JP2012147267A - 情報記録装置およびプログラム - Google Patents

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Abstract

【課題】撮影位置に関する効果的な情報を画像に付加することが難しかった。
【解決手段】情報記録装置は、撮像画像の撮像位置に対応する付加情報を提供する外部サーバから、当該付加情報をネットワークを介して取得する付加情報取得部と、付加情報取得部が取得した付加情報を、撮像画像に対応づけて記録媒体に記録する記録部とを備える。プログラムは、コンピュータを、撮像画像の撮像位置に対応する付加情報を提供する外部サーバから、当該付加情報をネットワークを介して取得する付加情報取得部、付加情報取得部が取得した付加情報を、撮像画像に対応づけて記録媒体に記録する記録部として機能させる。
【選択図】図1

Description

本発明は、情報記録装置およびプログラムに関する。
GPSで測位された現在位置の情報を画像信号と共に記録媒体に記録するスチルビデオカメラが知られている。また、撮影位置に関連する情報を予め記憶しており、記録媒体に記録された撮影位置に関連する情報を読み出して、画像と合成して出力する再生装置が知られている。
[先行技術文献]
[特許文献]
[特許文献1]特開平5−110972号公報
撮影位置に関する情報を手入力するのは、ユーザにとって面倒である。また、例えば撮影位置を一瞬で想起できるような、効果的な情報を付加することが難しかった。
本発明の一態様における情報記録装置は、撮像画像の撮像位置に対応する付加情報を提供する外部サーバから、当該付加情報をネットワークを介して取得する付加情報取得部と、付加情報取得部が取得した付加情報を、撮像画像に対応づけて不揮発性の記録媒体に記録する記録部とを備える。
本発明の一態様におけるプログラムは、コンピュータを、撮像画像の撮像位置に対応する付加情報を提供する外部サーバから、当該付加情報をネットワークを介して取得する付加情報取得部、付加情報取得部が取得した付加情報を、撮像画像に対応づけて記録媒体に記録する記録部として機能させる。
なお、上記の発明の概要は、本発明の必要な特徴の全てを列挙したものではない。また、これらの特徴群のサブコンビネーションもまた、発明となりうる。
本実施形態に係るシステムの概念を説明する概念図である。 付加画像データをネットワーク27を介して取得する概念を説明する概念図である。 カメラ10のシステム構成図である。 付加画像データを取得して撮像画像データに付加する処理の一例を示すフロー図である。 記録データのファイル構成の一例を模式的に示す図である。 付加画像データを更新する処理のフロー図である。 付加画像の切り替えの一例を説明する図である。 撮像画像データを消去する処理のフロー図である。
以下、発明の実施の形態を通じて本発明を説明するが、以下の実施形態は特許請求の範囲にかかる発明を限定するものではない。また、実施形態の中で説明されている特徴の組み合わせの全てが発明の解決手段に必須であるとは限らない。
図1は、本実施形態に係るシステムの概念を説明する概念図である。本システムにおいて、情報記録装置の一例としてのカメラ10は、撮影位置に関する付加情報を外部から取得して、撮像画像に付加して記録する。例えばユーザ17がイベント会場でカメラ10を用いて撮影すると、カメラ10は、イベント会場で開催されているイベント専用の付加画像データを、ネットワークを介して取得する。カメラ10は、付加画像データを、撮像画像データとともに不揮発性の記録媒体に記録する。例えば、カメラ10は、撮像画像データと付加画像データとをリンクして記録したり、撮像画像に付加画像を重畳した画像データを記録する。
情報提供装置12は、イベントへの来場者用にイベントの主催者が用意した画像データを記憶している。例えば、情報提供装置12は、イベント会場でライブを行っているアーティスト30のロゴ画像60の画像データを記憶する。ユーザ17がカメラ10を用いてアーティスト30を撮影すると、カメラ10はアーティスト30のロゴ画像を情報提供装置12から受信して、撮像画像データとともにロゴ画像60の画像データを記録する。カメラ10は、撮像画像データとロゴ画像とを合成して、カメラ10の表示部201に表示する。
カメラ10は、撮影に同期してロゴ画像60を受信して、撮像画像データにロゴ画像60を自動的に付加するので、手間をかけずに速やかに付加データが付加された画像を記録することができる。また、アーティスト30の像50が写り込んだ画像に、ロゴ画像60が組み込まれて表示されるので、ユーザ17は何の画像かを一瞬で判断することができる。また、ロゴ画像60のような、主催者が意図したキャッチーな付加画像を、撮像画像に付加することができる。
撮像画像に対してユーザが個々に付加情報を付与した場合、同じライブを撮像して得た画像であっても、そのときの気分で全く異なる情報を付加してしまう場合がある。また、ユーザが異なれば、同じライブを撮像して得た画像に対して全く異なる情報が付加されてしまう可能性が高い。このため、ユーザが個別に情報を付加すると、誰が見ても分かり易い情報を付加することができない。しかし、本システムによれば、ロゴ画像60のように、誰でも分かるような情報を提供できる。例えばユーザ17が、ユーザ個人のウェブサイトに、ロゴ画像60が組み込まれた画像をアップロードして公開したとすると、そのウェブサイトを訪れた多くの人は、アーティスト30のライブの画像であると一目で理解できる。
カメラ10は、例えば無線LAN等の無線通信により情報提供装置12と通信して、情報提供装置12から付加画像データを受信してよい。カメラ10は、近距離無線通信により情報提供装置12と通信して、情報提供装置12から付加画像データを受信してよい。近距離無線通信としては、Bluetooth(登録商標)、ZigBee(登録商標)等を例示することができる。情報提供装置12からの無線信号が実質的に届かない位置で撮影したカメラには、付加画像データは提供されない。このため、カメラ10は、小エリア毎に異なる付加画像データを受信することができる。例えばイベント会場の中でも、ステージ毎に異なる付加画像を受信することができる。本システムによれば、イベント会場または個々のステージに来て撮影したユーザだけに、特別な付加画像を提供することができる。このため、本システムを利用することで、ユーザは特別な付加画像という高い価値を得ることができる。また、イベント会場に観客を来場させる動機づけになり、商業的にも極めて有利である。
後述するように、本システムは、イベント会場以外の場所からアクセスを受け付けて付加画像データを提供するウェブサーバを含む。ウェブサーバは、例えばイベントの主催者が運営するサーバであってよい。情報提供装置12は、当該ウェブサーバのURL情報を記憶しており、当該URL情報をカメラ10に送信する。カメラ10は、付加画像の画像データとともに当該ウェブサーバのURL情報を情報提供装置12から受信して、撮像画像データに付加してよい。カメラ10は、撮像画像データに付加されたURL情報を用いて、例えばユーザ17の自宅などのイベント会場の外から、ウェブサーバにアクセスして、付加画像をダウンロードする。このため、ユーザ17は、例えばイベントが終わった後でも、最新の付加画像を得ることができる。
また、カメラ10は、GPS衛星25から出力される信号26によって算出されるカメラ10の位置情報を、例えばExif情報として、撮像画像データに付加する。また、カメラ10は、撮影した日時を示す時刻情報を、例えばExif情報として、撮像画像データに付加する。カメラ10は、例えば位置と施設等とをマッピングした地図情報と、撮像画像データに付加した位置情報とに基づいて、撮影したイベント会場を特定する。そして、カメラ10は、イベント会場に関するコンテンツを提供するウェブサーバにアクセスして、付加画像データをダウンロードしてよい。また、カメラ10は、撮像画像データに付加された時刻情報を用いてその日時にイベント会場で行われていたイベントを特定して、当該イベントのコンテンツを提供するウェブサーバから付加画像データをダウンロードしてよい。また、カメラ10は、撮像画像から画像認識によってアーティスト30を特定して、アーティスト30の公式ウェブサイトを提供するウェブサーバ等にアクセスして、付加画像データをダウンロードしてもよい。このため、カメラ10は、イベント会場に情報提供装置12が用意されていなくとも、位置、時刻、画像内容に基づいて、イベントの主催者が意図した付加画像データを取得することができる。
本例で説明したように、上述のウェブサーバにアクセスするためのアクセス情報として、URL情報、位置情報および時刻情報を利用することができる。カメラ10が撮像画像データにアクセス情報を付加することで、付加されたアクセス情報を用いて様々な機器を用いて付加画像データを取得することができる。
図2は、付加画像データをネットワーク27を介して取得する概念を説明する概念図である。上記において、カメラ10が、撮像画像データに付加されたURL情報等を用いてウェブサーバにアクセスし付加画像データを取得する旨を説明した。そこで、ここでは情報記録装置の他の一例としてのパーソナルコンピュータ11が、付加画像データを取得して記録する場合を取り上げて説明する。
パーソナルコンピュータ11は、上述したアクセス情報を用いてウェブサーバ14にアクセスし付加画像データを取得して、取得した付加画像データを撮像画像データに付加して記録する。本例で説明するウェブサーバ14、および、上述したウェブサーバ14は、付加画像データ等の付加データを提供する外部サーバの一例である。したがって、本システムの説明において、情報提供装置12およびウェブサーバ14を、外部サーバと総称する場合がある。
上述したように、カメラ10は、撮像画像データにアクセス情報を付加して記録媒体209に記録している。記録媒体209としては、例えばフラッシュメモリ等の不揮発性メモリ等を例示することができる。本図に例示したように記録媒体209がカメラ10に対して着脱可能である場合、パーソナルコンピュータ11は、読み出し可能に接続された記録媒体209から、アクセス情報が付加された撮像画像データを読み出す。
パーソナルコンピュータ11は、アクセス情報を用いて、複数のウェブサーバ14a、14bの中からイベントの主催者が用意したウェブサーバ14aを特定して、ウェブサーバ14aにアクセスして付加画像データをダウンロードする。パーソナルコンピュータ11は、カメラ10と同様、URL情報、位置情報、時刻情報等に基づき、ウェブサーバにアクセスすることができる。パーソナルコンピュータ11は、ウェブサーバ14aからダウンロードした付加画像データを撮像画像データに付加して、記録媒体209に記録する。パーソナルコンピュータ11は、記録媒体209に記録することに加えて、または、記録媒体209に記録することに替えて、パーソナルコンピュータ11がアクセスすることができるハードディスク等の不揮発性の記録媒体に記録してもよい。
カメラ10は、パーソナルコンピュータ11と同様に、ネットワーク27を介してウェブサーバ14aにアクセスして、付加画像データを取得して記録することができる。ウェブサーバ14aにアクセスするためのアクセス情報が撮像画像データに付加されているので、撮像画像データの撮影位置に関する付加画像データを様々な機器でダウンロードすることができる。また、ユーザ17は、イベント会場にいるときだけでなく、例えば自宅に居ながら、パーソナルコンピュータ11を用いて、付加画像データをダウンロードすることができる。このため、主催者が用意した最新の付加画像データをダウンロードして、付加画像データを更新することができる。
撮像画像データおよび付加画像データが記録される記録媒体として、不揮発性メモリ、ハードディスク等を例示したが、記録媒体としては、不揮発性メモリ、ハードディスクの他、不揮発性のソリッドステートメモリ、種々の光学記録媒体等を例示することができる。また、記録媒体は、カメラ10、パーソナルコンピュータ11に直接接続されていなくてもよい。例えば記録媒体は、ネットワーク27を介してカメラ10またはパーソナルコンピュータ11がアクセスすることができれば、どのようなネットワーク位置に存在してもよい。また、本例では、記録媒体209がカメラ10に対して着脱可能であるとして説明した。しかし、記録媒体がカメラ10に対して着脱可能でなくともよい。例えば、パーソナルコンピュータ11は、通信ケーブルを介して、または、無線通信等により、カメラ10内のコントローラを通じて記録媒体に対し読み書きをしてもよい。
図3は、カメラ10のシステム構成図である。カメラ10は、主にズームレンズ221等が含まれる光学系を備える。被写体像は、光軸219に沿ってズームレンズ221に入射して撮像素子231の結像面に結像する。ズームレンズ221および撮像素子231の機能ブロックは、撮像部として機能する。
撮像素子231は、ズームレンズ221を透過して入射する被写体像である光学像を光電変換して被写体を撮像する素子である。撮像素子231としては、例えば、CCD、CMOSセンサを用いることができる。撮像素子231で光電変換された被写体像は、A/D変換器232でアナログ信号からデジタル信号に変換される。撮像素子231の電荷読み出し制御およびA/D変換器232の変換制御は、メモリ制御部233の同期制御を受けたタイミング発生部234が供給するクロック信号により同期が計られる。
デジタル信号に変換された被写体像は、画像データとして順次処理される。A/D変換器232によりデジタル信号に変換された画像データは、メモリ制御部233の制御に従い、一旦内部メモリ235に記憶される。内部メモリ235は、高速で読み書きのできるランダムアクセスメモリであり、例えばDRAM、SRAMなどが用いられる。内部メモリ235は、連写撮影、動画撮影において高速に連続して画像データが生成される場合に、画像処理の順番を待つバッファメモリとしての役割を担う。
また、内部メモリ235は、画像処理部237が行う画像処理、圧縮処理において、ワークメモリとしての役割も担う。特に本実施形態においては、内部メモリ235は、撮像画像の画像データだけでなく、付加画像の画像データを一時的に保管する役割も担う。したがって、内部メモリ235は、これらの役割を担うに相当する十分なメモリ容量を備える。
システムメモリ236は、電気的に消去・記録可能な不揮発性メモリであり、例えばEEPROM(登録商標)等により構成される。システムメモリ236は、カメラ10の動作時に必要な定数、変数、プログラム等を、カメラ10の非動作時にも失われないように記録している。カメラ10の全体を直接的または間接的に制御するシステム制御部250は、定数、変数、プログラム等を適宜内部メモリ235に展開して、カメラ10の制御に利用する。
本実施形態においては、カメラ10は、撮像画像データを消去する消去モードとして、対応する付加画像データも撮像画像データとともに消去する消去モードと、対応する付加画像データを残して撮像画像データを消去する消去モードとを有する。本消去モードはユーザによって選択可能であり、システムメモリ236には、ユーザによっていずれの消去モードが選択されているかが、変数として記憶されている。本消去モードに関する処理については後述する。
画像処理部237は、設定されている撮影モード、ユーザからの指示に則して、画像データを所定の画像フォーマットに変換する。例えば、静止画像としてJPEGファイルを生成する場合、色変換処理、ガンマ処理、ホワイトバランス処理等の画像処理を行った後に適応離散コサイン変換等を施して圧縮処理をする。
また、動画像としてMPEGファイルを生成する場合、所定の画素数に縮小されて生成された連続する静止画としてのフレーム画像に対して、フレーム内符号化、フレーム間符号化を施して圧縮処理をする。画像処理部237によって処理された静止画像データ、動画像データは、内部メモリ235から記録媒体IF240を介して、記録媒体209に記録される。
画像処理部237は、記録用に処理される画像データに並行して、表示用の画像データを生成する。生成された表示用の画像データは、表示制御部238の制御に従って、D/A変換器239でアナログ信号に変換され、表示部201に表示される。記録の有無に関わらず、逐次表示用の画像データを生成して表示部201に表示すれば、ライブビュー機能を実現することができる。また、システム制御部250は、画像の表示と共に、もしくは画像を表示することなく、カメラ10の各種設定に関する様々なメニュー項目も、表示部201に表示することができる。
ネットワーク接続モジュール241は、図1または2を用いて説明した利用に供される、カメラ10を外部サーバと接続する場合に用いられる通信部として機能する。通信方式として無線LAN等を適用することができる。ネットワーク接続モジュール241は、例えば付加画像データ等を要求する要求情報を外部サーバに送信して、外部サーバから付加画像データ等を取得する。また、カメラ10が情報提供装置12と通信する場合、ネットワーク接続モジュール241は、外部サーバからURL情報等のアクセス情報を取得する。このように、ネットワーク接続モジュール241は、付加画像データ、アクセス情報を、ネットワークを介して取得する。すなわち、ネットワーク接続モジュール241は、外部サーバにアクセスするためのアクセス情報を取得するアクセス情報取得部として機能する。アクセス情報としては、URL情報の他、上述した位置情報等の撮像画像の撮像位置を示す情報、撮像位置および撮像時刻を示す情報などを例示することができる。
ネットワーク接続モジュール241が取得したデータは、一旦、内部メモリ235記憶され、その後、撮像画像データに付加されて、内部メモリ235から記録媒体IF240を介して記録媒体209に記録される。また、ネットワーク接続モジュール241が取得したデータが撮像画像データとリンク付けされて記録される場合、記録媒体IF240は、当該データと撮像画像データとリンクするリンク情報を、撮像画像データと併せて記録媒体209に記録する。ネットワーク接続モジュール241が取得し記録媒体209に撮像画像データに付加されて記録された付加画像データは、表示制御部238を介して撮像画像データとともに表示部201に表示される。すなわち、表示部201は、記録媒体209に対応づけて記録された撮像画像および付加情報を用いて、撮像画像と付加情報とが合成された表示用画像を表示する。
カメラ10は、カメラユーザ17からの操作を受け付ける操作部材202を複数備えているが、システム制御部250は、これら操作部材202が操作されたことを検知して操作に応じた動作を実行する。特に本実施形態においては、後述するように、撮像画像に合成すべき画像としていずれの付加画像が選択されたかを検知するために用いられる。
また、カメラ10はレリーズスイッチ207を備える。レリーズスイッチ207は、カメラ10の動作モードが撮影モードに設定されている場合、押下げ検知により撮像素子231による被写体像の取得動作を実行する。一方、カメラ10の動作モードが画像データ取得モードに設定されている場合、押下げ検知により画像データ取得モードを解除してカメラ10の動作モードを撮影モードに切り換える。
ズームレンズ221は、システム制御部250の統括制御のもと、ズーム制御部243によって制御される。ズーム制御部243は、ユーザの指示に応じてズームレンズ221を駆動して、被写体像の画角を変更する。システム制御部250は、ズーム制御部243によって検出されるズームレンズ221の位置を取得してカメラ10の画角情報を取得する。
電源制御部247は、バッテリ208と通信して残電力を検出、電力供給を監視する。また、バッテリ208の充電に応じて、接続されるAC電源からの電力供給を制御する。記録媒体209は、バッテリ208またはAC電源からの電力供給がない場合でも、記録されたデータを保持することができる。
GPSモジュール248は、GPS衛星25からの信号26を受信して、カメラ10が存在している緯度、経度、高度情報を取得してカメラ10の位置を検出する。システム制御部250は、GPSモジュール248からカメラ10が存在している位置に関する情報を適宜検出することができる。
図4は、カメラ10が付加画像データを取得して撮像画像データに付加する処理の一例を示すフロー図である。本処理は、カメラ10が撮影動作により撮像画像データが内部メモリ235に記憶されると開始される。画像処理部237は、本処理に併行して、予め定められた画像処理を撮像画像データに施す処理を行ってよい。
システム制御部250は、ステップS402において、現在の時刻を取得する。システム制御部250は、カメラ10に内蔵された内部時計から取得した計時情報に基づき、撮影時刻を示すデータを生成する。システム制御部250は、生成したデータを内部メモリ235に一時的に記憶する。
そして、システム制御部250は、ステップS404において、現在の位置を取得する。具体的には、システム制御部250は、GPSモジュール248に現在位置を取得させて、GPSモジュール248から位置情報として取得する。システム制御部250は、取得した位置情報を用いて撮影位置を示すデータを生成して、内部メモリ235に一時的に記憶する。
そして、システム制御部250は、ステップS406において、情報提供装置12に対するアクセスを要求する要求信号を生成して、ネットワーク接続モジュール241に送信させる。ネットワーク接続モジュール241は、情報提供装置12に対するアクセスの可否を示す信号をシステム制御部250に供給する。
システム制御部250は、ステップS408において、アクセスの可否を示す信号に基づき、情報提供装置12に対するアクセスが可能であるか否かを判断する。情報提供装置12に対するアクセスが可能である場合、システム制御部250は、ステップS410において、URL情報を要求する要求信号をネットワーク接続モジュール241に送信させて、情報提供装置12からウェブサーバ14のURL情報を受信する。システム制御部250は、受信したURL情報を用いて、ウェブサーバ14のURLを示すデータを生成して、内部メモリ235に一時的に記憶する。
システム制御部250は、ステップ412において付加画像データが受信済みであるか否かを判断する。例えば、システム制御部250は、以前に情報提供装置12から付加画像データを受信し記録媒体209に記録したことがある場合に、付加画像データを受信済みであると判断する。
付加画像データが受信済みでない場合、システム制御部250は、ステップS416において、付加画像データを要求する要求信号を生成してネットワーク接続モジュール241に送信させて、付加画像データを受信する。ネットワーク接続モジュール241は、Exifヘッダが付与された付加画像データを受信してよい。システム制御部250は、受信した付加画像データを内部メモリ235に一時的に記憶する。システム制御部250は、内部メモリ235への記憶処理が完了すると、処理をステップS418に移行させる。
ステップS418において、システム制御部250は、画像処理部237により処理された撮像画像データに、付加画像データ、撮影時刻を示すデータ、撮影位置を示すデータおよびURL情報を対応づけた記録用データを生成する。システム制御部250は、後述するように、複数の画像データをExif情報とともに1つのファイルとして記録するマルチピクチャフォーマットの記録用データを生成してよい。そして、システム制御部250は、記録用データを記録媒体IF240を通じて記録媒体209に記録させる。このように、システム制御部250は、撮影時刻を示すデータ、撮影位置を示すデータおよびURL情報などのアクセス情報を、撮像画像に対応づけて記録媒体209に記録する。
ステップS412において、付加画像データが受信済みである場合、ステップS414において、システム制御部250は、受信済みの付加画像データを記録媒体209から読み出して内部メモリ235に一時的に記憶して、処理をステップS418に移行させる。システム制御部250は、記録媒体209に撮像画像データに付加されて記録された付加画像データを読み出してよいし、記録媒体209に撮像画像とは別個に記録された付加画像データを読み出してもよい。なお、システム制御部250は、以前に取得した付加画像データを内部メモリ235に保持しつづけてよい。付加画像データが内部メモリ235に保持している場合、記録媒体209から付加画像データを読み出すことなく、処理をステップS418に移行してもよい。
ステップS408において情報提供装置12に対するアクセが可能でない場合、ステップS420において、画像処理部237により処理された撮像画像データに、付加画像データ、撮影時刻を示すデータおよび撮影位置を示すデータを対応づけた記録用データを生成する。システム制御部250は、ステップS418で説明したように、マルチピクチャフォーマットの記録用データを生成してよい。そして、システム制御部250は、記録用データを記録媒体IF240を通じて記録媒体209に記録させる。
ステップS418またはステップS420の処理が完了すると、本処理フローに関する一連の処理が終了する。本例のように、カメラ10は、撮像画像の撮像時に、撮影時刻、撮影位置、URL情報等のアクセス情報を取得する。このため、撮影したその場で正しいアクセス情報を取得し記録しておくことができる。
図5は、記録媒体209に記録される記録データのファイル構成の一例を模式的に示す。記録データはマルチピクチャフォーマットで記録媒体209に記録される。マルチピクチャフォーマットは、それぞれExifで規定されたJPEG圧縮データ構造を持つ複数の個別画像を、1つのファイルとして記録するフォーマットである。
本例において、システム制御部250は、撮像画像データ500を先頭画像の個別画像とし、1以上の付加画像データ501、付加画像データ502、付加画像データ503、・・・を後続の個別画像とする記録データを生成する。個別画像にはそれぞれExif情報510、Exif情報511、Exif情報512、Exif情報513およびMPフォーマット付属情報520、MPフォーマット付属情報521、MPフォーマット付属情報522、MPフォーマット付属情報523がヘッダとして付与される。MPフォーマット付属情報には、画像の種別等、個別画像に関するMPフォーマットにおける付属情報が含まれる。
撮像画像データ500としての個別画像には、Exif情報510およびMPフォーマット付属情報520がヘッダとして付与される。Exif情報510には、上述した撮影時刻を示すデータ、撮影位置を示すデータを含むことができる。また、Exif情報510には、上述したURL情報を含んでよい。URL情報は、メーカーノートのタグデータとして含まれてよい。先頭画像のMPフォーマット付属情報520には、上述した情報の他、後続する個別画像の、ファイル内の位置を示す情報が含まれる。
付加画像データ501としての個別画像には、Exif情報511およびMPフォーマット付属情報521がヘッダとして付与される。Exif情報510と同様、Exif情報511にも、撮影時刻を示すデータ、撮影位置を示すデータ、URL情報などを含んでよい。Exif情報511に含まれる撮影時刻および撮影位置を示すデータは、撮像画像データ500のExif情報510と同じであってよい。また、Exif情報511には、付加画像データ501を識別する識別情報が含まれていてよい。識別情報はメーカーノートのタグデータとして含まれてよい。識別情報は、付加画像データの提供者が付与して提供されてよい。同一の撮影位置に関連して複数の付加画像データが用意されている場合、カメラ10またはパーソナルコンピュータ11は、撮像画像に付加されていない付加画像データの有無を識別情報を参照して判断することができる。
付加画像データ502の個別画像にヘッダとして付与されるExif情報512、付加画像データ503の個別画像にヘッダとして付与されるExif情報513も、Exif情報510と同様であるので、説明を省略する。
付加画像データ501は、撮像画像に重畳して表示される、アーティスト30のロゴ画像60の画像データの一例である。付加画像データ502は、撮像画像の外枠として表示される画像データの一例である。付加画像データ503は、撮像画像に重畳して表示される、ライブの情報を表す画像データである。本例のように、システム制御部250は、画像である付加情報と撮像画像とを、単一ファイルに一体に記録することができる。
本システムによれば、ユーザ17は、ユーザ17が手軽に付与することが困難な画像を主催者から取得することができる。また、主催者が用意したキャッチーな内容の付加画像データを利用することができる。主催者の立場からすれば、同じイベントで撮影された撮像画像には統一感のある付加画像を付加させることができる。このため、画像の閲覧者に統一感のある印象を与えることができる。本例によれば、これらの画像を単一ファイルで一括して記録することができる。このため、撮像画像と1以上の付加画像とを一括して取り扱うことができ、別個に管理する場合と比較して、取り扱いが容易である。
図6は、記録データに含まれる付加画像データを更新する処理のフロー図である。ここでは、カメラ10が付加画像データを更新する場合の処理を例示する。本処理は、付加画像データを更新するイベントが発生した場合に開始する。例えばユーザが付加画像データを更新するよう指示した場合に、本イベントが生じる。また、撮像画像が撮像されてから予め定められた時間長さを超える時間が経過する毎に本イベントが自動的に生じるよう、カメラ10内でスケジューリングされていてもよい。
ステップS602において、システム制御部250は、付加画像データを更新すべきファイルを選択する。当該ファイルがユーザによって指定された場合、ユーザが指定したファイルが選択される。また、複数のファイルの付加画像データを一括して更新するよう指示された場合、複数のファイルの中から1つずつファイルが選択される。また、付加画像データの更新処理が予め定められた時間長さを超える時間が経過する毎に実行される場合、予め定められた条件を満たす1以上のファイルの中から1つずつファイルが選択される。例えば、最後に更新処理の対象となったタイミングから現在までに、予め定められた時間長さを超える時間が経過したファイルが、1つずつ選択される。
ステップS604において、システム制御部250は、URL情報がファイル内に含まれるか否かを判断する。例えば、システム制御部250は、個別画像のいずれかのExif情報内にURL情報が含まれている場合に、URL情報がファイル内に含まれると判断する。URL情報がファイル内に含まれている場合、ステップS606において、システム制御部250は、URL情報をファイルから読み出して、処理をステップS612に進める。
URL情報がファイル内に含まれていない場合、ステップS608において、システム制御部250は、撮影位置、撮影時刻を、撮像画像データのExif情報から読み出す。そして、ステップS610において、システム制御部250は、撮影位置および撮影時刻に基づき、ウェブサーバ14のURLを決定して、処理をステップS612に進める。
ステップS612において、システム制御部250は、ファイルに含まれる付加画像データを識別する識別情報を読み出す。例えば、システム制御部250は、各付加画像データのExif情報から、識別情報を読み出す。
ステップS614において、システム制御部250は、ステップS606で読み出したURLまたはステップS610で決定したURLで特定されるウェブサーバ14に、ネットワーク接続モジュール241を介してアクセスする。具体的には、システム制御部250は、ネットワーク接続モジュール241に識別情報をウェブサーバ14へ送信させて、新たな付加画像データがウェブサーバ14に用意されているか否かを問い合わせる。ステップS616において、システム制御部250は、新たな付加画像データが用意されているか否かを判断する。具体的には、システム制御部250は、ウェブサーバ14から新たな付加画像データが用意されている旨のデータがウェブサーバ14から返却された場合に、新たな付加画像データが用意されていると判断する。
新たな付加画像データが用意されている場合、ステップS618で、システム制御部250は、新たな付加画像を要求する信号をネットワーク接続モジュール241に送信させて、新たな付加画像をダウンロードする。システム制御部250は、ダウンロードした付加画像データを内部メモリに一時的に記憶する。ダウンロードが完了すると、システム制御部250は、ファイル内の付加画像データを更新する(ステップS620)。例えば、システム制御部250は、ダウンロードした新たな付加画像データを個別画像として追加したファイルを、記録媒体209に書き込む。また、システム制御部250は、ダウンロードした新たな付加画像データで既存の付加画像データの少なくとも1つを置き換えたファイルを、記録媒体209に書き込む。新たな付加画像データで既存の付加画像データを置き換えることに替えて、新たな付加画像データをファイルに追加してもよい。このように、システム制御部250は、アクセス情報と対応づけて記録媒体209に記録されている撮像画像に、新たな付加情報を対応づけて記録媒体209に記録することができる。
ステップS620の処理が完了すると、本処理フローに関する一連の処理が終了する。複数のファイルに対して付加画像データを更新する場合、各ファイルについて本処理フローを繰り返して適用すればよい。本処理フローによれば、新たに付加画像が主催者で用意されたときには、最新の付加画像をダウンロードして利用することができる。このためユーザ17は、付加画像に飽きることなく、新鮮な気持ちで画像を閲覧することができる。
図7は、付加画像の切り替えの一例を、表示部201に表示される画面を用いて説明する図である。システム制御部250は、撮像画像データ500を表示する場合に、撮像画像データ500と付加画像データ501とを合成した合成画像を画像処理部237に生成させて、表示部201に表示させる。画面701は、撮像画像の閲覧画面であり、付加画像データ501がロゴ画像702として合成された状態にある。
ここで、ユーザ17が例えば画面内のロゴ画像702の表示位置をタッチすると、付加画像の選択画面711に切り替わる。選択画面711では、画面701に表示していた画像が画面内の部分領域712に表示される。そして、部分領域714、部分領域715および部分領域716には、それぞれ付加画像データ501を合成した撮像画像、付加画像データ502を合成した撮像画像、および、付加画像データ503を合成した撮像画像が表示される。また、更に他の付加画像を選択するマーカ717が表示される。ユーザ17が画面内のマーカ717の表示位置をタッチすると、更に他の付加画像データが合成された撮像画像が表示される。
選択画面711に対して、ユーザ17が例えば部分領域714、部分領域715および部分領域716のうちのいずれかの領域をタッチすると、選択画面721に遷移する。本例では部分領域715がタッチされたとする。選択画面721では、タッチされた位置に表示されていた画像が、部分領域722に拡大表示される。選択画面721内の部分領域724、部分領域725、部分領域726およびマーカ727には、それぞれ選択画面711内の部分領域714、部分領域715、部分領域716およびマーカ717と同じものが表示される。すなわち、選択画面711の部分領域712の表示内容が、ユーザ17によって指定された合成画像に切り替わる。
そして、ユーザ17が例えば部分領域722内の付加画像の表示位置を長押しすると、部分領域722内に表示されていた画像が選択される。すなわち、本例では、撮像画像データ500に対して、付加画像データ502を合成して表示するよう設定される。システム制御部250は、撮像画像データ500のExif情報として、付加画像データ502の識別情報を記録してよい。例えば、システム制御部250は、選択された付加画像データの識別情報を撮像画像データ500のExif情報に含めてファイルとして記録してよい。本処理により、撮像画像データ500を表示する場合には、付加画像データ502が合成された画像が、デフォルトで閲覧画面等に表示されることとなる。
本例では、付加画像を選択する選択画面の一例を説明したが、ユーザ17が付加画像を表示させないようにすることもできる。例えば、閲覧画面701において、ロゴ画像702の表示位置が長押しされた場合に、システム制御部250は、撮像画像データ500を用いて表示用の画像データを画像処理部237に生成させて、いずれの付加画像データも含まない表示用の画像データを生成させてよい。すなわち、システム制御部250は、操作部材202の一例としてのタッチパネルとともに、撮像画像と付加情報とが合成された画像を表示するか否かをユーザ指示に基づいて設定する表示設定部として機能する。そして、表示部201は、当該設定に従って、付加情報が合成された撮像画像と、付加情報が合成されていない撮像画像とを、切り替えて表示する。
システム制御部250は、撮像画像を表示する指示を受け付けた場合に、デフォルトでは撮像画像データに付加画像データを合成して表示させてよい。付加画像データが合成された画像が表示されている状態で、付加画像データを合成しない旨がユーザ指示により設定された場合に、付加画像データが合成されていない画像、例えば撮像画像データ500を表示させてよい。図5の例では撮像画像データと付加画像データとを別個に記録するとしたが、付加画像データが合成されていない撮像画像データに加えて、撮像画像データと付加画像データとが合成された画像データが、記録媒体209に記録されてもよい。この場合、当該合成された画像データが表示されている状態で、付加画像データを合成しない旨がユーザ指示により設定された場合に、付加画像データが合成されていない撮像画像データを表示させてよい。すなわち、システム制御部250は、付加画像データが合成された画像データと、付加画像データが合成されていない撮像画像データとを、切り替えて表示させてよい。
図8は、撮像画像データを消去する処理のフロー図である。本図に示す本処理は、ユーザ17が撮像画像データを消去する指示をした場合に、開始する。
ステップS802において、システム制御部250は、内部メモリ235に展開された消去モードに関する変数を読み出す。上述したように、カメラ10は、消去モードとして、撮像画像データとともに付加画像データを消去するモードと、付加画像データを残して撮像画像データを消去するモードとを有している。そして、現在設定されている消去モードを示す変数が、システムメモリ236から内部メモリ235に展開されている。消去モードは、ユーザ指示によって設定されてよい。
ステップS804において、システム制御部250は、読み出した変数に基づき消去モードを特定することにより、読み出した付加画像データも消去するか否かを判断する。付加画像も消去する設定である場合、ステップS812において、画像ファイルを記録媒体209から消去する。画像ファイル全体が消去されることで、撮像画像データおよび付加画像データが一括して消去される。
付加画像データを消去しない設定である場合、ステップS806において、システム制御部250は、撮像画像データを消去する対象の画像ファイルを記録媒体209から読み出す。そして、ステップS808において、システム制御部250は、撮像画像データを除く付加画像データで、ファイルデータを再構築する。例えば図5のファイルフォーマットを用いる場合、ファイルデータを再構築する処理としては、Exif情報511以降のデータを新たなファイルデータとし、付加画像データ501が先頭画像の個別画像となるようにMPフォーマット付属情報521を書き換える処理を含む。
そして、ステップS810において、システム制御部250は、記録媒体IF240を介してファイルデータを再構成して得られたファイルデータを、画像ファイルのデータとして記録媒体209に記録する。このように、システム制御部250は、記録媒体209に記録されている撮像画像を消去する場合に、当該撮像画像に対応づけて記録されている付加情報を記録媒体209から消去することなく撮像画像を記録媒体から消去する記録制御部として機能することができる。
ステップS810またはステップS812の処理が完了すると、本処理フローに関する一連の処理が終了する。上述したように、撮像画像データが含まれていなくても、各付加画像データのExif情報には、位置情報およびURL情報が含まれている。したがって、カメラ10で撮像画像が新たに撮影されたときに、その撮影位置に対応する位置情報を含む付加画像データのファイルが記録媒体209に存在する場合、当該ファイルに含まれる付加画像データを、新たに撮像して得られた撮像画像データに付加することができる。このため、ウェブサーバ14から付加画像データを新たにダウンロードする必要がなくなる。例えば、ネットワーク27にアクセスできない環境にいる場合でも、速やかに付加画像データを撮像画像データに付加することができる。
本例では、マルチピクチャフォーマットのファイルから付加画像データを残して撮像画像データを消去する場合の処理について説明した。撮像画像に付加画像を重畳した画像データを記録媒体209に記録している場合、画像データから重畳された付加画像を切り出して、切り出した画像データを記録媒体209に残してよい。記録媒体209に残された付加画像の画像データには、位置情報およびURL情報を含むExif情報が付帯されてよい。
上記実施形態では、本システムを分かり易く説明することを目的として、イベント会場を例に挙げて本システムを具体的に説明した。しかし、本システムは、イベント会場以外にも適用できる。例えば、野球場等の運動場、飲食店等の店舗、動物園、水族館、遊園地、映画館、遊技場、宿泊施設、公園など、種々の施設または場所で適用することができる。
上記実施形態では、撮像画像に付加するデータの一例としての付加画像データを例示した。例えば、カメラ10が、撮像画像と合成して表示されるべき画像を取得するとして説明した。特に図5等の例では、付加画像データとしていわゆる静止画データを例示した。しかし、付加画像データは、いわゆる動画データであってもよい。例えば、カメラ10が動画としての撮像画像を撮影した場合に、動画としての付加画像データを取得してよい。このように、付加情報としての動画ストリームを取得して、取得した動画ストリームを、動画ストリームである撮像画像に対応づけて記録媒体209に記録してよい。例えば、マルチストリームの単一動画ファイルとして、付加情報としての動画ストリームと撮像画像としての動画ストリームとを一体に記録してよい。もちろん、撮像画像としての静止画データに、付加情報としての動画データを対応づけて記録してよく、撮像画像としての動画データに、付加情報としての静止画データを対応づけて記録してもよい。
また、付加データは画像データに限られない。例えば、付加データはテキストデータであってもよい。すなわち、情報提供装置12、ウェブサーバ14等の外部サーバは、テキストデータとしての付加情報を提供することができる。そして、カメラ10は、外部サーバから当該テキストデータをネットワークを介して取得して、取得したテキストデータを、撮像画像に対応づけて記録媒体に記録することができる。
例えば店舗等の商業施設であれば、店舗のロゴ画像の画像データを付加情報として提供するだけでなく、テキストデータとしての電話番号データを付加情報として提供することも効果的である。例えば、ユーザ17が飲食店で飲食した物を撮影した撮像画像には、その飲食店の電話番号データが付加される。ユーザ17が撮像画像を閲覧するときには、電話番号データを画像に変換して撮像画像に合成したものが、表示部201に表示される。このため、ユーザ17は、飲食物の画像から、飲食店の連絡先を確認することができる。また、上述したように付加情報を最新の情報に更新することができるので、飲食店の電話番号が変わったときには、撮像画像に合成される電話番号を自動的に更新することができる。このため、ユーザ17は、飲食物の画像から、飲食店の最新の電話番号を知ることができる。
上記においては、付加画像データを、撮像画像に対応づけて不揮発性の記録媒体に記録するとして説明したが、実質的に永続的に読み書き可能な記録媒体であれば、記録媒体が不揮発性であることを要しない。また、上記においては、マルチピクチャフォーマットで、撮像画像データと1以上の付加画像データとを管理するとして説明した。しかし、システム制御部250は、撮像画像の画像ファイルと、関連する1以上の付加画像の画像ファイルとを、記録媒体209に作成した同一フォルダ内に格納してもよい。撮像画像の画像ファイル毎に作成されたフォルダ内に、関連する付加画像の画像ファイルを格納することで、これらの画像ファイルをフォルダ単位で一括して管理することができる。
上記実施形態で説明したカメラ10は、レンズ交換式一眼レフカメラ、コンパクトデジタルカメラ、ミラーレス一眼カメラおよびビデオカメラはもちろん、カメラ機能付きの携帯電話等として適用できる。また、上記実施形態において本システムに係る情報記録装置の一例としてカメラ10およびパーソナルコンピュータ11を例示したが、情報記録装置は、カメラ10、パーソナルコンピュータ11だけでなく、テレビ、デジタルフォトフレーム等として実現されてよい。また、上述した処理は、コンピュータ装置によって実現することができる。コンピュータ装置は、上述した処理の実行を制御するプログラムをロードして、読み込んだプログラムに従って動作することにより、当該処理を実行してよい。コンピュータ装置は、当該プログラムを記憶しているコンピュータ読取可能な記録媒体を読み込むことによって、当該プログラムをロードすることができる。
以上、本発明を実施の形態を用いて説明したが、本発明の技術的範囲は上記実施の形態に記載の範囲には限定されない。上記実施の形態に、多様な変更または改良を加えることが可能であることが当業者に明らかである。その様な変更または改良を加えた形態も本発明の技術的範囲に含まれ得ることが、特許請求の範囲の記載から明らかである。
特許請求の範囲、明細書、および図面中において示した装置、システム、プログラム、および方法における動作、手順、ステップ、および段階等の各処理の実行順序は、特段「より前に」、「先立って」等と明示しておらず、また、前の処理の出力を後の処理で用いるのでない限り、任意の順序で実現しうることに留意すべきである。特許請求の範囲、明細書、および図面中の動作フローに関して、便宜上「まず、」、「次に、」等を用いて説明したとしても、この順で実施することが必須であることを意味するものではない。
10 カメラ、11 パーソナルコンピュータ、12 情報提供装置、14 ウェブサーバ、17 ユーザ、25 GPS衛星、26 信号、27 ネットワーク、30 アーティスト、50 像、60 ロゴ画像、201 表示部、202 操作部材、207 レリーズスイッチ、208 バッテリ、209 記録媒体、219 光軸、221 ズームレンズ、231 撮像素子、232 A/D変換器、233 メモリ制御部、234 タイミング発生部、235 内部メモリ、236 システムメモリ、237 画像処理部、238 表示制御部、239 D/A変換器、240 記録媒体IF、241 ネットワーク接続モジュール、243 ズーム制御部、247 電源制御部、248 GPSモジュール、250 システム制御部、500 撮像画像データ、501、502、503 付加画像データ、510、511、512、513 Exif情報、520、521、522、523 MPフォーマット付属情報、701 画面、702 ロゴ画像、711、721 選択画面、712、714、715、716、722、724、725、726 部分領域、717、727 マーカ

Claims (14)

  1. 撮像画像の撮像位置に対応する付加情報を提供する外部サーバから、当該付加情報をネットワークを介して取得する付加情報取得部と、
    前記付加情報取得部が取得した付加情報を、前記撮像画像に対応づけて記録媒体に記録する記録部と
    を備える情報記録装置。
  2. 前記記録部は、前記付加情報を、前記撮像画像に対応づけて不揮発性の記録媒体に記録する
    請求項1に記載の情報記録装置。
  3. 前記付加情報取得部は、前記撮像画像と合成して表示されるべき画像を、前記付加情報として取得する
    請求項1または2に記載の情報記録装置。
  4. 前記記録媒体に対応づけて記録された前記撮像画像および前記付加情報を用いて、前記撮像画像と前記付加情報とが合成された表示用画像を表示する表示部
    をさらに備える請求項1から3のいずれか一項に記載の情報記録装置。
  5. 前記撮像画像と前記付加情報とが合成された画像を表示するか否かをユーザ指示に基づいて設定する表示設定部
    をさらに備え、
    前記表示部は、前記表示設定部による設定に従って、前記付加情報が合成された前記撮像画像と、前記付加情報が合成されていない前記撮像画像とを切り替えて表示する
    請求項4に記載の情報記録装置。
  6. 前記外部サーバにアクセスするためのアクセス情報を取得するアクセス情報取得部
    をさらに備え、
    前記記録部は更に、前記アクセス情報取得部が取得したアクセス情報を、前記撮像画像に対応づけて前記記録媒体に記録する
    請求項1から5のいずれか一項に記載の情報記録装置。
  7. 前記付加情報取得部は、前記記録媒体に記録された前記アクセス情報を用いて前記外部サーバにアクセスして、新たな付加情報を取得し、
    前記記録部は、当該アクセス情報と対応づけて前記記録媒体に記録されている前記撮像画像に、前記新たな付加情報を対応づけて前記記録媒体に記録する
    請求項6に記載の情報記録装置。
  8. 前記アクセス情報取得部は、前記撮像画像の撮像位置を示す情報を、前記アクセス情報として取得する
    請求項6または7に記載の情報記録装置。
  9. 前記アクセス情報取得部は、前記撮像画像の撮像位置および撮像時刻を示す情報を、前記アクセス情報として取得する
    請求項8に記載の情報記録装置。
  10. 撮像部をさらに備え、
    前記アクセス情報取得部は、前記撮像部による前記撮像画像の撮像時に、前記アクセス情報を取得する
    請求項6から9のいずれか一項に記載の情報記録装置。
  11. 前記記録媒体に記録されている前記撮像画像を消去する場合に、当該撮像画像に対応づけて記録されている付加情報を前記記録媒体から消去することなく前記撮像画像を前記記録媒体から消去する記録制御部
    をさらに備える請求項1から10のいずれか一項に記載の情報記録装置。
  12. 前記記録部は、画像である前記付加情報と前記撮像画像とを、単一ファイルに一体に記録する
    請求項1から11のいずれか一項に記載の情報記録装置。
  13. 前記付加情報取得部は、動画ストリームである前記付加情報を取得し、
    前記記録部は、動画ストリームである前記撮像画像と前記付加情報とを、マルチストリームの単一動画ファイルとして一体に記録する
    請求項1から12のいずれか一項に記載の情報記録装置。
  14. コンピュータを、
    撮像画像の撮像位置に対応する付加情報を提供する外部サーバから、当該付加情報をネットワークを介して取得する付加情報取得部、
    前記付加情報取得部が取得した付加情報を、前記撮像画像に対応づけて記録媒体に記録する記録部
    として機能させるプログラム。
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