JP2012161466A - 遊技機の基板ユニット - Google Patents

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Abstract

【課題】一種類の制御基板を複数の会社間で共通に使用できると共に、異なる会社間でのリユースを可能にした遊技機の基板ユニットを提供する。
【解決手段】開閉可能な基板ケース101(上下ケース103,104)内に制御基板105が収納されている遊技機の基板ユニット100において、鍵部108bと窓孔108cを有する目隠し板108の基板ケース101に対する取付位置に応じて、制御基板105に印刷された複数の社名の1つが窓孔108cから選択的に露呈されるようになすと共に、基板ケース101の外方へ突出する鍵部108bの位置が変化するようにし、正規の社名が分かるようにした基板ケース101から突出している鍵部108bのみを鍵穴120に挿入許可することにより、この基板ケース101が固定台102に取り付けられるようにした。
【選択図】図5

Description

本発明は、パチンコ機やスロットマシン等の遊技機に備えられる基板ユニットに関するものである。
パチンコ機やスロットマシン等の遊技機には遊技の制御を司る種々の制御基板が設けられており、この制御基板には「遊技機の製造業者の社名」や「当該基板の型式を特定するための番号、記号その他の符号」を印刷することが義務付けられている。通常、この種の制御基板は上ケースと下ケース内に収納されることで基板ユニットとして構成されており、この基板ユニットは遊技機の裏面や筐体内部に着脱可能に取り付けられている。
近年、遊技機の分野でも部品の共通化が推進されており、例えばA社用とB社用のパチンコ機に対して一種類の制御基板を共通に使用することで、基板の製造コストを削減しようとする試みがなされている。この場合、制御基板には対応する製造業者の社名と型式識別標識を印刷する必要があるため、基板に搭載される回路構成の共通化は図れるとしても、A社の製造業者識別標識と型式識別標識が印刷された基板と、B社の製造業者識別標識と型式識別標識が印刷された基板とを個別に製造して管理する必要がある。したがって、同一の制御内容を有する制御基板であるにも拘わらず、製造コストの大幅な低減化は困難となり、部品管理も煩雑になるという問題があった。
そこで、従来より、基板主体部の隅部に切断部を介して連接する複数の識別標識表示部を設けると共に、これら各識別標識表示部に製造業者名等を示す異なる識別標識(例えばA社用とB社用)を表示し、1つの切断部を除いて残りの切断部を基板主体部から切断することにより、任意の1つの識別標識表示部だけを基板主体部に一体に残すようにした制御基板が提案されている(例えば、特許文献1参照)。このように構成された制御基板では、A社の識別標識が表示された識別標識表示部を切断して除去すればB社用の制御基板となり、B社の識別標識が表示された識別標識表示部を切断して除去すればA社用の制御基板となるため、同一の回路構成部品を搭載した一種類の制御基板を製造するだけで、異なる2つの製造業者に対して制御基板を供給することができる。
特開2010−142471号公報
前述した従来技術によれば、不要な識別標識表示部を基板主体部から除去すると共に、必要な識別標識表示部だけを基板主体部に一体に残すことにより、一種類の制御基板を複数の製造会社用に共通に使用することができるため、基板の製造コストを削減することができる。しかしながら、不要とされる識別標識表示部を切断して基板主体部から除去することで所望の制御基板を得るようにしているため、例えばB社の識別標識が表示された識別標識表示部を除去してA社用の制御基板とした場合、この制御基板をB社用としてリユース(再使用)することはできず、循環型社会を構築するという昨今のトレンドに対応できていないという難点があった。
本発明は、このような従来技術の実情に鑑みてなされたもので、その目的は、一種類の制御基板を複数の会社間で共通に使用できると共に、異なる会社間でのリユースを可能にした遊技機の基板ユニットを提供することにある。
上記の目的を達成するために、本発明の基板ユニットは、開閉可能な一対のケースと、これらケース内に収納されると共に遊技機の製造業者を示す複数の社名が表示された制御基板と、前記ケースが取り付けられる固定台とを備え、前記ケースの内部に外方へ突出する鍵部を有する目隠し板が取り付けられており、この目隠し板の取付位置に応じて前記複数の社名の1つが選択的に露呈されるようになし、前記固定台に正規位置で突出する前記鍵部のみを受け入れる鍵穴が設けられているという構成にした。
このように構成された基板ユニットでは、制御基板を収納するケース内に取り付けられた目隠し板の取付位置に応じて複数の社名の1つが選択的に露呈されるため、一種類の制御基板を複数の会社間で共通に使用することができるだけでなく、目隠し板の鍵部が正規位置にあるケースだけを固定台に取り付け可能となっているため、不正行為に対するセキュリティ性を高めることができる。また、目隠し板のケースに対する取付位置を変更することにより、それまで目隠し板に隠されていた別の社名を露呈させることができるため、同一の制御基板を異なる複数の会社間でリユースすることが可能となる。
上記の構成において、鍵穴の形成位置を異にする複数種類の固定台を準備しておいても良いが、固定台に取付位置を可変とする可動体が固定されており、この可動体に鍵穴が形成されていると、可動体の固定台に対する取付位置を変更することにより、新たに正規の社名が分かるようにしたケースから突出する鍵部に鍵穴の位置を合わせることができるため、制御基板だけでなく固定台もリユースすることができる。
本発明による遊技機の基板ユニットは、制御基板を収納するケース内に取り付けられた目隠し板の取付位置に応じて複数の社名の1つが選択的に露呈されるため、一種類の制御基板を複数の会社間で共通に使用することができるだけでなく、目隠し板の鍵部が正規位置にあるケースだけを固定台に取り付け可能となっているため、不正行為に対するセキュリティ性を高めることができる。また、目隠し板のケースに対する取付位置を変更することにより、それまで目隠し板に隠されていた別の社名を露呈させることができるため、同一の制御基板を異なる複数の会社間でリユースすることが可能となる。
本発明の基板ユニットが取り付けられたパチンコ機の外観斜視図である。 図1に示すパチンコ機のガラス扉を開けた状態の外観斜視図である。 図1に示すパチンコ機の背面図である。 本発明の実施形態例に係る基板ユニットの外観斜視図である。 図4の基板ユニットに備えられる基板ケースと固定台の斜視図である。 図5に示す基板ケースの平面図である。 図5に示す基板ケースの分解斜視図である。 図6の基板ケースに備えられる上ケースと制御基板の斜視図である。 図6の基板ケースに備えられる下ケースと目隠し板の斜視図である。 図5に示す基板ケースの組立途中状態を示す斜視図である。 目隠し板の取付位置と露呈される社名の関係を示す説明図である。 図5に示す固定台の分解斜視図である。
発明の実施の形態について図面を参照して説明すると、図1に示すように、本発明の基板ユニットが取り付けられたパチンコ機(遊技機)Pは、遊技場の島設備に設置される縦長方形状の機枠1と、機枠1に扉状に開閉自在に取り付けられた本体枠2と、本体枠2の前面に扉状に開閉自在に取り付けられたガラス扉3等を備えており、ガラス扉3にはガラスやプラスチック等からなる透明板4が取り付けられている。
図2に示すように、機枠1の左側枠部には上側軸受け体5と下側軸受け体(図示せず)が固着されており、この下側軸受け体よりも下方の左下隅部には大型のスピーカ6が配設されている。一方、本体枠2の左側枠部の上下両端には第1ピン(図示せず)が設けられており、これら両第1ピンが対応する上下の軸受け体に軸支されることにより、本体枠2は機枠1に対して開閉自在となっている。
本体枠2の上部内側には遊技盤7が収納されており、この遊技盤7の盤面(前面)は透明板4を透して目視可能となっている。遊技盤7はガイドレール8等によって区画形成された遊技領域9を有しており、詳細な説明は省略するが、遊技領域9には可変表示装置や始動入賞口、一般入賞口、アタッカー装置、遊技釘、風車、アウト口等が設けられている。遊技盤7よりも下方の本体枠2はガラス扉3によって覆い隠される設置部2bとなっており、この設置部2b内の下部中央には遊技球を遊技領域9に向けて発射する発射装置10が配設されている。
本体枠2の右側枠部にはシリンダ錠11aを有する施錠装置11が設置されており、図示省略されているが、この施錠装置11は本体枠2の裏面に配置された後部施錠杆と本体枠2の前面に配置された前部施錠杆とを備えている。常態では、施錠装置11の後部施錠杆により機枠1に対して本体枠2が施錠されると共に、施錠装置11の前部施錠杆により本体枠2に対してガラス扉3が施錠されている。そして、シリンダ錠11aの鍵穴に図示せぬ鍵を差し込み、この鍵を一方向(例えば時計回り)へ回動すると、後部施錠杆が上動して本体枠2が開錠されるようになっている。また、シリンダ錠11aの鍵穴に差し込んだ鍵を他方向(反時計回り)へ回動すると、前部施錠杆が上動してガラス扉3が開錠されるようになっている。
ガラス扉3の左側枠部の上下両端には第2ピン(図示せず)が設けられており、これら両第2ピンを本体枠2の上下の軸孔(図示せず)に挿入することにより、ガラス扉3は本体枠2に対して開閉自在となっている。図1に戻り、ガラス扉3には遊技盤7の盤面に対向する大きな開口3aが開設されており、この開口3aは透明板4によって塞がれている。ガラス扉3の前面上部には比較的小型のスピーカ12が左右に1個ずつ配設されており、これらスピーカ12と前述した大型のスピーカ6とによって遊技に関する様々な効果音を発するようになっている。また、ガラス扉3の前面下部には、遊技盤7の裏面に配設された球払出装置(後述する)から払い出された遊技球を収容する上段受皿13と、上段受皿13から排出された遊技球を収容する下段受皿14と、遊技者による押下操作が可能なプッシュ釦15とが設けられており、上段受皿12の右側方には発射装置10の発射強度を調整するための操作ハンドル16が配設されている。
図3に示すように、このパチンコ機Pの背面側には、遊技に関する主要な処理を行う主制御処理部17と、主制御処理部17からの指令を受けて可変表示装置やスピーカ等の各種装置を制御する副制御処理18と、賞球払出装置19と、主制御処理部17からの指令を受けて賞球払出装置19を制御する払出制御処理部20と、操作ハンドル16の回動量に応じて発射装置10の作動を制御する発射制御処理部21と、賞球数や大当たり回数等の各種情報を遊技場のホールコンピュータに出力する外部端子基板22等が設けられている。
主制御処理部17は、CPU(Central Processing Unit)と、予め定められた制御プログラムを格納するROM(Read Only Memory)と、生成された処理情報の一時記憶および記憶した情報の削除を行うRAM(Random Access Memory)等が実装された制御基板(メイン基板)とを備えており、このCPUがROMに格納された各種プログラムやデータを読み込んで実行することにより、遊技に関する主要な処理が行われる。後述するように、制御基板は基板ユニット100の構成部品である基板ケース内に収納されており、この基板ケースが固定台を介して遊技盤7の裏面に支持されている。
次に、基板ユニット100の詳細な構造について図4〜図12を参照しながら説明すると、本実施形態例に係る基板ユニット(遊技機の基板ユニット)100は、内部を目視可能な透明材料からなる基板ケース101と、この基板ケース101が取り付けられる固定台102とを備えている。
まず、基板ケース101について説明すると、この基板ケース101は矩形箱状の上ケース103と下ケース104とからなり、両ケース103,104はスライド嵌合によって重ね合わされるようになっている。そして、これら上ケース103と下ケース104の内部に収納空間が形成されており、この収納空間にRAM等が実装された前述の制御基板105が収納されている(図6参照)。
図7と図8に示すように、上ケース103の一隅部はシール装着部103aとなっており、このシール装着部103a内に貫通孔103bが形成されている。制御基板105の一方の短辺側には突出部105aが形成されており、この制御基板105は上ケース103の内部に図示せぬネジを用いて固定されるようになっている。制御基板105の表面には、前述した主制御処理部17の回路構成部品やコネクタ等(いずれも図示せず)が実装される他、第1識別標識部106と第2識別標識部107が印刷されている。第1識別標識部106には「パチンコ機(遊技機)の製造業者の名称」を示す複数の社名が印刷されており、これら各社名は突出部105a上に形成されている。本実施形態例の場合、突出部105aに制御基板105の短辺方向に沿って上から順に、製造業者が○○社であることを示す「○○」と、製造業者が△△社であることを示す「△△」と、製造業者が××社であることを示す「××」の3つが並記されている。また、第2識別標識部107には「当該基板の型式」を特定するための番号、記号その他の符号が印刷されており、この第2識別標識部107は制御基板105の任意位置に形成されている。
図9に示すように、下ケース104の一方の短辺側は載置部104aとなっており、この載置部104a上に目隠し板108が搭載されるようになっている。また、下ケース104には載置部104aから側方へ突出する位置決め突起104bが形成されると共に、載置部104a内にネジ孔104cと複数の位置決め溝104dが形成されている。本実施形態例の場合、3つの位置決め溝104dが一定の間隔を保って載置部104aの上下方向に沿って配列されている。
目隠し板108は、載置部104a上に搭載される長板状の本体部108aと、本体部108aの上端部に形成された円柱状の鍵部108bとで構成されており、鍵部108bは本体部108aの長手方向と直交する方向へ延びている。本体部108aには矩形状の窓孔108cと3つの取付孔108dが形成されており、本体部108aの裏面には凸部(図示せず)が形成されている。そして、この凸部を任意の位置決め突起104bに嵌め込むことにより、本体部108aは下ケース104の短手方向(図9の矢印A−A方向)に沿って載置部104a上の所定位置に位置決めされる。鍵部108bは下ケース104の上部外方へ突出しており、本体部108aの載置部104aに対する取付位置が変わると、それに応じて鍵部108bの下ケース104に対する突出量も変化する。具体的には、目隠し板108を下ケース104に対して図11(a)〜(c)に示す3位置に取り付けることができ、位置決め突起104bと鍵部108b間の距離は、図11(a)に示す取付位置で最小のL1、図11(b)に示す取付位置で中間のL2、図11(c)に示す取付位置で最大のL3となる。
下ケース104の載置部104aと目隠し板108の本体部108aとの間には若干のスペースが確保されており、上ケース103と下ケース104をスライド嵌合によって重ね合わせることによって、このスペース内に制御基板105の突出部105aが挿入されるようになっている(図6参照)。その際、目隠し板108の載置部104aに対する取付位置に応じて、突出部105a上に印刷された第1識別標識部106の複数の社名の1つが窓孔108cから露出し、残り2つの社名が本体部108aによって隠蔽される。具体的には、窓孔108cから露出する第1識別標識部106の社名は、図11(a)に示す目隠し板108の取付位置で「××」、図11(b)に示す目隠し板108の取付位置で「△△」、図11(c)に示す目隠し板108の取付位置で「○○」となる。また、目隠し板108の取付位置に応じて1つの取付孔108dが下ケース104のネジ孔104cと重なるようになっており、上ケース103と下ケース104をスライド嵌合によって重ね合わせた後、ねじ109を上ケース103の貫通孔103bから取付孔108dに挿入してネジ孔104cに螺入することにより、上ケース103と下ケース104が目隠し板108を挟持した状態で一体化されて基板ケース101を構成するようになっている。
図7に示すように、この基板ケース101に対し上ケース103のシール装着部103aと下ケース104の裏面に跨がるように封印シール110が貼り付けられ、この封印シール110によって両ケース103,104を固定しているねじ109が覆われるようになっている。封印シール110は裏面に粘着層が形成された矩形状のベースシートを備えた公知のものであり、詳細については説明を省略するが、粘着層にはICタグが埋め込まれている。このICタグは、ベースシートの対角線に沿って延びる長尺状のアンテナと、アンテナの中央付近に配置されたICチップとを備えており、ICチップに記憶された固有の識別情報がリーダー機によって読み取り可能となっている。なお、封印シール110のベースシートは手指を用いて簡単に破ることが可能であり、ベースシートを破ることによってICタグも同時に切断される。
さらに、基板ケース101に対して封印シール110を覆うように上シールカバー111と下シールカバー112が固定され、これによって両ケース103,104は制御基板105を収納した状態で封印される。平板状の上シールカバー111は透明な樹脂成形品からなり、この上シールカバー111は上ケース103のシール装着部103aに超音波溶着により固定されている。上シールカバー111には切除容易部111aが形成されており、この切除容易部111aは円形孔の内周面に十字状の桟部を連続させた形状に形成されている。そして、上シールカバー111をシール装着部103aに超音波溶着すると、貫通孔103bの真上に切除容易部111aが位置するようになっている。一方、下シールカバー112は断面L字状に形成されており、この下シールカバー112も下ケース104に超音波溶着により固定されている。
次に、固定台102について説明すると、図5と図12に示すように、この固定台102は、遊技盤7の裏面に強固に取り付けられた縦長形状の支持本体113と、支持本体113の上部側面にかしめピン114を用いて固定される可動体115とで構成されている。支持本体113の上部前面には3つの取付孔113aが上下方向に沿って一列に形成されており、これら取付孔113aの配列ピッチ(間隔)は前述した下ケース104の位置決め溝104dの配列ピッチと同じに設定されている。また、支持本体113の上部前面には「パチンコ機(遊技機)の製造業者の名称」を示す複数の社名が固定側識別標識部116として刻印されており、この固定側識別標識部116は各取付孔113aの側方に近接して形成されている。固定側識別標識部116の各社名は制御基板105の第1識別標識部106に対応しており、本実施形態例の場合、最上段の取付孔113aの側方に「○○社」、中央の取付孔113aの側方に「△△社」、最下段の取付孔113aの側方に「××社」がそれぞれ刻印されている。一方、支持本体113の上部側面には切欠き部117が形成されており、この切欠き部117は上下方向に延びるスリット117aを有している。さらに、支持本体113の下部側面には位置決め孔118が形成されており、この位置決め孔118に対して下ケース104の位置決め突起104bが挿入されるようになっている。
可動体115は、前後方向に対向する前面板115aおよび後面板115bと、これら前面板115aと後面板115bを繋ぐ長方形状の側板部115cとで構成されており、前面板115aはスリット117a内に上下動可能に挿入されている。前面板115aには保持孔119が形成されており、前面板115aをスリット117aに沿って上下動させることにより、保持孔119を各取付孔113aの1つと選択的に一致させることができるようになっている。そして、保持孔119を任意の取付孔113aに一致させた状態で、当該取付孔113aに対して支持本体113の前方からかしめピン114を挿入し、このかしめピン114の先端を保持孔119に嵌め込むことにより、可動体115の支持本体113に対する取付位置を複数位置(本実施形態例では3位置)に変更可能となっている。なお、かしめピン114の先端が矢尻状に形成されているため、かしめピン114の頭部等を破壊しない限り、保持孔119に嵌め込まれたかしめピン114を取付孔113aから抜き取ることはできない。また、各取付孔113aの側方位置に固定側識別標識部116の社名が刻印されているため、取付孔113aを塞ぐかしめピン114の頭部とその側方の社名を目視することにより、いずれの会社用の固定台102であるかを瞬時に判断することができる。
可動体115の側板部115cには丸孔形状の鍵穴120が形成されており、この鍵穴120に基板ケース101から突出する目隠し板108の鍵部108bが挿入されるようになっている。ただし、固定台102における鍵穴120と位置決め孔118間の距離が、固定台102に取り付けようとする基板ケース101の鍵部108と位置決め突起104b間の距離(L1,L2,L3)と一致していない場合、目隠し板108の鍵部108bを可動体115の鍵穴120に挿入することができないため、この場合は当該基板ケース101を固定台102に取り付けることはできなくなる。
前述したような目隠し板108を用いて複数の製造業者名の中から1つ、例えば「××」社用の基板ケース101を製造する場合について説明する。まず、制御基板105を上ケース103の内部に図示せぬネジを用いて固定すると共に、目隠し板108の本体部108aを下ケース104の載置部104aの最下位置に搭載し、鍵部108bを最も少ない突出量で下ケース104の上部外方へ突出させる。次いで、上ケース103と下ケース104をスライド嵌合によって重ね合わせ(図10参照)、図6に示すように、上ケース103に固定された制御基板105の突出部105aを下ケース104の載置部104aと本体部108a間のスペース内に挿入する。これにより、図11(a)に示すように、第1識別標識部106の複数の社名の1つ「××」が目隠し板108の窓孔108cから露出し、残り2つの社名「△△」と「○○」が本体部108aによって隠蔽される。このとき、下ケース104の側面に形成された位置決め突起104bと目隠し板108の鍵部108b間の距離は最小値L1となる。
次いで、ねじ109を用いて上ケース103と下ケース104および目隠し板108の三者を一体化した後、ねじ109の上から封印シール110を上ケース103のシール装着部103aと下ケース104の裏面に跨がるように貼り付ける(図7参照)。その後、封印シール110の上から上シールカバー111と下シールカバー112を被せ、これら両シールカバー111,112を対応するケース103,104に超音波溶着して固定する(図5参照)。これにより基板ケース101(上ケース103と下ケース104)の封印が完了し、この状態で目隠し板108の窓孔108c内に露呈する社名「××」のみが透明な上ケース103を通して目視されるため、この基板ケース101は「××」社用の制御基板105を収納した基板ケースとして製造される。
このようにして製造された基板ケース101を固定台102に取り付けるためには、固定台102も「××」社用の固定台であること、すなわち、基板ケース101の側方へ突出する目隠し板108の鍵部108bと位置決め突起104bをそれぞれ固定台102の鍵穴120と位置決め孔118に挿入できなくてはならない。「××」社用の固定台102を製造するには、可動体115を支持本体113のスリット117aに沿って上下動させ、保持孔119が最下段の取付孔113aと一致した位置で当該取付孔113aにかしめピン114を挿入し、このかしめピン114の先端を保持孔119に嵌め込めば良い。その結果、図5に示すように、可動体115が支持本体113に対して最下部の取付位置で固定されるため、固定台102における鍵穴120と位置決め孔118間の距離が、基板ケース101における鍵部108と位置決め突起104b間の距離L1と等しくなり、この固定台102は「××」社用の固定台となる。したがって、かかる「××」社用の固定台102の鍵穴120と位置決め孔118に対して、「××」社用として製造した基板ケース101の鍵部108bと位置決め突起104bをそれぞれ挿入することにより、図4に示すように、固定台102に基板ケース101が取り付けられた「××」社用の基板ユニット100を得ることができる。
なお、「△△」社用の基板ユニット100を得るためには、「△△」社用の基板ケース101と「△△」社用の固定台102を製造する必要がある。「△△」社用の基板ケース101を製造する場合は、目隠し板108の本体部108aを下ケース104の載置部104aの中間位置に搭載し、図11(b)に示すように、目隠し板108の窓孔108c内に「△△」を露呈させると共に、鍵部108bと位置決め突起104b間の距離を中間値L2に設定すれば良く、それ以外は「××」社用の基板ケース101を製造する場合と同じである。一方、固定台102については、かしめピン114を真中の取付孔113aに挿入して可動体115の保持孔119に嵌め込むと、可動体115が支持本体113に対して中間部の取付位置で固定され、それによって鍵穴120と位置決め孔118間の距離が基板ケース101における鍵部108と位置決め突起104b間の距離L2と等しくなるため、この固定台102は「△△」社用の固定台となる。したがって、かかる「△△」社用の固定台102の鍵穴120と位置決め孔118に対して、「△△」社用として製造した基板ケース101の鍵部108bと位置決め突起104bをそれぞれ挿入することにより、固定台102に基板ケース101が取り付けられた「△△」社用の基板ユニット100を得ることができる。
同様に、「○○」社用の基板ユニット100を得るためには、「○○」社用の基板ケース101と「○○」社用の固定台102を製造する必要がある。「○○」社用の基板ケース101を製造する場合は、目隠し板108の本体部108aを下ケース104の載置部104aの最上位置に搭載し、図11(c)に示すように、目隠し板108の窓孔108c内に「○○」を露呈させると共に、鍵部108bと位置決め突起104b間の距離を最大値L3に設定すれば良く、それ以外は「××」や「△△」社用の基板ケース101を製造する場合と同じである。一方、固定台102については、かしめピン114を最上段の取付孔113aに挿入して可動体115の保持孔119に嵌め込むと、可動体115が支持本体113に対して最上部の取付位置で固定され、それによって鍵穴120と位置決め孔118間の距離が基板ケース101における鍵部108と位置決め突起104b間の距離L3と等しくなるため、この固定台102は「○○」社用の固定台となる。したがって、かかる「○○」社用の固定台102の鍵穴120と位置決め孔118に対して、「○○」社用として製造した基板ケース101の鍵部108bと位置決め突起104bをそれぞれ挿入することにより、固定台102に基板ケース101が取り付けられた「○○」社用の基板ユニット100を得ることができる。
以上説明したように、本実施形態例に係る基板ユニット100では、基板ケース101に対する目隠し板108の取付位置に応じて、制御基板105に印刷された複数の社名の1つが窓孔108cから選択的に露呈されるようになっているため、回路構成等を同じくする一種類の制御基板105を複数の会社間で共通に使用することができ、各会社毎に製造基板を個別に製造する場合に比べると、部品管理を含めたトータルの製造コストを大幅に低減することができる。しかも、基板ケース101から突出する鍵部108bの位置が目隠し板108の取付位置に応じて変化し、正規位置で突出する鍵部108bのみが固定台102の鍵穴120に挿入許可されるようになっているため、正規の社名が分かるようにした基板ケース101しか固定台102に取り付けることができず、不正行為に対するセキュリティ性を高めることができる。また、例えば「××」社専用のパチンコ機(遊技機)に使用されていた制御基板105を別の「△△」社や「○○」社用としてリユース(再使用)する場合、基板ケース101(上ケース103と下ケース104)を開封して目隠し板108の取付位置を変更すれば、目隠し板108の窓孔108c内に別の社名を露呈させることができるため、異なる複数の会社間でのリユースが可能となる。
また、固定台102の支持本体113に設けられた複数の取付孔113aの1つにかしめピン114を嵌め込むことにより、鍵穴120を有する可動体115が支持本体113に対して取付位置を変えられるようになっているため、例えば「××」社専用のパチンコ機(遊技機)に使用されていた固定台102を別の「△△」社や「○○」社用としてリユース(再使用)する場合、かしめピン114を破壊して取付孔113aから取り除いた後、可動体115の取付位置を変更して新たなかしめピン114を別の取付孔113aに嵌め込めば良く、制御基板105だけでなく固定台102もリユースすることができる。しかも、各取付孔113aの側方には制御基板105の第1識別標識部106に対応する社名が表示されているため、取付孔113aに嵌め込まれたピン114の頭部とその側方に表示された社名を目視することにより、いずれの会社用の固定台102であるかを瞬時に判断することができる。
なお、上記実施形態例において、制御基板105に第1識別標識部106や第2識別標識部107とは別に図示せぬ第3識別標識部を設け、この第3識別標識部に「当該基板の管理情報」を示すデータをQRコード(登録商標)やバーコードとして印刷したり、ICチップとして基板に埋め込むようにしても良く、このような第3識別標識部を設けておくと、仮に目隠し板108が基板ケース101から不正に取り外されて第1識別標識部106の全ての社名が露呈したとしても、この第3識別標識部のデータから制御基板105の管理情報を確認することができる。
また、上記実施形態例では、本発明の基板ユニット100をパチンコ機Pに適用した場合について説明したが、スロットマシン等の他の遊技機についても同様に適用可能であることは言うまでもない。
7 遊技盤
100 基板ユニット
101 基板ケース
102 固定台
103 上ケース
104 下ケース
104a 載置部
104b 位置決め突起
104c ネジ孔
104d 位置決め溝
105 制御基板
105a 突出部
106 第1識別標識部
108 目隠し板
108a 本体部
108b 鍵部
108c 窓孔
108d 取付孔
110 封印シール
111 上シールカバー
112 下シールカバー
113 支持本体
113a 取付孔
114 かしめピン
115 可動体
116 固定側識別標識部
117 切欠き部
117a スリット
118 位置決め孔
119 保持孔
120 鍵穴
P パチンコ機(遊技機)

Claims (2)

  1. 開閉可能な一対のケースと、これらケース内に収納されると共に遊技機の製造業者を示す複数の社名が表示された制御基板と、前記ケースが取り付けられる固定台とを備え、
    前記ケースの内部に外方へ突出する鍵部を有する目隠し板が取り付けられており、この目隠し板の取付位置に応じて前記複数の社名の1つが選択的に露呈されるようになし、前記固定台に正規位置で突出する前記鍵部のみを受け入れる鍵穴が設けられていることを特徴とする遊技機の基板ユニット。
  2. 請求項1の記載において、前記固定台に取付位置を可変とする可動体が固定されており、この可動体に前記鍵穴が形成されていることを特徴とする遊技機の基板ユニット。
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