JP2012134884A - ネットワーク中継システム、ネットワーク中継装置、輻輳状態通知方法、及びプログラム - Google Patents
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Abstract
【解決手段】第二中継装置20が備えている複数のポート21は、データパケットの入力及び出力を行う。データベース22には、複数のポート21の各々について、入力されたデータパケットの宛先である宛先装置の識別情報と、当該データパケットを出力すると当該宛先装置に当該データパケットが届けられるポートとが対応付けられている。宛先装置情報送信部24は、輻輳状態にあるデータトラフィックを流入させている第一中継装置10が物理的に接続されているポート21−4との対応付けが、データベース22においてなされている宛先装置の識別情報を、ポート21−4から送信する。
【選択図】図1
Description
まず、ネットワーク機器の各出力ポートのキュー長の監視が行われる。ここで、キュー長が所定値以上になった出力ポートは輻輳状態が発生していると判定され、この出力ポートを流れているデータトラフィックから、ひとつのデータフローが抽出される。そして、そのデータフローの発信元の端末へ宛てて輻輳通知パケットを送信する。この輻輳通知パケットを受信した発信元端末は、以降に送信するデータフローの転送レートを低下させることで、その出力ポートで発生している輻輳状態の継続を回避する。
このうち、第一中継装置は、データパケットの入力及び出力を行う、前記第二中継装置に接続されている第一ポートと、検出部と、第一送信部とを備えている。ここで、検出部は、第一ポートから第二中継装置に転送するデータパケットのトラフィックの輻輳状態を検出する。また、第一送信部は、前記輻輳状態を検出したときに、第二中継装置へ宛てて、輻輳状態を検出したことを示す検出通知を送信する。
このネットワーク中継システム1は、第一中継装置10と第二中継装置20とを備えて構成されている。
なお、以下の説明では、ポート11−1、11−2、11−3、及び11−4を特に区別する必要がない場合には、「複数のポート11」と称することとする。また、同様に、ポート21−1、21−2、21−3、及び21−4を特に区別する必要がない場合には、「複数のポート21」と称することとする。
輻輳状態検出部12は、ポート11−1から第二中継装置20に流出させるデータトラフィックの輻輳状態の発生を検出する。この輻輳状態の発生の検出は、例えば、ポート11−1から出力するデータパケットが一時的に格納されるキュー14の長さが所定の第一閾値を上回ったことを検出することによって行われる。
データベース22は、複数のポート21の各々に入力されるデータパケットの宛先である宛先装置の識別情報と、そのデータパケットを出力するとデータパケットがその宛先装置に届けられるポート21とが対応付けられて格納されている。
まず、第一の動作例について、図2から図6の各図を用いて説明する。この第一の動作例は、輻輳発生通知パケットの送信を第二中継装置20が行う場合の動作である。
図2のネットワークスイッチ100は、前述したように構成を共通にした第一中継装置10及び第二中継装置20のどちらにも使用できるものである。なお、以下の図2の説明では、簡単のため、ネットワークスイッチ100を第一中継装置10として使用する場合について説明する。
レイヤ2パケットフォワーディングエンジン110は、まず、FDB111を作成する処理を行う。FDB111には、複数のポート11の各々に入力されるデータパケットの宛先である宛先装置のMACアドレスと、このデータパケットを出力すると当該宛先装置にそのデータパケットが届けられるポートとが対応付けられている。レイヤ2パケットフォワーディングエンジン110は、複数のポート11の各々に入力されたデータパケットからその発信元のMACアドレスを抽出し、このMACアドレスと、そのデータパケットが入力されたポート11とを対応付けてFDB111を作成する。このFDB111は、図1におけるデータベース22の一例である。
なお、以下の説明では、レイヤ2パケットフォワーディングエンジン110を、「PFエンジン110」と称することとする。
フラッシュメモリ126は、MPU125によって実行される各種の制御プログラムが記録される不揮発性の半導体メモリである。MPU125は、この制御プログラムをネットワークスイッチ100の起動時にフラッシュメモリ126から読み出して実行することにより、信号処理部120の各構成要素の動作制御が可能になる。また、この制御プログラムをMPU125が実行することにより、信号処理部120が、輻輳状態検出処理121、輻輳検出通知送信処理122、輻輳検出通知受信処理123、及び宛先装置情報送信処理124などの各種処理を行えるようになる。
なお、フラッシュメモリ126には、前述した制御プログラムを予め記録させておくようにする。この代わりに、例えばネットワークスイッチ100が接続されている通信ネットワーク上の端末装置から送信された制御プログラムを、PFエンジン110及びインタフェース部128を介して受信してフラッシュメモリ126に書き込むようにしてもよい。また、信号処理部120に記録媒体駆動部130を更に備えて、可搬型記録媒体131に記録されている制御プログラムを、記録媒体駆動部130が読み出してフラッシュメモリ126に書き込むようにしてもよい。可搬型記録媒体131としては、例えば、USB(Universal Serial Bus)規格のコネクタが備えられているフラッシュメモリ、CD−ROM(Compact Disc Read Only Memory)、DVD−ROM(Digital Versatile Disc Read Only Memory)などがある。
この輻輳監視処理は、信号処理部120が輻輳状態検出処理121と輻輳検出通知送信処理122とを行うための処理であり、ネットワークスイッチ100が備えている複数のポート11の各々について、個別に並行して行われる。なお、輻輳監視処理は、ネットワークスイッチ100が起動すると開始される。
図4において、まず、S101では、ポート11から出力されるデータパケットが一時的に格納されるキューの長さが所定の通知閾値を上回ったか否かを判定する処理をMPU125が行う。このキューはPFエンジン110が備えているが、図2では図示を省略している。このS101の判定処理により、ポート11でのデータトラフィックの輻輳状態の発生の検出が行われる。
図5に図解されているように、この輻輳検出通知パケットは、「DstMAC」、「SrcMAC」、「Type」、及び「data」の各データ格納領域を有している。
「data」には制御データが格納されるが、制御データを輻輳検出通知パケットに格納することは必須ではなく、不要な場合には制御データを輻輳検出通知パケットに格納しなくてもよい。
このパケット受信処理は、信号処理部120が輻輳検出通知受信処理123と宛先装置情報送信処理124とを行うための処理である。なお、パケット受信処理は、ネットワークスイッチ100が新たなデータパケットを複数のポート21のいずれかで受け取る度に開始される。
図6において、S111では、受信したデータパケットが輻輳検出通知パケットであったか否かを判定する処理をMPU125が行う。ここで、受信したデータパケットが輻輳検出通知パケットであったと判定されたとき(判定結果がYesのとき)にはS113に処理が進む。一方、受信したデータパケットが輻輳検出通知パケットではなかったと判定されたとき(判定結果がNoのとき)にはS112に処理が進み、PFエンジン110による通常のデータパケットの中継処理が行われる。
次に、S114では、参照中のFDB111の全てのエントリについて、後述するS115の処理による判定を確認済みであるか否かを判定する処理をMPU125が行う。ここで、FDB111の全てのエントリが確認済みであると判定されたとき(判定結果がYesのとき)にはこのパケット受信処理が終了する。一方、FDB111に未確認のエントリが残っていると判定されたとき(判定結果がNoのとき)には、S115に処理が進む。
図7に図解されているように、この輻輳発生通知パケットは、「DstMAC」、「SrcMAC」、「Type」、及び「data」の各データ格納領域を有している。
「data」には制御データが格納されるが、制御データを輻輳発生通知パケットに格納することは必須ではなく、不要な場合には制御データを輻輳発生通知パケットに格納しなくてもよい。
図8は、ネットワーク中継システム1でのデータパケットの流れの第一の例を図解したものである。また、図9は、図8のデータパケットの流れの第一の例をより明解に図解したシーケンス図である。
図10のネットワークスイッチ100は、図2の第一の例と同様に、PFエンジン110と信号処理部120とを備えている。但し、図10の信号処理部120は、図2のものと同様の処理を行うことに加えて、更に、宛先装置情報受信処理221と、輻輳発生通知送信処理222とを行う点が異なっている。
次に、図10の信号処理部120のMPU125が行う制御処理について説明する。この処理は、MPU125がフラッシュメモリ126に記録されている制御プログラムを実行することによって提供される。
図11に図解されているように、この輻輳検出通知パケットは、「DstMAC」、「SrcMAC」、「Type」、「mode」、及び「data」の各データ格納領域を有している。
「mode」には、この輻輳検出通知パケットが、輻輳状態となっているデータトラフィックを形成しているパケットデータの発信元の装置の情報の応答を要求していることを表す識別データが格納される。
このパケット受信処理は、信号処理部120が、輻輳検出通知受信処理123、宛先装置情報送信処理124、宛先装置情報受信処理221、及び輻輳発生通知送信処理222を行うための処理である。なお、パケット受信処理は、ネットワークスイッチ100が新たなデータパケットを複数のポート21のいずれかで受け取る度に開始される。
図12において、S211では、受信したデータパケットが輻輳検出通知応答パケットであったか否かを判定する処理をMPU125が行う。ここで、受信したデータパケットが輻輳検出通知応答パケットであったと判定されたとき(判定結果がYesのとき)にはS212に処理が進む。一方、受信したデータパケットが輻輳検出通知応答パケットではなかったと判定されたとき(判定結果がNoのとき)にはS213に処理が進む。
次に、S216では、参照中のFDB111の全てのエントリについて、後述するS218の処理による判定を確認済みであるか否かを判定する処理をMPU125が行う。ここで、FDB111の全てのエントリが確認済みであると判定されたとき(判定結果がYesのとき)にはS217に処理が進む。一方、FDB111に未確認のエントリが残っていると判定されたとき(判定結果がNoのとき)には、S218に処理が進む。
図14は、ネットワーク中継システム1でのデータパケットの流れの第二の例を図解したものである。また、図15は、図14のデータパケットの流れの第一の例をより明解に図解したシーケンス図である。
ここで、端末装置A及び端末装置CのMACアドレスがデータベース22−2から読み出されると、SW−Bの宛先装置情報送信部24は、端末装置A及び端末装置CのMACアドレスを「MAC情報」として含めた輻輳検出通知応答パケットをP24から送信する。この輻輳検出通知応答パケットはSW−AのP11に届く。
(付記1)
第一中継装置と第二中継装置とを備えているネットワーク中継システムであって、
前記第一中継装置は、
データパケットの入力及び出力を行う、前記第二中継装置に接続されている第一ポートと、
前記第一ポートから前記第二中継装置に転送するデータパケットのトラフィックの輻輳状態を検出する検出部と、
前記輻輳状態を検出したときに、前記第二中継装置へ宛てて、該輻輳状態を検出したことを示す検出通知を送信する第一送信部と、
を備えており、
前記第二中継装置は、
データパケットの入力及び出力を行う複数のポートと、
前記複数のポートの各々について、入力されたデータパケットを転送する宛先と該入力されたデータパケットを出力するポートの識別情報とが対応付けられている記憶部と、
前記第一中継装置から前記検出通知を受信する受信部と、
前記検出通知を受信したときに、前記複数のポートのうち前記第一中継装置に接続されているポートに対応付けられている宛先を前記記憶部から得て、得た宛先に輻輳の通知を送信する第二送信部と、
を備えている、
ことを特徴とするネットワーク中継システム。
(付記2)
前記第一検出部は、前記第一ポートから出力するデータパケットが一時的に格納されるキューの長さが所定の第一閾値を上回ったことを検出することによって前記輻輳状態を検出すると共に、該輻輳状態の検出後に、該キューの長さが、該第一閾値よりも短い所定の第二閾値を下回ったことを検出することによって該輻輳状態の解消を検出し、
前記第一送信部は、前記第一検出部が前記輻輳状態の解消を検出したときには、前記検出通知の送信を停止する、
ことを特徴とする付記1に記載のネットワーク中継システム。
(付記3)
前記第二送信部は、前記輻輳の通知に、該輻輳の通知の宛先の識別情報を含めたものを送信することを特徴とする付記1又は2に記載のネットワーク中継システム。
(付記4)
前記第一送信部が送信した前記検出通知に応答して前記第二中継装置から送られてくる前記宛先の識別情報を受け取ると、前記輻輳の通知に、該輻輳の通知の宛先の識別情報を含めたものを送信する第三送信部を前記第一中継装置が更に有することを特徴とする付記1又は2に記載のネットワーク中継システム。
(付記5)
前記第二中継装置はレイヤ2スイッチであり、
前記記憶部は、前記レイヤ2スイッチにおけるフォワーディング・データベース(FDB)であり、前記宛先がメディア・アクセス・コントロール・アドレス(MACアドレス)で表されている、
ことを特徴とする付記1から4のうちのいずれか一項に記載のネットワーク中継システム。
(付記6)
データパケットの入力及び出力を行う複数のポートと、
前記複数のポートの各々について、入力されたデータパケットを転送する宛先と該入力されたデータパケットを出力するポートの識別情報とが対応付けられている記憶部と、
前記複数のポートのうちの輻輳状態にあるデータパケットのトラフィックが流入しているポートに対応付けられている宛先を前記記憶部から得て、得た宛先に輻輳の通知を送信する第一送信部と、
を備えていることを特徴とするネットワーク中継装置。
(付記7)
前記輻輳状態にあるデータパケットのトラフィックを流入させている流入元装置から、該輻輳状態を検出したことを示している検出通知を受信する受信部を更に備えており、
前記第一送信部は、前記受信部が前記検出通知を受信したときに、前記輻輳の通知を送信する、
ことを特徴とする付記6に記載のネットワーク中継装置。
(付記8)
前記ポートから流出させるデータパケットのトラフィックの輻輳状態を該ポート毎に検出する検出部と、
前記検出部が前記輻輳状態を検出したときに、該輻輳状態を検出したポートに接続されている流出先装置へ宛てて、前記検出通知を送信する第二送信部と、
を更に備えていることを特徴とする付記7に記載のネットワーク中継装置。
(付記9)
前記検出部は、前記ポートから出力するデータパケットが一時的に格納されるキューの長さが所定の第一閾値を上回ったことを検出することによって前記輻輳状態を検出すると共に、該輻輳状態の検出後に、該キューの長さが、該第一閾値よりも短い所定の第二閾値を下回ったことを検出することによって該輻輳状態の解消を検出し、
前記第二送信部は、前記検出部が前記輻輳状態の解消を検出したときには、前記検出通知の送信を停止する、
ことを特徴とする付記8に記載のネットワーク中継装置。
(付記10)
前記第一送信部は、前記輻輳の通知に、該輻輳の通知の宛先の識別情報を含めたものを送信することを特徴とする付記5から9のうちのいずれか一項に記載のネットワーク中継装置。
(付記11)
前記第二送信部が送信した前記検出通知に応答して前記流出先装置から送られてくる前記宛先の識別情報を受け取ると、前記輻輳の通知に、該輻輳の通知の宛先の識別情報を含めたものを送信する第三送信部を更に有することを特徴とする付記8又は9に記載のネットワーク中継装置。
(付記12)
前記ネットワーク中継装置はレイヤ2スイッチであり、
前記記憶部は、前記レイヤ2スイッチにおけるフォワーディング・データベース(FDB)であり、前記宛先がメディア・アクセス・コントロール・アドレス(MACアドレス)で表されている、
ことを特徴とする付記6から11のうちのいずれか一項に記載のネットワーク中継装置。
(付記13)
第一中継装置と第二中継装置とを備えているネットワーク中継システムにおいて発生したデータパケットのトラフィックの輻輳状態を通知する方法であって、
データパケットの入力及び出力を行うポートを備えている前記第一中継装置が、
前記第二中継装置に接続されているポートから該第二中継装置に転送するデータトラフィックの輻輳状態の検出を行い、
前記輻輳状態を検出したときに、前記第二中継装置へ宛てて、該輻輳状態を検出したことを示している検出通知を送信し、
データパケットの入力及び出力を行う複数のポートを備えている前記第二中継装置が、
前記第一中継装置から前記検出通知を受信し、
前記検出通知を受信したときに、前記複数のポートの各々について、入力されとデータパケットを転送する宛先と該入力されたデータパケットを出力するポートの識別情報とが対応付けられている記憶部から、前記第一中継装置に接続されているポートに対応付けられている宛先を得て、得た宛先に輻輳の通知を送信する、
ことを特徴とする輻輳状態通知方法。
(付記14)
ネットワーク中継システムにおいて発生したデータパケットのトラフィックの輻輳状態を、該ネットワーク中継システムが備えている中継装置から通知する方法であって、
データパケットの入力及び出力を行う複数のポートを備えている前記中継装置が、
前記複数のポートの各々について、入力されたデータパケットを転送する宛先と、該入力されたデータパケットを出力するポートの識別情報とが対応付けられている記憶部を参照し、
前記複数のポートのうちの輻輳状態にあるデータパケットのトラフィックが流入しているポートに対応付けられている宛先を前記記憶部から得て、得た宛先に輻輳の通知を送信する、
ことを特徴とする輻輳状態通知方法。
(付記15)
ネットワーク中継システムが備えている中継装置の制御を行う演算処理装置に実行させることによって、該ネットワーク中継システムにおいて発生したデータパケットのトラフィックの輻輳状態の通知を該中継装置から行わせるためのプログラムであって、
前記中継装置はデータパケットの入力及び出力を行う複数のポートを備えており、
前記プログラムは、
前記複数のポートの各々について、入力されたデータパケットを転送する宛先と、該入力されたデータパケットを出力するポートの識別情報とが対応付けられている記憶部を参照する処理と、
前記複数のポートのうちの輻輳状態にあるデータトラフィックが流入しているポートに対応付けられている宛先を前記記憶部から得て、得た宛先に輻輳の通知を該中継装置に送信させる処理と、
を前記演算処理装置に行わせることを特徴とするプログラム。
2 通信ケーブル
10 第一中継装置
11、11−1、11−2、11−3、11−4 ポート
12 輻輳状態検出部
13 輻輳検出通知送信部
14 キュー
15 輻輳通知パケット送信部
20 第二中継装置
21、21−1、21−2、21−3、21−4 ポート
22、22−1、22−2 データベース
23 輻輳検出通知受信部
24 宛先装置情報送信部
30、40、50 スイッチ
100 ネットワークスイッチ
110 レイヤ2パケットフォワーディングエンジン
111 FDB
120 信号処理部
121 輻輳状態検出処理
122 輻輳検出通知送信処理
123 輻輳検出通知受信処理
124 宛先装置情報送信処理
125 MPU
126 フラッシュメモリ
127 RAM
128 インタフェース部
129 バスライン
130 記録媒体駆動部
131 可搬型記録媒体
221 宛先装置情報受信処理
222 輻輳発生通知送信処理
Claims (9)
- 第一中継装置と第二中継装置とを備えているネットワーク中継システムであって、
前記第一中継装置は、
データパケットの入力及び出力を行う、前記第二中継装置に接続されている第一ポートと、
前記第一ポートから前記第二中継装置に転送するデータパケットのトラフィックの輻輳状態を検出する検出部と、
前記輻輳状態を検出したときに、前記第二中継装置へ宛てて、該輻輳状態を検出したことを示す検出通知を送信する第一送信部と、
を備えており、
前記第二中継装置は、
データパケットの入力及び出力を行う複数のポートと、
前記複数のポートの各々について、入力されたデータパケットを転送する宛先と該入力されたデータパケットを出力するポートの識別情報とが対応付けられている記憶部と、
前記第一中継装置から前記検出通知を受信する受信部と、
前記検出通知を受信したときに、前記複数のポートのうち前記第一中継装置に接続されているポートに対応付けられている宛先を前記記憶部から得て、得た宛先に輻輳の通知を送信する第二送信部と、
を備えている、
ことを特徴とするネットワーク中継システム。 - 前記第一検出部は、前記第一ポートから出力するデータパケットが一時的に格納されるキューの長さが所定の第一閾値を上回ったことを検出することによって前記輻輳状態を検出すると共に、該輻輳状態の検出後に、該キューの長さが、該第一閾値よりも短い所定の第二閾値を下回ったことを検出することによって該輻輳状態の解消を検出し、
前記第一送信部は、前記第一検出部が前記輻輳状態の解消を検出したときには、前記検出通知の送信を停止する、
ことを特徴とする請求項1に記載のネットワーク中継システム。 - 前記第二送信部は、前記輻輳の通知に、該輻輳の通知の宛先の識別情報を含めたものを送信することを特徴とする請求項1又は2に記載のネットワーク中継システム。
- 前記第一送信部が送信した前記検出通知に応答して前記第二中継装置から送られてくる前記宛先の識別情報を受け取ると、前記輻輳の通知に、該輻輳の通知の宛先の識別情報を含めたものを送信する輻輳発生通知パケット送信部を更に有することを特徴とする請求項1又は2に記載のネットワーク中継システム。
- 前記第二中継装置はレイヤ2スイッチであり、
前記記憶部は、前記レイヤ2スイッチにおけるフォワーディング・データベース(FDB)であり、前記宛先がメディア・アクセス・コントロール・アドレス(MACアドレス)で表されている、
ことを特徴とする請求項1から4のうちのいずれか一項に記載のネットワーク中継システム。 - データパケットの入力及び出力を行う複数のポートと、
前記複数のポートの各々について、入力されたデータパケットを転送する宛先と該入力されたデータパケットを出力するポートの識別情報とが対応付けられている記憶部と、
前記複数のポートのうちの輻輳状態にあるデータパケットのトラフィックが流入しているポートに対応付けられている宛先を前記記憶部から得て、得た宛先に輻輳の通知を送信する送信部と、
を備えていることを特徴とするネットワーク中継装置。 - 第一中継装置と第二中継装置とを備えているネットワーク中継システムにおいて発生したデータパケットのトラフィックの輻輳状態を通知する方法であって、
データパケットの入力及び出力を行うポートを備えている前記第一中継装置が、
前記第二中継装置に接続されているポートから該第二中継装置に転送するデータトラフィックの輻輳状態の検出を行い、
前記輻輳状態を検出したときに、前記第二中継装置へ宛てて、該輻輳状態を検出したことを示している検出通知を送信し、
データパケットの入力及び出力を行う複数のポートを備えている前記第二中継装置が、
前記第一中継装置から前記検出通知を受信し、
前記検出通知を受信したときに、前記複数のポートの各々について、入力されとデータパケットを転送する宛先と該入力されたデータパケットを出力するポートの識別情報とが対応付けられている記憶部から、前記第一中継装置に接続されているポートに対応付けられている宛先を得て、得た宛先に輻輳の通知を送信する、
ことを特徴とする輻輳状態通知方法。 - ネットワーク中継システムにおいて発生したデータパケットのトラフィックの輻輳状態を、該ネットワーク中継システムが備えている中継装置から通知する方法であって、
データパケットの入力及び出力を行う複数のポートを備えている前記中継装置が、
前記複数のポートの各々について、入力されたデータパケットを転送する宛先と、該入力されたデータパケットを出力するポートの識別情報とが対応付けられている記憶部を参照し、
前記複数のポートのうちの輻輳状態にあるデータパケットのトラフィックが流入しているポートに対応付けられている宛先を前記記憶部から得て、得た宛先に輻輳の通知を送信する、
ことを特徴とする輻輳状態通知方法。 - ネットワーク中継システムが備えている中継装置の制御を行う演算処理装置に実行させることによって、該ネットワーク中継システムにおいて発生したデータパケットのトラフィックの輻輳状態の通知を該中継装置から行わせるためのプログラムであって、
前記中継装置はデータパケットの入力及び出力を行う複数のポートを備えており、
前記プログラムは、
前記複数のポートの各々について、入力されたデータパケットを転送する宛先と、該入力されたデータパケットを出力するポートの識別情報とが対応付けられている記憶部を参照する処理と、
前記複数のポートのうちの輻輳状態にあるデータパケットのトラフィックが流入しているポートに対応付けられている宛先を前記記憶部から得て、得た宛先に輻輳の通知を該中継装置に送信させる処理と、
を前記演算処理装置に行わせることを特徴とするプログラム。
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