JP2012158563A - 腸管免疫増強作用を有する組成物 - Google Patents
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Abstract
【課題】
ヒトを含む動物における、ストレスの結果として生じる免疫能、とりわけ腸管免疫系の機能低下を改善する作用を有する組成物を提供する。
【解決手段】
本発明は、ストレス負荷によって低下した腸管免疫の機能を回復させ、あるいはストレス負荷による腸管免疫能の低下を抑制し、しかも必要以上に腸管免疫能を高めないことによって、常に免疫システムを正常レベルに保つ効果を有する腸管免疫増強剤または腸管免疫増強食品、及びそれを含有する家畜飼料等のストレス性疾患予防用及び/又は治療用組成物に関する。
【選択図】図1
ヒトを含む動物における、ストレスの結果として生じる免疫能、とりわけ腸管免疫系の機能低下を改善する作用を有する組成物を提供する。
【解決手段】
本発明は、ストレス負荷によって低下した腸管免疫の機能を回復させ、あるいはストレス負荷による腸管免疫能の低下を抑制し、しかも必要以上に腸管免疫能を高めないことによって、常に免疫システムを正常レベルに保つ効果を有する腸管免疫増強剤または腸管免疫増強食品、及びそれを含有する家畜飼料等のストレス性疾患予防用及び/又は治療用組成物に関する。
【選択図】図1
Description
本発明は、酒粕由来の組成物を有効成分とする、副作用のない安全性が高く、優れた腸管免疫増強効果を有する食品、動物用飼料及び医薬品を提供するものである。
本発明は、酒粕由来の組成物からなる腸管免疫増強剤または腸管免疫増強食品に関する。詳しくは、本発明は、ストレス負荷によって低下した腸管免疫の機能を回復させ、あるいはストレス負荷による腸管免疫能の低下を抑制し、しかも必要以上に腸管免疫能を高めないことによって、常に免疫システムを正常レベルに保つ効果を有する腸管免疫増強剤または腸管免疫増強食品、及びそれを含有する家畜飼料等のストレス性疾患予防用及び/又は治療用の腸管免疫増強作用を有する組成物に関する。
ヒトの体において、口腔、鼻腔、呼吸器官、消化管などの体の内側で外界に接している部分は、粘膜と呼ばれるバリアーで覆われ、その粘膜は、外部より持ち込まれた異物を排除する機能を有する。特に、消化管にある腸管粘膜は、生体が外界と接する面としてはもっとも広く、多くのウイルス、細菌、寄生虫、病原性抗原や食物抗原と接する部位である。同時に、腸管粘膜は、摂取した食物とも接する器官でもある。そのため、腸管粘膜は、生命維持に必要な水分・栄養成分あるいは腸内常在細菌叢に対しては異常な反応をせずに、消化・吸収あるいは共生できる器官であると同時に、異物・微生物・抗原等の「悪玉」に対しては生体を守るため免疫反応を起こして排除する巧妙な制御を行う器官でもある。このように、腸管粘膜には、高度な免疫応答システムが存在するといわれている。
腸管で誘導される主要な免疫応答の1つが、免疫グロブリンの一種であるIgA抗体の産生である。IgA抗体は、病原菌の腸管粘膜からの侵入阻止、毒素の中和、アレルゲンの侵入阻止などに働き、その分泌増加は、腸管免疫の賦活化を促す。腸管におけるIgA抗体産生で重要な役割を果たす組織の1つがパイエル板であり、とりわけ、パイエル板内の白血球であるB細胞、T細胞および抗原提示細胞が大きく関わっている。T細胞および抗原提示細胞は、B細胞を活性化する作用を有している。活性化したB細胞の増加によって、IgAの産生量が亢進することはすでに知られている。
腸管免疫力を向上させる食品成分として、乳酸菌、麹カビあるいは酵母などの食用微生物やそれらの細胞壁成分、またはシイタケなど担子菌類の多糖類、特にβ−グルカン類などが知られている。これらの中で、近年プロバイオティックス、即ち、腸管フローラを改善することによって有益な作用をもたらす生きた微生物として、その整腸作用や免疫賦活作用が提案されている(特許文献1)。その他、植物由来の乳酸菌による免疫増強作用に注目した食品素材も数多く提案されている(特許文献2〜5)。
酒粕は、清酒もろみを圧搾して清酒を分離した残りであって、食用、漬物用、粕取り焼酎の原料等として利用されている。近年、栄養面だけでなく、酒粕の機能性を解明する研究が盛んに行われており、酒粕に含まれる食物繊維が血清や肝臓の総コレステロール値の上昇を抑制することが記載されており(非特許文献1)、酒粕によってナチュラルキラー細胞の活性が増強されることが言及されている(非特許文献2)。また、マウスへの酒粕投与によるD-ガラクトサミン誘発肝障害を抑制することなどが報告されている(非特許文献3)。酒粕等の米原料をタンパク質分解酵素処理して得られるペプチド混合物が疲労軽減剤として有効であることが提案されている(特許文献6)。さらには、酒粕等の米原料醸造物が、発酵処理によってγ−アミノ酪酸の含有量を増加させることができるため、免疫調節剤や抗アレルギー剤として有用であることが提案されている(特許文献7)。
農芸化学会誌 71,137-143,l997
醸造協会誌98,750-765,2003
醸造協会誌101,893-299,2006
本発明は、パイエル板を活性化し、IgA抗体産生向上による腸管免疫力増強作用を目的とする。
項1.酒粕を有効成分として含有する腸管免疫増強用組成物 。
項2.項1記載の組成物を含有する腸管免疫増強用食品。
項3.項1記載の組成物を含有する腸管免疫増強用動物用飼料。
項4.項1記載の組成物を含有する腸管免疫増強医薬品。
項2.項1記載の組成物を含有する腸管免疫増強用食品。
項3.項1記載の組成物を含有する腸管免疫増強用動物用飼料。
項4.項1記載の組成物を含有する腸管免疫増強医薬品。
日本酒は、原料米を蒸し、これに水、麹菌と酵母菌を加え、これらの微生物による原料米の発酵によって造られる。すなわち、原料米の澱粉質を麹菌の出す酵素で糖化し、この糖の酵母菌によるアルコール発酵によって製造する。この原料米と微生物が一体になったモロミを濾過した液が日本酒になり、そこで濾過物として副生されるのが酒粕である。したがって、上記酒粕は、麹菌による糖化作用によって生成するブドウ糖等の甘味成分、酵母菌によるアルコール発酵で生成するアルコール分、原料米由来あるいは麹菌や酵母菌由来のタンパク質、タンパク分解酵素の作用によって生成するペプチドもしくはアミノ酸、その他、ビタミン類、多糖類、ポリペプチドなどを含有し、更に麹菌、酵母菌の残渣物を含む組成物である。日本酒の醸造方法は、公知の方法で、吟醸酒、純米酒、本醸造酒等を醸造することができ、それらの日本酒の醸造後に得られる酒粕であれば、腸管免疫増強組成物とすることができる。また、本発明に用いられる酒粕は、事実上の日本酒の醸造にともなって得られる酒粕以外にも、日本酒の醸造とその原理を同じくする処理を上記原料に施すことによっても得ることができる。
本発明において用いられる酒粕処理物は、そのまま用いても良いし、凍結乾燥やスプレードライなどの処理を行って乾燥品として用いても良い。本発明の腸管免疫増強組成物において、上記酒粕を、その合算総重量の固形分換算で1質量%以上含むことが好ましく、5質量%以上含むことがより好ましい。また、本発明にかかる腸管免疫増強組成物は、前記酒粕処理物そのものからなるものでもよいし、当該処理物を有効成分とし、医・薬学上または食品衛生・栄養学上許容される他の成分を含んでなるものであってもよい。かかる成分の種類及び配合量は本発明の効果を損なわないことを限度として適宜設定することができる。
以下に、実施例によって本発明をより具体的に説明するが、本発明はこれらに限定されるものではない。
酒粕の凍結乾燥物を表1記載のとおりの割合(質量%)で、実験区(第2群および第3群) には 酒粕凍結乾燥物を含有せしめた飼料を調製した。4適齢SDjcl系雄性ラットを1群7匹使用して対照区の飼料で一週間飼育し、さらに、それぞれの飼料で2週間飼育した。その後、20時間絶食状態とし、2%アンモニアを0.5ml/体重100g直接経口投与した。投与30分後開腹し胃を摘出し、摘出した胃は生理食塩水にて洗浄後、2%ホルマリン1.5mlで膨満させ2%ホルマリン中にて1時間浸潤固定した。そして、胃に発生している潰瘍を測定し、潰瘍指数を算出して、潰瘍生成抑制効果を比較した。
その結果は表2に記載のとおり、ラット7匹の平均値上標準誤差として示すと、第1群(対照区)では潰瘍面積(mm2)が195.7土61.1であり、第2群(酒粕A)では34.7土20.3、第3群(酒粕B) では61.9土14.6となり、酒粕凍結乾燥物を含む飼料を摂取させた群において、5質量%でありながら、潰瘍生成が抑制されていることが判った。
6週齢Balb/c系雄性マウス15匹に、酒粕(白鶴酒造)の凍結乾燥物を5%(質量%)混餌した飼料を2週間摂取させた。
上記の全てのマウスに、大腸菌由来リポポリサッカライド(LPS)(シグマ社製) を生理食塩水5mLで融解し、それを、用時、さらに滅菌生理食塩水で100倍希釈し(100μg/mL)、0.1mLを腹腔内に投与(10μg/匹)した。
LPS腹腔内投与の2時間、4時間および24時間後に各5匹のマウスを二酸化炭素麻酔下で下大静脈より採血し、室温に1時間放置後、12000rpm、5分間遠心して得られた上澄みを血清として−80℃に保存した。その後剖検し、各臓器・組織を保存した。
上記の各保存血清サンプルについて、INF−γ、IL−10の各濃度を測定した。各臓器・組織については、パイエル板数及びパイエル板面積、肝臓重量を測定した。
上記の全てのマウスに、大腸菌由来リポポリサッカライド(LPS)(シグマ社製) を生理食塩水5mLで融解し、それを、用時、さらに滅菌生理食塩水で100倍希釈し(100μg/mL)、0.1mLを腹腔内に投与(10μg/匹)した。
LPS腹腔内投与の2時間、4時間および24時間後に各5匹のマウスを二酸化炭素麻酔下で下大静脈より採血し、室温に1時間放置後、12000rpm、5分間遠心して得られた上澄みを血清として−80℃に保存した。その後剖検し、各臓器・組織を保存した。
上記の各保存血清サンプルについて、INF−γ、IL−10の各濃度を測定した。各臓器・組織については、パイエル板数及びパイエル板面積、肝臓重量を測定した。
以下、測定結果は図1から図5に示す。
図1は、実施例2の結果で、(A)は、パイエル板面積、(B)はパイエル板数を示す。
リンパ小節の集合体であるパイエル板の数とその面積が、酒粕投与により両者とも共に有意に低下している。このことは、図2、図4および図5から推測されることであるが、Th1細胞とTh2細胞の分化のレベルが異なり、同時にTh2細胞のアポトーシスが進行していると考えられる。
図2は、実施例2の結果である血中インターフェロン−ガンマ(IFN−γ)濃度を示す。
Th1細胞支配のIFN−γが酒粕の投与により有意に発現することにより、LPS耐性が高くなることが示唆される。
図3は、実施例2の結果である血中インターロイキン−10(IL−10)濃度を示す。図2でのIFN−γ発現レベルに比べTh2支配のIL−10の発現は、酒粕投与によりそれほど高くはならない。
図4は、実施例2の結果であるIFN−γ対IL−10比を示す。
Th1細胞支配のIFN−γとTh2支配のIL−10発現量比を見たところ、酒粕投与により、無投与(対照区)より有意に高く、明らかに免疫賦活が認められる。
図5は、実施例2の結果であるストレスによる胃潰瘍面積を示したものである。
無投与(対照区)に比べ、酒粕投与により胃潰瘍発症が著しく抑制されることが明らかとなり、ストレス緩和が認められることを示している。
図1は、実施例2の結果で、(A)は、パイエル板面積、(B)はパイエル板数を示す。
リンパ小節の集合体であるパイエル板の数とその面積が、酒粕投与により両者とも共に有意に低下している。このことは、図2、図4および図5から推測されることであるが、Th1細胞とTh2細胞の分化のレベルが異なり、同時にTh2細胞のアポトーシスが進行していると考えられる。
図2は、実施例2の結果である血中インターフェロン−ガンマ(IFN−γ)濃度を示す。
Th1細胞支配のIFN−γが酒粕の投与により有意に発現することにより、LPS耐性が高くなることが示唆される。
図3は、実施例2の結果である血中インターロイキン−10(IL−10)濃度を示す。図2でのIFN−γ発現レベルに比べTh2支配のIL−10の発現は、酒粕投与によりそれほど高くはならない。
図4は、実施例2の結果であるIFN−γ対IL−10比を示す。
Th1細胞支配のIFN−γとTh2支配のIL−10発現量比を見たところ、酒粕投与により、無投与(対照区)より有意に高く、明らかに免疫賦活が認められる。
図5は、実施例2の結果であるストレスによる胃潰瘍面積を示したものである。
無投与(対照区)に比べ、酒粕投与により胃潰瘍発症が著しく抑制されることが明らかとなり、ストレス緩和が認められることを示している。
本発明者らは、上記鋭意研究の結果、酒粕由来の組成物が、腸管免疫能を増強する効果を有することを見出し、本発明の完成に到った。酒粕由来の組成物を摂取することにより、免疫力が脆弱な幼児・小児や、高齢者あるいは病後の免疫力が低下している人に対して腸管免疫力を増強し、病原微生物に対する抵抗力を高めることが可能になる。本発明の腸管免疫力増強剤は、これまで長く広く食されてきた天然物由来の組成物であることから安全性に優れるものであり、有用性はきわめて高い。本発明は、パイエル板を活性化し、IgA抗体産生向上による腸管免疫力増強作用を有する、安全な酒粕由来の組成物を有効成分として含有する腸管免疫力増強剤を提供するものである。
本発明によると、前記課題を解決でき、優れた腸管免疫増強効果と安全性を有する食品、動物飼料または医薬品を提供できる。本発明者らは、上記課題を解決すべく鋭意研究の結果、酒粕をそのまま、若しくは酒粕の乾燥処理物が、腸管免疫増強効果を有することを見出し、本発明を完成した。
本発明の腸管免疫増強用組成物における、酒粕処理物の使用量は、配合割合は、使用目的、製品形態、使用者の体重、年齢、状態などによって適宣調整することができ、例えば、ドリンク剤の場合、組成物全体に対して酒粕処理物の乾燥重量%は0.1〜90%程度、好ましくは10〜50%程度含有して使用することができる。また、腸管免疫増強用組成物を有効成分とする各種用途に適用する際において、慣用の種々の有機あるいは無機担体物質を併用することができ、例えば、固形形態の場合においては賦形剤、滑沢剤、結合剤、崩壊剤を用いることができ、また、液状形態の場合においては溶剤、溶解補助剤、懸濁化剤、乳化剤、非水性賦形剤、保存剤、等張化剤、緩衝剤、無痛化剤などを用いることができる。また、必要に応じて、防腐剤、抗酸化剤、着色剤、甘味剤などの添加物を用いることもできる。
賦形剤の例としては、乳糖、白糖、D-マンニトール、D-ソルビトール、デンプン、α化デンプン、デキストリン、結晶セルロース、低置換度ヒドロキシプロピルセルロース、カルボキシメチルセルロースナトリウム、アラビアゴム、プルラン、軽質無水ケイ酸、合成ケイ酸アルミニウム、リン酸水素カルシウム、メタケイ酸アルミン酸マグネシウムなどが挙げられる。滑沢剤の例としては、ステアリン酸マグネシウム、ステアリン酸カルシウム、タルク、コロイドシリカなどが挙げられる。結合剤の例としては、α化デンプン、ショ糖、ゼラチン、アラビアゴム、メチルセルロース、カルボキシメチルセルロース、カルボキシメチルセルロースナトリウム、結晶セルロース、白糖、D-マンニトール、トレハロース、デキストリン、プルラン、ヒドロキシプロピルセルロース、ヒドロキシプロピルメチルセルロース、ポリビニルピロリドンなどが挙げられる。崩壊剤の例としては、乳糖、白糖、デンプン、カルボキシメチルセルロース、カルボキシメチルセルロースカルシウム、クロスカルメロースナトリウム、カルボキシメチルスターチナトリウム、軽質無水ケイ酸、低置換度ヒドロキシプロピルセルロースなどが挙げられる。
懸濁化剤の例としては、ソルビトール、シロップ、メチルセルロース、グルコースシロップ、ゼラチン水添加食用脂などが挙げられる。乳化剤の例としては、レシチン、ソルビタンモノオレエートまたはアラビアゴムなどが挙げられる。非水性賦形剤の例としては、アーモンド油、分画ココヤシ油のような油性エステル類、もしくはグリセリンのような多価アルコールなどが挙げられる。
保存剤の例としては、p-ヒドロキシ安息香酸メチルまたはp-ヒドロキシ安息香酸プロピルまたはソルビン酸などが挙げられる。甘味剤の例としては、サッカリンナトリウム、グリチルリチン酸二カリウム、アスパルテーム、アセスルファムカリウム、ステビアなどが挙げられる。その他、必要に応じて香料などを添加しでもよい。
なお、前記成分や添加剤の含有量は、特に限定されないが、通常は、それぞれ組成物中0.0001〜50質量%の範囲とすることが好ましい。
腸管免疫増強組成物として、例えば、医薬、医薬部外品、健康食品、動物用飼料、動物用医薬品などに好適に利用することができる。
医薬品、医薬部外品、動物用医薬品としては、例えば、錠剤(舌下錠、口腔内崩壊錠を含む)、カプセル剤(ソフトカプセル、マイクロカプセルを含む)、顆粒剤、散剤、トローチ剤、シロップ剤、乳剤、懸濁剤などの経口剤、注射剤(例えば、皮下注射剤、静脈内注射剤、筋肉内注射剤、腹腔内注射剤、点滴剤など)、外用剤(例えば、経皮製剤、軟膏剤など)、坐剤(例えば、直腸坐剤、膣座剤など)、ペレット、経鼻剤、経肺剤(吸入剤)、点眼剤などの非経口剤が挙げられる。健康食品としては、例えば、液体、半固形、固形の製品、具体的にはドリンク剤、ペースト剤、散剤、顆粒剤、錠剤、カプセル剤などの他、クッキー、せんべい、ゼリーなどの菓子類などの形態が挙げられる。
Claims (4)
- 酒粕を有効成分として含有する腸管免疫増強用組成物。
- 請求項1記載の前記組成物を含有する腸管免疫増強用食品。
- 請求項1記載の前記組成物を含有する腸管免疫増強用動物用飼料。
- 請求項1記載の前記組成物を含有する腸管免疫増強医薬品。
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WO2016190395A1 (ja) * | 2015-05-27 | 2016-12-01 | キリン株式会社 | ペプチドを含む炎症抑制のための組成物 |
JP2016222646A (ja) * | 2015-05-27 | 2016-12-28 | キリン株式会社 | ペプチドを含む炎症抑制のための組成物 |
JP2017212954A (ja) * | 2016-06-01 | 2017-12-07 | 森永製菓株式会社 | 食品組成物及び食品 |
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2011
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AU2016268710B2 (en) * | 2015-05-27 | 2021-12-09 | Kirin Holdings Kabushiki Kaisha | Inflammation-suppressing composition including peptide |
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JP7156774B2 (ja) | 2016-06-01 | 2022-10-19 | 森永製菓株式会社 | 食品組成物及び食品 |
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