JP2012132784A - エアマイクロメータの測定ヘッド装置 - Google Patents

エアマイクロメータの測定ヘッド装置 Download PDF

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Abstract

【課題】測定ヘッドを交換することなく、簡単かつ正確にワークの寸法を測定することができるエアマイクロメータの測定ヘッド装置を提供する。
【解決手段】定盤10上に第1測定ヘッド1と第2測定ヘッド2が相互に対向して取り付けられる。第1測定ヘッド1と第2測定ヘッド2には、各々、噴出孔を有したノズル部13,23を設けた可動ヘッド部12,22が、定盤10上に固定したヘッド固定部11,21に、スライド機構14,24を介して、定盤10の平面方向に各ノズル部13,23を相互に接離する方向に、摺動可能に取り付けられる。スライド機構14,24には可動ヘッド部12,22を一方向に付勢するバネ部材が設けられる。ヘッド固定部11,21には、微細調整機構5が、その移動先端を可動ヘッド部12、22に押し当てて、可動ヘッド部12、22をヘッド固定部11,21に対し接離方向に微細移動させるように取り付けられる。
【選択図】図1

Description

本発明は、ワークの被測定面に対しエアを噴出し、その背圧または差圧に基づき、ワークの厚さ、外径、内径などを測定するエアマイクロメータの測定ヘッド装置に関する。
ワークの内径、外径などを測定するエアマイクロメータとして、下記特許文献1に示すような、背圧・差圧式のエアマイクロメータが知られている。
このエアマイクロメータは、空気源から供給される空気を、固定オリフィス付きの2系統の管路に供給し、一方の管路を測定ヘッド用管路とし、他方の管路には別の固定オリフィスを設けて排気用管路とし、測定ヘッド用管路と排気用管路間を、差圧センサを設けたセンサ用管路で接続し、測定ヘッド用管路にはノズル孔を設けた測定ヘッドを接続して構成される。
特開2005−114511号公報
この種のエアマイクロメータは、原理的にはワークに対し非接触の状態で配置した測定ヘッドのノズル孔から空気を噴出してワークの測定を行なうが、一般に、測定ヘッドは、例えばワーク孔の内径を測定する場合、ワーク孔に挿入可能な外径の円柱型に形成され、その外周面の直径対応位置両側にノズル孔が形成される共に、その内部軸方向に空気流路が形成され、空気流路が両側のノズル孔に連通されて構成される。
また、ワークの厚さ又は外径を測定する場合、測定ヘッドは、図13に示すように、二股のヘッド本体130を有し、ワークW2の上面及び下面を、その二股状に開口したヘッド本体130の開口部に挿入し、ワークW2の厚さを測定する構造となっている。このヘッド本体130は、その末端に設けた接続部133と一体に、先端を二股状に開口して形成され、接続部133の外周には接続用のねじが形成される。さらに、ヘッド本体130と接続部133の内部には、空気流路134が形成され、この空気流路134の先端部は、ヘッド本体130の二股部分で両側に分岐し、ヘッド本体130の二股状に開口した開口部の内面に形成された2個のノズル孔132、132と連通接続されている。二股開口部内側に形成された2個のノズル孔132、132は相互に対向して配置されている。
通常、このようなワークW2の厚さを測定する場合、ワークW2の正確な厚さ寸法より僅かに広い開口部のヘッド本体を製作し、そのようなヘッド本体を有する測定ヘッドを用いて、ワークW2をヘッド本体の二股開口部内に挿入し、両側のノズル孔から空気を噴出させ、そのときに空気流路に生じる背圧または差圧を測定し、その圧力からワークW2の厚さを算出している。
しかし、この種の測定ヘッドのヘッド本体は、そのノズル孔132,132間の間隔が固定であるため、ワークに対し測定ヘッドは専用型として製作され、異なった基準厚さのワーク(製品またはロットの異なるワーク)に対して、異なったヘッド本体の測定ヘッドが使用される。
このため、多品種少量生産などで、各種の形状、寸法のワークを製造する製造ラインなどで、そのワークの厚さ寸法を測定する場合、基準厚さの異なるワーク毎にそのワークの厚さに合った測定ヘッドを製作しておき、異なるワークの厚さを測定する際、エアマイクロメータに対し、ワークの基準厚さに合った測定ヘッドを付け替えて使用しており、測定ヘッドのコストが増大すると共に、測定ヘッドの付け替えによる作業性の悪化が課題となっている。
本発明は、上述の課題を解決するものであり、ワークの基準寸法が異なった場合でも、測定ヘッドを交換することなく、高精度にワークの寸法を測定することができるエアマイクロメータの測定ヘッド装置を提供することを目的とする。
本発明に係るエアマイクロメータの測定ヘッド装置は、噴出孔からワークの被測定面に対しエアを噴出し、その背圧または差圧に基づき、ワークの寸法を測定するエアマイクロメータの測定ヘッド装置において、
定盤上に第1測定ヘッドと第2測定ヘッドが相互に対向して取り付けられ、
該第1測定ヘッドと第2測定ヘッドには、各々、該噴出孔を有したノズル部を設けた可動ヘッド部が、該定盤上に固定したヘッド固定部に、スライド機構を介して、該定盤の平面方向に1対のノズル部を相互に接離する方向に、摺動可能に取り付けられ、
該第1測定ヘッドと第2測定ヘッドの該スライド機構には該可動ヘッド部を一方向に付勢するバネ部材が設けられ、
該第1測定ヘッドと第2測定ヘッドの該ヘッド固定部には、微細調整機構が、その移動先端を該可動ヘッド部に押し当てて、該可動ヘッド部を該ヘッド固定部に対し該1対のノズル部の間隔を接離方向に微細移動させるように取り付けられたことを特徴とする。
この発明によれば、第1測定ヘッドと第2測定ヘッドの微細調整機構を回して、各可動ヘッド部のノズル部を、相互に接離する方向に微細移動させて、定盤上で対向配置された1対のノズル部の間隔を微調整することができるので、基準厚さ、基準外径、基準内径などの異なる各種のワークの厚さ、外径、内径などを、測定ヘッドを交換することなく、簡単に測定することができる。
ここで、上記微細調整機構には、円筒型本体内に、スピンドルを下端に取り付けた移動軸を直線移動可能に配設し、その移動軸の外周部にめねじ部、おねじ部を介して螺合する摘み部付の回転筒を配設し、回転筒を回転操作することにより、スピンドルの移動軸を軸方向に微細移動させるマイクロメータヘッドを使用することができる。これによれば、定盤上で対向して配置された1対のノズル部の間隔を、摘み部の1〜数μmの目盛り幅で、高精度に微調整することができる
また、上記ノズル部は、長尺のノズルアームの先端側部に、噴出孔を有したノズル部材を取り付けて構成される一方、上記可動ヘッド部に対し、該ノズル部材の向きを可変可能にねじで締め付け固定される構成とすることができる。これによれば、可動ヘッド部上のノズル部を、その向きを変えるように付け替えるのみで、例えば、パイプ状のワークの内径と、円柱状のワークの外径の両方を、簡単に測定することができる。
また、上記ノズル部には、噴出孔を有したノズル部材を、ねじにより交換可能に取り付けることができる。これによれば、ノズル部材が使用により摩耗し或いは傷ついた場合、簡単に交換して使用することができる。
また、上記第1測定ヘッドと第2測定ヘッドの各可動ヘッド部には、各々、他のヘッド固定部及びスライド機構を介して他の可動ヘッド部が移動可能に設けられ、他の1対の可動ヘッド部を上記微細調整機構による微細移動より大きく移動させて1対のノズル部間を広くまたは狭くする、直線往復駆動機構を設けることができる。この直線往復移動機構としては、流体圧シリンダまたはリニアアクチュエータを、ヘッド固定部に取り付けて構成することができる。
この発明によれば、ワークを測定する際、直線往復駆動機構を動作させて1対のノズル部間を広く(ワークの外径や厚さ測定の場合)または狭く(ワークの内径測定の場合)した状態で、ワークをノズル部間にまたはノズル部の外側に挿入し、その後、微細調整機構により調整された所定の間隔に1対のノズル部の間隔を戻して、ワークの外径、内径、厚さなどを測定することができるので、ワークを誤ってノズル部に当てることなく、安全かつ簡単にワークをノズル部間等に挿入し、効率よく正確に測定作業を行うことができる。
本発明のエアマイクロメータの測定ヘッド装置によれば、ワークの基準寸法が異なった場合でも、測定ヘッドを交換することなく、測定することができ、測定ヘッドに対しワークの挿入を、安全かつ容易に行うことができる。
本発明の一実施形態を示すエアマイクロメータの測定ヘッド装置の正面図である。 (a)は第1測定ヘッドの正面図、(b)は同第1測定ヘッドの右側面図、(c)はその平面図である。 (a)は第1測定ヘッドの背面図、(b)は同第1測定ヘッドの左側面図である。 (a)は第2測定ヘッドの正面図、(b)は同第2測定ヘッドの右側面図、(c)はその平面図である。 ノズル部の向きを変えて付け替え、円柱状のワークの外径を測定する状態とした測定ヘッド装置の正面図である。 可動ヘッド部に直線往復駆動機構を取り付けた他の実施形態の第1測定ヘッドの正面図である。 同第1測定ヘッドの右側面図である。 他の実施形態の第2測定ヘッドの正面図である。 他の実施形態の測定ヘッド装置の正面図である。 他の実施形態の測定ヘッド装置の正面図である。 他の実施形態の測定ヘッド装置の正面図である。 他の実施形態の測定ヘッド装置の正面図である。 (a)は従来のエアマイクロメータの測定ヘッドの正面図、(b)は同測定ヘッドの断面図である。
以下、本発明の一実施形態を図面に基づいて説明する。図1のエアマイクロメータの測定ヘッド装置は、パイプ状のワークWの内径を測定するための測定ヘッドの例であり、定盤10上に、第1測定ヘッド1と第2測定ヘッド2を、所定の位置に、相互に向かい合って対向するように取り付けて構成される。
第1測定ヘッド1と第2測定ヘッド2は、図1に示す如く、ミラー対称形に形成される同様な構造であり、第1測定ヘッド1のヘッド固定部11と第2測定ヘッド2のヘッド固定部21の底面が定盤10上に固定・立設されている。
図1の右側に位置する第1測定ヘッド1は、定盤10上に固定されるヘッド固定部11の正面側に、スライド機構14を介して、可動ヘッド部12が定盤10の平面と平行に摺動可能に取り付けられ、可動ヘッド部12上にノズル部13を取り付け、ヘッド固定部11の下部には、可動ヘッド部12を定盤10の平面と平行に微細移動させるための微細調整機構5を設けている。
ヘッド固定部11は、直方体形状に形成され、その正面に板状の可動ヘッド部12が図1の左右方向(水平横方向)に移動可能に、スライド機構14を介して取り付けられ、ヘッド固定部11は、定盤10上に立設される。スライド機構14は、ヘッド固定部11の正面と可動ヘッド部12の背面側に、ガイド溝とガイドレールを水平横方向に設けて、それらのガイド溝とガイドレールを嵌合させて摺動可能に構成される。
スライド機構14には、そのガイド溝とガイドレールが摺接する直線ガイド面に、複数の鋼球が配設され、可動ヘッド部12がヘッド固定部11に対し、左右水平方向(定盤10の平面方向)に非常に円滑に、ガタツキなく移動するようなっている。可動ヘッド部12の移動距離は、ノズル部13がワークWの被測定面から離れ得る最大幅に設定される。また、スライド機構14の内部には図示しないバネ部材が設けられ、バネ部材は可動ヘッド部12を常時、図1の右側に、つまり可動ヘッド部の下部に固定した押し当て部12aを、後述の微細調整機構5のスピンドル7に押し当てる側に付勢している。したがって、通常時、可動ヘッド部12は微細調整機構5のスピンドル7の先端に、その押し当て部12aを当接させた状態で静止している。
一方、可動ヘッド部12上のノズル部13は、上方に突き出すように、細長く長尺形状に形成され、ノズル部13の先端側部に、噴出孔を有するノズル部材15がねじにより交換可能に取り付けられ、ノズル部材15からエアが右水平方向に噴出する構造である。ノズル部13には、内部に空気通路16が長手方向に形成され、ノズル部13の先端側部のノズル部材15がこの空気通路16と連通し、空気通路16から供給される空気をノズル部材15の噴出孔から水平横方向に噴出する構造となっている。
ノズル部13は、可動ヘッド部12上に固定ねじ17により交換可能に締め付け固定され、そのノズル部材15の向きを、図1の右側と左側との間で、変更したい場合、ノズル部13の向きを変更するように、付け替え可能となっている。さらに、ノズル部13のノズル部材15は、ノズル部13に設けたねじ孔にねじ込んで交換可能とされ、これにより、仮にノズル部材15がワークなどにより損傷を受けた場合でも、簡単に交換することができるようになっている。
さらに、図1に示すように、ヘッド固定部11の下部の正面側に、微細調整機構5が、取付ブラケット8を介して、その移動先端のスピンドル7を可動ヘッド部12側の押し当て部12aに当接させるように水平横方向に取り付けられる。微細調整機構5は、円筒型本体5a内に、スピンドル7を下端に取り付けた移動軸を直線移動可能に配設し、その移動軸の外周部にめねじ部、おねじ部を介して螺合する回転筒が配設され、回転筒の上部に摘み部6を取り付け、摘み部6により回転筒を回転させることにより、スピンドル7の移動軸を軸方向に微細移動させる構造である。
この微細調整機構5には、マイクロメータヘッドが使用され、その上部の摘み部6を持って回すことにより、摘み部1回転当り、例えば0.25mmの高精度でスピンドル7を上下動させることができる。つまり、可動ヘッド部12は、バネ部材により図1の右側つまり微細調整機構5側に付勢されているので、微細調整機構5のスピンドル7に押し当て部12aを当接させており、摘み部6を持って微細調整機構5を回すことにより、可動ヘッド部12をヘッド固定部11に対し、定盤10の平面と平行な水平横方向に微細移動させ、これにより、ノズル部材15と被測定面との間隔を、高精度にかつ簡便に調整することができるようになっている。なお、微細調整機構5としては、マイクロメータヘッドに代えて、それと同様な構成の高精度なねじ機構を有したファインピッチスクリューアジャスターを使用することもできる。
ノズル部13の空気通路16には空気供給用のチューブ9が接続され、図示しないエアマイクロメータ本体から供給される空気を、チューブ9を通して空気通路16に供給し、ノズル部材15にエアを供給するようになっている。
一方、図1の左側に位置する第2測定ヘッド2は、定盤10上に固定されるヘッド固定部21の正面側に、スライド機構24を介して、可動ヘッド部22が定盤10の平面と平行に摺動可能に取り付けられ、可動ヘッド部22上にノズル部23を取り付け、ヘッド固定部21の下部には、可動ヘッド部22を定盤10の平面と平行に微細移動させるための微細調整機構5を設けて構成される。第2測定ヘッド2は、図1に示す如く、上記第1測定ヘッド1に対し、相互に対向して定盤10上に取り付けられる。つまり、第2測定ヘッド2は、そのノズル部23におけるノズル部材25とは反対面を、第1測定ヘッド1のノズル部材15の反対面に向け、且つ第1測定ヘッド1のノズル部材15の中央を通る中央縦軸と第2測定ヘッド2のノズル部材25の中央を通る中央縦軸が、定盤10上の1つの垂直面を通る位置に、固定されている。
図4に示すように、ヘッド固定部21は、直方体形状に形成され、その正面に板状の可動ヘッド部22が図1の左右方向(水平横方向)に移動可能に、スライド機構24を介して取り付けられ、ヘッド固定部21は、定盤10上に立設される。スライド機構24は、ヘッド固定部21の正面と可動ヘッド部22の背面側に、ガイド溝とガイドレールを水平横方向に設けて、それらのガイド溝とガイドレールを嵌合させて摺動可能に構成される。
スライド機構24には、そのガイド溝とガイドレールが摺接する直線ガイド面に、複数の鋼球が配設され、可動ヘッド部22がヘッド固定部21に対し、左右水平方向(定盤10の平面方向)に円滑に移動するようなっている。可動ヘッド部22の移動距離は、ノズル部23がワークWの被測定面から離れ得る最大幅に設定される。また、スライド機構24の内部には図示しないバネ部材が設けられ、バネ部材は可動ヘッド部22を常時、図1の左側に、つまり可動ヘッド部の下部に固定した押し当て部22aを、微細調整機構5のスピンドル7に押し当てる側に付勢している。したがって、通常時、可動ヘッド部22は微細調整機構5のスピンドル7の先端に、その押し当て部22aを当接させた状態で静止している。
一方、可動ヘッド部22上のノズル部23は、上方に突き出すように、細長く長尺形状に形成され、ノズル部23の先端側部に、噴出孔を有するノズル部材25がねじにより交換可能に取り付けられ、ノズル部材15からエアが右水平方向に噴出する構造である。ノズル部23には、内部に空気通路26が長手方向に形成され、ノズル部23の先端側部のノズル部材25がこの空気通路26と連通し、空気通路26から供給される空気をノズル部材25の噴出孔から水平横方向に噴出する構造となっている。
ノズル部23は、可動ヘッド部22上に固定ねじ27により交換可能に締め付け固定され、そのノズル部材25の向きを、図1の右側と左側との間で、変更したい場合、ノズル部23の向きを変更するように、付け替え可能となっている。さらに、ノズル部23のノズル部材25は、ノズル部23に設けたねじ孔にねじ込んで交換可能とされ、これにより、仮にノズル部材25がワークなどにより損傷を受けた場合でも、簡単に交換することができるようになっている。
さらに、図1に示すように、ヘッド固定部21の下部の正面側に、微細調整機構5が、取付ブラケット8を介して、その移動先端のスピンドル7を可動ヘッド部22側の押し当て部22aに当接させるように水平横方向に取り付けられる。微細調整機構5は、上述の如く、円筒型本体5a内に、スピンドル7を下端に取り付けた移動軸を直線移動可能に配設し、その移動軸の外周部にめねじ部、おねじ部を介して螺合する回転筒が配設され、回転筒の上部に摘み部6を取り付け、摘み部6により回転筒を回転させることにより、スピンドル7の移動軸を軸方向に微細移動させるように構成される。
この微細調整機構5には、マイクロメータヘッドが使用され、その上部の摘み部6を持って回すことにより、摘み部1回転当り、例えば0.25mmの高精度でスピンドル7を上下動させることができる。つまり、可動ヘッド部22は、バネ部材により図1の左側つまり微細調整機構5側に付勢されているので、微細調整機構5のスピンドル7に押し当て部22aを当接させており、摘み部6を持って微細調整機構5を回すことにより、可動ヘッド部22をヘッド固定部21に対し、定盤10の平面と平行な水平横方向に微細移動させ、これにより、ノズル部材25と被測定面との間隔を、簡便に調整することができるようになっている。
ノズル部23の空気通路26には上述のように、空気供給用のチューブ9が接続され、図示しないエアマイクロメータ本体から供給される空気を、チューブ9を通して空気通路26に供給し、ノズル部材25にエアを供給するようになっている。
第1測定ヘッド1と第2測定ヘッド2がチューブ9を通して接続されるエアマイクロメータは、例えば、空気源から供給される空気を、固定オリフィス付きの2系統の管路に供給し、一方の管路を測定ヘッド用管路とし、他方の管路には別の固定オリフィスを設けて排気用管路とし、測定ヘッド用管路と排気用管路間を、差圧センサを設けたセンサ用管路で接続し、測定ヘッド用管路にチューブ9を介して第1測定ヘッド1、第2測定ヘッド2を接続して、測定を行い、測定ヘッド用管路の圧力と排気用管路の圧力の差圧を差圧センサにより測定し、その差圧データと被測定寸法との関係を示すグラフデータに基づき、ワークの寸法を算出するように構成される。
また、エアマイクロメータは、上記構成の他、空気源から空気を供給する測定部を有し、その測定部内を、多孔質部材によって第1室と第2室に仕切り、第1室の圧力を第1圧力センサにより検出し、第2室の圧力を第2圧力センサにより検出し、その第1圧力と第2圧力の圧力差に基づき、測定ヘッドのノズルから噴出する空気の質量流量を算出し、さらにその質量流量に基づき、ワークの寸法を算出する構成のエアマイクロメータであってもよい。
図1のように、例えば円筒状のワークWの内径を測定する場合、まず、定盤10上の第1測定ヘッド1のノズル部13と第2測定ヘッド2のノズル部23の位置を微調整する。この場合、ワークWを正確な最大寸法で形成した大マスターゲージの内側に、図1のように、第1測定ヘッド1のノズル部13と第2測定ヘッド2のノズル部23を挿入し、ワークWの内径に応じて、第1測定ヘッド1と第2測定ヘッド2の微細調整機構5を操作し、可動ヘッド部12,22を微小幅で図1の左右方向に移動させ、ワークWの内周面とノズル部材15,25との間が非接触で適正間隔となるように調整する。なお、このとき、ワークWの大マスターゲージは、定盤10上に取り付けた図示しない支持部材、或いはロボットアームなどにより、所定位置に支持されることとなる。
この後、ワークWを正確な最大寸法で形成した大マスターゲージ、及びワークを正確な最小寸法で形成した小マスターゲージを、第1測定ヘッド1のノズル部13と第2測定ヘッド2のノズル部23間に被せるように挿入し、エアマイクロメータに大小マスターゲージの内径寸法を読み取らせ、大マスタ寸法及び小マスタ寸法の測定値としてそれらの値をエアマイクロメータ内の制御部のメモリに記憶させる。エアマイクロメータの制御部は大マスタ寸法と小マスタ寸法の測定値から、実際のワークの測定時に得られる空気の圧力データ(流量データ)から測定寸法を換算するための、テーブルデータまたはグラフデータを算出して記憶する。
次に、測定しようとする円筒状のワークWを、図1のように、第1測定ヘッド1のノズル部13と第2測定ヘッド2のノズル部23の外側に被せるように、所定位置、つまりノズル部13のノズル部材15とノズル部23のノズル部材25の中心を結ぶ線がワークWの内径を示す直径線と一致する位置に挿入し、ワークWの内径の測定を行う。エアマイクロメータによる測定は、第1測定ヘッド1のノズル部材15と第2測定ヘッド2のノズル部材25からエアをワークWの内面に向けて噴出し、例えば、エアマイクロメータ内の測定ヘッド用管路の圧力と排気用管路の圧力の差圧を差圧センサにより測定し、その差圧データと被測定寸法との関係を示すグラフデータに基づき、ワークWの内径寸法を算出する。
このように、第1測定ヘッド1と第2測定ヘッド2の微細調整機構5を回して、各可動ヘッド部12,22のノズル部13,23を、相互に接近または離隔する方向に微細移動させて、定盤10上で対向配置された1対のノズル部13,23のノズル部材15,25の間隔を微調整することができるので、ワークWの基準内径が異なるワークWでも、測定ヘッドを交換することなく、簡単に高い精度で測定することができる。
図5は、円柱状のワークW1の外径を本エアマイクロメータの測定ヘッド装置を用いて測定する例を示している。円柱状のワークW1の外径を、本測定ヘッド装置を用いて測定する場合、図5のように、第1測定ヘッド1の可動ヘッド部12上のノズル部13、及び第2測定ヘッド2の可動ヘッド部22上のノズル部23の向きを、図1とは逆の向きに付け替えて、円柱状のワークW1の外径を測定する。つまり、可動ヘッド部12上のノズル部13を固定している固定ねじ17を外すと共に、可動ヘッド部22上のノズル部23を固定している固定ねじ27を外し、ノズル部13の向きをノズル部材15が内側(図5の左側)を向くように変えると共に、ノズル部23の向きをノズル部材25が内側(図5の右側)を向くように変える。
そして、上記と同様に、定盤10上の第1測定ヘッド1のノズル部13と第2測定ヘッド2のノズル部23の位置を微調整する。この場合、ワークW1を正確な最大寸法で形成した大マスターゲージを、図5のように、ノズル部13のノズル部材15とノズル部23のノズル部材25との間に挿入し、ワークW1つまり大マスターゲージの外径に応じて、第1測定ヘッド1と第2測定ヘッド2の微細調整機構5を操作し、可動ヘッド部12,22を微小幅で図5の左右方向に移動させ、ワークW1の外周面とノズル部材15,25との間が非接触で適正間隔となるように調整する。なお、このとき、ワークW1の大マスターゲージは、定盤10上に取り付けた図示しない支持部材、或いはロボットアームなどにより、所定位置に支持される。
この後、ワークW1を正確な最大寸法で形成した大マスターゲージ、及びワークを正確な最小寸法で形成した小マスターゲージを、ノズル部13のノズル部材15とノズル部23のノズル部材25との間に挿入し、エアマイクロメータに大小マスターゲージの外径寸法を読み取らせ、大マスタ寸法及び小マスタ寸法の測定値としてそれらの値をエアマイクロメータ内の制御部のメモリに記憶させる。エアマイクロメータの制御部は大マスタ寸法と小マスタ寸法の測定値から、実際のワークの測定時に得られる空気の圧力データ(流量データ)から測定寸法を換算するための、テーブルデータまたはグラフデータを算出して記憶する。
次に、測定しようとする円筒状のワークW1を、図5のように、ノズル部13のノズル部材15とノズル部23のノズル部材25との間の所定位置、つまりノズル部13のノズル部材15とノズル部23のノズル部材25の中心を結ぶ線がワークW1の外径を示す直径線と一致する位置に挿入し、ワークW1の外径の測定を行う。エアマイクロメータによる測定は、第1測定ヘッド1のノズル部材15と第2測定ヘッド2のノズル部材25からエアをワークW1の外周面に向けて噴出し、例えば、エアマイクロメータ内の測定ヘッド用管路の圧力と排気用管路の圧力の差圧を差圧センサにより測定し、その差圧データと被測定寸法との関係を示すグラフデータに基づき、ワークW1の外径寸法が算出される。
このように、本測定ヘッド装置によれば、可動ヘッド部12,22上のノズル部13,23の向きを変えるように付け替えるだけで、ワークの内径と外径の両方を測定することができる。
図6〜図9は他の実施形態の測定ヘッド装置を示している。この例の測定ヘッド装置は、測定時にワークW1をノズル部材45,55間に挿入する際、直線往復駆動機構50を用いて、第1測定ヘッド31のノズル部材45と第2測定ヘッド32のノズル部材55との間を、大きく開口させた状態で、ワークW1をノズル部材45,55間に挿入するようにしている。なお、上記実施形態の測定ヘッド装置と同じ部分については、上記と同じ図符号を図6〜図9に付してその説明を省略する。
図6,8に示すように、第1測定ヘッド31と第2測定ヘッド32には、ワークW1の挿入時、各々、第2可動ヘッド部49、59上のノズル部43とノズル部53間を強制的に広く開口させるために、直線往復駆動機構50が設けられる。この直線往復駆動機構50は、プランジャ50aを横方向に突出可能に有した流体圧シリンダ、リニアアクチュエータ(モータの駆動によりめねじ孔部材を回転させ、めねじ孔に螺合する移動軸を軸方向に直線移動させる構造のアクチュエータ)、または電磁ソレノイドなどから構成することができ、第2ヘッド固定部48、58の下部背面側にその本体が固定され、第2可動ヘッド部49、59をワークW1と反対側に移動させる構造である。
第1測定ヘッド31と第2測定ヘッド32における、直線往復駆動機構50のプランジャ50aの前方には、第2可動ヘッド部49,59の下部に押し当て部49a,59aが突設され、プランジャ50aの先端が押し当て部49a,59aを押して、第2可動ヘッド部49、59をワークW1と反対側に移動させる。プランジャ50aのストローク量は、微細調整機構5による第1可動ヘッド部42,52の移動量より大幅に長く設定されている。したがって、この直線往復駆動機構50を動作させてプランジャ50aを押出駆動すると、図9に示すように、第1測定ヘッド31と第2測定ヘッド32の各第2可動ヘッド部49,59が外側に押し出され、ノズル部43とノズル部53との間が大きく開口する。
図9に示すように、第1測定ヘッド31と第2測定ヘッド32は定盤10上に向き合った姿勢で立設され、定盤10上に固定された各ヘッド固定部11、21の正面側に、スライド機構14、24を介して、可動ヘッド部12、22が定盤10の平面と平行に摺動可能に取り付けられている。また、可動ヘッド部12、22上に第2ヘッド固定部48,58が各々固定され、第2ヘッド固定部48,58の背面側には各々、スライド機構44,54を介して第2可動ヘッド部49,59が定盤10の平面と平行に移動可能に取り付けられている。
各ヘッド固定部11,21は、直方体形状に形成され、その正面に板状の可動ヘッド部12、22が各々、図9の左右方向(水平横方向)に移動可能に、スライド機構14、24を介して取り付けられ、取付ブラケット8を介してヘッド固定部11,21に固定された微細調整機構5の回転操作により可動ヘッド部12,22を図9の左右方向(ノズル部43,53の間隔方向)に移動させてその間隔を微調整することができる。
スライド機構14、24の内部には図示しないバネ部材が設けられ、バネ部材は可動ヘッド部12、22を常時、ワークW1側に向けて付勢する。また、微細調整機構5のスピンドル7の先端は、可動ヘッド部12,22の下部に各々固定した押し当て部12a,22aに当接可能となっている。このため、バネ部材の付勢力により、可動ヘッド部12、22を常時付勢されて微細調整機構5のスピンドル7の先端を押し当て部12aに押し当てている。
図7,9に示すように、第1測定ヘッド31と第2測定ヘッド32は、可動ヘッド部12、22上に、各々、第2ヘッド固定部48,58を固定し、第2ヘッド固定部48,58の背面側に、各々、スライド機構34,44を介して第2可動ヘッド部49,59が図9の水平横方向(定盤10の平面と平行)に移動可能に取り付けられる。
さらに、第2ヘッド固定部48,58の下部背面側に、直線往復駆動機構50がそのプランジャ50aを水平横方向に且つワークW1とは反対方向に、つまり相互に対向する第2測定ヘッド32または第1測定ヘッド31と反対方向に向けて突き出すように取り付けられ、第2可動ヘッド部49,59の底部には、プランジャ50aの先端が押し出し作動時に当接するように、押し当て部49a,50aが設けられ、直線往復駆動機構50のプランジャ50aが押し出されたとき、プランジャ50aの先端が押し当て部49a,50aを押し、第2可動ヘッド部49,59が図9の反ワークW1側に相互に移動させ、第1測定ヘッド31と第2測定ヘッド32のノズル部43,53の間を大きく開口する構造である。
つまり、第2可動ヘッド部49,59上には、各々、ノズル部材45,55を上端部に相互に向き合うように設けたノズル部43,53が固定ねじ47,57により締め付け固定され、向かい合うノズル部材45,55間に、ワークW1を挿入し、ワークW1の外径を測定するように構成される。
上記構成の測定ヘッド装置とエアマイクロメータを用いてワークW1の外径を測定する場合、上述のように、まず、ヘッド固定部11,21に固定された微細調整機構5を回転操作し、可動ヘッド部12,22を図9の左右方向(ノズル部43,53の間隔方向)に移動させてその間隔をワークW1の外径に応じて微調整する。これにより、基準寸法の異なるワークでも、測定ヘッドの交換を行うことなく、簡便に外径測定を行うことができる。
次に、大小マスターゲージをノズル部43、53のノズル部材45、55間に挿入し、ノズル部材45,55からエアをマスターゲージの外周面に向けて噴出し、エアマイクロメータ内の測定ヘッド用管路の圧力と排気用管路の圧力の差圧を差圧センサによりマスターゲージの外径寸法を測定し、マスターゲージにおける差圧データと被測定寸法との関係を示すグラフデータ等を作成し、メモリに記憶させる。
次に、実際のワークW1の外径測定に入り、図9に示すように、まず、直線往復駆動機構50のプランジャ50aを押出動作させ、第1測定ヘッド31と第2測定ヘッド32のノズル部43,53の間を大きく開口させた状態で、ワークW1をノズル部材45,55間に挿入し、定位置にセットする。このとき、第2可動ヘッド部49,59が移動してノズル部材45,55間を大きく開口した状態で、ワークW1を挿入するため、ワークW1及びノズル部材45,55を非接触で安全に、定位置にセットすることができる。
そして、この後、直線往復駆動機構50のプランジャ50aを引き戻し動作させ、ワークW1に対するノズル部材45,55の位置を所定の測定位置とした状態で、ノズル部材45,55からエアをワークW1の外周面に向けて噴出し、エアマイクロメータにおいて上記と同様に測定ヘッド用管路の圧力と排気用管路の圧力の差圧が差圧センサにより測定され、その差圧データと被測定寸法との関係を示すグラフデータに基づき、ワークW1の外径寸法が測定・算出される。
このように、微細調整機構5を操作して、可動ヘッド部12,22及び第2可動ヘッド部49,50を微細移動させて、対向する1対のノズル部材45,55間の間隔を調整することができるので、基準外径の異なる各種のワークの外径を、測定ヘッドを交換することなく、簡単に測定することができる。
また、ワークを測定する際、直線往復駆動機構50を動作させて、第1測定ヘッド31と第2測定ヘッド32のノズル部43,53の間を大きく開口させた状態で、ワークW1をノズル部材45,55間に挿入し、その後、微細調整機構5により調整された所定の間隔にノズル部材45,55間を戻して、ワークW1の外径を測定するので、ワークを誤ってノズル部材45,55に当てることなく、非接触で安全かつ簡単にワークをノズル部材45,55間に挿入し、効率よく正確に外径を測定することができる。
尚、上記実施形態では、ノズル部43,53が上方に細長く伸びる長尺状に形成され、その長尺状のノズル部43,53の先端側部にノズル部材45,55を設けたが、図10に示すように、第2可動ヘッド部49,59上に、高さの低い略三角形状のノズル部63、73を取り付け、そのノズル部3,73の側部にノズル部材65,75を対向させて配置するように構成することもできる。
図11はさらに他の実施形態の測定ヘッド装置を示している。この測定ヘッド装置は、直線往復駆動機構50のみを第1測定ヘッド60と第2測定ヘッド70に設けて、1対のノズル部43,53間を広く開口可能とし、ワークW1の挿入を容易とする例である。なお、上記実施形態と同様な部材については、図11に同じ符号を付してその説明を省略する。
定盤10上に、第1測定ヘッド60と第2測定ヘッド70が、その各ヘッド固定部61、71を、各々所定の位置に、相互に向かい合って対向するように取り付け、1対のヘッド固定部61,71の背面に、スライド機構64,74を介して、可動ヘッド部62,72を定盤10の平面と平行に移動可能に取り付けて構成される。
定盤10上に、第1測定ヘッド60のヘッド固定部61及び第2測定ヘッド70のヘッド固定部71を取り付ける際、1対のヘッド固定部61,71の取り付け位置を調整し、ヘッド固定部61,71間の間隔を調整可能に固定できる構造とすれば、上記の微細調整機構を設けなくても、基準寸法の異なるワークの外径や内径の測定を行うことができる。
図11に示すように、各可動ヘッド部62,72上には、各々、ノズル部43,53が固定ねじ47,57により交換可能に取り付けられる。各ノズル部43,53は、上方に突き出すように、細長く長尺形状に、相互に対称形に形成され、ノズル部43、53の先端側部には、噴出孔を有するノズル部材45、55が相互に対向し、且つねじにより交換可能に取り付けられ、各ノズル部材45、55からエアが水平方向に噴出する構造である。ノズル部43,53には、内部に空気通路46、56が長手方向に形成され、ノズル部43、53の先端側部のノズル部材45、55がこの空気通路46、56と連通する。測定時、チューブ9を通して空気通路46、56に空気を供給し、空気通路46、56を通してノズル部材45、55の噴出孔から空気を、ノズル部材45,55間に配置したワークW1に向けて噴出する。
さらに、図11に示すように、1対のヘッド固定部61,71の下部背面側には、各々、直線往復駆動機構50が取り付けられ、直線往復駆動機構50のプランジャ50aの押し出し動作により、各可動ヘッド部62,72を外側に移動させて、1対のノズル部43,53間を測定間隔より広く開口させる。
直線往復駆動機構50は、プランジャ50aを横方向に突出可能に有した流体圧シリンダ(小型エアシリンダ)、リニアアクチュエータ(モータの駆動によりめねじ孔部材を回転させ、めねじ孔に螺合する移動軸を軸方向に直線移動させる構造のアクチュエータ)、または電磁ソレノイドなどから構成され、その本体がヘッド固定部61,71の下部背面側に固定され、各可動ヘッド部62、72をワークW1と反対側に移動させる構造である。
第1測定ヘッド60と第2測定ヘッド70の各可動ヘッド部62,72の下部には、押し当て部62a,72aが下側に突設され、直線往復駆動機構50のプランジャ50aの先端が、押し当て部62a,72aを押して、可動ヘッド部62,72をワークW1と反対側に移動させる。プランジャ50aのストローク量は、ワークW1を1対のノズル部材45,55間に容易に挿入可能な長さに設定される。
スライド機構64、74の内部には図示しないバネ部材が設けられ、バネ部材は可動ヘッド部62、72を常時、ワークW1側につまりノズル部43,53の間隔を狭める方向に付勢する。これにより、直線往復駆動機構50のプランジャ50aの先端は、可動ヘッド部62,72の下部に各々固定した押し当て部62a,72aに当接し、バネ部材の付勢力により、可動ヘッド部62、72を常時付勢させて、プランジャ50aの先端を押し当て部62a,72aに押し当てている。したがって、この直線往復駆動機構50を動作させてプランジャ50aを押出駆動すると、図11に示すように、第1測定ヘッド60と第2測定ヘッド70の各可動ヘッド部62,72が外側(反ワークW1側)に押し出され、ノズル部43とノズル部53との間が大きく開口する。
上記構成の測定ヘッド装置を使用したエアマイクロメータを用いて、ワークW1の外径を測定する場合、まず、ワークW1を正確な最大寸法で形成した大マスターゲージ、及びワークを正確な最小寸法で形成した小マスターゲージを、第1測定ヘッド60のノズル部43と第2測定ヘッド70のノズル部53間に挿入し、エアマイクロメータに大小マスターゲージの内径寸法を読み取らせ、大マスタ寸法及び小マスタ寸法の測定値としてそれらの値をエアマイクロメータ内の制御部のメモリに記憶させる。エアマイクロメータの制御部は大マスタ寸法と小マスタ寸法の測定値から、実際のワークの測定時に得られる空気の圧力データ(流量データ)から測定寸法を換算するための、テーブルデータまたはグラフデータを算出して記憶する。
次に、実際のワークW1の外径測定に入り、図11に示すように、まず、直線往復駆動機構50のプランジャ50aを押出動作させ、第1測定ヘッド60と第2測定ヘッド70のノズル部43,53の間を大きく開口させた状態で、ワークW1をノズル部材45,55間に挿入し、定位置にセットする。このとき、可動ヘッド部62,72が外側に移動してノズル部材45,55間を大きく開口した状態で、ワークW1を挿入するため、ワークW1及びノズル部材45,55を非接触で安全に、定位置にセットすることができる。ワークW1は図示しない精密な保持機構により、ノズル部材45,55間の中央位置に正確に保持される。
そして、この後、直線往復駆動機構50のプランジャ50aを引き戻し動作させ、ワークW1に対するノズル部材45,55の位置を所定の測定位置とした状態で、ノズル部材45,55からエアをワークW1の外周面に向けて噴出し、エアマイクロメータにおいて上記と同様に測定ヘッド用管路の圧力と排気用管路の圧力の差圧が差圧センサにより測定され、その差圧データと被測定寸法との関係を示すグラフデータに基づき、ワークW1の外径寸法が測定・算出される。
このように、ワークを測定する際、直線往復駆動機構50を動作させて、第1測定ヘッド60と第2測定ヘッド70のノズル部43,53の間を大きく開口させた状態で、ワークW1をノズル部材45,55間に挿入し、その後、所定の間隔にノズル部材45,55間を戻して、ワークW1の外径を測定するので、ワークW1を測定位置に挿入する際、挿入位置の誤差によってワークW1がノズル部材45,55に接触することがなくなり、非接触で安全かつ簡単にワークをノズル部材45,55間に挿入し、効率よくワークW1の外径を測定することができる。
なお、上記実施形態では、円柱状のワークW1の外径を測定したが、上記図1に示す構成に類似した図12に示す測定ヘッド装置を用いて、円筒状のワークWの内径を測定することもできる。なお、上記実施形態と同様な部材については、図12に同じ符号を付してその説明を省略する。
内径測定用の測定ヘッド装置は、図12に示すように、定盤10上に、第1測定ヘッド80と第2測定ヘッド90が、その各ヘッド固定部81、91を、各々所定の位置に、相互に向かい合って対向するように取り付け、1対のヘッド固定部81,91の背面に、スライド機構84,94を介して、可動ヘッド部82,92を定盤10の平面と平行に移動可能に取り付けて構成される。
定盤10上に、第1測定ヘッド80のヘッド固定部81及び第2測定ヘッド90のヘッド固定部91を取り付ける際、1対のヘッド固定部81,91の取り付け位置を調整し、ヘッド固定部81,91間の間隔を調整可能に固定できる構造とすれば、上記の微細調整機構を設けなくても、基準寸法の異なるワークの外径や内径の測定を行うことができる。
図12に示すように、各可動ヘッド部82,92上には、各々、ノズル部13,23が固定ねじ17,27により交換可能に取り付けられる。各ノズル部13,23は、上方に突き出すように、細長く長尺形状に、相互に対称形に形成され、ノズル部13、23の先端側部には、噴出孔を有するノズル部材15、25が相互に外側を向き、且つねじにより交換可能に取り付けられ、各ノズル部材15、25からエアが水平方向に噴出する構造である。ノズル部13,23には、内部に空気通路16、26が長手方向に形成され、ノズル部13、23の先端側部のノズル部材15、25がこの空気通路16、26と連通する。測定時、チューブ9を通して空気通路16、26に空気を供給し、空気通路16、26を通してノズル部材15、25の噴出孔から空気を、ノズル部材15,25の外側に被せるように配置したワークWに向けて噴出する。
さらに、図12に示すように、1対のヘッド固定部81,91の下部正面側には、各々、直線往復駆動機構50が取り付けられ、直線往復駆動機構50のプランジャ50aの押し出し動作により、各可動ヘッド部82,92を内側に移動させて、1対のノズル部13,23間を測定間隔より狭くして、ワークWとの間隔を広くする。
直線往復駆動機構50は、プランジャ50aを横方向に突出可能に有した流体圧シリンダ(小型エアシリンダ)、リニアアクチュエータ(モータの駆動によりめねじ孔部材を回転させ、めねじ孔に螺合する移動軸を軸方向に直線移動させる構造のアクチュエータ)、または電磁ソレノイドなどから構成され、その本体がヘッド固定部81,91の下部正面側に固定され、各可動ヘッド部82、92をワークWの内側に移動させる構造である。
第1測定ヘッド80と第2測定ヘッド90の各可動ヘッド部82,92の下部には、押し当て部82a,92aが下側に突設され、直線往復駆動機構50のプランジャ50aの先端が、押し当て部82a,92aを押して、可動ヘッド部82,92をワークWの内側(中心側)に移動させる。プランジャ50aのストローク量は、ワークWを1対のノズル部材15,25に被せるように、容易に挿入可能な狭い間隔となるように設定される。
スライド機構84、94の内部には図示しないバネ部材が設けられ、バネ部材は可動ヘッド部82、92を常時、外側につまりノズル部13,23の間隔を広くする方向に付勢する。これにより、直線往復駆動機構50のプランジャ50aの先端は、可動ヘッド部82,92の下部に各々固定した押し当て部82a,92aに当接し、バネ部材の付勢力により、可動ヘッド部82、92を常時付勢させて、プランジャ50aの先端を押し当て部82a,92aに押し当てている。したがって、この直線往復駆動機構50を動作させてプランジャ50aを押出駆動すると、図12に示すように、第1測定ヘッド80と第2測定ヘッド90の各可動ヘッド部82,92が内側(ワークWの内壁から離れる側)に押され、ワークWを挿入し易くする。
上記構成の測定ヘッドを使用したエアマイクロメータを用いて、ワークWの内径測定を行う場合、図12に示すように、まず、直線往復駆動機構50のプランジャ50aを押出動作させ、第1測定ヘッド80と第2測定ヘッド90のノズル部13,23間を狭くした状態で、円筒状のワークWをノズル部材15,25に被せるように挿入し、定位置にセットする。このとき、可動ヘッド部82,92が内側に移動してノズル部材15,25間を狭くした状態で、ワークWを被せるように挿入するため、ワークW及びノズル部材15,25を非接触で安全に、定位置にセットすることができる。ワークWは、図示しない精密な保持機構により、その中心位置を、ノズル部材15,25間の中央位置に正確に合わせて保持される。
そして、この後、直線往復駆動機構50のプランジャ50aを引き戻し動作させ、ワークWに対するノズル部材15,25の位置を所定の測定位置とした状態で、ノズル部材15,25からエアをワークWの外周面に向けて噴出し、エアマイクロメータにおいて上記と同様に測定ヘッド用管路の圧力と排気用管路の圧力の差圧が差圧センサにより測定され、その差圧データと被測定寸法との関係を示すグラフデータに基づき、ワークWの外径寸法が測定・算出される。
このように、ワークを測定する際、直線往復駆動機構50を動作させて、第1測定ヘッド80と第2測定ヘッド90のノズル部13,23間を狭くした状態で、ワークWをノズル部材15,25に被せるように挿入し、その後、所定の間隔にノズル部材15,25間を戻して、ワークWの内径を測定するので、ワークWを測定位置に挿入する際、挿入位置の誤差によってワークWがノズル部材15,25に接触することがなくなり、非接触で安全かつ簡単にワークWの内径を測定することができる。
1 第1測定ヘッド
2 第2測定ヘッド
3 ノズル部
5 微細調整機構
5a 円筒型本体
7 スピンドル
8 取付ブラケット
9 チューブ
10 定盤
11 ヘッド固定部
12 可動ヘッド部
13 ノズル部
14 スライド機構
15 ノズル部材
16 空気通路
21 ヘッド固定部
22 可動ヘッド部
23 ノズル部
24 スライド機構
25 ノズル部材
26 空気通路
31 第1測定ヘッド
32 第2測定ヘッド
34 スライド機構
42 第1可動ヘッド部
43 ノズル部
44 スライド機構
45 ノズル部材
48 第2ヘッド固定部
49 第2可動ヘッド部
50 直線往復駆動機構
50a プランジャ
53 ノズル部
55 ノズル部材
63 ノズル部
65 ノズル部材

Claims (6)

  1. 噴出孔からワークの被測定面に対しエアを噴出し、その背圧または差圧に基づき、ワークの寸法を測定するエアマイクロメータの測定ヘッド装置において、
    定盤上に第1測定ヘッドと第2測定ヘッドが相互に対向して取り付けられ、
    該第1測定ヘッドと第2測定ヘッドには、各々、該噴出孔を有したノズル部を設けた可動ヘッド部が、該定盤上に固定したヘッド固定部に、スライド機構を介して、該定盤の平面方向に1対のノズル部を相互に接離する方向に、摺動可能に取り付けられ、
    該第1測定ヘッドと第2測定ヘッドの該スライド機構には該可動ヘッド部を一方向に付勢するバネ部材が設けられ、
    該第1測定ヘッドと第2測定ヘッドの該ヘッド固定部には、微細調整機構が、その移動先端を該可動ヘッド部に押し当てて、該可動ヘッド部を該ヘッド固定部に対し該1対のノズル部の間隔を接離方向に微細移動させるように取り付けられたことを特徴とするエアマイクロメータの測定ヘッド装置。
  2. 前記微細調整機構には、円筒型本体内に、スピンドルを下端に取り付けた移動軸を直線移動可能に配設し、該移動軸の外周部にめねじ部、おねじ部を介して螺合する摘み部付の回転筒を取り付け、該回転筒を回転操作することにより、該スピンドルの移動軸を軸方向に微細移動させるマイクロメータヘッドが使用されることを特徴とする請求項1記載のエアマイクロメータの測定ヘッド装置。
  3. 前記ノズル部は、長尺のノズルアームの先端側部に、噴出孔を有したノズル部材を取り付けて構成される一方、前記可動ヘッド部に対し、該ノズル部材の向きを可変可能にねじで締め付け固定されたことを特徴とする請求項1または2記載のエアマイクロメータの測定ヘッド装置。
  4. 前記ノズル部には、噴出孔を有した前記ノズル部材がねじにより交換可能に取り付けられたことを特徴とする請求項1乃至3記載のエアマイクロメータの測定ヘッド装置。
  5. 前記第1測定ヘッドと第2測定ヘッドの各可動ヘッド部には、各々、他のヘッド固定部及びスライド機構を介して他の可動ヘッド部が移動可能に設けられ、該他の1対の可動ヘッド部を前記微細調整機構による微細移動より大きく移動させて該1対のノズル部間を広くまたは狭くする、直線往復駆動機構が設けられたことを特徴とする請求項1乃至4記載のエアマイクロメータの測定ヘッド装置。
  6. 噴出孔からワークの被測定面に対しエアを噴出し、その背圧または差圧に基づき、ワークの寸法を測定するエアマイクロメータの測定ヘッド装置において、
    定盤上に第1測定ヘッドと第2測定ヘッドが相互に対向して取り付けられ、
    該第1測定ヘッドと第2測定ヘッドには、各々、該噴出孔を有したノズル部を設けた可動ヘッド部が、該定盤上に固定したヘッド固定部に、スライド機構を介して、該定盤の平面方向に1対のノズル部を相互に接離する方向に、摺動可能に取り付けられ、
    該第1測定ヘッドと第2測定ヘッドの該スライド機構には該可動ヘッド部を一方向に付勢するバネ部材が設けられ、
    該第1測定ヘッドと第2測定ヘッドの各可動ヘッド部には、該1対のノズル部間を広くまたは狭くするように該可動ヘッド部を移動させる直線往復駆動機構が取り付けられたことを特徴とするエアマイクロメータの測定ヘッド装置。
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