<第1の実施の形態>
[情報管理システムの構成]
図1は、本発明の第1の実施形態に係る情報管理システムの構成例を示す図である。
図1の情報管理システムは、写真シール作成装置1、携帯端末2、および管理サーバ3から構成される。携帯端末2は、写真シール作成装置1が提供するゲームを行い、シール紙を受け取る利用者が携帯している携帯電話機などの端末であり、管理サーバ3は、例えば写真シール作成装置1のメーカーが管理するサーバである。管理サーバ3においては、写真シール作成装置1の設置位置の情報が、写真シール作成装置1の筐体IDと紐付けて管理される。
写真シール作成装置1には、非接触型ICとの間で近接通信を行うリーダライタが設けられ、携帯端末2には非接触型ICが内蔵されている。図1の情報管理システムにおいて、写真シール作成装置1と携帯端末2の間の情報の送受信は、携帯端末2が写真シール作成装置1のリーダライタにかざされたときに、非接触型ICを用いた近接通信により行われる。写真シール作成装置1と管理サーバ3の間、携帯端末2と管理サーバ3の間の情報の送受信は、インターネットなどのネットワークを介して行われる。
図1の情報管理システムにおける一連の情報の流れについて説明する。
携帯端末2の利用者が写真シール作成装置1の設置店舗に入り、代金を投入するなどして写真シール作成装置1の利用を開始した場合、写真シール作成装置1のモニタには、筐体の所定の位置に設けられているリーダライタに携帯端末2をかざす(近接させる)ことを要求する画面が表示される。
その画面を確認した利用者が携帯端末2をリーダライタにかざしたとき、矢印#1で示すように、携帯端末2は、携帯端末2が測定した緯度経度などの位置の情報である携帯端末位置情報と、携帯端末2のメールアドレスを近接通信によって写真シール作成装置1に送信する。すなわち、携帯端末2は、GPS(Global Positioning System)センサなどを用いて測位を行う機能を有する端末である。
携帯端末2においては、例えば所定の周期で繰り返し測位が行われており、リーダライタにかざされたとき、直前の測位によって得られた携帯端末位置情報が近接通信によってメールアドレスとともに送信される。リーダライタにかざされたときに測位が行われ、それによって得られた携帯端末位置情報が送信されるようにしてもよい。
携帯端末2から送信されてきた携帯端末位置情報とメールアドレスを受信した写真シール作成装置1は、シール紙を提供するまでの一連のゲームを開始し、携帯端末2の利用者の操作に応じて、撮影処理、撮影処理によって得られた画像である撮影画像の編集処理、編集処理によって得られた画像の印刷処理等を行う。携帯端末2の利用者は、印刷処理によって画像が印刷されたシール紙を受け取り、一連のゲームを終了することになる。
また、写真シール作成装置1は、編集処理時、矢印#2で示すように、撮影画像の中から編集対象の画像として利用者により選択され、編集が行われた編集対象画像をサーバ送信用画像として選択し、サーバ送信用画像、サーバ送信用画像ID、筐体ID、携帯端末位置情報、および、携帯端末2のメールアドレスを管理サーバ3に送信する。
サーバ送信用画像IDはサーバ送信用画像のIDであり、サーバ送信用画像が選択されたときに写真シール作成装置1により設定される。筐体IDは写真シール作成装置1のIDであり、例えば製造時に写真シール作成装置1に設定されている。
写真シール作成装置1は、サーバ送信用画像、サーバ送信用画像ID、筐体ID、携帯端末位置情報、およびメールアドレスを送信した後、サーバ送信用画像の中から利用者により選択された携帯送信用画像のIDである携帯送信用画像IDを管理サーバ3に送信する。携帯送信用画像は管理サーバ3に保存されるサーバ送信用画像であり、画像の印刷中などに利用者により選択される。先に送信したサーバ送信用画像のうち、どの画像を携帯送信用画像として保存しておくのかが、携帯送信用画像IDによって指定されることになる。
管理サーバ3は、写真シール作成装置1から送信されてきた各種の情報を受信し、携帯端末位置情報を写真シール作成装置1の設置位置情報とし、写真シール作成装置1の筐体IDと紐付けて保存(記憶)し、管理する。また、管理サーバ3は、サーバ送信用画像のうち、携帯送信用画像として選択された画像を携帯送信用画像IDに基づいて特定し、保存する。
管理サーバ3は、矢印#3で示すように、携帯送信用画像の保存場所を表すURL(Uniform Resource Locator)である保存先URLを含む電子メールを、写真シール作成装置1から送信されてきたメールアドレスに基づいて携帯端末2に送信する。
管理サーバ3から送信されてきた電子メールを受信した携帯端末2は、電子メールに含まれる保存先URLに基づいて携帯送信用画像の保存場所にアクセスし、携帯送信用画像を表示したり、ダウンロードしたりする。写真シール作成装置1と管理サーバ3により、写真シール作成装置1のゲーム中に作成した画像を管理サーバ3にアップロードしておき、後から管理サーバ3にアクセスして閲覧したりダウンロードしたりする機能である携帯送信の機能が実現される。
図1の情報管理システムにおいては、以上のようにして、写真シール作成装置1の筐体IDと携帯端末2により測定された携帯端末位置情報が管理サーバ3により取得され、紐付けて管理される。
これにより、管理サーバ3は、写真シール作成装置1の正確な設置位置の情報を得ることが可能になる。また、写真シール作成装置1の管理者は、写真シール作成装置1を店舗に設置したときにその設置位置を管理サーバ3に登録する必要がない。図1の情報管理システムにおける情報の一連の流れについては、フローチャートを参照して後に詳述する。
[写真シール作成装置1の構成]
図2は、写真シール作成装置1の構成例を示す斜視図である。
写真シール作成装置1は、撮影や編集等の作業を利用者にゲームとして行わせ、撮影画像や編集済み画像を提供する代わりに利用者より代金を受け取るゲーム機(画像提供装置)である。写真シール作成装置1はゲームセンタなどの店舗に設置される。利用者は1人であることもあるし、複数人であることもある。
写真シール作成装置1が提供する写真シール作成ゲームにおいて、利用者は、代金を投入し、自身が被写体となって撮影を行い、撮影によって得られた撮影画像の中から編集対象画像を選択し、編集対象画像に対して、背景や前景となるフレーム画像、手書きの線画やスタンプ画像を合成する編集機能を用いて編集を行うことにより、撮影画像を彩り豊かな画像にする。ゲーム終了後、利用者は、編集済み画像が印刷されたシール紙を受け取ることになる。
図2に示すように、写真シール作成装置1の筐体10は、主に、撮影ユニット12、編集ユニット13、天井ストロボユニット14、および背景カーテンユニット15から構成される。
撮影ユニット12は、利用者を被写体として撮影する機能を有するユニットである。撮影ユニット12の内部の撮影空間において撮影が行われる。撮影ユニット12は、大きく前方ユニット12Aと後方ユニット12Bに分けられる。
前方ユニット12Aは、撮影空間の前方側となるユニットであり、撮影に関する処理を行ったり、利用者による操作を受け付けたりする。前方ユニット12Aの側面には、外付けモニタ16、スピーカ17、タッチペン18a,18bが設けられる。外付けモニタ16の下方には硬貨投入口55と非接触型ICリーダライタ19が設けられる。後方ユニット12Bは撮影空間の後方側となる壁状のユニットである。
編集ユニット13は、利用者が撮影画像に対して編集等を行うための構成が設けられるユニットである。2組の利用者が同時に編集作業を行うことができるように、編集等を行うための構成が編集ユニット13の2つの面のそれぞれに設けられる。写真シール作成装置1は、ある利用者に写真シール作成ゲームを行わせることと、他の利用者に写真シール作成ゲームを行わせることを並列的に実行することができる。
撮影空間の上方に設けられる天井ストロボユニット14は、撮影タイミングに合わせて撮影空間内に向けてフラッシュを発光するストロボを内蔵する。天井ストロボユニット14の内部には蛍光灯が配置されており、撮影空間の照明としても機能する。
後方ユニット12Bの上部には、背景に利用する可動式のカーテン(背景カーテン)が収納された背景カーテンユニット15が設けられている。背景カーテンユニット15には、色または柄の異なる巻き取り式のカーテンが複数収納されている。背景カーテンユニット15は、前方ユニット12Aに設けられたカメラやストロボ等の撮影機能と連動して動作し、撮影の際に、例えば利用者により選択された色のカーテンを下ろし、その他のカーテンを巻き取る。
前方ユニット12Aの側面に設けられる外付けモニタ16は、撮影空間で撮影が行われている場合に、次に撮影空間を利用するために撮影空間の外で待機している利用者や、写真シール作成装置1の傍を通りかかった人に対して、ゲームの進行状況を示す映像を表示したり、ゲームの流れや遊び方等を案内する映像(デモンストレーション)を表示したり、写真シール作成装置1が設置されている店舗や地域の広告等を表示したりする。外付けモニタ16はタブレット内蔵モニタであり、事前接客処理に関する画面を表示し、利用者による選択操作を受け付ける。
スピーカ17は、外付けモニタ16の表示に合わせた音声を出力する。
タッチペン18a,18bは事前接客作業を行う利用者により用いられる。利用者は、タッチペン18(タッチペン18a,18b)によって外付けモニタ16をタップしたり、外付けモニタ16上を移動させたりすることにより、各種の項目を選択することができる。タッチペンを2本用意しておくことにより、事前接客作業における選択操作を2人の利用者が同時に行うことが可能になる。
非接触型ICリーダライタ19は、利用者により携帯端末2がかざされ、携帯端末2に内蔵されている非接触型ICが通信範囲内にある場合、非接触型ICとの間で近接通信を行い、非接触型ICに記憶されている情報を読み出したり、非接触型ICに情報を書き込んだりする。
図3は、写真シール作成装置1を別の角度から見た斜視図である。
編集ユニット13は、前方ユニット12Aの、後方ユニット12B側の面(撮影空間側の面)と反対の面に隣接して設置される。編集ユニット13の2つの側面には、利用者が撮影画像に対する編集等を行うための第1編集インタフェース13Aと第2編集インタフェース13Bがそれぞれ設けられる。
ここで、写真シール作成ゲームの流れと、それに伴う利用者の移動について図4を参照して説明する。図4は、写真シール作成装置1を上から見た平面図である。
外付けモニタ16の前方の空間である事前接客空間31において硬貨投入口55に代金を投入した利用者(利用者A)は、外付けモニタ16に表示される画面に従って各種の設定をタッチペン18を用いて行う。事前接客空間31においては、例えば、画像を管理サーバ3に送信する機能である携帯送信の機能を利用するか否かの選択が事前接客作業として行われる。
事前接客作業を終えた利用者は、前方ユニット12Aと後方ユニット12Bの間に形成された撮影空間32に入り、前方ユニット12Aに設けられたカメラやモニタを利用して撮影作業を行う(利用者B)。
撮影作業を終えた利用者は、撮影画像の中から編集対象画像を選択し、選択した後に例えば前方ユニット12Aのモニタに表示される移動案内に従って、撮影空間32から、編集作業を行う編集空間に移動する。
編集ユニット13の、前方ユニット12Aから見て右側(第1編集インタフェース13Aの前方)に第1編集空間33Aが形成され、左側(第2編集インタフェース13Bの前方)に第2編集空間33Bが形成される。以下、適宜、第1編集空間33Aと第2編集空間33Bを区別する必要が無い場合、まとめて編集空間33という。
撮影空間32の利用者(利用者B)は、撮影作業を終えたとき、2つの編集空間のうち、空いている方に案内される。第1編集空間33Aまたは第2編集空間33Bに移動した利用者は、編集作業を開始する。第1編集空間33Aの利用者である利用者Cと、第2編集空間33Bの利用者である利用者C'は同時に編集作業を行うことができる。
編集作業を終えた利用者は、次に、分割数の設定などの印刷設定作業を編集空間33において行う。印刷設定作業が終了した後、印刷が開始される。画像の印刷中、利用者は、携帯送信の機能を利用することを事前接客作業時に選択している場合、管理サーバ3に保存しておく画像を編集済み画像の中から選択したり、ミニゲームを行ったりする。印刷が終了した場合、利用者は印刷物受取領域34に移動してシール紙を受け取り、一連の写真シール作成ゲームを終える。
次に、各ユニットの構成について説明する。
図5は、前方ユニット12Aの構成例を示す図である。図5の正面12A−1は、撮影空間32で撮影作業を行う利用者にとって前方に位置する面である。
正面12A−1のほぼ中央には、撮影空間32内の被写体を撮影するカメラ51が設けられており、カメラ51の下にタッチパネルモニタ52が設けられている。
正面12A−1には、カメラ51による撮影タイミングに合わせて発光する照明装置53−1乃至53−8が設置されている他、撮影作業を行っている利用者が手荷物等を置くための荷物置き場54−1および54−2が、タッチパネルモニタ52の下にある照明装置53−7を挟んで左右に設けられている。正面12A−1の例えば天井付近には、写真シール作成ゲームの撮影作業における案内音声、BGM(Back Ground Music)、効果音等の音声を出力するスピーカも設けられる。
カメラ51は、CCD(Charge Coupled Device)などの撮像素子により構成され、撮影空間32にいる利用者を撮影する。カメラ51により取り込まれた取り込み画像は、一部が切り出されたり、背景等の画像が合成されたりして、タッチパネルモニタ52にリアルタイムで表示される。利用者により撮影が指示されたときなどの所定のタイミングでカメラ51により取り込まれた画像は撮影画像(静止画像)として保存される。
タッチパネルモニタ52は、LCD(Liquid Crystal Display)などのライブビューモニタと、それに積層されたタッチパネルにより構成される。タッチパネルモニタ52は、カメラ51により取り込まれた取り込み画像に背景や前景等の画像を合成した合成画像(動画像)を表示するライブビューモニタとしての機能と、各種のGUI(Graphical User Interface)画像を表示するとともに、画面上に重畳されたタッチパネルにより利用者の選択操作を受け付ける機能とを備えている。
図6は、編集ユニット13の、撮影ユニット12側から見て右側面の構成例(第1編集空間33A側の構成例)を示す図である。
第1編集インタフェース13Aには、タブレット内蔵モニタ62、タッチペン63−1,63−2、およびスピーカ64が設けられる。これらの上方には照明装置61も設けられる。
タブレット内蔵モニタ62は、タッチペン63−1または63−2を用いて操作入力が可能なタブレットがLCDなどの表示デバイス上に重畳されることによって構成される。タブレット内蔵モニタ62には、例えば、編集対象画像の編集に用いられる画面である編集画面が表示される。2人で同時に編集作業を行う場合、タッチペン63−1は一方の利用者により用いられ、タッチペン63−2は他方の利用者により用いられる。以下、適宜、タッチペン63−1とタッチペン63−2をまとめてタッチペン63という。
スピーカ64は、案内音声、効果音、BGMなどの編集作業に関する音声を出力する。なお、第2編集空間33B側の編集ユニット13の構成も、図6に示す第1編集空間33A側の構成と基本的に同様の構成である。
図7は、編集ユニット13の、写真シール排出部13Cの構成例を示す図である。
写真シール排出部13Cには写真シール排出口71が設けられる。写真シール排出口71には、第1編集空間33Aの利用者が編集作業を行って得られた画像が印刷されたシール紙と、第2編集空間33Bの利用者が編集作業を行って得られた画像が印刷されたシール紙が排出される。編集ユニット13の内部にはプリンタが設けられており、編集作業により得られた画像の印刷がそのプリンタにより行われる。
次に、写真シール作成装置1の内部構成について説明する。図8は、写真シール作成装置1の内部の構成例を示すブロック図である。上述した構成と同じ構成には同じ符号を付してある。重複する説明については適宜省略する。
制御部101は、写真シール作成装置1の全体の動作を制御する。制御部101には、記憶部102、通信部103、ドライブ104、ROM(Read Only Memory)106、RAM(Random Access Memory)107、事前接客部111、撮影部112、編集部113、プリンタ114が接続される。
記憶部102は、ハードディスクやフラッシュメモリなどの不揮発性の記憶媒体からなり、制御部101から供給された各種の設定情報を記憶する。記憶部102に記憶されている情報は制御部101により適宜読み出される。記憶部102には、写真シール作成装置1の識別情報である筐体IDも記憶される。
通信部103はインターネットなどのネットワークのインタフェースであり、制御部101による制御に従って、管理サーバ3などの外部の装置と通信を行う。
ドライブ104には、光ディスク(CD-ROM(Compact Disc-Read Only Memory)、DVD(Digital Versatile Disc)を含む)や半導体メモリなどよりなるリムーバブルメディア105が適宜装着される。ドライブ104によりリムーバブルメディア105から読み出されたコンピュータプログラムやデータは、制御部101に供給され、記憶部102に記憶されたり、インストールされたりする。
ROM106には、制御部101において実行されるプログラムやデータが記憶されている。RAM107は、制御部101が処理するデータやプログラムを一時的に記憶する。
事前接客部111は、事前接客作業を利用者に行わせるための処理である事前接客処理を行うブロックであり、外付けモニタ16、スピーカ17、タッチペン18、非接触型ICリーダライタ19、および硬貨処理部121から構成される。
外付けモニタ16は、制御部101による制御に従って、写真シール作成ゲームの流れや遊び方等を案内する映像などを表示する。また、外付けモニタ16は、代金が投入された後、携帯送信の機能を利用するか否かの選択画面、携帯端末2を非接触型ICリーダライタ19にかざすことを利用者に要求するメッセージを含む画面などを表示する。外付けモニタ16に対して入力された利用者の操作の内容を表す信号は制御部101に供給される。
硬貨処理部121は、硬貨投入口55に対する硬貨の投入を検出する。硬貨処理部121は、硬貨が投入されたことを検出した場合、そのことを表す起動信号を制御部101に出力する。
撮影部112は、撮影作業を利用者に行わせるための処理である撮影処理を行うブロックであり、背景カーテンユニット15、照明制御部122、カメラ51、タッチパネルモニタ52、およびスピーカ124から構成される。
背景カーテンユニット15は、制御部101より供給される背景制御信号に基づいて背景カーテンの上げ下ろしを行う。背景の選択は利用者が手動で行うようにしてもよい。
照明制御部122は、制御部101より供給される照明制御信号に基づいて、照明装置53−1乃至53−8を点灯したり、消灯したりする。
カメラ51は、制御部101による制御に従って撮影を行い、撮影によって得られた画像データを制御部101に出力する。撮影処理においては、撮影が複数回行われ、複数の撮影画像の中から選択された所定の数の画像が編集対象画像として記憶部102に保存される。
編集部113は、編集作業を利用者に行わせるための処理である編集処理を行うブロックであり、第1編集インタフェース13Aに対応する第1編集部113Aと、第2編集インタフェース13Bに対応する第2編集部113Bよりなる。ここでは第1編集部113Aの構成について説明するが、第2編集部113Bも第1編集部113Aと同一の構成を有する。
第1編集部113Aは、タブレット内蔵モニタ62、タッチペン63−1,63−2、およびスピーカ64から構成される。
タブレット内蔵モニタ62は編集用モニタ141とタブレット142により構成され、制御部101による制御に従って編集画面を表示し、編集画面に対する利用者の操作を検出する。利用者の操作の内容を表す信号は制御部101に供給され、編集対象画像の編集が行われる。編集画面には、記憶部102に保存されていた編集対象画像のサムネイル画像が表示され、サムネイル画像をタップすることによって選択された1枚の編集対象画像がサムネイル画像より大きなサイズで表示される。利用者は、拡大して表示させる編集対象画像を適宜切り替え、拡大表示された編集対象画像に対して、編集画面に表示されるペンツールを使って手書きの文字を入力したり、スタンプツールを使ってハート柄などの画像を入力したりすることができる。
プリンタ114は、編集処理によって得られた編集済み画像をシール紙162に印刷し、写真シール排出口71に排出する。
図9は、制御部101の機能構成例を示すブロック図である。図9に示す構成は、制御部101が所定のプログラムを実行することによって実現される。制御部101においては、事前接客処理部201、撮影処理部202、編集処理部203、印刷処理部204、および事後接客処理部205が実現される。
事前接客処理部201は、写真シール作成ゲームを開始する際に投入される代金(硬貨)に関する処理や、撮影前設定などに関する処理である事前接客処理を行う。撮影処理部202は、利用者を撮影する処理である撮影処理を行う。編集処理部203は、撮影画像に対する編集等の編集処理を行う。印刷処理部204は、編集処理によって得られた画像をシール紙に印刷する印刷処理を行う。事後接客処理部205は、編集作業を終えて印刷が終わるのを待っている利用者に対してミニゲームなどを提供する事後接客処理を行う。
[管理サーバ3の構成]
図10は、管理サーバ3の構成例を示すブロック図である。
CPU(Central Processing Unit)211、ROM212、RAM213は、バス214により相互に接続される。
バス214には、さらに、入出力インタフェース215が接続される。入出力インタフェース215には、キーボード、マウスなどよりなる入力部216、ディスプレイ、スピーカなどよりなる出力部217が接続される。また、入出力インタフェース215には、ハードディスクや不揮発性のメモリなどよりなる記憶部218、ネットワークインタフェースなどよりなり、写真シール作成装置1や携帯端末2と通信を行う通信部219、リムーバブルメディア221を駆動するドライブ220が接続される。
記憶部218には、写真シール作成装置1の筐体IDと設置位置情報が紐付けて記憶される。写真シール作成装置1の機種名、位置情報により特定される、写真シール作成装置1が設置されている店舗の名称などの他の情報が、筐体IDや設置位置情報と紐付けて記憶されるようにしてもよい。
また、記憶部218には、写真シール作成装置1から送信されてきたサーバ送信用画像のうち、携帯送信用画像として選択された画像が記憶される。記憶部218に記憶された携帯送信用画像は、アクセスが行われることに応じて携帯端末2に送信される。
図11は、管理サーバ3の機能構成例を示すブロック図である。図11に示す機能部のうちの少なくとも一部は、図10のCPU211により所定のプログラムが実行されることによって実現される。管理サーバ3においては、携帯送信用画像管理部231、位置管理部232、およびサービス提供部233が実現される。
携帯送信用画像管理部231は、写真シール作成装置1から送信されてきたサーバ送信用画像を取得し、サーバ送信用画像のうち、携帯送信用画像として選択された画像を携帯送信用画像IDに基づいて特定する。携帯送信用画像管理部231は、携帯送信用画像に保存先となるURLを割り当て、記憶部218に携帯送信用画像を記憶させる。携帯送信用画像管理部231は、通信部219を制御し、保存先URLを含む電子メールを携帯端末2に送信する。
位置管理部232は、写真シール作成装置1から送信されてきた携帯端末位置情報と筐体IDを取得し、携帯端末位置情報を写真シール作成装置1の設置位置情報として、筐体IDと紐付けて記憶部218に記憶させる。
サービス提供部233は、記憶部218に記憶されている写真シール作成装置1の設置位置情報を用いて各種のサービスを提供する。例えば、写真シール作成装置の設置位置の検索が携帯端末2から要求された場合、サービス提供部233は、検索の要求とともに携帯端末2から送信されてきた携帯端末位置情報により表される携帯端末2の現在地の近くにある写真シール作成装置を記憶部218に記憶されている情報に基づいて特定し、特定した写真シール作成装置に関する情報を携帯端末2に送信する。
[携帯端末2の構成]
図12は、携帯端末2の構成例を示すブロック図である。
携帯端末2は、制御部241、アンテナ242、通信部243、GPSセンサ244、表示部245、非接触型IC246、記憶部247、および操作部248から構成される。
制御部241は、CPU,ROM,RAMなどよりなり、所定のプログラムを実行し、携帯端末2の全体の動作を制御する。
通信部243は、基地局から送信された電波が受信されることに応じてアンテナ242から供給された信号の復調処理を行い、復調処理を行うことによって得られた情報を制御部241に出力する。また、通信部243は、制御部241から供給された情報に対して変調処理を施し、得られた信号をアンテナ242から送信する。
GPSセンサ244は、例えば所定の周期で携帯端末2の位置を測定し、測定した位置の情報である携帯端末位置情報を制御部241に出力する。
表示部245はLCDなどよりなり、各種の情報を表示する。例えば表示部245には、管理サーバ3から送信され、通信部243において受信された携帯送信用画像が表示される。
非接触型IC246は、写真シール作成装置1の非接触型ICリーダライタ19との通信可能範囲にあるとき、非接触型ICリーダライタ19と近接通信を行う。非接触型IC246は、GPSセンサ244により測定され、制御部241から供給された携帯端末位置情報と、制御部241により管理されている携帯端末2のメールアドレスを非接触型ICリーダライタ19に読み出させ、送信する。
記憶部247はフラッシュメモリなどよりなり、管理サーバ3からダウンロードされ、制御部241から供給された携帯送信用画像などの各種の情報を記憶する。また、記憶部247は、GPSセンサ244により測位が行われることによって得られた携帯端末位置情報を記憶する。
操作部248は各種のボタンや表示部245に重ねて設けられたタッチパネルより構成され、利用者の操作の内容を表す信号を制御部241に出力する。
[情報管理システムの動作]
ここで、図13のフローチャートを参照して、図1の情報管理システムの一連の処理について説明する。
ステップS1において、写真シール作成装置1の硬貨処理部121は、硬貨が投入されたか否かを判定し、投入されたと判定するまで待機する。硬貨が投入される前、ステップS31において、携帯端末2のGPSセンサ244により位置の測定が行われている。
硬貨が投入されたとステップS1において判定された場合、ステップS2において、写真シール作成装置1の事前接客処理部201は、「携帯をかざしてね」などのメッセージを外付けモニタ16に表示し、携帯端末認証操作を利用者に要求する。携帯端末認証操作は、携帯端末2を非接触型ICリーダライタ19にかざすことである。
携帯端末2が非接触型ICリーダライタ19にかざされたとき、ステップS32において、携帯端末2の非接触型IC246は、メールアドレスと、ステップS31において測定された位置を表す携帯端末位置情報を近接通信によって送信する。
ステップS3において、写真シール作成装置1の事前接客処理部201は、携帯端末2から送信されてきた情報を非接触型ICリーダライタ19を制御して受信し、ステップS4において事前接客処理を行う。事前接客処理により、例えば携帯送信の機能を利用することが利用者により選択される。
ステップS5において、撮影処理部202は撮影処理を行い、撮影を所定の回数繰り返し行う。撮影処理部202は、撮影処理によって得られた撮影画像をタッチパネルモニタ52に表示し、その中から選択された編集対象画像を編集処理部203に出力する。
ステップS6において、編集処理部203は、編集画面を表示し、利用者の操作に応じて編集処理を行う。編集処理により、上述したように、編集対象画像に対して、手書きの文字や模様、あらかじめ用意されているハート柄などの画像が入力される。また、編集処理部203は、編集対象画像をサーバ送信用画像とし、それぞれのサーバ送信用画像にIDを設定する。編集処理部203は、記憶部102に記憶されている筐体IDを読み出し、通信部103を制御して、筐体ID、サーバ送信用画像ID、サーバ送信用画像、携帯端末2のメールアドレス、携帯端末位置情報を管理サーバ3に送信する。
ステップS21において、管理サーバ3の通信部219は、写真シール作成装置1から送信されてきた情報を受信する。
ステップS22において、管理サーバ3の位置管理部232は、通信部219により受信された携帯端末位置情報を写真シール作成装置1の設置位置情報とし、筐体IDと紐付けて記憶部218に記憶させて管理する。
一方、ステップS7において、写真シール作成装置1の編集処理部203は、編集対象画像をタブレット内蔵モニタ62に表示し、その中から所定の数の画像を携帯送信用画像として利用者に選択させる。
ステップS8において、編集処理部203は、通信部103を制御し、携帯送信用画像として選択された画像のIDである携帯送信用画像IDを管理サーバ3に送信する。
ステップS9において、印刷処理部204は、プリンタ114を制御し、編集処理により得られた編集済みの画像をシール紙162に印刷し、印刷が終了したとき、ステップS10において写真シール排出口71に排出する。
写真シール作成装置1から携帯送信用画像IDが送信されてきたとき、ステップS23において、管理サーバ3の通信部219は携帯送信用画像IDを受信する。
ステップS24において、携帯送信用画像管理部231は、サーバ送信用画像のうち、携帯送信用画像として選択された画像を写真シール作成装置1から送信されてきた携帯送信用画像IDに基づいて特定する。携帯送信用画像管理部231は、URLを割り当て、携帯送信用画像を記憶部218に記憶させる。
ステップS25において、携帯送信用画像管理部231は、通信部219を制御し、保存先URLを含む電子メールを、写真シール作成装置1から送信されてきた携帯端末2のメールアドレスに基づいて携帯端末2に送信する。
ステップS33において、携帯端末2の通信部243は、管理サーバ3から送信されてきた電子メールを受信し、制御部241に出力する。
ステップS34において、制御部241は、電子メールに含まれる保存先URLへのアクセスが利用者により指示された場合、通信部243を制御して管理サーバ3にアクセスし、保存先URLにより特定される保存場所に記憶されている携帯送信用画像を受信して表示する。また、制御部241は、利用者による操作に応じて携帯送信用画像をダウンロード(DL)し、記憶部247に記憶させる。
以上の処理により、管理サーバ3は、写真シール作成装置1の正確な設置位置の情報を得ることが可能になる。
<第2の実施の形態>
[情報管理システムの構成]
図14は、本発明の第2の実施形態に係る情報管理システムの構成例を示す図である。
図1の情報管理システムにおいては携帯端末2により測定された位置を表す携帯端末情報が写真シール作成装置1経由で管理サーバ3に送信され、写真シール作成装置1から送信されてきた筐体IDとともに管理サーバ3により取得されるものとしたが、図14の情報管理システムにおいては、写真シール作成装置1の筐体IDが携帯端末2経由で管理サーバ3に送信され、携帯端末2から送信されてきた携帯端末位置情報とともに管理サーバ3により取得されるようになされている。
図14の情報管理システムにおける一連の情報の流れについて説明する。
写真シール作成装置1の利用を開始する前、携帯端末2の利用者は、例えば、携帯端末2のブラウザ機能を利用して管理サーバ3が管理するサイトにアクセスし、矢印#11に示すように、アクセス先のサイトからアプリケーションのダウンロードを行っているものとする。
ダウンロードされたアプリケーションは携帯端末2にインストールされ、実行される。携帯端末2にインストールされたアプリケーションは、管理サーバ3にアクセスし、各種の情報を管理サーバ3に送信する機能を有するアプリケーションである。図1を参照して説明した携帯端末2の機能が、同様に予めインストールされたアプリケーションにより実現されるようにしてもよい。以下、適宜、管理サーバ3からダウンロードされ、携帯端末2にインストールされるアプリケーションを位置管理アプリケーションという。
携帯端末2の利用者が写真シール作成装置1の設置店舗に入り、代金を投入するなどして写真シール作成装置1の利用を開始した場合、写真シール作成装置1の外付けモニタ16には、非接触型ICリーダライタ19に携帯端末2をかざすことを要求する画面が表示される。
その画面を確認した利用者が携帯端末2を非接触型ICリーダライタ19にかざしたとき、矢印#12で示すように、携帯端末2は、携帯端末2のメールアドレスを近接通信によって写真シール作成装置1に送信する。
携帯端末2から送信されてきたメールアドレスを受信した写真シール作成装置1は、矢印#13で示すように、写真シール作成装置1の筐体IDを近接通信によって携帯端末2に送信する。
携帯端末2は、写真シール作成装置1の筐体IDを受信したとき、矢印#14で示すように、写真シール作成装置1の筐体IDと携帯端末位置情報を管理サーバ3に送信する。携帯端末2においては、例えば所定の周期で繰り返し測位が行われており、筐体IDが送信されてきたとき、直前の測位によって得られた携帯端末位置情報が写真シール作成装置1の筐体IDとともに管理サーバ3に送信される。筐体IDを受信したタイミングで測位が行われ、その測位によって得られた携帯端末位置情報が管理サーバ3に送信されるようにしてもよい。
管理サーバ3は、携帯端末2から送信されてきた筐体IDと携帯端末位置情報を受信し、受信した携帯端末位置情報を写真シール作成装置1の設置位置情報として、筐体IDと紐付けて保存し、管理する。
一方、写真シール作成装置1は、筐体IDを携帯端末2に送信した後、利用者にシール紙を提供するまでの一連のゲームを開始し、携帯端末2の利用者の操作に応じて、撮影処理、編集処理、印刷処理等を行う。携帯端末2の利用者は、印刷処理によって画像が印刷されたシール紙を受け取り、一連のゲームを終了することになる。
写真シール作成装置1は、編集処理時、矢印#15で示すように、サーバ送信用画像、サーバ送信用画像ID、および、携帯端末2のメールアドレスを管理サーバ3に送信する。また、写真シール作成装置1は、サーバ送信用画像、サーバ送信用画像ID、およびメールアドレスを送信した後、サーバ送信用画像の中から利用者により選択された携帯送信用画像のIDである携帯送信用画像IDを管理サーバ3に送信する。
管理サーバ3は、写真シール作成装置1から送信されてきた各種の情報を受信し、受信した情報に含まれるサーバ送信用画像のうち、携帯送信用画像として選択された画像を携帯送信用画像IDに基づいて特定し、携帯送信用画像を保存する。
管理サーバ3は、矢印#16で示すように、携帯送信用画像の保存場所を表す保存先URLを含む電子メールを、写真シール作成装置1から送信されてきたメールアドレスに基づいて携帯端末2に送信する。
管理サーバ3から送信されてきた電子メールを受信した携帯端末2は、電子メールに含まれる保存先URLに基づいて携帯送信用画像の保存場所にアクセスし、携帯送信用画像を表示したり、ダウンロードしたりする。
図14の情報管理システムにおいては、以上のようにして、携帯端末2経由で送信されてきた写真シール作成装置1の筐体IDと、携帯端末2により測定され、携帯端末2から送信されてきた携帯端末位置情報が管理サーバ3により取得され、紐付けて管理される。これによっても、管理サーバ3は、写真シール作成装置1の正確な設置位置の情報を得ることが可能になる。
また、写真シール作成装置1の管理者は、写真シール作成装置1を店舗に設置したときにその設置位置を管理サーバ3に登録する必要がない。さらに、携帯端末2の位置を表す情報が写真シール作成装置1に送信されないため、携帯端末2の利用者の位置が写真シール作成装置1から漏洩するリスクを低減することが可能になる。
[情報管理システムの動作]
ここで、図15のフローチャートを参照して、図14の情報管理システムの一連の処理について説明する。上述した説明と重複する説明については適宜省略する。写真シール作成装置1、携帯端末2、管理サーバ3の構成は図2乃至図12の構成と同じである。
ステップS41において、写真シール作成装置1の硬貨処理部121は、硬貨が投入されたか否かを判定し、投入されたと判定するまで待機する。硬貨が投入される前、ステップS71において、携帯端末2のGPSセンサ244により位置の測定が行われている。
硬貨が投入されたとステップS41において判定された場合、ステップS42において、写真シール作成装置1の事前接客処理部201は、携帯端末認証操作を利用者に要求する。
携帯端末2が非接触型ICリーダライタ19にかざされたとき、ステップS72において、携帯端末2の非接触型IC246は、メールアドレスを近接通信によって送信する。
ステップS43において、写真シール作成装置1の事前接客処理部201は、非接触型ICリーダライタ19を制御し、携帯端末2から送信されてきたメールアドレスを受信する。
ステップS44において、事前接客処理部201は、記憶部102に記憶されている筐体IDを読み出し、読み出した筐体IDを、非接触型ICリーダライタ19を制御して携帯端末2に送信する。
ステップS73において、携帯端末2の制御部241は、非接触型ICリーダライタ19により非接触型IC246に書き込まれた筐体IDを受信し、管理サーバ3から予めダウンロードし、インストールしておいた位置管理アプリケーションを起動させる。
ステップS74において、制御部241は、位置管理アプリケーションの機能によって、通信部243を制御して管理サーバ3にアクセスし、写真シール作成装置1の筐体IDと携帯端末位置情報を管理サーバ3に送信する。
ステップS61において、管理サーバ3の通信部219は、写真シール作成装置1から送信されてきた情報を受信する。
ステップS62において、管理サーバ3の位置管理部232は、通信部219により受信された携帯端末位置情報を写真シール作成装置1の設置位置情報とし、筐体IDと紐付けて記憶部218に記憶させて管理する。
一方、筐体IDを携帯端末2に送信した写真シール作成装置1の事前接客処理部201は、ステップS45において事前接客処理を行う。事前接客処理により、例えば携帯送信の機能を利用することが利用者により選択される。
ステップS46において、撮影処理部202は撮影処理を行い、撮影画像の中から選択された編集対象画像を編集処理部203に出力する。
ステップS47において、編集処理部203は、編集画面を表示し、利用者の操作に応じて編集処理を行う。また、編集処理部203は、編集対象画像をサーバ送信用画像とし、それぞれのサーバ送信用画像にIDを設定する。編集処理部203は、通信部103を制御し、サーバ送信用画像ID、サーバ送信用画像、および、携帯端末2のメールアドレスを管理サーバ3に送信する。
ステップS48において、写真シール作成装置1の編集処理部203は、編集対象画像をタブレット内蔵モニタ62に表示し、その中から所定の数の画像を携帯送信用画像として利用者に選択させる。
ステップS49において、編集処理部203は、通信部103を制御し、携帯送信用画像として選択された画像のIDである携帯送信用画像IDを管理サーバ3に送信する。
ステップS50において、印刷処理部204は、プリンタ114を制御し、編集処理により得られた編集済みの画像をシール紙162に印刷し、印刷が終了したとき、ステップS51において写真シール排出口71に排出する。
写真シール作成装置1からサーバ送信用画像ID、サーバ送信用画像、および、携帯端末2のメールアドレスが送信されてきたとき、ステップS63において、管理サーバ3の通信部219は、それらの情報を受信する。
また、ステップS64において、通信部219は、サーバ送信用画像ID、サーバ送信用画像、および、携帯端末2のメールアドレスに続けて写真シール作成装置1から送信されてきた携帯送信用画像IDを受信する。
ステップS65において、携帯送信用画像管理部231は、サーバ送信用画像のうち、携帯送信用画像として選択された画像を写真シール作成装置1から送信されてきた携帯送信用画像IDに基づいて特定する。携帯送信用画像管理部231は、URLを割り当て、携帯送信用画像を記憶部218に記憶させる。
ステップS66において、携帯送信用画像管理部231は、通信部219を制御し、保存先URLを含む電子メールを、写真シール作成装置1から送信されてきた携帯端末2のメールアドレスに基づいて携帯端末2に送信する。
ステップS75において、携帯端末2の通信部243は、管理サーバ3から送信されてきた電子メールを受信し、制御部241に出力する。
ステップS76において、制御部241は、電子メールに含まれる保存先URLへのアクセスが利用者により指示された場合、通信部243を制御して管理サーバ3にアクセスし、保存先URLにより特定される保存場所に記憶されている携帯送信用画像を受信して表示する。制御部241は、利用者による操作に応じて携帯送信用画像をダウンロードし、記憶部247に記憶させる。
以上の処理によっても、管理サーバ3は、写真シール作成装置1の正確な設置位置の情報を得ることが可能になる。
<第3の実施の形態>
[情報管理システムの構成]
図16は、本発明の第3の実施形態に係る情報管理システムの構成例を示す図である。
図16の情報管理システムにおいては、写真シール作成装置1の筐体IDが写真シール作成装置1から管理サーバ3に送信され、携帯端末2により測定された位置を表す携帯端末位置情報が携帯端末2から管理サーバ3に送信される。設置位置情報として筐体IDと紐付けて管理する携帯端末位置情報は、筐体IDの後に写真シール作成装置1から送信されてきた携帯送信用画像IDと、携帯端末位置情報とともに携帯端末2から送信されてきた携帯送信用画像IDに基づいて管理サーバ3により特定され、筐体IDと設置位置情報が紐付けて管理される。
図16の情報管理システムにおける一連の情報の流れについて説明する。
写真シール作成装置1の利用を開始する前、携帯端末2の利用者は、図14の情報管理システムの場合と同様に、管理サーバ3から位置管理アプリケーションを矢印#21に示すようにダウンロードし、携帯端末2にインストールする。
携帯端末2の利用者が写真シール作成装置1の設置店舗に入り、代金を投入するなどして写真シール作成装置1の利用を開始した場合、写真シール作成装置1は、シール紙を提供するまでの一連のゲームを開始し、携帯端末2の利用者の操作に応じて、事前接客処理、撮影処理、編集処理、印刷処理等を行う。携帯端末2の利用者は、印刷処理によって画像が印刷されたシール紙を受け取り、一連のゲームを終了することになる。
写真シール作成装置1は、編集処理時、矢印#22で示すように、サーバ送信用画像とサーバ送信用画像IDを管理サーバ3に送信する。また、写真シール作成装置1は、サーバ送信用画像とサーバ送信用画像IDを送信した後、非接触型ICリーダライタ19に携帯端末2をかざすことを要求する画面をタブレット内蔵モニタ62に表示させる。この場合、非接触型ICリーダライタ19は、例えば、外付けモニタ16の近傍ではなく、編集ユニット13にあるタブレット内蔵モニタ62の近傍に設けられる。
その画面を確認した利用者が携帯端末2をタブレット内蔵モニタ62の近傍に設けられる非接触型ICリーダライタ19にかざしたとき、矢印#23で示すように、携帯端末2は、携帯端末2のメールアドレスを近接通信によって写真シール作成装置1に送信する。
携帯端末2から送信されてきたメールアドレスを受信した写真シール作成装置1は、矢印#24で示すように、サーバ送信用画像の中から利用者により選択された携帯送信用画像のIDである携帯送信用画像IDを近接通信によって携帯端末2に送信する。また、写真シール作成装置1は、矢印#22で示すように、携帯送信用画像ID、筐体ID、および携帯端末2のメールアドレスを管理サーバ3に送信する。
携帯端末2は、写真シール作成装置1から近接通信によって送信されてきた携帯送信用画像IDを受信したとき、矢印#25で示すように、携帯送信用画像IDと携帯端末位置情報を管理サーバ3に送信する。携帯端末2においては、例えば所定の周期で繰り返し測位が行われており、携帯送信用画像IDが写真シール作成装置1から送信されてきたとき、直前の測位によって得られた携帯端末位置情報が携帯送信用画像IDとともに管理サーバ3に送信される。携帯送信用画像IDを受信したタイミングで測位が行われ、その測位によって得られた携帯端末位置情報が管理サーバ3に送信されるようにしてもよい。
管理サーバ3は、写真シール作成装置1から先に送信されてきたサーバ送信用画像とサーバ送信用画像IDを受信する。また、管理サーバ3は、それに続けて写真シール作成装置1から送信されてきた携帯送信用画像ID、筐体ID、および携帯端末2のメールアドレスを受信する。
さらに、管理サーバ3は、携帯端末2から送信されてきた携帯送信用画像IDと携帯端末位置情報を受信する。
管理サーバ3は、これらの情報を受信した後、携帯端末2から送信されてきた携帯送信用画像IDと同じIDとともに写真シール作成装置1から送信されてきた筐体IDを特定する。また、管理サーバ3は、携帯端末2から送信されてきた携帯端末位置情報を写真シール作成装置1の設置位置情報とし、特定した筐体IDと紐付けて保存し、管理する。
管理サーバ3は、写真シール作成装置1から送信されてきたサーバ送信用画像のうち、携帯送信用画像として選択された画像を写真シール作成装置1から送信されてきた携帯送信用画像IDに基づいて特定し、携帯送信用画像を保存する。
管理サーバ3は、矢印#26で示すように、携帯送信用画像の保存場所を表す保存先URLを含む電子メールを、写真シール作成装置1から送信されてきたメールアドレスに基づいて携帯端末2に送信する。
管理サーバ3から送信されてきた電子メールを受信した携帯端末2は、電子メールに含まれる保存先URLに基づいて携帯送信用画像の保存場所にアクセスし、携帯送信用画像を表示したり、ダウンロードしたりする。
図16の情報管理システムにおいては、以上のようにして、写真シール作成装置1から直接送信されてきた筐体IDと、携帯端末2により測定され、携帯端末2から直接送信されてきた携帯端末位置情報が管理サーバ3により取得され、紐付けて管理される。これによっても、管理サーバ3は、写真シール作成装置1の正確な設置位置の情報を得ることが可能になる。
また、写真シール作成装置1の管理者は、写真シール作成装置1を店舗に設置したときにその設置位置を管理サーバ3に登録する必要がない。携帯端末2の位置を表す情報が写真シール作成装置1に送信されないため、携帯端末2の利用者の位置が写真シール作成装置1から漏洩するリスクを低減することが可能になる。
さらに、携帯送信用画像IDが写真シール作成装置1から管理サーバ3に送信され、これと同じ携帯送信用画像IDが携帯端末2から管理サーバ3に送信されるため、双方から送信されてきた携帯送信用画像IDの受信タイミングを管理サーバ3で比較することによって、写真シール作成装置1と管理サーバ3の間の通信の遅延管理を行うことが可能になる。例えば、携帯端末2から携帯送信用画像IDが送信されてきているが、同じ携帯送信用画像IDが写真シール作成装置1から送信されてこない場合、管理サーバ3においては、写真シール作成装置1と管理サーバ3の間の通信に遅延が生じていると判断される。
[情報管理システムの動作]
ここで、図17のフローチャートを参照して、図16の情報管理システムの一連の処理について説明する。上述した説明と重複する説明については適宜省略する。写真シール作成装置1の構成は、非接触型ICリーダライタ19が編集ユニット13のタブレット内蔵モニタ62の近傍に設けられている点を除いて図2乃至図9の構成と同じである。携帯端末2、管理サーバ3の構成は図10乃至図12の構成と同じである。
ステップS81において、写真シール作成装置1の硬貨処理部121は、硬貨が投入されたか否かを判定し、投入されたと判定するまで待機する。硬貨が投入される前、ステップS111において、携帯端末2のGPSセンサ244により位置の測定が行われている。
硬貨が投入されたとステップS81において判定された場合、ステップS82において、写真シール作成装置1の事前接客処理部201は事前接客処理を行う。事前接客処理により、例えば携帯送信の機能を利用することが利用者により選択される。
ステップS83において、撮影処理部202は撮影処理を行い、撮影画像の中から選択された編集対象画像を編集処理部203に出力する。
ステップS84において、編集処理部203は、編集画面を表示し、利用者の操作に応じて編集処理を行う。また、編集処理部203は、編集対象画像をサーバ送信用画像として選択し、それぞれのサーバ送信用画像にIDを設定する。編集処理部203は、通信部103を制御し、サーバ送信用画像IDとサーバ送信用画像を管理サーバ3に送信する。
ステップS101において、管理サーバ3の通信部219は、写真シール作成装置1から送信されてきたサーバ送信用画像IDとサーバ送信用画像を受信する。
ステップS85において、写真シール作成装置1の編集処理部203は、サーバ送信用画像をタブレット内蔵モニタ62に表示し、その中から所定の数の画像を携帯送信用画像として利用者に選択させる。
ステップS86において、編集処理部203は、「携帯をかざしてね」などのメッセージをタブレット内蔵モニタ62に表示し、携帯端末認証操作を利用者に要求する。
タブレット内蔵モニタ62の近傍に設けられた非接触型ICリーダライタ19に携帯端末2がかざされたとき、ステップS112において、携帯端末2の非接触型IC246は、メールアドレスを近接通信によって送信する。
ステップS87において、写真シール作成装置1の編集処理部203は、非接触型ICリーダライタ19を制御し、携帯端末2から送信されてきたメールアドレスを受信する。
ステップS88において、編集処理部203は、非接触型ICリーダライタ19を制御し、携帯送信用画像として選択された画像のIDである携帯送信用画像IDを携帯端末2に近接通信によって送信する。
ステップS89において、編集処理部203は、記憶部102に記憶されている筐体IDを読み出し、筐体ID、携帯送信用画像ID、および携帯端末2のメールアドレスを、通信部103を制御して管理サーバ3に送信する。
ステップS90において、印刷処理部204は、プリンタ114を制御し、編集処理により得られた編集済みの画像をシール紙162に印刷し、印刷が終了したとき、ステップS91において写真シール排出口71に排出する。
一方、ステップS113において、携帯端末2の制御部241は、非接触型ICリーダライタ19により非接触型IC246に書き込まれた携帯送信用画像IDを受信し、管理サーバ3から予めダウンロードし、インストールしておいた位置管理アプリケーションを起動させる。
ステップS114において、制御部241は、位置管理アプリケーションの機能によって、通信部243を制御して管理サーバ3にアクセスし、写真シール作成装置1から送信されてきた携帯送信用画像IDと、ステップS111での測位によって得られた携帯端末位置情報を管理サーバ3に送信する。
ステップS102において、管理サーバ3の通信部219は、写真シール作成装置1から送信されてきた携帯送信用画像ID、筐体ID、およびメールアドレスを受信する。
また、ステップS103において、通信部219は、携帯端末2から送信されてきた携帯送信用画像IDと携帯端末位置情報を受信する。
ステップS104において、管理サーバ3の位置管理部232は、携帯端末2から送信されてきた携帯送信用画像IDと同じIDとともに写真シール作成装置1から送信されてきた筐体IDを特定する。
ステップS105において、位置管理部232は、携帯端末2から送信されてきた携帯端末位置情報を写真シール作成装置1の設置位置情報とし、特定した筐体IDと紐付けて記憶部218に記憶させて管理する。
ステップS106において、携帯送信用画像管理部231は、サーバ送信用画像のうち、携帯送信用画像として選択された画像を写真シール作成装置1から送信されてきた携帯送信用画像IDに基づいて特定する。携帯送信用画像管理部231は、URLを割り当て、携帯送信用画像を記憶部218に記憶させる。
ステップS107において、携帯送信用画像管理部231は、通信部219を制御し、保存先URLを含む電子メールを、写真シール作成装置1から送信されてきた携帯端末2のメールアドレスに基づいて携帯端末2に送信する。
ステップS115において、携帯端末2の通信部243は、管理サーバ3から送信されてきた電子メールを受信し、制御部241に出力する。
ステップS116において、制御部241は、電子メールに含まれる保存先URLへのアクセスが利用者により指示された場合、通信部243を制御して管理サーバ3にアクセスし、保存先URLにより特定される保存場所に記憶されている携帯送信用画像を受信して表示する。制御部241は、利用者による操作に応じて携帯送信用画像をダウンロードし、記憶部247に記憶させる。
以上の処理によっても、管理サーバ3は、写真シール作成装置1の正確な設置位置の情報を得ることが可能になる。
なお、以上においては、写真シール作成装置1の非接触型ICリーダライタ19にかざしたときに携帯端末2において自動的に位置管理アプリケーションが起動するものとしたが、位置管理アプリケーションの起動が、利用者による操作に応じて行われるようにしてもよい。
例えば、利用者による操作に応じて位置管理アプリケーションを起動させた際、起動させた位置管理アプリケーションの機能によって、携帯端末2から管理サーバ3に携帯端末位置情報が送信されるようにすることも可能である。写真シール作成装置1が設置されている店舗への携帯端末2の利用者の入店前時刻が管理サーバ3において管理されている場合、店舗への入店前時刻と、利用者の操作に応じて位置管理アプリケーションが起動し、管理サーバ3に対するアクセスが行われた時刻との差が、10分などの所定の時間内であるか否かが管理サーバ3において判定され、所定の時間内であると判定されたときに、管理サーバ3からの指示に応じて、携帯端末2から管理サーバ3に携帯端末位置情報が送信されるようにしてもよい。
例えば、携帯端末2において周期的に測位が行われることによって得られた携帯端末位置情報が、位置情報提供サービスを提供するサーバである位置情報提供サーバに測位時刻とともに送信され、位置情報提供サーバから管理サーバ3に転送される場合、店舗の位置が管理サーバ3に登録されているときには、位置情報提供サーバから転送されてきた情報と各店舗の位置に基づいて、携帯端末2の利用者の店舗への入店前時刻を管理サーバ3においてほぼ特定することが可能になる。
店舗内のGPSの電波状況が悪く、写真シール作成装置1の利用開始直前に携帯端末2において測位を行うことができない場合であっても、例えば利用者が店舗から出た直後に位置管理アプリケーションを起動させたときには、店舗の外で測定された携帯端末位置情報が携帯端末2から管理サーバ3に送信されることになり、管理サーバ3は、写真シール作成装置1の設置位置を把握することが可能になる。10分以内といったように制限をかけることによって、写真シール作成装置1が設置されている店舗から遠い場所で利用者が位置管理アプリケーションを起動させたときには位置情報が送信されないことになり、写真シール作成装置1の設置位置情報として、誤った位置情報が登録されるのを防ぐことが可能になる。
携帯端末2が携帯端末IDを写真シール作成装置1に送信し、写真シール作成装置1がメールアドレス、筐体ID、携帯送信用画像ID、サーバ送信用画像、サーバ送信用画像IDとともに、写真シール作成装置1のゲーム開始および終了時刻、携帯端末IDを管理サーバ3に送信し、管理サーバ3が携帯端末IDを図18の位置情報提供サーバ301に送信し、位置情報提供サーバ301が携帯端末位置情報と携帯端末IDを管理サーバ3に送信するようにしてもよい。情報提供サーバ301が管理サーバ3に送信する携帯端末位置情報は、管理サーバ3が情報提供サーバ301に送信した携帯端末IDにより特定される携帯端末2の位置を表す情報である。携帯端末位置情報には、その取得時刻の情報も含まれる。
管理サーバ3においては、写真シール作成装置1から送信されてきたゲーム開始および終了時刻と、情報提供サーバ301から送信されてきた携帯端末位置情報の取得時刻が比較され、携帯端末位置情報の取得時刻がゲーム中の時刻であれば、その携帯端末位置情報により表される位置が、写真シール作成装置1の位置として管理される。携帯端末位置情報の取得時刻がゲーム中の時刻である場合、その携帯端末位置情報により表される位置は、写真シール作成装置1の位置と見なすことができる。
<適用例>
[第1の例]
図18は、以上のようにして管理サーバ3により取得された写真シール作成装置1の設置位置情報に基づいて実現されるサービスの概念を示す図である。
携帯端末2においては、バックグラウンドで周期的に測位が行われ、測位を行うことによって得られた携帯端末位置情報が、矢印#51で示すように測位時刻とともに位置情報提供サーバ301に送信されるものとする。位置情報提供サーバ301に送信された携帯端末位置情報と測位時刻は矢印#52で示すように管理サーバ3に転送される。このような位置情報提供サービスは携帯端末2の携帯通信を管理する携帯電話事業者などにより提供される。
例えば、携帯端末2の位置情報が位置情報提供サーバ301から転送されてきたとき、管理サーバ3のサービス提供部233においては、記憶部218に記憶されている情報に基づいて、携帯端末2の近くにある写真シール作成装置の検索が行われる。携帯端末2の近くにある写真シール作成装置が見つかったとき、検索により見つかった例えば写真シール作成装置1の情報が矢印#53に示すようにして送信される。
携帯端末2に対して送信される情報には、どの店舗に、どの機種の写真シール作成装置が設置されているかを表す情報などが含まれる。また、携帯端末2の利用者がどの地域で写真シール作成装置を利用したのかを表す利用履歴が管理サーバ3において管理されている場合、利用者がある地域で写真シール作成装置を初めて利用したときに、その地域に関する情報が提供されるようにしてもよい。
これにより、利用者は、土地勘がない場所にいる場合であっても写真シール作成装置を利用したいと思ったときに設置店舗を確認することができる。また、メーカー側としても、利用者の満足度を向上させることができ、写真シール作成装置の利益率の向上を図ることが可能になる。
[第2の例]
利用者が利用した写真シール作成装置の設置位置を含む地域(例えば、都道府県、市町村単位の地域)や設置店舗毎の、写真シール作成装置に関する情報を含むメールマガジンやダイレクトメールが管理サーバ3から携帯端末2に送信されるようにしてもよい。メールマガジンやダイレクトメールの送信は、例えば、携帯送信用画像の保存先URLの通知に用いられたメールアドレスを用いて行われる。写真シール作成装置に関する情報には、新機種情報、バージョンアップ情報、キャンペーン情報などが含まれる。
また、携帯端末2の利用者による写真シール作成装置の利用履歴が管理サーバ3において管理されている場合、利用頻度が高い写真シール作成装置が設置されている店舗に関する情報が他の情報に優先してメールマガジンなどによって送信されるようにしてもよい。利用頻度が高いか否かは、例えば、利用者が写真シール作成装置を最後に利用した日前の1週間以内の利用回数に基づいて判断される。
利用者が最近利用した写真シール作成装置の設置位置を含む地域毎や設置店舗毎の情報を送信することにより、写真シール作成装置の利用意欲を喚起することができ、利用者のリピート率を向上させることが可能になる。
[第3の例]
写真シール作成装置の設置位置を含む地域毎や設置店舗毎の広告を写真シール作成装置の外付けモニタ16に表示させるようにしてもよい。外付けモニタ16に表示される広告には、写真シール作成装置に関する情報が含まれる。広告の情報は、例えば管理サーバ3からそれぞれの写真シール作成装置に対して配信される。
また、写真シール作成装置の利用履歴と広告の配信履歴を管理サーバ3において紐付けて管理しておき、利用者が見ていないと判定した広告を管理サーバ3から写真シール作成装置に配信し、外付けモニタ16に表示させるようにしてもよい。広告の配信時刻と同じ、または近い時刻に利用者が写真シール作成装置を利用していない場合、その広告については、利用者が見ていないと判定される。
例えば利用履歴には、利用者が利用した写真シール作成装置の筐体IDと利用時刻が含まれ、携帯端末2において管理される。携帯端末2が非接触型ICリーダライタ19にかざされたとき、利用履歴の情報が携帯端末2から写真シール作成装置1に近接通信によって送信され、写真シール作成装置1経由で、管理サーバ3に送信される。広告の配信履歴には、広告毎に、その広告の配信先となった写真シール作成装置の筐体IDと配信時刻が含まれる。
利用者が見ていない広告を外付けモニタ16に表示させることにより、撮影空間32が空くのを事前接客空間31で待っている利用者を退屈させないようにすることができる。
利用者が見ていない広告ではなく、利用者が見たものと同じ広告を外付けモニタ16に表示させるようにしてもよい。利用者が見たものと同じ広告を表示させることにより、広告の内容を利用者に印象付けることが可能になる。
[第4の例]
上記第3の例において説明したようにして携帯端末2において管理されている利用履歴を写真シール作成装置1が取得することができる場合、利用頻度に応じて、写真シール作成装置のゲームの進行中に表示される画面の遷移を変更させるようにしてもよい。また、撮影時間、編集時間などの制限時間を変更させるようにしてもよい。上述した撮影処理、編集処理には、制限時間がそれぞれ設定されている。
利用頻度に応じて写真シール作成装置のゲーム内容が変わるため、オリジナリティに富んだゲームを提供することができ、利用率の向上を図ることができる。
[第5の例]
図19は、写真シール作成装置1が別店舗に移設された場合の例を示す図である。上述したようにして、写真シール作成装置1の設置位置情報が管理サーバ3により管理されているものとする。
図19の例においては、12月1日に、AAショップのBB店に来店し、写真シール作成装置1を利用した利用者が持っている携帯端末Aにより測定された携帯端末位置情報が近接通信によって写真シール作成装置1に送信され、写真シール作成装置1経由で管理サーバ3により取得されている。また、12月2日に、携帯端末B,Cにより測定された携帯端末位置情報が近接通信によって写真シール作成装置1に送信され、写真シール作成装置1経由で管理サーバ3により取得されている。管理サーバ3においては、12月1日と12月2日の間に、写真シール作成装置1の設置位置が移動されていないと判断される。
12月2日の営業終了後(写真シール作成装置1の設置店舗の営業終了後)、12月3日の営業開始前に、AAショップのBB店から、AAショップのCC店に移設されたものとする。
この場合、12月3日に、AAショップのCC店に来店し、写真シール作成装置1を利用した利用者が持っている携帯端末D,E,Fにより測定された携帯端末位置情報が近接通信によって写真シール作成装置1に送信され、写真シール作成装置1経由で管理サーバ3により取得される。また、12月4日に、携帯端末G,Hにより測定された携帯端末位置情報が近接通信によって写真シール作成装置1に送信され、写真シール作成装置1経由で管理サーバ3により取得される。
管理サーバ3においては、12月3日に写真シール作成装置1経由で取得した携帯端末位置情報に基づいて、12月2日と12月3日の間に、写真シール作成装置1の設置位置が移動したものとして判断される。一定距離以上の移設が検知された場合に写真シール作成装置1の設置位置が移動したものとして判断されるようにしてもよい。
この場合、管理サーバ3から写真シール作成装置1に対して、次の写真シール作成装置1の電源ON時に、移設確認画面を表示することが指示される。移設確認画面を表示することの指示には、移設先として管理サーバ3により特定された店舗の情報が含まれる。移設先の店舗は、例えば12月3日に取得された位置情報と、予め登録されている、各地にある店舗の位置の情報に基づいて特定される。
写真シール作成装置1の管理者(AAショップのCC店の従業員等)が12月4日に写真シール作成装置1の電源をONとし、写真シール作成装置1の状態をメンテナンスモードにしたとき、写真シール作成装置1の例えば外付けモニタ16には、図20に示すような移設確認画面が自動的に表示される。図20の例においては、管理サーバ3により特定され、送信されてきた移設先の店舗の情報として、店舗名と店舗コードが表示されている。店舗名と店舗コードの右側には、それぞれ確認ボタンが表示されている。
移設確認画面は、店舗の従業員または業者が確認ボタンを押して移設確認が済むと表示されなくなる。確認ボタンが押されたとき、そのことを表す情報が写真シール作成装置1から管理サーバ3に送信され、管理サーバ3が管理している写真シール作成装置1の設置位置情報が更新される。
これにより、管理サーバ3は、写真シール作成装置の移設があった場合であっても、設置位置の情報を移設先に応じて更新することができる。また、上述したようにしてメールマガジンや広告などの情報を地域毎に配信する場合であっても、移設後の最新の位置情報に基づいて情報を配信することができる。
<第4の実施の形態>
[情報管理システムの構成]
図21は、本発明の第4の実施形態に係る情報管理システムの構成例を示す図である。
この例においては、携帯端末2に非接触型ICが搭載されていないものとする。近年、スマートフォンと呼ばれる、アプリケーションを追加して機能強化やカスタマイズができ、ハードウェアに依存するネイティブアプリケーションも利用できるような機能を備えた高機能携帯端末の普及率が上がってきている。高機能携帯端末には非接触型ICを搭載したものが少なく、その場合、図1、図14、および図16を参照して説明した方法では携帯端末位置情報を管理サーバ3が取得することができない。
図21の情報管理システムにおける一連の情報の流れについて説明する。
写真シール作成装置1の利用を開始する前、携帯端末2の利用者は、管理サーバ3から位置管理アプリケーションを矢印#61に示すようにダウンロードし、携帯端末2にインストールする。携帯端末2においては、位置の測定が所定の周期で繰り返し行われ、測定を行うことによって得られた位置情報と測位時刻が対応付けて管理されている。
携帯端末2の利用者が写真シール作成装置1の設置店舗に入り、代金を投入するなどして写真シール作成装置1の利用を開始した場合、写真シール作成装置1は、シール紙を提供するまでの一連のゲームを開始し、携帯端末2の利用者の操作に応じて、事前接客処理、撮影処理、編集処理、印刷処理等を行う。携帯端末2の利用者は、印刷処理によって画像が印刷されたシール紙を受け取り、一連のゲームを終了することになる。
写真シール作成装置1は、事前接客時、入力画面を外付けモニタ16に表示し、携帯端末2の利用者に、携帯端末2のメールアドレスの入力を要求する。要求に応じてメールアドレスが入力されたとき、破線矢印#62で示すように、携帯端末2のメールアドレスが写真シール作成装置1により取得される。
また、写真シール作成装置1は、編集処理時、矢印#63で示すように、サーバ送信用画像、サーバ送信用画像ID、サーバ送信用画像の撮影日時、筐体ID、携帯端末2のメールアドレスを管理サーバ3に送信する。また、写真シール作成装置1は、サーバ送信用画像等の情報を送信した後、サーバ送信用画像の中から利用者により選択された携帯送信用画像のIDである携帯送信用画像IDを管理サーバ3に送信する。
管理サーバ3は、写真シール作成装置1から先に送信されてきたサーバ送信用画像、サーバ送信用画像ID、撮影日時、筐体ID、およびメールアドレスを受信する。また、管理サーバ3は、それに続けて写真シール作成装置1から送信されてきた携帯送信用画像IDを受信する。
また、管理サーバ3は、写真シール作成装置1から送信されてきたサーバ送信用画像のうち、携帯送信用画像として選択された画像を携帯送信用画像IDに基づいて特定し、携帯送信用画像を保存する。
管理サーバ3は、矢印#64で示すように、携帯送信用画像の保存場所を表す保存先URLを含む電子メールを、写真シール作成装置1から送信されてきたメールアドレスに基づいて携帯端末2に送信する。
管理サーバ3から送信されてきた電子メールを受信した携帯端末2は、電子メールに含まれる保存先URLに基づいて携帯送信用画像の保存場所にアクセスし、携帯送信用画像を表示したり、ダウンロードしたりする。
携帯端末2は、表示等を行った携帯送信用画像の携帯送信用画像IDと撮影日時の送信を管理サーバ3に要求し、その要求に応じて矢印#65で示すようにして送信されてきた携帯送信用画像IDと撮影日時を受信する。
携帯端末2は、携帯送信用画像IDと撮影日時を受信したとき、受信した撮影日時と同じ、または近い日時に測定して得られた携帯端末位置情報を、繰り返し測位を行うことによって得られた携帯端末位置情報の中から検索する。携帯端末2は、矢印#66で示すように、検索によって特定した携帯端末位置情報を、携帯送信用画像IDとともに管理サーバ3に送信する。
管理サーバ3は、携帯端末2から送信されてきた携帯送信用画像IDと携帯端末位置情報を受信し、携帯端末2から送信されてきた携帯送信用画像IDと同じIDとともに写真シール作成装置1から送信されてきた筐体IDを特定する。管理サーバ3は、携帯端末2から送信されてきた携帯端末位置情報を写真シール作成装置1の設置位置情報として、特定した筐体IDと紐付けて保存し、管理する。
これにより、携帯端末2に非接触型ICが搭載されていない場合であっても、管理サーバ3は、携帯端末2から取得した携帯端末位置情報に基づいて、写真シール作成装置1の正確な設置位置の情報を特定することが可能になる。
[情報管理システムの動作]
ここで、図22、図23のフローチャートを参照して、図21の情報管理システムの一連の処理について説明する。上述した説明と重複する説明については適宜省略する。写真シール作成装置1、管理サーバ3の構成は図2乃至図11の構成と同じである。携帯端末2の構成は、非接触型ICが搭載されていない点を除いて図12の構成と同じである。
ステップS221において、写真シール作成装置1の硬貨処理部121は、硬貨が投入されたか否かを判定し、投入されたと判定するまで待機する。硬貨が投入される前、ステップS261において、携帯端末2のGPSセンサ244により位置の測定が繰り返し行われている。繰り返し測定が行われることによって得られた携帯端末位置情報は、測位時刻と対応付けて記憶部247に記憶される。
硬貨が投入されたとステップS221において判定された場合、写真シール作成装置1の事前接客処理部201は、ステップS222において事前接客処理を行う。事前接客処理により、例えば携帯送信の機能を利用することが利用者により選択され、メールアドレスの入力画面を外付けモニタ16に表示することに応じてメールアドレスが入力される。携帯端末2の利用者により入力された携帯端末2のメールアドレスは事前接客処理部201により取得され、編集処理部203に供給される。
ステップS223において、撮影処理部202は撮影処理を行い、撮影画像の中から選択された編集対象画像を編集処理部203に出力する。
ステップS224において、編集処理部203は、編集画面を表示し、利用者の操作に応じて編集処理を行う。また、編集処理部203は、編集対象画像をサーバ送信用画像とし、それぞれのサーバ送信用画像にIDを設定する。編集処理部203は、通信部103を制御し、サーバ送信用画像ID、サーバ送信用画像、サーバ送信用画像の撮影日時、携帯端末2のメールアドレス、および、記憶部102に記憶されている筐体IDを管理サーバ3に送信する。
ステップS225において、編集処理部203は、サーバ送信用画像をタブレット内蔵モニタ62に表示し、その中から所定の数の画像を携帯送信用画像として利用者に選択させる。
ステップS226において、編集処理部203は、通信部103を制御し、携帯送信用画像IDを管理サーバ3に送信する。
ステップS227において、印刷処理部204は、プリンタ114を制御し、編集処理により得られた編集済みの画像をシール紙162に印刷し、印刷が終了したとき、ステップS228において写真シール排出口71に排出する。
一方、ステップS241において、管理サーバ3の通信部219は、写真シール作成装置1から送信されてきたサーバ送信用画像ID、サーバ送信用画像、撮影日時、メールアドレス、および筐体IDを受信する。
また、ステップS242において、通信部219は、写真シール作成装置1から送信されてきた携帯送信用画像IDを受信する。
ステップS243において、携帯送信用画像管理部231は、サーバ送信用画像のうち、携帯送信用画像として選択された画像を写真シール作成装置1から送信されてきた携帯送信用画像IDに基づいて特定する。携帯送信用画像管理部231は、URLを割り当て、携帯送信用画像を撮影日時の情報とともに記憶部218に記憶させる。
ステップS244において、携帯送信用画像管理部231は、通信部219を制御し、携帯送信用画像の保存場所を表す保存先URLを含む電子メールを、写真シール作成装置1から送信されてきた携帯端末2のメールアドレスに基づいて携帯端末2に送信する。
ステップS262において、携帯端末2の通信部243は、管理サーバ3から送信されてきた電子メールを受信し、制御部241に出力する。
ステップS263において、制御部241は、電子メールに含まれる保存先URLへのアクセスが指示された場合、通信部243を制御して管理サーバ3にアクセスし、保存先URLにより特定される保存場所に記憶されている携帯送信用画像を受信して表示する。制御部241は、利用者による操作に応じて携帯送信用画像をダウンロードし、記憶部247に記憶させる。
ステップS264において、制御部241は、管理サーバ3から予めダウンロードし、インストールしておいた位置管理アプリケーションを起動させる。
ステップS265において、制御部241は、位置管理アプリケーションの機能によって、通信部243を制御して管理サーバ3にアクセスし、表示等を行った携帯送信用画像の携帯送信用画像IDと撮影日時の送信を要求する。
ステップS245において、管理サーバ3の通信部219は、携帯端末2からの要求を受信し、ステップS246において、携帯送信用画像管理部231により管理されている携帯送信用画像IDと撮影日時を送信する。
ステップS266において、携帯端末2の通信部243は、管理サーバ3から送信されてきた携帯送信用画像IDと撮影日時を受信し、制御部241に出力する。
ステップS267において、制御部241は、記憶部247に記憶されている情報を参照し、管理サーバ3から送信されてきた撮影日時と同じ、または近い日時に測位して得られた携帯端末位置情報、すなわち、携帯送信用画像の撮影日時における携帯端末2の位置を表す携帯端末位置情報を特定する。
ステップS268において、制御部241は、通信部243を制御し、携帯送信用画像の撮影日時における携帯端末2の位置を表す携帯端末位置情報を、携帯送信用画像IDとともに管理サーバ3に送信する。
ステップS247において、管理サーバ3の通信部219は、携帯端末2から送信されてきた携帯端末位置情報と携帯送信用画像IDを受信する。
ステップS248において、管理サーバ3の位置管理部232は、携帯端末2から送信されてきた携帯送信用画像IDと同じIDとともに写真シール作成装置1から送信されてきた筐体IDを特定する。
ステップS249において、位置管理部232は、携帯端末2から送信されてきた携帯端末位置情報を写真シール作成装置1の設置位置情報とし、特定した筐体IDと紐付けて記憶部218に記憶させて管理する。
以上の処理により、携帯端末2に非接触型ICが搭載されていない場合であっても、管理サーバ3は、携帯端末2から取得した携帯端末位置情報に基づいて、写真シール作成装置1の正確な設置位置の情報を得ることが可能になる。
図22、図23の処理においては、携帯端末2から送信されてきた携帯送信用画像IDに基づいて、携帯端末位置情報と紐付けて登録する筐体IDが管理サーバ3により特定されるものとしたが(ステップS248)、携帯送信用画像IDに代えてメールアドレスが携帯端末2から管理サーバ3に送信され、携帯端末2から送信されてきたメールアドレスと同じメールアドレスとともに写真シール作成装置1から送信されてきた筐体IDが特定され、携帯端末位置情報と紐付けて管理されるようにしてもよい。
また、携帯送信用画像IDやメールアドレスが携帯端末2から管理サーバ3に送信されるのではなく、携帯送信用画像の撮影日時に基づいて上述したようにして携帯端末2において特定された携帯端末位置情報が写真シール作成装置1の筐体IDとともに携帯端末2から管理サーバ3に送信され、携帯端末位置情報と筐体IDが紐付けて管理サーバ3において管理されるようにしてもよい。
図24は、図21の情報管理システムにおける一連の情報の流れの変形例について説明する図である。図24の例においては、管理サーバ3から携帯端末2に対して携帯送信用画像IDに代えて筐体IDが送信される点(矢印#65)と、携帯端末2から管理サーバ3に対して携帯送信用画像IDに代えて筐体IDが送信される点(矢印#66)が、図21を参照して説明した情報の流れと異なる。
写真シール作成装置1の利用を開始する前、携帯端末2の利用者は、管理サーバ3から位置管理アプリケーションを矢印#61に示すようにダウンロードし、携帯端末2にインストールする。携帯端末2においては、位置の測定が所定の周期で繰り返し行われ、測定を行うことによって得られた位置情報と測位時刻が対応付けて管理されている。
携帯端末2の利用者が写真シール作成装置1の設置店舗に入り、代金を投入するなどして写真シール作成装置1の利用を開始した場合、写真シール作成装置1は、シール紙を提供するまでの一連のゲームを開始し、携帯端末2の利用者の操作に応じて、事前接客処理、撮影処理、編集処理、印刷処理等を行う。携帯端末2の利用者は、印刷処理によって画像が印刷されたシール紙を受け取り、一連のゲームを終了することになる。
写真シール作成装置1は、事前接客時、入力画面を外付けモニタ16に表示し、携帯端末2の利用者に、携帯端末2のメールアドレスの入力を要求する。要求に応じてメールアドレスが入力されたとき、破線矢印#62で示すように、携帯端末2のメールアドレスが写真シール作成装置1により取得される。
また、写真シール作成装置1は、編集処理時、矢印#63で示すように、サーバ送信用画像、サーバ送信用画像ID、サーバ送信用画像の撮影日時、筐体ID、携帯端末2のメールアドレスを管理サーバ3に送信する。また、写真シール作成装置1は、サーバ送信用画像等の情報を送信した後、サーバ送信用画像の中から利用者により選択された携帯送信用画像のIDである携帯送信用画像IDを管理サーバ3に送信する。
管理サーバ3は、写真シール作成装置1から先に送信されてきたサーバ送信用画像、サーバ送信用画像ID、撮影日時、筐体ID、およびメールアドレスを受信する。また、管理サーバ3は、それに続けて写真シール作成装置1から送信されてきた携帯送信用画像IDを受信する。
また、管理サーバ3は、写真シール作成装置1から送信されてきたサーバ送信用画像のうち、携帯送信用画像として選択された画像を携帯送信用画像IDに基づいて特定し、携帯送信用画像を保存する。
管理サーバ3は、矢印#64で示すように、携帯送信用画像の保存場所を表す保存先URLを含む電子メールを、写真シール作成装置1から送信されてきたメールアドレスに基づいて携帯端末2に送信する。
管理サーバ3から送信されてきた電子メールを受信した携帯端末2は、電子メールに含まれる保存先URLに基づいて携帯送信用画像の保存場所にアクセスし、携帯送信用画像を表示したり、ダウンロードしたりする。
携帯端末2は、表示等を行った携帯送信用画像の撮影日時と、その携帯送信用画像を管理サーバ3に対して送信してきた写真シール作成装置である写真シール作成装置1の筐体IDの送信を管理サーバ3に要求し、その要求に応じて矢印#65で示すようにして送信されてきた撮影日時と筐体IDを受信する。
携帯端末2は、撮影日時と筐体IDを受信したとき、受信した撮影日時と同じ、または近い日時に測定して得られた携帯端末位置情報を、繰り返し測位を行うことによって得られた携帯端末位置情報の中から検索する。携帯端末2は、矢印#66で示すように、検索によって特定した携帯端末位置情報を、管理サーバ3から送信されてきた筐体IDとともに管理サーバ3に送信する。
管理サーバ3は、携帯端末2から送信されてきた筐体IDと携帯端末位置情報を受信し、携帯端末2から送信されてきた携帯端末位置情報を写真シール作成装置1の設置位置情報として、その携帯端末位置情報とともに送信されてきた筐体IDと紐付けて保存し、管理する。
これによっても、管理サーバ3は、非接触型ICが搭載されていない携帯端末2から取得した携帯端末位置情報に基づいて、写真シール作成装置1の正確な設置位置の情報を特定することが可能になる。また、図21の場合と較べて、個人の特定に用いられるおそれがある携帯送信用画像IDを携帯端末2から管理サーバ3に送信する必要がないため、情報漏洩のリスクを低減することが可能になる。
なお、携帯端末2において管理されている複数の携帯端末位置情報が携帯端末2から管理サーバ3に送信されるようにしてもよい。この場合、それぞれの携帯端末位置情報の測定日時と携帯送信用画像の撮影日時との時間差が携帯端末2において求められ、時間差を表す情報が携帯端末位置情報とともに携帯端末2から管理サーバ3に送信される。管理サーバ3においては、時間差が最も小さい携帯端末位置情報が選択され、写真シール作成装置1の設置位置情報として管理される。これにより、管理サーバ3は、より精度の高い位置情報を把握することが可能になる。
<変形例>
写真シール作成装置1にGPSセンサを設け、写真シール作成装置1の正確な設置位置の情報が写真シール作成装置1から管理サーバ3に自動的に送信されるようにしてもよい。この場合、例えば、写真シール作成装置1のGPSセンサにより測定された位置情報は、上述したようにしてサーバ送信用画像などの情報とともに管理サーバ3に送信される。
これにより、携帯端末2にGPSセンサが設けられていない場合であっても、管理サーバ3は、写真シール作成装置1の正確な位置情報を取得することができる。また、携帯端末2の通信機能に障害が生じた場合でも、管理サーバ3は、写真シール作成装置1の正確な位置情報を取得することができる。
また、携帯端末2において位置管理アプリケーションが起動するタイミングが、写真シール作成装置1からの情報を受信したタイミング(図15のステップS73、図17のステップS113)、または、管理サーバ3からの情報を受信したタイミング(図23のステップS264)であるものとしたが、利用者による指示があったタイミングとしてもよい。
また、上述したように、筐体IDや位置情報を送信する機能だけでなく、次のような機能が位置管理アプリケーションに用意されるようにしてもよい。写真シール作成装置1や携帯端末2で楽しめる機能を位置管理アプリケーションに用意しておくことによって、利用者が積極的にダウンロードして携帯端末2にインストールしておく動機付けになる。
a.写真シール作成装置1のゲームの利用履歴を取得し、取得した利用履歴を用いて写真シール作成装置1や携帯端末2での遊びを提供する機能。
b.携帯送信用画像を閲覧・ダウンロードできる機能や、写真シール作成装置1の利用回数をカウントしておき、所定回数に達した場合に、携帯送信用画像を追加でダウンロードできる機能。
c.携帯端末2の待受画面に使用する携帯送信用画像を自動的に変更する機能。
d.写真シール作成装置1の待ち時間が長い場合に、その店舗付近の空き店舗情報(空き店舗にある写真シール作成装置の機種も含む)や新機種入荷情報、バージョンアップ機種情報などを管理サーバ3にアクセスして確認できる機能。
e.アンケートを表示し、アンケートに回答した利用者に特典を提供する機能。
以上においては、メールアドレスが写真シール作成装置1経由で携帯端末2から管理サーバ3に送信されるものとしたが、位置管理アプリケーションの機能によって、携帯端末2から管理サーバ3に直接送信されるようにしてもよい。
本発明の実施の形態は、上述した実施の形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において種々の変更が可能である。