で、カット手段114のオートカッター74のカット回数Cをカウントし、カット回数Cを制御部76の記憶部90に記憶させる。カット回数Cは、そのカット動作時に送られる制御部76からの信号をカウントしてもよいし、オートカッター74の可動刃74bの位置検出の信号をカウントしてもよい。判定工程ST4では、記憶部90に記憶された紙送り能力の低下が予想される所定のカット回数C1とカット動作ごとに記憶されるカット回数C(累積値)とを比較する。そして、カット動作ごとに記憶されるカット回数Cが所定のカット回数C1に達していない場合(No)は、印刷紙送り工程ST1に移行して上記動作を行う。カット動作ごとに記憶されるカット回数Cが所定のカット回数C1に達した場合(Yes)は、表示工程ST5に進む。
表示工程ST5では、図4および図5に示す表示手段88を用いて使用者にプリンター1のメンテナンスを促す表示を行う。例えば、図4に示すパワーLED96、エラーLED98、インクLED100、およびペーパーLED102を交互に点滅させてメンテナンスを行うように促してもよい。または、メンテナンス用のLEDを設けてそれを点灯もしくは点滅させてもよい。使用者は、この表示に基づいて、紙送り手段112のメンテナンスを行う。具体的には、紙送り手段112を構成する図3に示す繰り出しローラー48、押圧ローラー50、紙送りローラー66、および押圧ローラー68の周辺に付着する紙粉を除去してもよいし、各ローラーの表面を布のような拭き取り部材で拭き取ってもよい。
使用者による紙送り手段112のメンテナンスが終了した後は、図6に示すフローチャートのスタートに戻って通常の印刷発行動作を行う。なお、このとき、カット動作ごとに記憶されるカット回数Cをリセットしてもよいし、継続して累積値としてカット回数Cを記憶してもよい。継続してカット回数Cを記憶する場合は、所定のカット回数C1を複数設定することが望ましい。複数のカット回数C1は、所定の間隔で均等に設定してもよいし、メンテナンス回数が増えるごとに間隔を狭くしてもよい。
以下、本実施形態の効果を記載する。
(1)上述のプリンター1は、長尺状の記録紙56に情報を印刷してカットし所定の長さの単票を発行するという通常の動作において、カット回数Cをカウントして紙送り能力の低下が予想される所定のカット回数C1と比較するという簡単な方法により使用者にメンテナンスの必要性を通知してメンテナンスを促すことができる。そのため、継続使用や紙粉によるローラーの摩擦係数の低下を防ぐことができる。その結果、紙送り能力の低下を低減することができ、紙送り能力の低下による印刷品質の低下を防ぐことができる。
(1)上述のプリンター1は、長尺状の記録紙56に情報を印刷してカットし所定の長さの単票を発行するという通常の動作において、カット回数Cをカウントして紙送り能力の低下が予想される所定のカット回数C1と比較するという簡単な方法により使用者にメンテナンスの必要性を通知してメンテナンスを促すことができる。そのため、継続使用や紙粉によるローラーの摩擦係数の低下を防ぐことができる。その結果、紙送り能力の低下を低減することができ、紙送り能力の低下による印刷品質の低下を防ぐことができる。
(2)上述のプリンター1は、メンテナンスを促す表示手段88として、表記されている機能の状態や操作状況を示す複数のLEDを用いている。そのため、点灯状態や点滅等の表示方法により複数の情報を明確に表示することができる。
以上、本発明の実施形態について説明したが、上記実施形態に対しては、本発明の趣旨から逸脱しない範囲で様々な変形を加えることができる。例えば上記実施形態以外の変形例は、以下の通りである。
本実施形態では、表示手段88として複数のLEDを用いた場合について説明したがこれに限定されない。表示手段88として。例えば液晶等の表示パネルを用いて文字もしくは画像で情報を表示してもよい。また、記録紙56を所定の長さに切断して発行する単票としてリストバンドを例にあげて説明したがこれに限定されない。単票としては、チケット、レシート、ラベル等様々な形態が適用される。
1…プリンター、10…プリンター本体、20…ロール紙収納部、44…インクジェットヘッド、48…繰り出しローラー、50…押圧ローラー、54…ロール紙、56…記録紙、66…紙送りローラー、68…押圧ローラー、74…オートカッター、76…制御部、86…カウント手段、88…表示手段、90…記憶部、92…判定手段、94…PC、104…プリンター機構部、106…制御装置、108…ドライバー群、110…印刷手段、112…紙送り手段、114…カット手段。
Claims (2)
- 長尺状の記録紙に印刷情報を印刷する印刷手段と、
前記記録紙を搬送する紙送り手段と、
前記印刷手段で印刷された前記記録紙を任意の長さにカットするカット手段と、
前記カット手段でのカット回数をカウントするカウント手段と、
使用者に対する情報を表示する表示手段と、
これらを制御する制御部と、を有し、
前記カウント手段によってカウントされた前記カット回数が所定の回数に達したときに、前記表示手段にメンテナンスを促す表示をすることを特徴とするプリンター。 - 搬送される長尺状の記録紙に印刷情報を印刷する印刷紙送り工程と、
前記印刷紙送り工程で印刷された前記記録紙を任意の長さにカットするカット工程と、
前記カット工程でのカット回数をカウントし記憶するカウント工程と、
前記カウント工程でカウントされた前記カット回数が所定の回数に達したか否かを判定する判定工程と、
前記判定工程で前記カット回数が所定の回数に達したと判定されたときにメンテナンスを促す表示をする表示工程と、を有することを特徴とするプリンターの制御方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2011022427A JP2012161943A (ja) | 2011-02-04 | 2011-02-04 | プリンター、およびその制御方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2011022427A JP2012161943A (ja) | 2011-02-04 | 2011-02-04 | プリンター、およびその制御方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2012161943A true JP2012161943A (ja) | 2012-08-30 |
Family
ID=46841860
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2011022427A Withdrawn JP2012161943A (ja) | 2011-02-04 | 2011-02-04 | プリンター、およびその制御方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2012161943A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2015009514A (ja) * | 2013-06-28 | 2015-01-19 | 株式会社寺岡精工 | 台紙レスラベル発行装置 |
US11660889B2 (en) | 2020-02-21 | 2023-05-30 | Seiko Epson Corporation | Printing apparatus |
-
2011
- 2011-02-04 JP JP2011022427A patent/JP2012161943A/ja not_active Withdrawn
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2015009514A (ja) * | 2013-06-28 | 2015-01-19 | 株式会社寺岡精工 | 台紙レスラベル発行装置 |
US11660889B2 (en) | 2020-02-21 | 2023-05-30 | Seiko Epson Corporation | Printing apparatus |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US9132674B2 (en) | Printer and control method of a printer | |
US20180037040A1 (en) | Printer with force transmitting path selecting mechanism | |
JP5577935B2 (ja) | プリンター | |
US20140227017A1 (en) | Printer and Recording Medium | |
US9139017B2 (en) | Printing device, printhead, and method of positioning print media in a printer | |
US8167425B2 (en) | Method of printing an indication of defective printing, an inkjet printer, a printer driver, and a defective printing notification method | |
JP5404223B2 (ja) | シートの搬送機構、該搬送機構を有する記録装置、およびシートの搬送方法 | |
EP2735450B1 (en) | Image forming apparatus | |
JP2012161943A (ja) | プリンター、およびその制御方法 | |
JP2005001691A (ja) | 感熱性粘着シート用熱活性化装置 | |
US11267670B2 (en) | Label printer | |
JP2010036373A (ja) | 印刷装置、印刷システム、ニアエンド通知方法、および制御プログラム | |
JP2007203564A (ja) | ロール紙プリンタ、ロール紙繰り出し制御方法、およびロール紙繰り出し機構 | |
JP2015066719A (ja) | 印刷装置、及び、印刷装置の制御方法 | |
JP2015066935A (ja) | 印刷装置、印刷装置の制御方法、及び、プログラム | |
CN209980377U (zh) | 图像形成装置 | |
JP6299258B2 (ja) | 印刷装置、及び、印刷装置の制御方法 | |
JP2003246108A (ja) | 記録装置 | |
JP5218597B2 (ja) | ロール紙プリンタおよびロール紙プリンタの制御方法 | |
JP2015047828A (ja) | 媒体送り装置、印刷装置および媒体送り装置の制御方法 | |
JP3885878B2 (ja) | カッター装置及び該カッター装置を備えた記録装置 | |
US20080310907A1 (en) | Printer | |
JP4395788B2 (ja) | カッター装置及び該カッター装置を備えた記録装置 | |
JP2004188935A (ja) | プリンタおよびその制御方法 | |
JP2003300195A (ja) | インクジェット式記録装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20140513 |