JP2012143286A - パチンコ機 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】遊技状態切替手段が、第2の大当りに基づいて実行される大当り遊技の終了後、特別図柄の変動回数が所定回数に達するまで特別遊技状態を継続し、変動表示手段が、遊技状態が特別遊技状態であることに基づいて、当否判定の結果、及び、特別図柄の変動回数に応じて変動時間情報が同一である特殊変動パターンテーブルを参照して特別図柄を所定時間変動表示させる。
【選択図】図1
Description
そして、遊技者の視点からすれば、特別図柄の変動回数が所定の回数に達するまでの確変状態中に如何に大当りを獲得できるかがこの種のパチンコ機における最大の関心事となるため、当該期間中においては、特別図柄及び特別図柄に対応して変動する演出用図柄、或いは演出動画の変動態様や停止態様を一喜一憂しながら見守ることとなる。
しかしながら、従来のパチンコ機によれば、特別図柄、特別図柄の変動表示、或いは演出動画を展開するに際し、確変期間中のみに参照される変動パターンテーブルによりその変動態様や展開時間を決定し、確変状態における遊技の趣向性を高める構成が提案されているが、変動パターンテーブルには互いに異なる複数の変動時間情報が記載され、かつ、いずれの変動時間情報に決定されるかが、乱数抽選によってランダムに決まるため、変動時間情報に対応する演出用図柄の変動態様や、遊技を盛り上げる演出もランダムに決定され、遊技者の関心が高い確変状態中に、大当りへの期待をより高める特定の演出を効果的、かつ、持続的に見せることが困難であるという欠点がある。
本構成によれば、変動表示手段が、遊技状態が特別遊技状態であることに基づいて、変動時間情報が同一である特殊変動パターンテーブルを参照して特別図柄を所定時間変動表示させることにより、遊技状態が特別遊技状態である間は、特別図柄の変動時間が当否判定の結果、及び、特別図柄の変動回数に応じて毎回同一となるため、当該特別図柄の変動時間に対応する演出用動画を特別遊技状態中において遊技者に対して確実に見せることができる。よって、遊技者は、特別遊技状態中において再び大当り遊技を獲得できるかも知れないという期待感を持続的に持つことができる。
また、本発明に係る他の構成として、変動表示手段が遊技状態が特別遊技状態であること及び特別遊技状態中における特別図柄の変動回数が所定の回数に到達したことに基づいて、特殊変動パターンテーブルを参照して特別図柄を所定時間変動表示させる構成とした。
本構成によれば、前記構成から生じる効果に加え、変動時間情報が同一である変動パターンテーブルを参照する時期を、特別遊技状態である場合の特別図柄の任意の変動回数に設定することができ、特別遊技状態が継続する一定の区間において特別図柄の変動時間に対応する演出用動画を遊技者に対して確実に見せることができる。
また、本発明に係る他の構成として、パチンコ機が大当りに基づいて実行される大当り遊技中に、遊技状態切替手段により切り替えられた特別遊技状態における当否判定を先行して実行する第2の当否判定手段を備え、変動表示手段は遊技状態が特別遊技状態であること及び第2の当否判定手段により実行される当否判定の結果が所定条件を満たしたこと基づいて特殊変動パターンテーブルを参照して特別図柄を所定時間変動表示させる構成とした。
本構成によれば、変動時間情報が同一である変動パターンテーブルを参照する条件が、大当りに基づいて実行される大当り遊技中に、遊技状態切替手段により切り替えられた特別遊技状態における当否判定を先行して実行する第2の当否判定手段による当否判定の結果に依存することから、第2の大当りに基づいて実行される大当り遊技終了後に特殊変動パターンテーブルを参照して特別図柄が変動表示された場合の大当り遊技獲得の期待感を著しく向上させることができる。
なお、上記発明の概要は、本発明の必要な特徴の全てを列挙したものではなく、特徴群を構成する個々の構成もまた発明となり得る。
パチンコ機10は、遊技球(以下、単に球という)が打ち出される遊技領域11Aを有し、内枠12に対して着脱自在に取り付けられる遊技盤11と、内枠12を前後方向に開閉自在に軸支する外枠13とを備える。遊技盤11の前方には、内枠12の前後方向に開閉自在に軸支される窓12Aが設けられ、遊技盤11の前方が閉鎖される。
また、パチンコ機10の下部には発射ハンドル103Dが回動自在に取着され、発射ハンドル103Dが遊技者の操作によって例えば時計周りに回動操作されることにより、内部に装着された打ち出し機構103Bが駆動する。打ち出し機構103Bが駆動すると、上皿構造体16内に貯留された球が内ガイドレール17及び外ガイドレール18の間の発射領域を通って上方に打ち出され、遊技領域11A内に進入する。
遊技盤11の略正面には、演出図柄表示装置30が配設される。演出図柄表示装置30は、遊技盤11を前後方向に貫通する図外の取付け孔を介して遊技盤11にはめ込まれる。
演出図柄表示装置30は、例えば液晶画面を有し、当該液晶画面内に複数の演出用図柄を変動表示する他、演出用図柄の変動表示に合わせて遊技を盛り上げる演出(リーチ演出,予告演出,背景変化等)を表示する。なお、演出図柄表示装置30としては、CRT,ドラム式等の構成であってもよい。
また、演出図柄表示装置30における液晶画面の下方には、複数の保留球表示ランプ群21Aが配設される。保留球表示ランプ群21Aは、主制御装置100の制御により、第一始動入賞部品22又は第二始動入賞部品23に球が入賞するごとに点灯し、最大4つまで保留球数(抽選残数)を遊技者に対して報知する。
上方に位置する第一始動入賞部品22は、上方開放の受け入れ口より球を受け入れる固定の始動口として形成される。
一方、第一始動入賞部品22の直下に配設される第二始動入賞部品23は、左右に設けられた一対の開閉翼24の開閉動作により、入賞の難易を変更可能な可変始動口である。
開閉翼24は、遊技盤11の裏側に装着された始動口ソレノイド35が主制御装置100により駆動制御され開放又は閉鎖する。開閉翼24の開放動作は、前述の普通図柄が当りを示す態様で停止したことに基づいて実行され、球は開放動作中において第二始動入賞部品23内に入賞し易くなる。一方、開閉翼24が閉鎖中においては、第二始動入賞部品23に球が入賞することは困難(入賞不可能な場合も含む)である。
ここで、例えば特図当否判定処理の結果が当りである場合には、並列に配置された7セグメントランプに同一の数字(7.7,8.8等)を停止させ、外れである場合は、(−,−)等の記号や、互いに異なる数字を停止させる。また、上記特別図柄の変動表示の開始時期及び停止時期は、前述した演出用図柄の変動表示の開始時期及び停止時期と同期している。なお、特別図柄及び演出用図柄の変動表示時間は、後述の特図変動表示処理により規定される。
ここで、例えば、普図当否判定処理の結果が当りである場合には、丸の記号を表示するランプのみが点灯し、外れである場合には、バツの記号を表示するランプのみが点灯する。
普図保留表示器34は、前記特図保留表示器33と同様に4つの円形状ランプが最大保留数に対応するように並列に配置された形態であって、普通図柄始動スイッチ25Aからの検出信号に基づいて主制御装置100がランプを順次点灯させ、普図当否判定処理及び普図変動表示処理を実行する度に、消灯するように制御する。
同図において、主制御装置100は、入力中継基板100Aを介して入力される各検出スイッチからの信号に基づいて遊技全般を司る装置であって、演算手段としてのCPU,遊技に必要なプログラムが格納されたROM,遊技に必要な情報を一時的に格納するRAM及び入出力ポートを備えるいわゆるコンピュータである。
また、主制御装置100にはサブ制御装置101、盤面装置中継基板102及び払出制御基板103が接続される。サブ制御装置101、盤面装置中継基板102及び払出制御基板103は、主制御装置100から送信される制御コマンド、或いは、制御信号に基づいて動作する。
演出制御基板101Aは、CPU,ROM,RAM,入出力ポートの他、VDP等の演算手段及び記憶手段を有する基板であって、サブ制御装置101から送信された演出用変動コマンドに基づいて、ROMに格納された複数の動画データの中から、演出用変動コマンドに含まれる変動表示時間情報に対応する長さの動画データを抽出し、当該動画データを演出図柄表示装置30上で表示させることにより遊技を盛り上げる。
盤面装置中継基板102は、遊技盤11上に配設された各遊技部品と接続される中継基板であって、主制御装置100からの制御信号に基づいて各遊技部品を駆動制御する。
払出制御基板103は、主制御装置100と同様の構成を有するコンピュータであって、主制御装置100から送信される払出コマンドに基づいて、賞球払出装置103Aを駆動制御する。また、払出制御基板103は、主制御装置100から送信される発射許可コマンド,発射禁止コマンド或いは、発射ハンドル103Dに設けられたタッチセンサーからの出力に基づいて打ち出し機構103Bを駆動制御する。また、払出制御基板103は、CRユニット103Cとも接続され、CRユニット103Cに配設された球貸しスイッチや、返却スイッチからの出力に基づいて遊技者への球の貸し出し動作、プリペイドカードの返却動作を実行する。
以下、上記構成からなるパチンコ機10の主要な動作について説明する。
主制御装置100は、第一始動検出スイッチ22A又は第二始動検出スイッチ23Aからの検出信号に基づいて特図乱数取得処理を実行する。特図乱数取得処理は、例えば高速でカウントアップする0〜65535までの整数値を取り得るループ式カウンターから、第一始動検出スイッチ22A又は第二始動検出スイッチ23Aからの検出信号の入力を契機として1つの乱数値を取得する処理である。当該取得された乱数値は、RAM内の乱数記憶領域に格納される。
本実施形態において、RAM内の乱数記憶領域内に格納される乱数値は4個までとされており、乱数値が4個に達するまでは、取得した乱数値の順序に従って順次記憶される。
一方、既にRAM内に4個の乱数値が格納されている場合には、第一始動検出スイッチ22A又は第二始動検出スイッチ23Aからの検出信号の入力があっても乱数取得処理は実行されない。
主制御装置100は、乱数値がRAMに格納されたことに基づいて特図当否判定処理を実行する。図3は、特図当否判定処理のフローを示す図である。同図に示すように、主制御装置100は、S100においてRAM内に格納された乱数値があるかを判定し、YESの場合S101に移行し、NOの場合、1回の処理を終了する。
S101において主制御装置100は、特別図柄が停止中であるかを判定し、判定がYESの場合S102に移行し、NOの場合、1回の処理を終了する。即ち、特別図柄が変動中の場合には特図当否判定処理は実行されない。
S102において主制御装置100は、大当りフラグがOFFであるかを判定し、YESの場合S103に移行し、NOの場合、現在の遊技状態が大当り遊技中であるから1回の処理を終了する。
一方、S105において主制御装置100は、RAM内に格納された乱数値のうち、最も早く格納された乱数値を読み出すとともに(FIFO)、通常用当否判定テーブルをROMから読み出し、S106において通常用当否判定テーブルを参照して読み出した乱数値の当否を判定し、当否の判定結果(当り種別又は外れ)をRAMに記憶した後に特図変動処理に移行する。上記S100からS106までの処理が特図当否判定処理であり、この場合の主制御装置100は、特図当否判定処理手段として機能する。
確変用当否判定テーブルとは、当否結果が通常用当否判定テーブルよりも後述する「第1の大当り」又は「第2の大当り」となる確率が高く設定されたマップであって、確変用当否判定テーブルにおいて当否結果が「大当り」又は「小当り」となる確率は、通常用当否判定テーブルにおいて「大当り」又は「小当り」となる確率の例えば10倍程度に設定されている。つまり、遊技状態が確率変動状態である場合には、確変用当否判定テーブルが参照されることにより、遊技状態が確率変動状態以外の通常状態である場合に比べ「第1の大当り」又は「第2の大当り」を獲得できる可能性が高くなる。
第1の大当りとは、当該第1の大当りの契機として実行される大当り遊技後の遊技状態を前述の通常状態とする大当り遊技(通常大当り)である。つまり、通常状態中に通常大当りを獲得しても大当り遊技後の遊技状態が切り替わることはない。また、確変状態中に通常大当りを獲得した場合は、大当り遊技後の遊技状態が通常状態へと切り替わる。
また、確変状態中に確変大当りを獲得した場合は、大当り遊技後の遊技状態が通常状態へと切り替わることはなく、確変状態が維持される。
また、本実施形態において、第2の大当り遊技を契機として大当り遊技後に開始される確変状態(確変遊技)は、特別図柄の変動回数が例えば4回転に達するまで継続し、5回転以降の遊技状態は通常状態へと切り替わる。なお、遊技状態切替処理の詳細については後述する。さらに、確変状態の継続期間は、特別図柄の変動回数4回転に限られるものではなく、15回転,20回転,30回転というように任意に設定可能である。
即ち、遊技者は、当否判定の結果が第1の大当り又は第2の大当りであることに基づいて実行される大当り遊技の獲得により、極めて短時間に多くの賞球(10×15×15=2250個)を得ることが可能となる。
開放時間延長機能は、第二始動入賞部品23の開閉翼24が始動口ソレノイド35の駆動により開放状態となる時間が通常状態(開放時間延長機能及び変動時間短縮機能が作動していない状態)の場合と比べて長くなる機能である。
また、変動時間短縮機能は、前述の普通図柄及び特別図柄の変動表示時間が通常状態の場合と比べて短くなる機能である。時短機能は、通常大当りの終了後から特別図柄が例えば100回変動表示されるまで継続する。なお、時短機能が作動する条件については後述する。
また、上記時短機能及び確変機能はそれぞれ、大当り遊技終了時に遊技状態を記憶する時短フラグ,確変フラグをONにセットすることにより作動する。
図4は、当否判定処理後に実行される特図変動処理のフローを示す図である。
同図に示すように主制御装置100は、S200において確変フラグがONかを判定する。判定がYESの場合S201に移行し、NOの場合S204に移行する。主制御装置100は、S201において確変状態継続回数の残数値を示す確変カウンターを参照し、S202に移行する。主制御装置100は、S202において前述の特図当否判定処理によりRAM内に記憶された当否の判定結果を参照し、S203に移行する。
図5(a)に示す特殊変動パターンテーブルは、確変状態(大当り遊技終了後)1回転目(確変状態継続回数の残数値3回)に参照される特殊変動パターンテーブルであって、当り用と外れ用2つの特殊変動パターンテーブルが存在する。
当り用の特殊変動パターンテーブルには、S211において取得される複数の変動パターン決定用乱数に対応する同一の特別図柄の変動時間情報が複数記載されており、S201において確変状態が1回転目であり、S202において当否判定の結果が当りである場合には、当該特殊変動パターンテーブルが参照され、取得される変動パターン決定用乱数に関わらず、特別図柄の変動時間が40秒に決定されることとなる(S212)。
一方、外れ用の特殊変動パターンテーブルには、S211において取得される複数の変動パターン決定用乱数に対応する同一の特別図柄の変動時間情報が複数記載されており、S201において確変状態が1回転目であり、S202において当否判定の結果が外れである場合には、当該特殊変動パターンテーブルが参照され、取得される変動パターン決定用乱数に関わらず、特別図柄の変動時間が37秒に決定されることとなる(S212)。
当り用の特殊変動パターンテーブルには、前記同様S211において取得される複数の変動パターン決定用乱数に対応する同一の特別図柄の変動時間情報が複数記載されており、S201において確変状態が二回転目であり、S202において当否判定の結果が当りである場合には、当該特殊変動パターンテーブルが参照され、取得される変動パターン決定用乱数に関わらず、特別図柄の変動時間が3秒に決定されることとなる(S212)。
一方、外れ用の特殊変動パターンテーブルには、前記同様S211において取得される複数の変動パターン決定用乱数に対応する同一の特別図柄の変動時間情報が複数記載されており、S201において確変状態が二回転目であり、S202において当否判定の結果が外れである場合には、当該特殊変動パターンテーブルが参照され、取得される変動パターン決定用乱数に関わらず、特別図柄の変動時間が1秒に決定されることとなる(S212)。
当り用の特殊変動パターンテーブルには、前記同様S211において取得される複数の変動パターン決定用乱数に対応する同一の特別図柄の変動時間情報が複数記載されており、S201において確変状態が三回転目であり、S202において当否判定の結果が当りである場合には、当該特殊変動パターンテーブルが参照され、取得される変動パターン決定用乱数に関わらず、特別図柄の変動時間が2秒に決定されることとなる(S212)。
一方、外れ用の特殊変動パターンテーブルには、前記同様S211において取得される複数の変動パターン決定用乱数に対応する同一の特別図柄の変動時間情報が複数記載されており、S201において確変状態が三回転目であり、S202において当否判定の結果が外れである場合には、当該特殊変動パターンテーブルが参照され、取得される変動パターン決定用乱数に関わらず、特別図柄の変動時間が1秒に決定されることとなる(S212)。
当り用の特殊変動パターンテーブルには、前記同様S211において取得される複数の変動パターン決定用乱数に対応する同一の特別図柄の変動時間情報が複数記載されており、S201において確変状態が四回転目であり、S202において当否判定の結果が当りである場合には、当該特殊変動パターンテーブルが参照され、取得される複数の変動パターン決定用乱数に関わらず、特別図柄の変動時間が1秒に決定されることとなる(S212)。
一方、外れ用の特殊変動パターンテーブルには、前記同様S211において取得される複数の変動パターン決定用乱数に対応する同一の特別図柄の変動時間情報が複数記載されており、S201において確変状態が四回転目であり、S202において当否判定の結果が外れである場合には、当該特殊変動パターンテーブルが参照され、取得される変動パターン決定用乱数に関わらず、特別図柄の変動時間が1秒に決定されることとなる(S212)。
主制御装置100は、S205においてRAMに記憶された当否判定の結果を読み出し、判定の結果が当り(第1の大当り,第2の大当り)である場合にS206に移行し、外れの場合S207に移行する。
主制御装置100は、S206において当り用の時短用変動パターンテーブルをセットし、S211に移行する。主制御装置100は、S207において外れ用の時短用変動パターンテーブルをセットし、S211に移行する。
主制御装置100は、S209において当り用の通常用変動パターンテーブルをセットし、S211に移行する。主制御装置100は、S210において外れ用の通常用変動パターンテーブルをセットし、S211に移行する。
また、特殊変動パターンテーブルは、複数の特殊変動パターンテーブルの中から確変状態中における特別図柄の変動回数及び当否判定の結果に応じて1つの特殊変動パターンテーブルが参照(セット)される。
特殊変動パターンテーブルを上記のように設定したことにより、確変状態中における特別図柄の変動時間を変動回数及び当否判定の結果に応じて毎回同一の時間とすることが可能となり、特別図柄の変動時間をランダムに決定するものに比べ、確変状態中における遊技者の期待度を高める演出を効果的に展開することができる。
なお、本例においては変動パターン決定用乱数を取得する処理を前提として、当該複数の乱数にそれぞれ対応する複数の特図変動時間情報を同一の時間としたが、変動パターン決定用乱数を取得する処理を省略して、単一の特図変動時間情報が記載された特殊変動パターンテーブルを参照することにより、特別図柄の変動時間を変動回数及び当否判定の結果に応じて毎回同一の時間としてもよい。
図6(a)に示すように当り用の時短フラグがONの時に参照される時短用変動パターンテーブルには、変動パターン決定用乱数に対して12秒,25秒,36秒の3種類の特別図柄変動時間が割り当てられている。これに対して、外れ用の時短用変動パターンテーブルには、変動パターン決定用乱数に対して2秒,25秒,36秒の特別図柄変動時間が割り当てられており、中でも最も短い2秒が選択される確率が相対的に高く設定されている。即ち、時短遊技中(変動時間短縮機能作動中)において、当否判定の結果が外れである場合には、特別図柄の変動開始から停止までの間が短くなる割合が高く、通常遊技中の場合と比較して短い時間で効率的に当否判定処理を受けることができる。
なお、上記各変動パターンテーブルに割り当てられた特別図柄変動時間の種類或いは秒数は、表に記載された数値に何ら限定されるものではなく、複数の変動パターン決定用乱数に対してさらに細かい特別図柄変動時間を設定しても良い。
具体的には、盤面装置中継基板102に対して変動開始信号を出力するとともに、特別図柄変動時間に基づいてタイマーをセットする。変動時間経過後に停止する特別図柄の表示態様(停止態様)は、当否判定の結果に基づいて予め設定されており、例えば当否判定の結果が確変大当りである場合には、特図変動表示器31に「7・7」,「3・3」等の奇数の数字を並列に表示させる。また、当否判定の結果が通常大当りである場合には、特図変動表示器31に「2・2」,「8・8」等の偶数の数字を並列に表示させる。なお、特別図柄の停止態様を別途設けた乱数カウンターによりランダムに決定する構成としてもよい。
また、特別図柄の停止は、主制御装置100がタイマーにより計測される変動時間が経過したことに基づいて変動停止信号を盤面装置中継基板102に出力することにより行われる。
当該動画データは、1つの特別図柄変動時間(2秒,12秒,25秒,36秒)に対して複数パターンのデータが対応しており、例えば同じ12秒の特別図柄変動時間であっても、通常背景、かつ、演出用図柄がいわゆるリーチ状態を介さないパターンや、演出用図柄がリーチ状態を生成した後に通常背景とは異なる背景に切り替わるパターン、演出用図柄がリーチ状態を生成した後に通常背景とは異なる背景に切り替わり、いわゆるスーパーリーチ(リーチよりも当りとなる期待度が高い変動パターン)を展開するパターン等、複数のパターンが存在する。
つまり、本実施形態においては、確変大当り遊技が実行された後、特別図柄が所定の回転数(4回転)変動表示されるまでは、特殊変動パターンテーブルが参照されることから、変動パターン決定用乱数に依存せずに各特別図柄変動時間に対応する1種類の演出パターン(演出動画データ)を演出図柄表示装置30上において展開させることが可能となる。
図9に示す表は、特別図柄変動時間と演出時間との関係を示す表であり、図9(a)に示すように従来のパチンコ機にあっては、確変状態中における特別図柄変動時間は、変動パターンテーブルに記載された複数の変動時間情報によりランダム(乱数)に決定されるため、1回の特別図柄の変動に対する演出図柄表示装置30上で展開される演出動画もランダムなものとなり、演出図柄表示装置30上において1回転目から4回転目まで続く一連の演出として遊技者に見せることができない。
即ち、1回転目の特図変動時間が6秒に決定された場合、演出図柄表示装置30上において展開される演出は、例えば非リーチ、かつ、通常背景であり、最終的な当否演出として3つの数字やキャラクターがバラバラに停止表示されることにより当否判定の結果が外れであったことが報知される。
続く2回転目の特図変動時間が10秒に決定された場合、演出図柄表示装置30上において展開される演出は、例えばリーチ(3つの数字又はキャラクターの内2つの数字又はキャラクターが当りライン上に並んだ状態)、かつ、通常背景であり、最終的な当否演出として残り1つの数字やキャラクターが当りライン外において停止表示されることにより当否判定の結果が外れであったことが報知される。
このように、従来のパチンコ機においては、演出図柄表示装置30上で展開される演出動画がランダムに決定される特別図柄変動時間に依存するため、1回の特別図柄の変動表示に対応して必ず1回の当否演出を間に挟むような演出となり、演出動画を特別図柄の1回転目から4回転目までコマ切れで見せるため、特別図柄の1回転目から4回転目までの変動表示に対して演出動画を例えばストーリー性を持った一連の演出として遊技者に見せることができない。よって、遊技者が遊技において最も期待する確変状態中における大当りへの期待感を効果的に煽るような演出を行うことができない。
本実施形態におけるパチンコ機10においては、図9(b)に示すように、例えば特別図柄1回転目の当否判定の結果が当り(通常大当り,確変大当り)である場合には、図4のS201からS203の処理において図5に示す当り用の特殊変動パターンテーブルが参照され、かつ、特別図柄変動時間が40秒に決定される。
特別図柄変動時間が40秒である場合、主制御装置100は、特別図柄変動時間情報が40秒である演出用変動コマンドをサブ制御装置101に送信し、サブ制御装置101がコマンドを演出制御基板101Aに出力する。演出制御基板101Aは、演出用変動コマンドの受信によりROM内に格納された複数の動画データの中から40秒の特別図柄変動時間に対応する長さの演出動画データを選択,抽出する。
そして、最終的に図10(d)に示すような当否判定の結果が当りであることを遊技者に対して報知するシーン(当選演出)が3秒間継続することにより変動表示開始から40秒に渡る演出が終了する。また、40秒の演出終了と同時に、40秒の間変動表示されていた特別図柄の変動表示が大当りを示す態様で停止する。
なお、図10(c)に示すシーン(当否演出)は、例えば図10(a)に示す歩行中のキャラクターが力尽きて倒れる寸前のシーンであり、図10(d)に示すシーン(当選演出)は、力尽きて倒れようとする寸前のキャラクターが立ち上がるシーンであり、確変状態中における演出動画は、各シーンが互いに関連するようにストーリー性を有して構成されている。
図9(c)に示すように、例えば特別図柄2回転目の当否判定の結果が当り(通常大当り,確変大当り)である場合、特別図柄1回転目については図4のS201からS203の処理において図5(a)に示す外れ用の特殊変動パターンテーブルが参照され、かつ、特別図柄変動時間が37秒に決定される。特別図柄変動時間が37秒である場合、まず図10(a)に示すような特定のキャラクターが歩行するシーンが約35秒間継続し、その後に図10(b)に示すような形状を呈する門が閉まるシーンが約1秒間継続し、閉まった門が開くとともに、図10(c)に示すシーンが約1秒間継続し、37秒に渡る1回転目の演出が終了する。
また、37秒の演出終了と同時に、37秒の間変動表示されていた特別図柄の変動表示が外れを示す態様で停止する。
また、3秒の演出終了と同時に、3秒の間変動表示されていた特別図柄の変動表示が当りを示す態様で停止する。
図9(d)に示すように、例えば特別図柄3回転目の当否判定の結果が当り(通常大当り,確変大当り)である場合、特別図柄1回転目については図4のS201からS203の処理において図5(a)に示す外れ用の特殊変動パターンテーブルが参照され、かつ、特別図柄変動時間が37秒に決定される。なお、当該37秒の間に行われる演出は、上記図9(a),(b)における演出と同様であるから説明を省略する。また、当該1回転目の37秒の演出終了と同時に、37秒の間変動表示されていた特別図柄の変動表示が外れを示す態様で停止する。
また、2秒の演出終了と同時に、2秒の間変動表示されていた特別図柄の変動表示が当りを示す態様で停止する。
図9(e)に示すように、例えば特別図柄4回転目の当否判定の結果が当り(通常大当り,確変大当り)である場合、特別図柄1回転目については図4のS201からS203の処理において図5(a)に示す外れ用の特殊変動パターンテーブルが参照され、かつ、特別図柄変動時間が37秒に決定される。なお、当該37秒の間に行われる演出は、上記図9(a),(b)における演出と同様であるから説明を省略する。また、当該1回転目の37秒の演出終了と同時に、37秒の間変動表示されていた特別図柄の変動表示が外れを示す態様で停止する。
さらに、各特殊変動パターンに記載された特図変動時間情報は、確変状態中において当否判定の結果が当りとなるか、或いは、何回転目に当りとなるかに関わらず、確変状態中における1回転目から4回転目までの総演出時間が一定(40秒)となるように設定されているため、遊技者に対して確変状態開始となる特別図柄の1回転目の変動表示開始から確変状態終了となる4回転目の変動表示の停止までの間、大当り獲得に対する期待感を毎回常に持続させることが可能となる。
なお、1回転目から4回転目までの総演出時間を40秒として設定したが、これに限定されるものではなく、各回転に対応する変動時間も任意の時間に設定することができる。
また、上記実施形態は、S200において遊技状態が確変状態に切り替わったこと(確変フラグON)を契機として、特殊変動パターンを参照する形態であるが上記動画による演出が特別図柄1回転目から4回転目の間で途切れることを防止するため、RAM内の乱数記憶領域内に格納された乱数値が4個存在することを条件として特殊変動パターンを参照する形態としてもよい。当該条件は、後述する他の実施形態においても同様に適用できる。
ここで例えば、当否判定の結果が確変大当りである場合には、演出図柄表示装置30に「7・7・7」,「3・3・3」等の奇数の数字を並列に表示させる。また、当否判定の結果が通常大当りである場合には、演出図柄表示装置30に「2・2・2」,「8・8・8」等の偶数の数字を並列に表示させる。
主制御装置100は、S215において確変フラグがONであるかを判定し、YESの場合S216に移行し、NOの場合S219に移行する。主制御装置100は、S216において確変カウンターを1減算し、S217に移行する。
主制御装置100は、S217において確変カウンターが0であるかを判定し、YESの場合S218において特殊変動フラグをOFFにセットする。NOの場合、S219に移行する。主制御装置100は、S219において時短フラグがONであるかを判定し、YESの場合S220に移行し、NOの場合、1回の処理を終了する。主制御装置100はS220において時短変動カウンターを1減算し、S221に移行する。主制御装置100は、S221において時短変動カウンターが0であるかを判定し、YESの場合S222において時短変動フラグをOFFにセットする。NOの場合、1回の処理を終了する。
以上、図4のフローに示したとおり、上記S200からS222までの処理が特図変動処理であり、この場合の主制御装置100は、特別図柄変動表示手段として機能する。
以下、図7に示すフローに基づいて大当り遊技処理及び遊技状態切替処理について説明する。
主制御装置100は、S300において主制御装置100により出力される変動停止信号に基づいて停止表示された特別図柄の態様が当り(通常大当り,確変大当り)であるかを判定し、YESの場合S301に移行し、NOの場合、1回の処理を終了する。
主制御装置100は、S301において確変大当りであるかを判定し、YESの場合S302において15ラウンド用の開放パターンをセットし、S303において大当りフラグをONにセットして確変大当り遊技を開始する。NOの場合S310に移行する。
主制御装置100は、S304において確変フラグがONであるかを判定し、YESの場合、S305に移行し、NOの場合S307に移行する。
主制御装置100は、S305において時短フラグをONにセットし、S306において時短変動カウンターを100回にセットし、S307に移行する。即ち、S304乃至S306の処理により大当り遊技後には時短機能が作動する。また、上記処理からも明らかなように、時短機能は確変状態中に当否判定の結果が大当りとなることを条件に作動する機能である。
主制御装置100は、S309において前述した大当り遊技終了の条件が成立したことに基づいて大当りフラグをOFFにセットすることにより大当り遊技を終了し、1回の処理を終了する。
主制御装置100は、S312において、確変フラグがONであるかを判定し、YESの場合S313に移行し、NOの場合S309に移行する。
主制御装置100は、S313において時短フラグをONにセットし、S314において時短変動カウンターを100回にセットし、S315に移行する。即ち、S303乃至S304の処理により大当り遊技後には時短機能が作動する。
主制御装置100は、S315において当りの種別が通常大当りであることに基づいて確変フラグをOFFにセットしS309に移行する。
つまり、大当り遊技実行手段は、変動表示手段としての特図変動表示器31に停止表示された特別図柄の態様が第1の大当りとしての通常大当り又は第2の大当りとしての確変大当りを示す態様であるときに、遊技領域内に設けられた大入賞部品26を開放状態とする大当り遊技を実行する。
また、S303からS308までの処理、S310からS315までの処理が遊技状態切替処理であって、この場合主制御装置100は、遊技状態切替手段として機能する。
つまり、遊技状態切替手段は、第2の大当り遊技(確変大当り)が実行されたことに基づいて遊技状態を通常状態から通常状態よりも当否判定の結果が大当り(通常大当り,確変大当り)となる確率が高い特別遊技状態(確変状態)に切り替える。
さらに、遊技状態切替手段は、確変大当りに基づいて実行される大当り遊技の終了後特別図柄の変動回数が所定回数(本例においては4回)に達するまで特別遊技状態を継続する。
そして、S307の処理において確変フラグがONにセットされることにより、大当り遊技終了後の特別図柄4回転(確変状態)の変動時間は、図5の特殊変動パターンテーブルによって決定され、演出図柄表示装置30上には上述した専用の動画データに基づく演出が展開されることとなる。
図11は、他の実施形態に係る特図変動処理のフローである。
本形態においては、図7に示す大当り遊技処理のS308において確変カウンターを4回よりも多い例えば20回にセットすることを前提とし、図11に示す特図変動処理を実行する点で上記実施形態とは異なる。
図11に示す特図変動処理は、図4に示す特図変動処理に対してS223の処理が追加された点で異なり、主制御装置100はS200において確変フラグがONであることに基づいてS201に移行し、S201において確変カウンターを参照する。
そして、S223において確変カウンターの残数値(確変状態継続回数)が例えば4回以下であるかを判定する。そして、残数値が4回以下の場合、換言すれば確変状態中における特別図柄の変動回数が17回転以降である場合に、判定がYESとなりS202に移行し、確変状態中における特別図柄の変動回数が17回転に達しない場合に、判定がNOとなりS204に移行する。
即ち、本実施形態におけるパチンコ機10は、特別遊技状態である確変状態中において、特別図柄の変動回数が所定回数としての17回転に到達したことを契機として、特殊変動パターンテーブルを参照して、特別図柄の変動表示時間を決定する構成である。
図12及び図13は、他の実施形態に係る大当り遊技処理,遊技状態切替処理、及び、特図変動処理のフローである。図12に示す大当り遊技処理,遊技状態切替処理は、図7に示す大当り遊技処理,遊技状態切替処理に対してS316からS318までの第2の当否判定手段により実行される当否判定処理が追加された点で異なる。
主制御装置100は、S308において確変カウンターを4回にセットした後、S316に移行する。主制御装置100は、S316において乱数値が前述のRAM内の乱数記憶領域に格納されているかを判定し、YESの場合S317に移行し、NOの場合S309に移行する。
主制御装置100は、S317において確変用当否判定テーブルを参照し、S318において乱数記憶領域に格納されている乱数の当否を判定する。なお、当該判定は、乱数記憶領域に格納される乱数(最大4個)の個数分行われ、そのうちの1つでも判定結果が当り(通常大当り,確変大当り)である場合にS319に移行し、全てが外れの場合にS309に移行する。上記S316からS319までの処理が大当り遊技中において実行される第2の当否判定処理であり、主制御装置100はS316からS319までの処理において第2の当否判定手段として機能する。
主制御装置100は、S201において、前述のS319においてONにセットされる特殊変動フラグがONであるかを判定し、YESの場合S201に移行し、NOの場合S204に移行する。
主制御装置100は、S201において特殊変動カウンターを参照し、S202において当否結果を参照する。主制御装置100は、S203においてS201及びS202で参照した特殊変動カウンター(残数値)及び当否の判定結果に基づいて、ROM内に複数存在する特殊変動パターンテーブルの中から1つの特殊変動パターンテーブルを選択,セットし、S211に移行する。
即ち、上記実施形態1においては、遊技状態が確変遊技となったことのみを契機として特殊変動パターンテーブルにより特別図柄の変動時間を決定する構成であるが、本実施形態においては遊技状態が確変遊技となったことに加えて、大当り遊技後に確変状態が継続する特別図柄4回転中に当否判定の結果が当りとなるかを、第2の当否判定手段により大当り遊技中に先行して判定し、当該先行する当否判定の結果が大当りとなる場合にのみ特殊変動フラグをONにセットし、さらに、S200に示すように、特図変動手段は当該特殊変動フラグがONであることを条件として、大当り遊技終了後から特別図柄の変動表示が4回転に到達するまでの間特殊変動パターンテーブルを参照して特別図柄の変動時間を決定する構成である。
また、上記大当りへの期待感をより高めるための具体的な演出としては、例えば2回転目以降の当否判定の結果が当りである場合に、1回転目の特別図柄の変動時間(37秒)中に演出図柄表示装置30に図10(d)に示すようなシーン(当選演出)を先行して展開することや、大当りの獲得を示唆するような表示(「大当り」、「おめでとう」等)を演出図柄表示装置30上で表現するようなことが挙げられる。
なお、必ずしも先行する当否判定の結果が大当りとなる場合にのみ特殊変動パターンを参照させることに限られるものではなく、先行する当否判定の結果の結果に関わらず一定の割合で特殊変動パターンを参照する形態や、先行する当否判定の結果が大当りとなる場合に一定の割合で特殊変動パターンを参照する形態としても上記効果を得ることができる。
23 第二始動入賞部品,26 大入賞部品,29 一般入賞部品,
31 特別図柄変動表示器,32 普通図柄変動表示器,33 特図保留表示器,
34 普図保留表示器,100 主制御装置,101 サブ制御装置,
101A 演出制御基板,102 盤面装置中継基板,103 払出制御基板,
103A 賞球払出装置
Claims (3)
- 遊技領域内に設けられた始動入賞部品への入球により当否判定を実行する当否判定手段と、
前記当否判定の結果、及び、複数の遊技状態に基づいて選択される変動時間情報を含む複数の変動パターンテーブルに基づいて特別図柄を所定時間変動表示させ、所定時間経過後に停止表示させる変動表示手段と、
前記変動表示手段に停止表示された特別図柄の態様が大当りを示す態様であるときに、遊技領域内に設けられた大入賞部品を開放状態とする大当り遊技を実行する大当り遊技実行手段と、
前記大当り遊技が実行されたことに基づいて遊技状態を通常状態から通常状態よりも前記当否判定の結果が大当りとなる確率が高い特別遊技状態に切り替える遊技状態切替手段とを備え、
前記遊技状態切替手段は、前記大当り遊技の終了後、前記特別図柄の変動回数が所定回数に達するまで前記特別遊技状態を継続し、
前記変動表示手段は遊技状態が前記特別遊技状態であることに基づいて、前記当否判定の結果、及び、特別図柄の変動回数に応じて変動時間情報が同一である特殊変動パターンテーブルを参照して特別図柄を所定時間変動表示させることを特徴とするパチンコ機。 - 前記変動表示手段は遊技状態が特別遊技状態であること及び特別遊技状態中における特別図柄の変動回数が所定の回数に到達したことに基づいて、前記特殊変動パターンテーブルを参照して特別図柄を所定時間変動表示させることを特徴とする請求項1記載のパチンコ機。
- 前記パチンコ機は、大当りに基づいて実行される大当り遊技中に、前記遊技状態切替手段により切り替えられた特別遊技状態における当否判定を先行して実行する第2の当否判定手段を備え、
前記変動表示手段は遊技状態が前記特別遊技状態であること及び前記第2の当否判定手段により実行される当否判定の結果が所定条件を満たしたことに基づいて前記特殊変動パターンテーブルを参照して特別図柄を所定時間変動表示させることを特徴とする請求項1又は2記載のパチンコ機。
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