JP2012143103A - ダンパ設置送電線の径間区分選択装置 - Google Patents

ダンパ設置送電線の径間区分選択装置 Download PDF

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Ryoichi Shishido
亮一 宍戸
Takanori Akiba
隆規 秋葉
Takeshi Fujimoto
岳史 藤本
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Abstract

【課題】風による送電線の振動を防止するダンパを設置するために、送電線の径間区分を最適に選択するダンパ設置送電線の径間区分選択装置を提供する。
【解決手段】送電線の設置場所の風配図のデータと径間区分を選択するための比較データとを予め記憶する記憶部20と、地形係数算出手段12と径間区分選択手段14と画像表示手段16と気流予測手段18とを有するデータ処理部10と、送電線の設置場所とその径間を示すデータをデータ処理部10へ送信する入力部30と、データ処理部10の処理結果を表示する表示部40とから成る。
【選択図】 図1

Description

本発明は、送電線の振動防止装置の設置に係り、より詳しくは、ダンパを設置するため、送電線の径間区分を最適に選択するダンパ設置送電線の径間区分選択装置に関する。
送電線に風が吹き付けることにより、電線の風下側には交播渦流であるカルマン渦が発生し、振幅が1〜数十ミリメートルの振動が生じる。この振動は、鉄塔に係止される送電線の固定点となる懸垂支持点や耐張クランプなどの振動の反射点で電線に繰返し応力を与え、送電線に経時的な金属疲労劣化や破断をもたらす。これを防止するため、送電線の支持点の近傍には振動防止装置が取付けられているが、送電線に及ぼす風の速さ、方向、及び風の吹上角により、送電線の径間と振動防止装置とを決定する必要がある。
図4は、従来のダンパ設置送電線の径間区分を選択する主なフローチャートである。図4において、従来は鉄塔が建設される場所の地図が示す地形を基に風の状況を人的に読取り、着氷地区か又は眺望の良い尾根伝いに相当すれば特殊径間Bと判断され、河川横断長径間か又は海続きの平坦地に相当すれば特殊径間Aと判断され、それ以外に相当すれば通常径間と判断されて、それぞれの径間区分が選択され、その選択された径間区分に適合する振動防止装置が決定されていた。
ところが、判断が人的に行われるため、特殊径間Aと判断されて振動防止装置が設置された後、特殊径間Bの状況の風が頻繁に起こり振動防止効果が発揮できない、または、通常径間と判断されて振動防止装置が設置された後、特殊径間Aの状況の風が頻繁に起こり振動防止効果が発揮できない、などの問題が生じないとは言い切れない。
本発明は、このような問題を解決するためになされたものであり、その目的は、風による送電線の振動を防止するダンパを設置するために、送電線の径間区分を最適に選択するダンパ設置送電線の径間区分選択装置を提供する。
本発明のダンパ設置送電線の径間区分選択装置は、ダンパを設置するために区分けされた送電線の径間区分を選択するダンパ設置送電線の径間区分選択装置であって、送電線の設置場所の気流予測をするための地形データと風配図データと径間区分を選択するための比較データとを予め記憶する記憶部と、気流予測手段と地形係数算出手段と径間区分選択手段と画像表示手段とを有するデータ処理部と、送電線の設置場所とその径間を示すデータをデータ処理部へ送信する入力部と、データ処理部の画像表示手段による表示データを表示する表示部とから成り、データ処理部は、入力部から送信された送電線の設置場所とその径間を示すデータと、気流を予測するための地形データとを基に、気流予測手段によって気流予測図を演算し、気流予測図と記憶部から読み出した送電線の設置場所の風配図データとを基に、地形係数算出手段により地形係数を求め、求められた地形係数を基に、径間区分選択手段により対応する径間区分を選択し、画像表示手段を介してその選択した表示データを表示部に送信し、表示部は、表示データが示す径間区分を表示することを特徴とする。
本発明によれば、風による送電線の振動を防止するダンパを設置するために、送電線の径間区分を最適に選択するダンパ設置送電線の径間区分選択装置を提供することができる。
本発明によるダンパ設置送電線の径間区分選択装置の構成を示す構成図。 鉄塔が建設される場所の地形における気流予測図。 本発明による径間区分選択処理を示すフローチャート。 従来の径間区分選択処理を示すフローチャート。
本発明の実施の形態について、図を用いて説明する。図1は、本発明によるダンパ設置送電線の径間区分選択装置の構成を示す構成図である。図1において、ダンパ設置送電線の径間区分選択装置100は、送電線の設置場所の気流予測をするための地形データと風配図のデータと径間区分を選択するための比較データとを予め記憶する記憶部20と、地形係数算出手段12と径間区分選択手段14と画像表示手段16と気流予測手段18とを有するデータ処理部10と、送電線の設置場所とその径間を示すデータをデータ処理部10へ送信する入力部30と、データ処理部10の処理結果を表示する表示部40とを有している。
記憶部20には、所望の緯度経度における地形の地形データと等高線に対する、高度30m、50m、及び70m毎の風向と風速を示す各データが、風配図データとして蓄積されている。また、径間区分を選択するための、図4における特殊径間B、特殊径間A、及び通常径間の区分データが、例えばルックアップテーブルとして蓄積されている。
図2は、径間区分選択処理を実行するため、鉄塔とその建設場所の地形と送電線の位置を示す気流予測図である。次に図1、図2を基に、ダンパ設置送電線の径間区分選択装置100の動作を説明する。まず、径間区分選択を実行するに必要な地形領域の中心を示す緯度と、経度と、その領域を表すX、Y軸の距離のデータが、入力部30から入力データとしてデータ処理部10へ送信される。地形領域の地形を記憶部20の地形データから読み込み、表示部40に表示される。このとき、地形領域の中心を示す緯度と経度の交点が大白丸で示されている。また、設置された送電線の径間とその径間の中心点を示す緯度、経度の入力データが、入力部30からデータ処理部10へ送信されると、上記と同様に、径間が小白丸、中心点がダイヤで示されている。
図2は、入力された所定の緯度経度において、その地形の、例えばX=3Km、Y=3Km四方の領域における等高線に対し、30m四方における矢印方向からの北風がこれら等高線に当たった場合、例えばここでは、高度30mにおけるその場合の風速が示されている。
これらの表示が終了すると、データ処理部10は、入力データに基づき、記憶部20から地形図を読み出し、気流予測手段18により演算処理し、処理された演算データが記憶部20へ送信され、格納される。格納された気流予測図が画像表示手段16を介して表示部40に送信され、表示される。この求められた気流予測図は、送電線に当たる風速、風向及び吹上角により表されている。
次に、データ処理部10は、気流予測図と記憶部20から読み出した風配図データとを基に、地形係数算出手段12により地形係数を算出する。
次に、データ処理部10は、地形係数データと記憶部20から読み出したルックアップテーブルとを基に、径間区分選択手段14により径間区分の比較、選択を行い、対応する径間区分を選択し、その選択データを画像表示手段16を介して表示部40に送信する。表示部40は、この選択データが示す径間区分を表示する。
図3は、本発明による径間区分選択処理を示すフローチャートである。まず、径間区分選択を実行するに必要な地形領域を表示させるための、地形領域の中心を示す緯度と、経度と、その領域を表すX、Y軸の距離の入力データ、及び設置された送電線の径間とその中心点を示す緯度、経度の入力データが、入力部30からデータ処理部10へ送信される(ステップ100)。データ処理部10は、入力データに基づき、記憶部20から読み出した地形図を基に、気流予測手段18により送電線の気流予測図の演算を開始させる(ステップ110)。演算が収束しない、又は径間の選択ができない場合は、ステップ100に帰り、条件をチェックする(ステップ120、ステップ130)。データ処理部10は、演算の収束により得られた気流予測と記憶部20から読み出した風配図とを基に、地形係数算出手段12により地形係数の算出を行う(ステップ140)。データ処理部10は、得られた地形係数データと記憶部20から読み出したルックアップテーブルとを基に、径間区分選択手段14により径間区分の比較、選択を行う。対応する径間区分が選択されると、表示部40は、この選択データが示す径間区分を表示する(ステップ150)。
以上説明したように本発明によれば、人的な経験によらず風による送電線の振動を防止するダンパを設置するために、送電線の径間区分を最適に選択するダンパ設置送電線の径間区分選択装置を提供することができる。
10 データ処理装置
12 地形係数算出手段
14 径間選択手段
16 画像表示手段
18 気流予測手段
20 記憶部
30 入力部
40 表示部
100 ダンパ設置送電線の径間区分選択装置

Claims (1)

  1. ダンパを設置するために区分けされた送電線の径間区分を選択するダンパ設置送電線の径間区分選択装置であって、
    前記送電線の設置場所の気流を予測するための地形データと風配図データと前記径間区分を選択するための比較データとを予め記憶する記憶部と、
    気流予測手段と地形係数算出手段と径間区分選択手段と画像表示手段とを有するデータ処理部と、
    前記送電線の設置場所とその径間を示すデータを前記データ処理部へ送信する入力部と、
    前記データ処理部の前記画像表示手段による表示データを表示する表示部とから成り、
    前記データ処理部は、前記入力部から送信された前記送電線の設置場所とその径間を示すデータと、前記気流を予測するための地形データとを基に、前記気流予測手段によって気流予測図を演算し、前記気流予測図と前記記憶部から読み出した前記送電線の設置場所の風配図データとを基に、前記地形係数算出手段により地形係数を求め、前記求められた地形係数を基に、前記径間区分選択手段により対応する径間区分を選択し、前記画像表示手段を介してその選択した表示データを表示部に送信し、
    前記表示部は、前記表示データが示す径間区分を表示することを特徴とするダンパ設置送電線の径間選択装置。
JP2011000670A 2011-01-05 2011-01-05 ダンパ設置送電線の径間区分選択装置 Pending JP2012143103A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN112145358A (zh) * 2020-10-30 2020-12-29 上海电气风电集团股份有限公司 风力发电机组及其风玫瑰图的校准方法

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