JP2012157909A - 歯車研削方法 - Google Patents

歯車研削方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2012157909A
JP2012157909A JP2011017445A JP2011017445A JP2012157909A JP 2012157909 A JP2012157909 A JP 2012157909A JP 2011017445 A JP2011017445 A JP 2011017445A JP 2011017445 A JP2011017445 A JP 2011017445A JP 2012157909 A JP2012157909 A JP 2012157909A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
gear
grindstone
workpiece
shaped grindstone
shaped
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2011017445A
Other languages
English (en)
Other versions
JP5705567B2 (ja
Inventor
吉言 ▲柳▼瀬
Yoshikoto Yanase
Masashi Ochi
政志 越智
Yoshihiro Nakaji
慶弘 中路
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Priority to JP2011017445A priority Critical patent/JP5705567B2/ja
Application filed by Mitsubishi Heavy Industries Ltd filed Critical Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Priority to US13/882,448 priority patent/US8998681B2/en
Priority to CN201180050364.5A priority patent/CN103153514B/zh
Priority to PCT/JP2011/077124 priority patent/WO2012105114A1/ja
Priority to BR112013010346A priority patent/BR112013010346A2/pt
Priority to EP11857495.3A priority patent/EP2671658A4/en
Priority to TW101101116A priority patent/TWI485021B/zh
Publication of JP2012157909A publication Critical patent/JP2012157909A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5705567B2 publication Critical patent/JP5705567B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B23MACHINE TOOLS; METAL-WORKING NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B23FMAKING GEARS OR TOOTHED RACKS
    • B23F1/00Making gear teeth by tools of which the profile matches the profile of the required surface
    • B23F1/02Making gear teeth by tools of which the profile matches the profile of the required surface by grinding
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B23MACHINE TOOLS; METAL-WORKING NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B23FMAKING GEARS OR TOOTHED RACKS
    • B23F19/00Finishing gear teeth by other tools than those used for manufacturing gear teeth
    • B23F19/002Modifying the theoretical tooth flank form, e.g. crowning
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B23MACHINE TOOLS; METAL-WORKING NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B23FMAKING GEARS OR TOOTHED RACKS
    • B23F21/00Tools specially adapted for use in machines for manufacturing gear teeth
    • B23F21/04Planing or slotting tools
    • B23F21/06Planing or slotting tools having a profile which matches a gear tooth profile
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B23MACHINE TOOLS; METAL-WORKING NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B23FMAKING GEARS OR TOOTHED RACKS
    • B23F23/00Accessories or equipment combined with or arranged in, or specially designed to form part of, gear-cutting machines
    • B23F23/12Other devices, e.g. tool holders; Checking devices for controlling workpieces in machines for manufacturing gear teeth
    • B23F23/1225Arrangements of abrasive wheel dressing devices on gear-cutting machines
    • B23F23/1231Arrangements of abrasive wheel dressing devices on gear-cutting machines using a gear-shaped dressing tool

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Grinding-Machine Dressing And Accessory Apparatuses (AREA)
  • Finish Polishing, Edge Sharpening, And Grinding By Specific Grinding Devices (AREA)

Abstract

【課題】加工動作を簡素にすることにより、加工精度の向上を図ると共に、クラウニング形状を容易に調整することができる歯車研削方法を提供する。
【解決手段】ワークWと鼓形の歯車状砥石11とを、所定の軸交差角Σを有するように噛み合わせた状態で同期回転させながら、ワークWと歯車状砥石11との間において、ワーク回転軸C1に対して所定の第1ダイヤゴナル角θ1で交差する送り方向D1に、相対的な送りを与えることにより、ワークWに対して、歯すじ方向に沿ったクラウニングが施されるように、当該ワークWを歯車状砥石11により研削し、歯車状砥石11の鼓形を規定する砥石幅方向の曲率及び第1ダイヤゴナル角θ1を、ワークWのクラウニング形状に応じて設定する。
【選択図】図1

Description

本発明は、歯車の歯面を研削する際に、その歯面に対して、クラウニングを施すようにした歯車研削方法に関する。
歯車は、駆動力を伝達する手段として、極めて一般的なものであるが、歯車同士が噛み合うことにより、ギヤノイズ(騒音や振動)が発生することがある。
そこで、従来から、上述したような問題を解消すべく、歯車の歯面に対して、クラウニング処理を行うことが、一般的となっている。クラウニング処理とは、歯車の歯面に対して、円弧状に膨らんだクラウニングを、歯すじ方向に沿うように形成させる処理である。このようなクラウニング処理は、歯すじ方向中央部から歯すじ方向両端部に向かうに従って、歯厚を漸次減少させる加工を施すことによって可能となっている。そして、このように、クラウニング処理を行うことにより、歯車同士の噛み合いが滑らかになるため、ギヤノイズを低減することができる。
また、熱処理後の歯車に対してクラウニングを施す場合には、研削加工時に、クラウニング処理を同時に行うことが一般的となっている。このような研削加工では、砥石を、クラウニング形状に沿うような、円弧運動させており、この砥石の円弧運動は、歯車と砥石との間の軸間距離をクラウニング形状に応じて調整することにより可能となっている。そして、このように、歯車の歯面に対して、クラウニングを施すようにした歯車研削方法は、例えば、特許文献1に開示されている。
特開2008−290234号公報
上記従来の歯車研削方法においては、歯車と鼓形工具とを、所定の軸交差角を有するように噛み合わせた状態で、同期回転させながら、それらの間において、対角比を調整することにより、クラウニング処理を行うようにしている。更に、歯面のクラウニング形状を調整する場合には、歯車と鼓形工具との間の軸間距離を調整するようにしている。
これにより、従来の歯車研削方法では、送り動作を行いながら、歯車と鼓形工具との間の軸間距離をクラウニング形状に応じて調整する必要がある。また、歯車と鼓形工具との間の軸間距離をクラウニング形状に応じて調整する場合には、円弧運動の象限切り替え時(反転時)において、駆動力伝達機構のバックラッシ等に起因する、象限突起と呼ばれる軌跡誤差が発生するおそれがある。
この結果、歯車及び鼓形工具の加工動作が複雑になるたけでなく、象限突起が加工精度に影響を及ぼすため、歯車の加工精度、即ち、クラウニング処理精度を含む研削加工精度を低下させるおそれがある。
また、従来から、歯車の歯面に対して、ドレスギヤによりドレシングされた砥石を用いて、クラウニングを施すようにした歯車研削方法も提供されている。しかしながら、このような歯車研削方法においては、歯車のクラウニング形状を変更する場合には、ドレスギヤのクラウニング形状を調整する必要があるため、非常に手間がかかる調整作業となってしまう。
従って、本発明は上記課題を解決するものであって、加工動作を簡素にすることにより、加工精度の向上を図ると共に、クラウニング形状を容易に調整することができる歯車研削方法を提供することを目的とする。
上記課題を解決する第1の発明に係る歯車研削方法は、
被加工歯車と鼓形の歯車状砥石とを、所定の軸交差角を有するように噛み合わせた状態で、同期回転させながら、
前記被加工歯車と前記歯車状砥石との間において、前記被加工歯車のワーク回転軸に対して所定の第1ダイヤゴナル角で交差する送り方向に、相対的な送りを与えることにより、前記被加工歯車に対して、歯すじ方向に沿ったクラウニングが施されるように、前記被加工歯車を前記歯車状砥石により研削し、
前記歯車状砥石の鼓形を規定する砥石幅方向の曲率及び前記第1ダイヤゴナル角を、前記被加工歯車のクラウニング形状に応じて設定する
ことを特徴とする。
上記課題を解決する第2の発明に係る歯車研削方法は、
前記歯車状砥石との間で、前記軸交差角を有するように噛み合わされた状態で、同期回転しながら、前記歯車状砥石との間において、そのギヤ回転軸に対して所定の第2ダイヤゴナル角で交差する送り方向に、相対的な送りが与えられることにより、前記歯車状砥石をドレッシングするドレスギヤを備え、
前記第2ダイヤゴナル角を調整して、前記歯車状砥石の鼓形を規定する砥石幅方向の曲率を設定するようにした
ことを特徴とする。
従って、本発明に係る歯車研削方法によれば、被加工歯車と歯車状砥石との間において、第1ダイヤゴナル角に沿った送り方向に、相対的な送りを与える際に、歯車状砥石の鼓形を規定する砥石幅方向の曲率及び第1ダイヤゴナル角を、被加工歯車のクラウニング形状に応じて設定する。これにより、加工動作を簡素にすることができるので、被加工歯車の加工精度を向上させることができると共に、被加工歯車のクラウニング形状を容易に調整することができる。
本発明の一実施例に係る歯車研削方法を示しており、歯車状砥石によるワークへの研削状態を示した図である。 ドレスギヤによる歯車状砥石へのドレッシング状態を示した図である。 (a)〜(c)は、歯車状砥石がワークを研削する様子を順に示した図である。 歯車状砥石が送り方向に移動したときの様子を示した図である。 (a)〜(c)は、ドレスギヤが歯車状砥石をドレッシングする様子を順に示した図である。
以下、本発明に係る歯車研削方法について、図面を用いて詳細に説明する。
図1に示すように、本発明に係る歯車研削方法を採用した歯車研削盤(図示省略)は、はすば歯車であるワーク(被加工歯車)Wを、鼓形の歯車状砥石11により研削しながら、その歯面に対して、クラウニングを施すものである。更に、図2に示すように、上記歯車研削盤は、その機上において、歯車状砥石11をドレスギヤ12によりドレッシングするドレッシング機能を有している。
次に、歯車研削盤における研削加工時及びドレッシング時の取付構造について、図1及び図2を用いて説明する。
先ず、図1に示すように、研削加工を行う場合の歯車研削盤には、ワークWが、鉛直なZ軸方向に延在するワーク回転軸C1周りに回転可能に設けられている。このワークWは、歯切り加工された後、熱処理が施されたものであって、そのワーク幅(歯幅)がbwに形成されている。
また、研削加工を行う場合の歯車研削盤には、歯車状砥石11が、砥石回転軸B周りに回転可能に設けられると共に、砥石回転軸Bとワーク回転軸C1との間の軸間距離となる水平なX軸方向(切り込み方向)、X軸方向及びZ軸方向と直交する水平なY軸方向、Z軸方向に移動可能に支持されている。
更に、歯車状砥石11は、X軸方向に延在する砥石旋回軸A周りに旋回可能に設けられている。このように、歯車状砥石11を砥石旋回軸A周りに旋回させることにより、砥石回転軸Bとワーク回転軸C1との間の軸交差角Σが、ワークW及び歯車状砥石11のねじれ角に応じて、調整可能となっている。即ち、研削加工時の軸交差角Σは、Y−Z平面内において、砥石回転軸Bとワーク回転軸C1とがなす角度であって、研削加工時の歯車状砥石11は、ワークW及び歯車状砥石11のねじれ角に応じた軸交差角Σが与えられた状態で、砥石回転軸B周りに回転することになる。
ここで、歯車状砥石11は、はすば歯車状に形成されると共に、その外径寸法が、砥石幅方向(砥石軸方向)中央部から砥石幅方向(砥石軸方向)両端部に向かうに従って、大きくなるような、鼓形に形成されている。即ち、歯車状砥石11における砥石幅方向の外形形状を示す鼓形は、所定の曲率により規定されている。また、歯車状砥石11の砥石幅(刃幅)は、bg(bg<bw)に形成されており、その刃面は、歯車状砥石11の砥石幅方向全域に亘って連続的にねじれて形成されている。
このように、歯車状砥石11を、その砥石幅方向の外形形状が鼓形となるように形成すると共に、砥石幅bgをワーク幅bwよりも短くすることにより、当該歯車状砥石11を、ワークWに対して、その砥石幅方向全域が線接触するように、噛み合わせることができる。
そして、歯車状砥石11は、ワークWと噛み合った状態から、X軸方向に切り込みが与えられた後、ワーク回転軸C1に対して斜め方向となる送り方向D1に送りが与えられるようになっている。これにより、ワークWの歯面を歯車状砥石11の刃面により研削する際に、ワークWの歯面に対して、その歯すじ方向に沿ったクラウニングが施されることになる。
また、送り方向D1は、Y−Z平面内において、ワーク回転軸C1に対して、所定のダイヤゴナル角θ1で交差する方向となっている。従って、ワークWの歯面におけるクラウニング形状(クラウニング付加量、クラウニングにおける歯すじ方向の曲率)は、歯車状砥石11の鼓形を規定する砥石幅方向の曲率及びダイヤゴナル角θ1を調整することにより、設定可能となっている。
具体的には、歯車状砥石11が鼓形に形成されているため、ダイヤゴナル角θ1が大きくなるに従って、歯車状砥石11の送り方向D1への移動に伴い、当該歯車状砥石11のワークWへのクラウニング付加量も大きくなる。一方、歯車状砥石11が鼓形に形成されているため、ダイヤゴナル角θ1が小さくなるに従って、歯車状砥石11の送り方向D1への移動に伴い、当該歯車状砥石11のワークWへのクラウニング付加量も小さくなる。
また、図2に示すように、ドレッシングを行う場合の歯車研削盤には、ドレスギヤ12が、ワーク回転軸C1と同軸上に配置されるギヤ回転軸C2周りに回転可能に設けられている。このドレスギヤ12は、ワークWの歯車諸元と同じ歯車諸元を有しており、歯車状砥石11と噛み合い可能となっている。
即ち、歯車状砥石11を砥石旋回軸A周りに旋回させることにより、砥石回転軸Bとギヤ回転軸C2との間の軸交差角Σが、歯車状砥石11及びドレスギヤ12のねじれ角に応じて、調整可能となっている。また、ドレッシング時の軸交差角Σは、Y−Z平面内において、砥石回転軸Bとギヤ回転軸C2とがなす角度であって、ドレッシング時の歯車状砥石11は、当該歯車状砥石11及びドレスギヤ12のねじれ角に応じた軸交差角Σが与えられた状態で、砥石回転軸B周りに回転することになる。なお、研削加工時の軸交差角Σとドレッシング時の軸交差角Σとは、同じ角度に設定される。
そして、歯車状砥石11は、ドレスギヤ12と噛み合った状態から、X軸方向に切り込みが与えられた後、ドレス回転軸C2に対して斜め方向となる送り方向D2に送りが与えられるようになっている。これにより、歯車状砥石11の刃面をドレスギヤの歯面(刃面)によりドレッシングする際に、歯車状砥石11における砥石幅方向の外形形状を、鼓形に成形することができる。
また、送り方向D2は、Y−Z平面内において、ギヤ回転軸C2に対して、所定のダイヤゴナル角θ2で交差する方向となっている。従って、歯車状砥石11における鼓形の曲率は、ダイヤゴナル角θ2を調整することにより、設定可能となっている。
具体的には、ダイヤゴナル角θ2を大きくすると、歯車状砥石11における鼓形の曲率を小さくすることができる。一方、ダイヤゴナル角θ2を小さくすると、歯車状砥石11における鼓形の曲率を大きくすることができる。
次に、歯車研削盤における研削加工時及びドレッシング時の動作について、図3乃至図5を用いて説明する。
ワークWを歯車状砥石11により研削する場合には、先ず、ワークWの歯面に対する所望のクラウニング形状を設定する。これに伴って、歯車状砥石11における砥石幅方向の外形形状を、予め、そのクラウニング形状に応じた所定の曲率で鼓形に形成する。また、ダイヤゴナル角θ1も、予め、そのクラウニング形状に応じた所定の角度に設定しておく。
次いで、図3(a)に示すように、歯車状砥石11を、X軸,Y軸,Z軸方向に移動させると共に、砥石旋回軸A周りに旋回させて、軸交差角Σを与えた状態で、ワークWの歯幅方向上端部に噛み合わせる。
そして、上記噛み合い状態から、歯車状砥石11に対して、X軸方向に切り込みを与えた後、歯車状砥石11を砥石回転軸B周りに回転させると共に、ワークWをワーク回転軸C1周りに回転させる。
次いで、歯車状砥石11に対して、Y軸,Z軸方向の移動により、ダイヤゴナル角θ1に沿った送り方向D1に送りを与える。これにより、図3(a)〜(c)に示すように、歯車状砥石11は、ワークWの歯幅方向上端部から、その歯幅方向中央部を介して、その歯幅方向下端部まで、砥石幅方向全域を常に線接触させながら移動する。
この結果、歯車状砥石11とワークWとの間における同期回転及び軸交差角Σによって、歯車状砥石11の刃面とワークWの歯面との間に、すべりが発生するため、歯車状砥石11の刃面によりワークWの歯面が微細に研削される。
また、上述したような研削動作を行うと、歯車状砥石11が鼓形に形成されているため、当該歯車状砥石11が、ワークWにおける歯幅方向上端部側及び歯幅方向下端部側に移動するに従って、歯車状砥石11によるワークWへの干渉量が大きくなる。これにより、ワークWの歯面に対して、その歯すじ方向中央部が緩やかに膨らむような、所望のクラウニングが施される。
更に、上述したように、歯車状砥石11における鼓形の曲率及びダイヤゴナル角θ1を調整することにより、ワークWの歯面におけるクラウニング量を設定することができる。このとき、図4に示すように、ダイヤゴナル角θ1を大きくするに従って、送り方向D1における歯車状砥石11のストローク量を小さくすることができる。
即ち、送り方向D1における歯車状砥石11のストローク量をSと示すと、このストローク量Sは、下記の式(1)で表すことができる。
S=bg×sinΣ/sinθ1 ・・・(1)
従って、上記の式(1)から明らかなように、ストローク量Sは、ダイヤゴナル角θ1が大きくなるに従って、小さくなることが理解できる。これにより、ダイヤゴナル角θ1を大きくすることにより、歯車状砥石11のストローク量Sが小さくなるので、加工時間の短縮を図ることができる。
また更に、歯車状砥石11を、ワークWに対して、その砥石幅方向全域が線接触するように噛み合わせて、研削動作を行うようにしているので、歯車状砥石11における全ての刃面を研削面として使用することができる。これにより、歯車状砥石11における研削領域を広くすることができるので、砥石寿命の延長を図ることができる。
ここで、歯車状砥石11を用いて所定数量のワークWを研削すると、刃面が磨耗して、その切れ味が低下するため、歯車状砥石11をドレスギヤ12により定期的にドレッシングする必要がある。
そこで、歯車状砥石11をドレスギヤ12によりドレッシングする場合には、先ず、ダイヤゴナル角θ2を、予め、歯車状砥石11における鼓形の曲率に応じた所定の角度に設定しておく。
次いで、図5(a)に示すように、歯車状砥石11を、X軸,Y軸,Z軸方向に移動させると共に、砥石旋回軸A周りに旋回させて、軸交差角Σを与えた状態で、ドレスギヤ12の歯幅方向上端部に噛み合わせる。
そして、上記噛み合い状態から、歯車状砥石11に対して、X軸方向に切り込みを与えた後、歯車状砥石11を砥石回転軸B周りに回転させると共に、ドレスギヤ12をギヤ回転軸C2周りに回転させる。
次いで、歯車状砥石11に対して、Y軸,Z軸方向の移動により、ダイヤゴナル角θ2に沿った送り方向D2に送りを与える。これにより、図5(a)〜(c)に示すように、歯車状砥石11は、ドレスギヤ12の歯幅方向上端部から、その歯幅方向中央部を介して、その歯幅方向下端部まで、砥石幅方向全域を常に接触させながら移動する。これにより、ドレスギヤ12の歯面(刃面)により歯車状砥石11の刃面がドレッシングされる。
また、上述したように、ダイヤゴナル角θ2を調整することにより、歯車状砥石11における鼓形の曲率を設定することができる。そこで、ワークWの歯面におけるクラウニング形状を変更する場合には、ダイヤゴナル角θ2を調整して、歯車状砥石11における鼓形の曲率及びダイヤゴナル角θ1を設定するようにしても構わない。これにより、ワークWの歯面におけるクラウニング形状を調整するための調整方法において、その調整自由度を大きくすることができる。
従って、本発明に係る歯車研削方法によれば、鼓形の歯車状砥石11に対して、ダイヤゴナル角θ1に沿った送り方向D1に送りを与える際に、歯車状砥石11の鼓形を規定する砥石幅方向の曲率及びダイヤゴナル角θ1を、ワークWの歯面におけるクラウニング形状に応じて設定することにより、研削動作を簡素にすることができるので、ワークWにおけるクラウニング処理精度を含む研削加工精度を、向上させることができると共に、ワークWの歯面におけるクラウニング形状を容易に調整することができる。
また、歯車状砥石11をドレッシングするときのダイヤゴナル角θ2を調整して、歯車状砥石11の鼓形を規定する砥石幅方向の曲率を設定することにより、クラウニング形状の調整自由度を大きくすることができる。
本発明は、加工時間の短縮化を図ることを目的とした歯車研削方法に適用可能である。
11 歯車状砥石
12 ドレスギヤ
W ワーク
A 砥石旋回軸
B 砥石回転軸
C1 ワーク回転軸
C2 ギヤ回転軸
D1,D2 送り方向
θ1,θ2 ダイヤゴナル角
Σ 軸交差角
bg 砥石幅
bw ワーク幅
S ストローク量

Claims (2)

  1. 被加工歯車と鼓形の歯車状砥石とを、所定の軸交差角を有するように噛み合わせた状態で、同期回転させながら、
    前記被加工歯車と前記歯車状砥石との間において、前記被加工歯車のワーク回転軸に対して所定の第1ダイヤゴナル角で交差する送り方向に、相対的な送りを与えることにより、前記被加工歯車に対して、歯すじ方向に沿ったクラウニングが施されるように、前記被加工歯車を前記歯車状砥石により研削し、
    前記歯車状砥石の鼓形を規定する砥石幅方向の曲率及び前記第1ダイヤゴナル角を、前記被加工歯車のクラウニング形状に応じて設定する
    ことを特徴とする歯車研削方法。
  2. 請求項1に記載の歯車研削方法において、
    前記歯車状砥石との間で、前記軸交差角を有するように噛み合わされた状態で、同期回転しながら、前記歯車状砥石との間において、そのギヤ回転軸に対して所定の第2ダイヤゴナル角で交差する送り方向に、相対的な送りが与えられることにより、前記歯車状砥石をドレッシングするドレスギヤを備え、
    前記第2ダイヤゴナル角を調整して、前記歯車状砥石の鼓形を規定する砥石幅方向の曲率を設定するようにした
    ことを特徴とする歯車研削方法。
JP2011017445A 2011-01-31 2011-01-31 歯車研削方法 Active JP5705567B2 (ja)

Priority Applications (7)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2011017445A JP5705567B2 (ja) 2011-01-31 2011-01-31 歯車研削方法
CN201180050364.5A CN103153514B (zh) 2011-01-31 2011-11-25 齿轮磨削方法
PCT/JP2011/077124 WO2012105114A1 (ja) 2011-01-31 2011-11-25 歯車研削方法
BR112013010346A BR112013010346A2 (pt) 2011-01-31 2011-11-25 método de retificação de engrenagem
US13/882,448 US8998681B2 (en) 2011-01-31 2011-11-25 Gear grinding method
EP11857495.3A EP2671658A4 (en) 2011-01-31 2011-11-25 Gear grinding method
TW101101116A TWI485021B (zh) 2011-01-31 2012-01-11 Gear grinding method

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2011017445A JP5705567B2 (ja) 2011-01-31 2011-01-31 歯車研削方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2012157909A true JP2012157909A (ja) 2012-08-23
JP5705567B2 JP5705567B2 (ja) 2015-04-22

Family

ID=46602346

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2011017445A Active JP5705567B2 (ja) 2011-01-31 2011-01-31 歯車研削方法

Country Status (7)

Country Link
US (1) US8998681B2 (ja)
EP (1) EP2671658A4 (ja)
JP (1) JP5705567B2 (ja)
CN (1) CN103153514B (ja)
BR (1) BR112013010346A2 (ja)
TW (1) TWI485021B (ja)
WO (1) WO2012105114A1 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016107359A (ja) * 2014-12-04 2016-06-20 三菱重工工作機械株式会社 歯車加工用砥石

Families Citing this family (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE102010023728A1 (de) * 2010-06-14 2011-12-15 Liebherr-Verzahntechnik Gmbh Verfahren zum Herstellen einer Mehrzahl von identischen Zahnrädern mittles abspanender Bearbeitung
JP5854792B2 (ja) * 2011-11-25 2016-02-09 三菱重工業株式会社 鼓形歯車状砥石のドレッシング方法及びディスク形ドレッサ
DE102015000907A1 (de) * 2015-01-23 2016-07-28 Liebherr-Verzahntechnik Gmbh Verfahren zur Verzahnbearbeitung eines Werkstückes durch ein Diagonalwälzverfahren
DE102015000908A1 (de) 2015-01-23 2016-07-28 Liebherr-Verzahntechnik Gmbh Verfahren und Vorrichtung zur Verzahnbearbeitung eines Werkstückes durch ein Diagonalwälzverfahren
DE102015000975A1 (de) 2015-01-23 2016-07-28 Liebherr-Verzahntechnik Gmbh Verfahren zur Herstellung eines Werkstückes mit korrigierter Verzahnungsgeometrie und/oder modifizierter Oberflächenstruktur
DE102015000974A1 (de) 2015-01-23 2016-07-28 Liebherr-Verzahntechnik Gmbh Verfahren und Vorrichtung zur Verzahnbearbeitung eines Werkstückes durch ein Diagonalwälzverfahren
DE102015008963A1 (de) * 2015-07-10 2017-01-12 Liebherr-Verzahntechnik Gmbh Verfahren zum Abrichten eines Werkzeuges
DE102015008956A1 (de) * 2015-07-10 2017-01-12 Liebherr-Verzahntechnik Gmbh Verfahren zur Herstellung eines verzahnten Werkstückes mit modifizierter Oberflächengeometrie
JP6941751B1 (ja) * 2021-06-10 2021-09-29 豊精密工業株式会社 歯車製造装置及び歯車製造方法
CN114769737A (zh) * 2022-05-09 2022-07-22 陕西理工大学 一种少齿数齿轮成型磨削加工方法

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5344992A (en) * 1976-10-01 1978-04-22 Hurth Verwaltungs Gmbh Device for manufacturing or machining flat toothed wheel
JPH01127219A (ja) * 1987-10-13 1989-05-19 Hurth Verwalt Gmbh 焼き入れされた歯車のクラウニングをつけた歯面を精密加工するための方法
JP2002506739A (ja) * 1998-03-18 2002-03-05 ザ グリーソン ワークス ねじ状研削ホイール及びその目立て方法
JP2008290234A (ja) * 2007-05-22 2008-12-04 Gleason Pfauter Maschinenfabrik Gmbh 所定の歯すじクラウニングをした所定ねじれの歯車歯面を創成する斜め創成方法

Family Cites Families (13)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CH676099A5 (ja) * 1984-09-05 1990-12-14 Reishauer Ag
DE3704607A1 (de) * 1987-02-13 1988-08-25 Liebherr Verzahntech Gmbh Verfahren zur bearbeitung von zahnraedern
US5325634A (en) * 1989-11-06 1994-07-05 Mitsubishi Jukogyo Kabushiki Kaisha Hourglass worm gear
US5175962A (en) * 1991-09-05 1993-01-05 The Gleason Works Method of and apparatus for machining spur and helical gears
US5289815A (en) * 1993-06-21 1994-03-01 The Gleason Works Method of dressing a threaded grinding wheel
US5573449A (en) * 1994-03-16 1996-11-12 The Gleason Works Threaded grinding wheel, method of dressing, and grinding a workpiece therewith
US6561869B2 (en) 1999-12-10 2003-05-13 Denso Corporation Gear grinding machine and gear grinding method
US6602115B2 (en) 2001-01-03 2003-08-05 The Boeing Company Tool and method for precision grinding of a conical face gear that meshes with a conical involute pinion
DE10220513B4 (de) 2002-05-08 2004-04-15 Gleason-Pfauter Maschinenfabrik Gmbh Verfahren zum Abrichten oder Profilieren einer zylindrischen oder im wesentlichen zylindrischen Schleifschnecke
US7169023B2 (en) * 2004-06-08 2007-01-30 Asmo Co., Ltd. Method and apparatus for manufacturing hourglass worm rolling die
DE102007040894B4 (de) * 2007-08-24 2010-12-16 Gleason-Pfauter Maschinenfabrik Gmbh Werkzeug und Verfahren zum diskontinuierlichen Profilschleifen
JP2010029992A (ja) 2008-07-30 2010-02-12 Mitsubishi Heavy Ind Ltd ねじ状砥石の位相合わせ方法及び歯車研削盤
JP5419473B2 (ja) 2009-01-09 2014-02-19 三菱重工業株式会社 内歯車加工方法

Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5344992A (en) * 1976-10-01 1978-04-22 Hurth Verwaltungs Gmbh Device for manufacturing or machining flat toothed wheel
JPH01127219A (ja) * 1987-10-13 1989-05-19 Hurth Verwalt Gmbh 焼き入れされた歯車のクラウニングをつけた歯面を精密加工するための方法
JP2002506739A (ja) * 1998-03-18 2002-03-05 ザ グリーソン ワークス ねじ状研削ホイール及びその目立て方法
JP2008290234A (ja) * 2007-05-22 2008-12-04 Gleason Pfauter Maschinenfabrik Gmbh 所定の歯すじクラウニングをした所定ねじれの歯車歯面を創成する斜め創成方法

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016107359A (ja) * 2014-12-04 2016-06-20 三菱重工工作機械株式会社 歯車加工用砥石

Also Published As

Publication number Publication date
JP5705567B2 (ja) 2015-04-22
US20130288576A1 (en) 2013-10-31
US8998681B2 (en) 2015-04-07
EP2671658A1 (en) 2013-12-11
TW201249574A (en) 2012-12-16
TWI485021B (zh) 2015-05-21
BR112013010346A2 (pt) 2017-10-24
CN103153514A (zh) 2013-06-12
WO2012105114A1 (ja) 2012-08-09
CN103153514B (zh) 2015-07-15
EP2671658A4 (en) 2017-11-22

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5705567B2 (ja) 歯車研削方法
JP5285526B2 (ja) 内歯車加工方法およびそれに使用する工具のドレス方法
JP5010389B2 (ja) 樽形ウォーム状工具のドレッシング方法及びドレッシング装置及び内歯車研削盤
US9827627B2 (en) Method for modifying the flanks of a gear wheel tooth with the aid of a tool
JP6133131B2 (ja) 内歯車研削方法
JP5419473B2 (ja) 内歯車加工方法
EP2891539B1 (en) Grinding method for skiving cutter and grinding device for skiving cutter
JP5473735B2 (ja) 内歯車研削用ねじ状砥石のドレッシング方法
EP2783793B1 (en) Dressing method for drum-shaped gear-like grindstone
JP7304487B2 (ja) 歯車製造装置、歯車製造方法、及びそれに用いられるねじ状工具

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20131029

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20140805

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20140825

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20150127

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20150225

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 5705567

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313111

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250