JP2012134421A - 半導体発光素子 - Google Patents

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嘉将 木下
Kazuaki Tanmachi
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Abstract

【課題】単位LED素子を連結して構成したブロック型のLED素子は、電極数が多くなるうえ負電極が小さいため実装性が悪い。
【解決手段】単位LED素子のp型半導体層16a,16bから露出するn型半導体層17a,17bの露出部17c,17dは、p型半導体層16a,16bの中央部にあり、負電極配線19を介して第2保護膜13上に形成されたカソード用バンプ電極12と接続している。同様にp型半導体層16a,16bは、p型半導体層16a,16bの4隅に形成された第1保護膜の開口部15a〜d、正電極配線14を介して第2保護膜13上に形成されたアノード用バンプ電極11と接続している。
【選択図】図2

Description

本発明は、バンプ電極を備え、個別に分離可能な単位半導体発光素子を所定の個数だけ連結して構成した半導体発光素子に関する。
単一種類のウェハーでありながら、1個のダイに含まれる単位半導体発光素子(以下特に断らない限り単位LED素子と呼ぶ)の個数を切り換え、小型から大型まで様々な仕様の半導体発光素子(以下特に断らない限りLED素子と呼ぶ)を作り分ける手法が知られている(ブロック型ともいう)。例えば特許文献1には、「一チップ領域(ダイ)当たりのドット数(単位LED素子の個数)が異なる場合であっても、スクライブラインを形成するために用いるアイソレーションマスクのみの変更により、任意のドット数/チップのダイオードアレイを製造出来る方法」が記載されている。なお部材の対応関係を明確にするため「」で示した特許文献1からの引用文の中に()を挿入した(以下同様)。
特許文献1は、ダイオードアレイ、すなわち単位LED素子が1次元的に配列して連結したLED素子について説明していた。一般にLED素子はリードフレームや金属・セラミック・樹脂からなる基板(以下これらを回路基板と呼ぶ)に実装しパッケージ化することで取り扱い性や信頼性を向上させた半導体発光装置(以下LED装置と呼ぶ)を構成することが多い。また何通りかある実装方式のなかで、放熱性が良好で実装面積が小さいという特徴をもつフリップチップ実装を採用することがある。これらの要件が満たされるものとして例えば特許文献2がある。
特許文献2の図23を図10に再掲示し説明する。図10は従来の光源(LED装置)の構成を示す説明図であり、a)が発光ダイオード素子(LED素子)の電極面の平面図、b)が発光ダイオード素子を配線基板(回路基板)に実装搭載した状態の平面図、c)がその断面図である。a)では、1個の発光ダイオード素子の外郭(ダイ)が発光ダイオード半導体層44と一致し、そのなかに2個の最小単位の発光素子(単位LED素子)が含まれ、それぞれの最小単位の発光素子が正電極45と負電極46を備えていることを示している。b)では、図の上側に負電極用配線47、下側に正電極用配線48があり、負電極用配線47の凸部が負電極46と接続していることを示している。c)では、配線基板10(回路基板)上に形成された負電極用配線47と正電極用配線48がそれぞれ、突起電極である負電極46と正電極45に接続している様子が示されている。
特開昭61−258481号公報 (第2頁左上欄第7行〜第2頁右上欄第13行) 特開2007−140453号公報 (図23)
図10a)に示したようなLED素子(発光ダイオード素子)は、各単位LED素子(最小単位の発光素子)ごとにそれぞれアノード電極(正電極44)とカソード電極(負電極45)を形成しているため、単位LED素子を連結して構成したLED素子は電極数が多くなる(図10では4個)。電極数が多くなると全ての電極を回路基板(配線基板10)上に形成した配線(正電極用配線48及び負電極用配線47)に接続する難しさが増す。さらに図10のLED素子は負電極46が小さく、LED素子の中央部に偏在している
ため実装性が悪化している。
そこで本発明は、この課題に鑑みてなされたものであり、単位LED発光素子が連結したブロック型のLED素子であっても、そのLED素子を回路基板にフリップチップ実装し易くすることを目的とする。
上記目的を達成するため本発明の半導体発光素子は、単位半導体発光素子を連結した半導体発光素子において、
半導体層と第1保護膜と正電極配線と負電極配線と第2保護膜とバンプ電極とを備え、
前記半導体層は、p型半導体層とn型半導体層を含み、一方の型の半導体層に他方の型の半導体層が積層し、該他方の型の半導体層は前記単位半導体素子毎に分離し、前記他方の型の各半導体層の一部分から前記一方の型の半導体層が露出し、
前記第1保護膜は、開口部を備え、前記半導体層を覆い、
前記正電極配線と前記負電極配線は、前記第1保護膜上に形成され、
前記第2保護膜は、開口部を備え、前記正電極配線及び前記負電極配線を覆い、
前記バンプ電極は、アノード用バンプ電極とカソード用バンプ電極を含み、前記第2保護膜上に形成され、
前記アノード用バンプ電極は、前記第2保護膜の開口部を介して前記正電極配線と接続し、さらに該正電極配線により前記第1保護膜の開口部を介して全ての前記単位半導体発光素子に含まれる前記p型半導体層と接続し、
前記カソード用バンプ電極は、前記第2保護膜の開口部を介して前記負電極配線と接続し、さらに該負電極配線により前記第1保護膜の開口部を介して全ての前記単位半導体発光素子に含まれるn型半導体層と接続することを特徴とする。
単位半導体発光素子において、半導体層は多くの場合、n型半導体層上にp型半導体層が積層したもので、p型半導体層の一部が削られた領域からn型半導体層が露出している(p型半導体層上にn型半導体層が積層する場合はnとpを逆にして読み替える、以下同様)。さらに半導体層を覆う第1保護膜は、n型半導体層の露出部とp型半導体層領域にそれぞれ別々の開口部を有する。単位半導体発光素子が連結した状態では、第1保護膜が層間絶縁膜として振る舞い、上面に正電極配線及び負電極配線を含む配線層を備える。同様に第2保護膜も層間絶縁膜として振る舞い、上面にアノード用バンプ電極及びカソード用バンプ電極を含むバンプ電極層を備える。アノード用バンプ電極は、第2保護膜の開口部、正電極配線及び第1保護膜の開口部を経由して全ての単位半導体発光素子に含まれるp型半導体層と接続する。同様にカソード用バンプ電極は、第2保護膜の開口部、負電極配線及び第1保護膜の開口部を経由して全ての単位半導体発光素子に含まれるn型半導体層と接続する。
前記一方の型の半導体層が露出する部分は前記単位半導体発光素子の略中央部にあることが好ましい。
単位半導体発光素子の負電極(n型半導体層の露出部)がp型半導体層の角部にあると、電流分布の不均一により対角方向の角部が暗くなる。またn型半導体層の露出部に回路基板との接続用電極(バンプ電極等)を形成する場合、この露出部は、回路基板との機械的接続を確保するため位置合わせ精度等を加味するので、電気的接続において最小限必要とされるサイズよりも大きなものとせざるを得ず、発光しない領域として発光効率を損なう。これに対しn型半導体層の露出部を単位半導体発光素子の中央部に配置すると、露出部からp型半導体層の角部まで距離が等しくなり且つ短くなるため、電流が四方に均等に分布し角部が明るくなる。また露出部は負電極配線と電気的に接続するだけなので面積を小さくでき発光効率を改善する(p型半導体層が露出する場合は正電極配線となる)。
前記第1保護膜の開口部のうち、前記他方の型の半導体層が占める領域に配置された開口部が前記他方の型の半導体層が占める領域の4つの角部にあることが好ましい。
中央部にn型半導体層の露出部があるときp型半導体層の4隅に第1保護膜の開口部を設けると、アノード用バンプ電極とp型半導体層の4隅を正電極配線で低抵抗接続することが可能となり、電流分布が改善し発光効率が良くなる。またこの場合、アノード用バンプ電極で複数の正電極配線を接続することにより、正電極配線及び負電極配線を直線的にできる。
以上のように本発明の半導体発光素子は、単位半導体発光素子が連結したブロック型構成であっても、回路基板と接続するためのアノード用及びカソード用バンプ電極の個数を減らせるうえ、それぞれのバンプ電極サイズが大きくできるのでフリップチップ実装し易くなる。
本発明の第1実施形態におけるLED素子の電極面側の平面図。 図1に示すLED素子の断面図。 図1に示すLED素子の層別の平面図。 図1に示すLED素子の層別の平面図。 図1に示すLED素子の平面図。 本発明の第2実施形態におけるLED素子の平面図。 第1参考例の平面図と断面図。 第2参考例の平面図と断面図。 第3参考例の平面図と断面図。 従来のLED素子及びLED装置の説明図。
以下、添付図1〜6を参照しながら本発明の好適な実施形態について詳細に説明する。なお図面の説明において、同一または相当要素には同一の符号を付し、重複する説明は省略する。また説明のため部材の縮尺は適宜変更している。さらに特許請求の範囲に記載した発明特定事項との関係をカッコ内に記載している。
(第1実施形態)
図1により本発明の第1実施形態におけるLED素子20(半導体発光素子)の電極面を説明する。図1は本実施形態におけるLED素子20の電極面側の平面図である。LED素子20の電極面にはアノード用バンプ電極11とカソード用バンプ電極12があり、アノード用及びカソード用バンプ電極11,12以外の領域からは電極面を覆う第2保護膜13が見える。
図2により図1のLED素子20の断面構造を説明する。図2において(a)は図1のAA線に沿った断面図、(b)はBB線に沿った断面図である。
先ず図2(a)から説明する。サファイア基板18上には2個のn型半導体層17a,17b(一方の型の半導体層)が形成されており、n型半導体層17a,17b上にそれぞれp型半導体層16a,16b(他方の型の半導体層)が積層している。第1保護膜15は、p型半導体層16a,16b上に開口部15a,15b,15c,15dを有し、n型半導体層17a,17bから露出するサファイア基板18、n型半導体層17a,17bとp型半導体16a、16bから形成される段差部とともにp型半導体層16a,1
6bを覆っている。正電極配線14は第1保護膜15上に形成され、開口部15a〜dを経由してp型半導体層16a,16bと接続している。第2保護膜13は、開口部13aを備え、第1保護膜15の一部及び正電極配線14を覆っている。第2保護膜13上にはアノード用バンプ電極11とカソード用バンプ電極12が形成され、アノード用バンプ電極11は、開口部13aを介して正電極配線14と接続し、さらに正電極配線14により開口部15a〜dを介して全てのp型半導体層16a,16bと接続している。
LED素子20は2個の単位LED素子が連結したものであるため、p型半導体層16a,16bが分離している。さらに本実施形態の場合はn型半導体層17a,17bも単位LED素子毎に分離し端部が第1保護膜15で覆われている。なおn型半導体層17a,17bの間隙はスクライブラインである。半導体層21a,21bはn型半導体層17a,17b及びp型半導体層16a,16bとともに発光層(図示せず)を含む。また各層の厚みが影響して第1及び第2保護膜15,13や正電極配線14に段差が生じるが、これらの段差は図示していない(以下同様)。
次に図2(b)を説明する。(a)と同様にサファイア基板18上に形成されたn型半導体層17a,17bにp型半導体層16a,16bが積層している。p型半導体層16a,16bの中央部が開口し、p型半導体層16a,16bからn型半導体層17a,17bが露出している。第1保護膜15は、n型半導体層17a,17bの露出部に開口部15e,15fを有し、スクライブライン領域のサファイア基板18面、n型半導体層17a,17bとp型半導体16a、16bで形成される段差部とともにp型半導体層16a,16bを覆っている。負電極配線19は第1保護膜15上に形成され、開口部15e〜fを経由してn型半導体層17a,17bと接続している。第2保護膜13は、開口部13bを備え、第1保護膜15の一部及び負電極配線19を覆っている。第2保護膜13上にはアノード用バンプ電極11とカソード用バンプ電極12が形成され、カソード用バンプ電極12は、開口部13bを介して負電極配線19と接続し、さらに負電極配線19により開口部15e〜fを介して全てのn型半導体層17a,17bと接続している。
サファイア基板18は厚さが100〜300μm、n型半導体層17a,17bは厚さが5μm程度である。p型半導体層16a,16bは総厚が1μm程度であり、厚みが100〜200nmのp型GaN層と、低抵抗化及び反射膜や原子拡散防止など様々な機能を担う金属層を含んでいる。第1保護膜15は厚さが300〜1000nmでSiO2からなる。正電極配線14及び負電極配線19は厚さが0.5〜1μmでアルミニウムからなる。第2保護膜13は厚さが1〜3μmではポリイミドからなる。アノード用及びカソード用バンプ電極11,12は厚さが10〜30μm程度で電解金メッキ法により形成される。発光層(図示せず)は、n型半導体層17a,17bとp型半導体層16a,16bの境界部にあり、平面的な形状は概ねp型半導体層16a,16bに等しい。なお正電極配線14及び負電極配線19はAu,Cuなど他の金属でも良く、第1及び第2保護膜15,13はSiN、SiO2又はポリイミドなどでも良い。
図3と図4によりLED素子20を層別に説明する。図3と図4はLED素子20の層別の平面図であり、(a)は半導体層21a,21b、(b)は第1保護膜15、(c)は配線層、(d)は第2保護膜13、(e)はバンプ層を示している。(a)は、サファイア基板18の占める領域の内側に2個のn型半導体層17a,17bがあり、さらにn型半導体層17a,17bの内側にp型半導体層16a,16bがあることを示している。このときn型半導体層17a,17bの露出部17c、17dがp型半導体層16a,16bの中央部にある。(b)は、第1保護膜15が、LED素子10のダイの略全面を覆い、p型半導体層16a,16bの4隅と中央部に開口部15a〜15jを備えていることを示している。なお参考のためn型半導体層17a,17b、p型半導体層16a,16b、及び露出部17c,17dを点線で示した(以下同様)。(c)は、第1保護膜1
5上に正電極配線14,22、及び負電極配線19が形成されている様子を示している。正電極配線22は図の下辺の開口部15g〜jを覆っている。(d)は、第2保護膜13が、LED素子10のダイの略全面を覆い、正電極配線14,22上に開口部13a,13c、負電極配線19上に開口部13bを備えていることを示している。(e)は、アノード用バンプ電極11とカソード用バンプ電極12がLED素子10のダイの両端部に形成され、アノード用バンプ電極11が開口部13a,13cを覆い、カソード用バンプ電極12が開口部13bを覆っている様子を示している。
図5により図3と図4をまとめる。図5は図3,4の(a)から(e)をまとめて描いたLED素子20の平面図である。なお第1及び第2保護膜15,13は図示していない。またハッチング及び輪郭を示す線は識別しやすいように選んだ。
(第2実施形態)
図6により本発明の第2実施形態におけるLED素子60の電極面を説明する。図6は図5と同様に各層をまとめて描いたLED素子60の電極面側の平面図である。LED素子60には単位LED素子が4個含まれている。CC線及びDD線に沿った断面はそれぞれ第1実施形態の図2に示した断面図(a)及び(b)と等しい。なおこのとき各部材等の番号について、アノード用バンプ電極は11を61と、カソード用バンプ電極は12を62と、第2保護膜13の開口部は13aを63aと、正電極配線は14を64と、第1保護膜の開口部は15a〜fを65aと、p型半導体層は16a,16bを66と、n型半導体層は17a,17bを67と、負電極配線は19を69と読み替える。
LED素子60に含まれる4個の単位LED素子に対応し、サファイア基板68の内側の領域には4個のn型半導体層67と、各n型半導体層67の内側にp型半導体層66がある。なお各n型半導体層67間の領域はスクライブラインである。各p型半導体層66の中央部は開口しており、n型半導体層67がp型半導体層66から露出する露出部67aがある。スクライブライン領域のサファイア基板68面、n型半導体層67とp型半導体層66の段差部、及びp型半導体層66を覆う第1保護膜(図示せず)が備える開口部65aは各p型半導体層66の4隅と中央に存在する。第2保護膜(図示せず)上に形成されたアノード用バンプ電極61及びカソード用バンプ電極62は、第2保護膜の開口部63aを介してそれぞれ正電極配線64及び負電極配線69と接続し、さらに第1保護膜の開口部65aを介して全てのp型半導体層66及びn型半導体層67と接続している。
LED素子60は図5等に示した第1実施形態のLED素子20を紙面の縦方向に2個連結したものであり、本実施形態においてアノード用及びカソード用バンプ電極61,62だけを大きくしたものである。すなわちバンプ形成用のマスクとスクライブ位置の変更で第1実施形態のLED素子20と本実施形態のLED素子60を作り分けることができる。このようにしても各単位LED素子の電流分布はLED素子20とLED素子60の間で同等なものとなる。
(第1参考例)
図7において第1参考例として単位LED素子だけでフリップチップ実装に対応させたLED素子70を説明する。図7において、(a)は図5と同様にLED素子70の各層をまとめて描いた電極面側の平面図、(b)はEE線に沿って描いた断面図である。LED素子70は第1及び第2実施形態のLED素子20,60に含まれる単位LED素子を一部変更した上で一個だけ切り出してフリップチップ実装できるようにしたものである。
図7(a)で示すようにLED素子70は、サファイア基板78の内側の領域にn型半導体層77があり、さらにn型半導体層77の内側にp型半導体層76がある。p型半導体層76の中央部は開口しており、p型半導体層76からn型半導体層77が露出する露
出部77aがある。第1保護膜75{(b)参照}が周辺部のサファイア基板78面、n型半導体層77とp型半導体層76の段差部{(b)を参照}、及びp型半導体層76を覆い、この第1保護膜75が備える開口部75aはp型半導体層76の4隅と中央に存在する。正電極配線74はコの字型になっている。第2保護膜73{(b)参照}の開口部73aはそれぞれ正電極配線74と負電極配線79上に存在する。(b)に示すように、第2保護膜73上に形成されたアノード用バンプ電極71及びカソード用バンプ電極72は、第2保護膜73の開口部73aを介してそれぞれ正電極配線74及び負電極配線79と接続し、さらに第1保護膜75の開口部75aを介してp型半導体層76及びn型半導体層77と接続している。
LED素子70は、第1及び第2実施形態のLED素子20,60に対し、本実施形態において正電極及び負電極配線74,79の形状、第2保護膜73の開口部73aの位置、並びにアノード用及びカソード用バンプ電極71,72の形状が異なっている。すなわち第1及び第2実施形態のLED素子20,60に対し、正電極及び負電極配線74,79用のマスク、第2保護膜73用のマスク、アノード用及びカソード用バンプ電極71,72のマスク、並びにスクライブ位置の変更でLED素子20,60,70を作り分けることができる。なお単位LED素子の電流分布特性はLED素子20,60,70で等しい。LED素子70は、LED素子20,60に比べ発光量が制限されるほか、アノード用及びカソード用バンプ電極71,72の面積が小さいので実装性や放熱性が劣る。
(第2参考例)
図8において第2参考例として単位LED素子だけでフリップチップ実装に対応させたLED素子80を説明する。図8において,(a)は図5と同様にLED素子80の各層をまとめて描いた電極面側の平面図、(b)はFF線に沿って描いた断面図である。LED素子80は第1及び第2実施形態のLED素子20,60に含まれる単位LED素子を一部変更した上で一個だけ切り出してフリップチップ実装できるようにしたものである。
図8(a)で示すようにLED素子80は、サファイア基板88の内側の領域にn型半導体層87があり、さらにn型半導体層87の内側にp型半導体層86がある。p型半導体層86の中央部は開口しており、p型半導体層86からn型半導体層87が露出する露出部87aがある。第1保護膜85{(b)参照}が周辺部のサファイア基板88面、n型半導体層87とp型半導体層86の段差部{(b)を参照}、及びp型半導体層86を覆い、この第1保護膜85が備える開口部85aはp型半導体層86の紙面の左側2隅と中央に存在する。LED素子80には正電極配線及び第2保護膜が存在しない。(b)に示すように、アノード用バンプ電極81は直接的に第1保護膜85の開口部85aを介してp型半導体層86と接続し、カソード用バンプ電極82は、負電極配線89と直接接続し、さらに第1保護膜85の開口部85aを介してn型半導体層87と接続している。
すなわちLED素子80は、第1参考例のLED80に対し、LED素子80において第1保護膜85の開口部85aの個数及び位置を異ならせることにより、正電極配線及び第2保護膜を省略できた。しかしながら本参考例の層構成では、第1保護膜85の開口部85aの位置が第1及び第2実施形態のLED素子20,60の第1保護膜15等の開口部15a,65aと異なるので、第1保護膜用のマスクを共通にすることができない。またこの第1保護膜85用のマスクを使って単位LED素子を連結させたLED素子は、LED素子20,60のように実装容易なバンプ電極形状を得ることができない(ブロック化したときアノード用バンプ電極及びカソード用電極をそれぞれ1個に集約できないため実装しづらい)。なお発光特性は参考例1のLED素子70と同等である。
(第3参考例)
図9において第3参考例として単位LED素子だけでフリップチップ実装に対応させた
LED素子90を説明する。図9において,(a)は図5と同様にLED素子90の各層をまとめて描いた電極面側の平面図、(b)はGG線に沿って描いた断面図である。LED素子90は第1及び第2実施形態のLED素子20,60に含まれる単位LED素子を一部変更した上で一個だけ切り出してフリップチップ実装できるようにしたものである。
図9(a)で示すようにLED素子90は、サファイア基板98の内側の領域にn型半導体層97があり、さらにn型半導体層97の内側にp型半導体層96がある。p型半導体層96の中央部は開口しており、p型半導体層96からn型半導体層97が露出する露出部97aがある。第1保護95{(b)参照}が周辺部のサファイア基板98面、n型半導体層97とp型半導体層96の段差部{(b)を参照}、及びp型半導体層96を覆い、この第1保護95が備える開口部95aはp型半導体層96の紙面の左側2隅と中央に存在する。LED素子90には正電極配線、負電極配線及び第2保護膜が存在しない。その代わりにカソード用電極92がT字形状となっている。(b)に示すように、アノード用及びカソード用バンプ電極91、92は直接的に第1保護膜95の開口部95aを介してそれぞれp型半導体層96及びn型半導体層97と接続している。
すなわちLED素子90は第2参考例のLED素子90に対し、LED素子90においてカソード用バンプ電極92の形状を異ならせることで、負電極配線を省略できた。しかしながらLED素子90はバンプ電極形成時及びフリップチップ実装時並びに経時変化において、アノード用バンプ電極91とカソード用バンプ電極92の短絡に注意しなけらばならない。なお発光特性は参考例1,2のLED素子70,80と同等である。
第1及び第2実施形態並びに第1〜3参考例のLED素子20,60,70,80,90では、n型半導体層17a,17b,67,77,87,97の露出部17c,17d,67a,77a,87a,97aがp型半導体層16a,16b,66,76,86,96の中央部にあった。しかしながら本発明のLED素子のn型半導体層の露出部はp型半導体層の中央部には限られず、p型半導体層の角部、辺部であっても良い。またn型半導体層を低抵抗化させるための金属配線を設けても良い。またp型半導体層上にn型半導体層が積層するLED素子にも本発明は適用できる。
20,60,70,80,90…LED素子(半導体発光素子)、
11,61,71,81,91…アノード用バンプ電極、
12,62,72,82,92…カソード用バンプ電極、
13,73…第2保護膜、
13a〜c,63a,73a…第2保護膜の開口部、
14,22,64,74…正電極配線、
15,75,85,95…第1保護膜
15a〜j,65a,75a,85a,95a…第1保護膜の開口部、
16a,16b,66,76,86,96…p型半導体層、
17a,17b,67,77,87,97…n型半導体層、
17c,17d,67a,77a,87a,97a…n型半導体層の露出部、
18,68,78,88,98…サファイア基板、
19,69,79,89…負電極配線、
21a,21b…半導体層。

Claims (3)

  1. 単位半導体発光素子を連結した半導体発光素子において、
    半導体層と第1保護膜と正電極配線と負電極配線と第2保護膜とバンプ電極とを備え、
    前記半導体層は、p型半導体層とn型半導体層を含み、一方の型の半導体層に他方の型の半導体層が積層し、該他方の型の半導体層は前記単位半導体素子毎に分離し、前記他方の型の各半導体層の一部分から前記一方の型の半導体層が露出し、
    前記第1保護膜は、開口部を備え、前記半導体層を覆い、
    前記正電極配線と前記負電極配線は、前記第1保護膜上に形成され、
    前記第2保護膜は、開口部を備え、前記正電極配線及び前記負電極配線を覆い、
    前記バンプ電極は、アノード用バンプ電極とカソード用バンプ電極を含み、前記第2保護膜上に形成され、
    前記アノード用バンプ電極は、前記第2保護膜の開口部を介して前記正電極配線と接続し、さらに該正電極配線により前記第1保護膜の開口部を介して全ての前記単位半導体発光素子に含まれる前記p型半導体層と接続し、
    前記カソード用バンプ電極は、前記第2保護膜の開口部を介して前記負電極配線と接続し、さらに該負電極配線により前記第1保護膜の開口部を介して全ての前記単位半導体発光素子に含まれるn型半導体層と接続することを特徴とする半導体発光素子。
  2. 前記一方の型の半導体層が露出する部分は前記単位半導体発光素子の略中央部にあることを特徴とする請求項1に記載の半導体発光素子。
  3. 前記第1保護膜の開口部のうち、前記他方の型の半導体層が占める領域に配置された開口部が前記他方の型の半導体層が占める領域の4つの角部にあることを特徴とする請求項2に記載の半導体発光素子。
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