JP2012134002A - 開閉器 - Google Patents

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Abstract

【課題】 開閉器や開閉器が接続された電路上の機器をアークの発生による過熱から保護し、開閉器が接続された電路上での焼損事故を抑制する。
【解決手段】 直流電源につながる電源側端子と直流電源からの電力が出力される負荷側端子とを有する開閉器において、電源側端子と負荷側端子とをつなぐ電路に挿入され、直流電源と負荷との間の電路を開閉する接点と、接点を開極するための制御信号が供給される入力端子と、電源側端子もしくは負荷側端子の温度、または当該端子の周囲の温度が所定の温度以上であることを検出し、過熱検出信号を出力する過熱検出回路と、電路を介して検出するアーク放電が所定時間継続した際にアーク検出信号を出力するアーク検出回路と、制御信号、過熱検出信号、またはアーク検出信号の少なくとも何れか1つの信号が生成された場合に、接点を開極する引き外しユニットと、を有する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、直流電源ラインに挿入され電路の開閉を行う開閉器に関する。
開閉器の端子に電線を端子ねじで締め付けて配線する場合、端子ねじの締め付けトルクの不足や温度変化による熱膨張などによって端子ねじの締め付けにゆるみが生じ、端子ねじと電線との接触抵抗が増大して発熱する場合がある。そのため、端子温度が高くなった場合に接点を開極する切動作(引き外し)を行って電路を開く、過熱保護機能を備えた開閉器もある。
例えば、特許文献1では、端子近傍に温度センサ等の過熱検知手段を備え、端子温度の上昇による焼損事故を未然に防止する機能を備えた開閉器(過熱防止装着付回路遮断器)が開示されている。また、例えば、特許文献2では、端子の温度と比較する温度を電線の許容温度以下に設定した開閉器(回路しゃ断器)が開示されている。
このようにして、端子の温度が所定の温度以上であることを検出した場合に引き外しを行うことによって、開閉器や当該開閉器に接続される電線の焼損を防止することができる。
特開昭62−8419号公報 実開平2−75941号公報
しかしながら、端子ねじのゆるみなどによって開閉器の端子と電線との間に隙間ができ、アーク(放電)が発生すると、特に開閉器に直流電流が流れる場合には交流電流が流れる場合に比べて、その大きさが脈動することなく連続して大きい状態でアークが発生し続ける場合があり、温度センサなどによる保護動作が成されるよりも早く温度が上昇し、開閉器や電線が焼損してしまう場合もある。また、温度センサでは、開閉器の端子に生じるアークを時間遅れを有して検知することができるが、例えば開閉器に接続された別の機器における端子と電線との間でのアーク発生に対しては検知することができない。
前述した課題を解決する主たる本発明は、直流電源につながる電源側端子と前記直流電源からの電力が出力される負荷側端子とを有する開閉器において、前記電源側端子と前記負荷側端子とをつなぐ電路に挿入され、前記直流電源と負荷との間の電路を開閉する接点と、前記接点を開極するための制御信号が供給される入力端子と、前記電源側端子もしくは前記負荷側端子の温度、または当該端子の周囲の温度が所定の温度以上であることを検出し、過熱検出信号を出力する過熱検出回路と、前記電路を介して検出するアーク放電が所定時間継続した際にアーク検出信号を出力するアーク検出回路と、前記制御信号、前記過熱検出信号、または前記アーク検出信号の少なくとも何れか1つの信号が生成された場合に、前記接点を開極する引き外しユニットと、を有することを特徴とする開閉器である。
本発明の他の特徴については、添付図面及び本明細書の記載により明らかとなる。
本発明によれば、開閉器や開閉器が接続された電路上の機器をアークの発生による過熱から保護し、開閉器が接続された電路上での焼損事故を抑制することができる。
本発明の一実施形態における開閉器の構成を示す回路ブロック図である。 アーク検出回路の具体的な構成の一例を示す回路ブロック図である。 本発明の一実施形態における開閉器の筐体の外形を示す斜視図である。 本発明の一実施形態における開閉器の適用例を示すブロック図である。
本明細書および添付図面の記載により、少なくとも以下の事項が明らかとなる。
===開閉器の適用例===
まず、図4を参照して、後述する本発明の一実施形態における開閉器の適用例として、太陽光発電システムなどの直流電源に用いられる場合について説明する。
図4に示されている太陽光発電システムにおいて、開閉器1は、太陽電池モジュール2とパワーコンディショナ3との間に接続されている。そして、開閉器1は、太陽電池モジュール2とパワーコンディショナ3との間の電路を開閉する。
太陽電池モジュール2は、直列に接続された複数の太陽電池素子(セル)からなり、光起電力効果によって太陽光のエネルギーを電気エネルギーに変換し、直流電力として出力する。また、当該直流電力は、開閉器1を介してパワーコンディショナ3に供給される。さらに、パワーコンディショナ3は、直流電力を交流電力に変換し、商用交流電源5に重畳した後負荷4に供給している。
===開閉器の構成===
以下、図1ないし図3を参照して、本発明の一実施形態における開閉器の構成について説明する。
図1に示されている開閉器1は、制御回路10、温度センサ21ないし24、電源回路25、引き外しユニット26、接点31ないし34、および電源線L1ないしL6を含んで構成されている。また、制御回路10は、例えば温度上昇を検知する過熱検出回路11、アーク検出回路12、逆接続検出回路13、およびOR判断部(論理和回路)14を含んで構成されている。そして、これらは、図3に示すような外形を有し、端子41ないし45を備えた筐体内に収納されている。
端子41および42は、それぞれ正側および負側の一対の電源側端子であり、例えば太陽電池モジュール2(直流電源)が接続される。また、端子43および44は、それぞれ正側および負側の一対の負荷側端子であり、例えばパワーコンディショナ3(負荷)が接続され、太陽電池モジュール2からの直流電力を出力することができるものである。
接点31は、正側の接点であり、一端が電源線L1を介して端子41に接続され、他端が電源線L3を介して端子43に接続されている。また、接点32は、負側の接点であり、一端が電源線L2を介して端子42に接続され、他端が電源線L4を介して端子44に接続されている。さらに、接点33および34は、補助接点であり、一端にそれぞれ電源線L3およびL4が接続され、他端がそれぞれ電源線L5およびL6を介して電源回路25に接続されている。
電源回路25には、電源線L5およびL6間の電圧、すなわち、端子41および42間に入力される(外部)電源電圧V0が供給されている。また、電源回路25から出力される内部電源電圧V1は、制御回路10に供給されている。さらに、電源回路25から出力される内部電源電圧V2は、引き外しユニット26に供給されている。
温度センサ21ないし24は、サーミスタなどの半導体温度検出素子であり、それぞれ端子41ないし44の近傍に配置されており、端子の温度または端子周辺の温度を測定できるように構成されている。また、温度センサ21ないし24からそれぞれ出力される測定温度T1ないしT4に相当する電流は、過熱検出回路11に入力されて測定温度T1ないしT4として認識され、過熱検出回路11は、予め定められた次の条件に基づいて過熱検出信号OHを出力する。
この過熱検出回路11は、測定温度T1ないしT4の何れかが、各端子に接続される電線の許容温度に応じて設定される温度(所定の温度)以上である過熱状態を検出し、過熱検出信号OHを出力する。例えば、過熱検出回路11は、コンパレータなどを用いて、各測定温度がいずれも所定の温度未満の間ロー・レベルとなり、何れかが所定の温度以上の間ハイ・レベルとなる過熱検出信号OHを出力する。当該所定の電圧は、一例として、100℃程度に設定される。なお、過熱検出回路11は、好ましくは、過熱状態が所定の時間以上継続した場合に過熱検出信号OHをハイ・レベルとする。
なお、この過熱検出回路11をマイコンなどで構成する場合には、温度センサ21ないし24から出力される電流値をA/D(アナログ/デジタル)変換ポートからデジタル値として取り込み、このデジタル値と予め設定された値(所定の電圧に相当するデジタル値)との比較を行い、過熱検出信号OHの出力ポートをハイ・レベルとする。
図2に示すように、アーク検出回路12は、アーク放電が継続している状態を検出した際に信号を出力するものであり、変動検出回路121、カウンタ回路122、123、および判定回路124を含んで構成されている。また、変動検出回路121は、例えばコンデンサC1、C2、および増幅回路A1を含んで構成されている。
増幅回路A1の入力端は、(カップリング)コンデンサC1を介して電源線L5と容量結合され、直流電圧上に重畳されている交流電圧を通過させている。また、増幅回路A1の出力端は、(カップリング)コンデンサC2を介してカウンタ回路122と容量結合され、増幅回路A1でバイアスに用いた直流電圧を遮断し、増幅回路A1で矩形波状に整形された変動電圧を変動検出信号AC0として出力している。
すなわち、アーク検出回路12の変動検出回路121は、コンデンサC1を介して入力される電源電圧V0の変動分を増幅回路A1によって増幅し、さらにコンデンサC2を介して、変動検出信号AC0として出力する。なお、増幅回路A1は、カウンタ回路122の論理レベルに応じて変動検出信号AC0のレベルを調整している。
カウンタ回路122(第1のカウンタ部)には、変動検出回路121から出力される変動検出信号AC0がCK(クロック入力)に入力されている。また、カウンタ回路122からは、CL(クリア入力)に入力されるクロックCLKにより制御された所定の時間内(一例として10ms程度)に、カウント値が所定回数以上となった際に出力が変化する端子の出力がフルカウント信号AC1として出力されている。さらに、カウンタ回路123(第2のカウンタ部)には、フルカウント信号AC1が入力され、カウンタ回路123は、フルカウント信号AC1のカウントを行っている。そして、カウンタ回路123から出力されるカウント値CNTは、判定回路124に入力され、判定回路124からは、アーク検出信号ARCが出力されている。
すなわち、直流電力に重畳された交流成分の平均周波数をカウンタ回路122で分周してアーク放電の周波数の分散を平均化してカウントし、このカウントのフルカウント間隔の時間に相当する値がカウント値CNTとして出力される。
具体的には、カウンタ回路122は、変動検出信号AC0の脈動数に基づいてカウントし、カウント値が増加する。ここで、カウンタ回路122は、例えば12ビットのバイナリカウンタであり、CLにクロックCLKが入力されるごとにカウント値が0から4095までのカウントを開始する。そして、カウンタ回路122は、カウント値が所定の回数以上になった際に出力が変化する端子、例えば12ビット目の端子の出力をフルカウント信号AC1として出力する。
カウンタ回路123は、カウンタ回路122からのフルカウント信号AC1を所定の時間内カウントし、カウント値CNTが増加する。所定の時間の一例としては、カウンタ回路122と同様にCL入力に入力されているクロックCLKによって、10ms程度に設定される。すなわち、カウンタ回路122が所定の時間内に所定の回数カウントする回数をカウントすることとなる。
判定回路124は、クリアされる直前のカウント値CNTが所定の範囲内にある場合に、アーク放電が発生しているとしてアーク検出信号ARCを出力する。ここで、太陽電池モジュール2とパワーコンディショナ3との間の電路にアークが発生している場合における電源電圧V0の変動は、数MHz程度の高周波成分を含んでいる。
したがって、一例として、クロックCLKの周期を10msとし、1MHz以上の変動成分によってアークの発生を検出するものとすると、判定回路124は、10msの期間の(クリア直前の)カウント値CNTが2(第1の基準値)以上の場合にアーク検出信号ARCをハイ・レベルとする。また、一例として、1MHzないし10MHzの変動成分によってアークの発生を検出するものとすると、判定回路124は、10msの期間のカウント値CNTが2以上25(第2の基準値)以下の場合にアーク検出信号ARCをハイ・レベルとする。なお、判定回路124は、好ましくは、10msの期間のカウント値CNTが連続して一定時間(複数回)継続して所定の範囲内にある場合にアーク検出信号ARCをハイ・レベルとする。
このようにして、アーク検出回路12は、開閉器1が接続された電路におけるアークの発生を検出し、アーク検出信号ARCを出力する。
逆接続検出回路13には、電源電圧V0が入力され、逆接続検出回路13からは、端子41および端子42に接続される直流電源の極性が逆の際に、逆接続検出信号RCが出力される。すなわち、逆接続検出回路13は、電源側端子である端子41および42に、負側(端子42)が正側(端子41)より高電位となる電源が接続されている逆接続状態を検出し、逆接続検出信号RCを出力する。例えば、逆接続検出回路13は、フォトカプラで構成され、当該フォトカプラは、一次側の発光ダイオードのアノード側が端子42(負側)に接続され、端子42の電圧が端子41の電圧より高くなる逆接続状態の場合に、発光ダイオードが発光し、二次側のフォトトランジスタがオン状態となって、ハイ・レベルの逆接続検出信号RCを出力する。
OR判断部14には、過熱検出信号OH、アーク検出信号ARC、および逆接続検出信号RCが入力されるとともに、端子45を介して制御信号CONが入力されている。さらに、OR判断部14から出力される引き外し指令信号OPは、引き外しユニット26に入力されて接点31、32を開極し、直流電力が開閉器から出力されることを防止している。
===開閉器の動作===
次に、本実施形態における開閉器の動作について説明する。
接点31ないし34は、後述する引き外しユニット26による引き外しが行われるまでは閉極している。したがって、端子41および42間に入力された電源電圧V0は、パワーコンディショナ3などの負荷に供給されるとともに、電源回路25にも供給される。また、電源回路25は、電源電圧V0から内部電源電圧V1を生成し、制御回路10に含まれる各回路に供給する。さらに、電源回路25は、電源電圧V0から内部電源電圧V2も生成し、引き外しユニット26に供給する。
なお、本実施形態では、電源回路25は、電源電圧V0が引き外しユニット26を動作させる内部電源電圧V2の生成に必要な電圧(所定の電圧)以下の場合には、内部電源電圧V1およびV2を生成しないものとする。当該所定の電圧は、電源回路25および引き外しユニット26の構成に応じて設定され、一例として、50V程度に設定される。
OR判断部14には、過熱検出信号OH、アーク検出信号ARC、および逆接続検出信号RCのほか、接点31ないし34を開極するための制御信号CONも入力されている。また、OR判断部14は、制御信号CON、過熱検出信号OH、アーク検出信号ARC、または逆接続検出信号RCがハイ・レベルとなった場合に引き外し指令信号OPをハイ・レベルとする。そして、引き外し指令信号OPがハイ・レベルとなると、引き外しユニット26は、接点31および32を開極するとともに、連動して接点33および34も開極する。
このようにして、開閉器1は、外部から制御信号CONが入力された場合、過熱状態を検出した場合、アークの発生を検出した場合、または逆接続状態を検出した場合に引き外しを行い、開閉器や開閉器に接続された負荷を保護している。
なお、本実施形態では、電源回路25への分岐点が接点31、32より負荷側の電源線L3、L4に配置されているため、接点31、32を開極すると、電源線L1ないしL4を遮断するとともに、太陽電池モジュール2(直流電源)から電源回路25へ供給される電力を遮断することができる。さらに、本実施形態では、電源回路25への分岐点より電源回路25側に分岐した線路に補助接点33、34が設けられているため、パワーコンディショナ3(負荷)から逆流して電源回路25へ供給される電力も遮断することができる。
前述したように、開閉器1において、外部から制御信号CONが入力された場合、過熱状態を検出した場合、またはアークの発生を検出した場合に引き外しを行うことによって、開閉器1や開閉器1に接続された負荷をアークによる過熱から保護し、開閉器1が接続された電路上での焼損事故を防止することができる。
また、カウンタ回路122が電源電圧V0の変動分を示す変動検出信号AC0に基づいてカウントすることによって、当該カウンタ回路122が所定時間内において所定回数以上をカウントする状態が連続して一定時間にわたって継続する場合に、アークの発生に起因する電源電圧V0の変動に含まれる高周波成分によってアークの発生を検出することができる。
また、カウンタ回路122が所定時間内において所定回数をカウントしたことを示すフルカウント信号AC1をカウントすることによって、当該カウント値CNTが第1の基準値以上である状態が連続して一定時間継続した場合に、電源電圧V0の変動に含まれる高周波成分によってアークの発生を検出することができる。
さらに、カウント値CNTが第1の基準値以上かつ第2の基準値以下である場合にアーク検出信号ARCを出力することによって、電源電圧V0の変動に含まれる所定の周波数帯域の成分によってアークの発生を検出することができる。
また、端子41ないし44のそれぞれの測定温度T1ないしT4の何れかが、所定の時間以上継続して所定の温度(例えば100℃)以上である場合に過熱検出信号OHを出力することによって、ノイズや一時的な温度変動の影響を抑制し、より確実に過熱状態を検出することができる。
また、電源電圧V0が所定の電圧(例えば50V)以下の場合に内部電源電圧V1およびV2を生成しないことによって、引き外しを行うのに必要な内部電源電圧V2を電源回路25が生成することができない場合に、制御回路10および引き外しユニット26の動作を停止することができる。
また、逆接続検出信号RCが入力された場合にも引き外しを行うことによって、開閉器1に接続された負荷に逆方向の電圧・電流が供給されるのを防止することができる。
なお、上記実施形態は、本発明の理解を容易にするためのものであり、本発明を限定して解釈するためのものではない。本発明は、その趣旨を逸脱することなく、変更、改良され得るとともに、本発明にはその等価物も含まれる。
上記実施形態では、開閉器1の適用例として、太陽光発電システムに用いられる場合について説明したが、これに限定されるものではない。開閉器1は、例えば他の自然エネルギーを利用した小規模な発電設備や、コジェネレーション設備などの分散(型)電源に広く用いることができる。また、アークは交流回路においても発生するため、ハイパスフィルタなどを用いて商用電源周波数より高い周波数の電圧変動を検出することによって、交流の電路におけるアークの発生を検出することもできる。開閉器1を交流開閉器として構成することによって、さらに他の用途にも広く用いることができる。なお、交流開閉器では、逆接続検出回路13は用いられない。
上記実施形態では、引き外しユニット26は、制御信号CON、過熱検出信号OH、アーク検出信号ARC、または逆接続検出信号RCがハイ・レベルとなった場合に接点31ないし34を開極するが、これに限定されるものではない。引き外し指令信号OPを出力するOR判断部14には、これらの信号の一部が入力されていてもよく、また、他の信号が入力されていてもよい。
1 開閉器
2 太陽電池モジュール
3 パワーコンディショナ
4 負荷
5 商用交流電源
10 制御回路
11 過熱検出回路
12 アーク検出回路
13 逆接続検出回路
14 OR判断部(論理和回路)
21〜24 温度センサ
25 電源回路
26 引き外しユニット
31〜34 接点
41〜45 端子
121 変動検出回路
122、123 カウンタ回路
124 判定回路
A1 増幅回路
C1、C2 コンデンサ
L1〜L6 電源線

Claims (7)

  1. 直流電源につながる電源側端子と前記直流電源からの電力が出力される負荷側端子とを有する開閉器において、
    前記電源側端子と前記負荷側端子とをつなぐ電路に挿入され、前記直流電源と負荷との間の電路を開閉する接点と、
    前記接点を開極するための制御信号が供給される入力端子と、
    前記電源側端子もしくは前記負荷側端子の温度、または当該端子の周囲の温度が所定の温度以上であることを検出し、過熱検出信号を出力する過熱検出回路と、
    前記電路を介して検出するアーク放電が所定時間継続した際にアーク検出信号を出力するアーク検出回路と、
    前記制御信号、前記過熱検出信号、または前記アーク検出信号の少なくとも何れか1つの信号が生成された場合に、前記接点を開極する引き外しユニットと、
    を有することを特徴とする開閉器。
  2. 前記アーク検出回路は、
    前記電路の直流電圧に重畳された交流電圧を抽出し矩形波に成形した変動検出信号を出力する変動検出回路と、
    前記変動検出回路から出力される前記変動検出信号に基づいてカウントを行う第1のカウンタ部と、
    を含み、
    前記第1のカウンタ部が所定時間内において所定回数以上をカウントする状態が連続して前記所定時間より長い一定時間にわたって継続した際に前記アーク検出信号を出力することを特徴とする請求項1に記載の開閉器。
  3. 前記アーク検出回路は、
    前記第1のカウンタ部が前記所定時間内において前記所定回数をカウントした回数をカウントする第2のカウンタ部をさらに含み、
    前記第2のカウンタ部がカウントするカウント値が第1の基準値以上である状態が連続して前記一定時間継続した際に前記アーク検出信号を出力することを特徴とする請求項2に記載の開閉器。
  4. 前記アーク検出回路は、前記第2のカウンタ部がカウントするカウント値が第2の基準値以下である際に前記一定時間の計時を行うことを特徴とする請求項3に記載の開閉器。
  5. 前記過熱検出回路は、前記電源側端子もしくは前記負荷側端子の温度、または当該端子の周囲の温度が所定の時間以上前記所定の温度以上である場合に前記過熱検出信号を出力することを特徴とする請求項1ないし請求項4の何れかに記載の開閉器。
  6. 前記直流電源から前記過熱検出回路、前記アーク検出回路、および前記引き外しユニットの作動電力を生成する電源回路をさらに有し、
    前記電源回路は、前記直流電源の電圧が所定の電圧以下の場合には、前記過熱検出回路、前記アーク検出回路、および前記引き外しユニットの作動に至る電力を供給しないことを特徴とする請求項1ないし請求項5の何れかに記載の開閉器。
  7. 前記電源側端子および前記負荷側端子は、いずれも正側および負側の一対の端子からなり、
    前記電源側端子に、負側が正側より高電位となる電源が接続されていることを検出し、逆接続検出信号を出力する逆接続検出回路をさらに有し、
    前記引き外しユニットは、前記逆接続検出信号が入力された場合にも、前記接点を開極することを特徴とする請求項1ないし請求項6の何れかに記載の開閉器。
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