JP2012133505A - 処理割り当て装置、処理割り当てシステム、処理割り当て方法、処理割り当てプログラム - Google Patents

処理割り当て装置、処理割り当てシステム、処理割り当て方法、処理割り当てプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】
異なる処理性能特性や電力特性を持つサーバの組み合わせであっても、消費電力量の低減効果が高いサーバの組み合わせを選択する。
【解決手段】
本発明による処理割り当て装置は、情報処理装置に処理を割り当てる処理割り当て装置であって、割り当てる処理に対する前記情報処理装置の処理電力と前記情報処理装置のアイドル電力との差分を、前記処理にかかる処理時間で時間積分した値である処理増分電力量を記憶する記憶部と、前記記憶部に記憶された前記処理増分電力量に基づいて、前記処理を割り当てる情報処理装置の組み合わせを選択する情報処理装置選択部と、を備えることを特徴とする。
【選択図】 図1

Description

本発明は、要求を受けた処理を各装置に割り当てる処理割り当て装置、処理割り当てシステム、処理割り当て方法、および処理割り当てプログラムに関する。
近年、インターネットを始めとするネットワークを介したサービスが急増し、データセンタ等の需要が高まっている。データセンタ等においては、複数のサーバに処理を割り当てる分散処理、ロードバランスに関わる技術は欠かすことができない。
また、複数サーバの運用における低コスト化や、環境への配慮を目的とした、サーバの省電力化に関する技術開発も盛んである。
このような技術の例として、サーバの負荷状態に応じて、サーバの電源のON/OFFを制御する技術がある。例えば、特許文献1には、ノードの起動状態を制御するクラスタシステムが記載されている。
また、サーバの消費電力の異なる状態(電力モードと総称する)を切り替えることにより、サーバの消費電力を低減する技術も存在する。例えば、特許文献2には、サーバのモード(運用モード、待機モード、省電力モード)を制御する技術が記載されている。
さらに、サーバの消費電力に応じて、サーバの省電力化を行う技術も存在する。
例えば、特許文献3には、電力特性に基づいて、仮想サーバの省電力化を行う技術が記載されている。特許文献3には、電力特性として、消費電力特性、周波数対消費電力特性が挙げられている。
また、特許文献4には、現在の消費電力から、電源断可能なサーバの待機電力を引いて、再構成後の消費電力を求める技術が記載されている。
特開2003−162515号公報 特開2008−225642号公報 特開2009−175788号公報 特開2010−015192号公報
上述の特許文献1に記載の技術は、サーバの負荷状態に応じて、特許文献2から4に記載の技術は、いずれもサーバの消費電力に基づいて、サーバの省電力化を行おうとするものであった。
しかしながら、近年のデータセンタや分散処理システム等においては、処理性能特性や消費電力特性の異なるサーバが混在する環境が採用されることがある。従って、単純にサーバの負荷状態や消費電力のみを指標として負荷分散、処理割り当てを行う場合には、必ずしもサーバの消費電力の低減効果が大きくなるとはいえない。
本発明の目的は、上述した課題を解決することが可能な、処理割り当て装置、処理割り当てシステム、処理割り当て方法、および処理割り当てプログラムを提供することにある。
本発明による処理割り当て装置は、情報処理装置に処理を割り当てる処理割り当て装置であって、割り当てる処理に対する前記情報処理装置の処理電力と前記情報処理装置のアイドル電力との差分を、前記処理にかかる処理時間で時間積分した値である処理増分電力量を記憶する記憶部と、前記記憶部に記憶された前記処理増分電力量に基づいて、前記処理を割り当てる情報処理装置の組み合わせを選択する情報処理装置選択部と、を備えることを特徴とする。
本発明による処理割り当てシステムは、割り当てられた処理を実行する情報処理装置と、前記情報処理装置に処理を割り当てる処理割り当て装置と、を備え、前記処理割り当て装置は、割り当てる処理に対する前記情報処理装置の処理電力と前記情報処理装置のアイドル電力との差分を、前記処理にかかる処理時間で時間積分した値である処理増分電力量を記憶する記憶部と、前記記憶部に記憶された前記処理増分電力量に基づいて、前記処理を割り当てる情報処理装置の組み合わせを選択する情報処理装置選択部と、を備えることを特徴とする。
本発明による処理割り当て方法は、割り当てる処理に対する前記情報処理装置の処理電力と前記情報処理装置のアイドル電力との差分を、前記処理にかかる処理時間で時間積分した値である処理増分電力量を記憶する記憶ステップと、前記処理増分電力量に基づいて、前記処理を割り当てる情報処理装置の組み合わせを選択する情報処理装置選択ステップと、を含むことを特徴とする。
本発明による処理割り当てプログラムは、割り当てる処理に対する前記情報処理装置の処理電力と前記情報処理装置のアイドル電力との差分を、前記処理にかかる処理時間で時間積分した値である処理増分電力量を記憶する記憶処理と、前記処理増分電力量に基づいて、前記処理を割り当てる情報処理装置の組み合わせを選択する情報処理装置選択処理と、をコンピュータに実行させることを特徴とする。
本発明によれば、異なる処理性能特性や電力特性を持つサーバの組み合わせであっても、消費電力量の低減効果が高いサーバの組み合わせを選択することができる。
実施形態1における処理割り当て装置の構成を示す図である。 実施形態2におけるシステム構成例を示す図である。 実施形態2におけるサーバの電力特性を示す図である。 実施形態2におけるサーバの電力特性を示す図である。 実施形態2における処理割り当て装置の構成を示す図である。 実施形態2における記憶部の構成を示す図である。 実施形態2における要求履歴記憶部の構成を示す図である。 実施形態2におけるサーバ状態記憶部の構成を示す図である。 実施形態2におけるサーバ特性記憶部の構成を示す図である。 実施形態2における動作を示すフローチャートである。 実施形態2における動作を示すフローチャートである。 実施形態2における動作を示すフローチャートである。 具体例1および具体例2におけるシステム構成を示す図である。 具体例1におけるサーバ特性記憶部の構成を示す図である。 具体例1におけるサーバ状態記憶部の構成を示す図である。 具体例2におけるサーバ特性記憶部の構成を示す図である。 具体例2におけるサーバ状態記憶部の構成を示す図である。 実施形態3におけるシステム構成例を示す図である。 実施形態3における記憶部の構成を示す図である。 実施形態3におけるサーバ構成の組み合わせ例を示す図である。 実施形態3における動作を示すフローチャートである。 具体例3におけるサーバ特性記憶部の構成を示す図である。 具体例3におけるサーバ状態記憶部の構成を示す図である。
以下、本発明の実施形態について、図面を用いて詳細に説明する。
<実施形態1>
(構成)
図1は、本発明の実施形態1による処理割り当て装置1000の構成を示した図である。図1によれば、処理割り当て装置1000は、記憶部1100と、情報処理装置選択部1200とを備える。
記憶部1100は、割り当てる処理にかかる情報処理装置(図1では非表示)の処理増分電力量を記憶する。ここで、処理増分電力量とは、割り当てる処理にかかる情報処理装置の処理電力と、情報処理装置のアイドル電力との差分を、処理にかかる処理時間で時間積分した値である。
情報処理装置選択部1200は、記憶部1100が記憶する処理増分電力量に基づいて、処理を割り当てる情報処理装置の組み合わせを選択する。
(効果)
実施形態1によれば、割り当てる処理にかかる情報処理装置の処理増分電力量に基づいて、処理を割り当てる情報処理装置の組み合わせを選択している。
上記の構成により、情報処理装置が異なる電力特性を持つ場合であっても、消費電力量の低減効果が高い情報処理装置の組み合わせを選択することができる。
<実施形態2>
(全体構成)
図2は、本発明の実施形態2による処理割り当てシステムの構成を示した図である。図2によれば、処理割り当てシステムは、処理割り当て装置100、サーバ101−1、サーバ101−2、サーバ101−3、を備える。さらに、処理割り当てシステムは、クライアント102−1、クライアント102−2、クライアント102−3、ネットワーク103を備える。
図2によれば、処理割り当て装置100、サーバ101、クライアント102は、ネットワーク103を介して接続されている。
なお、図2では、サーバ101とクライアント102は共に3台から構成されているが、1台以上であれば何台あっても構わない。
実施形態2の処理割り当てシステムは、いわゆるクライアント−サーバ型システムである。システムの全体的な動作としては、まず、クライアント102が処理割り当て装置100に要求を送信する。次に、処理割り当て装置100は、サーバ101の中から、要求を転送するサーバ101を選択して、選択したサーバ101に要求を転送する。転送された要求を受信したサーバ101は、要求に対する処理を行い、応答を処理割り当て装置100に送信する。処理割り当て装置100は、応答をクライアント102に送信する。
(処理増分電力量の説明)
次に、実施形態2で用いるサーバ101の電力特性のモデルについて説明する。
図3は、サーバ101の電力モデルを説明するための電力プロファイルの例を示す図である。
サーバ101が稼働状態であって、処理を行っていない場合の電力をアイドル電力Pi、処理を行っている場合の電力を処理電力Peとする。また、サーバ101が停止状態にある場合の電力を待機電力Pwとする。各状態における電力は実際には変動を伴うが、モデルとしては平均値を用いるものとする。
今、サーバ101のうち1台について、処理開始時刻t1から処理終了時刻t2までのの間に処理を行っているものとする。この処理にかかる処理時間は、処理時間Te=t2−t1と表すことができる。
処理時間Teの間の消費電力量からアイドル電力分の消費電力量を除いたものを処理増分電力量Weとする。つまり、処理増分電力量Weは、処理にかかるサーバ101の処理電力Peと、サーバ101のアイドル電力Piとの差分を、処理にかかる処理時間Teで時間積分した値である。図3においては、処理増分電力量Weは、斜線部分に相当する。また、図3においては、各状態における電力の平均値をモデルとして使用していることから、We=(Pe−Pi)×Teという式で求めることができる。
次に、サーバ101の電力特性の違いを説明する。
図4は、特性の異なる2台のサーバ101−1と、サーバ101−2の電力プロファイルの例を示す図である。図4は、サーバ101−1とサーバ101−2で同時に同じ処理を開始し、処理が終了した後に稼働状態から停止状態に遷移させた場合の電力プロファイルを示している。サーバ101−1の電力プロファイルを太線、サーバ101−2の電力プロファイルを細線で示す。処理時間Teはサーバ101−2が大きく、処理電力Peはサーバ101−1が大きく、アイドル電力Piはサーバ101−1が大きく、待機電力Pwはサーバ101−2が大きい。この例のように、サーバごとに処理時間Te、アイドル電力Pi、処理電力Pe、待機電力Pwの値が異なる。
(サーバ101の構成)
サーバ101は、処理割り当て装置100から要求を受信すると、要求に応じた処理を行い、応答を処理割り当て装置100に送信する。
サーバ101は、稼働状態と停止状態の2つの電力モードを持つ。稼働状態は要求を受信すると処理を行うことが可能な状態である。一方、停止状態は処理を行うことができない状態である。ただし、停止状態にあっても、処理割り当て装置100からの稼働命令を受けて状態を遷移させる事は可能である。
消費電力は、稼働状態よりも停止状態の方が小さい。サーバ101は、停止状態にある場合に、処理割り当て装置100から稼働命令を受けると稼働状態へと遷移する。また、サーバ101は稼働状態にある場合に、処理割り当て装置100から停止命令を受信すると停止状態へと遷移する。
(処理割り当て装置100の構成)
次に、図5を用いて、処理割り当て装置100の構成を説明する。
図5によれば、処理割り当て装置100は、通信部110と、記憶部120と、処理割り当て部130と、要求処理部140と、サーバ数変更判断部150と、を備える。処理割り当て装置100は、さらに、処理増分電力量計算部160と、電力量評価値計算部170と、サーバ選択部180と、電源制御命令部190とを備える。
通信部110は、処理割り当て装置100の内部とネットワーク103との通信インターフェースである。
要求処理部140は、クライアント102からの要求を受け付ける。また、サーバ101の応答をクライアント102に転送する。
処理割り当て部130は、クライアント102からの要求を割り当てるサーバ101を決定する。
サーバ数変更判断部150は、割当の対象とするサーバ101の数を増やすか、減らすか、もしくは変更しないかを判断する。
処理増分電力量計算部160は、各サーバ101の処理増分電力量を計算する。なお、以降の実施形態では、処理割り当て装置100は、処理増分電力量計算部160を省いた構成であっても良い。各サーバ101の処理増分電力量は、必ずしも処理増分電力量計算部による計算によって求められる必要はなく、あらかじめ各サーバ101の処理増分電力量を記憶部120に記憶しておくという構成を採用しても良い。
電力量評価値計算部170は、処理増分電力量に基づき、サーバ101の組み合わせごとの電力量評価値を計算する。
サーバ選択部180は、割当対象サーバ数を増やす場合は新たに稼働させるサーバ101を、割当対象サーバ数を減らす場合は停止させるサーバ101を決定する。
電源制御命令部190は、サーバ101に対して稼働状態と停止状態の間の状態変更を命令する。
ここで、記憶部120の構成について、図6を用いて説明する。図6によれば、記憶部120は、要求履歴記憶部121と、サーバ状態記憶部122と、サーバ特性記憶部123とからなる。
要求履歴記憶部121は、クライアント102から受信した要求の数を単位時間毎に記憶する。要求履歴記憶部121は、例えば、図7のようなデータ構造により実現される。
サーバ状態記憶部122は、サーバ101の稼働状態を記憶する。図8は、サーバ状態記憶部122のデータ構造の例を示した図である。サーバ状態記憶部122は、複数のサーバ101の中から個々のサーバを識別するための識別子を記憶するサーバ識別子列と、サーバ101が稼働状態にあるか停止状態にあるかの状態を記憶する状態列とからなる表構造である。
サーバ特性記憶部123は、サーバ2の特性を記憶する。図9は、サーバ特性記憶部123のデータ構造の例を示した図である。サーバ特性記憶部123は、サーバ識別子列、処理性能列、処理増分電力量列、アイドル電力列、待機電力列から構成される表構造である。
サーバ識別子列は、複数のサーバ101の中から個々のサーバを識別するための識別子を記憶する。処理性能列は、各サーバ101の処理性能Cを記憶する。ここで、サーバ101の処理性能Cとは、サーバ101が単位時間あたりに処理可能な処理の数である。処理増分電力量列は、各サーバ101の処理増分電力量Weを記憶する。アイドル電力列は、各サーバ101のアイドル電力Piを記憶する。待機電力列は、各サーバ101の待機電力Pwを記憶する。
(動作)
次に、図10、図11、図12のフローチャートを参照して、実施形態2の処理割り当て装置100の動作について説明する。
まず、処理割り当て装置100の要求処理部140は、クライアント102からの要求の受信の有無を判断する(ステップS1)。
クライアント102から要求の受信があった場合、処理割当部112は、サーバ状態記憶部122の状態列が稼働状態であるサーバの中から要求を割り当てるサーバを決定する(ステップS2)。
要求を割り当てるサーバは、サーバ特性記憶部123の処理性能列に記憶されている処理性能Cを重みとする重み付きラウンドロビンを行って決定する。この重み付きラウンドロビンは、一般的なアルゴリズムであるので、詳細な説明は省略する。
次に、処理割当部130が、通信部110を介して、割り当て対象のサーバに要求を送信し(ステップS3)、ステップS1以降の処理を行う。
ステップS1でクライアント102からの要求受信が無かった場合、要求処理部140は、サーバ101からの応答の受信の有無を判断する(ステップS4)。
サーバ101からの応答の受信があった場合、要求処理部140は、通信部110を介して、要求の送信元であるクライアント102に応答を送信し(ステップS5)、ステップS1以降の処理を行う。
ステップS4でサーバ101からの応答の受信が無かった場合、サーバ数変更判断部150は、サーバ数を増加させる条件が満たされるか否かを判断する(ステップS6)。サーバ数を増加させる条件とは、例えば、単位時間あたりの要求数が稼働中のサーバ101の処理性能Cの合計値に対して一定の割合を超えた場合が挙げられる。
サーバ数を増加させる条件を満たす場合、処理増分電力量計算部160は、各サーバの処理増分電力量Weを計算する(ステップS7)。処理増分電力量Weの計算には、処理電力Pe、アイドル電力Pi、処理時間Teが必要である。これらパラメータのうち、上述した記憶部120では、処理電力Peと処理時間Teは記憶していない。これらのパラメータについては、あらかじめ測定した値を記憶部120に記憶しておいても良いし、その都度測定した値を用いても良い。
なお、図11では、ステップS7はステップS6の後に行われているが、後述する電力量評価値Eの計算(ステップS8)を行う前であれば、いつ行っても良い。また、上述したように、処理割り当て装置100から処理増分電力量計算部160を省く構成を採用する場合には、ステップS7は省略する。この場合には、記憶部120に記憶した処理増分電力量を用いて、以降の処理を進める。
電力量評価値計算部170は、停止状態であるサーバ2のすべてについて、停止状態であるサーバ101のうち1台を稼働させたと仮定した時の電力量評価値Eを算出する(ステップS8)。この電力量評価値Eの計算方法については、後に詳しく説明する。
電力量評価値計算部170は、サーバ101のすべてについて、ステップS8を繰り返す(ステップS9)。
次に、電源制御命令部190は、サーバ101のうち、電力量評価値Eが最小となるサーバに稼働命令を送信する(ステップS10)。
サーバ選択部180は、サーバ状態記憶部122の稼働命令を送信したサーバに該当する状態の値を「稼働」に変更し(ステップS11)、ステップS1以降の処理を行う。
ステップS6でサーバ数を増加させる条件を満たさない場合、サーバ数変更判断部150は、サーバ数を削減させる条件が満たされるか否かを判断する(ステップS12)。サーバ数を削減させる条件とは、例えば、単位時間あたりの要求数が稼動中のサーバ101の処理性能Cの合計値に対して一定の割合を下回った場合が挙げられる。
サーバ数を削減させる条件が満たされる場合、処理増分電力量計算部160は、各サーバの処理増分電力量Weを計算する(ステップS13)。処理増分電力量Weの計算には、処理電力Pe、アイドル電力Pi、処理時間Teが必要である。これらパラメータのうち、上述した記憶部120では、処理電力Peと処理時間Teは記憶していない。これらのパラメータについては、あらかじめ測定した値を記憶部120に記憶しておいても良いし、その都度測定した値を用いても良い。
なお、図12では、ステップS13はステップS12の後に行われているが、後述する電力量評価値Eの計算(ステップS14)を行う前であれば、いつ行っても良い。また、上述したように、処理割り当て装置100から処理増分電力量計算部160を省く構成を採用する場合には、ステップS13は省略する。この場合には、記憶部120に記憶した処理増分電力量を用いて、以降の処理を進める。
電力量評価値計算部170は、稼働状態であるサーバ101のすべてについて、稼働中であるサーバ101のうち1台を停止状態にしたと仮定した時の電力量評価値Eを算出する(ステップS14)。
電力量評価値計算部170は、サーバ101のすべてについて、ステップS8を繰り返す(ステップS15)。
電源制御命令部190は、サーバ101のうち、電力量評価値Eが最小となるサーバの組み合わせのうち、新たに停止させるサーバに停止命令を送信する(ステップS16)。
サーバ選択部180は、サーバ状態記憶部122の稼働命令を送信したサーバに該当する状態の値を「停止」に変更し(ステップS17)、ステップS1以降の処理を行う。
また、ステップS11でサーバ数を削減させる条件を満たさない場合は、ステップS1以降の処理を行う。
(電力量評価値Eの説明)
ここで、電力量評価値Eについて説明する。電力量評価値Eは、サーバ101が単位時間あたりに消費する電力量(すなわち消費電力)の予測値の合計である。以下、電力量評価値Eの算出方法について説明する。
サーバ101がn台あり、各サーバは、それぞれ識別子1〜nを持つものとする。識別子iを持つサーバ101について、アイドル電力をPi[i]、待機電力をPw[i]、処理増分電力量をWe[i]、処理性能をC[i]で表す。また、単位時間に割り当てられる要求予測値をNp[i]で表す。また、サーバ101−iの稼動状態を表す変数s[i]を定義する。サーバ101−iが稼働状態である場合、s[i]=1、停止状態である場合には、s[i]=0である。
単位時間あたりにクライアント102から受ける要求の数をNとすると、割り当ては処理性能Cによる重み付けラウンドロビンで行っているため、要求予測値Np[i]は、
Np[i]=(N×C[i]×s[i])/(C[1]×s[1]+C[2]×s[2]+C[3]×s[3]+・・・+C[n]×s[n])
という式で求めることができる。
また、サーバ101−iについて、電力量評価値E[i]を定義する。稼働状態のサーバ101−iについては、E[i]=Pi[i]+(Np[i]×We[i])として求める。停止状態のサーバ101−iについては、E[i]=Pw[i]として求める。
ここで、E[i]は、サーバ101−iが単位時間あたりに消費する電力量の予測値であり、前述の電力量評価値Eとは異なる。電力量評価値Eは、サーバ101のすべてのサーバについてのE[i]の合計値であり、E=E[1]+E[2]+・・・E[n]である。
(電力量評価値Eの変形例)
以下では、実施形態2の変形例について説明する。
まず、すべてのサーバ101において、処理性能Cと処理増分電力量Weの積であるC×Weがアイドル電力Piに対して非常に小さい場合を考える。この場合、稼動状態のサーバ101−iについてのE[i]の2項目である(Np[i]×We[i])は、1項目であるPi[i]に対して非常に小さい。このため、2項目である(Np[i]×We[i])を近似的に0として扱っても良い。この場合、サーバ特性記憶部123の構成に処理増分電力量列は不要である。
この場合、電力量評価値Eの比較は、稼働候補もしくは停止候補とするサーバ101のアイドル電力Piと待機電力Pwの差(Pi−Pw)を比較することに等しい。すなわち、サーバ101の数を増加させる場合は、停止中のサーバ101のうち最も(Pi−Pw)の小さなサーバ101を稼働状態に選択すれば良い。また、サーバ101の数を削減する場合は、稼働中のサーバ101のうち最も(Pi−Pw)の大きなサーバ101を停止させるように選択すれば良い。
また、すべてのサーバ101において、待機電力Pwが0である場合や、待機電力Pwが処理電力Peまたはアイドル電力Piに比べて非常に小さな場合、待機電力Pwは近似的に0として扱っても良い。この場合、サーバ特性記憶部123の構成から待機電力列は省略しても良い。
さらに、待機電力Pwと(Np[i]×We[i])をいずれも近似的に0として扱えるシステムの場合を考える。この場合、電力量評価値Eは、現在すでに稼動状態にあるサーバについてのPi[i]の合計値に対して、新たに稼動させるサーバについてのPi[i]を加算した値、もしくは停止させるサーバについてのPi[i]を減算した値である。
現在すでに稼働状態にあるサーバについてのE[i]=Pi[i]の合計値は同じ値であるので、電力量評価値Eを比較することは、稼働候補もしくは停止候補とするサーバ101のアイドル電力Piを比較することに等しい。
すなわち、サーバ101の数を増加させる場合は、停止中のサーバ101のうち最もアイドル電力Piの小さなサーバ101を稼働状態にし、サーバ101の数を削減する場合は稼働中のサーバ101のうち最もアイドル電力Piの大きなサーバ101を停止させるように選択する。
なお、本変形例については、後に具体例を挙げて詳しく説明する。
(重み付きラウンドロビンの変形例)
また、実施形態2では、処理割り当て装置100は、稼働状態のサーバ101の中から要求を割り当てるサーバを決定する際のスケジューリングアルゴリズムとして、重み付きラウンドロビンを用いるものとしたが、別のアルゴリズムでも良い。例えば、重み付きではないラウンドロビンや、最小コネクション数等のスケジューリングアルゴリズムを用いても良い。
(要求予測値Np[i]の計算方法の変形例)
単位時間に割り当てられる要求の予測値Np[i]の算出方法は、上記の方法に限られるものではなく、スケジューリングアルゴリズムに応じて適切なものを用いれば良い。またNp[i]は式により算出するのではなく、実績に基づいた値を用いても良い。例えば、スケジューリングアルゴリズムとして、最小コネクション数を用いている場合には、計算によりNp[i]を算出することは難しい。そのような場合には、割当履歴を記録しておき、稼働中のサーバ2については履歴に基づいた値を用い、稼働させると仮定するサーバ2については稼働中のサーバ2の平均値を用いる等としてもよい。
(その他の変形例)
また、実施形態2では、処理割り当て装置100が、サーバ数増加やサーバ数削減の条件に従って判断するものとして説明したが、これに限られるものではない。例えば、処理割り当て装置100の外部からインターフェイス(図では非表示)を介して、処理割り当て装置100にサーバ数増加もしくは削減の命令を出すようにしても良い。
また、実施形態2で説明した電力量評価値の算出式は一例であり、同様の効果が得られる範囲での変形は可能である。
また、実施形態2では、処理割り当て装置100が、サーバ101とクライアント102との間で、要求と応答を転送する形態のシステムを説明したが、これに限られるものではない。例えば、以下のような動作を行うシステムであっても良い。まず、クライアント102が処理割り当て装置100に処理を割り当てるサーバ101の割り当てを要求する。次に、処理割り当て装置100が、処理を割り当てるサーバ101を決定してクライアント102に通知する。最後に、クライアント102が、割り当てられたサーバ101と直接要求や応答を通信する。
実施形態2では、サーバ101における処理電力量特性が、クライアント102からの要求毎に均一とみなせるような要求のみである場合を前提に説明した。しかしながら、実施形態2は、この前提条件に限られるものではない。すなわち、異なる処理電力特性となる複数種類の処理要求に対応するように拡張することも可能である。なお、このことは、実施形態2に限らず、実施形態1から3のいずれにおいても同様である。
(効果)
次に、実施形態2の効果について説明する。
実施形態2によれば、割り当てる処理にかかるサーバの処理増分電力量を計算し、処理増分電力量に基づいて、サーバに対する処理割り当ての組み合わせを選択している。
上記の構成により、サーバが異なる電力特性を持つ場合であっても、消費電力量の低減効果が高いサーバの組み合わせを選択することができる。
また、実施形態2では、サーバ101の数を変更する場合に、サーバ101の消費電力量の合計の予測値が最小となるように、稼動もしくは停止させるサーバを選択する。
上記の構成により、電力特性の異なるサーバが混在するシステムであっても、消費電力量の低減効果が高いサーバの組み合わせを選択することができる。
<具体例1>
次に、具体的な数値例を用いて、実施形態2の動作について説明する。具体例1では、特に、図11の電力量評価値Eの計算方法について説明する。
図13は、具体例1のシステム全体の構成を示す図である。具体例1では、サーバ101としてサーバ101−1、サーバ101−2、サーバ101−3、サーバ101−4、サーバ101−5の5つが設けられているものとする。
処理割り当て装置100のサーバ特性記憶部123が、図14の状態であるものとする。サーバ数増加条件は、単位時間あたりにクライアント102から受ける要求の数Nが稼働状態のサーバ101の処理性能の合計の80%以上になった場合とする。サーバ数削減条件は、単位時間あたりにクライアント102から受ける要求の数Nが稼働状態のサーバ101の処理性能の40%以下になった場合とする。
図15は、サーバ状態記憶部122の状態を示している。今、サーバ状態記憶部122が、図15(a)の状態であるとする。すなわち、サーバ101−1とサーバ101−2が稼働状態、サーバ101−3〜5が停止状態である。
ここで、図11において、単位時間あたりにクライアント102から受ける要求数Nが10であり、サーバ数増加条件(ステップS6)を満たした場合を考える。図15(a)の状態から、新たにサーバ101−3、サーバ101−4、サーバ101−5、のそれぞれを稼動させたと仮定し、電力量評価値Eの計算を行う。電力量評価値Eは、上述したような計算方法に基づいて計算される。
新たにサーバ101−3を稼働させたと仮定すると、図15(b)に示す通り、サーバ101−1、サーバ101−2、サーバ101−3が稼動状態となる。このときの電力量評価値Eを算出すると、Eは約389となる。
また、サーバ101−4を稼動させたと仮定すると、図15(c)に示す通り、サーバ101−1、サーバ101−2、サーバ101−4が稼動状態となる。このときの電力量評価値Eを算出すると、Eは約419となる。
また、サーバ101−5のみを稼働させたと仮定すると、図15(d)に示す通り、サーバ101−1、サーバ101−2、サーバ101−5が稼働状態となる。このときの電力量評価値Eを算出すると、Eは約393となる。
この場合、上記の計算結果から、サーバ101−3を稼働させた場合に、電力量評価値Eが最小となることがわかる。従って、電源制御命令部190は、サーバ101−3に稼働命令を送信する(ステップS10)。続いて、サーバ選択部180は、サーバ状態記憶部122のサーバ101−3の状態を「稼働」とする(ステップS11)。この場合のサーバ状態記憶部122は、図15(b)の状態となる。
次に、サーバ101−1、サーバ101−2、サーバ102−3が稼働している状態から、いずれかのサーバを停止する場合(図12:ステップS12)について説明する。
前提条件としては、単位時間あたりにクライアント102から受ける要求の数Nが、10から8に減ったものとする。この要求数Nの減少により、サーバ数削除条件(図12:ステップS12)を満たした場合を考える。この場合には、稼動中のサーバ101−1、サーバ101−2、サーバ101−3のいずれかを停止する必要がある。
稼働中のサーバ101−1を停止したと仮定すると、サーバ101−2、サーバ101−3が稼働状態となる。このときの電力量評価値Eを算出すると、Eは約320となる。
次に、サーバ101−2を停止したと仮定すると、サーバ101−1、サーバ101−3が稼働状態となる。このときの電力量評価値Eを算出すると、Eは297となる。
また、サーバ101−3を停止したと仮定すると、サーバ101−1、サーバ101−2が稼働状態となる。このときの電力量評価値Eを算出すると、Eは約283となる。
この場合、上記の計算結果から、サーバ101−3を稼働させた場合に、電力量評価値Eが最小となることがわかる。従って、電源制御命令部190は、サーバ101−3に停止命令を送信する(ステップS16)。サーバ選択部180は、サーバ状態記憶部122のサーバ101−3の状態を「停止」とする(ステップS17)。
この場合のサーバ状態記憶部122の状態は、図15(a)の状態となる。
<具体例2>
次に、具体的な数値例を用いて、実施形態2の変形例の動作について説明する。
具体例2では、実施形態2において、処理電力Peとアイドル電力Piの差(Pe−Pi)がアイドル電力Piに対して小さく、かつ待機電力Pwが処理電力Peやアイドル電力Piに比べて非常に小さな場合を前提としている。すなわち、待機電力Pwと(Np[i]×We[i])をいずれも0として扱うことのできるシステムの場合について説明する。実施形態2で記述した通り、この場合、電力量評価値Eを比較することは、稼働候補もしくは停止候補とするサーバ101のアイドル電力Piを比較することに等しい。
具体例2のシステムの構成は、具体例1と同じく、図13に示す構成である。すなわち、サーバ101として、サーバ101−1〜101−5の5つが設けられているものとする。
また、処理割り当て装置100のサーバ特性記憶部123が、図16の状態であるものとする。この場合、すべてのサーバ101において、処理性能Cと処理増分電力量Weの積であるC×Weは、アイドル電力Piに対して非常に小さい。さらに、待機電力Pwは、アイドル電力Piに比べて非常に小さい。
今、サーバ数増加条件は、単位時間あたりにクライアント102から受ける要求の数Nが、稼働状態のサーバの処理性能の合計の80%以上になった場合とする。一方、サーバ数削減条件は、単位時間あたりにクライアント102から受ける要求の数Nが、稼働状態のサーバの処理性能の40%以下になった場合とする。
図17は、具体例2におけるサーバ状態記憶部122の状態を示している。今、サーバ状態記憶部122が、図17(a)の状態であるとする。すなわち、サーバ101−1とサーバ101−2が稼働状態、サーバ101−3〜5が停止状態である。
ここで、図11において、単位時間あたりにクライアント102から受ける要求数Nが10であり、サーバ数増加条件(ステップS6)を満たした場合を考える。図17(a)の状態から、新たにサーバ101−3、サーバ101−4、サーバ101−5のそれぞれを稼動させたと仮定し、電力量評価値Eの計算を行う。
新たに稼働させるサーバの候補は、現在停止中のサーバ101−3、サーバ101−4、サーバ101−5の3つである。サーバ101−3のアイドル電力Piは80、サーバ101−4のアイドル電力Piは90、サーバ101−5のアイドル電力Piは100である。3つのサーバのうち、アイドル電力が最小なのは、サーバ101−3である。ここまでの計算が、ステップS8とステップS9に相当する。
次に、電源制御命令部190は、サーバ101−3に稼働命令を送信する(ステップS10)。続いて、サーバ選択部180は、サーバ状態記憶部122のサーバ101−3の状態を「稼働」とする(ステップS11)。
この場合のサーバ状態記憶部122の状態を図17(b)に示す。サーバ101−3は稼働状態となっている。処理割り当て装置100は、クライアント102からの要求を、サーバ101−1、101−2、101−3に割り当てる。
次に、サーバ101−1、サーバ101−2、サーバ101−3が稼働している状態から、いずれかのサーバを停止する場合(図12:ステップS12)について説明する。
前提条件としては、単位時間あたりにクライアント102から受ける要求の数Nが、10から8に減ったものとする。この要求数Nの減少により、サーバ数削除条件(図12:ステップS12)を満たした場合を考える。この場合には、稼動中のサーバ101−1、サーバ101−2、サーバ101−3のいずれかを停止させる必要がある。
サーバ101−1のアイドル電力Piは100、サーバ101−2のアイドル電力Piは120、サーバ101−3のアイドル電力Piは80である。このうち、アイドル電力Piが最大であるのは、サーバ101−2である。従って、サーバ101−2が停止対象として選択される(図12:ステップS14、ステップS15に相当)。
従って、電源制御命令部190は、サーバ101−2に停止命令を送信する(ステップS16)。サーバ選択部180は、サーバ状態記憶部122のサーバ101−2の状態を「停止」とする(ステップS17)。
この場合のサーバ状態記憶部122の状態は、図17(c)の状態となる。
<実施形態3>
本発明の実施形態3について、図面を用いて詳細に説明する。
(構成)
図18は、実施形態3のシステム構成を示している。図18のシステム構成は、実施形態2と同様のものであるので、詳細な説明は省略する。なお、実施形態3では、サーバ101の個数を3個としている。また、処理割り当て装置100の内部構成も、図5と同様であるので、詳細な説明は省略する。
実施形態3と実施形態2との違いは、処理割り当て装置100の記憶部120の構成にある。図19は、実施形態3による記憶部120の構成を示している。図19によれば、記憶部120は、要求履歴記憶部121、サーバ状態記憶部122、サーバ特性記憶部123を有している。要求履歴記憶部121、サーバ状態記憶部122、サーバ特性記憶部123については、実施形態2のものと同様であるので、詳細な説明は省略する。
また、図20は、実施形態3におけるサーバ101の構成例を示している。図20は、各サーバの稼動・停止の組み合わせに対して、処理性能の合計値と、電力量評価値Eとを示している。
(動作)
次に、図21のフローチャートを参照して、実施形態3の処理割り当て装置100の動作について説明する。
実施形態3において、ステップS1からステップS4については、実施形態2(図10)と同様である。実施形態3と実施形態2との差分は、ステップS4において、サーバからの応答の受信が無かった場合の処理である(図21:ステップS18)。以下、ステップS18以降の動作について、図21を用いて説明する。
図21を参照すると、実施形態3において、ステップS4でサーバからの応答の受信が無かった場合に、サーバ数変更判断部150は、サーバ再構成条件を満たすか否かを判断する(ステップS18)。
サーバ再構成条件の例としては、様々なものが考えられるが、例えば、前回のサーバ再構成から一定時間の経過を条件とすることが挙げられる。また、定期的にサーバ再構成を行うような条件を設定することも可能である。さらに、クライアント102からの時間当たりの要求数が、前回サーバ101の状態変更を行った時刻の要求量から、一定割合変化することを条件としても良い。
ステップS18でサーバ再構成条件を満たした場合、処理増分電力量計算部160は、各サーバの処理増分電力を計算する(ステップS19)。処理増分電力量Weの計算には、処理電力Pe、アイドル電力Pi、処理時間Teが必要である。これらパラメータのうち、上述した記憶部120では、処理電力Peと処理時間Teは記憶していない。これらのパラメータについては、あらかじめ測定した値を記憶部120に記憶しておいても良いし、その都度測定した値を用いても良い。なお、この動作は必ずしもステップS18の直後に行われなくても良く、ステップS18以前に行っても良い。また、上述したように、処理割り当て装置100から処理増分電力量計算部160を省く構成を採用する場合には、ステップS7は省略する。この場合には、記憶部120に記憶した処理増分電力量を用いて、以降の処理を進める。
次に、サーバ選択部180は、サーバ101のすべての稼働状態の組み合わせについて、電力量評価値Eを算出する(ステップS20、ステップS21)。サーバ選択部180は、所定の性能条件を満たし、かつ電力量評価値Eが最小となるサーバ構成を選択する(ステップS22)。
上述の性能条件とは、例えば、稼働状態とするサーバ101の処理性能の合計値が、単位時間あたりにクライアント102から受ける要求数Nの一定割合以上であることが挙げられる。
次に、ステップS22で決定したサーバ構成において、現在は停止状態にあり稼働状態に変更する必要があるサーバ101がある場合、電源制御命令部190は、該当するサーバ101に稼働命令を送信する(ステップS23)。
次に、ステップS22で決定したサーバ構成において、現在は稼動状態にあり停止状態に変更する必要があるサーバ101がある場合、電源制御命令部190は、該当するサーバ101に停止命令を送信する(ステップS24)。
次に、サーバ選択部180は、サーバ状態記憶部122の各サーバの状態を、決定したサーバ構成に対応する状態に変更し(ステップS25)、ステップA1以降の処理を行う。
(効果)
実施形態3では、稼働状態とするサーバの数に変更が伴わない場合にも構成変更が行われ得る。さらに、すべてのサーバの状態を変更対象として、構成が変更される。このため、実施形態2の効果に加え、より早く消費電力量の小さな構成に再構成が可能であるという効果がある。例えば、新たに消費電力量を低減可能なサーバを複数台追加した場合に、稼働状態にある消費電力量の大きなサーバとの入れ替えが一度に行われるようにすることが可能である。
なお、実施形態3では、すべてのサーバの稼働状態の組み合わせについて、電力量評価値Eを算出するものとしたが、必ずしもすべての組み合わせについて算出する必要はない。例えば、現在稼動しているサーバの数に近い台数のサーバが稼動するような組み合わせのみについて電力量評価値Eを算出することも可能である。このように、システムの特性や状況に応じて、電力量評価値Eを算出するための計算量を削減することが可能である。
<具体例3>
次に、具体的な数値例を用いて、実施形態3の動作について説明する。
具体例3のシステム構成は、図18の構成を用いる。具体例3では、サーバ101としてサーバ101−1、サーバ101−2、サーバ101−3の3つが設けられているものとする。
前提条件として、サーバ再構成条件は、一定時間間隔ごとにサーバ再構成を行うこととする。また、性能条件は、稼働状態とするサーバ101の処理性能の合計値が、単位時間あたりにクライアント102から受ける要求数Nの110%以上であることとする。また、処理割り当て装置100のサーバ特性記憶部123が、図22の状態であるものとする。
今、サーバ状態記憶部122が、図23(a)の状態であるとする。図23(a)では、サーバ101−2とサーバ101−3とが稼働状態で、サーバ101−1が停止状態である。ここで、単位時間あたりにクライアント102から受ける要求数Nが10であり、図21のステップS18において、サーバ再構成条件を満たした場合を考える。
まず、処理増分電力量計算部160は、各サーバの処理増分電力量を計算する(ステップS19)。
次に、サーバ選択部180は、サーバ101のすべての稼働状態の組み合わせについて、電力量評価値Eを算出する(ステップS20、ステップS21)。各サーバについて、1台以上のサーバが稼働する場合の状態の組み合わせと、それぞれの組み合わせにおける処理性能合計値と電力量評価値Eの算出値を、図20に示す。
上述の性能条件とは、処理性能の合計値が、要求数Nの110%以上であることとしていた。N=10であるため、処理性能合計値が11以上となる組み合わせが、性能条件を満たすこととなる。
性能条件を満たす組み合わせは、図20の構成4、構成5、構成6、構成7である。この中で電力量評価値Eが最小である組み合わせは、構成4である。構成4では、サーバ101−1とサーバ101−2が稼動状態であり、サーバ101−3は停止状態である。従って、サーバ選択部180は、構成4を選択する(ステップS22)。
次に、電源制御命令部190は、サーバ101−1に稼働命令を送信する(ステップS23)。続いて、電源制御命令部190は、サーバ101−3に停止命令を送信する(ステップS24)。
次に、サーバ選択部180は、サーバ状態記憶部122を変更する(ステップS25)。この場合、サーバ状態記憶部122は、図23(b)の状態となる。サーバ101−3は停止状態となり、処理割り当て装置100は、クライアント102からの要求をサーバ101−1とサーバ101−2に割り当てる状態になる。具体例3の場合、稼働状態にあるサーバの数は変わっていないが、稼働させるサーバの組み合わせは変わっている。
以上、実施形態を参照して本願発明を説明したが、本願発明は上記実施形態に限定されものではない。本願発明の構成や詳細には、本願発明のスコープ内で当業者が理解し得る様々な変更をすることができる。
上記の実施形態の一部または全部は、以下の付記のようにも記載され得るが、以下には限られない。
(付記1)
情報処理装置に処理を割り当てる処理割り当て装置であって、
割り当てる処理に対する前記情報処理装置の処理電力と前記情報処理装置のアイドル電力との差分を、前記処理にかかる処理時間で時間積分した値である処理増分電力量を記憶する記憶部と、
前記記憶部に記憶された前記処理増分電力量に基づいて、前記処理を割り当てる情報処理装置の組み合わせを選択する情報処理装置選択部と、
を備えることを特徴とする処理割り当て装置。
(付記2)
前記情報処理装置選択部は、前記情報処理装置の組み合わせのうち、各々の情報処理装置の消費電力の予測値の合計が最小となる情報処理装置の組み合わせを選択することを特徴とする付記1に記載の処理割り当て装置。
(付記3)
前記処理割り当て装置は、さらに、
前記情報処理装置の処理増分電力量に基づいて、前記情報処理装置の処理割り当て状態にかかる前記消費電力の予測値を計算する消費電力計算部を備え、
前記情報処理装置選択部は、前記消費電力の予測値に基づいて、前記処理を割り当てる情報処理装置の組み合わせを選択することを特徴とする付記1または2に記載の処理割り当て装置。
(付記4)
前記消費電力計算部は、
前記情報処理装置に割り当てられる処理要求数の予測値に基づいて、前記情報処理装置の消費電力の予測値を計算することを特徴とする付記3に記載の処理割り当て装置。
(付記5)
前記消費電力計算部は、
前記情報処理装置の処理性能に基づいて、前記処理要求数の予測値を計算することを特徴とする付記4に記載の処理割り当て装置。
(付記6)
前記消費電力計算部は、
前記情報処理装置のアイドル電力に基づいて、前記情報処理装置の消費電力の予測値を計算することを特徴とする付記3から5のいずれか1つに記載の処理割り当て装置。
(付記7)
前記消費電力計算部は、
前記情報処理装置の待機電力に基づいて、前記情報処理装置の消費電力の予測値を計算することを特徴とする付記3から6のいずれか1つに記載の処理割り当て装置。
(付記8)
割り当てられた処理を実行する情報処理装置と、
前記情報処理装置に処理を割り当てる処理割り当て装置と、を備え、
前記処理割り当て装置は、
割り当てる処理に対する前記情報処理装置の処理電力と前記情報処理装置のアイドル電力との差分を、前記処理にかかる処理時間で時間積分した値である処理増分電力量を記憶する記憶部と、
前記記憶部に記憶された前記処理増分電力量に基づいて、前記処理を割り当てる情報処理装置の組み合わせを選択する情報処理装置選択部と、
を備えることを特徴とする処理割り当てシステム。
(付記9)
前記情報処理装置選択部は、前記情報処理装置の組み合わせのうち、各々の情報処理装置の消費電力の予測値の合計が最小となる情報処理装置の組み合わせを選択することを特徴とする付記8に記載の処理割り当てシステム。
(付記10)
前記処理割り当て装置は、さらに、
前記情報処理装置の処理増分電力量に基づいて、前記情報処理装置の処理割り当て状態にかかる前記消費電力の予測値を計算する消費電力計算部を備え、
前記情報処理装置選択部は、前記消費電力の予測値に基づいて、前記処理を割り当てる情報処理装置の組み合わせを選択することを特徴とする付記8または9に記載の処理割り当てシステム。
(付記11)
前記消費電力計算部は、
前記情報処理装置に割り当てられる処理要求数の予測値に基づいて、前記情報処理装置の消費電力の予測値を計算することを特徴とする付記10に記載の処理割り当てシステム。
(付記12)
前記消費電力計算部は、
前記情報処理装置の処理性能に基づいて、前記処理要求数の予測値を計算することを特徴とする付記11に記載の処理割り当てシステム。
(付記13)
前記消費電力計算部は、
前記情報処理装置のアイドル電力に基づいて、前記情報処理装置の消費電力の予測値を計算することを特徴とする付記10から12のいずれか1つに記載の処理割り当てシステム。
(付記14)
前記消費電力計算部は、
前記情報処理装置の待機電力に基づいて、前記情報処理装置の消費電力の予測値を計算することを特徴とする付記10から13のいずれか1つに記載の処理割り当てシステム。
(付記15)
割り当てる処理に対する前記情報処理装置の処理電力と前記情報処理装置のアイドル電力との差分を、前記処理にかかる処理時間で時間積分した値である処理増分電力量を記憶する記憶ステップと、
前記処理増分電力量に基づいて、前記処理を割り当てる情報処理装置の組み合わせを選択する情報処理装置選択ステップと、
を含むことを特徴とする処理割り当て方法。
(付記16)
前記情報処理装置選択ステップは、前記情報処理装置の組み合わせのうち、各々の情報処理装置の消費電力の予測値の合計が最小となる情報処理装置の組み合わせを選択することを特徴とする付記15に記載の処理割り当て方法。
(付記17)
前記情報処理装置の処理増分電力量に基づいて、前記情報処理装置の処理割り当て状態にかかる前記消費電力の予測値を計算する消費電力計算ステップをさらに含み、
前記情報処理装置選択ステップは、前記消費電力の予測値に基づいて、前記処理を割り当てる情報処理装置の組み合わせを選択することを特徴とする付記15または16に記載の処理割り当て方法。
(付記18)
前記消費電力計算ステップは、
前記情報処理装置に割り当てられる処理要求数の予測値に基づいて、前記情報処理装置の消費電力の予測値を計算することを特徴とする付記17に記載の処理割り当て方法。
(付記19)
前記消費電力量計算ステップは、
前記情報処理装置の処理性能に基づいて、前記処理要求数の予測値を計算することを特徴とする付記18に記載の処理割り当て方法。
(付記20)
前記消費電力計算ステップは、
前記情報処理装置のアイドル電力に基づいて、前記情報処理装置の消費電力の予測値を計算することを特徴とする付記17から19のいずれか1つに記載の処理割り当て方法。
(付記21)
前記消費電力計算ステップは、
前記情報処理装置の待機電力に基づいて、前記情報処理装置の消費電力の予測値を計算することを特徴とする付記17から20のいずれか1つに記載の処理割り当て方法。
(付記22)
割り当てる処理に対する前記情報処理装置の処理電力と前記情報処理装置のアイドル電力との差分を、前記処理にかかる処理時間で時間積分した値である処理増分電力量を記憶する記憶処理と、
前記処理増分電力量に基づいて、前記処理を割り当てる情報処理装置の組み合わせを選択する情報処理装置選択処理と、
をコンピュータに実行させることを特徴とする処理割り当てプログラム。
(付記23)
前記情報処理装置選択処理は、前記情報処理装置の組み合わせのうち、各々の情報処理装置の消費電力の予測値の合計が最小となる組み合わせを選択することを特徴とする付記22に記載の処理割り当てプログラム。
(付記24)
前記情報処理装置の処理増分電力量に基づいて、前記情報処理装置の処理割り当て状態にかかる前記消費電力の予測値を計算する消費電力計算処理をさらに含み、
前記情報処理装置選択処理は、前記消費電力の予測値に基づいて、前記処理を割り当てる情報処理装置の組み合わせを選択することを特徴とする付記22または23に記載の処理割り当てプログラム。
(付記25)
前記消費電力計算処理は、
前記情報処理装置に割り当てられる処理要求数の予測値に基づいて、前記情報処理装置の消費電力の予測値を計算することを特徴とする付記24に記載の処理割り当てプログラム。
(付記26)
前記消費電力量計算処理は、
前記情報処理装置の処理性能に基づいて、前記処理要求数の予測値を計算することを特徴とする付記25に記載の処理割り当てプログラム。
(付記27)
前記消費電力計算処理は、
前記情報処理装置のアイドル電力に基づいて、前記情報処理装置の消費電力の予測値を計算することを特徴とする付記24から26のいずれか1つに記載の処理割り当てプログラム。
(付記28)
前記消費電力計算処理は、
前記情報処理装置の待機電力に基づいて、前記情報処理装置の消費電力の予測値を計算することを特徴とする付記24から付記27のいずれか1つに記載の処理割り当てプログラム。
100、1000 処理割り当て装置
101−1、101−2、101−3、101−4、101−5 サーバ
102−1、102−2、102−3 クライアント
103 ネットワーク
110 通信部
120、1100 記憶部
121 要求履歴記憶部
122 サーバ状態記憶部
123 サーバ特性記憶部
130 処理割り当て部
140 要求処理部
150 サーバ数変更判断部
160 処理増分電力量計算部
170 電力量評価値計算部
180 サーバ選択部
190 電源制御命令部
1200 情報処理装置選択部

Claims (10)

  1. 情報処理装置に処理を割り当てる処理割り当て装置であって、
    割り当てる処理に対する前記情報処理装置の処理電力と前記情報処理装置のアイドル電力との差分を、前記処理にかかる処理時間で時間積分した値である処理増分電力量を記憶する記憶部と、
    前記記憶部に記憶された前記処理増分電力量に基づいて、前記処理を割り当てる情報処理装置の組み合わせを選択する情報処理装置選択部と、
    を備えることを特徴とする処理割り当て装置。
  2. 前記情報処理装置選択部は、前記情報処理装置の組み合わせのうち、各々の情報処理装置の消費電力の予測値の合計が最小となる情報処理装置の組み合わせを選択することを特徴とする請求項1に記載の処理割り当て装置。
  3. 前記処理割り当て装置は、さらに、
    前記情報処理装置の処理増分電力量に基づいて、前記情報処理装置の処理割り当て状態にかかる前記消費電力の予測値を計算する消費電力計算部を備え、
    前記情報処理装置選択部は、前記消費電力の予測値に基づいて、前記処理を割り当てる情報処理装置の組み合わせを選択することを特徴とする請求項1または2に記載の処理割り当て装置。
  4. 前記消費電力計算部は、
    前記情報処理装置に割り当てられる処理要求数の予測値に基づいて、前記情報処理装置の消費電力の予測値を計算することを特徴とする請求項3に記載の処理割り当て装置。
  5. 前記消費電力計算部は、
    前記情報処理装置の処理性能に基づいて、前記処理要求数の予測値を計算することを特徴とする請求項4に記載の処理割り当て装置。
  6. 前記消費電力計算部は、
    前記情報処理装置のアイドル電力に基づいて、前記情報処理装置の消費電力の予測値を計算することを特徴とする請求項3から5のいずれか1つに記載の処理割り当て装置。
  7. 前記消費電力計算部は、
    前記情報処理装置の待機電力に基づいて、前記情報処理装置の消費電力の予測値を計算することを特徴とする請求項3から6のいずれか1つに記載の処理割り当て装置。
  8. 割り当てられた処理を実行する情報処理装置と、
    前記情報処理装置に処理を割り当てる処理割り当て装置と、を備え、
    前記処理割り当て装置は、
    割り当てる処理に対する前記情報処理装置の処理電力と前記情報処理装置のアイドル電力との差分を、前記処理にかかる処理時間で時間積分した値である処理増分電力量を記憶する記憶部と、
    前記記憶部に記憶された前記処理増分電力量に基づいて、前記処理を割り当てる情報処理装置の組み合わせを選択する情報処理装置選択部と、
    を備えることを特徴とする処理割り当てシステム。
  9. 割り当てる処理に対する前記情報処理装置の処理電力と前記情報処理装置のアイドル電力との差分を、前記処理にかかる処理時間で時間積分した値である処理増分電力量を記憶する記憶ステップと、
    前記処理増分電力量に基づいて、前記処理を割り当てる情報処理装置の組み合わせを選択する情報処理装置選択ステップと、
    を含むことを特徴とする処理割り当て方法。
  10. 割り当てる処理に対する前記情報処理装置の処理電力と前記情報処理装置のアイドル電力との差分を、前記処理にかかる処理時間で時間積分した値である処理増分電力量を記憶する記憶処理と、
    前記処理増分電力量に基づいて、前記処理を割り当てる情報処理装置の組み合わせを選択する情報処理装置選択処理と、
    をコンピュータに実行させることを特徴とする処理割り当てプログラム。
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