JP2012154690A - カレントプローブモデル化方法、カレントプローブモデル作成装置、シミュレーション方法、シミュレーション装置、及びプログラム - Google Patents

カレントプローブモデル化方法、カレントプローブモデル作成装置、シミュレーション方法、シミュレーション装置、及びプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】BCI試験のシミュレーションをより短時間に行えるようにする技術を提供する。
【解決手段】BCI試験で伝送線にバルク電流の注入に用いるカレントプローブは、伝送線にバルク電流を直接、注入する電圧源と見なし、モデル化する。それにより、カレントプローブは電圧源モデル20で模擬する。カレントプローブは電圧の印加により信号線に電流を注入する。そのようにして注入される電流は、周波数と電圧振幅値のテーブルデータ25に格納された周波数と電圧振幅値の組み合わせにより制御する。このために、周波数と組み合わせる電圧振幅値は、その周波数で実際に注入される電流の電流振幅値と、電圧源モデル20と伝送線を含む測定用回路のシミュレーションにより得られるその電流振幅値とが一致するように選択される。
【選択図】図2

Description

本発明は、BCI試験のシミュレーションを実行する技術に関する。
近年における電子機器の高速化、及び省電力化は、電子機器のノイズの進入による誤動作を起こりやすくさせている。それにより最近では、電子機器の耐ノイズ性能を試験する試験法が広く採用されるようになっている。その試験の一つとして、バルク電流注入(BCI:Bulk Current Injection)試験がある。
このBCI試験は、耐ノイズ性能を厳しく試験するためのものである。このBCI試験法では、信号線に電流を注入し、注入した電流によって電子機器が誤動作するか否かを確認するようになっている。以降、図22〜図26を参照して、このBCI試験法について説明する。
図22は、BCI試験が適用される試験システムの構成を説明する図である。
この試験システムでは、伝送線(例えばワイヤー・ハーネス。以降「ハーネス」と表記)81に電流を注入するためのカレントプローブ(以降「BCIプローブ」)82を取り付け、印加装置83によりBCIプローブ82に電圧を印加することにより、ハーネス81にノイズを模擬する電流(例えば正弦波電流)を注入する。ハーネス81には、試験対象となる電子機器であるDUT(Device Under Test)85、及び例えばオシロスコープである測定器84が接続されている。それにより、ハーネス81に出力されるDUT85の信号を測定器84で測定し、DUT85の誤動作耐性を検証するようになっている。
図22に表す試験システムは、間接試験法が適用されるものである。BCIプローブ82は、専用の冶具と印加装置83を用いて予め調整している。それにより、試験は、信号線81に規定の電流が流れるようにして行われる。
図23は、BCI試験法における直接試験法が適用される試験システムの構成を説明する図である。
この直接試験法では、ハーネス81にカレントプローブ91が取り付けられる。それにより、印加装置92は、カレントプローブ91により検出された電流が規定の電流となるように監視され調整される。
図24は、BCI試験の結果を説明する図である。この試験結果は、図22に表す試験システムでBCI試験を実施した場合のものである。横軸はカレントプローブ82を介してハーネス81に注入される電流の周波数、縦軸は測定器84で測定したDUT85の出力電圧をそれぞれ表している。DUT85は、正常動作時は10MHzの時のように出力電圧は約2.5Vであるが、50〜60MHzの範囲では出力電圧は2.5Vより大きく
上昇している。そのようにDUT85が正常動作時と大きく乖離する電圧の信号を出力することを「誤動作」と判断する条件と定義される。誤動作と判断する条件は、DUT85の種類などによって異なる。
BCI試験は、上記誤動作が生じないようにDUT85内部または外部での対策を行うために実施される。しかし、誤動作の発生原因の特定は難しく、実際の試行錯誤による対策に多くの時間を費やしているのが実情である。誤動作の発生原因の特定が困難な理由の一つとして、BCI試験が行われることの多い高周波領域ではオシロスコープ等の測定器を接続するとDUT85の状態が変化しやすく、正確な測定が困難なことも挙げられる。
このようなことから、近年、例えば非特許文献1に記載されているように、シミュレーションによるBCI試験解析が行われるようになっている。
図25は、非特許文献1に記載されたBCI試験用のシミュレーションモデルの構成例を表す図である。
このシミュレーションモデルは、プリント基板のグランド101、メイングランド102、計5個のインダクタ111〜115、計4個のキャパシタ121〜124、ツイストケーブルモデル131、132、BCIプローブモデル133を備えた構成となっている。図25において、DUTとするプリント基板はピンP3、P5の先に接続されている。また、測定器はピンP2、P4の先に接続されている。印加装置はピンP1の先に接続されている。
図26は、図25のBCIプローブモデルの構成例を説明する図である。図26に表すように、BCIプローブモデル133は、3つの抵抗201〜203、インダクタ205、キャパシタ206、受動素子回路210、電流源モデル231、電圧源モデル232を備えた構成となっている。220は二次側であり、電流源モデル231は抵抗221の両端でセンシングした電流に応じて受動素子回路210に電流を供給し、電圧源モデル232は二次側220に配置されている。受動素子回路210は、2つの抵抗211及び212、2つのインダクタ214及び215、2つのキャパシタ217及び218を接続させた構成となっている。
BCIプローブモデルに必要な機能は、各周波数に応じた振幅値の正弦波電流を流すことである。図26に表す構成では、受動素子回路210は各周波数に応じた振幅値の正弦波電流を電圧源モデル232により流せるように、周波数依存性がフィッティング、つまり各素子の値の特定が行われる。
値の特定の対象となる素子が多くなるほど、フィッティングに要する時間は長くなる。フィッティングに要する時間が長くなるほど、言い換えればBCIプローブモデルの作成に要する時間が長くなるほど、シミュレーションの実行結果を得るための時間も長くなる。図26に表すような受動素子回路210では、素子数が多く、フィッティングに長い時間がかかると予測される。このことから、BCI試験のシミュレーションに要する時間を短縮するうえで、BCIプローブモデルをより短時間に作成できるようにすることも重要と考えられる。
"Modeling of Bulk Current Injection (BCI) Setups for Virtual Automotive I Tests", Sergey Miropolsky et al., EMC Europe 2010, Sep 13-17, 2010, Wroclaw, Poland
本発明は、BCI試験のシミュレーションをより短時間に行えるようにする技術を提供することを目的とする。
本発明では、バルク電流注入試験でバルク電流の注入に用いられるカレントプローブを電圧源モデルとして模擬し、その電圧源モデルに対し、バルク電流の注入のために印加される電圧の電圧振幅値と周波数の組み合わせを設定し、該電圧源モデル、及び該電圧振幅値と該周波数の組み合わせによりカレントプローブをモデル化する。
そのようなモデル化により、フィッティングの対象となるパラメータは電圧振幅値のみとすることができることから、BCI試験のシミュレーションはより短時間に行えるようになる。
本発明では、そのようにして得られたカレントプローブモデルを含むシミュレーション用の回路を生成し、該生成した回路のシミュレーションを実行する。
本発明を適用した場合には、BCI試験のシミュレーションはより短時間に行えるようになる。
本実施形態によるカレントプローブモデル作成装置、及びシミュレーション装置として用いることができるコンピュータのハードウェア構成を説明する図である。 本実施形態におけるカレントプローブモデルの構成例を説明する図である。 周波数と電圧振幅値のテーブルデータ作成処理のフローチャートである。 BCIプローブの電流振幅値実測データの取得に用いられる試験システム例を説明する図である。 BCIプローブの電流振幅値実測データの構成例を説明する図である。 BCIプローブの電流振幅値実測データを取得する周波数データの構成例を説明する図である。 分布定数回路モデルデータの構成例を説明する図である。 測定用回路図データが表す測定用回路の例を説明する図である。 電圧振幅値のリストデータの構成例を説明する図である。 ネットリストDB06の構成例を説明する図である。 シミュレーション結果DB07の内容例を説明する図である。 周波数と電圧振幅値のテーブルデータの構成例を説明する図である。 周波数・電圧・電流振幅値のテーブルデータの構成例を説明する図である。 BCI試験解析処理のフローチャートである。 シミュレートする周波数リストデータの構成例を説明する図である。 周波数と補間された電圧振幅値のテーブルデータの構成例を説明する図である。 BCI試験シミュレーション回路データが表す試験システムのモデルベースの回路図例を説明する図である。 ネットリストDB14の構成例を説明する図である。 シミュレーション結果DB15が表す内容例を説明する図である。 計算結果DB16の内容例を説明する図である。 計算結果DB16から出力されるグラフ例を説明する図である。 BCI試験が適用される試験システムの構成を説明する図である。 BCI試験法における直接試験法が適用される試験システムの構成を説明する図である。 BCI試験の結果を説明する図である。 非特許文献1に記載されたBCI試験用のシミュレーションモデルの構成例を表す図である。 図25のBCIプローブモデルの構成例を説明する図である。
以下、本発明の実施形態について図面を参照しながら説明する。
図1は、本実施形態によるカレントプローブモデル作成装置、及びシミュレーション装置として用いることができるコンピュータのハードウェア構成を説明する図である。このコンピュータは、図1に表すように、外部記憶装置11、メモリ12、CPU13、入力装置14及び出力装置15がバス16によって互いに接続された構成となっている。
外部記憶装置11は、例えばハードディスク装置、光学ディスク等の媒体駆動装置等である。CPU13が実行するプログラムやデータの保存に用いられる。本実施形態によるカレントプローブモデル作成装置、及びシミュレーション装置は、それぞれ、外部記憶装置11から対応するプログラムを読み出してCPU13が実行することで実現される。以降、カレントプローブモデル作成装置を実現させるプログラムは「モデル作成プログラム」、シミュレーション装置を実現させるプログラムは「シミュレーションソフト」とそれぞれ呼ぶことにする。
メモリは、例えば半導体メモリ、或いは半導体メモリを複数、搭載したメモリモジュールである。CPU13がワークに用いられる。
入力装置14は、例えばキーボードやポインティングデバイスといったオペレータ(設計者)がデータ入力や指示に用いられるものである。出力装置15は、例えば各種情報の出力可能な表示装置、或いは印刷装置である。入力装置14及び出力装置15は、外部装置と通信ネットワークを介して接続可能にするネットワーク接続装置であっても良い。入力装置14及び出力装置15に加えて、ネットワーク接続装置を搭載しても良い。「モデル作成プログラム」、及び「シミュレーションソフト」は、ネットワーク接続装置を介して取得するようにしても良い。
図2は、本実施形態におけるカレントプローブモデルの構成例を説明する図である。カレントプローブは、DUTと接続された伝送線に電流を注入するための手段である。このため、カレントプローブ(以降「BCIプローブ」)は、伝送線にとって、電流を注入する電圧源と同じように機能する。本実施形態では、このことに着目し、BCIプローブは電圧源モデル20で模擬する。
電圧源モデルは、汎用のシミュレーション用プログラムに用意されており、電圧源モデル20として用いることができる。BCIプローブを模擬する電圧源モデル20の動作は、周波数と電圧振幅値のテーブルデータ25により管理(定義)する。周波数と電圧振幅値のテーブルデータ25は、周波数毎に、印加される電圧振幅値を定めたものである。例えば図12に表すように、周波数毎の電圧振幅値が格納されている。それにより、電圧源モデル20は、周波数と電圧振幅値のテーブルデータ25に従って、各周波数で印加すべき電圧を印加するものとなっている。以降、この周波数と電圧振幅値のテーブルデータ25の作成方法について詳細に説明する。
図3は、周波数と電圧振幅値のテーブルデータ作成処理のフローチャートである。このテーブルデータ25の作成方法は、図3に表すフローチャートを参照して詳細に説明する。このテーブルデータ作成処理は、モデル作成プログラムをCPU13が実行することによって実現される処理である。モデル作成プログラムの実行は、入力装置14を用いた指示によって実現される。
オペレータは、このテーブルデータ作成処理の実行の前に、BCIプローブの電流振幅値実測データ(以降「実測データ」と略記)DB08を用意する。この実測データDB08は、例えば図4に表すような試験システムを用いて、印加装置45がBCIプローブ43に印加する電圧によって伝送線(以降「ハーネス」)44に注入される電流の振幅値をカレントプローブ42及び測定器41により測定して得るものである。電流振幅値は、周波数を変えて測定する。それにより、実測データDB08は、図5に表すように、例えば周波数毎に電流振幅値を格納したものとなっている。測定する周波数の範囲は、周波数リストデータDB04により管理されている。このリストデータDB04は、図6に表すように、電流振幅値を測定すべき周波数が格納されたものとなっている。
オペレータは、他に、ハーネス44の分布定数回路モデルデータDB01を用意する。このモデルデータDB01は、例えば汎用の電磁界解析ツールを用いて導出することができる。このモデルデータDB01は、図7に表すように、例えば周波数毎に回路の各構成要素の値、つまり抵抗、インダクタ、及びキャパシタの各値をまとめたものである。図7中に表記の「R1」「L1」「C1」等はそれぞれ抵抗値、インダクタンス、キャパシタンスを表している。
このようにして、オペレータは、実測データDB08、及び分布定数回路モデルデータDB01を用意した後、テーブルデータ作成処理の実行を指示する。テーブルデータ作成処理の実行指示により、CPU13は、以下のような処理を順次、行う。用意された実測データDB08、分布定数回路モデルデータDB01を始めとする各種データ、及びテーブル等は、例えば外部記憶装置11に保存され、必要に応じてメモリ12に読み出され、参照、或いは更新される。
先ず、ステップS01では、CPU13は、分布定数回路モデルデータDB01及び正弦波理想電圧源モデルデータDB02を参照し、測定用回路図データDB03を作成する。この測定用回路図データDB03が表す測定用回路は、例えば図8に表すように、伝送線路モデル52に電圧源モデル51を接続したものである。電圧源モデル51は、正弦波理想電圧源モデルデータDB02、及び図2の電圧源モデル20に対応するものである。伝送線路モデル52は、図4のハーネス44に対応するものである。分布定数回路モデルデータDB01に周波数毎に用意された各構成要素の値は伝送線路モデル52に与えられる。伝送線路モデル52は、汎用的なシミュレータに用意されたものを使用することができる。図8に表す測定用回路の構成は、BCIプローブが異なっても変化しない。このことから、測定用回路図データDB03は、分布定数回路モデルデータDB01、及び正弦波理想電圧源モデルデータDB02をそれぞれ電圧源モデル51、伝送線路モデル52に適用することで作成される。
次にステップS02では、CPU13は、測定用回路図データDB03、周波数リストデータDB04、電圧振幅値のリストデータDB05を参照し、ネットリストDB06を作成する。
電圧振幅値のリストデータDB05は、図9に表すように、フィッティングの対象となる電圧振幅値をまとめたものである。電圧振幅値の刻み幅は任意に設定して良いものである。
ネットリストは、対象とする回路の構成要素間の接続関係を表すものである。例えば図10に表すように、モデル名情報61、接続関係情報62、モデル種別情報63、及びパラメータ情報64がモデル毎に用意されている。
図8中に表記の「V1」「I1」[net1」「gnd」はそれぞれ、回路の構成要素に割り当てられた識別情報であるモデル名である。モデル名情報61としては、そのようなモデル名がネットリストDB06中に格納される。図8中の[net1」「gnd」は、構成要素間を接続する仮想的な伝送線を表すモデル名である。
接続関係情報62は、モデル名情報61が表すモデル名の構成要素に接続されている構成要素を表す情報である。構成要素の情報としては、例えば構成要素のモデル名を採用することができる。例えば図10中に表記の「(net1 gnd)」は、モデル名が「V1」の電圧源51はモデル名がnet1及びgndの2つの伝送路と接続されていることを表している。
モデル種別情報63は、モデル名情報61が表すモデル名の構成要素の種別名を表す情報である。この種別名は、シミュレーションでモデルの種別を特定するために用いられる。図10中に表記の「vsin」「wire」はそれぞれ、正弦波の電圧を印加する電圧源モデル、信号が伝送される伝送線路モデル、を表している。
パラメータ情報64は、対応するモデルに係わるパラメータの内容を表す情報である。例えば図10に表記の「f=1M vf=30」は、対応するモデル(ここでは電圧源モデル51)が、周波数fが1MHzで電圧振幅値vfが30Vの正弦波電圧を印加することを表している。また「len=1.0 file=DB01」は、伝送経路モデル52の伝送線路の長さが1.0m、内部の構成要素の値の参照先は分布定数回路モデルデータDB01であることを表している。
ステップS03では、CPU13は、ネットリストDB06を参照して、ネットリストDB06が表す回路のシミュレーションを行う。そのシミュレーションにより、電圧源モデル51がパラメータ情報64に従って動作した場合に伝送線路モデル52を流れる電流の時間変化等が確認可能なシミュレーション結果DB07が得られる。
図11は、ステップS03でのシミュレーションの実行によって得られるシミュレーション結果の内容例を説明する図である。図11では、横軸に時間、縦軸に電流値をとって伝送線路モデル52を流れる電流の変化を表している。このシミュレーション結果DB07は、周波数fが1MHzで電圧振幅値vfが30Vの正弦波電圧を電圧源モデル51が印加する場合のものである。
ステップS04では、CPU13は、シミュレーション結果DB07とBCIプローブの電流振幅値実測データDB08とを比較し、シミュレーションを行った周波数での電流振幅値の等価性を検証する。シミュレーション結果DB07が表す電流振幅値は、例えばシミュレーションを実行させたシミュレータに搭載された演算機能により得られたものである。
ステップS05では、CPU13は、その検証結果から、シミュレーション結果DB07が表す電流振幅値がBCIプローブの電流振幅値実測データDB08が表す電流振幅値が等しいか否か判定する。両者が予め定めた許容範囲内で一致していた場合、判定はYesとなってステップS10に移行する。そうでない場合には、判定はNoとなってステップS06に移行する。
ステップS10では、CPU13は、周波数と電圧振幅値のテーブルデータ25に、シミュレーションに用いた周波数と電圧振幅値をまとめたエントリを追加する。その後はステップS11に移行する。
ステップS06では、CPU13は、周波数・電圧・電流振幅値テーブルデータDB09に、ネットリストDB06の電圧源モデル51のパラメータ情報64が表す周波数と電圧振幅値、及びBCIプローブの電流振幅値実測データDB08の電流振幅値をまとめたエントリ(レコード)を追加する。
図13は、周波数・電圧・電流振幅値テーブルデータDB09の構成を説明する図である。
ネットリストDB06の作成は、電圧振幅値のリストデータDB05及び周波数リストデータDB04を参照して行われる。それらのリストデータDB05及びDB04を参照することにより、周波数と電圧振幅値の組み合わせが決定される。このことから、図13に表すように、周波数・電圧・電流振幅値テーブルデータDB09は、周波数と電圧振幅値の組み合わせ毎に、電流振幅値が格納される形となっている。
ステップS07では、CPU13は、電圧振幅値のリストデータDB05に存在する全ての電圧振幅値の解析が終了したか否か判定する。2つのリストデータDB05及びDB04を参照しての周波数と電圧振幅値の組み合わせは、固定にする周波数を順次、変更させながら、固定の周波数と組み合わせる電圧振幅値を変更させていく形で決定される。このため、現在対象とする周波数と全ての電圧振幅値の組み合わせで解析を行った場合、判定はYesとなってステップS09に移行する。固定の周波数と組み合わせる電圧振幅値が残っていた場合、判定はNoとなってステップS08に移行する。
ステップS08では、CPU13は、電圧振幅値のリストデータDB05を参照し、固定の周波数と組み合わせる電圧振幅値を変更(選択)する。その後、上記ステップS02に戻る。このときには、固定の周波数と変更された電圧振幅値の組み合わせでネットリストDB06が作成されることとなる。
ステップS09では、CPU13は、周波数・電圧・電流振幅値テーブルデータDB09及びBCIプローブの電流振幅値実測データDB08を参照し、周波数・電圧・電流振幅値テーブルデータDB09に格納されている周波数が固定された周波数のエントリのなかから、BCIプローブの電流振幅値実測データDB08の対応する電流振幅値(固定させている周波数の電流振幅値)に最も近い電流振幅値のエントリを抽出(選択)する。その後に移行するステップS10では、CPU13は、抽出したエントリの周波数と電圧振幅値をまとめたエントリを周波数と電圧振幅値のテーブルデータ25に追加する。その追加後はステップS11に移行する。
ステップS11では、CPU13は、周波数リストデータDB04に存在する各周波数で周波数と電圧振幅値のテーブルデータ25のエントリを求めたか否か判定する。各周波数のエントリが全て周波数と電圧振幅値のテーブルデータ25に追加された場合、判定はYesとなり、ここで周波数と電圧振幅値のテーブルデータ作成処理を終了する。そうでない場合、つまり周波数と電圧振幅値のテーブルデータ25に追加すべきエントリが残っている場合、判定はNoとなって上記ステップS02に戻る。このとき、ステップS02では、別の周波数と電圧振幅値の組み合わせでネットリストDB06が作成される。
このようにして、周波数と電圧振幅値のテーブルデータ25には、BCIプローブの電流振幅値実測データDB08に最も合った周波数と電圧振幅値の組み合わせが周波数毎にまとめられる。それにより、周波数と電圧振幅値のテーブルデータ25の作成と合わせ、本実施形態によるBCIプローブモデルの作成が終了する。
その周波数と電圧振幅値の組み合わせは、事実上、電圧振幅値のみをパラメータとし、実測結果に最も合う電圧振幅値を抽出することで特定したものである。そのようにフィッティングの対象とするパラメータを電圧振幅値のみとしているため、複数のパラメータを対象にする場合(例えば図25)と比較して、フィッティングに要する時間は大幅に短縮できることとなる。
本実施形態によるモデル作成プログラムは、図3に表すような一連の処理をCPU13に実行させる。しかし、上述したように、ステップS01、S02、及びS03の処理では、既存のシミュレータを用いることができる。このことから、モデル作成プログラムは、既存のシミュレータ、及び電磁界解析ツールの利用を想定したものとなっている。しかし、モデル作成プログラムは、既存のシミュレータ、或いは電磁界解析ツールの利用を想定していないものとしても良い。
なお、本実施形態では、異なる周波数でBCI試験のシミュレーションを複数行う場合を想定し、周波数と電圧振幅値の組み合わせを複数、周波数と電圧振幅値のテーブルデータ25に格納するようにしているが、特定の周波数でのみシミュレーションを行えば良いような場合、その組み合わせは一つだけでも良い。
次に、本実施形態によるシミュレーション装置について詳細に説明する。このシミュレーション装置は、上記のように、本実施形態によるシミュレーションソフトをCPU13が実行することで実現される。
起動されたシミュレーションソフトは、図14にフローチャートを表すBCI試験解析処理をCPU13に実行させる。このことから、図14を参照して、本実施形態で行われる、BCIプローブモデルを用いたBCI試験のシミュレーション方法について詳細に説明する。図14に表す各種データは、外部記憶装置11、或いはメモリ12に保存されたものである。外部記憶装置11に保存されたデータは、メモリ12に読み出されて参照、或いは更新される。
先ず、ステップS21では、CPU13は、周波数と電圧振幅値のテーブルデータ25、シミュレートする周波数リストデータDB11を参照し、周波数と補間された電圧振幅値のテーブルデータDB12を導出する。
シミュレートする周波数リストデータDB11は、図15に表すように、シミュレーションを行う周波数をまとめたものである。そのリストデータDB11及び周波数と電圧振幅値のテーブルデータ25を参照して作成されるテーブルデータDB12は、図16に表すように、リストデータDB11が表す周波数毎に電圧振幅値を格納したものである。CPU13は、そのリストデータDB11及び周波数と電圧振幅値のテーブルデータ25を参照して、そのテーブルデータ25に存在しない周波数を特定し、特定した周波数での電圧振幅値を補間により算出する。それにより、リストデータDB11が表す周波数毎に電圧振幅値が格納されたテーブルデータDB12が作成される。図16と図12の比較から明らかなように、テーブルデータDB12には周波数が1.5MHzのエントリが追加されている。
ステップS22では、CPU13は、テーブルデータDB12、及びBCI試験シミュレーション回路データDB13を参照して、ネットリストDB14を作成する。
BCI試験シミュレーション回路データDB13は、BCI試験のシミュレーションを行う試験システムのモデルベースの回路図を表すデータである。その回路図は、例えば図17に表すようなものである。図17に表す回路図は、図22に表す試験システムに相当するものである。それにより、DUTモデル71はDUT85に相当し、同様に、ハーネスモデル72及び73はハーネス81、BCIプローブモデル74はBCIプローブ82(及び印加装置83)、信号の出力先の端子75は測定器84にそれぞれ相当する。図22の試験システムには記載されていないが、Vsource76はDUTモデル71に電圧を供給する直流電圧源モデルである。ハーネス81は、3本の伝送線を束ねたものであることから、BCIプローブモデル74は、伝送線毎にBCIプローブモデル74a〜74cが用意されたものとなっている。
図17には、図8と同様に、モデル名(図17中「I1」「I2」「V1」「V2」「V3」「I3」「Vsource」「Vmeasure」が相当)を表記している。「net1」〜「net12」及び「gnd」は仮想的な伝送線路のモデル名を表している。
ネットリストは、上記のように、モデル毎にモデル名情報61、接続関係情報62、モデル種別情報63、及びパラメータ情報64が用意されたものである。図17に表すような回路図の回路図データDB13を参照する場合、作成されるネットリストDB14は図18に表すようなものとなる。モデル名が「Vsource」のモデル種別情報63として記述の「vsource」は、直流電圧源モデルである。
ステップS23では、CPU13は、ネットリストDB14を用いて、過渡解析のためのBCI試験のシミュレーションを行う。そのシミュレーションの実行結果はシミュレーション結果DB15として出力する。
図19は、ステップS23でのシミュレーション結果の例を説明する図である。横軸に時間、縦軸に電圧値をとって、出力端子75aと75b間の電圧値の時間変化を表している。
ステップS24では、CPU13は、シミュレーション結果DB15から、電圧値の平均値を計算する。ステップS25では、CPU13は、その計算結果を計算結果データDB16に保存する。シミュレーションの実行、及び電圧値の平均値の計算には、汎用のシミュレータを使用することができる。
ステップS26では、CPU13は、周波数と補間された電圧振幅値のテーブルデータDB12に存在する周波数の全てでシミュレートを行ったか否か判定する。そのテーブルデータDB12に存在する周波数のなかでシミュレートを行っていない周波数が残っていた場合、判定はNoとなって上記ステップS22に戻る。それにより、ステップS22では、異なる周波数でシミュレートを行うためのネットリストDB14を作成する。シミュレートを行っていない周波数が残っていない場合、判定はYesとなり、ここでBCI試験解析処理を終了する。
このようにして、計算結果データDB16には、シミュレートを行った周波数毎に、平均電圧値が格納されることになる。それにより、計算結果データDB16は、図20に表すような構成となっている。
図21は、計算結果データDB16のグラフ化の例を説明する図である。このグラフは、横軸に周波数、縦軸に平均電圧値(DUT71が出力する信号の電圧値の平均値に相当。このため図21では「DUTの出力信号[V]」と表記)をとって、平均電圧値の周波数変化を表したものである。この図21、及び図24から、実測によるBCI試験と同じ傾向のシミュレーション結果が得られることが分かる。それにより、図2に表すようなBCIプローブのモデル化は有効であることが確認できる。
図21に表すようなグラフは、オペレータの指示に応じて出力装置15等に出力させるようにしても良いが、例えばステップS26のYesの判定後、自動的に出力させるようにしても良い。図21に表すようなグラフを自動的に出力するようにした場合には、シミュレーション結果の確認をより効率的に行えるようになる。
BCI試験のシミュレーションでは、DUTが模擬されるので、DUTモデル71内部の信号の過渡応答を確認することもできる。そのため、BCI試験における誤動作の発生原因の検証もより容易に行えるようになる。BCI試験では正弦波電流が注入される。シミュレーションの結果として電圧値の平均値を自動的に計算するのは、このためである。電圧値の平均値を自動的に計算することにより、シミュレーションの結果は効率的により把握し易い形で提供することができる。
シミュレーションは、シミュレートする周波数リストデータDB11に従い、複数の周波数で自動的に実行するようになっている。これは、所望の複数の周波数でのシミュレーション結果をより容易に得られるようにするためである。シミュレーションを実行する周波数は、リストデータDB11により管理することができる。
本実施形態によるシミュレーションソフトは、図14に表すような一連の処理をCPU13に実行させる。しかし、上述したように、ステップS23、及びS24の処理では、既存のシミュレータを用いることができる。このことから、シミュレーションソフトも同様に、既存のシミュレータの利用を想定したものとなっている。しかし、シミュレーションソフトは、既存のシミュレータの利用を想定していないものとしても良い。
20、51 電圧源モデル
25 周波数と電圧振幅値のテーブルデータ
41 測定器
42 カレントプローブ
43 カレントプローブ(BCIプローブ)
44 伝送線(ワイヤー・ハーネス)
45 印加装置
52 伝送線路モデル
71 DUTモデル
72、73 ハーネスモデル
74、74a〜74c BCIプローブモデル
75、75a、75b 出力端子
76 直流電圧源モデル
DB01 分布定数回路モデルデータ
DB02 正弦波理想電圧源モデルデータ
DB03 測定用回路図データ
DB04 周波数リストデータ
DB05 電圧振幅値のリストデータ
DB06、DB14 ネットリスト
DB07、DB15 シミュレーション結果
DB08 BCIプローブの電流振幅値実測データ
DB09 周波数・電圧・電流振幅値のテーブルデータ
DB11 シミュレートする周波数リストデータ
DB12 周波数と補間された電圧振幅値のテーブルデータ
DB13 BCI試験シミュレーション回路データ
DB16 計算結果

Claims (11)

  1. バルク電流注入試験でバルク電流の注入に用いられるカレントプローブをモデル化する方法であって、
    前記カレントプローブを電圧源モデルとして模擬し、
    前記電圧源モデルに対し、前記バルク電流の注入のために印加される電圧の電圧振幅値と周波数の組み合わせを設定し、
    該電圧源モデル、及び該電圧振幅値と該周波数の組み合わせにより前記カレントプローブをモデル化する、
    ことを特徴とするカレントプローブモデル化方法。
  2. 前記バルク電流の周波数と前記電圧振幅値の組み合わせは、
    前記カレントプローブを用いて前記バルク電流を注入させた伝送線の分布定数、及び前記電圧源モデルを含む測定用回路図を生成し、
    該生成した測定用回路図を対象にしたシミュレーションを実行して、該シミュレーションを実行させた周波数のときに前記カレントプローブにより前記信号線に実際に注入された電流の第1の電流振幅を該シミュレーションにより得られた該信号線の第2の電流振幅値と比較することにより、該周波数と組み合わせる前記電圧振幅値を抽出することにより特定する、
    ことを特徴とする請求項1記載のカレントプローブモデル化方法。
  3. 前記測定用回路図を対象にしたシミュレーションは、前記第1の電流振幅値と前記第2の電流振幅値が許容範囲内で一致しなかった場合に、前記電圧源モデルに出力させる前記電圧振幅値を変更させて再度、行うことにより、前記電圧振幅値の変更によって前記第1の電流振幅値と前記第2の電流振幅値が許容範囲内で一致するか否か確認する、
    ことを特徴とする請求項2記載のカレントプローブモデル化方法。
  4. バルク電流注入試験でバルク電流の注入に用いられるカレントプローブのモデルを作成する装置であって、
    前記カレントプローブを模擬する電圧源モデル、及び前記カレントプローブによりバルク電流が注入される伝送線の分布定数を用いて、該電圧源モデル、及び伝送線を模擬する伝送線モデルを含む測定用回路図を生成する回路図生成手段と、
    前記回路図生成手段が生成した測定用回路図のシミュレーションを行うシミュレーション手段と、
    前記カレントプローブを用いて前記伝送線に実際に注入される電流の第1の電流振幅値と周波数の関係を表す実測データを格納したデータ格納手段と、
    前記シミュレーション手段によるシミュレーションの結果が表す前記伝送線モデルに流れる電流の第2の電流振幅値を、前記実測データのなかで該シミュレーションの実行に用いられた周波数に対応する電流振幅値と比較する比較手段と、
    前記比較手段による比較結果を基に、前記電圧源モデルの動作を制御するための周波数と電圧振幅値の組み合わせを設定する組み合わせ設定手段と、
    を具備することを特徴とするカレントプローブモデル作成装置。
  5. 前記組み合わせ設定手段は、前記第1の電流振幅値と前記第2の電流振幅値が許容範囲内で一致しなかったと前記比較手段が比較した場合に、前記電圧源モデルに出力させる電圧振幅値を変更させたシミュレーションを前記シミュレーション手段に実行させ、該電圧振幅値の変更によって得られる前記第2の電流振幅値と前記第1の電流振幅値を前記比較手段に比較させる、
    ことを特徴とする請求項4記載のカレントプローブモデル作成装置。
  6. 請求項1記載のカレントプローブモデル化方法、または請求項4記載のカレントプローブモデル作成装置により得られたカレントプローブモデルを含むシミュレーション用の回路を生成し、
    該生成した回路のシミュレーションを実行する、
    ことを特徴とするシミュレーション方法。
  7. 請求項1記載のカレントプローブモデル化方法、または請求項4記載のカレントプローブモデル作成装置により得られたカレントプローブモデルを含むシミュレーション用の回路を生成する回路生成手段と、
    前記回路生成手段が生成した回路のシミュレーションを実行するシミュレーション手段と、
    を具備することを特徴とするシミュレーション装置。
  8. 前記シミュレーション手段によるシミュレーションの実行結果を用いて、前記回路のなかで伝送線を模擬する伝送線モデルに流れる電流の電流振幅値の平均値を計算する平均値計算手段、
    を更に具備することを特徴とする請求項7記載のシミュレーション装置。
  9. 前記シミュレーション手段は、前記カレントプローブモデルを構成する電圧源モデルに電圧振幅値を出力させる周波数を変更させて前記シミュレーションを複数回、実行する、
    ことを特徴とする請求項7記載のシミュレーション装置。
  10. バルク電流注入試験でバルク電流の注入に用いられるカレントプローブのモデルを作成する装置として利用可能なコンピュータに、
    前記カレントプローブを模擬する電圧源モデル、及び前記カレントプローブによりバルク電流が注入される伝送線の分布定数を用いて、該電圧源モデル、及び伝送線を模擬する伝送線モデルを含む測定用回路図を生成する回路図生成機能と、
    前記回路図生成機能により生成した測定用回路図のシミュレーションを行うシミュレーション機能と、
    前記カレントプローブを用いて前記伝送線に実際に注入される電流の第1の電流振幅値と周波数の関係を表す実測データを格納したデータ格納手段にアクセスするアクセス機能と、
    前記シミュレーション機能によるシミュレーションの結果が表す前記伝送線モデルに流れる電流の第2の電流振幅値を、前記実測データのなかで該シミュレーションの実行に用いられた周波数に対応する電流振幅値と比較する比較機能と、
    前記比較機能による比較結果を基に、前記電圧源モデルの動作を制御するための周波数と電圧振幅値の組み合わせを設定する組み合わせ設定機能と、
    を実現させるためのプログラム。
  11. シミュレーションを行わせることが可能なコンピュータに、
    請求項1記載のカレントプローブモデル化方法、または請求項4記載のカレントプローブモデル作成装置により得られたカレントプローブモデルを含むシミュレーション用の回路を生成する回路生成機能と、
    前記回路生成手機能により生成した回路のシミュレーションを実行するシミュレーション機能と、
    を実現させるためのプログラム。
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