JP2012150389A - 電子機器、制御方法、及び制御プログラム - Google Patents
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Abstract
【課題】ユーザが意図して発したパルス音であるか、ユーザの意図によらず発せられたパルス音であるかを、より正確に判断することができる電子機器、制御方法、及び制御プログラムを提供する
【解決手段】音声取得部は、電子機器の周囲の音波を音声信号へと変換する。パルス音検出部は、音声信号にパルス音に基づく信号が含まれているか否かを判断する。動作指示音検出部は、パルス音に基づく信号が判断基準を満たすか否かを判断する。動作制御部は、判断基準に基づいた報知動作を行うよう報知部を制御する。
【選択図】図1
【解決手段】音声取得部は、電子機器の周囲の音波を音声信号へと変換する。パルス音検出部は、音声信号にパルス音に基づく信号が含まれているか否かを判断する。動作指示音検出部は、パルス音に基づく信号が判断基準を満たすか否かを判断する。動作制御部は、判断基準に基づいた報知動作を行うよう報知部を制御する。
【選択図】図1
Description
本発明は、拍手音等のパルス音を検出して、そのパルス音に従った動作を行う電子機器、制御方法、及び制御プログラムに関する。
近年、音に反応して特定の動作を行う電子機器が広まっており、例えば、ユーザによって発せられた拍手音を検出し、その拍手音に応じた動作をする電子機器がある。ただし、このような電子機器において、ユーザが意図して発したパルス音であるか、ユーザの意図によらず発せられたパルス音であるかを判断することは難しかった。このような課題を解決するため、例えば、手拍子音の間隔時間と手拍子の回数を検出判定してこれが規定値内一致したときに手拍子音と認識する技術が特開2001−128281号公報(特許文献1)に記載されている。
上記特許文献1に記載の技術を用いることによって、ユーザが意図して発したパルス音であるか、ユーザの意図によらず発せられたパルス音であるかを、ある程度判断することできるが、ユーザが意図して発したパルス音であるか、ユーザの意図によらず発せられたパルス音であるかを、より正確に判断することが望まれている。
本発明はこのような問題点に鑑みなされたものであり、ユーザが意図して発したパルス音であるか、ユーザの意図によらず発せられたパルス音であるかを、より正確に判断することができる電子機器、制御方法、及び制御プログラムを提供することを目的とする。
本発明は上述した従来の技術の課題を解決するため、電子機器において、前記電子機器の周囲の音波を音声信号へと変換する音声取得部(1)と、前記音声信号にパルス音に基づく信号が含まれているか否かを判断するパルス音検出部(302)と、前記パルス音に基づく信号が所定の判断基準を満たすか否かを判断する動作指示音検出部(303)と、前記判断基準に基づいた報知動作を行うよう報知部(13)を制御する動作制御部(304)とを備えることを特徴とする電子機器
を提供する。
また、本発明は上述した従来の技術の課題を解決するため、電子機器の動作を制御する制御方法において、動作指示音であるか否かを判断するための判断基準に基づいた報知動作を行うよう報知部を制御する動作制御ステップ(S602)と、音声取得部によって変換された前記電子機器の周囲の音波に基づく音声信号に、パルス音に基づく信号が含まれているか否かを判断するパルス音検出ステップ(S604,S607,S610)と、前記パルス音に基づく信号が前記判断基準を満たすか否かを判断する動作指示音検出ステップ(S606,S609,S611,S612)とを有することを特徴とする制御方法を提供する。
また、本発明は上述した従来の技術の課題を解決するため、電子機器のコンピュータに、動作指示音であるか否かを判断するための判断基準に基づいた報知動作を行うよう報知部を制御する動作制御ステップ(S602)と、音声取得部によって変換された前記電子機器の周囲の音波に基づく音声信号に、パルス音に基づく信号が含まれているか否かを判断するパルス音検出ステップ(S604,S607,S610)と、前記パルス音に基づく信号が前記判断基準を満たすか否かを判断する動作指示音検出ステップ(S606,S609,S611,S612)とを実行させることを特徴とする制御プログラムを提供する。
を提供する。
また、本発明は上述した従来の技術の課題を解決するため、電子機器の動作を制御する制御方法において、動作指示音であるか否かを判断するための判断基準に基づいた報知動作を行うよう報知部を制御する動作制御ステップ(S602)と、音声取得部によって変換された前記電子機器の周囲の音波に基づく音声信号に、パルス音に基づく信号が含まれているか否かを判断するパルス音検出ステップ(S604,S607,S610)と、前記パルス音に基づく信号が前記判断基準を満たすか否かを判断する動作指示音検出ステップ(S606,S609,S611,S612)とを有することを特徴とする制御方法を提供する。
また、本発明は上述した従来の技術の課題を解決するため、電子機器のコンピュータに、動作指示音であるか否かを判断するための判断基準に基づいた報知動作を行うよう報知部を制御する動作制御ステップ(S602)と、音声取得部によって変換された前記電子機器の周囲の音波に基づく音声信号に、パルス音に基づく信号が含まれているか否かを判断するパルス音検出ステップ(S604,S607,S610)と、前記パルス音に基づく信号が前記判断基準を満たすか否かを判断する動作指示音検出ステップ(S606,S609,S611,S612)とを実行させることを特徴とする制御プログラムを提供する。
本発明の電子機器、制御方法、及び制御プログラムによれば、ユーザが意図して発したパルス音であるか、ユーザの意図によらず発せられたパルス音であるかを、より正確に判断することができる。
以下、本発明の電子機器、制御方法、及び制御プログラムについて、添付図面を参照して説明する。なお、各実施形態において、音声信号を記録再生する電子機器を例に説明するが、これに限られるものではなく、映像機器や通信機器等の種々の電子機器でもよい。なお、拍手音等のユーザが意図して発したパルス音を単に「ユーザによるパルス音」と称することとする。
<第1実施形態>
図1に示すブロック図を用いて、第1実施形態の電子機器100の概要について説明する。なお、本実施形態においては、音声信号の記録再生動作を行う電子機器100を例にして説明する。まず、実施形態の電子機器100における、音声信号の記録再生動作を中心に説明する。
図1に示すブロック図を用いて、第1実施形態の電子機器100の概要について説明する。なお、本実施形態においては、音声信号の記録再生動作を行う電子機器100を例にして説明する。まず、実施形態の電子機器100における、音声信号の記録再生動作を中心に説明する。
音声取得部1は、電子機器100の周囲の音波を電気信号(音声信号)へと変換して、その電気信号を出力する。音声取得部1にはマイクロフォン等の電気音響変換機器を用いることができる。
フィルタ2は、音声取得部1が変換した音声信号の所定の周波数以下の帯域(低域)をカットする。なお、所定の周波数は300Hz程度であることが好ましい。ユーザによるパルス音は、概ね300Hz〜2kHz程度の周波数成分を有するため、フィルタ2が低域をカットすることで、ユーザによるパルス音が含まれない帯域の内の低域側の帯域を除くことができる。なお、所定の周波数(例えば2kHz)以上の周波数帯域(高域)をカットするフィルタを同時に用いれば、高域側の帯域も除くことができるため、より正確にユーザによるパルス音が含まれない帯域を除くことができる。ただし、高域の周波数成分はユーザによるパルス音の検出を妨げるような大きなレベルのノイズ音が、比較的少ないため、低域をカットするフィルタのみでもよい。また、フィルタ2を省略する構成にしてもよい。
ゲイン可変増幅部4は、フィルタ2によって所定の周波数帯域がカットされた後の音声信号を増幅する。ゲイン可変増幅部における増幅率は、制御部1のオートレベルコントロール(ALC)制御部301によって設定される。なお、本実施形態においては、ゲイン可変増幅部4が音声信号を増幅する例について説明するが、ゲイン可変増幅部4が音声信号の減衰も行うような構成にしてもよい。
ALC制御部301は、ゲイン可変増幅部4が出力する音声信号のレベルが、所定の範囲に収まるよう(又は所定のレベルになるよう)ゲイン可変増幅部4における増幅率を設定する。
ここで、図2の波形図と、図3のフローチャートを用いて、ゲイン可変増幅部4とALC制御部301とが協働して実行するALC処理について、詳細に説明する。なお、Gini及びAiniは、ALC処理を開始したときにゲイン可変増幅部4が出力している出力音声信号の初期値を示す。また、Goutは、出力音声信号の初期値がGiniであるときのゲイン可変増幅部4が出力する出力音声信号の変化を示し、Aoutは、出力音声信号の初期値がAiniであるときのゲイン可変増幅部4が出力する出力音声信号の変化を示す。
音声信号が入力されると、ALC制御部301及びゲイン可変増幅部4は、ALC動作を開始する。まず、ステップS31にて、ALC制御部301は、ゲイン可変増幅部4が出力する出力音声信号のレベルが、下限値L2未満、下限値L2以上かつ上限値L1未満、上限値L1以上のいずれの範囲に含まれるかを判断する。
ステップS31にて、ALC制御部301が、出力音声信号のレベルが下限値L2未満であると判断した場合、ステップS32に進む。また、出力音声信号のレベルが、上限値L1以上であると判断した場合、ステップS33に進む。また、出力音声信号のレベルが、下限値L2以上かつ上限値L1未満であると判断した場合、ステップS34に進む。
ステップS31にて、ALC制御部301が、出力音声信号のレベルが下限値L2未満であると判断した場合、ステップS32に進む。また、出力音声信号のレベルが、上限値L1以上であると判断した場合、ステップS33に進む。また、出力音声信号のレベルが、下限値L2以上かつ上限値L1未満であると判断した場合、ステップS34に進む。
ステップS31にて、図2(a)に示すように、出力音声信号Goutのレベルが下限値L2未満である場合、次のステップS32にて、ALC制御部301は、ゲイン可変増幅部4における増幅率を所定値(例えば1dB)大きくする。その後、ステップS34に進み、所定時間(例えば10mS)待機し、ステップS31に戻る。つまり、図2(a)における0mS〜40mSの区間のように、出力音声信号Goutのレベルが下限値L2未満である場合、ALC制御部301は、所定時間(10mS)ごとに1dBずつ、ゲイン可変増幅部4の増幅率を大きくする。
なお、本実施形態のように、ALC制御部301が、ゲイン可変増幅部4の増幅率を所定値(1dB)ずつ大きくすることで、後述するパルス音検出に対して悪影響が少ないALC処理とすることができる。
ステップS31にて、図2(b)に示すように、出力音声信号Aoutのレベルが上限値L1以上である場合、次のステップS33にて、ALC制御部301は、ゲイン可変増幅部4における増幅率を所定値(例えば1dB)小さくする。その後、ステップS34に進み、所定時間(例えば10mS)待機し、ステップS31に戻る。つまり、図2(b)における0mS〜40mSの区間のように、出力音声信号Aoutのレベルが上限値L1以上である場合、ALC制御部301は、所定時間(10mS)ごとに1dBずつ、ゲイン可変増幅部4の増幅率を小さくする。
なお、本実施形態のように、ALC制御部301が、ゲイン可変増幅部4の増幅率を所定値(1dB)ずつ小さくすることで、後述するパルス音検出に対して悪影響が少ないALC処理とすることができる。
ステップS31にて、出力音声信号のレベルが下限値L2以上かつ上限値L1未満であると判断した場合、ステップS34に進み、所定時間(例えば10mS)待機し、ステップS31に戻る。つまり、図2(a)における40mSより後の区間や、図2(b)における40mSより後の区間のように、ゲイン可変増幅部4が出力する出力音声信号Gout,Aoutのレベルが下限値L2以上かつ上限値L1未満である場合、ALC制御部301は、ゲイン可変増幅部4の増幅率を変更しない。
なお、下限値L2と上限値L1の値を同じ値としてもよい。その場合、ALC制御部301は、ゲイン可変増幅部4が出力する出力音声信号のレベルが、下限値L2(=上限値L1)より大きいか小さいかを判断する。そして、ALC制御部301は、ゲイン可変増幅部4が出力する出力音声信号のレベルが下限値L2(=上限値L1)より小さい場合、ゲイン可変増幅部4の増幅率を大きくし、ゲイン可変増幅部4が出力する出力音声信号のレベルが下限値L2(=上限値L1)より大きい場合、ゲイン可変増幅部4の増幅率を小さくする。
なお、前述のように、下限値L2と上限値L1の値を異なる値とし、一定のレベル範囲において、ゲイン可変増幅部4の増幅率を変更しないようにすれば、出力レベルが変動する頻度が少なくなるため、音声信号の記録(録音)を行う際に、聴感上、より違和感のない録音とすることができる。
以上が、ゲイン可変増幅部4とALC制御部301とが協働して実行するALC処理である。このようにゲイン可変増幅部4とALC制御部301とは協働してALC処理部として機能する。
なお、前述のように、下限値L2と上限値L1の値を異なる値とし、一定のレベル範囲において、ゲイン可変増幅部4の増幅率を変更しないようにすれば、出力レベルが変動する頻度が少なくなるため、音声信号の記録(録音)を行う際に、聴感上、より違和感のない録音とすることができる。
以上が、ゲイン可変増幅部4とALC制御部301とが協働して実行するALC処理である。このようにゲイン可変増幅部4とALC制御部301とは協働してALC処理部として機能する。
図1の説明に戻り、録音処理部5は、ゲイン可変増幅部4によって増幅された音声信号を、例えばMPEG AUDIO Layer-3方式等のデータ圧縮形式でエンコードし、音声信号に基づいた音声データを生成する。なお、エンコードは他の種々の形式で行ってもよく、例えば、リニアPulSe Code Modulation方式等の非データ圧縮形式でもよい。なお、録音処理部5が、音声信号をサンプリングしてデジタルの音声信号へと変換(A/D変換)してもよいし、録音処理部5がエンコードを行う前のいずれかの段階でA/D変換を行ってもよい。また、録音処理部5は、音声信号に対して、リミッター処理やイコライジング処理を施した上で、エンコードしてもよい。
記録部6は、録音処理部5が生成した音声データを記録する。記録部6には、フラッシュメモリやハードディスクドライブ(HDD)、メモリカード等の種々の記録媒体を用いることができ、着脱可能であっても着脱不可能であってもよい。また、記録部6は、種々の楽曲コンテンツの音声データを予め記録していてもよい。
記録部6は、録音処理部5が生成した音声データを記録する。記録部6には、フラッシュメモリやハードディスクドライブ(HDD)、メモリカード等の種々の記録媒体を用いることができ、着脱可能であっても着脱不可能であってもよい。また、記録部6は、種々の楽曲コンテンツの音声データを予め記録していてもよい。
再生処理部8は、記録部6が記録している音声データを読み出し、その音声データをデコードする。そして、そのデコードしたデータにおける音声そのものに係るデジタル信号であるデジタル音声信号を出力する。
デジタルアナログコンバータ(DAC)9は、再生処理部がデコードしたデジタル音声信号をアナログ音声信号に変換する。
音声出力部10は、増幅部やスピーカを含んで構成されており、DAC9が変換したアナログ音声信号を増幅して、そのアナログ音声信号に基づく音波を出力する。なお、スピーカの代わりに、着脱可能なヘッドフォンを用いてもよく、その場合、音声出力部10は、増幅部と音声出力端子のみを有する構成としてもよい。
デジタルアナログコンバータ(DAC)9は、再生処理部がデコードしたデジタル音声信号をアナログ音声信号に変換する。
音声出力部10は、増幅部やスピーカを含んで構成されており、DAC9が変換したアナログ音声信号を増幅して、そのアナログ音声信号に基づく音波を出力する。なお、スピーカの代わりに、着脱可能なヘッドフォンを用いてもよく、その場合、音声出力部10は、増幅部と音声出力端子のみを有する構成としてもよい。
ビープ信号発生部15は、例えば図示を省略するマイクロコンピュータ(制御部1であってもよい)が出力する矩形波をなまらせた信号であるビープ信号を出力する。そして、音声出力部10は、このビープ信号に基づくビープ音を出力する。なお、音声出力部10は、このビープ信号と、DAC9が変換したアナログ音声信号とをミキシングして、そのミキシングした信号に基づく音波を出力してもよい。
以上のように、再生処理部8とDAC9と音声出力部10とビープ信号発生部15ととは協働して音声を再生する再生部14として機能する。また、図示しない電源は各部へ電力を供給する。電源は着脱可能であっても着脱不可能であってもよい。また、制御部1は、制御に必要な情報を記憶部7に記憶させ、その情報を用いて各種制御を行う。
以上が、本実施形態の電子機器100における、音声信号の記録再生動作である。
以上が、本実施形態の電子機器100における、音声信号の記録再生動作である。
次に、制御部1におけるパルス音検出方法について、図4に示す波形図及び図5に示すフローチャートを用いて説明する。なお、制御部1は、ALC制御部301とパルス音検出部302と動作指示音検出部303と動作制御部304とを有しており、CPUやDSP等を用いることができる。また、複数のCPUやDSPを用いて制御部1を構成してもよいし、単一のCPUやDSPを用いて制御部1を構成してもよい。
また、図4において、閾値P1及び閾値P2はパルス音を検出する際の閾値であり、閾値P1は、閾値P2よりも大きい値であり、閾値P1と閾値P2との間には10dBより大きな差があるものとする。また、閾値P1及び閾値P2は、前述の上限値L1よりも大きな値である。また、本実施形態において、パルス音を検出する対象となる音声信号Pwは、ゲイン可変増幅部4によって増幅された後の音声信号である。また、パルス音検出部302は図示を省略するタイマ部を有しているものとする。また、パルス音検出を開始した時刻において、音声信号Pwのレベルは下限値L2と上限値L1との間のレベルであるとする。
音声信号Pwが入力されると、パルス音検出部302はパルス音の検出を開始し、図5のステップS51にて、パルス音検出部302は、音声信号Pwのレベルが閾値P1以上であるか否かを判断する。音声信号Pwのレベルが閾値P1以上である場合、次のステップS52に進み、音声信号Pwのレベルが閾値P1以上でない場合、ステップS51を繰り返し、音声信号Pwと閾値P1との比較を続ける。
次のステップS52にて、パルス音検出部302は、音声信号Pwのレベルが閾値P2以下であるか否かを判断する。音声信号Pwのレベルが閾値P2以下である場合、次のステップS53に進み、音声信号Pwのレベルが閾値P2以下でない場合、ステップS52を繰り返し、音声信号Pwと閾値P2との比較を続ける。
次のステップS53にて、パルス音検出部302は、音声信号Pwのレベルが閾値P1以上であると判断した(ステップS51でYeS)時刻から、音声信号Pwのレベルが閾値P2以下であると判断した(ステップS52でYeS)時刻までの時間である立ち下り時間Tpと所定の閾値(本実施形態においては100mS)とを比較する。立ち下り時間Tpが所定の閾値以下である場合(ステップS53でYeS)、ステップS54に進み、パルス音検出部302は、パルス音が発生したと判断して、そのパルス音が発生した時刻情報を出力する。
例えば、図4に示すような音声信号Pwがパルス音検出部302に入力された場合、区間K1においては、音声信号Pwのレベルが閾値P1以上となった時刻が100mSであり、音声信号Pwのレベルが閾値P2以下となった時刻が160mSである。よって、立ち下がり時間Tpは60mSであり、100mS以下であるため、パルス音検出部302はパルス音が発生したと判断して、そのパルス音が発生した時刻情報を出力する。
また、区間K2については、音声信号Pwのレベルが閾値P1以上となった時刻が600mSであり、音声信号Pwのレベルが閾値P2以下となった時刻が620mSである。よって、立ち下がり時間Tpは20mSであり、100mS以下であるため、区間K2についても、パルス音検出部302はパルス音が発生したと判断して、そのパルス音が発生した時刻情報を出力する。
なお、パルス音が発生した時刻とは、音声信号Pwのレベルが閾値P1以上であると判断した時刻でもよいし、音声信号Pwのレベルが閾値P2以下であると判断した時刻でもよい。また、これらの時刻間のいずれかの時刻(例えば、これらの時刻を平均した時刻)であってもよい。その後、ステップS51に戻り、パルス音の検出を続ける。
また、立ち下り時間Tpが所定の閾値以下ではない場合(ステップS53でNo)、ステップS54に進み、パルス音検出部302は、パルス音が発生していないと判断する。その後、ステップS51に戻り、パルス音の検出を続ける。
例えば、図4に示すような音声信号Pwがパルス音検出部302に入力された場合、区間K3については、音声信号Pwのレベルが閾値P1以上となった時刻が1100mSであり、音声信号Pwのレベルが閾値P2以下となった時刻が1210mSである。よって、立ち下がり時間Tpは110mSであり、100mSより大きいため、区間K3については、パルス音検出部302はパルス音が発生していないと判断する。以上が本実施形態におけるパルス音検出方法である。
例えば、図4に示すような音声信号Pwがパルス音検出部302に入力された場合、区間K3については、音声信号Pwのレベルが閾値P1以上となった時刻が1100mSであり、音声信号Pwのレベルが閾値P2以下となった時刻が1210mSである。よって、立ち下がり時間Tpは110mSであり、100mSより大きいため、区間K3については、パルス音検出部302はパルス音が発生していないと判断する。以上が本実施形態におけるパルス音検出方法である。
なお、ゲイン可変増幅部によって増幅される前の音声信号に基づいて、パルス音を検出するようにしてもよい。ただし、本実施形態のように、ゲイン可変増幅部4及びALC制御部301によって、ALC処理された後の音声信号に基づいてパルス音を検出するようにすれば、音声信号の急峻な変化のみを検出し易いため、より正確にパルス音を検出することができる。
また、フィルタ2によって所定の周波数帯域がカットされる前の音声信号に基づいて、パルス音を検出するようにしてもよい。ただし、本実施形態のように、フィルタ2によって所定の周波数帯域がカットされた後の音声信号に基づいてパルス音を検出するようにすれば、ユーザによるパルス音が含まれない帯域を除くことができるため、ユーザによるパルス音をより正確に検出することができる。
また、フィルタ2によって所定の周波数帯域がカットされる前の音声信号に基づいて、パルス音を検出するようにしてもよい。ただし、本実施形態のように、フィルタ2によって所定の周波数帯域がカットされた後の音声信号に基づいてパルス音を検出するようにすれば、ユーザによるパルス音が含まれない帯域を除くことができるため、ユーザによるパルス音をより正確に検出することができる。
次に、制御部1における動作指示音検出方法について、図6に示すフローチャートと、図7に示す表示部12の概略図を用いて説明する。本実施形態の電子機器100は、ユーザによって発せられる手拍子等のパルス音を検出し、そのパルス音が所定の判断基準を満たす場合に、そのパルス音は動作を指示する動作指示音であると判断し、その動作指示音に基づいた動作を実行する。
なお、本実施形態において、表示部12は、ディスプレイ12a及び照明部12bを有しており、本実施形態においては、3つの照明部12b1〜b3を有している。なお、ディスプレイ12a及び照明部12bのいずれか一方を有する構成としてもよい。ディスプレイ12aには、例えば、液晶パネルや有機ELパネルを用いることができ、照明部12bには、例えばLED等を用いることができる。
なお、本実施形態において、表示部12は、ディスプレイ12a及び照明部12bを有しており、本実施形態においては、3つの照明部12b1〜b3を有している。なお、ディスプレイ12a及び照明部12bのいずれか一方を有する構成としてもよい。ディスプレイ12aには、例えば、液晶パネルや有機ELパネルを用いることができ、照明部12bには、例えばLED等を用いることができる。
パルス音検出モード及び動作指示音検出モードに入ることを指示する操作入力が、ユーザによって、操作部11を介して入力されると、図6のステップS601にて、動作制御部304は、パルス音検出モード及び動作指示音検出モードに入ることをユーザに知らせるための予告動作を、報知部13に実行させる。なお、本実施形態において、報知部13は、表示部12と音声出力部10で構成しているが、報知部13は、表示部12及び音声出力部10の内のいずれか一方で構成すればよい。
表示部12が実行する予告動作は、例えば、図7(a)に示すような、再生している楽曲コンテンツに関する情報を示す画像を表示している状態から、図7(b)に示すような、所定の指標画像12a1〜a3を表示している状態へと、表示する画像を切り換える動作や、パルス音検出モード及び動作指示音検出モードに入ったことを示す文字画像を表示する動作である。また、3つの照明部12b1〜b3を全て点灯したり、全て消灯したりする動作であってもよい。
また、音声出力部12が実行する予告動作は、例えば、「拍手音検出モードに入ります」などのパルス音検出モード及び動作指示音検出モードに入ることを知らせる音声や、ビープ音等の所定の音を出力する動作である。
また、音声出力部12が実行する予告動作は、例えば、「拍手音検出モードに入ります」などのパルス音検出モード及び動作指示音検出モードに入ることを知らせる音声や、ビープ音等の所定の音を出力する動作である。
また、パルス音検出モード及び動作指示音検出モードに入ることを指示する操作入力は、操作部11の特定のボタンを押下する操作入力でもよいし、操作部11の特定のボタンを所定の時間以上押下し続ける操作入力でもよい。また、操作部11にタッチパネルを用いた場合は、そのタッチパネルに、ユーザが触れるという操作入力でもよい。
次のステップS602にて、動作制御部304は、後述する動作指示音であるか否かの判断基準に基づいた報知動作を、報知部13に実行させる。本実施形態においては、動作制御部304は、500mS間隔で3回の報知動作を、報知部13に実行させる。つまり、動作制御部304は、3つの照明部12b1〜b3の内の少なくとも1つを、500mS間隔で3回点滅させたり、所定の指標画像12a1〜a3の内の少なくとも1つの表示状態を500mS間隔で3回変更させたりする。また、動作制御部304は、音声出力部にビープ音等の所定の音を500mS間隔で3回出力させてもよい。
このように、動作制御部304が、連続する3回の報知動作を報知部13に実行させるのは、後述する動作指示音検出部303が、パルス音が3回連続したか否かを、動作指示音であるか否かの判断基準にしているからである。
なお、動作制御部304は、このような連続する報知動作を報知部13に複数回実行させてもよい。つまり、動作制御部304は、報知部13に500mS間隔で連続3回の報知動作を実行させ、その後、500mSより長い時間(例えば1500mS)待機し、その後、さらに500mS間隔で連続3回の報知動作を実行させる、という制御を行ってもよい。
なお、動作制御部304は、このような連続する報知動作を報知部13に複数回実行させてもよい。つまり、動作制御部304は、報知部13に500mS間隔で連続3回の報知動作を実行させ、その後、500mSより長い時間(例えば1500mS)待機し、その後、さらに500mS間隔で連続3回の報知動作を実行させる、という制御を行ってもよい。
後述する動作指示音検出部303は、連続する所定回数(3回)のパルス音が発生したときに、動作指示音であると判断する。そのため、動作制御部304は、連続する所定回数(3回)の報知動作を報知部13に実行させている。このような制御をすることにより、ユーザは、報知動作に応じた拍手をすることで、適切な動作指示音を発し易くなる。このように、ユーザに適切な動作指示音を示すことで、ユーザが意図して発したパルス音であるか、ユーザの意図によらず発せられたパルス音であるかを、より正確に判断することができる。
また、動作制御部304が、500mS間隔の報知動作を報知部13に実行させるのは、後述する動作指示音検出部303が、パルス音が発生してから次のパルス音が発生するまでの時間が1000mS以内のときに、それらのパルス音が連続していると判断するためである。また、パルス音が発生してから次のパルス音が発生するまでの時間があまりにも短い場合、複数のパルス音を一つのパルス音と判断してしまう恐れがある。つまり、そのため、0mS〜1000mSの範囲の中心である500mS間隔の報知動作を実行させている。
なお、動作制御部304が、報知部13に実行させる報知動作の時間間隔は、パルス音が連続しているか否かを判断するための時間範囲内(0mS〜1000mS)であればよいが、この時間範囲の中心の時間であることが最も好ましい。このような制御をすることにより、ユーザは、報知動作に応じた拍手をすることで、適切な動作指示音を発し易くなる。このように、ユーザに適切な動作指示音を示すことで、ユーザが意図して発したパルス音であるか、ユーザの意図によらず発せられたパルス音であるかを、より正確に判断することができる。
次に、ステップS603に移り、パルス音検出部302は、パルス音検出を開始し、動作指示音検出部303は、動作指示音検出を開始する。
次に、ステップS603に移り、パルス音検出部302は、パルス音検出を開始し、動作指示音検出部303は、動作指示音検出を開始する。
次のステップS604にて、パルス音検出部302は、前述した方法で、パルス音(1回目)が発生したか否かを判断する。パルス音を検出しなかった場合は、ステップS604を繰り返す。パルス音(1回目)を検出した場合、パルス音検出部302は、そのパルス音(1回目)が発生した時刻情報を出力する。その後、ステップS605に進む。
次のステップS605にて、動作制御部304は、パルス音(1回目)を検出したことをユーザに知らせる報知動作を、報知部13に実行させる。この報知動作は、例えば、3つの照明部12b1〜b3が全て点灯している状態(図7(b))から、図7(c)に示すように、3つの照明部12b1〜b3の内の1つの照明部12b3を消灯する動作や、3つの指標画像12a1〜a3が全て同様な画像である状態(図7(b))から、図7(c)に示すように、3つの指標画像12a1〜a3の内の1つの指標画像12a3を異なる指標画像12a33へと変更する動作である。なお、指標画像12a3と指標画像12a33とは色彩が異なる程度の違いがあればよい。
また、パルス音を検出したことをユーザに知らせる報知動作は、音声出力部10が、ビープ音等の所定の音を発する動作であってもよい。ただし、この音は、ユーザによるパルス音とは異なる周波数帯域の音であることが好ましく、フィルタ2によって、カットされる周波数帯域の音であることが好ましい。そのような音にすることによって、ユーザによるパルス音と混同することが少なくなる。
次のステップS606にて、動作指示音検出部303は、パルス音検出部302が出力した時刻情報に基づいて、パルス音(1回目)が発生してから所定時間(例えば1000mS)経過したか否かを判断する。所定時間経過した場合は、ステップS604に戻る。なお、ステップS604に戻る際に、動作制御部304は、報知部13の状態を、パルス音検出及び動作指示音検出を開始したときの状態(図7(b))に戻す。
ステップS606にて所定時間経過していない場合は、ステップS607に移り、パルス音検出部302は、パルス音(2回目)が発生したか否かを判断する。パルス音を検出しなかった場合は、ステップS606に戻る。つまり、所定時間経過するまでパルス音検出部302は、パルス音(2回目)が発生したか否かの判断を続ける。
ステップS607にて、パルス音(2回目)を検出した場合、パルス音検出部302は、そのパルス音(2回目)が発生した時刻情報を出力する。その後、ステップS608に進む。
ステップS607にて、パルス音(2回目)を検出した場合、パルス音検出部302は、そのパルス音(2回目)が発生した時刻情報を出力する。その後、ステップS608に進む。
次のステップS608にて、動作制御部304は、パルス音(2回目)を検出したことをユーザに知らせる報知動作を、報知部13に実行させる。この報知動作は、例えば、図7(c)に示す状態から、図7(d)に示すように、3つの照明部12b1〜b3の内の1つの照明部12b2を消灯する動作や、3つの指標画像12a1〜a3の内の1つの指標画像12a2を異なる指標画像12a22へと変更する動作である。なお、指標画像12a2と指標画像12a22とは色彩が異なる程度の違いがあればよい。
また、パルス音を検出したことをユーザに知らせる報知動作は、ステップS604のときと同様に、音声出力部10が、ビープ音等の所定の音を発する動作であってもよい。
また、パルス音を検出したことをユーザに知らせる報知動作は、ステップS604のときと同様に、音声出力部10が、ビープ音等の所定の音を発する動作であってもよい。
次のステップS609にて、動作指示音検出部303は、パルス音検出部302が出力した時刻情報に基づいて、パルス音(2回目)が発生してから所定時間(例えば1000mS)経過したか否かを判断する。所定時間経過した場合は、ステップS604に戻る。なお、ステップS604に戻る際に、動作制御部304は、報知部13の状態を、パルス音検出及び動作指示音検出を開始したときの状態(図7(b))に戻す。
ステップS609にて所定時間経過していない場合は、ステップS610に移り、パルス音検出部302は、パルス音(3回目)が発生したか否かを判断する。パルス音を検出しなかった場合は、ステップS609に戻る。つまり、所定時間経過するまでパルス音検出部302は、パルス音(3回目)が発生したか否かの判断を続ける。
ステップS610にて、パルス音(3回目)を検出した場合、パルス音検出部302は、そのパルス音(3回目)が発生した時刻情報を出力する。その後、ステップS611に進む。
ステップS610にて、パルス音(3回目)を検出した場合、パルス音検出部302は、そのパルス音(3回目)が発生した時刻情報を出力する。その後、ステップS611に進む。
次のステップS611にて、動作指示音検出部303は、1回目のパルス音が発生した時刻から2回目のパルス音が発生した時刻までの時間T1−2と、2回目のパルス音が発生した時刻から3回目のパルス音が発生した時刻までの時間T2−3との比の値が所定の範囲(例えば0.7以上1.3以下)内であるか否かを判断する。つまり動作指示音検出部303は、比の値T1−2/T2−3が0.7以上1.3以下の範囲に含まれているか否かを判断する。
比の値T1−2/T2−3が、0.7以上1.3以下の範囲に含まれていない場合、ステップS604に戻る。なお、ステップS604に戻る際に、動作制御部304は、報知部13の状態を、パルス音検出及び動作指示音検出を開始したときの状態に戻す。
比の値T1−2/T2−3が、0.7以上1.3以下の範囲に含まれていない場合、ステップS604に戻る。なお、ステップS604に戻る際に、動作制御部304は、報知部13の状態を、パルス音検出及び動作指示音検出を開始したときの状態に戻す。
ステップS611にて、比の値T1−2/T2−3が、0.7以上1.3以下の範囲に含まれている場合、次のステップS612にて、動作指示音検出部303は、パルス音検出部302が検出したパルス音はユーザによる動作指示音であると判断する。
なお、上述のステップS611を省略する構成とすることもできる。つまり、ステップS610にて、パルス音(3回目)を検出すると、無条件にステップS612に進み、動作指示音検出部303は、パルス音検出部302が検出したパルス音はユーザによる動作指示音であると判断するようにしてもよい。ただし、本実施形態のように、比の値T1−2/T2−3が、所定の範囲に含まれているか否かという判断基準を、ユーザによる動作指示音であるか否かを判断するための判断基準の一つとすることで、より精度良く、ユーザによる動作指示音であるか否かを判断することができる。
なお、上述のステップS611を省略する構成とすることもできる。つまり、ステップS610にて、パルス音(3回目)を検出すると、無条件にステップS612に進み、動作指示音検出部303は、パルス音検出部302が検出したパルス音はユーザによる動作指示音であると判断するようにしてもよい。ただし、本実施形態のように、比の値T1−2/T2−3が、所定の範囲に含まれているか否かという判断基準を、ユーザによる動作指示音であるか否かを判断するための判断基準の一つとすることで、より精度良く、ユーザによる動作指示音であるか否かを判断することができる。
図6の説明に戻り、ステップS612にて、動作指示音検出部303が、ユーザによる動作指示音であると判断すると、次のステップS613にて、動作制御部304は、動作指示音を検出したことをユーザに知らせる報知動作を、報知部13に実行させ、その後、動作指示音に応じた動作を被制御部である再生部14に実行させる。
動作指示音を検出したことをユーザに知らせる報知動作は、例えば、図7(d)に示す状態から、図7(e)に示すように、3つの照明部12b1〜b3の内の残りの1つの照明部12b1を消灯する動作や、3つの指標画像12a1〜a3の内の残りの1つの指標画像12a1を異なる指標画像12a11へと変更する動作である。なお、指標画像12a1と指標画像12a11とは色彩が異なる程度の違いがあればよい。
また、動作指示音を検出したことをユーザに知らせる報知動作は、ステップS604のときと同様に、音声出力部10が、ビープ音等の所定の音を発する動作であってもよい。なお、このときの音は、すでに動作指示音を検出済みであるため、ユーザによるパルス音と同様な周波数帯域の音であってもよい。
また、動作指示音を検出したことをユーザに知らせる報知動作は、ステップS604のときと同様に、音声出力部10が、ビープ音等の所定の音を発する動作であってもよい。なお、このときの音は、すでに動作指示音を検出済みであるため、ユーザによるパルス音と同様な周波数帯域の音であってもよい。
ステップS613にて、報知部13が動作指示音を検出したことをユーザに知らせる報知動作を実行した後、動作制御部304は、動作指示音に応じた動作を、被制御部である再生部14に実行させる。本実施形態においては、パルス音検出モード及び動作指示音検出モードに入ることを指示する操作入力が入力されたときに再生部14が再生していた楽曲コンテンツ(再生対象コンテンツ)を、その楽曲コンテンツの最初から再生させる。このような再生を行えば、ユーザは楽曲を聴きながら、動作指示音によって再生を開始する楽曲を選ぶことができる。
なお、再生対象コンテンツは、パルス音検出モード及び動作指示音検出モードに入ることを指示する操作入力が入力されたときに一時停止状態になっている楽曲コンテンツや、停止状態になっている楽曲コンテンツであってもよい。つまり、再生対象コンテンツとは、パルス音検出モード及び動作指示音検出モードに入ることを指示する操作入力が入力されたときに選択されている楽曲コンテンツである。以上が本実施形態における動作指示音検出方法である。
なお、再生対象コンテンツは、パルス音検出モード及び動作指示音検出モードに入ることを指示する操作入力が入力されたときに一時停止状態になっている楽曲コンテンツや、停止状態になっている楽曲コンテンツであってもよい。つまり、再生対象コンテンツとは、パルス音検出モード及び動作指示音検出モードに入ることを指示する操作入力が入力されたときに選択されている楽曲コンテンツである。以上が本実施形態における動作指示音検出方法である。
以上のように、ユーザによる動作指示音によって楽曲コンテンツの再生を開始することができるため、ユーザは、電子機器100から離れた位置から、リモートコントローラを用いることなしに、楽曲コンテンツの再生を開始させることができる。このような機能は、例えば、ユーザが音楽を聴きながら、その音楽に合わせてダンスや楽器の練習をするときなどに非常に有用である。
また、パルス音検出モード及び動作指示音検出モードに入ることを指示する操作入力が入力されたときの楽曲コンテンツの再生状態に応じて、異なる制御をするようにしてもよい。以下、そのような制御について説明する。なお、以下の説明において、動作制御部304は、動作指示音に応じた動作(ステップS613)として、再生対象コンテンツを、その楽曲コンテンツの最初から再生させる制御を実行するものとする。
例えば、再生部14が楽曲コンテンツをリピート再生している場合(又はリピート再生を待機している場合)において、パルス音検出モード及び動作指示音検出モードに入った(ステップS601)ときは、ステップS613にて、再生対象コンテンツを最初から再生させた後に、ステップS601〜ステップS603のいずれかのステップに戻るようにしてもよい。そして、パルス音検出部302は、再度、パルス音検出を開始し、動作指示音検出部303は、再度、動作指示音検出を開始する。ユーザが楽曲コンテンツをリピート再生している状態(又はリピート再生待機状態)においては、操作部11を操作することなしに、動作指示音による再生開始を繰り返し行えるようにすることで、ユーザは所望するタイミングで繰り返し楽曲を再生することができる。
なお、再生部14が楽曲コンテンツをリピート再生ではない通常再生している場合(又は通常再生待機状態の場合)において、パルス音検出モード及び動作指示音検出モードに入った(ステップS601)ときは、ステップS613にて、再生対象コンテンツをその楽曲コンテンツの最初から再生させた後は、ステップS601〜ステップS603のいずれかのステップに戻らずに、パルス音検出及び動作指示音検出を終了するとともに、再生対象コンテンツの再生動作を終了したり、再生対象コンテンツ以外の他の楽曲コンテンツの再生を開始するようにするとよい。
また、楽曲コンテンツの所定の区間を繰り返し再生する区間リピートを行っている場合において、パルス音検出モード及び動作指示音検出モードに入ったときについても同様に、区間リピートの終わりまで再生した後に、ステップS601〜ステップS603のいずれかのステップに戻るようにしてもよい。
また、ユーザによって、操作部11を通じて楽曲の再生を指示されたときと、動作指示音によって楽曲の再生を指示されたときとで異なる制御をするようにしてもよい。以下、そのような制御について説明する。
上述のように、ユーザによる動作指示音によって楽曲コンテンツの再生を開始させる場合は、ユーザが音楽を聴きながら、その音楽に合わせてダンスや楽器の練習をする可能性が高い。そのため、楽曲コンテンツをリピートモードで再生することが好ましい。よって、操作部11を通じて楽曲コンテンツの再生を指示する操作入力がされたときは、動作制御部304は、再生部14に対して、リピートしない通常の再生を行うよう制御し、動作指示音検出部303が動作指示音を検出したときは、動作制御部304は、再生部14に対して、リピート再生を行うよう制御することが好ましい。そうすれば、ユーザにとって、より利便性の高い再生を行うことができる。
以上のように、本実施形態の電子機器、制御方法、及び制御プログラムによれば、ユーザに対して、動作指示音であるか否かを判断するための判断基準に基づいた報知動作を行うことで、ユーザが意図して発したパルス音であるか、ユーザの意図によらず発せられたパルス音であるかを、より正確に判断することができる。
なお、本実施形態においては、被制御部として再生部14を例に説明したが、本発明を適用する機器に応じて、種々の被制御部の動作を制御することができる。例えば、映像再生装置であれば映像の再生開始や停止を動作指示音によって制御するようにしてもよいし、通信機器であれば、通信の開始や停止を動作指示音によって制御するようにしてもよい。
なお、本実施形態においては、被制御部として再生部14を例に説明したが、本発明を適用する機器に応じて、種々の被制御部の動作を制御することができる。例えば、映像再生装置であれば映像の再生開始や停止を動作指示音によって制御するようにしてもよいし、通信機器であれば、通信の開始や停止を動作指示音によって制御するようにしてもよい。
<第2実施形態>
図8のブロック図を用いて、本実施形態の電子機器200、制御方法、及び制御プログラムについて説明する。なお、第1実施形態との差異は、新たに加速度センサ16を備えたことと、その加速度センサ16の出力値に基づいたパルス音検出及び動作指示音検出動作を行うことである。その他の構成は第1実施形態と同様なため、説明を省略する。
図8のブロック図を用いて、本実施形態の電子機器200、制御方法、及び制御プログラムについて説明する。なお、第1実施形態との差異は、新たに加速度センサ16を備えたことと、その加速度センサ16の出力値に基づいたパルス音検出及び動作指示音検出動作を行うことである。その他の構成は第1実施形態と同様なため、説明を省略する。
加速度センサ16は、電子機器200の加速度を検出し、その加速度に応じた加速度値(電圧値や電流値)を出力する。
パルス音検出部302は、この加速度値が一定値以下の場合に、パルス音検出動作を開始し(図6のステップS603)、加速度値が一定値より大きい場合は、パルス音検出動作を開始しない。また、動作指示音検出部303は、加速度値が一定値以下の場合に、動作指示音検出動作を開始し(ステップS603)、加速度値が一定値より大きい場合は、動作指示音検出動作を開始しない。なお、この一定値は、電子機器200を水平面に置いたときの値を基準に、ノイズ成分を考慮して決定される。なお、パルス音検出動作及び動作指示音検出動作の内のいずれか一方は開始してもよい。
パルス音検出部302は、この加速度値が一定値以下の場合に、パルス音検出動作を開始し(図6のステップS603)、加速度値が一定値より大きい場合は、パルス音検出動作を開始しない。また、動作指示音検出部303は、加速度値が一定値以下の場合に、動作指示音検出動作を開始し(ステップS603)、加速度値が一定値より大きい場合は、動作指示音検出動作を開始しない。なお、この一定値は、電子機器200を水平面に置いたときの値を基準に、ノイズ成分を考慮して決定される。なお、パルス音検出動作及び動作指示音検出動作の内のいずれか一方は開始してもよい。
また、パルス音検出動作及び動作指示音検出動作を開始(ステップS603)してから、動作指示音を検出する(ステップS612)までの間に、加速度値が一定値を超えた場合は、パルス音検出動作及び動作指示音検出動作を開始したときの状態(ステップS603)に戻るようにしてもよい。
また、加速度値が一定値以下であるか否かに基づいて、パルス音検出及び動作指示音検出動作を行う例について説明したが、加速度値の単位時間あたりの変動値が一定値以下であるか否かに基づいて、パルス音検出及び動作指示音検出動作を行うようにしてもよい。
以上のように、本実施形態においては、加速度センサ16の出力値に応じて、パルス音検出及び動作指示音検出を開始するか否かを判断したり、動作指示音を検出した回数を初期の状態に戻すようにするため、より精度良く、ユーザによる動作指示音を検出することができる。
また、加速度値が一定値以下であるか否かに基づいて、パルス音検出及び動作指示音検出動作を行う例について説明したが、加速度値の単位時間あたりの変動値が一定値以下であるか否かに基づいて、パルス音検出及び動作指示音検出動作を行うようにしてもよい。
以上のように、本実施形態においては、加速度センサ16の出力値に応じて、パルス音検出及び動作指示音検出を開始するか否かを判断したり、動作指示音を検出した回数を初期の状態に戻すようにするため、より精度良く、ユーザによる動作指示音を検出することができる。
<第3実施形態>
図8のブロック図、及び、図9のフローチャートを用いて、本実施形態の電子機器200、制御方法、及び制御プログラムについて説明する。なお、第1実施形態との差異は、加速度センサ16を備えたことと、その加速度センサ16の出力値に基づいたパルス音検出を行うことである。その他の構成は第1実施形態と同様なため、説明を省略する。
なお、第2実施形態と同様に、加速度センサ16は、電子機器200の加速度を検出し、その加速度に応じた加速度値(電圧値や電流値)を出力する。
図8のブロック図、及び、図9のフローチャートを用いて、本実施形態の電子機器200、制御方法、及び制御プログラムについて説明する。なお、第1実施形態との差異は、加速度センサ16を備えたことと、その加速度センサ16の出力値に基づいたパルス音検出を行うことである。その他の構成は第1実施形態と同様なため、説明を省略する。
なお、第2実施形態と同様に、加速度センサ16は、電子機器200の加速度を検出し、その加速度に応じた加速度値(電圧値や電流値)を出力する。
また、図9のフローチャートは、図5のフローチャートにステップS531が追加されたフローチャートとなっている。そのため、ステップS531のみ説明し、その他の説明は省略する。
立ち下り時間Tpが閾値以下となった後のステップS531において、パルス音検出部302は、立ち下り時間Tpが閾値以下となった時刻の所定時間前の時刻から、立ち下り時間Tpが閾値以下となった時刻までの間に、加速度値が一定値を超えたか否かを判断する。なお、このときの所定時間前とは、立ち下り時間Tpの閾値(100mS)以上であることが好ましい。
所定時間前の時刻から、立ち下り時間Tpが閾値以下となった時刻までの間に、加速度値が一定値を超えていた場合、パルス音検出部302は、パルス音ではないと判断する(ステップS55)。
一方、所定時間前の時刻から、立ち下り時間Tpが閾値以下となった時刻までの間に、加速度値が一定値を超えなかった場合、パルス音検出部302は、パルス音が発生したと判断して、そのパルス音が発生した時刻を出力する(ステップS54)。
一方、所定時間前の時刻から、立ち下り時間Tpが閾値以下となった時刻までの間に、加速度値が一定値を超えなかった場合、パルス音検出部302は、パルス音が発生したと判断して、そのパルス音が発生した時刻を出力する(ステップS54)。
以上のように、本実施形態のパルス音検出部302は、加速度センサ16の出力値を参考にしてパルス音であるか否かを判断するため、電子機器200への衝撃によるパルス音を除くことができ、より精度良く、ユーザによるパルス音を検出することができる。
なお、加速度値が一定値以下であるか否かに基づいて、パルス音検出を行う例について説明したが、加速度値の単位時間あたりの変動値が一定値以下であるか否かに基づいて、パルス音検出を行うようにしてもよい。
なお、加速度値が一定値以下であるか否かに基づいて、パルス音検出を行う例について説明したが、加速度値の単位時間あたりの変動値が一定値以下であるか否かに基づいて、パルス音検出を行うようにしてもよい。
<第4実施形態>
図10(a)の波形図、及び、図11(a)のフローチャートを用いて、本実施形態の動作制御部304が行う再生制御について説明する。なお、本実施形態の再生制御は、各実施形態における動作指示音を検出した後に行う動作(図6のステップS613)としてもよいし、ユーザによる、その他の操作入力に応じて行う動作としてもよい。
ただし、各実施形態における動作指示音に応じて楽曲コンテンツの再生を開始させる制御は、ユーザが音楽を聴きながらその音楽に合わせてダンスや楽器の練習をするときなどに非常に有用であり、本実施形態の再生制御と組み合わせることによって、ダンスや楽器の練習に、より適した機能とすることができる。
図10(a)の波形図、及び、図11(a)のフローチャートを用いて、本実施形態の動作制御部304が行う再生制御について説明する。なお、本実施形態の再生制御は、各実施形態における動作指示音を検出した後に行う動作(図6のステップS613)としてもよいし、ユーザによる、その他の操作入力に応じて行う動作としてもよい。
ただし、各実施形態における動作指示音に応じて楽曲コンテンツの再生を開始させる制御は、ユーザが音楽を聴きながらその音楽に合わせてダンスや楽器の練習をするときなどに非常に有用であり、本実施形態の再生制御と組み合わせることによって、ダンスや楽器の練習に、より適した機能とすることができる。
ユーザによって、楽曲コンテンツの再生開始を指示する操作入力が入力されたり、動作指示音検出部303によって動作指示音が検出されたりすると、再生制御を開始し、図11(a)のステップS111にて、動作制御部304は、ユーザに再生開始を知らせるための報知動作を、報知部13に実行させる。報知動作は、第1実施形態における予告動作や報知動作と同様な動作とすることができ、複数回連続で行ってもよい。なお、報知動作を複数回連続で行う場合は、再生する楽曲のテンポに応じた時間間隔で、連続して行うことが好ましい。また、動作指示音検出部303によって動作指示音が検出されたことに応じて、この再生制御を行う場合は、各パルス音が発生した時間間隔の平均に応じた時間間隔で、連続した複数回の報知動作を行ってもよい。
次のステップS112にて、動作制御部304は、再生対象の楽曲コンテンツの波形MCを解析し、その楽曲コンテンツを再生した際に、最初に閾値GL以上のレベルとなる再生位置である楽曲コンテンツ有音位置を検出する。なお、この閾値GLは楽曲コンテンツにおける、楽曲そのものの開始位置を判別可能な閾値である。
次のステップS113にて、動作制御部304は、再生開始をユーザに知らせるための報知動作が完了した時刻から、楽曲コンテンツ有音位置が再生されるまでの時間T3が所定時間となるように、楽曲コンテンツを再生する時刻を算出する。
本実施形態においては、楽曲コンテンツを最初(楽曲コンテンツ先頭位置)から再生開始してから、楽曲コンテンツ有音位置を再生するまでの時間がT2であるため、報知動作が完了した時刻から楽曲コンテンツの再生を開始する時刻までの時間T1は、T3からT2を差分した時間となる。なお、T1が負の値となる場合は、楽曲コンテンツの再生開始時刻は、報知動作が完了した時刻よりも前の時刻となる。
本実施形態においては、楽曲コンテンツを最初(楽曲コンテンツ先頭位置)から再生開始してから、楽曲コンテンツ有音位置を再生するまでの時間がT2であるため、報知動作が完了した時刻から楽曲コンテンツの再生を開始する時刻までの時間T1は、T3からT2を差分した時間となる。なお、T1が負の値となる場合は、楽曲コンテンツの再生開始時刻は、報知動作が完了した時刻よりも前の時刻となる。
次のステップS114にて、動作制御部304は、ステップS113にて算出した時刻(報知動作が完了した時刻からT1経過した時刻)から、楽曲コンテンツの再生を開始させるよう再生部14を制御する。以上が本実施形態における再生制御である。
本実施形態における再生制御によれば、報知動作が完了した時刻から、楽曲コンテンツ有音位置が再生されるまでの時間(T3)が常に一定であるため、ユーザは楽曲そのものが開始される時刻を予想することができ、楽曲を聴きながらダンスや楽器の練習するのにより適した再生とすることができる。
また、連続する報知動作を複数回行う場合は、報知動作が完了した時刻から、楽曲コンテンツ有音位置が再生されるまでの時間(T3)は常に一定としなくてもよく、報知動作の時間間隔の整数倍(1を含む)の時間を、報知動作が完了した時刻から、楽曲コンテンツ有音位置が再生されるまでの時間(T3)としてもよい。
また、連続する報知動作を複数回行う場合は、報知動作が完了した時刻から、楽曲コンテンツ有音位置が再生されるまでの時間(T3)は常に一定としなくてもよく、報知動作の時間間隔の整数倍(1を含む)の時間を、報知動作が完了した時刻から、楽曲コンテンツ有音位置が再生されるまでの時間(T3)としてもよい。
次に、図10(b)の波形図、及び、図11(b)のフローチャートを用いて、動作制御部304が行う再生制御の他の例について説明する。図10(a)の波形図、及び、図11(a)のフローチャートを用いて説明した再生制御との差異は、楽曲コンテンツを最初から再生せずに有音位置から再生する点である。
ステップS112にて、楽曲コンテンツ有音位置を検出すると、次のステップS114bにて、動作制御部304は、報知動作が完了した時刻から所定時間(T3)経過した時刻に、楽曲コンテンツを有音位置から再生開始するよう、再生部14を制御する。つまり、動作制御部304は、楽曲コンテンツを途中(有音位置)から再生するよう、再生部14を制御する。
このように制御することで、報知動作が完了した時刻から、楽曲コンテンツ有音位置が再生されるまでの時間(T3)を常に一定にすることができる。また、図10(a)を用いて説明した再生制御と同様に、連続する報知動作を複数回行う場合は、報知動作が完了した時刻から、楽曲コンテンツ有音位置が再生されるまでの時間(T3)は常に一定としなくてもよく、報知動作の時間間隔の整数倍(1を含む)の時間を、報知動作が完了した時刻から、楽曲コンテンツ有音位置が再生されるまでの時間(T3)としてもよい。
以上のように、本実施形態の動作制御部304が行う再生制御によれば、ユーザが楽曲の有音位置が再生される時刻を予想し易くなり、ダンスや楽器の練習により適した再生制御となる。
以上、説明してきたように第1〜3実施形態の電子機器100,200によれば、より精度良くユーザによるパルス音を検出して、ユーザの意図に沿った動作を実行できる。また、第4実施形態の電子機器100によれば、ダンスや楽器の練習に適した再生を行うことができる。
なお、本発明は各実施形態の制御部1の機能をコンピュータに実現させるためのプログラムを含むものである。これらのプログラムは、記録媒体から読み取られてコンピュータに取り込まれてもよいし、通信ネットワークを介して伝送されてコンピュータに取り込まれてもよい。
また、本発明は以上説明した各実施形態に限定されることはなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において種々変更が可能である。例えば、各実施形態を組み合わせてもよい。
100 電子機器
1 音声取得部
3 制御部(制御装置)
301 ALC制御部
302 パルス音検出部
303 動作指示音検出部
304 動作制御部
13 報知部
14 再生部
16 加速度センサ
1 音声取得部
3 制御部(制御装置)
301 ALC制御部
302 パルス音検出部
303 動作指示音検出部
304 動作制御部
13 報知部
14 再生部
16 加速度センサ
Claims (14)
- 電子機器において、
前記電子機器の周囲の音波を音声信号へと変換する音声取得部と、
前記音声信号にパルス音に基づく信号が含まれているか否かを判断するパルス音検出部と、
前記パルス音に基づく信号が所定の判断基準を満たすか否かを判断する動作指示音検出部と、
前記判断基準に基づいた報知動作を行うよう報知部を制御する動作制御部と
を備えることを特徴とする電子機器。 - 前記動作指示音検出部は、前記パルス音に基づく信号が、所定回数連続して発生したか否かを判断し、
前記判断基準に基づいた報知動作は、前記所定回数連続した報知動作であることを特徴とする請求項1記載の電子機器。 - 前記動作指示音検出部は、前記パルス音に基づく信号が、所定時間内の時間間隔で連続して発生したか否かを判断し、
前記判断基準に基づいた報知動作は、前記所定時間内の時間間隔の複数回の報知動作であることを特徴とする請求項1又は2に記載の電子機器。 - 前記パルス音検出部は、前記音声信号のレベルが第1の閾値よりも大きなレベルとなった後の一定時間内において、その音声信号のレベルが前記第1の閾値より小さい第2の閾値よりも小さなレベルとなった場合に、前記音声信号に前記パルス音に基づく信号が含まれていると判断することを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の電子機器。
- 前記パルス音検出部は、前記報知部が前記判断基準に基づいた報知動作を行った後に、パルス音に基づく信号が含まれているか否かを判断する動作を開始することを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の電子機器。
- 前記動作指示音検出部は、前記報知部が前記判断基準に基づいた報知動作を行った後に、前記パルス音に基づく信号が判断基準を満たすか否かを判断する動作を開始することを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載の電子機器。
- 前記動作制御部は、前記パルス音検出部によってパルス音に基づく信号が含まれていると判断される度に報知動作を行うよう、前記報知部を制御することを特徴とする請求項1〜6のいずれか1項に記載の電子機器。
- 前記電子機器の加速度を検出して加速度値を出力する加速度センサを備え、
前記動作指示音検出部は、前記加速度値、又は前記加速度値に基づく値が所定値より大きいときは、前記パルス音に基づく信号は判断基準を満たさないと判断することを特徴とする請求項1〜7のいずれか1項に記載の電子機器。 - 前記電子機器の加速度を検出する加速度センサを備え、
前記パルス音検出部は、前記加速度値、又は前記加速度値に基づく値が所定値より大きいときは、前記音声信号にパルス音に基づく信号が含まれていないと判断することを特徴とする請求項1〜8のいずれか1項に記載の電子機器。 - 前記動作制御部は、前記動作指示音検出部がパルス音に基づく信号が判断基準を満たすと判断すると、前記報知部に報知動作を実行させ、その報知動作が完了してから一定時間経過した時刻に、楽曲コンテンツの有音位置の再生が開始されるよう、再生部における楽曲コンテンツの再生を制御することを特徴とする請求項1〜9のいずれか1項に記載の電子機器。
- 前記動作指示音検出部は、ユーザによって所定の操作入力が入力されると、前記所定の判断基準を満たすか否かの判断を開始し、
前記動作制御部は、前記動作指示音検出部によってパルス音に基づく信号が前記所定の判断基準を満たすと判断されると、前記操作入力が入力された際に選択されていた楽曲コンテンツである再生対象コンテンツを再生するよう、再生部を制御することを特徴とする請求項1〜10のいずれか1項に記載の電子機器。 - 前記動作指示音検出部は、前記操作入力が入力された際に前記再生対象コンテンツがリピート再生状態であった場合、前記再生部による前記再生対象コンテンツの再生が終了した後に、前記所定の判断基準を満たすか否かの判断を再開し、前記操作入力が入力された際に前記再生対象コンテンツがリピート再生状態でなかった場合、前記再生部による前記再生対象コンテンツの再生が終了した後に、前記所定の判断基準を満たすか否かの判断を再開しないことを特徴とする請求項11記載の電子機器。
- 電子機器の動作を制御する制御方法において、
動作指示音であるか否かを判断するための判断基準に基づいた報知動作を行うよう報知部を制御する動作制御ステップと、
音声取得部によって変換された前記電子機器の周囲の音波に基づく音声信号に、パルス音に基づく信号が含まれているか否かを判断するパルス音検出ステップと、
前記パルス音に基づく信号が前記判断基準を満たすか否かを判断する動作指示音検出ステップと
を有することを特徴とする制御方法。 - 電子機器のコンピュータに、
動作指示音であるか否かを判断するための判断基準に基づいた報知動作を行うよう報知部を制御する動作制御ステップと、
音声取得部によって変換された前記電子機器の周囲の音波に基づく音声信号に、パルス音に基づく信号が含まれているか否かを判断するパルス音検出ステップと、
前記パルス音に基づく信号が前記判断基準を満たすか否かを判断する動作指示音検出ステップと
を実行させることを特徴とする制御プログラム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2011010653A JP2012150389A (ja) | 2011-01-21 | 2011-01-21 | 電子機器、制御方法、及び制御プログラム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2011010653A JP2012150389A (ja) | 2011-01-21 | 2011-01-21 | 電子機器、制御方法、及び制御プログラム |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2012150389A true JP2012150389A (ja) | 2012-08-09 |
Family
ID=46792668
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2011010653A Pending JP2012150389A (ja) | 2011-01-21 | 2011-01-21 | 電子機器、制御方法、及び制御プログラム |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2012150389A (ja) |
-
2011
- 2011-01-21 JP JP2011010653A patent/JP2012150389A/ja active Pending
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