JP2012159043A - 発電プラント、発電プラントにおける吸気冷却制御装置及び発電プラントの運転制御方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】ガスタービン発電プラント1Aは、圧縮機3の吸気を冷却する吸気冷却装置100を備えている。吸気冷却装置100は、冷凍機23A〜23D、冷却水ポンプ35A,35B、吸気冷却器8、冷却水流量調整弁33、吸気冷却制御装置21等を含んでいる。吸気冷却制御装置21は、ガスタービン発電目標値と、大気温度TE5に基づいて、吸気冷却器8の作動の要否を判断し、その作動が必要と判断した場合に、ガスタービン発電目標値、大気温度TE5、圧縮機吸気温度TE1、冷却水温度TE3に基づいて、複数台の冷凍機23A〜23Dの運転台数の制御と、複数台の冷却水ポンプ35A,35Bの運転台数の制御と、吸気冷却器8への冷却水の流量を制御する。
【選択図】図1
Description
この問題を解決する一手段として、圧縮機へ流入させる吸入空気を冷却するための吸気冷却装置を備えたガスタービン発電プラント、コンバインドサイクル発電プラントにおいて、圧縮機への吸気の温度(吸気温度)を低下させる技術として特許文献1に記載された技術がある。
そして、吸気冷却制御装置は、少なくとも、ガスタービンへの出力指令値と、第1吸気温度センサの検出する吸気冷却器の上流側における吸気流路の吸気の温度に基づいて、吸気冷却器の作動の要否を判断し、吸気冷却器の作動が必要と判断した場合に、少なくともガスタービンへの出力指令値と、第1吸気温度センサ及び第2吸気温度センサの検出する吸気冷却器の上流側及び下流側における夫々の吸気流路の吸気の温度と、吸気冷却器出口冷却水温度センサの検出する戻りの冷却水温度と、に基づいて、複数台の冷凍機の運転台数の制御と、複数台の冷却水ポンプの運転台数の制御と、冷却水流量調整弁が吸気冷却器へ供給する冷却水の流量を制御することを特徴とする。
また、冷凍機等のメンテンナス、冷凍機の故障等の場合に、当該の冷凍機だけを運転から切離して対処することができるので、吸気冷却装置の能力を全喪失するということがなく、1台の大容量冷凍機の場合よりも、リスク分散の観点で有利となる。また、冷凍機として、例えば、コンパクトで一体型のターボ式冷凍機を用いることにより、冷凍機の起動と停止が容易になる。
更に、吸気冷却制御装置は、吸気冷却作動判断手段を含んでいるので吸気冷却器の作動を運転員の判断操作によらず自動的に行うことができる。更に、圧縮機吸気温度設定手段、冷却水温度目標範囲設定手段、冷凍機運転台数制御手段、冷却水ポンプ台数制御手段、冷却水流量制御手段を含んでいるので、ガスタービンへの出力指令値にガスタービン出力が追従可能なように運転員が介入操作することが不要となり、運転員の負担を軽減することが可能となる。
先ず、図1から図8を参照して第1の実施形態に係る発電プラントであるガスタービン発電プラント1Aについて説明する。
図1は、吸気冷却装置を備えたガスタービン発電プラントの概略構成図である。図2は、図1における発電機制御部と吸気冷却制御部の機能構成ブロック図である。
ガスタービン発電プラント1Aは、主に、圧縮機3、燃焼器4、ガスタービン5、発電機6、吸気冷却装置100を含んで構成されている。
圧縮機3は、空気(大気)を吸入して圧縮する。燃焼器4は、圧縮機3で圧縮された空気と燃料供給配管9から供給される燃料とを混合燃焼させ、高温高圧の燃焼ガスを生成する。そして、燃焼器4で生成された高温高圧の燃焼ガスによりガスタービン5が回転させられ回転駆動力を得る。
吸気冷却装置100については詳細に後記する。
つまり、吸気冷却制御部21は、発電機制御部20Aとの間で相互に通信可能に接続され、発電機制御部20Aの制御指令に従って吸気冷却装置100全体の運転を統括制御する。
発電機制御部20Aの機能については、図2の説明の中で詳しく説明する。
吸気流路7の吸気冷却器入口側吸気流路7aには、吸気大気62Aの温度を検出する吸気温度センサ(第1吸気温度センサ)57が設けられ、大気温度TE5を示す信号が吸気冷却制御部21に入力されるとともに、吸気流路7の吸気冷却器出口側吸気流路7bには、圧縮機吸気62Bの温度を検出する吸気温度センサ(第2吸気温度センサ)51が設けられ、圧縮機吸気温度TE1を示す信号が吸気冷却制御部21に入力される。
ここで、吸気冷却器入口側吸気流路7a、吸気冷却器出口側吸気流路7bが、夫々、特許請求の範囲に記載の「吸気冷却器の上流側及び下流側における夫々の前記吸気流路」に対応する。
本実施形態におけるガスタービン発電プラント1Aは、前記した吸気冷却器8、吸気温度センサ51、吸気温度センサ57を含む吸気冷却装置100を備えている。以下に、吸気冷却装置100の詳細な構成を説明する。
吸気冷却装置100は、図1に示すように前記した吸気冷却器8、吸気冷却制御部21、4台の冷凍機23(図1では符号23A〜23Dで表示)、冷却水流量調整弁33、2台の冷却水ポンプ35A,35B、吸気温度センサ51,57、冷却水温度センサ52、冷却水温度センサ(吸気冷却器出口冷却水温度センサ)53、配管等を含んで構成されている。
4台の冷凍機23(図1では符号23A〜23Dで表示)は、夫々同じ構成であり、その冷却能力も同一であるので、代表的に冷凍機23Aを例にその詳細な構成を説明する。
冷凍機23Aは、冷媒を圧縮して断熱膨張させたときに冷媒側が冷却水と熱交換して冷却水から吸熱して、冷却水の温度を低下させる型式の冷凍機であり、例えば、モータ駆動のターボ式冷凍機である。冷凍機23Aは、冷凍機本体24A、冷凍機本体24Aで冷却された冷却水を吐出する冷却水出口配管27A、冷凍機本体24Aに冷却されるべき冷却水を供給する冷却水戻り配管28A、冷却水出口配管27Aに設けられて冷凍機本体24Aで冷却された冷却水の温度である冷凍機出口側の冷却水温度TE4Aを検出する温度センサ54A、冷凍機本体24Aの運転をオン/オフ制御したりする冷凍機制御装置25Aを含んで構成されている。
そのため、冷凍機制御装置25Aは、ターボ式冷凍機のモータの回転速度を制御するCPU等を含む制御回路の他に、発電機6の発電端から電力を給電されて、所要の電力をターボ式冷凍機のモータに供給する、例えば、インバータ等の電源回路を含んでいる。
ちなみに、冷凍機制御装置25Aは、前記した目標の冷却水温度を入力して設定する入力手段、例えば、タッチパネル等の表示手段と入力手段を兼ねたものを含んでいる。
冷凍機制御装置25Aは、吸気冷却制御部21から冷凍機本体24Aが運転中に運転停止指令を受けたときは、冷凍機本体24Aを停止する。
冷凍機23A〜23Dは、公知の冷凍機であり、これ以上の詳細な構成は省略する。
冷凍機23A〜23D夫々の冷却水出口配管27A〜27Dは、冷却水供給配管29Aに接続され、冷凍機23A〜23Dから供給された冷却された冷却水は夫々冷却水供給配管29Aに集められる。冷却水供給配管29Aは、三方弁である冷却水流量調整弁33の弁入口33aに接続されている。冷却水流量調整弁33の第1の弁出口33bには、冷却水供給配管29Bの一端が接続され、冷却水供給配管29Bの他端は吸気冷却器8の冷却水入口8aに接続されている。吸気冷却器8の冷却水出口8bには冷却水戻り配管30Aの一端が接続され、冷却水戻り配管30Aの他端はT字接続部30aに接続している。
冷却水流量調整弁33の第2の弁出口33cには、バイパス配管31の一端が接続し、バイパス配管31の他端はT字接続部30aに接続する。T字接続部30aには、冷却水戻り配管30Bの一端が更に接続し、冷却水戻り配管30Bの他端側は、2本の冷却水戻り配管34A,34Bに分岐し、夫々冷却水ポンプ35A,35Bの吸込み側に接続している。
また、吸気冷却器8内の前記多数本の細管は、水平又は垂直方向であって、吸気の流れ方向に対して直角方向に配されて吸気を冷却する構成でも良い。
なお、冷却水ポンプ35A,35Bの吐出側には、図示しない逆止弁が設けられ、運転時には吐出圧で開状態になり、停止時には閉状態になる。
これは、冷却水ポンプ35A,35Bのうちの一方だけが運転状態のときに、冷却水ポンプ35A,35Bのうちの停止している他方から冷却水が逆流するのを防止するためである。
次に、図2を参照しながら発電機制御部20Aの機能構成を説明する。発電機制御部20Aは、例えば、専用回線で発電会社の給電指令所と接続している。発電機制御部20Aは、機能部として、給電要求指令値受信部101、ガスタービン発電目標値設定部102、燃料供給量制御部105を含んで構成されている。これらの機能部は、発電機制御部20Aの前記した演算回路ボードに設けられたROM内に格納されたプログラムをCPUが実行することで実現される。その際、ROM内に格納されたマップデータが適宜用いられる。
ガスタービン発電目標値設定部102は、目標値フィードバック補正部102aを有している。ガスタービン発電目標値設定部102は、給電要求指令値受信部101から入力された送電端出力目標値QTOutに対し、予め設定されROM内に格納された図示しない所内負荷マップに基づいて所内負荷を推定し、送電端出力目標値QTOutに推定した所内負荷を加算してガスタービン発電目標値(ガスタービンへの出力指令値)QTGを推定算出する。推定算出された仮のガスタービン発電目標値QTGとして燃料供給量制御部105及び、吸気冷却制御部21に入力する。その後、目標値フィードバック補正部102aで送電端出力目標値QTOutと送電端出力QOutとの送電端出力偏差ΔQOutと、現在の発電端出力QGmとに基づいて、目標値フィードバック補正部102aで演算補正したガスタービン発電目標値QTGを燃料供給量制御部105及び吸気冷却制御部21に入力する。
ちなみに、圧縮機吸気温度TE1、大気温度TE5のデータは、吸気冷却制御部21からの通信回線で発電機制御部20Aに入力される。
なお、現在の発電端出力QGmがガスタービン発電目標値QTGになるように燃料流量調整弁10の弁開度を補正制御しても良い。
次に、図2を参照しながら適宜、図3から図6を参照して、吸気冷却制御部21の機能構成を説明する。吸気冷却制御部21は、専用通信線で発電機制御部20Aと接続している。吸気冷却制御部21は、機能部として、大気温度下ガスタービン最大発電量算出部(吸気冷却作動判断手段)201、吸気冷却作動要否判断部(吸気冷却作動判断手段)202、圧縮機吸気温度目標値設定部(圧縮機吸気温度設定手段)203、冷凍機運転台数制御部(冷凍機運転台数制御手段)204、冷却水流量制御部(冷却水流量制御手段)205、冷却水ポンプ運転制御部(冷却水ポンプ台数制御手段)206を含んで構成されている。
これらの機能部は、吸気冷却制御部21の後記する演算回路ボードに設けられたROM内に格納されたプログラムやマップデータをCPUが実行することで実現される。
本実施形態では、吸気冷却制御部21は、電動弁や電動ポンプのモータに電力を供給するモータコントローラは、図示しない現場制御盤として配置されているとして説明する。
先ず、図3を参照しながら大気温度下ガスタービン最大発電量算出部201(図2参照)について説明する。図3は、ガスタービン発電プラントにおける圧縮機吸気温度TE1とガスタービンによる最大発電出力QGmaxとの関係の概念的説明図である。横軸は圧縮機吸気温度(冷却器の下流側の吸気流路における吸気の温度)TE1(℃単位)を示し、縦軸はガスタービン5(図1参照)による発電端出力である最大発電出力QGmaxを示している。このマップデータは、前記した吸気冷却制御部21のROMに格納されている。
ちなみに、図3に示すように圧縮機吸気温度−最大発電出力の特性曲線X1は略直線的に圧縮機吸気温度TE1の増加に対し最大発電出力QGmaxは略直線的に減少する。従って、図3に示すように特性曲線X1上で、例えば、S1からS2のポイントに圧縮機吸気温度TE1を低下させると、最大発電出力QGmaxは増加させることができる。
ちなみに前記したマップデータの代わりに、関数やテーブルを用いても良い。
この大気温度下での発電機6の最大発電出力QGmaxは、圧縮機吸気温度TE1が吸気冷却器8(図1参照)で冷却されること無く、そのまま圧縮機3(図1参照)に吸気された場合の可能な最大発電出力QGmaxである。
吸気冷却作動要否判断部202(図2参照)は、大気温度下ガスタービン最大発電量算出部201から入力された最大発電出力QGmaxと、発電機制御部20Aのガスタービン発電目標値設定部102から入力されたガスタービン発電目標値QTGを比較し、ガスタービン発電目標値QTGが最大発電出力QGmaxを上回り、かつ、吸気温度センサ57が検出した大気温度TE5が吸気冷却装置運転開始仕様点(吸気冷却装置運転開始仕様温度)TE5thを超える条件を満たしたときに吸気冷却器8の作動が必要と判断する。そして、図2に示すように吸気冷却作動指令C2を圧縮機吸気温度目標値設定部203、冷凍機運転台数制御部204、冷却水流量制御部205に出力する。
このような例として、ガスタービン発電目標値QTGが最大発電出力QGmaxを上回っていても、大気温度TE5が吸気冷却装置運転開始仕様点TE5th以下のときが考えられる。そのようなときは、大気温度TE5が低く、吸気を吸気冷却器8で冷却しても圧縮機吸気温度TE1を十分下げる効果が低く、発電機6の発電出力の増加が余り期待できない。その結果、冷凍機23A〜23Dの運転のために無駄な所内負荷が増大し、送電端出力QOutが逆に低下する可能性があるため、吸気冷却作動要否判断部202は吸気冷却作動指令C2を出力しない。
圧縮機吸気温度目標値設定部203(図2参照)は、吸気冷却作動要否判断部202から吸気冷却作動指令C2を受けている状態のとき、ガスタービン発電目標値設定部102から入力されたガスタービン発電目標値QTGを図3のマップデータにおける縦軸上の最大発電量QGmaxとして、それに対応する圧縮機吸気温度TE1を圧縮機吸気温度目標値TE1*として設定し、冷却水流量制御部205、冷却水ポンプ運転制御部206に出力する。
冷凍機運転台数制御部204(図2参照)は、戻りの冷却水温度上下限設定部(冷却水温度目標範囲設定手段)204aを有している。そして、戻りの冷却水温度上下限設定部204aは、予め実験的に設定又はシミュレーション解析で設定されたデータマップを参照し、例えば、ガスタービン発電目標値設定部102から入力されたガスタービン発電目標値QTG、圧縮機吸気温度目標値TE1*、大気温度TE5に基づいて、冷却水温度TE3の上限値TE3* Hi、下限値TE3* Lowを設定する(図6の(b)参照)。
このため、冷却水温度上下限設定部204aで用いられる前記上限値TE3* Hi、下限値TE3* Lowを求めるための前記データマップは、パラメータとして、ガスタービン発電目標値QTG、圧縮機吸気温度目標値TE1*、大気温度TE5を用いた多次元マップである。同じ大気温度TE5でも、圧縮機吸気温度目標値TE1*が低いほど上限値TE3* Hi、下限値TE3* Lowは、低く設定される。また、同じ大気温度TE5でも、ガスタービン発電目標値QTGが高いほど上限値TE3* Hi、下限値TE3* Lowは、低く設定される。
上限値TE3* Hi、下限値TE3* Lowを前記したいずれの方法で設定するにしても、上限値TE3* Hi、下限値TE3* Lowの値は、冷凍機23(図2では23A〜23Dで表示)を冷凍機出口側の冷却水温度TE4(図2ではTE4A〜TE4Dで表示)一定の制御で運転できる範囲の値である。
次に、図4、図5を参照しながら適宜、図2を参照して冷却水流量制御部205(図2参照)の機能について説明する。図4は、図1における冷却水流量制御弁の制御の流れを示すフローチャート、図5の(a)は、三方弁である冷却水流量調整弁の周囲の概略構成の説明図、図5の(b)は、冷却水流量調整弁の弁開度の説明図である。
冷却水流量制御部205(図2参照)は、吸気温度センサ51(図2参照)が検出した圧縮機吸気温度TE1が圧縮機吸気温度目標値設定部203(図2参照)で設定した圧縮機吸気温度目標値TE1*になるように冷却水流量調整弁33の弁開度を制御する。この制御は、繰り返し制御である。
ステップS04では、冷却水流量制御部205は、所定弁開度だけ吸気冷却器8への通水側の弁開度を増加し、逆にバイパス配管31への弁開度を同じ所定弁開度だけ減ずる(「吸気冷却器通水側の弁開度を増加し、逆にバイパス側の弁開度を減ずる」)。
ステップS06では、冷却水流量制御部205は、所定弁開度だけ吸気冷却器8への通水側の弁開度を減じ、逆にバイパス配管31への弁開度を同じ所定弁開度だけ増加する(「吸気冷却器通水側の弁開度を減じ、逆にバイパス側の弁開度を増加する」)。
また、前記した冷却水流量調整弁33の弁開度の調整において、ステップS04,S06では、所定の弁開度だけ弁開度調整するとし、TE1−TE1*の差分の大小によらず一定弁開度の弁開度調整としたのは、冷却水供給配管29Aを流れる冷却水流量や、圧力は冷却水ポンプ35A,35Bの運転台数により依存するので、冷却水流量調整弁33の弁開度制御を単純にするためである。
この待機運転は、吸気冷却制御部21において自動で行わせても良いし、運転員が図示しないコンソールの操作をして吸気冷却制御部21に指令が出せるようにしても良い。
次に、図2、図6を参照しながら冷却水ポンプ運転制御部206について説明する。図6は、大気温度TE5の変動に対応した冷凍機及び冷却水ポンプの運転台数の変化の推移の説明図であり、(a)は、大気温度TE5の時間推移の説明図、(b)は、冷却水温度TE3に基づく冷凍機の運転台数の時間変化の説明図、(c)は、冷却水ポンプの運転台数の時間変化の説明図である。図6は、便宜的に送電端出力目標値QTOutが一定であった場合に、大気温度TE5の変動、及び冷却水温度TE3の変化に伴い、冷凍機23A〜23D及び冷却水ポンプ35A,35Bが起動・停止する時間推移を示している。
大気温度TE5が上昇する過程では、吸気冷却装置100には、より急速な圧縮機吸気の冷却能力の増加が要求されるので、運転を開始していない冷凍機23を事前に待機状態においておく必要があるためである。これに対し、大気温度TE5が降下する過程では、圧縮機吸気の冷却能力の減少の速度は緩やかであり、吸気冷却装置100には、運転していない状態の冷凍機23の能力に余裕を持たせて待機させる必要が無いためである。
ガスタービン5(図1参照)は、大気温度TE5が上昇すると発電出力が低下する特性を持つため、吸気冷却装置運転開始仕様点TE5thを超えても吸気冷却器8を作動させない場合(吸気冷却装置100を不使用時)、大気温度TE5の上昇に伴い発電端出力QGmは減少する。従って、破線の曲線X2Aで示す送電端出力QOutも大気温度TE5の上昇に伴い減少する。
なお、ガスタービン発電プラント1Aは、大気温度TE5の上昇時の送電端出力QOutの低下を抑制できるが、発電した電力の一部を冷凍機23A〜23D(4台使用が前提ベース)、冷却水ポンプ35A,35B(2台使用が前提ベース)等の所内負荷の動力として使用することになる。従って、吸気冷却装置100を不使用時の破線の曲線Y2Aで示した送電端効率ηOutよりも吸気冷却装置100を使用時の実線の曲線Y2Bで示した送電端効率ηOutの方が低下する。
ちなみに、大気温度上昇時の送電端出力QOutの低下を抑制の効果を矢印αで示すように、大気温度TE5が大きいほど大きくなるが、送電端効率ηOut(%)の低下の最大値βは、吸気冷却装置運転開始仕様点TE5thで生じる。
定格の送電端出力QOutR以下では、吸気冷却装置100を不使用時の送電端効率ηOutを示す曲線Y30が常に最大を示す。冷凍機23の運転台数が増加することにより最大の送電端出力QOutmaxを増大させることができるが、冷凍機23の運転台数が1台ずつ増加するにつれ曲線Y31,Y32,Y33,Y34と送電端効率ηOut(%)は低下する。その故に吸気冷却装置100は、給電要求指令値C1が吸気冷却装置100不使用時の定格の送電端出力QOutRを超える場合に使用した方が有効であり、吸気冷却装置100不使用時の定格の送電端出力QOutRを超えない場合には、吸気冷却装置100を不使用とすることが経済的に有効となる。
この吸気冷却装置100不使用時の定格の送電端出力QOutRは、大気温度TE5が吸気冷却装置運転開始仕様点(吸気冷却装置運転開始仕様温度)TE5thを示したときの大気温度下ガスタービン最大発電量算出部201(図2参照)において算出される最大発電出力QGmaxと対応している。
また、冷凍機23A〜23Dの運転台数増加により最大の送電端出力QOutmaxが増加する反面、送電端効率ηOutは低下するため、給電要求指令値C1を満足する範囲で、冷凍機23A〜23Dのうちの運転台数、冷却水ポンプ35A,35Bの運転台数を最小にした自動運転ができる構成としており、給電要求指令値C1に送電端出力QOutを自動追従させつつ、送電端効率ηOutの低下の抑制に有効である。
また、吸気冷却装置100の不使用、使用の判断を吸気冷却制御部21において自動的に行い、吸気冷却装置100の使用時の吸気冷却器8の冷却能力の制御、つまり、圧縮機吸気温度目標値TE1*の設定とそれに圧縮機吸気温度TE1を追従させる制御が運転員の介入が無く自動で行えるので、運転員の負担を大幅に軽減することが可能となる。
次に、図1から図12を参照して第2の実施形態に係る発電プラントであるコンバインドサイクル発電プラント1Bについて説明する。
第1の実施形態と同じ構成については同じ符号を付し、重複する説明を省略する。
図9は、吸気冷却装置を備えたコンバインドサイクル発電プラントの概略構成図である。図10は、図9における発電機制御部と吸気冷却制御部の機能構成ブロック図である。
コンバインドサイクル発電プラント1Bは、主に、圧縮機3、燃焼器4、ガスタービン5、高圧タービン16Aと低圧タービン16B、発電機6、排熱回収ボイラ13、吸気冷却装置100を含んで構成されている。
本実施形態では、ガスタービン5の駆動力は、駆動軸5aを介して圧縮機3に伝え圧縮機3を回転駆動するとともに、更に圧縮機3の吸気側の回転軸から延伸された駆動軸5bが高圧タービン16Aと低圧タービン16Bのロータ軸16a,16bと接続し、それらを介してガスタービン5の回転駆動力と高圧タービン16Aと低圧タービン16Bで発生した回転駆動力が発電機6に伝えられ、発電機6を回転駆動して発電する。
ガスタービン5から排出されるガスタービン排ガス63(図9中、「GT排ガス63」と表示)は、排気ダクト11Aに接続して配置された排熱回収ボイラ13を通過し、前記した高圧タービン16Aと低圧タービン16Bを駆動する蒸気を発生させた後、排気ダクト11Bから図示しないスタックを経て排気される。
ちなみに、低圧蒸気ヘッダには、図示しない水位センサが設けられ、後記する発電機制御部20Bにその信号が入力されている。
前記した高圧蒸気発生段の加熱管群の上部ヘッダ(以下、「高圧蒸気ヘッダ」と称する)は、高圧主蒸気管15Bに接続されている。
低圧蒸気ヘッダにおいて収集された蒸気の一部は、ガスタービン排ガス63の流れの最上流側の高圧蒸気発生段の加熱管群の下部ヘッダに供給され、加熱されて高圧蒸気となり高圧蒸気ヘッダから高圧主蒸気管15Bを経て、高圧タービン16Aの蒸気入口へ供給される。
つまり、吸気冷却制御部21は、発電機制御部20Bとの間で相互に通信可能に接続され、発電機制御部20Bの制御指令に従って吸気冷却装置100全体の運転を統括制御する。
その際、ガスタービン排ガス温度TE6とガスタービン排ガス流量に基づいて、蒸気タービン(高圧タービン16A、低圧タービン16B)で発電する発電量を推定算出して、その分だけ減じてガスタービン発電目標値QTGを生成する。そして、ガスタービン発電目標値QTGを吸気冷却制御部21に入力する。
発電機制御部20Bの機能については、図10の説明の中で詳しく説明する。
次に、図10を参照しながら発電機制御部20Bの機能構成を説明する。発電機制御部20Bは、例えば、専用回線で発電会社の給電指令所と接続している。発電機制御部20Bは、機能部として、給電要求指令値受信部101、ガスタービン・蒸気タービン発電目標値設定部103、排熱回収ボイラ・蒸気タービン制御部104、燃料供給量制御部105を含んで構成されている。これらの機能部は、発電機制御部20Bの前記した演算回路ボードに設けられたROM内に格納されたプログラムをCPUが実行することで実現される。その際、ROM内に格納されたマップデータが適宜用いられる。
ガスタービン・蒸気タービン発電目標値設定部103は、目標値フィードバック補正部103aを有している。ガスタービン・蒸気タービン発電目標値設定部103は、給電要求指令値受信部101から入力された送電端出力目標値QTOutに対し、温度センサ73からのガスタービン排ガス温度TE6、排ガス流量センサ75からのガスタービン排ガス流量及び大気温度TE5に基づいて、予め設定されROM内に格納された図示しない蒸気タービン出力マップを参照して蒸気タービン発電目標値QTSを推定算出する。
ガスタービン・蒸気タービン発電目標値設定部103は、推定算出したガスタービン発電目標値QTGを燃料供給量制御部105及び吸気冷却制御部21に入力する。その後、目標値フィードバック補正部103aで送電端出力目標値QTOutと送電端出力QOutとの送電端出力偏差ΔQOutと、現在の発電端出力QGmとに基づいて、目標値フィードバック補正部103aで演算補正したガスタービン発電目標値QTGを燃料供給量制御部105及び、吸気冷却制御部21に入力する。
なお、本実施形態における所内負荷分の電力には、第1の実施形態における所内負荷として例示されたものの他に、蒸気タービン(高圧タービン16A、低圧タービン16B)による発電のための給水ポンプ19の動力分が加算されている。
ちなみに、圧縮機吸気温度TE1、大気温度TE5のデータは、吸気冷却制御部21からの通信回線で発電機制御部20Bに入力される。
そして、排熱回収ボイラ・蒸気タービン制御部104は、蒸気タービン発電目標値QTSに基づく給水ポンプ19の回転速度制御の補正として、前記した低圧蒸気ヘッダの水位が予め設定された目標水位となるように公知の技術で水位一定優先の給水ポンプ19の回転速度制御を行う。
ちなみに、前記した蒸気タービン発電目標値QTSに推定誤差があっても、目標値フィードバック補正部103aにおいて送電端出力QOutが送電端出力目標値QTOutになるようにガスタービン発電目標値QTGを補正するので、蒸気タービン(高圧タービン16A、低圧タービン16B)による実際の発電量に応じてガスタービン発電目標値QTGが補正される。
なお、現在の発電端出力QGmがガスタービン発電目標値QTGになるように燃料流量調整弁10の弁開度を補正制御しても良い。
コンバインドサイクル発電プラント1Bの場合、大気温度TE5の上昇に伴うガスタービン5の出力低下に加え、大気温度TE5の上昇に伴う復水器18(図9参照)の真空度低下による蒸気タービンの出力低下も加味される。
なお、図11において大気温度TE5の値をA*、B*,C*,D*とパラメータにし、略直線の曲線X3A,X3B,X3C,X3Dで、コンバインドサイクル発電プラント1Bの発電端出力である最大発電出力QGmax−圧縮機吸気温度TE1の特性曲線を示している。ここで大気温度TE5の値は、A*<B*<C*<D*の順に大気温度TE5が高い状態を示している。
ちなみに、蒸気タービン(高圧タービン16A、低圧タービン16B)の実際の発電出力に応じてガスタービン発電目標値QTGは補正されている。
ガスタービン5(図9参照)は、大気温度TE5が上昇すると発電出力が低下する特性を持つため、吸気冷却装置運転開始仕様点TE5thを超えても吸気冷却器8を作動させない場合(吸気冷却装置100を不使用時)、大気温度TE5の上昇に伴い発電端出力QGmは減少する。従って、破線の曲線X4Aで示す送電端出力QOutも大気温度TE5の上昇に伴い減少する。このとき、大気温度TE5の上昇に伴う復水器真空度の低下により、蒸気タービン(高圧タービン16A及び低圧タービン16B)の出力も低下するので、ガスタービン発電プラント1Aの場合よりも発電端出力QGmの減少度合いは急になる。
ちなみに、大気温度上昇時の送電端出力QOutの低下を抑制の効果矢印γで示すように、大気温度TE5が大きいほど大きくなるが、送電端効率ηOut(%)の低下の最大値δは、吸気冷却装置運転開始仕様点TE5thで生じる。
図示は省略するが、ガスタービン5が圧縮機3を駆動するとともに第1の発電機を駆動し、高圧タービン16A及び低圧タービン16Bは、第2の発電機を駆動する構成でも本実施形態と同様に容易に吸気冷却装置100を適用できる。
なお、第1の実施形態及び第2の実施形態の吸気冷却装置100において、冷凍機23は、冷凍機23A〜23Dの4台とし、冷却水ポンプ35は、冷却水ポンプ35A,35Bの2台とする構成としたがそれに限定されるものではない。
冷凍機23を6台とし、冷却水ポンプ35は、冷却水ポンプ35A,35Bの2台とする構成としても良いし、冷凍機23を6台とし、冷却水ポンプ35は、3台とする構成としても良く、適宜、ガスタービンの容量に合わせて少なくとも複数台である冷凍機23の台数、少なくとも複数台である冷却水ポンプ35の台数を決めるものである。
更に、第1の実施形態及び第2の実施形態では、複数の冷凍機23(冷凍機23A〜23D)は、全て同じ冷却能力としたがそれに限定されるものではない。
1B コンバインドサイクル発電プラント(発電プラント)
3 圧縮機
4 燃焼器
5 ガスタービン
6 発電機
7 吸気流路
7a 吸気流路(吸気冷却器の上流側における吸気流路)
7b 吸気流路(吸気冷却器の下流側における吸気流路)
8 吸気冷却器
9 燃料供給配管
10 燃料流量調整弁
11,11A,11B 排気ダクト
13 排熱回収ボイラ
14 給水配管
15A 低圧主蒸気管
15B 高圧主蒸気管
15C 低温再加熱蒸気管
15D 高温再加熱蒸気管
16A 高圧タービン(蒸気タービン)
16B 低圧タービン(蒸気タービン)
16a,16b 駆動軸
18 復水器
19 給水ポンプ
20A,20B 発電機制御部(発電機制御装置)
21 吸気冷却制御部(吸気冷却制御装置)
23A,23B,23C,23D 冷凍機
24A,24B,24C,24D 冷凍機本体
25A,25B,25C,25D 冷凍機制御装置
27A,27B,27C,27D 冷却水出口配管
28A,28B,28C,28D 冷却水戻り配管
29A,29B 冷却水供給配管
30A,30B 冷却水戻り配管
31 バイパス配管
33 冷却水流量調整弁
34A,34B,36 冷却水戻り配管
35A,35B 冷却水ポンプ
51 吸気温度センサ(第2吸気センサ)
52 冷却水温度センサ
53 冷却水温度センサ(吸気冷却器出口冷却水温度センサ)
54A,54B,54C,54D 温度センサ
57 吸気温度センサ(第1吸気温度センサ)
58,59 電力センサ
62A 吸気大気
62B 圧縮機吸気
63 ガスタービン排ガス
71 燃料流量センサ
73 温度センサ
75 排ガス流量センサ
100 吸気冷却装置
101 給電要求指令値受信部
102 ガスタービン発電目標値設定部
102a 目標値フィードバック補正部
103 ガスタービン・蒸気タービン発電目標値設定部
103a 目標値フィードバック補正部
104 排熱回収ボイラ・蒸気タービン制御部
105 燃料供給量制御部
201 大気温度下ガスタービン最大発電量算出部
202 吸気冷却作動要否判断部(吸気冷却作動判断手段)
203 圧縮機吸気温度目標値設定部(圧縮機吸気温度設定手段)
204 冷凍機運転台数制御部(冷凍機運転台数制御手段)
204a 戻りの冷却水温度上下限設定部(冷却水温度目標範囲設定手段)
205 冷却水流量制御部(冷却水流量制御手段)
206 冷却水ポンプ運転制御部(冷却水ポンプ台数制御手段)
C1 給電要求指令値
C2 吸気冷却作動指令
C3 冷凍機運転台数情報
TE1 圧縮機吸気温度(冷却器の下流側の吸気流路における吸気の温度)
TE2 冷却水温度
TE3 冷却水温度(戻りの冷却水温度)
TE4A,TE4B,TE4C,TE4D 冷却水温度
TE5 大気温度(冷却器の上流側の吸気流路における吸気の温度)
TE6 ガスタービン排ガス温度
TE1* 圧縮機吸気温度目標値
QGmax 最大発電出力
QGm 発電端出力
QOut 送電端出力
QTG ガスタービン発電目標値(ガスタービンへの出力指令値)
QTS 蒸気タービン発電目標値
QTOut 送電端出力目標値
Claims (5)
- 圧縮機と、該圧縮機からの圧縮空気と燃料を混合して燃焼する燃焼器と、該燃焼器からの燃焼ガスにより回転駆動されるガスタービンと、を備え、該ガスタービンが前記圧縮機を回転駆動するとともに発電機を駆動する発電プラントにおいて、
前記圧縮機の吸気を冷却する吸気冷却装置を備え、
該吸気冷却装置は、
複数台の冷凍機と、
前記複数台の冷凍機に冷却水を戻して循環させる複数台の冷却水ポンプと、
前記圧縮機へ吸気を導く吸気流路に配置され、前記吸気と熱交換して冷却する吸気冷却器と、
前記複数台の冷凍機から供給される冷却水を集合させて前記吸気冷却器に供給する冷却水供給配管と、
前記吸気冷却器からの戻り冷却水を前記複数台の冷却水ポンプに戻す冷却水戻り配管と、
前記冷却水供給配管から前記冷却水戻り配管にバイパス配管を介して流す分岐部分に設けられ、前記吸気冷却器に供給する前記冷却水の流量を調整するとともに、前記バイパス配管を通じて過剰の前記冷却水を前記冷却水戻り配管に流す冷却水流量調整弁と、
前記吸気冷却器の上流及び下流側における夫々の前記吸気流路の前記吸気の温度を測定する第1吸気温度センサ及び第2吸気温度センサと、
前記吸気冷却器からの戻りの冷却水温度を検出する吸気冷却器出口冷却水温度センサと、
前記複数台の冷凍機と、前記複数台の冷却水ポンプと、前記冷却水流量調整弁と、を制御する吸気冷却制御装置と、
を含み、
前記吸気冷却制御装置は、
少なくとも、前記ガスタービンへの出力指令値と、前記第1吸気温度センサの検出する前記吸気冷却器の上流側における前記吸気流路の前記吸気の温度に基づいて、前記吸気冷却器の作動の要否を判断し、
前記吸気冷却器の作動が必要と判断した場合に、少なくとも前記ガスタービンへの出力指令値と、前記第1吸気温度センサ及び第2吸気温度センサの検出する前記吸気冷却器の上流側及び下流側における夫々の前記吸気流路の前記吸気の温度と、前記吸気冷却器出口冷却水温度センサの検出する前記戻りの冷却水温度と、に基づいて、前記複数台の冷凍機の運転台数の制御と、前記複数台の冷却水ポンプの運転台数の制御と、前記冷却水流量調整弁が前記吸気冷却器へ供給する前記冷却水の流量を制御することを特徴とする発電プラント。 - 圧縮機と、該圧縮機からの圧縮空気と燃料を混合して燃焼する燃焼器と、該燃焼器からの燃焼ガスにより回転駆動されるガスタービンと、該ガスタービンを回転駆動した後排出された排気ガスの熱で蒸気を生成する排熱回収ボイラと、該排熱回収ボイラで生成された蒸気により回転駆動される蒸気タービンと、該蒸気タービンを回転駆動させた蒸気を凝縮させる復水器と、を備え、
前記ガスタービンが前記圧縮機を回転駆動するとともに第1の発電機を回転駆動し、更に前記蒸気タービンも前記第1の発電機を駆動する発電プラント、もしくは、前記ガスタービンが前記圧縮機を回転駆動するとともに前記第1の発電機を回転駆動し、更に前記蒸気タービンが第2の発電機を駆動する発電プラントにおいて、
前記圧縮機の吸気を冷却する吸気冷却装置を備え、
該吸気冷却装置は、
複数台の冷凍機と、
前記複数台の冷凍機に冷却水を戻して循環させる複数台の冷却水ポンプと、
前記圧縮機へ吸気を導く吸気流路に配置され、前記吸気と熱交換して冷却する吸気冷却器と、
前記複数台の冷凍機から供給される冷却水を集合させて前記吸気冷却器に供給する冷却水供給配管と、
前記吸気冷却器からの戻り冷却水を前記複数台の冷却水ポンプに戻す冷却水戻り配管と、
前記冷却水供給配管から前記冷却水戻り配管にバイパス配管を介して流す分岐部分に設けられ、前記吸気冷却器に供給する前記冷却水の流量を調整するとともに、前記バイパス配管を通じて過剰の前記冷却水を前記冷却水戻り配管に流す冷却水流量調整弁と、
前記吸気冷却器の上流及び下流側における夫々の前記吸気流路の前記吸気の温度を測定する第1吸気温度センサ及び第2吸気温度センサと、
前記吸気冷却器からの戻りの冷却水温度を検出する吸気冷却器出口冷却水温度センサと、
前記複数台の冷凍機と、前記複数台の冷却水ポンプと、前記冷却水流量調整弁と、を制御する吸気冷却制御装置と、
を含み、
前記吸気冷却制御装置は、
少なくとも、前記ガスタービンへの出力指令値と、前記第1吸気温度センサの検出する前記吸気冷却器の上流側における前記吸気流路の前記吸気の温度に基づいて、前記吸気冷却器の作動の要否を判断し、
前記吸気冷却器の作動が必要と判断した場合に、少なくとも前記ガスタービンへの出力指令値と、前記第1吸気温度センサ及び第2吸気温度センサの検出する前記吸気冷却器の上流側及び下流側における夫々の前記吸気流路の前記吸気の温度と、前記吸気冷却器出口冷却水温度センサの検出する前記戻りの冷却水温度と、に基づいて、前記複数台の冷凍機の運転台数の制御と、前記複数台の冷却水ポンプの運転台数の制御と、前記冷却水流量調整弁が前記吸気冷却器へ供給する前記冷却水の流量を制御することを特徴とする発電プラント。 - 前記複数台の冷凍機は、その出口側の前記冷却水の温度を所定の一定値に冷却するように冷凍機制御装置により制御されることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の発電プラント。
- 請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の発電プラントにおける前記吸気冷却制御装置であって、
少なくとも前記ガスタービンへの出力指令値と、前記第1吸気温度センサの検出する前記吸気冷却器の上流側における前記吸気流路の前記吸気の温度に基づいて吸気冷却器の作動の要否を判断する吸気冷却作動判断手段と、
少なくとも前記ガスタービンへの出力指令値と、前記第1吸気温度センサの検出する前記吸気冷却器の上流側の前記吸気の温度に基づいて前記吸気冷却器の下流側における前記吸気流路の前記吸気の目標温度を設定する圧縮機吸気温度設定手段と、
前記吸気冷却器出口冷却水温度センサの検出する前記戻りの冷却水温度に対して上限値と下限値を設定する冷却水温度目標範囲設定手段と、
前記複数台の冷凍機の運転台数を制御する冷凍機運転台数制御手段と、
前記複数台数の冷却水ポンプの運転台数の制御をする冷却水ポンプ台数制御手段と、
前記第2吸気温度センサの検出する前記吸気冷却器の下流側の前記吸気の温度が、前記圧縮機吸気温度設定手段により設定された前記吸気の目標温度になるように前記冷却水流量調整弁を制御する冷却水流量制御手段と、
を有し、
前記冷凍機運転台数制御手段は、前記吸気冷却作動判断手段が前記吸気冷却器の作動を必要とすると判断した場合に、
前記冷却水温度目標範囲設定手段により設定された前記戻りの冷却水温度に対する前記上限値を前記戻りの冷却水温度が超えたとき、前記冷凍機の運転台数を増加させ、
前記冷却水温度目標範囲設定手段により設定された前記戻りの冷却水温度に対する前記下限値を前記戻りの冷却水温度が下回ったとき、前記冷凍機の運転台数を減少させ、
前記冷却水ポンプ台数制御手段は、前記冷凍機運転台数制御手段が運転させている前記冷凍機の台数に基づいて前記冷却水ポンプの運転台数を制御することを特徴とする発電プラントにおける吸気冷却制御装置。 - 請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の発電プラントにおける発電プラントの運転制御方法であって、
前記吸気冷却制御装置は、前記ガスタービンへの出力指令値に基づいて前記吸気冷却器の下流側における前記吸気の目標温度を設定する圧縮機吸気温度設定手段を有し、
前記第2吸気温度センサが検出する吸気温度が、前記吸気の目標温度になるように、少なくとも前記吸気冷却器出口冷却水温度センサが検出した前記戻りの冷却水温度に基づき前記冷凍機の運転台数と前記冷却水ポンプの運転台数を制御することを特徴とする発電プラントの運転制御方法。
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