JP2012140819A - 建設機械のエアダクト構造 - Google Patents

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茂 平澤
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【課題】建設機械を製作する際の大幅な原価アップを回避でき、しかもメンテナンス性も悪化させずに、エアダクトの途中に取り付けられている小径パイプの破損を防止できる信頼性の高い建設機械のエアダクト構造を得る。
【解決手段】建設機械は、該建設機械に搭載されたエンジンに空気を供給するためのエアダクトを備え、且つ前記エアダクトの途中には外部と接続される小径パイプ48を備えている。前記エアダクトには、前記小径パイプを前記エアダクトに設置するための小径パイプ取付部34cを備え、この小径パイプ取付部に前記小径パイプを設けると共に、前記小径パイプを囲むようにガイド52を前記小径パイプ取付部に設けている。
【選択図】図7

Description

本発明は、油圧ショベル等の建設機械に搭載されたエンジンに空気を供給するためのエアダクトを備えた建設機械のエアダクト構造に関する。
エンジンに空気を供給するための従来のエンジン吸気系のエアダクトとしては、例えば特公平6−31660号公報(特許文献1)に記載のものがある。この特許文献1に記載されているエアダクトは、エアダクトに屈曲柔軟性を持たせるためのベローズ部を備え、且つ二次空気導入用の小径のパイプが連結されている。
特許文献1に記載のエアダクトは自動車のエンジン吸気系に用いられているものであるが、このようなエアダクトは、油圧ショベル等の建設機械に搭載されたエンジンの吸気系にも同様に使用されている。
特公平6−31660号公報
特許文献1に記載されているように、自動車のエンジン吸気系に用いられエアダクトの場合には、製造メーカでのエンジン組付け時や、顧客による車体メンテナンス時などに、前記エンジンの上面などに乗って作業するということはないが、油圧ショベルなどの建設機械においては、車体位置が高く、建設機械の生産時やそのメンテナンス時などに、エンジン上面に乗って作業することが多い。また、建設機械に搭載されたエンジンの場合、前記エアダクトの途中には空気取り出し用の小径のパイプが連結されていることが多い。前記小径パイプは、例えば、エンジンに供給される吸気を圧縮するためのターボチャージャを制御するためのエア源(大気圧)を取り出すパイプであって、エンジンに付設されたターボチャージャ制御用の電磁弁に接続されているものなどである。
このように、建設機械のエアダクトには、一般に、その途中に小径のパイプが取り付けられているが、この小径パイプが、建設機械の生産時(特にエンジン組付け時)や建設機械の車体メンテナンス時などに、エンジン上面に乗って作業する作業員などにより誤って踏み付けられてしまい、破損させてしまう恐れがある。
このため、前記小径パイプが踏み付けられないように、エンジンルーム内にカバーを設けるようにすれば、小径パイプの破損を防止することは可能であるが、新たにそのためのカバーが必要になるだけでなく、該カバーを設置するための作業も必要になり、建設機械を製作する際の組立工数が増加してしまう。このため建設機械を製作する原価が大幅にアップするという課題があった。更に、エンジンルーム内にカバーを設けると、建設機械のメンテナンスの際に、そのカバーを取り外すなどの作業が必要であり、メンテナンス性が悪化されるという課題もある。
本発明の目的は、建設機械を製作する際の大幅な原価アップを回避でき、しかもメンテナンス性も悪化させずに、エアダクトの途中に取り付けられている小径パイプの破損を防止できる信頼性の高い建設機械のエアダクト構造を得ることにある。
上記目的を達成するため、本発明は、建設機械に搭載されたエンジンに空気を供給するためのエアダクトを備え、且つ前記エアダクトの途中には外部と接続される小径パイプを備えている建設機械のエアダクト構造において、前記小径パイプを前記エアダクトに設置するための小径パイプ取付部を備え、この小径パイプ取付部に前記小径パイプを設けると共に、前記小径パイプを囲むようにガイドを前記小径パイプ取付部に設けたことを特徴とする。
ここで、前記エアダクトは、本体部と、この本体部の途中に設けられ柔軟性のある素材で形成されたベローズ部とを備え、前記小径パイプ取付部は前記エアダクトの本体部に設けられると共に、前記本体部との接続部となる厚肉のベース部を備え、このベース部は前記本体部に一体成形され、前記ガイドはこのベース部に一体に成形されるようにすることが好ましい。
また、前記小径パイプ取付部のベース部から立設して一体に形成され且つエアダクト内と連通された中空部を有する円筒部を備え、前記小径パイプはこの円筒部の側面に水平方向に設けられ、前記ガイドはこの小径パイプの両側に配置して設ける構成にすると良い。
ここで、前記ガイドをL形に形成すると共に、前記小径パイプに接続される管の着脱に必要な隙間を設けることが好ましい。
なお、前記小径パイプを、前記ベース部から立設して一体成形し、この小径パイプを円形に取り囲むように前記ガイドを設けるようにすることもできる。
本発明によれば、建設機械を製作する際の大幅な原価アップを回避でき、しかもメンテナンス性も悪化させずに、エアダクトの途中に取り付けられている小径パイプの破損を防止できる信頼性の高い建設機械のエアダクト構造を得ることができる効果がある。
本発明の実施例1に係るエアダクト構造を備えられる建設機械の一例として挙げた油圧ショベルを示す側面図である。 図1に示す油圧ショベルにおける上部旋回体の構成を説明する平面図で、建屋カバーを外して示す図である。 図1、図2に示す上部旋回体の旋回フレームと、これに設置されているエンジンやエアダクトなどの配置構成を示す平面図である。 図3に示すエアダクトの全体構成を説明する斜視図である。 図4の小径パイプ部付近を拡大して示す斜視図である。 小径パイプ取付部の従来構成を拡大して示す図で、(a)図は小径パイプ取付部の斜視図、(b)図はその平面図、(c)図はその正面図である。 本発明の実施例1における小径パイプ取付部の構成を拡大して示す図で、(a)図は小径パイプ取付部の斜視図、(b)図はその平面図、(c)図はその正面図である。 本発明の実施例2における小径パイプ取付部の構成を拡大して示す図で、(a)図は小径パイプ取付部の斜視図、(b)図はその平面図、(c)図はその正面図である。
以下、本発明の建設機械のエアダクト構造の実施例について図面を用いて説明する。
図1〜図7により本発明に係る建設機械のエアダクト構造の実施例1を説明する。各図において同一符号を付した部分は同一または相当する部分を示している。
図1は本発明の実施例1に係るエアダクト構造が備えられている建設機械の一例としての油圧ショベルを示す側面図である。
この図1に示すように、本実施例に係るエアダクト構造が備えられる建設機械は、例えば油圧ショベルであり、図1において、1は油圧ショベルの下部走行体、2は該下部走行体1上に旋回可能に搭載された車体としての上部旋回体で、該上部旋回体2は、旋回フレーム3、キャビン12、建屋カバー13、カウンタウエイト14等によって構成されている。
また、前記上部旋回体2の前部には上下方向に回動可能に装着されたフロント作業機15が備えられている。更に、前記上部旋回体15の旋回フレーム3の前部左側位置には前記キャビン12が配置され、後側位置には重量バランスを確保するための前記カウンタウエイト14が配置されている。
前記旋回フレーム3の前部中央側に設けられた前記フロント作業機15は、前記旋回フレーム3の前部中央に設けられたブラケット部5にピンを介して回動可能に結合されたブーム16、該ブーム16の先端側にピン結合されたアーム17、及び該アーム17の先端側に回動可能にピン結合されたバケット18などにより大略構成されている。また、前記旋回フレーム3とブーム16との間にはブームシリンダ19が、前記ブーム16とアーム17との間にはアームシリンダ20が、更に前記アーム17とバケット18との間にはバケットシリンダ21がそれぞれ設けられている。前記フロント作業機15は、これらの各シリンダ19〜21によって回動される構成となっている。
前記キャビン12とカウンタウエイト14の間には、建屋カバー13によって構成されるエンジン室が配置されている。また、前記建屋カバー13の側面には、外気を取り入れる開口部13aが形成されている。
図2は図1に示される油圧ショベルを上部から見た平面図で、建屋カバーを除去して建屋カバー内の構成もわかるようにした図である。この図2において、22は下部走行体1に対して上部旋回体2を旋回させるための旋回装置、23は前記キャビン12とカウンタウエイト14との間に設置されたエンジン、24は前記エンジン23に燃料を供給するための燃料タンク、25は前記エンジン23に取り付けられて駆動される油圧ポンプ、26は前記油圧ポンプに供給される作動油を溜める作動油タンクである。
27は熱交換器アッセンブリで、ラジエータ28、オイルクーラ29及びターボチャージャ30で加圧されたエンジンへの吸気を冷却するためのインタークーラ31などにより構成されている。32は前記熱交換器アッセンブリ27に冷却風を送るための冷却ファン、33は前記熱交換器アッセンブリ27と前記燃料タンク24を接続するように旋回フレーム3の上部にボルトなどで締結された建屋フレームである。
34は前記ターボチャージャ30に接続されるエアダクト(吸気ダクト)、35は前記ターボチャージャ30と前記インタークーラ31とを接続するインタークーラ入口配管、36は前記インタークーラ31とエンジンの吸気マニホルド37を接続するインタークーラ出口配管である。
前記エンジン23からの排気は、排気マニホルド38から前記ターボチャージャ30のタービン部を通過後、排気管39を介してマフラ40に入り、消音されて外部に排出される。なお、前記エンジン23、燃料タンク24、作動油タンク26、熱交換器アッセンブリ27などは前記旋回フレーム3にボルトなどで締結されている。
図3は図1、図2に示す上部旋回体2の旋回フレーム3と、これに設置されているエンジンやエアダクトなどの配置構成を示す平面図で、図2に示す下部走行体1、キャビン12、カウンタウエイト14、フロント作業機15、旋回装置22、燃料タンク24、作動油タンク26及び建屋フレーム33などを除去して示す図である。
この図3に示すように、前記上部旋回体2のフレームを構成する旋回フレーム3は、センターフレームを構成する左右のセンタービーム41、このセンタービーム41から左右に張り出された複数の張出しビーム42、該張出しビーム42の先端側に設けられた左右のサイドフレーム43,44、及び左側のサイドフレーム43側に設けられたキャビン取付枠45などにより構成されている。前記キャビン取付枠45には、運転室を画成するキャビン12が取り付けられる。
前記左右のセンタービーム41の前部側は、前記フロント作業機15のブーム16を回動自在にピン結合するための前記ブラケット部5となっている。また、前記センタービーム41の後側の上部にはフランジ部46が設けられており、このフランジ部には前記エンジン23や前記カウンタウエイト14などが設置される。
エンジン23の吸気側に設けられている前記ターボチャージャ30は、圧縮機部(加給機部)30aとこの圧縮機を駆動するためのタービン部30bを備えている。前記タービン部30bには前記エンジン23からの排ガスが導かれてタービン部30bを駆動し、それによって前記圧縮機部30aも回転されて前記エアダクト34から供給される空気を圧縮する。前記圧縮機部30aで圧縮されることで温度の上昇した空気は、前記インタークーラ入口配管35を介して前記インタークーラ31に供給され、冷却された後前記インタークーラ出口配管36を介してエンジン23の吸気側に供給される。
47は前記エアダクト34の吸気側に取り付けられたエアクリーナで、このエアクリーナ47は前記熱交換器アッセンブリ27への冷却空気の取入側に配置され、熱交換器アッセンブリ27やエンジン23で加熱された空気を吸気しないように構成されている。前記エアクリーナ47で濾過された空気は前記エアダクト34を介して、前記ターボチャージャ30の圧縮機部30a側に吸気される。前記エアクリーナ47は旋回フレーム3上に部屋を作るための建屋フレーム33にボルト締結されている。
前記エアダクト34の前記ターボチャージャ30に近い側の上部には、図3に示すように、エアダクト内を流れる空気の一部を取り出すための前述した小径パイプ48が取り付けられている。
この小径パイプ48は、他の配管を接続する際の作業性、メンテナンス性を考慮し、前記エアダクト34の上部に露出して取り付けられている。このため、前述したように、建設機械の生産時や建設機械の車体メンテナンス時などに、前記小径パイプ48が、エンジン上面に乗って作業する作業員などにより誤って踏み付けられてしまい、破損させてしまう恐れがあった。
この小径パイプ48を備えたエアダクト34の詳細構造を図4及び図5により説明する。図4はエアダクトの全体構成を示す斜視図、図5は図4の小径パイプ部付近を拡大して示す図である。
これらの図に示すように、エアダクト34は、硬質素材などで構成された本体部34aと、ゴムなどの柔軟性のある素材で形成されたベローズ部34bと、エアダクト34内を流れる空気の一部を取り出すための前記小径パイプ48が取り付けられる小径パイプ取付部34cなどから構成されている。このエアダクト34の空気取り入れ側34Aには前記エアクリーナ47が取り付けられ、他方の空気流出側34Bは前記ターボチャージャ30の圧縮機部30aの吸込口に接続される。前記ベローズ部34bは、エアダクト34の途中に設けられており、エアダクト34を変形可能としてその取付を容易にするだけでなく、建設機械のエンジン振動、走行振動等によりエアダクト34が建屋フレーム33から脱落しないようにする機能も果たしている。
前記本体部34aは例えばポリプロピレンなどの素材でブロー成形などにより製作され、前記小径パイプ取付部34cも前記本体部34aにブロー成形などで一体成形して製作される。なお、34dは本体部34aの途中に設けられ流量センサなどのセンサ類を取り付けるためのセンサ取付部である。
前記小径パイプ48から取り出された空気は、本実施例では、前記ターボチャージャ30を制御するエア源として利用されるものであって、前記ターボチャージャ30の制御用電磁弁(図示せず)に接続されている。
なお、前記小径パイプ48は、ターボチャージャ制御用エア源を取り出すものに限られるものではなく、例えば吸込空気量などを検出するためのセンサ用の空気を取り出すための小径パイプ、或いはエアダクト内にガスを注入するための小径パイプなどであっても良い。
エアダクト34に取り付けられた前記小径パイプ48は、図5に拡大して示すように、エアダクト34の上部に設けた小径パイプ取付部34cに取り付けられている。
この小径パイプ取付部34cの従来の構造を図6に拡大して示す。図6において、(a)図は小径パイプ取付部34cの斜視図、(b)図はその平面図、(c)図はその正面図である。このように従来のものでは小径パイプ48が小径パイプ取付部34cから水平に設けられているため、小径パイプ48は、建設機械の生産時やメンテナンス時などに、作業員により踏み付けられたり、外力が作用して、容易に破損し易い構造となっていた。
そこで、本実施例では、前記小径パイプ取付部の構成を図7に示すようにしたものである。図7において(a)図は小径パイプ取付部34cの斜視図、(b)図はその平面図、(c)図はその正面図である。これらの図において、50はエアダクトの本体部34aとの接続部となるベース部で、このベース部50はエアダクト34の本体部34aに、該本体部よりも厚肉に一体成形されている。51はエアダクト34内と連通する中空部51aを有すると共に、前記ベース部50から上方(エアダクトの径方向外側)に向かって立設された円筒部で、この円筒部51の側面に前記小径パイプ48が水平(エアダクトと平行)に設けられている。
52は前記小径パイプ48の両側に設けられたガイドで、このガイド52は前記ベース部50に一体成形されている。また、このガイド52の高さは前記小径パイプ48の上部の高さと略同一か若干高めに、前記ガイド52の前縁部は小径パイプの先端位置付近まで、更に前記ガイド52の後縁は前記小径パイプの基端側付近まで設けるようにすると良い。なお、前記小径パイプ48にはゴムホースなどの管が接続されるため、その接続作業を容易に行えるように、小径パイプ48と前記ガイド52との間には接続作業に必要な隙間を設けている。また、前記ガイド52をL形に形成することで強度向上を図っている。
このようにガイド52を設けることにより、仮に作業員が、メンテンナンス時などに小径パイプ取付部34cを踏み付けたとしても、小径パイプ48はガイド52と円筒部51で囲まれた空間に配置されているので、該小径パイプ48に外力は作用し難くなり、小径パイプが破損するのを防止できる。
前記小径パイプ部34cはエアダクト34の本体部34aに、例えばポリプロピレンなどの樹脂材を使用して、ブロー成形により一体に形成できる。この小径パイプ部34cに設けられる前記小径パイプ48やガイド52も、前記小径パイプ部34cのブロー成形時に、同時に一体成形することができる。なお、これら小径パイプ部34a、小径パイプ48及びガイド52の成形は、インジェクション成形などによっても成形可能であり、或いはエアダクトの本体部34aとは別々に製作して接着などの手段で取り付けるようにしても良い。
本発明の建設機械のエアダクト構造の実施例2を図8により説明する。この実施例2では上記実施例1に対して小径パイプ取付部34cの部分のみ異なり、他の構成は実施例1と同様であるので、小径パイプ取付部34c以外の部分の説明は省略する。また、図7において(a)図は小径パイプ取付部34cの斜視図、(b)図はその平面図、(c)図はその正面図である。
この実施例は小径パイプ48が上方(エアダクトの径方向外側)に向かって設けられている場合の例で、小径パイプは必ずしも水平方向に設けられるものだけとは限らず、この例に示すように上方に向かって設けられる場合もある。この場合には実施例1で示したような円筒部51を設けなくても良いので、エアダクト34に一体に接続、或いは一体成形された円板状のベース部50から、前記小径パイプ48は上方に向かって立設するように一体成形されている。また、この小径パイプ48を円形に取り囲むようにガイド52が設けられている。
前記ガイド52の一部は図8の(a)図に示すように、一部が開口されており、またガイド51と小径パイプ48との間には、該小径パイプ48とゴムホースなどとの接続作業が容易に行えるように、作業に必要な隙間を設けている。また、前記ガイド52の高さは小径パイプ48とほぼ同一の高さに設けられている。
このように構成すれば、前記小径パイプ48はガイド52によって包囲されるように設けられるので、小径パイプ48に外力は作用し難くなり、メンテナンス時などに作業員が小径パイプを踏み付けて破損させるなどの恐れを回避できる。
なお、この実施例においても、小径パイプ取付部34cは、実施例1と同様に、ブロー成形などによって設けることができる。
以上説明したように、本発明の各実施例によれば、エアダクトに設けられた小径パイプ取付部に、小径パイプを囲むようにガイドを設けているので、建設機械の生産時(特にエンジン組付け時)や建設機械の車体メンテナンス時などに、エンジン上面に乗って作業する作業員などにより小径パイプが踏み付けられて、破損させてしまうことを防止できる。
また、本実施例によれば、小径パイプの破損防止のために、エンジンルーム内にカバーを設ける必要もなくなるから、そのカバーを設置するための作業が不要となり、建設機械製作時の組立工数増加を回避できるから製作原価の低減を図ることができる。更に、建設機械のメンテナンスの際に、前記カバーを取り外す作業もなくなるから、メンテナンス性も向上できる。
従って、本実施例によれば、建設機械を製作する際の大幅な原価アップを回避でき、しかもメンテナンス性も悪化させずに、エアダクトの途中に取り付けられている小径パイプの破損を防止できる信頼性の高い建設機械のエアダクト構造を得ることができる。
1:下部走行体、2:上部旋回体、3:旋回フレーム、5:ブラケット部、
12:キャビン、13:建屋カバー、14:カウンタウエイト、
15:フロント作業機、16:ブーム、17:アーム、:18:バケット、
19:ブームシリンダ、20:アームシリンダ、21:バケットシリンダ、
22:旋回装置、23:エンジン、24:燃料タンク、25:油圧ポンプ、
26:作動油タンク、
27:熱交換器アッセンブリ(28:ラジエータ、29:オイルクーラ、31:インタークーラ)、30:ターボチャージャ(30a:圧縮機部、30b:タービン部)、
33:建屋フレーム、
34:エアダクト(34a:本体部、34b:ベローズ部、34c:小径パイプ取付部)、
35:インタークーラ入口配管、36:インタークーラ出口配管、
37:吸気マニホルド、38:排気マニホルド、39:排気管、40:マフラ、
41:センタービーム、43:左サイドフレーム、44:右サイドフレーム、
45:キャビン取付枠、47:エアクリーナ、
48:小径パイプ、50:ベース部、51:円筒部、52:ガイド。

Claims (5)

  1. 建設機械に搭載されたエンジンに空気を供給するためのエアダクトを備え、且つ前記エアダクトの途中には外部と接続される小径パイプを備えている建設機械のエアダクト構造において、
    前記小径パイプを前記エアダクトに設置するための小径パイプ取付部を備え、この小径パイプ取付部に前記小径パイプを設けると共に、前記小径パイプを囲むようにガイドを前記小径パイプ取付部に設けた
    ことを特徴とする建設機械のエアダクト構造。
  2. 請求項1に記載の建設機械のエアダクト構造おいて、前記エアダクトは、本体部と、この本体部の途中に設けられ柔軟性のある素材で形成されたベローズ部とを備え、前記小径パイプ取付部は前記エアダクトの本体部に設けられると共に、前記本体部との接続部となる厚肉のベース部を備え、このベース部は前記本体部に一体成形され、前記ガイドはこのベース部に一体に成形されていることを特徴とする建設機械のエアダクト構造。
  3. 請求項2に記載の建設機械のエアダクト構造おいて、前記小径パイプ取付部のベース部から立設して一体に形成され且つエアダクト内と連通された中空部を有する円筒部を備え、前記小径パイプはこの円筒部の側面に水平方向に設けられ、前記ガイドはこの小径パイプの両側に配置して設けられていることを特徴とする建設機械のエアダクト構造。
  4. 請求項3に記載の建設機械のエアダクト構造おいて、前記ガイドはL形に形成されると共に、前記小径パイプに接続される管の着脱に必要な隙間が設けられていることを特徴とする建設機械のエアダクト構造。
  5. 請求項2に記載の建設機械のエアダクト構造おいて、前記小径パイプは前記ベース部から立設して一体成形され、この小径パイプを円形に取り囲むように前記ガイドが設けられていることを特徴とする建設機械のエアダクト構造。
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