JP2012145456A - Electromagnetic wave shield performance evaluation method - Google Patents
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Abstract
Description
本発明は、立体状の電磁波シールド資材の電磁波シールド性能を評価することができる電磁波シールド性能評価方法に関する。 The present invention relates to an electromagnetic shielding performance evaluation method capable of evaluating the electromagnetic shielding performance of a three-dimensional electromagnetic shielding material.
電磁波シールド資材には、平面的なシート状のタイプと、ウレタンフォーム等の柔軟素材からなる芯材を導電性を有する布等で覆った立体的なガスケットタイプとがある。
一般社団法人KEC関西電子工業振興センターのいわゆるKEC法は、シート状のタイプの電磁波シールド性能を評価するものである。
The electromagnetic shielding material includes a planar sheet type and a three-dimensional gasket type in which a core material made of a flexible material such as urethane foam is covered with a conductive cloth or the like.
The so-called KEC method of the general incorporated association KEC Kansai Electronics Industry Promotion Center evaluates the sheet-type electromagnetic shielding performance.
上述したKEC法ではシート状の電磁波シールド資材の電磁波シールド性能しか評価できない。このため、立体的なガスケットタイプの電磁波シールド資材では、構成品である導電性を有する布等の電磁波シールド性能を評価したり、スポンジ等の柔軟素材に電磁波シールド性能がある場合には切断前のシート状の状態で電磁波シールド性能を測定していた。
すなわち、KEC法では、立体状のガスケットタイプの電磁波シールド資材は、直接的に電磁波シールド性能を評価することができないのである。
In the KEC method described above, only the electromagnetic wave shielding performance of the sheet-like electromagnetic wave shielding material can be evaluated. For this reason, in the three-dimensional gasket type electromagnetic shielding material, the electromagnetic shielding performance of a conductive cloth as a component is evaluated, or when a flexible material such as sponge has electromagnetic shielding performance, The electromagnetic shielding performance was measured in a sheet form.
That is, in the KEC method, the three-dimensional gasket type electromagnetic shielding material cannot directly evaluate the electromagnetic shielding performance.
また、KEC法では、MHz帯までの電磁波シールド性能しか評価できなかった。
しかし、現在はCPUの高速化等のため、GHz帯までの電磁波シールド性能の評価が求められている。
In addition, in the KEC method, only the electromagnetic shielding performance up to the MHz band could be evaluated.
However, at present, evaluation of electromagnetic wave shielding performance up to the GHz band is required for speeding up the CPU and the like.
本発明は、上記事情に鑑みて創案されたもので、ガスケットタイプ等の立体状の電磁波シールド資材の電磁波シールド性能を評価することができ、しかもGHz帯までの電磁波シールド性能を評価することができる電磁波シールド性能評価方法を提供することを目的としている。 The present invention was created in view of the above circumstances, and can evaluate the electromagnetic shielding performance of a three-dimensional electromagnetic shielding material such as a gasket type, and can also evaluate the electromagnetic shielding performance up to the GHz band. The object is to provide an electromagnetic shielding performance evaluation method.
本発明に係る電磁波シールド性能評価方法は、立体状の電磁波シールド資材の電磁波シールド性能を評価する電磁波シールド性能評価方法であって、開口を有し、内部に送信アンテナが設置され、前記開口を閉塞部材で閉塞することができるシールドボックスと、前記送信アンテナからの信号を受信できる受信機に接続された受信アンテナとを電波暗室にセットし、前記シールドボックスの開口を閉塞部材で閉塞する際に、前記電磁波シールド資材を閉塞部材とシールドボックスとで挟み込むことで、内部の送信アンテナからの信号を遮断した状態で、前記信号を受信機で受信することで前記電磁波シールド資材の電磁波シールド性能を評価する。 An electromagnetic wave shielding performance evaluation method according to the present invention is an electromagnetic wave shielding performance evaluation method for evaluating electromagnetic wave shielding performance of a three-dimensional electromagnetic wave shielding material, which has an opening, a transmission antenna is installed inside, and the opening is closed. When setting a shield box that can be closed with a member and a receiving antenna connected to a receiver that can receive a signal from the transmission antenna in an anechoic chamber, and closing the opening of the shield box with a closing member, The electromagnetic shielding performance of the electromagnetic shielding material is evaluated by receiving the signal with a receiver in a state where the signal from the internal transmitting antenna is blocked by sandwiching the electromagnetic shielding material between the blocking member and the shielding box. .
本発明に係る電磁波シールド性能評価方法は、シールドボックスの開口を前面パネルで閉塞し、両者の間に電磁波シールド資材を挟み込むようにしたので、従来のKEC法では不可能であった立体的な電磁波シールド資材の電磁波シールド性能を評価することが可能になった。
また、送信アンテナと受信アンテナとを選択することで様々な帯域のシールド性能評価が可能となるため、従来のKEC法では不可能であったGHz帯までの電磁波シールド性能の評価が可能になった。
In the electromagnetic wave shielding performance evaluation method according to the present invention, the opening of the shield box is closed by the front panel, and the electromagnetic wave shielding material is sandwiched between the two, so that the three-dimensional electromagnetic wave which is impossible with the conventional KEC method It became possible to evaluate the electromagnetic shielding performance of shielding materials.
In addition, since it is possible to evaluate the shielding performance of various bands by selecting the transmitting antenna and the receiving antenna, it is possible to evaluate the electromagnetic shielding performance up to the GHz band, which was impossible with the conventional KEC method. .
本発明の実施の形態に係る電磁波シールド性能評価方法は、立体状の電磁波シールド資材500の電磁波シールド性能を評価する電磁波シールド性能評価方法であって、開口110を有し、内部に送信アンテナ300が設置され、前記開口110を閉塞部材200で閉塞することができるシールドボックス100と、前記送信アンテナ300からの信号を受信して評価できる評価装置320に接続された受信アンテナ310とを電波暗室400にセットし、前記シールドボックス100の開口110を閉塞部材200で閉塞する際に、前記電磁波シールド資材500を閉塞部材200とシールドボックス100とで挟み込むことで、内部の送信アンテナ300からの信号を遮断した状態で、前記信号を評価装置320で受信することで前記電磁波シールド資材500の電磁波シールド性能を評価するようになっている。
The electromagnetic wave shielding performance evaluation method according to the embodiment of the present invention is an electromagnetic wave shielding performance evaluation method for evaluating the electromagnetic wave shielding performance of the three-dimensional electromagnetic
なお、この電磁波シールド性能評価方法によって電磁波シールド性能が評価される立体状の電磁波シールド資材500とは、図4に示すように、ウレタンフォーム等の断面矩形状の芯材510と、この芯材510に巻き付けられる導電性を有する導電性布520とから構成され、例えば、電子機器の筐体と、この筐体を閉塞する蓋体との間に挟み込まれて、筐体の内部を電磁波からシールドするために用いられるものである。なお、芯材510に巻き付けられるものとしては、導電性を有する導電性布520に限られず、導電性を有しない布やフィルムであってもよい。
Note that the three-dimensional
まず、前記シールドボックス100は、図1等に示すように、5枚の正方形の板材と、この板材と外形は同じで開口110が開設されたロ字形状の1枚の板材とを立方体状に組み合わせたものである。前記板材としては、例えば1.5mm厚の導体からなる板材、例えば、ステンレススチール板材を使用する。
このシールドボックス100の内側の空間には、送信機330に接続された送信アンテナ300が設置されている。
前記空間の開口110が開設された面には、開口110を取り囲んでボックス側ビス穴120が形成されている。このボックス側ビス穴120は、後述する閉塞部材200を取り付けるためのものである。
First, as shown in FIG. 1 and the like, the
A transmitting
On the surface of the space where the
このシールドボックス100の開口110を閉塞する閉塞部材200は、前記開口110が開設された板材と同形状、同サイズに設定されており、前記ボックス側ビス穴120に対応した位置に閉塞側ビス穴220が開設されている。なお、この閉塞部材200は、シールドボックス100と同様に1.5mm厚のステンレススチール板材から構成されている。
なお、前記シールドボックス100に閉塞部材200を取り付けるためのビス250もステンレススチール製である。
上述した説明では、シールドボックス100、閉塞部材200、これらを連結するビス250は、すべてステンレススチールからなるとしたが、本発明はこれに限定されることはなく、金属であればよい。
The
A
In the above description, the
シールドボックス100の内部には送信アンテナ300が設けられている。この送信アンテナ300は、送信機側アッテネーター340を介して送信機330からの信号が送信されるようになっている。
なお、送信機側アッテネーター340は、電波暗室400の内部にセットされており、送信機330は電波暗室400の外部にセットされている。
A
The transmitter-
一方、受信アンテナ310は、電波暗室400内にセットされている。この受信アンテナ310で受信された信号は、受信機側アッテネーター350及びアンプ360を介してスペクトラムアナライザー等の評価装置320に入力される。
なお、受信機側アッテネーター350は電波暗室400の内部にセットされる。
しかし、その受信機側アッテネーター350に接続されるアンプ360は、GHz帯の評価の際には電波暗室400の内部にセットされるが、MHz帯の評価の際には電波暗室400の外部にセットされる。図2は、GHz帯の評価の際のものである。
また、前記アンプ360は必須のものではなく、用いないこともある。
On the other hand, the
The
However, the
The
前記シールドボックス100に閉塞部材200を取り付ける際には、図3に示すように、開口110を取り囲むようにして電磁波シールド資材500をシールドボックス110に取り付ける。なお、電磁波シールド資材500のシールドボックス100への取り付けは、その電磁波シールド資材500を実際に製品等に組み込む際に使用するのと同様の接着剤を使用する。なお、測定上は、この接着剤を使用しない場合もあり、測定上の影響を最小限にとどめるようにすれば、接着剤に限定する必要がなく固定できればなんでもよい。
なお、図3では、電磁波シールド資材500は、ビス250の内側に配置しているが、電磁波シールド資材500はビス250の外側や内外両側に配置することも可能である。
When the
In FIG. 3, the
電磁波シールド資材500が取り付けられたシールドボックス100に開口110を閉塞する閉塞部材200を前記ビス250で取り付ける。この際、電磁波シールド資材500は、閉塞部材200が押しつけられて変形するが、実際に電磁波シールド資材500を使用する際と同じように押しつける。
なお、図3(A)においては作図の都合上、電磁波シールド資材500は変形して描かれてはいない。
シールドボックス100への閉塞部材200の取り付けを今回はビス250によるものとしたが、シールドボックス100にボックス側ビス穴120がない状態が測定上最もふさわしく、シールドボックス100に閉塞部材200を治具等で取り付けられればよい。
The
In FIG. 3A, the electromagnetic
The
このようにして電磁波シールド資材500をシールドボックス100と閉塞部材200との間に挟み込んだものを電波暗室400にセットする。そして、開口110の前面側に3m離れた位置に受信アンテナ310をセットする。
なお、受信アンテナ310は開口110の前面側から3m離れた位置にセットされるとしたが、本発明がこれに限定されるわけではない。
In this manner, the electromagnetic
The receiving
この状態で送信機330から信号を送信する。例えば、ノイズフロアが図5(A)に示すようなものであった場合、シールドボックス100と閉塞部材200との間に5mmの隙間を有した状態での1000MHz〜6000MHz(6GHz)の電磁波(図5(A)参照)はどの範囲においても80〜120dBμVであった。
なお、今回の実験では、シールドボックス100と閉塞部材200との間の隙間を5mmとしたが、これに限定されるものではない。
In this state, a signal is transmitted from the
In this experiment, the gap between the
これに対して、シールドボックス100と閉塞部材200との間に電磁波シールド資材500を介在させた場合には、図5(B)に示すように、どの周波数帯においても約60dBμVまで低下したことが確認された。
On the other hand, when the
すなわち、この電磁波シールド性能評価方法によると、従来のKEC法では不可能であった立体的なガスケットタイプの電磁波シールド資材500の電磁波シールド性能も測定することが可能であり、しかもGHz帯までの測定が可能になることが判明する。
That is, according to this electromagnetic wave shielding performance evaluation method, it is possible to measure the electromagnetic wave shielding performance of the three-dimensional gasket type electromagnetic
なお、シート状の電磁波シールド資材を測定する場合には、図6に示すように、開口部271が開設された前面パネル270を用いることになる。この前面パネル270は、上述した立体的な電磁波シールド資材500の電磁波シールド性能を測定する際に使用する前面パネル200と外形は同じであり、中央部に開口部271が開設されている点のみが異なる。
かかる前面パネル270を用いる場合には、前面パネル270の開口部271をシート状の電磁波シールド資材で覆う。
In the case of measuring a sheet-like electromagnetic shielding material, a
When such a
なお、上述した説明で用いた図2に示す電磁波シールド性能評価方法のための概略的ブロック図は、単なる一例であって、本発明がこれに限定されるものではない。 The schematic block diagram for the electromagnetic wave shielding performance evaluation method shown in FIG. 2 used in the above description is merely an example, and the present invention is not limited to this.
100 シールドボックス
110 開口
200 閉塞部材
300 送信アンテナ
310 受信アンテナ
320 評価装置
330 送信機 500 電磁波シールド資材
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