JP2012137215A - バッチ式焼結装置及びバッチ式焼結方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】高炉用原料である焼結鉱を製造する際、焼結時の成品歩留や生産性を改善することが可能なバッチ式焼結装置及びバッチ式焼結方法を提供する。
【解決手段】配合原料55を供給する原料供給部1と、配合原料55を粒径dに応じて連続的に篩い分ける分級部2と、この分級部2で篩い分けられた配合原料55が、粒径dに応じて払い出し方向Hで連続的に分級して配置されるコンベア3と、このコンベア3上に配置された配合原料55が分散装入される焼結鍋4とを備え、分級部2は、コンベア3の上流3A側に対応する位置で、篩部材の細目が配設され、且つ、下流3B側に対応する位置で篩部材の粗目が配設されており、コンベア3が払い出し方向Hに回転することで配合原料55を焼結鍋4の内部に装入する際、焼結鍋4の底部4b側から上部4a側に向かうに従って配合原料55の粒径dが連続的に小さくなるように粒度偏析を付与する。
【選択図】図1

Description

本発明は、製鉄プロセスにおける高炉用原料である焼結鉱を製造するためのバッチ式焼結装置及びバッチ式焼結方法に関し、特に、焼結時の成品歩留や生産性を改善することが可能なバッチ式焼結装置及びバッチ式焼結方法に関する。
従来、製鉄プロセスにおける高炉用原料である焼結鉱を製造する方法としては、大量生産において用いられる連続式のDL式(Dwight Lloyd)の他、POT(ポット)式やGW(Greenawalt)式等の小型の焼結装置を用いるバッチ式の方法がある。このような方法で焼結を行う際には、焼結用原料として、主原料の鉄鉱石(粉鉱石)、副原料の石灰石、及び、コークス、さらに、必要に応じて、蛇紋岩、返鉱(高炉用原料として使用できない成品径の粉状焼結鉱)等を含む配合原料を用いる。
上記連続式の方法で焼結を行う際には、まず、焼結用原料の各成分等を調整しながら添加混合して配合原料とする。そして、この配合原料をホッパーに入れてさらに切出した後、焼結パレットに装入し、配合原料に含まれる粉状のコークスに着火して下方に空気を吸引することで、コークスを燃焼させて配合原料を加熱し、部分的に溶融させて焼き固めることにより、焼結鉱を製造する。このような下方吸引型を採用する焼結装置では、パレットの上から空気が吸引されて下方に通気され、コークスの燃焼熱が上層側から下層側へ伝熱されて焼結が進行する。このような工程で得られた焼結ケーキが破砕、整粒されることにより、平均粒度が20mm程度の焼結鉱が製造される。この内の焼結工程は数分で加熱・冷却が行われる極めて短時間の処理であるが、焼結鉱製造時の歩留や生産性、得られる焼結鉱の品質に大きく影響する。
上記のような一般的な手順による焼結法では、パレット上に装入された配合原料における燃焼帯が上層側から下層側へ伝播する特性があり、上層の熱が下層でも利用されることから、上層で熱不足、下層で熱過剰となるという問題がある。
連続式のDL型焼結機においては、配合原料の焼結機パレットへの装入時に、原料粒子が既に投入されて安息した斜面上を転動することにより、上下層の粒度偏析が起こる。この際、粉鉱石等に比べて凝結材である粉状コークスの粒度が小さいことから、自然に上層側の凝結材(コークス)濃度が大きくなるため、上述した上層側での熱不足や下層側での熱過剰等が抑制される。さらに、このような配合原料の上下層における偏析を強化する目的で、原料の装入装置において種々の改善も試みられている(例えば、非特許文献1を参照)。
しかしながら、POT式等のバッチ式焼結装置を用いた方法の場合には、通常、原料を直接投入する方法が採用されるため、上述のような上下層におけるコークスの偏析ができない。このため、焼結時の熱効率が低下して歩留が低下し、生産性が劣化するという問題が生じる。またさらに、バッチ式焼結装置を試験装置に用い、製鐵所等において実機として多用されている連続式のDL型焼結装置の再現試験を行う場合には、配合原料の充填状況を再現することができず、ハードシミュレーターとしての機能に問題が生じる。
ここで、例えば、配合原料を装入して充填するにあたり、予め準備した粒度の異なる原料を順次充填することにより、実質的に充填層を分割して粒度偏析を付与する方法も試みられている(例えば、非特許文献2を参照)。しかしながら、このような方法で配合原料の充填層に偏析を付与した場合、各々の層間に境界面が存在するため、実際の連続的な偏析とは異なることから、ハードシミュレーターとしての機能に問題があるばかりでなく、作業に手間がかかるという問題がある。
また、GW式の小型焼結装置において、原料の装入車から焼結ホッパーに向けて原料供給を行う方法が実施されている(例えば、非特許文献3を参照)。しかしながら、この方法においても、原料は直接焼結機パレットに供給され、コークスの好ましい偏析は起こらない。従って、上層側での熱不足や下層側での熱過剰が発生することから熱効率が悪く、歩留や生産性の低下が生じるという問題があった。
「焼結機給鉱部での原料粒度偏析の検討−鉄と鋼−」,日本鉄鋼協会,1985年,第71巻,第16号 P1888〜1894 「シュート式装入における焼結機内原料充填特性とその焼結反応への影響−鉄と鋼−」,日本鉄鋼協会,1991年,第77巻,第1号 P63〜70 稲角忠弘著,「焼結鉱;資源少国日本の挑戦記録−鉄鋼技術の流れ−」,日本鉄鋼協会,2000年,第2シリーズ,第1巻 P81〜82
本発明は上記問題に鑑みてなされたものであり、特に、製鉄プロセスにおける高炉用原料である焼結鉱を製造するにあたり、焼結時の成品歩留や生産性を改善することが可能なバッチ式焼結装置及びバッチ式焼結方法を提供することを目的とする。
本発明者等が上記問題を解決するために鋭意研究したところ、バッチ式の焼結装置を用いて焼結鉱を製造するにあたり、焼結鍋(パレット)に配合原料を装入、充填する際、粒径に応じて配置位置が変化する分級手段を設けた構成を採用することにより、配合原料の堆積方向における凝結材(コークス)濃度の偏析が強化できることを知見した。これにより、焼結鍋内に充填された配合原料のコークス濃度が、連続的に、上層側においては濃くなる一方、下層側においては薄くなるように装入することが可能となり、焼結時の配合原料全体の熱履歴が均一化され、上下層間での品質差が縮小するとともに、熱効率が改善されて歩留が向上し、生産性が高められることを見出し、本発明を完成させた。
即ち、本発明の要旨は以下のとおりである。
[1] 少なくとも粉鉱石、石灰石及びコークスを含む配合原料をバッチ式で焼結することにより、焼結鉱を製造するバッチ式焼結装置であって、前記配合原料を供給するための原料供給部と、前記原料供給部から供給される前記配合原料を粒径に応じて連続的に篩い分ける分級部と、前記分級部で篩い分けられた前記配合原料が、その粒径に応じて払い出し方向で連続的に分級して配置されるコンベアと、前記コンベア上に配置された前記連続的に分級された配合原料が装入されて該配合原料を焼結するための焼結鍋と、を備え、前記分級部は、前記コンベアの上流側に対応する位置で篩目の細目側が配設されるとともに、下流側に対応する位置で篩目の粗目側が配設されることにより、前記コンベアの上流側から下流側に向かうに従って連続的に粒径が大きくなるように前記配合原料を配置し、前記コンベアは、前記下流側から払い出し方向に回転することにより、前記コンベア上に配置された前記配合原料を前記焼結鍋の内部に装入する際、前記配合原料の堆積方向において、前記焼結鍋の底部側から上部側に向かうに従って前記配合原料の粒径が連続的に小さくなるように粒度偏析を付与すること、を特徴とするバッチ式焼結装置。
[2] 少なくとも粉鉱石、石灰石及びコークスを含む配合原料をバッチ式で焼結することにより、焼結鉱を製造するバッチ式焼結装置であって、前記配合原料を供給するための原料供給部と、前記原料供給部から供給される前記配合原料を粒径に応じて連続的に篩い分ける分級部と、前記分級部で篩い分けられた前記配合原料が、その粒径に応じて払い出し方向で連続的に分級して配置される第1コンベアと、前記第1コンベアの払い出し方向下流に配置され、前記第1コンベアが払い出し方向に回転することで、該第1コンベア上に配置された前記配合原料が落下して供給されるとともに、該配合原料が、その粒径に応じて、払い出し方向で連続的に分級して配置される第2コンベアと、前記第2コンベア上に配置された前記配合原料が連続的に分級して分散装入され、該配合原料を加熱して焼結するための焼結鍋と、を備え、前記分級部は、前記第1コンベアの下流側に対応する位置で篩目の細目側が配設されるとともに、上流側に対応する位置で篩目の粗目側が配設されることにより、前記第1コンベアの上流側から下流側に向かうに従って連続的に粒径が小さくなるように前記配合原料を配置し、前記第1コンベアは、前記下流側から払い出し方向に回転することで、前記第1コンベア上に配置された前記配合原料を前記第2コンベア上に供給する際、該第2コンベアを前記第1コンベアと反対方向に回転させることにより、前記第2コンベアの上流側から下流側に向かうに従って粒径が連続的に大きくなるように前記配合原料を配置し、前記第2コンベアが払い出し方向に回転することにより、前記第2コンベア上に配置された前記配合原料を前記焼結鍋の内部に装入する際、前記配合原料の堆積方向において、前記焼結鍋の底部側から上部側に向かうに従って前記配合原料の粒径が連続的に小さくなるように粒度偏析を付与すること、を特徴とするバッチ式焼結装置。
[3] 少なくとも粉鉱石、石灰石及びコークスを含む配合原料をバッチ式で焼結することにより、焼結鉱を製造するバッチ式焼結方法であって、前記配合原料を供給する原料供給工程と、前記配合原料を粒径に応じて連続的に篩い分けてコンベア上に配置するとともに、該コンベアの上流側から下流側に向かうに従って粒径が連続的に大きくなるように配置する分級工程と、前記コンベアを払い出し方向に回転させることにより、前記コンベア上に配置された前記配合原料を、堆積方向で前記焼結鍋の底部側から上部側に向かうに従って粒径が連続的に小さくなるように粒度偏析を付与しながら焼結鍋の内部に分散装入する充填工程と、前記焼結鍋に装入された前記配合原料を焼結し、焼結鉱を得る焼結工程と、を備えることを特徴とするバッチ式焼結方法。
[4] 少なくとも粉鉱石、石灰石及びコークスを含む配合原料をバッチ式で焼結することにより、焼結鉱を製造するバッチ式焼結方法であって、前記配合原料を供給する原料供給工程と、前記配合原料を粒径に応じて連続的に篩い分けて第1コンベア上に配置するとともに、該第1コンベアの上流側から下流側に向かうに従って粒径が連続的に小さくなるように配置する分級工程と、前記第1コンベアを払い出し方向に回転させることにより、前記第1コンベアの鉛直下方に該第1コンベアと平行に沿って配置された第2コンベア上に向けて、前記第1コンベア上に配置された前記配合原料を落下させて供給するとともに、前記第2コンベアを前記第1コンベアと反対方向に回転させることにより、前記第2コンベアの上流側から下流側に向かうに従って粒径が連続的に大きくなるように前記配合原料を配置する配置工程と、前記第2コンベアを払い出し方向に回転させることにより、前記第2コンベア上に配置された前記配合原料を、堆積方向で前記焼結鍋の底部側から上部側に向かうに従って粒径が連続的に小さくなるように粒度偏析を付与しながら焼結鍋の内部に分散装入する充填工程と、前記焼結鍋に装入された前記配合原料を焼結し、焼結鉱を得る焼結工程と、を備えることを特徴とするバッチ式焼結方法。
なお、本発明で言う、第2コンベア上における上流側とは、第1コンベアから配合原料を受け入れる際の第2コンベアの回転方向において、最初に配合原料を受け入れる側を言い、また、第2コンベア上における下流側とは、配合原料を払い出す際の第2コンベアの回転方向において、最初に配合原料を払い出す側を言う。
本発明のバッチ式焼結装置及びバッチ式焼結方法によれば、上記構成により、コンベア上に配置された配合原料を焼結鍋の内部に装入する際、配合原料の堆積方向において、焼結鍋の底部側から上部側に向かうに従って配合原料の粒径が小さくなるように粒度偏析を強化しながら付与することができる。これにより、焼結鍋内に充填された配合原料のコークス濃度が、連続的に、上層側においては濃くなる一方、下層側においては薄くなるように装入することが可能となり、焼結時の配合原料全体の熱履歴が均一化され、上下層間での品質差が縮小するとともに、熱効率が改善されて歩留が向上し、生産性が高められるとともに、凝結材であるコークスの使用量を削減することが可能となる。また、連続式の焼結装置の再現試験に本発明を適用した場合には、原料である配合原料の充填状況を正確に再現することができ、ハードシミュレーターとしての試験精度が大幅に向上する。従って、製鉄プロセスの製銑工程において本発明のバッチ式焼結装置及びバッチ式焼結方法を適用することにより、溶銑品質の向上や製造コストの低減等のメリットを十分に享受することができ、その社会的貢献は計り知れない。
本発明の一実施形態であるバッチ式焼結装置及びバッチ式焼結方法を模式的に説明する図であり、バッチ式焼結装置の全体構成を示す概略図である。 本発明の一実施形態であるバッチ式焼結装置及びバッチ式焼結方法を模式的に説明する図であり、図1に示すバッチ式焼結装置の要部を示す概略図で、(a)部分平面図、(b)側面図、(c)、部分断面図である。 本発明の一実施形態であるバッチ式焼結装置及びバッチ式焼結方法を模式的に説明する図であり、バッチ式焼結装置に備えられる焼結鍋内に装入された配合原料の粒度分布を示す概略図である。 本発明の一実施形態であるバッチ式焼結装置及びバッチ式焼結方法を模式的に説明する図であり、図1に示すバッチ式焼結装置を用いて焼結鉱を製造する際に、焼結鍋内に堆積された配合原料の層高と粒径との関係を示すグラフである。 本発明の他の実施形態であるバッチ式焼結装置及びバッチ式焼結方法を模式的に説明する図であり、バッチ式焼結装置の全体構成を示す概略図である。 本発明の他の実施形態であるバッチ式焼結装置及びバッチ式焼結方法を模式的に説明する図であり、図4に示すバッチ式焼結装置を用いて焼結鉱を製造する際に、焼結鍋内に堆積された配合原料の層高と粒径との関係を示すグラフである。
以下、本発明のバッチ式焼結装置及びバッチ式焼結方法の実施の形態について、主に図1〜図6を適宜参照しながら説明する。なお、本実施形態は、本発明のバッチ式焼結装置及びバッチ式焼結方法の趣旨をより良く理解させるために詳細に説明するものであるから、特に指定の無い限り本発明を限定するものではない。
まず、本発明の技術思想について以下に説明する。
本発明のバッチ式焼結装置及びバッチ式焼結方法によって製造する焼結鉱は、製鉄プロセスにおいて用いられる高炉用原料である。本発明者等は、特に、バッチ式の焼結装置を用いて焼結鉱を製造する際の、上層側での熱不足並びに下層側での熱過剰等を抑制するため、鋭意検討を重ねた。その結果、焼結鍋に原料である配合原料を装入する際、粒径に応じて配置位置を連続的に変化させる分級部と、この分級部で篩い分けされた配合原料が粒径に応じて配置されるコンベアと、を備えた構成を採用し、このコンベアを払い出し方向に回転させることで、所定の粒度偏析を付与しながら、配合原料を焼結鍋の内部に装入できることを知見した。
ここで、一般に、DL式等の連続式の焼結装置の場合、連続的に供給される配合原料が斜面を転動する構成なので、他の原料粒子に比べて粒度の小さな粉状コークスは、一定の重力下においては自然に上層側に向かう。しかしながら、POT式やGW式等、従来のバッチ式焼結装置を用いた場合には、焼結鍋の内部に人手等によって所定単位(バッチ式)で配合原料を供給することから、焼結鍋内においてコークスの層高方向での分布はほぼ一定となるため、上層側で熱不足、下層側で熱過剰となるという問題があった。このため、上述のような上下層におけるコークスの偏析を付与することができず、焼結時の熱効率が低下して生産性に劣るだけでなく、上下層間の品質差が発生し、得られる焼結鉱の歩留が低下するという問題があった。また、例えば、バッチ式焼結装置を試験装置に用い、製鉄所等における実機として多用されている連続式焼結装置の再現試験を行う場合には、原料である配合原料の充填状況を再現することができず、ハードシミュレーターとしての機能に問題が生じていた。
このような従来の問題に対し、本発明においては、以下に詳述するように、焼結鍋に配合原料を装入(充填)する際、粒径に応じて連続的に配置位置が変化する分級手段を設けた構成を採用した。これにより、焼結鍋内に充填する配合原料のコークス濃度を、連続的に、上層側においては濃くなる一方、下層側においては薄くなるように装入することができ、焼結時における配合原料全体の熱履歴を均一化することを可能とした。
[第1の実施形態]
以下、本発明のバッチ式焼結装置及びバッチ式焼結方法の第1の実施形態について、図1〜図4を参照しながら説明する。
『バッチ式焼結装置』
本実施形態のバッチ式焼結装置10は、図1に示すように、少なくとも粉鉱石、石灰石及びコークスを含む配合原料55をバッチ式で焼結することによって焼結鉱50を製造する装置であり、配合原料55を供給するための原料供給部1と、この原料供給部1から供給される配合原料55を粒径dに応じて篩い分ける分級部2と、この分級部2で篩い分けられた配合原料55が、その粒径dに応じて、払い出し方向Hで分級して配置されるコンベア3と、このコンベア3上に配置された配合原料55が分散装入され、該配合原料55を加熱して焼結するための焼結鍋4とを備え、概略構成される。
そして、本実施形態のバッチ式焼結装置10は、図1及び図2(a)〜(b)に示すように、分級部2が、コンベア3の上流側に対応する位置で、篩目22の細目22A側が配設されるとともに、下流側に対応する位置で篩目22の粗目22B側が配設された構成とされることで、コンベア3の上流側から下流側に向かうに従って粒径dが連続的に大きくなるように配合原料55を配置する。また、コンベア3が払い出し方向Hに回転することにより、コンベア3上に配置された配合原料55を焼結鍋4の内部に装入する際、配合原料55の堆積方向において、焼結鍋4の底部4b側から上部4a側に向かうに従って配合原料55の粒径dが連続的に小さくなるように粒度偏析を付与するように構成されている。
焼結鉱50を製造するための焼結用原料としては、従来と同様、少なくとも、鉄鉱石、石灰石及びコークスを含む配合原料55が挙げられ、さらに、必要に応じて、蛇紋岩や返鉱等を含む配合原料を用いることも可能である。
ここで、主原料である鉄鉱石(粉鉱石)としては、例えば、粒径が10mm以下のものを使用することが好ましい。
また、石灰石は、配合原料55においてフラックスとして機能する副原料であり、例えば、5mm以下のものを使用することが好ましい。
また、コークスは、焼結時の凝結材となる粉状のコークスであり、例えば、3mm以下のものを使用することが好ましい。
原料供給部1は、図示を省略するミキサー手段によって攪拌混合された、少なくとも粉鉱石、石灰石及びコークスを含む配合原料55を分級部2に供給するためのものである。図示例の原料供給部1は、分級前の配合原料55が内部に充填されるホッパー11と、このホッパー11の排出口11aから排出させる配合原料55を搬送するための切り出しコンベア12とから構成されている。このような、原料供給部1を構成するホッパー11や切り出しコンベア12については、この分野で従来から用いられている焼結装置と同様のものを何ら制限無く用いることができる。
ホッパー11に充填された分級前の配合原料55は、排出口11aから切り出しコンベア12上に送り込まれた後、後述の分級部2へ向けて搬送される。
分級部2は、原料供給部1から供給される配合原料55を粒径dに応じて篩い分ける機能を備えるものである。本実施形態で説明する例の分級部2は、一種の確率篩であって、図1及び図2に示すように、長さ方向において篩目22の大きさを変化させた、複数で細長の篩部材21から櫛歯状に構成されている。また、分級部2は、篩目、即ち、篩部材21の長手方向が、後述のコンベア3の払い出し方向Hに沿って設けられている。また、図示例における櫛歯状の分級部2は、後述のコンベア3の上流3A側に対応する位置で篩目22の細目22A側が配設されるとともに、下流3B側に対応する位置で篩目22の粗目22B側が配設されている。またさらに、図示例の分級部2は、篩目22の細目22A側から粗目22B側に向けて、下方に傾けて配置されている。これにより、原料供給部1から供給された配合原料55が、篩部材21上を滑りながら細目22A側から粗目22B側に移動する。この際、配合原料55の内、粒度の低い粒子は細目22A付近から下方に落下し、コンベア3の上流3A側の上に配置される一方、粒度の大きな粒子は、粗目22B側まで篩部材21上を滑りながら移動した後、粗目22B付近から落下し、コンベア3の下流3B側の上に配置される。これにより、配合原料55は、コンベア3のベルト3a上における上流3A側から下流3B側の範囲において、粒度の小さい粒子から順次配置される。
本実施形態では、図2(a)〜(c)に示すように、分級部2における篩目22の間隔Cを、コンベア3の上流3A側に対応する位置の細目22A側で3〜7mmの範囲とし、下流3B側に対応する位置の粗目22B側で10〜23mmの範囲とすることが好ましい。またさらに、分級部2の篩目22の上方から見た間隔Cは、細目22A側と粗目22B側との間で同一である構成を採用することが好ましい。なお、図2(a)〜(c)に示す例において、分級部2の篩目22の側面から見た間隔をCとした場合、各間隔C、C、Cの関係は、次式{C=√(C +C )で表すことができる。
本実施形態においては、分級部における篩目22の間隔C、、C、Cを上記のような範囲及び関係とすることにより、配合原料55を粒径dに応じて連続的に篩い分けることができる。これにより、後述するように、配合原料55を、その粒径dに応じて、コンベア3の上流3A側から下流3B側に向かうに従って粒径dが連続的に大きくなるように配置することが可能となる。
なお、本実施形態において用いる分級部は、上記構成のものには限定されない。例えば、分級部を、上記のような篩部材からなる縦棒式の確率篩ではなく、下流側に向けて間隔が広がる横棒式に構成しても良い。あるいは、分級部として、下流側に向けて網目が拡大された網状の篩を用いても良い。
コンベア3は、ベルト3a上に、分級部2で篩い分けられた配合原料55が落下しながら配置されるものであり、コンベア軸3bが図示略の動力手段に接続され、回転自在に構成されている。また、コンベア3のベルト3a上には、分級部2で篩い分けられた配合原料55が、その粒径dに応じて、払い出し方向Hで分級して配置される。本実施形態では、上述したように、コンベア3の上流3A側から下流3B側に向かうに従って粒径dが連続的に大きくなるように配合原料55が配置される。
このようなコンベア3は、この分野等において従来から用いられているコンベアと同様のものを、何ら制限無く採用することができる。また、配合原料55の使用量が多いために、ベルト3a上に配合原料55を高く堆積させる必要がある場合には、例えば、コンベア3の両側に障壁を設けた構成を採用することがより好ましい。
焼結鍋4は、配合原料55中に含まれるコークスを、充填層内を上方から下層に向けて吸引させた空気で燃焼させて加熱することによって配合原料55を焼結する鍋状の部材であり、この分野等において従来から用いられているものを何ら制限無く採用することができる。
また、本実施形態においては、上述したコンベア3のベルト3aが払い出し方向Hに回転することにより、焼結鍋4の内部に、順次、配合原料55が分散装入される。
ここで、上述したように、配合原料55は、コンベア3の上流3A側から下流3B側に向かうに従って粒径dが連続的に大きくなるように配置されている。このような状態で配合原料55が配置されたコンベア3を払い出し方向Hに回転させると、図3の模式図に示すように、焼結鍋4の内部に装入される配合原料55が、堆積方向において、焼結鍋4の底部4b側から上部4a側に向かうに従って粒径dが連続的に小さくなるように粒度偏析が付与された状態で充填される。これにより、焼結鍋4内部の配合原料55のコークス濃度は、焼結鍋4の上部4a側において濃くなり、一方、底部4b側では薄くなる。
本実施形態では、焼結鍋4の内部に装入された配合原料55が、上述のような粒度偏析並びにコークス濃度の偏析を付与された状態で、図示略の点火、吸引手段によって焼結を行う。これにより、焼結鍋4内の配合原料55は、加熱焼結の際、コークス濃度の濃い上層側で十分な焼結熱が得られる一方、コークスの濃度の低い下層側では焼結熱が抑制されることで熱過剰が防止でき、配合原料全体の熱履歴が均一化される。これにより、製造される焼結鉱50の上下層間での品質差が縮小するとともに、熱効率が改善されて歩留が向上し、生産性が高められる。また、熱効率が改善されることで、凝結材であるコークスの使用量、即ち、配合原料55中におけるコークスの含有量を削減することができ、製造コストを低減することが可能となる。また、このようなバッチ式焼結装置1を、連続式のDL型焼結装置の再現試験に適用した場合には、配合原料55の充填状況を正確に再現することができ、ハードシミュレーターとしての試験精度が大幅に向上する。
『バッチ式焼結方法』
以下に、本実施形態のバッチ式焼結装置10を用いて配合原料55を焼結し、焼結鉱50を得る方法について、図1、2を参照して説明する。
本実施形態のバッチ式焼結方法は、少なくとも粉鉱石、石灰石及びコークスを含む配合原料55をバッチ式で焼結することにより、焼結鉱50を製造する方法であり、配合原料55を供給する原料供給工程(1)、配合原料55を粒径dに応じて篩い分けてコンベア3上に配置するとともに、該コンベア3の上流3A側から下流3B側に向かうに従って粒径dが連続的に大きくなるように配置する分級工程(2)、コンベア3を払い出し方向Hに回転させることにより、コンベア3上に配置された配合原料55を、堆積方向で焼結鍋4の底部4b側から上部4a側に向かうに従って粒径dが連続的に小さくなるように粒度偏析を付与しながら焼結鍋4の内部に分散装入する充填工程(3)、コークスを燃焼させて焼結鍋4中の配合原料55を加熱することで焼結し、焼結鉱50を得る焼結工程(4)、の各工程を順次備えてなる。
(1)原料供給工程
本実施形態では、原料供給工程の前に、まず、主材料である鉄鉱石、副材料である石灰石及びコークスを図示略のミキサー手段に投入して攪拌混合することにより、配合原料55を調製する。
次いで、原料供給工程においては、配合原料55を原料供給部1のホッパー11に装入する。このホッパー11に装入された配合原料55は、排出口11aから順次排出して切り出しコンベア12上に送出された後、切り出しコンベア12を回転させるのに伴って、分級部2上へ向けて送出される。
(2)分級工程
次に、分給工程においては、配合原料55を粒径dに応じて篩い分けてコンベア3上に配置するとともに、該コンベア3の上流3A側から下流3B側に向かうに従って粒径dが連続的に大きくなるように配置する。
具体的には、原料供給部1の鉛直下方において、篩目22の細目22A側から粗目22B側に向けて下方に傾けて設置された分級部2上に供給された配合原料55が、篩部材21上を滑りながら細目22A側から粗目22B側に移動する。そして、配合原料55の内、粒度の低い粒子は細目22A付近から下方に落下し、コンベア3の上流3A側の上に配置される。次に、粒度の大きな配合原料55は、粗目22B側まで篩部材21上を滑りながら移動した後、粗目22B付近から落下し、コンベア3の下流3B側の上に配置される。
上記の作用により、配合原料55は、コンベア3のベルト3a上における上流3A側から下流3B側の範囲において、粒度の低い粒子から順次配置される。
(3)充填工程
次に、充填工程においては、コンベア3を払い出し方向Hに回転させることにより、コンベア3上に配置された配合原料55を、堆積方向で焼結鍋4の底部4b側から上部4a側に向かうに従って粒径dが連続的に小さくなるように粒度偏析を付与しながら焼結鍋4の内部に分散装入する
具体的には、図示略の動力手段に接続されたコンベア軸3bを回転させることにより、ベルト3a上において、上流3A側から下流3B側に向かうに従って粒径dが連続的に大きくなるように配置された配合原料55を、焼結鍋4の内部に順次、分散装入する。
この際、配合原料55は、コンベア3の上流3A側から下流3B側に向かうに従って粒径dが大きくなるように配置されているので、焼結鍋4の底部4b側から上部4a側に向かうに従って粒径dが連続的に小さくなるように粒度偏析が付与された状態で充填される。このような粒度偏析を付与することにより、焼結鍋4内部の配合原料55のコークス濃度は、焼結鍋4の上部4a側において濃くなる一方、底部4b側では薄くなる。
(4)焼結工程
次に、焼結工程においては、焼結鍋4に装入された配合原料55を焼結し、焼結鉱50を得る。
具体的には、焼結鍋4の上方に配設された図示略の点火炉を用いて配合原料55の上面に着火した後、焼結鍋4の下に配設された図示略の風箱から空気を吸引することにより、焼結鍋4の上方から下方へ向けて通風することで、配合原料55中のコークスを上層側から下層側へと順次燃焼させる。これにより、配合原料55が、上記粒度偏析並びにコークス濃度の偏析を付与された状態で、焼結鍋4中において加熱され、焼結鋼50が得られる。
ここで、焼結鍋4内の配合原料55は、コークス濃度の濃い上層側で十分な焼結熱が得られる一方、コークスの濃度の低い下層側では焼結熱が抑制されることで熱過剰が防止できるので、配合原料全体の熱履歴が均一化される。これにより、製造される焼結鉱50の上下層間での品質差が縮小するとともに、熱効率が改善されて歩留が向上し、生産性が高められる。また、配合原料55中におけるコークスの含有量を削減することができ、製造コストの低減が可能となる。
またさらに、本実施形態のバッチ式焼結装置10を、連続式焼結装置の再現試験に適用した場合には、配合原料の充填状況を正確に再現することができ、ハードシミュレーターとしての試験精度が大幅に向上するという効果を併せ持つ。
[第2の実施形態]
以下、本発明のバッチ式焼結装置及びバッチ式焼結方法の第2の実施形態について、主に図5及び図6を参照しながら説明する。なお、以下の説明において、上記第1の実施形態と共通する構成については同じ符号を付して説明するとともに、その詳しい説明を省略する。
本実施形態のバッチ式焼結装置60は、配合原料55を供給するための原料供給部1と、原料供給部1から供給される配合原料55を粒径dに応じて篩い分ける分級部2と、分級部2で篩い分けられた配合原料55が、その粒径dに応じて、払い出し方向Hで分級して配置される第1コンベア31と、この第1コンベア31の鉛直下方に該第1コンベア31と平行に沿って配置され、第1コンベア31が払い出し方向Hに回転することで、該第1コンベアH上に配置された配合原料55が落下して供給されるとともに、この配合原料55が、その粒径dに応じて、払い出し方向Hで分級して配置される第2コンベア32と、この第2コンベア32上に配置された配合原料55が分散装入され、この配合原料55を加熱して焼結するための焼結鍋4と、を備えて概略構成される。
そして、分級部2は、第1コンベア31の下流31B側に対応する位置で篩目22の細目22A側が配設されるとともに、上流31A側に対応する位置で篩目22の粗目22B側が配設されることにより、第1コンベア31の上流31A側から下流31B側に向かうに従って粒径dが連続的に小さくなるように配合原料55を配置する。次いで、第1コンベア31が払い出し方向H1に回転することで、第1コンベア31上に配置された配合原料55を第2コンベア32上に供給する際、この第2コンベア32を第1コンベア31と反対方向Rに回転させることにより、第2コンベア32の上流32A側から下流32B側に向かうに従って粒径dが連続的に大きくなるように配合原料55を配置する。そして、第2コンベア32が払い出し方向H2に回転することにより、第2コンベア32上に配置された配合原料55を焼結鍋4の内部に装入するにあたり、配合原料55の堆積方向において、焼結鍋4の底部4b側から上部4a側に向かうに従って配合原料55の粒径dが連続的に小さくなるように粒度偏析を付与するように構成されている。
本実施形態のバッチ式焼結装置60は、分級部2において篩い分けられる配合原料55が第1コンベア31上に配置された後、この第1コンベア31が回転することで第2コンベア32上に配合原料55を配置するように構成される。その後、第2コンベア32が回転することで、焼結鍋4内部において配合原料55を、粒度偏析を付与した状態で充填するように構成されている点で、第1の実施形態のバッチ式焼結装置10とは異なる。
なお、本実施形態において説明する、第2コンベア32上における上流32A側とは、第1コンベア31から配合原料55を受け入れる際の第2コンベア32の回転方向において、最初に配合原料55を受け入れる側を言う。また、第2コンベア32上における下流32B側とは、配合原料55を払い出す際の第2コンベア32の回転方向において、最初に配合原料55を払い出す側を言う。
また、本実施形態のバッチ式焼結方法は、上述のような本実施形態のバッチ式焼結装置60を使用し、少なくとも粉鉱石、石灰石及びコークスを含む配合原料をバッチ式で焼結することにより、焼結鉱を製造する方法であり、配合原料55を供給する原料供給工程(1)、配合原料55を粒径dに応じて連続的に篩い分けて第1コンベア31上に配置するとともに、この第1コンベア31の上流31A側から下流31B側に向かうに従って粒径dが連続的に小さくなるように配置する分級工程(2)、第1コンベア31を払い出し方向H1に回転させることにより、第1コンベア31の鉛直下方に該第1コンベア31と平行に沿って配置された第2コンベア32上に向けて、第1コンベア31上に配置された配合原料55を落下させて供給するとともに、第2コンベア32を第1コンベア31と反対方向Rに回転させることにより、第2コンベア32の上流32A側から下流32B側に向かうに従って粒径dが連続的に大きくなるように配合原料55を配置する配置工程(3)、第2コンベア32を払い出し方向H2に回転させることにより、第2コンベア32上に配置された配合原料55を、堆積方向で焼結鍋4の底部4b側から上部4a側に向かうに従って粒径dが連続的に小さくなるように粒度偏析を付与しながら焼結鍋4の内部に分散装入する充填工程(4)、焼結鍋4に装入された配合原料55を焼結し、焼結鉱50を得る焼結工程(5)、の各工程を順次備えてなる。
本実施形態では、分級部2において篩い分けられる配合原料55が、第1コンベア31の上流31A側から下流31B側に向かうに従って粒径dが連続的に小さくなるように配置する。即ち、第1の実施形態においてコンベア3上に配置される形態とは、粒度dに応じて配置される方向が反対となる。また、本実施形態では、さらに、第1コンベア31上に配置された配合原料55を払い出すことで、第2コンベア32上に、上流32A側から下流32B側に向かうに従って粒径dが連続的に大きくなるように配置する。
次いで、本実施形態では、第2コンベア32を払い出し方向H2に回転させることにより、第1の実施形態と同様、第2コンベア32上に配置された配合原料55を、堆積方向で焼結鍋4の底部4b側から上部4a側に向かうに従って粒径dが小さくなるように粒度偏析を付与しながら焼結鍋4の内部に分散装入する。この際、装入シュート41が定点装入の場合には、焼結鍋4内に徐々に形成される配合原料55の積層山の傾斜部において、流れ込む配合原料55の自己偏析が生じ、第2コンベア32において着実に形成された連続的な分級状態が、焼結鍋4内で崩壊するおそれがある。このため、装入シュート41は、配合原料55の装入と同時に、その先端が焼結鍋4内を横行移動可能な構成とすることが、焼結鍋4内における層高方向の連続的な分級の崩壊を抑制できる点から好ましい。
そして、第1の実施形態と同様、焼結鍋4の上方に配設された図示略の点火炉を用いて配合原料55の上面に着火した後、焼結鍋4の下に配設された図示略の風箱から空気を吸引し、焼結鍋4の上方から下方へ向けて通風することで、配合原料55中のコークスを上層側から下層側へと順次燃焼させる。これにより、配合原料55が、上記粒度偏析並びにコークス濃度の偏析を付与された状態で、焼結鍋4中において加熱され、焼結鋼50が得られる。
本実施形態においては、配合原料55の粒径dに応じた配置処理を、分級部2に加え、第1コンベア31及び第2コンベア32を備えた2段階の分級配置を行う上記構成を採用することにより、第1の実施形態を適用した場合に比べて、より一層、粒度偏析を強化することが可能となる。
ここで、図4に示すグラフは、本発明の第1の実施形態で説明したバッチ式焼結装置及びバッチ式焼結方法を用いて配合原料を分級し、粒度偏析を付与しながら焼結鍋内に装入した、配合原料の層高と粒径との関係を示すグラフである。また、図6に示すグラフは、第2の実施形態で説明したバッチ式焼結装置及びバッチ式焼結方法を用いて同様に実験を行ったグラフである。また、この際に原料として用いた配合原料の粒度分布を下記表1のグラフに示している。
Figure 2012137215
図4に示すように、本発明の第1の実施形態、即ち、図1に示すようなバッチ式焼結装置1を用いて配合原料を分級し、焼結鍋に装入することにより、約600mmの全体層高において、底部側から約120mmの位置までは、粒径が5mm以上の配合原料の割合が多くなっていることがわかる。一方、焼結鍋の底部側から約120mmよりも上の位置においては、粒径が3mm未満の配合原料の割合が多くなっており、上層に向かうに従って小径粒子の割合が徐々に高まっていることがわかる。
一方、図6に示すように、本発明の第2の実施形態、即ち、図5に示すようなバッチ式焼結装置10を用いて同様の実験を行った場合には、図4に示すグラフの場合と同様、底部側から約120mmの位置までは、粒径が5mm以上の配合原料の割合が多くなっていることがわかる。また、上記同様、焼結鍋の底部側から約120mmよりも上の位置においては、粒径が3mm未満の配合原料の割合が多くなっていることがわかる。
またさらに、図5に示すようなバッチ式焼結装置10を用いた場合には、図6のグラフに示すように、特に、層高が400mm以上の位置において、粒径が3mm未満の配合原料の割合が非常に高くなっていることがわかる。即ち、焼結鍋内において、より一層、粒度偏析を強化することが可能となることがわかる。
以上説明したように、本発明に係るバッチ式焼結装置及びバッチ式焼結方法によれば、上記構成により、コンベア上に配置された配合原料55を焼結鍋4の内部に装入する際、配合原料55の堆積方向において、焼結鍋4の底部4b側から上部4a側に向かうに従って配合原料55の粒径dが小さくなるように粒度偏析を強化しながら付与することができる。これにより、焼結鍋4内に充填された配合原料55のコークス濃度が、連続的に、上層側においては濃くなる一方、下層側においては薄くなるように装入することが可能となり、焼結時の配合原料55全体の熱履歴が均一化され、上下層間での品質差が縮小するとともに、熱効率が改善されて歩留が向上し、生産性が高められるとともに、凝結材であるコークスの使用量を削減することが可能となる。また、DL型等、連続式の焼結装置の再現試験に本発明を適用した場合には、原料である配合原料の充填状況を正確に再現することができ、ハードシミュレーターとしての試験精度が大幅に向上する。従って、製鉄プロセスの製銑工程において本発明のバッチ式焼結装置及びバッチ式焼結方法を適用することにより、溶銑品質の向上や製造コストの低減等のメリットを十分に享受することができ、その社会的貢献は計り知れない。
以下、本発明に係るバッチ式焼結装置及びバッチ式焼結方法の実施例を挙げ、本発明をより具体的に説明するが、本発明は、もとより下記実施例に限定されるものではなく、前、後記の趣旨に適合し得る範囲で適当に変更を加えて実施することも可能であり、それらは何れも本発明の技術的範囲に含まれるものである。
[実施例1]
本実施例では、図1に示すようなバッチ式焼結装置10を使用し、原料である配合原料の分級処理を行い、粒度偏析を付与しながら焼結鍋中に配合原料を装入した後、焼結処理を行った。
この際、原料である配合原料55としては、粉鉱石83質量%、石灰石13質量%を含む副原料17質量%、及び、配合外数としてコークス4.5質量%を含むものを準備し、この配合原料55の粒度分布を、上記表1に示した。
本実施例では、上述のように、バッチ式焼結装置10を用い、まず、原料供給部1のホッパー11に配合原料55を装入した。
次いで、原料供給部1の鉛直下方に設置された分級部2に向けて配合原料55を供給し、配合原料55を分級してコンベア3上に配置した。
次いで、コンベア3を払い出し方向Hに回転させ、コンベア3上に配置された配合原料55を、焼結鍋4の内部に順次、分散装入した。この際、焼結鍋4として、内部寸法が直径300mm×高さ600mmのものを用い、合計で75kgの配合原料55を装入した。
本実施例では、充填層の層高方向の粒度分布計測と焼結処理とを別々に行った。粒度分布計測では、焼結鍋4に配合原料55を装入した後、厚さ30mm、10分割で原料を表層から順次採取し、乾燥後、その重量と粒度分布を測定した。粒度分布は、上記表1に示す粒度区分とし、表1中において重量比率で表記した。
この結果、焼結鍋4内部における配合原料55の粒度分布は、図4のグラフに示すように、焼結鍋4の底部4b側から上部4a側に向かうに従って粒径dが小さくなるように粒度偏析が付与されていることが明らかとなった。
そして、焼結処理にあたっては、1100℃×90秒の点火と、13kPaでの吸引操作によって焼結鍋4に装入された配合原料55を焼結し、焼結鉱50を得た。この際、焼結鍋4内に装入された配合原料55は、焼結鍋4内の下層側から上層側に向かうに従って粒径dが小さくなるように粒度偏析が付与されているので、配合原料55のコークス濃度は、焼結鍋4の上層側において濃くなり、下層側では薄くなっている。これにより、下記表2に示す評価結果のように、配合原料55は、焼結鍋4内における上層側で熱不足が生じることが無く効率良く焼結され、焼結鍋4内の配合原料55全体の焼結が完了する加熱時間は、35分と短く、熱履歴が均一化して歩留が78質量%となった。この結果、生産性の指標となる原料供給速度(F)が34t/d/mと、非常に生産性に優れていることが確認できた。
Figure 2012137215
[実施例2]
本実施例では、図5に示すようなバッチ式焼結装置60を使用した点以外は、上記実施例1と同様に配合原料の分級処理を行い、粒度偏析を付与しながら焼結鍋中に配合原料を装入した後、焼結処理を行った。
本実施例においては、まず、分級部2において篩い分けた配合原料55を、第1コンベア31の上流31A側から下流31B側に向かうに従って粒径dが小さくなるように配置した。次に、第1コンベア31を払い出し方向H1に回転させ、第1コンベア31上に配置された配合原料55を、第2コンベア32上において上流32A側から下流32B側に向かうに従って粒径dが大きくなるように配置した。
次いで、第2コンベア32を払い出し方向H2に回転させることにより、上記実施例1と同様、第2コンベア32上に配置された配合原料55を、焼結鍋4の底部4b側から上部4a側に向かうに従って粒径dが小さくなるように粒度偏析を付与しながら分散装入した。
次に、上記実施例1と同様の方法で、焼結鍋4内部における配合原料55の粒度分布を調査し、粒度偏析の有無を確認した。この結果、焼結鍋4内部における配合原料55の粒度分布は、図6のグラフに示すように、下層側から上層側に向かうに従って粒径dが小さくなるように粒度偏析が付与されていることが明らかとなった。また、図4のグラフ(第1の実施形態;実施例1)と、図6のグラフ(第2の実施形態;実施例2)を比較しても明らかなように、本実施例では、特に、層高が400mm以上の位置において、粒径が3mm未満の配合原料の割合が非常に高くなっていることがわかる。即ち、焼結鍋4内において、粒度偏析がより強化されていることが明らかである。
そして、上記実施例1と同様に焼結処理した結果、実施例1よりもさらに好ましい結果が得られた。即ち、上記表2に示すように、焼結時間は33分と短縮され、歩留が80質量%まで向上した。この結果、原料供給速度は37t/d/mとなり、実施例1よりもさらに生産性に優れていることが確認できた。
[比較例]
本比較例では、上記実施例1、2と同様の成分、並びに、表1及び表2に示す粒度分布を有する配合原料を用い、従来から行われているバッチ式の人手装入による方法で焼結鍋中に配合原料を装入した後、焼結処理を行った。この際、分級処理を行わなかったことから、焼結鍋内に堆積された配合原料は、その上層及び下層の何れにおいても粒度分布が同じで、粒度偏析が無いことが確認された。
そして、上記実施例1、2と同様に実験を行った結果、上記表2に示すように、焼結時間は40分、歩留が72質量%であり、その結果、生産性の指標となる原料供給速度は28t/d/mに留まった。これは、本比較例においては、本発明に係るバッチ式焼結装置及びバッチ式焼結方法を適用した配合原料の分級を行わず、焼結鍋内の配合原料に粒度偏析が付与されていないことから、上層側においては熱不足が生じる一方、下層側では熱過剰となり、熱履歴が均一となっていないためと考えられる。
以上説明した実施例の結果より、本発明のバッチ式焼結装置及びバッチ式焼結方法を適用することで、製鉄プロセスにおける高炉用原料である焼結鉱を製造するにあたり、熱効率が改善されて歩留が向上し、生産性が高められることが明らかとなった。また、連続式の焼結装置の再現試験に本発明を適用することで、原料である配合原料の充填状況を正確に再現することができ、試験精度が大幅に向上することが明らかである。
本発明によれば、製鉄プロセスにおける高炉用原料である焼結鉱の製造に関し、焼結鍋に装入する配合原料に粒度偏析を付与することで、配合原料のコークス濃度が、上層側においては濃くなる一方、下層側においては薄くなるように装入することが可能となる。これにより、焼結時の配合原料全体の熱履歴が均一化され、上下層間での品質差が縮小するとともに、熱効率が改善されて歩留が向上し、生産性が高められるとともに、凝結材であるコークスの使用量を削減することが可能となる。また、DL型等の連続式の焼結装置の再現試験に本発明を適用した場合には、原料である配合原料の充填状況を正確に再現することができ、ハードシミュレーターとしての試験精度が大幅に向上する。従って、製鉄プロセスの製銑工程において本発明のバッチ式焼結装置及びバッチ式焼結方法を適用することにより、溶銑品質の向上や製造コストの低減等のメリットを十分に享受することができ、その社会的貢献は計り知れない。
10、60…バッチ式焼結装置
1…原料供給部、
11…ホッパー、
11a…排出口、
12…切り出しコンベア、
2…分級部
21…篩部材、
22…篩目、
22A…細目、
22B…粗目、
3…コンベア、
3a…ベルト
3b…回転軸、
3A…上流、
3B…下流、
31…第1コンベア、
31A…上流、
31B…下流、
32…第2コンベア、
32A…上流、
32B…下流、
4…焼結鍋、
4a…上部、
4b…底部、
50…焼結鉱、
55…配合原料、
C…間隔(篩目)、
…間隔{水平方向(平面)の間隔(篩目)}、
…間隔{鉛直方向(側面)の間隔(篩目)}、
d…粒径(配合原料)、
H、H1、H2…払い出し方向、

Claims (4)

  1. 少なくとも粉鉱石、石灰石及びコークスを含む配合原料をバッチ式で焼結することにより、焼結鉱を製造するバッチ式焼結装置であって、
    前記配合原料を供給するための原料供給部と、
    前記原料供給部から供給される前記配合原料を粒径に応じて連続的に篩い分ける分級部と、前記分級部で篩い分けられた前記配合原料が、その粒径に応じて払い出し方向で連続的に分級して配置されるコンベアと、
    前記コンベア上に配置された前記連続的に分級された配合原料が装入されて該配合原料を焼結するための焼結鍋と、を備え、
    前記分級部は、前記コンベアの上流側に対応する位置で篩目の細目側が配設されるとともに、下流側に対応する位置で篩目の粗目側が配設されることにより、前記コンベアの上流側から下流側に向かうに従って連続的に粒径が大きくなるように前記配合原料を配置し、
    前記コンベアは、前記下流側から払い出し方向に回転することにより、前記コンベア上に配置された前記配合原料を前記焼結鍋の内部に装入する際、前記配合原料の堆積方向において、前記焼結鍋の底部側から上部側に向かうに従って前記配合原料の粒径が連続的に小さくなるように粒度偏析を付与すること、を特徴とするバッチ式焼結装置。
  2. 少なくとも粉鉱石、石灰石及びコークスを含む配合原料をバッチ式で焼結することにより、焼結鉱を製造するバッチ式焼結装置であって、
    前記配合原料を供給するための原料供給部と、
    前記原料供給部から供給される前記配合原料を粒径に応じて連続的に篩い分ける分級部と、
    前記分級部で篩い分けられた前記配合原料が、その粒径に応じて払い出し方向で連続的に分級して配置される第1コンベアと、
    前記第1コンベアの払い出し方向下流に配置され、前記第1コンベアが払い出し方向に回転することで、該第1コンベア上に配置された前記配合原料が落下して供給されるとともに、該配合原料が、その粒径に応じて、払い出し方向で連続的に分級して配置される第2コンベアと、
    前記第2コンベア上に配置された前記配合原料が連続的に分級して分散装入され、該配合原料を加熱して焼結するための焼結鍋と、を備え、
    前記分級部は、前記第1コンベアの下流側に対応する位置で篩目の細目側が配設されるとともに、上流側に対応する位置で篩目の粗目側が配設されることにより、前記第1コンベアの上流側から下流側に向かうに従って連続的に粒径が小さくなるように前記配合原料を配置し、
    前記第1コンベアは、前記下流側から払い出し方向に回転することで、前記第1コンベア上に配置された前記配合原料を前記第2コンベア上に供給する際、該第2コンベアを前記第1コンベアと反対方向に回転させることにより、前記第2コンベアの上流側から下流側に向かうに従って粒径が連続的に大きくなるように前記配合原料を配置し、
    前記第2コンベアが払い出し方向に回転することにより、前記第2コンベア上に配置された前記配合原料を前記焼結鍋の内部に装入する際、前記配合原料の堆積方向において、前記焼結鍋の底部側から上部側に向かうに従って前記配合原料の粒径が連続的に小さくなるように粒度偏析を付与すること、を特徴とするバッチ式焼結装置。
  3. 少なくとも粉鉱石、石灰石及びコークスを含む配合原料をバッチ式で焼結することにより、焼結鉱を製造するバッチ式焼結方法であって、
    前記配合原料を供給する原料供給工程と、
    前記配合原料を粒径に応じて連続的に篩い分けてコンベア上に配置するとともに、該コンベアの上流側から下流側に向かうに従って粒径が連続的に大きくなるように配置する分級工程と、
    前記コンベアを払い出し方向に回転させることにより、前記コンベア上に配置された前記配合原料を、堆積方向で前記焼結鍋の底部側から上部側に向かうに従って粒径が連続的に小さくなるように粒度偏析を付与しながら焼結鍋の内部に分散装入する充填工程と、
    前記焼結鍋に装入された前記配合原料を焼結し、焼結鉱を得る焼結工程と、を備えることを特徴とするバッチ式焼結方法。
  4. 少なくとも粉鉱石、石灰石及びコークスを含む配合原料をバッチ式で焼結することにより、焼結鉱を製造するバッチ式焼結方法であって、
    前記配合原料を供給する原料供給工程と、
    前記配合原料を粒径に応じて連続的に篩い分けて第1コンベア上に配置するとともに、該第1コンベアの上流側から下流側に向かうに従って粒径が連続的に小さくなるように配置する分級工程と、
    前記第1コンベアを払い出し方向に回転させることにより、前記第1コンベアの鉛直下方に該第1コンベアと平行に沿って配置された第2コンベア上に向けて、前記第1コンベア上に配置された前記配合原料を落下させて供給するとともに、前記第2コンベアを前記第1コンベアと反対方向に回転させることにより、前記第2コンベアの上流側から下流側に向かうに従って粒径が連続的に大きくなるように前記配合原料を配置する配置工程と、
    前記第2コンベアを払い出し方向に回転させることにより、前記第2コンベア上に配置された前記配合原料を、堆積方向で前記焼結鍋の底部側から上部側に向かうに従って粒径が連続的に小さくなるように粒度偏析を付与しながら焼結鍋の内部に分散装入する充填工程と、
    前記焼結鍋に装入された前記配合原料を焼結し、焼結鉱を得る焼結工程と、を備えることを特徴とするバッチ式焼結方法。
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