JP2012157318A - 釣針外し具 - Google Patents

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Abstract

【課題】釣りあげた魚の口に掛った釣針を魚体に触れることなく、安全で迅速且つ容易で確実に外すことができる釣針外し具を提供する。
【解決手段】棒状の把手4の先端側に把手4の長軸方向と角度をもって軸6を突出して設け、この軸の先端6a側には釣針および釣糸を掛けることができる凹部を有する糸掛け1を設け、この糸掛けの凹部1aの開放側は軸の先端6a方向を向いており、さらに、軸6には、軸の先端6aと付け根6bの間に釣針および釣糸を掛けることができる凹部を有する針掛け2を設け、かつ、この針掛けの凹部2aの開放側は軸の先端6a方向とは逆方向を向いて設け、把手4の先端側には凹部を有する糸案内3と糸止め7を設けた釣針外し具である。
【選択図】図1

Description

本発明は、魚体を把持することなく魚の口に掛かった釣針を外すことができる釣針外し具に関するものである。
従来の釣針外し具には、魚体を把持することなく魚の口に掛った釣針を外すことができる釣針外し具が既にいくつか開発されているが、これらの釣針外し具は、釣糸を把持し釣り上げた魚を吊下げておき、釣針外し具を操作して釣針を回転させ、針先を横方向または下方へ向け魚の自重を利用して外すものである。(例えば、特許文献1〜3参照)
図7は特許文献1記載の従来の釣針外し具の構造及び使用方法を説明するための斜視図である。この釣針外し具は、十手形をした釣針外し具であり、握り部分1と、棒2と、かぎ棒3と、つめ4と、で構成されており、その使用方法は、図7(イ)に示すように、釣針7を十手の棒2に掛けて釣糸5を水平に引くと釣針7は回転し針先は横方向を向き、十手を外側へ回転させると、十手のもう一方のかぎ棒3が魚6の頭部に当たり、魚6が回転して釣針7のカエシに掛った部分が切れ、魚6が釣針7から外れ落ちるのである。
また、特許文献2は、図面を省略するが、特許文献1の十手形釣針外し具の棒3に相当する部分に、釣針7を掛ける位置が特定されるように屈曲部を設けたものであり、さらに、特許文献1の十手形釣針外し具のかぎ棒2に相当する部分を魚の胴部に当たるように湾曲させたものであり、使用方法も十手形釣針外し具とほぼ同様である。
また、特許文献3の釣針外し具は、釣針を釣針外し具で挟んで回転させ、針先を下方へ向けて、魚の自重により外すものである。以上のように従来の釣針外し具は、いずれも釣針外し具を操作して釣針の針先を下方へ向けて、魚の自重によって魚が釣針から外れ落ちようにした釣針外し具が提案されている。
実開昭49-37465号公報 特開平4−237448号公報 特開2005−143416号公報
以上に述べた従来技術の釣針外し具、例えば、特許文献1、2の釣針外し具で魚の口に掛った釣針を外すには、口の柔らかい魚の場合、例えばアジやイワシなどは、釣針の針先を横に向けるだけで魚の自重により外れるが、釣針にはカエシがあるため口の硬い魚の場合、例えば鯛やササベラなどは、図7(ロ)に示すように、釣針7から魚6が外れ落ちそうになるが、釣針7のカエシに掛った部分が切れないために魚6は回転し、横向きとなってしまい外れないことがある。そのため、魚6を外すには、釣針7から魚6が外れる方向即ち矢印で示す針先方向に働く強い力が必要となるため、図7(ハ)に示すように、釣糸5を下方へ引いて針先を下方へ向け、魚6の自重が針先方向へ向くようにしなければならず、この時、釣糸5を引く手は、魚6より下方にあるため、魚6が暴れた場合は、魚6が落下する際手に当たることがあり、鋭い歯を持つ魚やトゲに毒を持つオコゼの様な魚であれば手に怪我を負う危険性がある。
また、特許文献3の釣針外し具を用いて、口の硬い魚、例えば鯛やササベラなどの口に掛った釣針を外す場合は、単に針先を下方へ向けただけでは外れないことが多く、魚の自重以外にも釣針のカエシに掛った部分を引き裂く強い力が必要となるが、その力を安定して加える機能が備わっていなかった。
さらに、投入口が小さいクーラーボックスやビクなどの収容容器内に口の硬い魚を落とし込む場合は、魚と釣針外し具を投入口内へ差し込んで魚を外すことができないため、投入口上で魚が暴れると横に跳ね、確実に収容容器内に投入することが難しかった。
また、釣り上げた魚は、激しく暴れ、方々へ跳ね回るため、釣針外し具に釣針や魚を確実に装着することは難しく、何度もやり直すか、おとなしくなるまで待たなければならなかった。
本発明は、上記従来の釣針外し具の課題を解決するために為されたもので、暴れる魚も魚に触れることなく魚の口に掛った釣針を安全で迅速且つ容易で確実に外すことができると共に、魚に触れることなく収容容器内へ魚を投入することができる釣針外し具を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明にかかる一つの態様によれば釣針外し具は、棒状の把手を備え、この把手の長軸方向と角度をもって軸を突出して設け、この軸の先端側には釣針および釣糸を掛けることが可能な凹部を有する糸掛けを設け、かつ、この糸掛けの凹部の開放側は軸の先端方向を向いており、さらに、軸には、軸の先端と付け根の間に釣針および釣糸を掛けることが可能な凹部を有する針掛けを設け、かつ、この針掛けの凹部の開放側は軸の先端方向とは逆方向を向いて設けていることを特徴とする。
上記釣針外し具には、さらに、把手の先端側位置、または軸の付け根側位置に、釣糸を掛けることが可能な糸案内を設けることができる。
上記釣針外し具には、さらに、把手の先端側位置、または軸の付け根側位置に、釣糸を固定することができる糸止めを設けることができる。
上記釣針外し具には、さらに、糸掛け、針掛け、糸案内、軸、糸止め、の少なくともいずれか一つが着脱可能に、もしくは長さ、位置、方向が調整可能に設けることができる。
上記釣針外し具は、さらに、着脱可能な糸掛け、針掛け、糸案内、軸、糸止め、の少なくともいずれか一つが把手内に設けられた空洞に収納可能である。
本発明の釣針外し具に設けた針掛けに針掛かりした魚と一緒に釣針を掛止し、釣針外し具を回転させて釣針の針先を下向きにし、釣針外し具を上下に素早く振って魚に下向きの強い力を加え振り落とす。
この時、把手を握る手と釣糸を把持する手は、魚から離れており、かつ上方に位置するため魚が手に接触する危険性が無く、さらに、収容容器内に魚と釣針外し具の一部を挿入して魚を外すことができるため、安全で素早くかつ容易で確実に魚を収容容器内へ振り落とすことができる。また、本釣針外し具の構造は、簡単で釣針や釣糸を容易に装着でき、操作が簡単なため、魚が暴れている場合でも使用することができる。以上のことから本釣針外し具を提供することで上記課題を解決しようとするものである。
以上説明してきたように、本発明の釣針外し具にあっては、口に深く針掛かりした魚も口が硬くて外し難い魚も、暴れる魚も、魚体に触れることなく安全で迅速かつ容易で確実に釣針を外すことができ、さらに、投入口が小さな収容容器内へも魚を確実に落下させることができ、かつ、釣糸にテンションを掛けて作業するため釣糸がもつれることがなく、釣針から外れ落ちた魚を拾う必要もなく、手が汚れることもなく、魚の背ビレやトゲで怪我をすることもなく快適に釣針外し作業が出来る。さらに、構造が簡単で軽量、コンパクトであるため収納性および携帯性に優れており、安価に製造することができる。
本発明の実施の形態の釣針外し具の斜視図である。 本発明の実施の形態の釣針外し具の使用方法を説明する図である。 本発明の実施の形態の釣針外し具の使用方法を説明する図である。 本発明の実施の形態の釣針外し具の使用方法を説明する図である。 本発明の実施の形態の釣針外し具の使用方法を説明する図である。 本発明の実施の形態の釣針外し具のさらに他の例を示す図である。 従来の釣針外し具を使用した場合の動作を示す参考図である。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
図1は、本発明の実施の形態の釣針外し具の例を示す斜視図であり、図2〜図5は、本実施の形態の釣針外し具の使用方法を説明する図であり、図6(イ)は、本発明の実施の形態の釣針外し具の他の例を示す図であり、図6(ロ)は本発明の実施の形態の糸止めの他の例を示す図である。
図1に示すように、本実施の形態の釣針外し具の構成は、把手4と、糸止め7と、からなる把手部と、糸掛け1と、針掛け2と、糸案内3と、基幹5と、軸6と、からなる操作部で構成されている。
続いて、本実施の形態の釣針外し具の部材について説明する。まず、把手4の材料は、木材や合成樹脂、アルミニウムパイプなどの軽量で加工し易い素材を用いており、操作部の材料は、例えばステンレス鋼あるいはチタン線材を用い、針掛け2は直径1.6mm程度の線材を用いており、糸掛け1と、糸案内3と、基幹5と、軸6と、は直径2.6mm程度の線材を用い、糸止め7は、厚さ1mm程度のステンレス鋼あるいはチタン板材を用いている。
引き続き、本実施の形態の釣針外し具の各部の形状および取り付けについて説明する。図1に示す釣針外し具の把手4は、直径25mm程度で、長さが250mm程度の丸棒状に成形されており、基幹5は、長さ20mm程度の直線状に成形され、把手4の先端に把手4の長軸方向に突出して設けられ、また、軸6は、長さ150mm程度の直線状に成形され、把手4の長軸方向に対し約30度〜約150度の範囲で基幹5の先端側に設けられている。
また、針掛け2の凹部2aの曲げ半径は2mm程度であり、20mm程度の深さを有し、13mm程度の開口幅に形成され、凹部2aの開放側は、軸6の付け根6bの方向を向いて軸6のほぼ中央に設けられている。また、糸掛け1の凹部1aの曲げ半径は、7mm程度であり、15mm程度の深さを有し、15mm程度の開口幅に成形され、凹部1aの開放側は、軸6の先端6aの方向を向いて軸6の先端6aに設けられている。さらに、糸掛け1と針掛け2は、釣針の長さ以上の間隔をおいて、いずれも軸6の側端にあり、かつ把手4の長軸先端方向側に設けられている。
また、糸案内3の凹部3aは、開口幅が15mm程度で、10mm程度の深さを有し、凹部3aの開放側は、基幹5の先端方向を向いて基幹5の先端側に設けられている。また、糸止め7は、長さが50mm程度で、幅が23mm程度であり、1枚の板を半分に折り曲げて重ね合わせ、折り曲げられた側とは反対側の先端から8mm程度の位置で2枚を押し開くように曲げ、釣糸Lを食い込ませることが可能なクサビ形の溝7aを形成し、この溝7aの間隔を調整する調節ネジ9が設けられており、把手4の先端側に設けられている。
以下、図2〜図5に基づいて本実施の形態の釣針外し具の使用方法について説明する。図2(イ)に示すように、一方の手H1で釣糸Lを把持し釣上げた魚Fを吊下げてイケスやビク、クーラーボックス、バケツなどの収容容器Bの投入口内に入れ、他方の手H2で釣針外し具の把手4を握って軸6及び把手4がほぼ水平になるように構え、釣糸Lに針掛け2の凹部2aを掛ける。
次に、図2(ロ)に示すように、釣針外し具を下降させ針掛け2の凹部2aに釣針Tを掛止する。続いて、図3(イ)に示すように釣糸Lのテンションを保持しつつ、釣糸Lを水平に引くと共に、把手4の長軸を回転軸として釣針外し具を少し右回転させ、糸掛け1が釣糸Lより上方へ位置する状態にする。
次に、図3(ロ)に示すように把手4の長軸を回転軸として釣針外し具を左回転させながら糸掛け1の凹部1aへ釣糸Lを掛け、さらに回転を続け、軸6の先端6aが下方へ向くようにすると共に、操作部を投入口内へ挿入すると図4(イ)に示す状態になる。このとき釣針Tから延びている釣糸Lの方向が真下方向へ向き、それに伴い釣針Tの針先も下方へ向く状態が形成され、イワシやアジなどの口の柔らかい魚や針掛かりが浅い魚は、釣針Tから外れて落下するが、釣糸Lを引く手H1と把手4を握る手H2とは、魚Fより上方に位置し、魚Fが落下しても双方の手に魚が触れることはない。
しかし、釣針Tにはカエシが設けられており、口の硬い魚Fは、釣針Tから外れ難いため、図4(ロ)に示すように糸掛け1から折り返す釣糸Lを糸案内3に掛け、さらに、釣糸Lに充分テンションを掛けたまま糸止め7の溝7aに食い込ませ、釣針外し具を持つ手H2の横へ揃えて、釣針外し具を勢いよく上下に振って魚Fを振り落とすのであるが、外れ難い場合は、把手の長さを長くしておけば振る速さが速くなり魚に大きな下向きの力を加えることができる。
魚を振り落とす時、糸案内3から延びる釣糸Lは、テンションが緩まないように糸止め7の溝7aに食い込ませて固定しており、対象魚が大きく重い時には、調節ネジ9を回して締め付けることで挟持力を増強し、緩むことを防止している。もし、釣糸Lのテンションが緩むと針掛け2に掛けた釣針Tは、魚Fの自重により回転し、針先が上方へ向くため魚Fを外せなくなるので釣糸Lのテンション維持は重要である。さらに、糸掛け1から延びる釣糸Lは、軸6に沿っており、釣糸Lが収容容器Bに接触することなく、収容容器B内まで操作部を挿入して上下に振れるため、魚Fが暴れた場合でも横へ飛び出すことを防止できる。
以上のように、本発明の実施の形態を説明してきたが、本発明の具体的構成は本実施の形態に限定されるものではなく、発明の要旨を逸脱しない範囲の設計変更などがあっても本発明に含まれる。さらに、本実施の形態の釣針外し具を構成する部材の素材、厚み、直径、長さ、間隔、取り付け位置、取り付け角度及び数量などについては適宜設定することができる。例えば、素材としては、鉄、鋼、ステンレス、チタン、チタン合金、アルミニウム、アルミニウム合金、銅、銅合金、等の金属や、木、竹、セラミック、合成樹脂、カーボン、ガラスなど使用する場所に求められる特性に応じ適宜の材料を使用することができる。
また、軸6および糸案内3の取り付け方向は、把手4の長軸方向に対して直角が好ましいが、必ずしも直角に限定するものではなく傾斜していてもよい。また、糸案内3の凹部3aの開放側は、必ずしも基幹5の先端方向を向いている必要はなく、釣糸Lが糸案内3から外れなければどの方向を向いていてもよい。また、基幹5は、把手4のどの位置にあってもよく、さらに取り付け方向がどの方向を向いていてもよい。また、軸6と基幹5の形状も必ずしも直線状に限定するものではなく他の形状でもよく、さらに、糸掛け1と、針掛け2と、糸案内3の形状は釣糸Lや釣針Tを掛けることができ、振っても外れ難い形状であればどのような形状でもよく、例えば単なる棒状の突起でもよい。また、糸止め7は折り曲げた形以外に、2枚の板を重ね合わせた形でもよい。
さらに、構造としては、どのような使用方法にも、また右利きや左利きにも対応可能とするため、糸掛け1と、針掛け2と、糸案内3と、軸6と、糸止め7とは、形状や取り付け位置及び角度を変更し、また増設することも可能であり、把手4の長さは、口が柔らかく外れやすい魚用の場合は、操作性、携行性を高めるために短くし、口の硬い魚用には、強く振ることができるよう長めにし、長さを自由に設定できるような伸縮型や連結型にしてもよい。さらに、把手4の形状は、丸棒に限らず持ちやすい形状に成形し、滑り止めとしてゴムやウレタン素材で被覆してもよい。
なお、製造コストの低減や強度向上のために基幹5を省略することも可能であり、その場合、例えば、糸案内3を直接把手4の先端側あるいは軸6の付け根6b側に設けてもよい。また、糸案内3を省略し、糸止め7が糸案内3を兼ねるようにしてもよい。また、糸止め7のビス8、調節ネジ9を省略してもよい。また、糸案内3の凹部3aを省略し単なる棒状突起として、把手4の先端側あるいは軸6の付け根6bから、軸6を延長する方向へ設けてもよい。この場合の糸掛け1と、針掛け2と、糸案内3は、すべて同一面上にあるため、部材は、線材ではなく、板材をプレス機などで型抜きして量産することも可能であり、また、合成樹脂による一体成型でもよい。また、楽しい釣針外し具にするために、例えば操作部を動物の形状に成形したものや、キャラクターなどをあしらったものや、本釣針外し具を振ると動物の鳴き声や楽しい音などが出るようにしてもよい。また、本釣針外し具に着色してカラフルにしたり、操作部にメッキを施して防錆性・装飾性を加えたりすることも可能である。また、釣れた魚の数量をカウントできるカウンターなどを備えてもよい。
また、使用方法は、前記の使用方法に限らず適宜使用方法を変更してもよい。例えば、釣針外し具に釣糸Lを掛ける手順は、図2(イ)、(ロ)に示すように針掛け2に釣針Tを掛止し、図3(イ)に示すように、糸掛け1を釣糸Lの上方から掛けてもよく、あるいは下方から掛けてもよい。また、船のイケスなど投入口が広い場合は、糸掛け1と針掛け2を逆にして使うことも可能であり、釣針外し具を図5(イ)に示すように、釣針Tを糸掛け1に掛け、釣針外し具を回転させながら釣針Tから延びる釣糸Lを針掛け2に掛け、さらに回転させ糸掛け1が上を向く状態にし、針掛け2から釣糸Lを持つ手H1へ延びる釣糸Lが水平方向になるように釣糸Lを引き、釣針外し具を上下に振って魚Fを外すことも出来る。
あるいは、糸掛け1に釣針Tを掛け、釣針Tから延びる釣糸Lを糸案内3に掛け、さらに、糸止め7に挟んで釣針外し具を回転させて釣針Tの針先を下方へ向け、振り落としてもよい。さらに、図5(ロ)に示すように、片方の手H1で釣竿を持ったまま釣糸Lを持ち、釣針外し具を他方の手H2で握って操作し釣針Tを外すこともできるため、手返しを速くすることが可能である。
また、図6(イ)は、本発明の実施の形態の釣針外し具の他の例を示す図であり、これまでと同じ部材には同じ符号を付してある。これまでの実施の形態の釣針外し具は、一体構造として説明したが、この他の例の釣針外し具は、一体構造ではなく各部材に分解でき、止めネジ11やクランプ12等を用いて取り付け位置や長さ、角度、方向を自由に可変設定できるような構造であり、各部材は、形状や大きさ、長さの違う部品を用意しておき目的や使用状況に合わせて交換でき、さらに把手4の後端部にはキャップ13があり、このキャップ13を取ると把手4には空洞が設けられており、この空洞内に分解した軸6や針掛け2などの部材を収納することが可能な組立て式釣針外し具である。
この組立て式釣針外し具の組立て方は、まず軸6は、収容容器内に深く差し込んで使用する場合は突き出し長さを長くして基幹5に取り付け、針掛け2の位置は、釣針Tやハリスの長さに応じて軸6の中ほどに取り付け、糸掛け1を軸6の先端に取り付ける。さらに、基幹5の設定角度は、収容容器の投入口に操作部を差し込んだ時の軸の長軸方向が鉛直になるように設定し、把手4の長さは、強く振る時は長く設定し、糸案内3は、右手で把手を握る場合は基幹5の左側に取り付け、左手の場合は反対側に取り付ける。
図6(ロ)は、糸止め7のさらに他の例を示す図であり、その構造は、図6(ロ)に示すように、2枚の板を重ね合わせ、各板の周辺を外側へ押し広げるように曲げて、2枚の板の間に釣糸Lを食い込ませることが可能なクサビ形の溝7aを形成し、一方の板の中央にビス8を固定し、他方の板の中央に穴を開けこの穴にビスを通し、さらに、バネ10をビスに通し、調節ネジ9をねじ込んで2枚の板をバネ10の力で押付け、調節ネジ9を回転させてバネ10の押付け力を調節できる構造にすることも可能である。この2枚の板の形状は円形や四角形に限らずどのような形状でもよく、また、ビス取り付け位置は、端、中央、その他どこであってもよい。この構造の糸止めの特徴は、挟み込んだ釣糸Lの太さや魚の重さに適した摩擦力が得られ、また、あらゆる方向から釣糸を挟み込める上、巻き付けることも可能なため汎用性が高い。
この他の糸止めの構造としては、摩擦係数が大きい素材や弾力を有するや素材用いて、例えば棒状のゴムやビニールなどに釣糸Lを食い込ませることが可能なクサビ形の溝を螺旋状に設け、この溝に釣糸Lを食い込ませるように巻きつけて固定できる構造であってもよい。
本発明の釣針外し具は、釣針外し具の製造・販売・使用を含む漁業、レジャーの産業分野において広く利用することができる。
1 糸掛け
1a 糸掛けの凹部
2 針掛け
2a 針掛けの凹部
3 糸案内
3a 糸案内の凹部
4 把手
5 基幹
6 軸
6a 軸の先端
6b 軸の付け根
7 糸止め
7a 糸止めの溝
8 ビス
9 調節ネジ
10 バネ
11 止めネジ
12 クランプ
13 キャップ
B 収容容器
F 魚
H1、H2 手
L 釣糸
T 釣針

Claims (5)

  1. 棒状の把手を備え、この把手の長軸方向と角度をもって軸を突出して設け、この軸の先端側には釣針および釣糸を掛けることが可能な凹部を有する糸掛けを設け、かつ、この糸掛けの凹部の開放側は前記軸の先端方向を向いており、さらに、前記軸には、前記軸の先端と付け根の間に釣針および釣糸を掛けることが可能な凹部を有する針掛けを設け、かつ、この針掛けの凹部の開放側は前記軸の先端方向とは逆方向を向いて設けていることを特徴とする釣針外し具。
  2. 前記把手の先端側位置、または、前記軸の付け根側位置に、釣糸を掛けることが可能な糸案内を設けることを特徴とする請求項1記載の釣針外し具。
  3. 前記把手の先端側位置、または、前記軸の付け根側位置に、釣糸を固定することができる糸止めを設けることを特徴とする請求項1および2記載の釣針外し具。
  4. 前記糸掛け、前記針掛け、前記糸案内、前記軸、前記糸止め、の少なくともいずれか一つが着脱可能に、もしくは長さ、位置、方向が調整可能に設けられていることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の釣針外し具。
  5. 前記着脱可能な前記糸掛け、前記針掛け、前記糸案内、前記軸、前記糸止め、の少なくともいずれか一つが把手内に設けられた空洞に収納可能であることを特徴とする請求項4記載の釣針外し具。
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