JP2012132441A - 超音速圧縮機及びその組み立て方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】ベーンの半径方向外側部分にわたる流体流れ損失を低減することにより超音速圧縮機システムの運転効率を高める超音速圧縮機ロータを提供する
【解決手段】超音速圧縮機は、流体入口と流体出口とこれらの間に延びる流体導管と、流体導管内に配置される超音速圧縮機ロータ40とを含む。ロータは、内側面56と外側面58との間に延びるロータディスク48と、ロータディスクから半径方向外向きに延びて、隣接してペアを形成する複数のベーン46とを含む。ロータディスクは更に、ロータディスクの周りに延びたシュラウド200を含む。シュラウドは、複数のベーンの各々の少なくとも一部に結合される。半径方向外側面、隣接ベーンのペア、及びシュラウドは、これらの間に流体流れチャンネル80を定めるような向きにされる。ロータディスクはまた、流体流れチャンネル内に位置付けられた複数の隣接する超音速圧縮ランプを含む。
【選択図】図2

Description

本明細書で説明される主題は、全体的に、超音速圧縮機システムに関し、より詳細には、超音速圧縮機システムと共に用いる超音速圧縮機ロータに関する。
少なくとも一部の公知の超音速圧縮機システムは、駆動組立体と、ドライブシャフトと、流体を加圧するため少なくとも1つの超音速圧縮機ロータと、を含む。駆動組立体は、ドライブシャフトと共に超音速圧縮機ロータに結合され、駆動シャフト及び超音速圧縮機ロータを回転させる。
公知の超音速圧縮機ロータは、ロータディスクに結合された複数のベーンを含む。各ベーンは、ロータディスクの周りで円周方向に向けられ、隣接するベーン間に流れチャンネルを定める。少なくとも一部の公知の超音速圧縮機ロータは、ロータディスクに結合される超音速圧縮ランプを含む。公知の超音速圧縮ランプは、流路内に位置付けられてスロート領域を形成し、また、流路内で圧縮波を形成するよう構成される。
公知の超音速圧縮機システムの作動中、駆動組立体は、最初に低速度で超音速圧縮機ロータを回転させ、次いで高回転速度までロータを加速する。流体は、最初に流れチャンネル入口において超音速圧縮機ロータに対して亜音速である速度によって特徴付けられ、次いで、ロータが加速したときには、流れチャンネル入口において超音速圧縮機ロータに対して超音速である速度によって特徴付けられるように超音速圧縮機ロータに流体が送られる。公知の超音速圧縮機ロータにおいて、流体が流れチャンネルを通って送られると、超音速圧縮機ランプにより流れチャンネルの収束部分内で斜め衝撃波の系統の形成が生じ、流れチャンネルの発散部分では垂直衝撃波の形成が生じる。スロート領域は、収束及び発散部分間の流れチャンネルの最も狭い部分に定められる。更に、公知の超音速圧縮機システムの作動時には、ベーンの半径方向で最外部分を越える流体漏洩は、特にベーンにわたる大きな圧力勾配に起因した超音速圧縮機における効率損失の主要な発生源のうちの1つである。少なくとも一部の公知の超音速圧縮機は、所与の流量能力及び加圧比を得るために物理的に大きな占有面積を有する。公知の超音速圧縮機は、例えば、2005年3月28日、及び2005年3月23日にそれぞれ出願された、米国特許第7,344,900号及び第7,293,955号、並びに2009年1月16日に出願された米国特許出願公開2009/0196731に記載されている。
米国特許第7,434,400号明細書
1つの態様において、超音速圧縮機が提供される。超音速圧縮機は、流体入口と、流体出口とを含む。超音速圧縮機はまた、流体入口及び流体出口間に延びる流体導管を含む。超音速圧縮機は更に、超音速圧縮機の流体導管内に配置される少なくとも1つの超音速圧縮機ロータを含む。超音速圧縮機ロータは、少なくとも1つのロータディスクを含む。ロータディスクは、半径方向内側面と半径方向外側面との間に延びる実質的に円筒形本体を有する。ロータディスクはまた、本体に結合された複数のベーンを含む。ベーンは、少なくとも1つのロータディスクから半径方向外向きに延びて、隣接するベーンがベーンのペアを形成する。ロータディスクは更に、少なくとも1つのロータディスクの少なくとも一部の周りに延びるシュラウドを含む。シュラウドは、複数のベーンの各々の少なくとも一部に結合される。半径方向外側面、隣接ベーンのペア、及びシュラウドは、これらの間に流体流れチャンネルを定めるような向きにされる。流体流れチャンネルは、流体入口開口及び流体出口開口を含む。ロータディスクはまた、流体流れチャンネル内に位置付けられた複数の隣接する超音速圧縮ランプを含む。複数の隣接する超音速圧縮ランプの各々は、流体流れチャンネルを通って送られる流体を調整して、該流体が入口開口における第1の速度と出口開口における第2の速度とによって特徴付けられるように構成される。第1の速度は、ロータディスク面に対して超音速である。ロータディスクは更に、シュラウドの少なくとも一部の周りを延びるケーシングを含む。
別の態様において、超音速圧縮機ロータが提供される。超音速圧縮機ロータは、半径方向内側面と半径方向外側面との間に延びる実質的に円筒形本体を有する少なくとも1つのロータディスクを含む。超音速圧縮機ロータはまた、本体に結合された複数のベーンを含む。ベーンは、少なくとも1つのロータディスクから半径方向外向きに延びて、隣接するベーンがベーンのペアを形成する。超音速圧縮機ロータは更に、少なくとも1つのロータディスクの少なくとも一部の周りに延びたシュラウドを含む。シュラウドは、複数のベーンの各々の少なくとも一部に結合される。半径方向外側面、隣接ベーンのペア、及びシュラウドは、これらの間に流体流れチャンネルを定めるような向きにされる。流体流れチャンネルは、流体入口開口及び流体出口開口を含む。超音速圧縮機ロータはまた、流体流れチャンネル内に位置付けられた複数の隣接する超音速圧縮ランプを含む。複数の隣接する超音速圧縮ランプの各々が、流体流れチャンネルを通って送られる流体を調整し、流体が入口開口における第1の速度と出口開口における第2の速度とによって特徴付けられるように構成される。第1の速度は、ロータディスク面に対して超音速である。
更に別の態様において、超音速圧縮機を組み立てる方法が提供される。本方法は、流体入口と、流体出口と、該流体入口及び流体出口間に延びる流体導管と、を定めるケーシングを提供する段階を含む。本方法はまた、超音速圧縮機の流体導管内に少なくとも1つの超音速圧縮機ロータを配置する段階を含む。本方法は更に、半径方向内側面と半径方向外側面との間に延びる実質的に円筒形本体を含む少なくとも1つのロータディスクを提供する段階を含む。本方法はまた、複数のベーンを本体に結合する段階を含む。
ベーンは、少なくとも1つのロータディスクから半径方向外向きに延び、隣接するベーンがベーンのペアを形成する。本方法は更に、複数のベーンの各々の少なくとも一部にシュラウドを結合して、少なくとも1つのロータディスクの少なくとも一部の周りにシュラウドを延ばすようにする段階を含む。ケーシングは、シュラウドの少なくとも一部の周りに延びる。本方法は更に、半径方向外側面、隣接ベーンのペア、及びシュラウドをこれらの間に流体流れチャンネルを定めるような向きにする段階を含む。流体流れチャンネルは、流体入口開口及び流体出口開口を含む。本方法は更に、複数の隣接する超音速圧縮ランプを流体流れチャンネル内に位置付ける段階を含む。複数の隣接する超音速圧縮ランプの各々は、流体流れチャンネルを通って送られる流体を調整して、流体が入口開口における第1の速度と出口開口における第2の速度とによって特徴付けられるように構成される。第1の速度は、ロータディスク面に対して超音速である。
本発明のこれらの及びその他の特徴、態様並びに利点は、図面全体を通して同じ参照符号が同様の部分を表す添付図面を参照して以下の詳細な説明を読むと、より良好に理解されるであろう。
例示的な超音速圧縮機システムの概略図。 図1に示す超音速圧縮機と共に用いることができる例示的な超音速圧縮機ロータの斜視図。 図2に示す線3−3から見た超音速圧縮機ロータの一部の拡大平面図。 図2及び3に示す超音速圧縮機ロータと共に用いることができる流体流れチャンネル一部の概略図。 図4に示す流体流れチャンネルの一部の平面図。 図4及び5に示す線6−6に沿って見た流体流れチャンネルの一部のチャンネル方向の図。 図2及び3に示す超音速圧縮機ロータと共に使用できる流体流れチャンネルの一部の概略図。 図7に示す線8−8に沿って見た流体流れチャンネルの一部のチャンネル方向の図。 図2及び3に示す超音速圧縮機ロータと共に用いることができる流体流れチャンネルの一部の概略図。 図9に示す線10−10に沿って見た流体流れチャンネルの一部のチャンネル方向の図。 図2及び3に示す超音速圧縮機ロータと共に用いることができる流体流れチャンネルの一部の概略図。 図11に示す線12−12に沿って見た流体流れチャンネルの一部のチャンネル方向の図。 図2及び3に示す超音速圧縮機ロータと共に用いることができる流体流れチャンネルの一部のチャンネル方向の図 図2に示す線14−14から見た超音速圧縮機ロータの一部の拡大平面図。 図14に示す超音速圧縮機ロータの一部の概略図。 図14に示す線16−16から見た超音速圧縮機ロータの一部の概略図。 代替の超音速圧縮機システムの一部の概略図。 図17に示す線18−18に沿って見た超音速圧縮機システム一部の概略図。
別途指示されていない限り、本明細書で示される図面は、本発明の主要な発明の特徴を例証するものとする。これらの主要な発明の特徴は、本発明の1つ又はそれ以上の実施形態を含む様々なシステムにおいて適用可能であると考えられる。従って、図面は、当業者には公知の従来の全ての特徴を含むことを意図するものではなく、本発明の実施に必要とされるものを意図している。
以下の明細書及び請求項において幾つかの用語を参照するが、これらは以下の意味を有すると定義される。
単数形態は、前後関係から明らかに別の意味を示さない限り、複数形態も含む。
「任意」又は「任意選択的に」とは、これに続いて記載されている事象又は状況が起こる場合があり、又は起こらない場合もあることを意味し、この記載は当該事象が起こる場合と起こらない場合を含む。
本明細書及び請求項全体を通じてここで使用される近似表現は、関連する基本的機能の変更をもたらすことなく、許容範囲内で変わることのできるあらゆる定量的表現を修飾するのに適用することができる。従って、「約」及び「実質的に」などの1又は複数の用語により修飾される値は、指定される厳密な値に限定されるものではない。少なくとも幾つかの事例において、近似表現は、値を測定するための計器の精度に対応することができる。ここで、及び明細書及び請求項全体を通じて、範囲限界は組み合わせ及び/又は置き換えが可能であり、このような範囲は前後関係又は表現がそうでないことを示していない限り、識別され、ここに包含される部分範囲全てを含む。
本明細書で使用される用語「超音速圧縮機ロータ」とは、超音速圧縮機ロータの流体流れチャンネル内に配置された超音速圧縮ランプを含む圧縮機ロータを指す。更に、超音速圧縮機ロータは、ロータの流れチャンネル内に配置された超音速圧縮ランプにおいて回転している超音速圧縮機ロータに衝突する移動流体(例えば、移動ガス)が超音速の相対流体速度を有するとみなされるように、回転軸の周りを高速で回転するよう設計されていることから「超音速」である。相対流体速度は、超音速圧縮ランプにおけるロータ速度及び超音速圧縮ランプに衝突する直前の流体速度のベクトル和を用いて定義することができる。この相対流体速度は、「局所超音速入口速度」と呼ばれることもあり、特定の実施形態では、入口ガス速度と、超音速圧縮機ロータの流れチャンネル内に配置された超音速圧縮ランプの接線速度との合成である。超音速圧縮機ロータは、極めて高い接線速度で、例えば、300メートル/秒から800メートル/秒の範囲の接線速度で使用可能なように設計される。
本明細書で記載される例示的なシステム及び方法は、ベーンの半径方向外側部分にわたる流体流れ損失を低減することにより超音速圧縮機システムの運転効率を高める超音速圧縮機ロータを提供することによって既知の超音速圧縮機の欠点を克服する。より具体的には、超音速圧縮機ロータは、ベーンの半径方向外側上部の上に位置付けられるシュラウドを含み、これにより隣接ベーンにより定められる複数の流体流路を分離する。更に、軸方向及び半径方向シールデバイスは、予め定められた流体チャンネルの外側にある流体流れの可能性を低減する。
図1は、例示的な超音速圧縮機システム10の概略図である。例示的な実施形態において、超音速圧縮機システム10は、吸気セクション12、吸気セクション12から下流側に結合された圧縮機セクション14、圧縮機セクション14から下流側に結合された排出セクション16、及び駆動組立体18を含む。圧縮機セクション14は、駆動シャフト22を含むロータ組立体20により駆動組立体18に結合される。例示的な実施形態において、吸気セクション12、圧縮機セクション14、及び排出セクション16の各々は、圧縮機ハウジング24内に位置付けられる。より具体的には、圧縮機ハウジング24は、流体入口26、流体出口28、及びキャビティ32を定める内側面30を含む。キャビティ32は、流体入口26と流体出口28との間に延び、流体入口26から流体出口28に流体を送るよう構成される。吸気セクション12、圧縮機セクション14、及び排出セクション16の各々は、キャビティ32内に位置付けられる。或いは、吸気セクション12及び/又は排出セクション16は、圧縮機ハウジング24内に位置付けられない場合もある。
例示的な実施形態において、流体入口26は、流体源34から吸気セクション12に流体の流れを送るよう構成される。流体は、例えば、ガス、ガス混合気、粒子含有ガス、及び/又は液体−ガス混合気などのあらゆる流体とすることができる。吸気セクション12は、流体入口26から圧縮機セクション14に流体を送るため、圧縮機セクション14と流れ連通して結合される。吸気セクション12は、速度、質量流量、圧力、温度、及び/又はあらゆる好適な流れパラメータなど、1つ又はそれ以上の予め定められたパラメータを有する流体流れを調整するよう構成される。例示的な実施形態において、吸気セクション12は、流体入口26から圧縮機セクション14に流体を送るため、流体入口26と圧縮機セクション14との間で圧縮機ハウジング24に結合される入口ガイドベーン組立体36を含む。入口ガイドベーン組立体36は、圧縮機セクション14に対して固定された1つ又はそれ以上の入口ガイドベーン38を含む。
圧縮機セクション14は、吸気セクション12から排出セクション16に流体の少なくとも一部を送るため、吸気セクション12と排出セクション16との間で結合される。圧縮機セクション14は、駆動シャフト22に回転可能に結合される少なくとも1つの超音速圧縮機ロータ40を含む。超音速圧縮機ロータ40は、排出セクション16に送られる流体の圧力を高め、流体の体積を減少させ、及び/又は流体の温度を上昇させるよう構成される。排出セクション16は、超音速圧縮機10から流体出口28に流体を送るため、超音速圧縮機10と流体出口28との間で圧縮機ハウジング24に結合される出口ガイドベーン組立体42を含む。出口ガイドベーン組立体42は、圧縮機セクション14に対して固定された1つ又はそれ以上の出口ガイドベーン43を含む。流体出口28は、出口ガイドベーン組立体42及び/又は超音速圧縮機10から、例えば、タービンエンジンシステム、流体処理システム、及び/又は流体貯蔵システムなどの出力システム44に流体を送るよう構成される。駆動組立体18は、駆動シャフト22を回転させて超音速圧縮機ロータ40の回転を引き起こすよう構成される。
運転中、吸気セクション12は、流体源34から圧縮機セクション14に向けて流体を送る。圧縮機セクション14は流体を加圧し、加圧流体を排出セクション16に排出する。排出セクション16は、圧縮機セクション14からの加圧流体を流体出口28を通して出力システム44に送る。
図2は、超音速圧縮機システム10(図1に示す)と共に用いることができる例示的な超音速圧縮機ロータ40の斜視図である。図3は、線3−3(図2に示す)から見た超音速圧縮機ロータ40の一部の拡大平面図である。図3に示す同じ構成要素は、図2で使用した同じ参照符号で表記されている。例示的な実施形態において、超音速圧縮機ロータ40は、ロータディスク48に結合される複数のベーン46を含む。ロータディスク48は、中心軸線54を定める環状ディスク本体50を含み、また、半径方向内側面56及び半径方向外側面58を含む。半径方向内側面56は、実質的に円筒形状で且つ中心軸線54を中心として向けられたロータキャビティ55を定める。駆動シャフト22(図1に示す)は、ロータキャビティ55を介してロータディスク48に回転可能に結合され、該ロータキャビティ55を通って駆動シャフト22が挿入される。
また、例示的な実施形態において、ロータディスク48は、上流側面158及び下流側面160を含み、該上流側面158及び下流側面160の間を軸方向に延びる。上流側面158及び下流側面160の各々は、半径方向内側面56及び半径方向外側面58間に延びる。半径方向外側面58は、ロータディスク48の周りで且つ上流側面158及び下流側面160間で円周方向に延びる。半径方向外側面58は、軸方向66に定められた幅162を有する。
更に、例示的な実施形態において、各ベーン46は、半径方向外側面58に結合され、中心軸線54に対してほぼ直角の半径方向64で外向きに延びる。各ベーン46は、半径方向外側面58に結合され、螺旋形状のロータディスク48の周りで円周方向に延びる。各ベーン46は、入口縁部68及び出口縁部70を含む。
その上、例示的な実施形態において、超音速圧縮機ロータ40は、ベーン46のペア74を含む。各ベーン46は、入口開口76、出口開口78、及び軸方向に隣接するベーン46の各ペア74間の流体流れチャンネル80を定めるような向きにされる。流体流れチャンネル80は、入口開口76及び出口開口78との間に延び、入口開口76から出口開口78までの流路(矢印164で示される)を定める。流路164は、ベーン46にほぼ平行な向きにされる。流体流れチャンネル80は、入口開口76から出口開口78までほぼ軸方向66で流路164に沿って流体を送るようなサイズ、形状、及び向きにされる。入口開口76は、隣接するベーン46の隣接する入口縁部68間に定められる。出口開口78は、隣接するベーン46の隣接する出口縁部70間に定められる。ベーン46の各ペアは、入口開口76が上流側面158にて定められ且つ出口開口78が下流側面160にて定められるような向きにされる。ベーン46は、半径方向外側面58に沿って入口縁部68と出口縁部70との間に円周方向に延び、その結果、ベーン46が半径方向64で半径方向外側面58から半径方向内側面56に半径方向に延びるようになる。
図3を参照すると、例示的な実施形態において、少なくとも1つの超音速圧縮ランプ98が流体流れチャンネル80内に位置付けられる。超音速圧縮ランプ98は、入口開口76と出口開口78との間に位置付けられ、1つ又はそれ以上の圧縮波(図示せず)を流体流れチャンネル80内で形成できるようなサイズ、形状、及び向きにされる。
図2及び図3の両方を参照すると、超音速圧縮機ロータ40の作動中、吸気セクション12(図1に示す)は、流体102を流れチャンネル80の入口開口76に向けて送る。流体102は、入口開口76に流入する直前に第1の速度又は接近速度を含む。超音速圧縮機ロータ40は、第2の速度又は回転速度で中心軸線54の周りを回転し(方向矢印104で示される)、流体流れチャンネル80に流入する流体102が、入口開口76において超音速圧縮機ロータ40に対して超音速の第3の又は入口速度を含むようになる。流体102が超音速で流体流れチャンネル80を通って送られると、超音速圧縮ランプ98は、流れチャンネル80内に衝撃波(図2及び3には図示していない)を形成させて流体102の圧縮を促進することができ、その結果、出口開口78にて、流体102は、圧力及び温度が上昇し及び/又は容積が縮小されるようになる。
例示的な実施形態において、各ベーン46は、正圧側面106及び対向する負圧側面108を含む。各正圧側面106及び負圧側面108は、入口縁部68と出口縁部70との間に延びる。更に、各ベーン46は、半径方向外側面58の周りで円周方向に間隔を置いて配置され、流体流れチャンネル80が入口開口76及び出口開口78間でほぼ軸方向に向けられるようにする。各入口開口76は、入口縁部68にてベーン46の正圧側面106及び負圧側面108間に延びる。各出口開口78は、出口縁部70において正圧側面106及び負圧側面108間に延びる。その上、各ベーン46は、正圧側面106及び負圧側面108間に延びるベーン46の各々の半径方向最外部分107を含む。
また、例示的な実施形態において、流れチャンネル80は、ベーン46の正圧側面106と隣接する負圧側面108との間に定められ且つ軸方向流路164に実質的に垂直な通路幅166を含む。入口開口76は、出口開口78の第2の通路幅170よりも大きな第1の通路幅168を有する。或いは、入口開口76の第1の通路幅168は、出口開口78の第2の通路幅170よりも小さいか又は等しいとすることができる。
更に、例示的な実施形態において、超音速圧縮機ロータ40は、ロータディスク48の少なくとも一部の周りに延びるシュラウド200を含む。明確にするために、シュラウド200は、シュラウド200の半径方向下方の構成要素を示すことができるように透明なものとして図示されている。シュラウド200は、ベーン46の各々の半径方向最外部分107に結合され、軸方向66で上流側面158と下流側面160との間に延びる。各流れチャンネル80は更に、第1のベーン46の正圧側面106、隣接する第2のベーン46の対向する負圧側面108、及び半径方向外側面58に加え、シュラウド200によって定められる。超音速圧縮機ロータ40はまた、2つの環状流体入口通路202を含む。上流側環状流体入口通路202は、上流側面158とシュラウド200とによって定められる。下流側環状流体入口通路202は、下流側面160とシュラウド200とによって定められる。入口通路202の各々は、本明細書で記載される圧縮機ロータ40の作動を可能にするあらゆる値を有する半径方向開口長さ204を定める。
例示的な実施形態において、シュラウド部分200は、軸方向上流側面208、軸方向下流側面210、半径方向外側面212、及び複数の半径方向内側面214を含む。軸方向上流側面208及び軸方向下流側面210は、軸方向矢印66に対してほぼ垂直に向けられる。また、例示的な実施形態において、半径方向外側面212及び半径方向内側面214は、半径方向外側面58に対して実質的に同心である。更に、例示的な実施形態において、半径方向外側面58は、キャビティ32内で内側面30(両方とも図1に示される)の周りに同心状に向けられる。或いは、半径方向外側面212及び半径方向内側面214は、半径方向外側面58及び/又は内側面30に対して収束又は発散することができる。
その上、例示的な実施形態において、シュラウド200は、限定ではないが、鍛造及び鋳造を含む方法によって単体構造要素として製造される。或いは、シュラウド200は、複数のシュラウド構成要素(図示せず)から作製され、これらは、限定ではないが、溶接及びろう付けを含む作製方法により互いに結合される。
また、例示的な実施形態において、軸方向上流側面208は、上流側面158に隣接する該面208の一部が面158と整列し、軸方向上流側面208が面158の上流側に軸方向に延びないように形成される。同様に、軸方向下流側面210は、下流側面160に隣接する面210の一部が面160と整列し、軸方向下流側面210が面160の上流側に軸方向に延びないように形成される。
更に、例示的な実施形態において、半径方向内側面214は、正圧側面106、負圧側面108、及び半径方向外側面58と協働して流体流れチャンネル80を定めるシュラウド200の部分である。
図4は、超音速圧縮機ロータ40(図2及び3に示す)と共に用いることができる流体流れチャンネル80の一部の概略図である。図5は、流体流れチャンネル80の一部の平面図である。明確にするために、シュラウド200は図5には示されていない。図6は、図4及び5に示す流体流れチャンネル80の一部の線6−6に沿って見たチャンネル方向の図である。明確にするために、図4、5、及び6では、流体流れチャンネル80を比較的線形的に示しているが、図2及び3に示し且つ上記で説明したように、流体流れチャンネル80は、半径方向外側面58と外接するように実質的に弓形である。
例示的な実施形態において、複数の超音速圧縮ランプ98が流れチャンネル80内に位置付けられる。図4、5、及び6は、明確にするために第1の圧縮ランプ98を示しており、以下では複数の圧縮ランプ98を更に検討する。例示的な実施形態において、圧縮ランプ98は、半径方向外側面58に結合される。或いは、圧縮ランプ98は、流体流路80を定めるあらゆるベーン46の正圧側面106、流体流れチャンネル80を定める何らかの隣接するベーン46の負圧側面108、及び/又は半径方向内側面214に結合される。
その上、例示的な実施形態において、超音速圧縮ランプ98は、圧縮面126及び発散面128を含む。圧縮面126は、第1の縁部又は前縁130と、第2の縁部又は後縁132とを含む。前縁130は、後縁132よりも入口開口76により近接して位置付けられる。圧縮面126は、前縁130と後縁132との間に延び、半径方向外側面58から流路164内に傾斜した角度(図示せず)に向けられる。圧縮面126は、半径方向内側面214に向けて収束し、前縁130と後縁132との間に圧縮領域136が定められるようになる。圧縮領域136は、前縁130から後縁132に流路164に沿って減少する流れチャンネル80の断面積(図示せず)を含む。圧縮面126の後縁132は、スロート領域124を定める。図4、5、及び6に示すようなスロート領域124は、第1のスロートチャンネル高さH1及び第1のスロートチャンネル幅W1を定め、ここで高さH1及び幅W1は、以下で更に検討するための対照として使用される。
発散面128は、圧縮面126に結合され、圧縮面126から出口開口78に下流側に延びる。発散面128は、第1の端部140と、該第1の端部140よりも出口開口78により近接した第2の端部142とを含む。発散面128の第1の端部140は、圧縮面126の後縁132に結合される。発散面128は、第1の端部140と第2の端部142との間に延び、圧縮面126の第2の端部142から半径方向外側面58に向けて傾斜した角度(図示せず)で向けられる。発散面128は、圧縮面126の第2の端部132から出口開口78まで増大する発散断面積(図示せず)を含む発散領域146を定める。発散領域146は、スロート領域124から出口開口78まで延びる。代替の実施形態において、超音速圧縮ランプ98は発散面128を含まない。この代替の実施形態において、圧縮面126の後縁132は、ベーン46の出口縁部70に隣接して位置付けられ、スロート領域124が出口開口78に隣接して定められるようになる。
超音速圧縮機ロータ40の運転中、ロータディスク48(図2及び3に示す)に対して超音速である第1の速度で流体102が流体入口26(図1に示す)から入口開口76に送られる。流体入口26(図1に示す)から流体流れチャンネル80に流入する流体102は、超音速圧縮ランプ98の前縁130に接触し、第1の斜め衝撃波152を形成する。超音速圧縮ランプ98の圧縮領域136は、第1の斜め衝撃波152を流路164に対して傾斜した角度で前縁130から隣接ベーン46に向けて、更に流れチャンネル80内に向けるように構成される。第1の斜め衝撃波152が半径方向内側面214に接触すると、第2の斜め衝撃波154が流路164に対して傾斜した角度で半径方向内側面214から超音速圧縮ランプ98のスロート領域124に向けて反射される。1つの実施形態において、圧縮面126は、第2の斜め衝撃波154が半径方向内側面214にて第1の斜め衝撃波152からスロート領域124を定める後縁132に延びるように向けられる。超音速圧縮ランプ98は、各第1の斜め衝撃波152及び第2の斜め衝撃波154を圧縮領域136内で形成させるように構成される。加えて、超音速圧縮ランプ98はまた、追加の衝撃波155を生じるように構成することができる。
流れチャンネル80が圧縮領域136を通って流体102を送ると、流体102が各第1の斜め衝撃波152及び第2の斜め衝撃波154を通過するときに流体102の速度が低下する。その上、流体102が圧縮領域136を通って送られるときに流体102の圧力が増大し、流体102の容積が減少する。例示的な実施形態において、流体102がスロート領域124を通って送られると、超音速圧縮ランプ98は、圧縮領域136を通って送られる流体102を調整し、発散領域146においてロータディスク48に対して超音速である第2の速度又は出口速度を含むように構成される。超音速圧縮ランプ98は更に、垂直衝撃波156がスロート領域124の下流側で且つ流れチャンネル80の内部に形成されるように構成される。垂直衝撃波156は、流路164に垂直に向けられた衝撃波であり、流体が垂直衝撃波156を通過した後に出口開口78を介して流れチャンネル80から流出するときに、流体102の速度をロータディスク48に対して亜音速度まで低下させる。
図7は、超音速圧縮機ロータ40(図2及び3に示す)と共に使用できる流体流れチャンネル80の一部の概略図である。図8は、線8−8(図7に示す)に沿って見た流体流れチャンネル80の一部のチャンネル方向の図である。上述のように、図7及び8は、流体流れチャンネル80を比較的線形的に示しているが、流体流れチャンネル80は、半径方向外側面58と外接するように実質的に弓形である。
例示的な実施形態において、図7及び8に示すように、対向する超音速圧縮ランプ98のペアは、流体流れチャンネル80内に位置付けられる。第1の圧縮ランプ98は、上述のように半径方向外側面58に結合され、第2の対向する圧縮ランプ98は、半径方向内側面214に結合される。或いは、対向する圧縮ランプ98は、流体流路80を定めるベーン46の正圧側面106と、流体流れチャンネル80を定める隣接するベーン46の対向する負圧側面108とに結合される。
圧縮ランプ98は、実質的に同様であり、スロート領域124を定めるよう協働し、該スロート領域124は、図7及び8に示すように、第2のスロートチャンネル高さH2及び第2のスロートチャンネル幅W2を定め、ここで高さH2は高さH1(図4及び6に示す)よりも低く、幅W2は幅W1(図5及び6に示す)と実質的に同様である。このような高さH2及び幅W2を備えた構成は、高さH1及び幅W1を備えた構成と比べて流体流れチャンネル80内の圧力の増大を促進する。しかしながら、このようなより小さな寸法は、そこを通過する流体の流量を制限することができ、流体加圧と流体スループットとの所定の均衡が確立される。或いは、高さH2が高さH1に等しいか又はそれよりも大きく、幅W2が幅W1と等しいか又はそれよりも大きいことにより、流体加圧と流体スループットとの所定の均衡が確立される。従って、高さH2及び幅W2は、本明細書で説明されるように、超音速圧縮機ロータ40の作動を可能にする何らかの値を有する。
代替の実施形態は、軸方向に対向する超音速圧縮ランプ98を含むことができ、第1の超音速圧縮ランプ98は、第1のベーン46の正圧側面106に結合され、第2の超音速圧縮ランプ98は、第2の隣接するベーン46の対向する負圧側面108に結合される。
超音速圧縮機ロータ40及び2つの対向する超音速圧縮ランプ98を備えた流体流れチャンネル80の作動中、流体102は、ロータディスク48(図2及び3に示す)に対して超音速である第1の速度で流体入口26(図1に示す)から入口開口76に送られる。流体入口26(図1に示す)から流体流れチャンネル80に流入する流体102は、対向する両方の超音速圧縮ランプ98の対向する各前縁130に接触して第1の対向する斜め衝撃波152を形成し、このような対向する衝撃波152は、以下で更に説明するように実質的に互いから反射する。各第1の斜め衝撃波152が対向する圧縮面126に接触すると、対向する第2の斜め衝撃波154のペアは、対向する圧縮面126から対向する超音速圧縮ランプ98に向けて反射する。以下で更に説明するように、第2の斜め衝撃波154は、上述のように1つの超音速圧縮ランプ98のみを備えた実施形態と比べて減衰を生じる。
流体流れチャンネル80が圧縮領域136を通って流体102を送ると、流体102は各対向する第1の斜め衝撃波152及び第2の斜め衝撃波154を通過するので、流体102の速度が低下する。その上、流体102が圧縮領域136を通って送られると、流体102の圧力は増大し、流体102の容積は減少する。例示的な実施形態において、流体102がスロート領域124を通って送られると、対向する超音速圧縮ランプ98は、圧縮領域136を通って送られる流体102を調整し、発散領域146においてロータディスク48に対して超音速である第2の速度又は出口速度を含むように構成される。更に、対向する超音速圧縮ランプ98が協働し、垂直衝撃波156がスロート領域124の下流側で且つ流れチャンネル80の内部に形成されるように構成される。垂直衝撃波156は、流体が垂直衝撃波156を通過した後に出口開口78を介して流れチャンネル80から流出するときに、流体102の速度をロータディスク48に対して亜音速度まで低下させる。
一般に、対向する衝撃波は、互いに対して相互作用し、境界層と衝撃境界層との相互作用により生じる流れ場歪みに起因した圧縮サイクル内での内部寄生損失を減少させる。衝撃境界層の相互作用に起因したこのような損失は、かなり大きい場合がある。その上、前述の損失に加え、超音速圧縮に使用される流体流れチャンネルの有効断面積は、衝撃境界層の相互作用及び流れ剥離に起因して事実上減少する。例示的な実施形態において、対向する超音速圧縮ランプ98は、対向する第1の斜め衝撃波152のペア及び対向する第2の斜め衝撃波154のペアを形成する。すなわち、1つではなく2つの斜め衝撃波が生成され、これらは対向する面から反射するのではなく互いから反射する。対向する衝撃波間のこのような相互作用は、対向する面からの衝撃反射を有意に低減し、これにより関連する衝撃境界層の相互作用及びその境界層損失を有意に低減する。従って、本明細書で説明される対向する衝撃波の使用により、衝撃波による対向する表面相互作用によって誘起されるこのような寄生損失が効果的に低減され、これにより超音速圧縮機ロータの流体流れチャンネル内の有効流れ面積が増大する。その上、このような損失の低減は、超音速圧縮機の効率を向上させ、これにより超音速圧縮機の流量能力及び加圧比を高め、また、これにより単位流れ体積当たりの圧縮機占有面積値が減少する。
図9は、超音速圧縮機ロータ40(図2及び3に示す)と共に用いることができる流体流れチャンネル80の一部の概略図である。図10は、線10−10(図9に示す)に沿って見た流体流れチャンネル80の一部のチャンネル方向の図である。上述のように、図9及び10は、流体流れチャンネル80を比較的線形的に示しているが、流体流れチャンネル80は、半径方向外側面58と外接するように実質的に弓形である。
例示的な実施形態において、複数の超音速圧縮ランプ98が流体流れチャンネル80内に位置付けられる。図9及び10は、隣接する圧縮ランプ98を示している。第1の圧縮ランプ98は、上述のように半径方向外側面58に結合される。その上、例示的な実施形態において、第2の隣接する圧縮ランプ98は、ベーン46の正圧側面106及びシュラウド200の半径方向内側面214に結合され、これにより流体流れチャンネル80が定められる。圧縮ランプ98の各々は実質的に同様である。隣接する圧縮面126は、両面の圧縮面226を形成する。同様に、隣接する発散面128は、両面の発散面228を形成する。更に、隣接するスロート領域124は、両面のスロート領域224を定める。
また、例示的な実施形態において、図9及び10に示すように、スロート領域224は、
第3のスロートチャンネル高さH3及び第3のスロートチャンネル幅W3を定め、ここで高さH3は高さH1(図4及び6に示す)よりも低く、幅W3は幅W1(図5及び6に示す)よりも小さい。図7及び8に示す対向するランプの実施形態について説明されたものと同様にして、高さH3及び幅W3を有する隣接する超音速圧縮ランプ98の利用により、高さH1及び幅W1を有する構成と比べて流体流れチャンネル80内の圧力を増大させることが可能となる。しかしながら、このようなより小さな寸法は、そこを通過する流体の流量を制限することができ、流体加圧と流体スループットとの所定の均衡が確立される。或いは、高さH3が高さH1に等しいか又はそれよりも大きく、幅W3が幅W1と等しいか又はそれよりも大きく、これにより流体加圧と流体スループットとの所定の均衡が確立される。従って、高さH3及び幅W3は、本明細書で説明されるように、超音速圧縮機ロータ40の作動を可能にする何らかの値を有する。
超音速圧縮機ロータ40及び2つの隣接する超音速圧縮ランプ98を備えた流体流れチャンネル80の作動中、流体102は、ロータディスク48(図2及び3に示す)に対して超音速である第1の速度で流体入口26(図1に示す)から入口開口76に送られる。流体入口26(図1に示す)から流体流れチャンネル80に流入する流体102は、隣接する両方の超音速圧縮ランプ98の隣接する各前縁130に接触して第1の隣接する斜め衝撃波152を形成し、このような隣接する衝撃波152は、以下で更に説明するように実質的に互いを通過する。各第1の斜め衝撃波152が、半径方向内側面214と流体流れチャンネル80を定めるベーン46の負圧側面108とに接触すると、隣接する第2の斜め衝撃波154のペアは、半径方向内側面214及び負圧側面108から各それぞれの超音速圧縮ランプ98に向けて反射される。以下で更に詳細に説明するように、隣接する超音速圧縮ランプ98に関連する第2の斜め衝撃波154は、上述のように1つの超音速圧縮ランプ98のみを備えた実施形態と比べて減衰を生じる。
流体流れチャンネル80が圧縮領域136を通って流体102を送ると、流体102は各対向する第1の斜め衝撃波152及び第2の斜め衝撃波154を通過するので、流体102の速度が低下する。その上、流体102が圧縮領域136を通って送られると、流体102の圧力は増大し、流体102の容積は減少する。例示的な実施形態において、流体102がスロート領域224を通って送られると、隣接する超音速圧縮ランプ98は、圧縮領域136を通って送られる流体102を調整し、発散領域146においてロータディスク48に対して超音速である第2の速度又は出口速度を含むように構成される。更に、隣接する超音速圧縮ランプ98が協働し、垂直衝撃波156(図9及び図10には示されていない)がスロート領域224の下流側で且つ流れチャンネル80の内部に形成されるように構成される。垂直衝撃波は、流体が垂直衝撃波を通過した後に出口開口78を介して流れチャンネル80から流出するときに、流体102の速度をロータディスク48に対して亜音速度まで低下させる。
対向する衝撃波について上述したように、一般に、隣接する衝撃波は互いに対して相互作用し、境界層と衝撃境界層との相互作用により生じる流れ場歪みに起因した圧縮サイクル内での内部寄生損失を減少させる。例示的な実施形態において、隣接する超音速圧縮ランプ98は、隣接する第1の斜め衝撃波152のペア及び隣接する第2の斜め衝撃波154のペアを形成する。すなわち、1つではなく2つの斜め衝撃波が生成され、これらは対向する面から反射するのではなく互いから反射する。隣接する衝撃波間のこのような相互作用は、対向する面からの衝撃反射を有意に低減し、これにより関連する衝撃境界層の相互作用及びその境界層損失を有意に低減する。従って、本明細書で説明される隣接する衝撃波の使用により、衝撃波による対向する表面相互作用によって誘起されるこのような寄生損失が効果的に低減され、これにより超音速圧縮機ロータの流体流れチャンネル内の有効流れ面積が増大する。その上、このような損失の低減は、超音速圧縮機の効率を向上させ、これにより超音速圧縮機の流量能力及び加圧比を高め、また、これにより単位流れ体積当たりの圧縮機占有面積値が減少する。
図11は、超音速圧縮機ロータ40(図2及び3に示す)と共に用いることができる流体流れチャンネル80の一部の概略図である。図12は、線12−12(図11に示す)に沿って見た流体流れチャンネル80の一部のチャンネル方向の図である。上述のように、図11及び12は、流体流れチャンネル80を比較的線形的に示しているが、流体流れチャンネル80は、半径方向外側面58と外接するように実質的に弓形である。
例示的な実施形態において、複数の超音速圧縮ランプ98が流体流れチャンネル80内に位置付けられる。図11及び12は、3つの超音速圧縮ランプ98を示しており、ここでは2つの対向する超音速圧縮ランプ98と、この対向する超音速圧縮ランプ98の各々に接触する第3の圧縮ランプ98とがある。第1の圧縮ランプ98は半径方向外側面58に結合される。その上、例示的な実施形態において、第2の圧縮ランプ98は、ベーン46の正圧側面106及びシュラウド200の半径方向内側面214に結合され、これにより流体流れチャンネル80が部分的に定められる。更に、例示的な実施形態において、第3の圧縮ランプ98は、ベーン46の負圧側面108及びシュラウド200の半径方向内側面214に結合され、これにより流体流れチャンネル80を更に定める。第1及び第2の圧縮ランプ98は隣接し、第1及び第3の圧縮ランプ98は隣接し、更に、第2及び第3の圧縮ランプ98は対向している。複数の圧縮面126は、3面圧縮面326を形成する。同様に、複数の発散面128は、3面の発散面328を形成する。更に、複数のスロート領域124は、3面のスロート領域324を定める。
また、例示的な実施形態において、図11及び12に示すように、スロート領域324は、第4のスロートチャンネル高さH4及び第4のスロートチャンネル幅W4を定め、ここで高さH4は高さH1(図4及び6に示す)よりも低く、幅W4は幅W1(図5及び6に示す)よりも小さい。図7及び8に示す対向するランプの実施形態及び図9及び10に示す隣接するランプの実施形態について説明されたものと同様にして、隣接及び対向する超音速圧縮ランプ98の利用により、高さH1及び幅W1を有する構成と比べて流体流れチャンネル80内の圧力を増大させることが可能となる。しかしながら、このようなより小さな寸法は、そこを通過する流体の流量を制限することができ、流体加圧と流体スループットとの所定の均衡が確立される。或いは、高さH4が高さH1に等しいか又はそれよりも大きく、幅W4が幅W1と等しいか又はそれよりも大きく、これにより流体加圧と流体スループットとの所定の均衡が確立される。従って、高さH4及び幅W4は、本明細書で説明されるように、超音速圧縮機ロータ40の作動を可能にする何らかの値を有する。
超音速圧縮機ロータ40及び3つの隣接する超音速圧縮ランプ98を備えた流体流れチャンネル80の作動中、流体102は、ロータディスク48(図2及び3に示す)に対して超音速である第1の速度で流体入口26(図1に示す)から入口開口76に送られる。流体入口26(図1に示す)から流体流れチャンネル80に流入する流体102は、3つの超音速圧縮ランプ98の隣接する各前縁130に接触して第1の隣接する斜め衝撃波152を形成する。このような隣接する衝撃波152は、以下で更に説明するように実質的に互いを通過する。各第1の斜め衝撃波152が、対向する超音速圧縮ランプ98及び/又は半径方向内側面214と接触すると、3つの第2の斜め衝撃波154は、半径方向内側面214及び対向する超音速圧縮ランプ98から各それぞれの超音速圧縮ランプ98に向けて反射される。以下で更に詳細に説明するように、3つの超音速圧縮ランプ98に関連する第2の斜め衝撃波154は、上述のように1つの超音速圧縮ランプ98のみを備えた実施形態と比べて減衰を生じる。
流体流れチャンネル80が圧縮領域136を通って流体102を送ると、流体102は各第1の斜め衝撃波152及び第2の斜め衝撃波154を通過するので、流体102の速度が低下する。その上、流体102が圧縮領域136を通過すると、流体102の圧力は増大し、流体102の容積は減少する。例示的な実施形態において、流体102がスロート領域324を通過すると、超音速圧縮ランプ98は、圧縮領域136を通過する流体102を調整し、発散領域146においてロータディスク48に対して超音速である第2の速度又は出口速度を含むように構成される。更に、超音速圧縮ランプ98が協働し、垂直衝撃波156(図11及び図12には示されていない)がスロート領域324の下流側で且つ流れチャンネル80の内部に形成されるように構成される。垂直衝撃波は、流体が垂直衝撃波を通過した後に出口開口78を介して流れチャンネル80から流出するときに、流体102の速度をロータディスク48に対して亜音速度まで低下させる。
図13は、流体流れチャンネル80の一部のチャンネル方向の図である。例示的な実施形態において、4つの超音速圧縮ランプ98が流体流れチャンネル80内に位置付けられる。第1の圧縮ランプ98は半径方向外側面58に結合され、第2の圧縮ランプ98は、ベーン46の正圧側面106に結合されて流体流れチャンネル80を定め、第3の圧縮ランプ98は、ベーン46の負圧側面108に結合されて流体流れチャンネル80を定め、更に、第4の圧縮ランプ98が半径方向内側面214に結合される。4つの超音速圧縮ランプ98は各々隣接し且つ他の超音速圧縮ランプ98に対向している。
各圧縮ランプ98は実質的に同様である。複数の隣接する圧縮面126は、4面の圧縮面426を形成する。同様に、複数の発散面128は、4面の発散面328を形成する(図示せず)。更に、複数のスロート領域124は、4面のスロート領域424を定める。スロート領域424は、第5のスロートチャンネル高さH5及び第5のスロートチャンネル幅W5を定め、ここで高さH5は高さH1(図4及び6に示す)よりも低く、幅W5は幅W1(図5及び6に示す)よりも小さい。図7及び8に示す対向するランプの実施形態及び図9及び10に示す隣接するランプの実施形態について説明されたものと同様にして、隣接及び対向する超音速圧縮ランプ98の利用により、高さH1及び幅W1を有する構成と比べて流体流れチャンネル80内の圧力を増大させることが可能となる。しかしながら、このようなより小さな寸法は、そこを通過する流体の流量を制限することができ、流体加圧と流体スループットとの所定の均衡が確立される。或いは、高さH5が高さH1に等しいか又はそれよりも大きく、幅W5が幅W1と等しいか又はそれよりも大きく、これにより流体加圧と流体スループットとの所定の均衡が確立される。従って、高さH5及び幅W5は、本明細書で説明されるように、超音速圧縮機ロータ40の作動を可能にする何らかの値を有する。
超音速圧縮機ロータ40及び3つの超音速圧縮ランプ98を備えた流体流れチャンネル80の作動中、流体102は、ロータディスク48(図2及び3に示す)に対して超音速である第1の速度で流体入口26(図1に示す)から入口開口76(図2及び3に示す)に送られる。流体入口26(図1に示す)から流体流れチャンネル80に流入する流体102は、4つの超音速圧縮ランプ98の隣接する各前縁130に接触して第1の隣接する斜め衝撃波152を形成し、このような隣接する衝撃波152は、以下で更に説明するように実質的に互いを通過する。各第1の斜め衝撃波152が、対向する超音速圧縮ランプ98と接触すると、4つの第2の斜め衝撃波154は、対向する超音速圧縮ランプ98から各それぞれの超音速圧縮ランプ98に向けて反射される。上記で説明されるように、3つの超音速圧縮ランプ98に関連する第2の斜め衝撃波154は、上述のように1つの超音速圧縮ランプ98のみを備えた実施形態と比べて減衰を生じる。
流体流れチャンネル80が圧縮領域136を通って流体102を送ると、流体102は各第1の斜め衝撃波152及び第2の斜め衝撃波154を通過するので、流体102の速度(図3に示す)が低下する。その上、流体102が圧縮領域136(図4に示す)を通過すると、流体102の圧力は増大し、流体102の容積は減少する。例示的な実施形態において、流体102がスロート領域324を通って送られると、超音速圧縮ランプ98は、圧縮領域136を通って送られる流体102を調整し、発散領域146において(図4に示す)、ロータディスク48(図2及び3に示す)に対して超音速である第2の速度又は出口速度を含むように構成される。更に、超音速圧縮ランプ98が協働し、垂直衝撃波156(図13には示されていない)がスロート領域424の下流側で且つ流れチャンネル80の内部に形成されるように構成される。垂直衝撃波は、流体が垂直衝撃波を通過した後に出口開口78を介して流れチャンネル80から流出するときに、流体102の速度をロータディスク48に対して亜音速度まで低下させる。
図14は、線14−14(図2に示す)から見た超音速圧縮機ロータ40の一部の拡大平面図である。図15は、図14に示す超音速圧縮機ロータ40の一部の概略図である。図16は、線16−16(図14に示す)から見た超音速圧縮機ロータ40の一部の概略図である。例示的な実施形態において、シュラウド200は、ベーン46の正圧側面106と隣接ベーン46の負圧側面108との間に位置付けられる。例示的な実施形態において、軸方向シール機構500の少なくとも一部は、シュラウド200の半径方向外側面212上に位置付けられる。シール機構500は、限定ではないが、ラビリンス歯タイプの装置及びブラシタイプの装置を含む、本明細書で記載されるような超音速圧縮機システム10の作動を可能にするあらゆるシール機構である。
シール機構500は、圧縮機ハウジング24内でこれらの間に少なくとも1つのチャンネル504を定めるラビリンス歯502の複数の半径方向内側部分を含む。シール機構500はまた、限定ではないが、接着、締結、金具、及びシュラウド200内に定められるチャンネルへの挿入(何れも図示せず)を含む、本明細書で説明されるシール機構500の作動を可能にする何らかの方法によって、シュラウド200の半径方向外側面212に結合されるシールストリップ506を含む。シール機構500の代替の実施形態は、シールストリップ506、歯502、及びチャンネル504ではなく、ブラシストリップを用いることを含み、ここでブラシストリップは、シールストリップ506について上述されたように、シュラウド200の半径方向外側面212に結合され、ブラシストリップは、圧縮機ハウジング24の内側面30に緩やかに接触するように位置付けられ、配向され、構成される。
一般に、ベーン46の各々の半径方向最外部分107を越える流体漏洩は、特にベーン46全体にわたる大きな圧力勾配に起因して、超音速圧縮機における効率損失の主要な発生源のうちの1つである。シュラウド200は、このような流体漏洩の低減を可能にする。更に、シール機構500は、シュラウド200と内側ハウジング面30との間の可能性のある流体流路のサイズを歯502とストリップ506との間の許容公差にまで小さくすることによって、ハウジングキャビティ32内の流体流損失を低減することができる。その上、シール506及び歯502の数を増大することにより、より多くの蛇行流路が形成され、これによりそこでの流体流損失の可能性を更に低減することができる。
図17は、代替の超音速圧縮機システム600の一部の概略図である。図18は、線18−18(図17に示す)に沿って見た超音速圧縮機システム600の一部の概略図である。この代替の例示的な実施形態において、システム600は、限定ではないが、ロータディスク48とシュラウド200との間に定められる流体流れチャンネル80を含む、上述のような超音速圧縮機ロータ40を含む。また、この代替の実施形態において、超音速圧縮機システム600は、ハウジング624が、半径方向外側上流ハウジング部分625、半径方向外側下流ハウジング部分626、半径方向内側上流ハウジング部分627、及び半径方向内側下流ハウジング部分628を含むことを除いて、圧縮機ハウジング24(図1に示す)と同様の圧縮機ハウジング624を含む。ハウジング部分625及び627は、上流側流体流れチャンネル480を定め、ハウジング部分626及び628が下流側流体流れチャンネル482を定める。流体流れチャンネル680、80、及び682は、流体連通して結合される。半径方向内側上流ハウジング部分627及びロータディスク48は、上流側ギャップ629を定め、半径方向内側下流ハウジング部分628及びロータディスク48は、下流側ギャップ630を定める。更に、この代替の例示的な実施形態において、シュラウド200は、ハウジング部分625及び626間で軸方向に位置付けられる。更に、この代替の実施形態において、シュラウド200は、ハウジング部分625及び626と実質的に半径方向で同一平面になる。或いは、シュラウド200は、ハウジング624内で半径方向内向きに延び、又はハウジング624を越えて半径方向外向きに延びる。
この代替の例示的な実施形態において、超音速圧縮機システムは、複数の実質的に円形の半径方向シール650、652、654、及び656を含む。シール650は、半径方向外側ハウジング部分625とシュラウド200との間で円周方向に位置付けられ、流体流れチャンネル680及び80からハウジング624の外部の環境への流体流を低減することができる。シール652は、半径方向外側下流ハウジング部分626とシュラウド200との間で円周方向に位置付けられ、流体流れチャンネル80及び680からハウジング624の外部の環境への流体流を低減することができる。シール654は、半径方向内側上流ハウジング部分627とロータディスク48との間で円周方向に位置付けられ、流体流れチャンネル680及び80からギャップ629内への流体流を低減することができる。シール656は、半径方向内側下流ハウジング部分628とロータディスク48との間で円周方向に位置付けられ、流体流れチャンネル80及び680からギャップ630内への流体流を低減することができる。
この代替の例示的な実施形態において、作動時には、シュラウド200は、上述のように比較的高回転速度でシール650、652、654、及び656の周りを回転する。従って、シール650、652、654、及び656は、シュラウド200及びロータディスク48に動作可能に結合され、また、本明細書で説明されるように超音速圧縮機システム600の作動を可能にする何らかのシールデバイスを含む。その上、この代替の例示的な実施形態において、4つの半径方向シールが超音速圧縮機システム600内で使用される。代替的に、本明細書で説明される超音速圧縮機システム600の作動を可能にするあらゆる数の半径方向シールが使用される。
上述の超音速圧縮機ロータは、流体圧縮動作の全ての段階の間の超音速圧縮機システムの性能効率を向上させる、コスト効果があり且つ信頼性のある方法を提供する。その上、超音速圧縮機ロータは、ベーンの半径方向外側部分にわたる流体流損失を低減することにより、超音速圧縮機システムの動作効率を向上させることができる。より具体的には、超音速圧縮機ロータは、ベーンの半径方向外側上部の上に位置付けられるシュラウドを含み、これにより隣接ベーンにより定められる複数の流体流路を分離する。また、更に具体的には、上述の超音速圧縮機ロータは、ロータハウジング内の流体損失を低減するために、シュラウドとロータハウジングとの間で軸方向又は半径方向に位置付けられるシール機構を含む。
超音速圧縮機ロータを組み立て及び作動させるためのシステム及び方法の例示的な実施形態を上記で詳細に説明した。本システム及び方法は、本明細書で説明される特定の実施形態に限定されず、システムの構成要素及び/又は方法のステップは、本明細書で説明された他の構成要素及びステップと独立して別個に利用することができる。例えば、本システム及び方法はまた、他の回転エンジンシステム及び方法と組み合わせて用いることができ、本明細書で説明される超音速圧縮機システムだけで実施することに限定されるものではない。むしろ、例示的な実施形態は、他の多くの回転システム用途と関連して実施し利用することができる。
本発明の種々の実施形態の特定の特徴要素を一部の図面において図示し、他の図面では図示していない場合があるが、これは便宜上のことに過ぎない。更に、上記の説明における「1つの実施形態」への言及は、記載の特徴を同様に組み込んでいる追加の実施形態の存在を排除するものとして解釈することを意図するものではない。本発明の原理によれば、図面の何れかの特徴は、他の何れかの図面のあらゆる特徴と組み合わせて言及し及び/又は特許請求することができる。
本明細書は、最良の形態を含む実施例を用いて本発明を開示し、更に、あらゆる当業者があらゆるデバイス又はシステムを実施及び利用すること並びにあらゆる包含の方法を実施することを含む本発明を実施することを可能にする。本発明の特許保護される範囲は、請求項によって定義され、当業者であれば想起される他の実施例を含むことができる。このような他の実施例は、請求項の文言と差違のない構造要素を有する場合、或いは、請求項の文言と僅かな差違を有する均等な構造要素を含む場合には、本発明の範囲内にあるものとする。
10 超音速圧縮機システム
12 吸気セクション
14 圧縮機セクション
16 排出セクション
18 駆動組立体
20 ロータ組立体
22 駆動シャフト
24 圧縮機ハウジング
26 流体入口
28 流体出口
30 内側面
32 キャビティ
34 流体源
36 入口ガイドベーン組立体
38 入口ガイドベーン
40 超音速圧縮機ロータ
42 出口ガイドベーン組立体
43 出口ガイドベーン
44 出力システム
46 複数のベーン
48 ロータディスク
50 ディスク本体
54 中心軸線
55 ロータキャビティ
56 半径方向内側面
58 半径方向外側面
64 半径方向
66 軸方向
68 ベーン入口縁部
70 ベーン出口縁部
74 隣接ベーンのペア
76 流れチャンネル入口開口
78 流れチャンネル出口開口
80 流体流れチャンネル
98 超音速圧縮ランプ
102 流体
104 回転方向の矢印
106 ベーン(第1の)正圧側面
107 ベーン半径方向最外部分
108 ベーン(第2の)負圧側面
124 スロート領域
126 圧縮面
128 発散面
130 圧縮面の(第1の)前縁
132 圧縮面の(第2の)後縁
136 圧縮領域
140 発散面の第1の端部
142 発散面の第2の端部
146 発散領域
152 第1の斜め衝撃波
154 第2の斜め衝撃波
156 垂直衝撃波
158 上流側面
160 下流側面
162 幅
164 軸方向流路(矢印)
166 通路幅
168 第1の通路幅
170 第2の通路幅
200 シュラウド
202 環状流体入口通路
204 半径方向開口長さ
208 上流側面
210 下流側面
212 半径方向外側面
214 半径方向内側面
224 両面のスロート領域
226 両面の圧縮面
228 両面の発散面
324 3面のスロート領域
326 3面の圧縮面
328 3面の発散面
424 4面のスロート領域
426 4面の圧縮面
500 シール機構
502 歯
504 チャンネル
506 シールストリップ
600 圧縮機システム
624 外側上流ハウジング部分
625 ハウジング部分
626 外側下流ハウジング部分
627 内側上流ハウジング部分
628 外側上流ハウジング部分
629 上流側ギャップ
630 下流側ギャップ
650 半径方向シール
652 半径方向シール
654 半径方向シール
656 半径方向シール
680 上流流体流れチャンネル
682 下流流体流れチャンネル

Claims (10)

  1. 超音速圧縮機(10)であって、
    流体入口(26)と、
    流体出口(28)と、
    前記流体入口及び前記流体出口間に延びる流体導管(32)と、
    前記超音速圧縮機の流体導管内に配置される少なくとも1つの超音速圧縮機ロータ(40)と、
    を備え、前記超音速圧縮機ロータが、
    半径方向内側面(56)と半径方向外側面(58)との間に延びる実質的に円筒形本体(50)を含む少なくとも1つのロータディスク(48)と、
    前記本体に結合され且つ前記少なくとも1つのロータディスクから半径方向外向きに延びて、隣接してペアを形成する複数のベーン(46)と、
    前記少なくとも1つのロータディスクの少なくとも一部の周りに延び且つ前記複数のベーンの各々の少なくとも一部に結合されたシュラウド(200)と、
    を含み、前記半径方向外側面、前記隣接ベーンのペア、及び前記シュラウドが、これらの間に流体流れチャンネル(80)を定めるような向きにされ、前記流体流れチャンネルが、流体入口開口(76)及び流体出口開口(78)を含み、
    前記超音速圧縮機ロータが更に、
    前記流体流れチャンネル内に位置付けられ、且つ前記流体流れチャンネルを通って送られる流体を調整して前記流体が前記入口開口における前記ロータディスク面に対して超音速である第1の速度と前記出口開口における第2の速度とによって特徴付けられるように各々が構成される、複数の隣接する超音速圧縮ランプ(98)と、
    前記シュラウドの少なくとも一部の周りを延びるケーシング(24)と、
    を含む、超音速圧縮機(10)。
  2. 前記複数の隣接する超音速圧縮ランプ(98)が、
    2つの隣接するランプと、
    3つの隣接するランプと、
    4つの隣接するランプと、
    のうちの少なくとも1つを含む、請求項1に記載の超音速圧縮機(10)。
  3. 前記複数の隣接する超音速圧縮ランプ(98)が、
    少なくとも1つの半径方向圧縮ランプ(98)に結合された少なくとも1つの軸方向圧縮ランプ(98)と、
    少なくとも1つの半径方向スロート部分(124)に結合された少なくとも1つの軸方向スロート部分(124)と、
    少なくとも1つの半径方向発散部分(128)に結合された少なくとも1つの軸方向発散部分(128)と、
    を含む、請求項1に記載の超音速圧縮機(10)。
  4. 前記複数の隣接する超音速圧縮ランプ(98)が、
    複数の軸方向斜め衝撃波(152/154)と、複数の半径方向斜め衝撃波(152/154)とを形成するよう構成される、請求項1に記載の超音速圧縮機(10)。
  5. 前記シュラウド(200)が、これに結合された少なくとも1つのシール機構(500)を含む、請求項1に記載の超音速圧縮機(10)。
  6. 前記少なくとも1つのシール機構(500)が、少なくとも1つの軸方向シール(506)と、少なくとも1つの半径方向シール(650/652/654/656)と、のうちの少なくとも1つを含む、請求項5に記載の超音速圧縮機(10)。
  7. 前記少なくとも1つの半径方向シール(650/652/654/656)が、前記ケーシング(24)と前記シュラウド(200)との間、及び前記ケーシング(24)と前記少なくとも1つのロータディスク(48)との間のうちの少なくとも一方で延びる、請求項5に記載の超音速圧縮機(10)。
  8. 前記複数の超音速圧縮ランプ(98)のうちの1つの少なくとも一部が前記シュラウド(200)に結合される、請求項1に記載の超音速圧縮機(10)。
  9. 超音速圧縮機ロータ(40)であって、
    半径方向内側面(56)と半径方向外側面(58)との間に延びる実質的に円筒形本体(50)を含む少なくとも1つのロータディスク(48)と、
    前記本体に結合され且つ前記少なくとも1つのロータディスクから半径方向外向きに延びて、隣接してペアを形成する複数のベーン(46)と、
    前記少なくとも1つのロータディスクの少なくとも一部の周りに延び且つ前記複数のベーンの各々の少なくとも一部に結合されたシュラウド(200)と、
    を備え、
    前記半径方向外側面、前記隣接ベーンのペア、及び前記シュラウドが、これらの間に流体流れチャンネル(80)を定めるような向きにされ、前記流体流れチャンネルが、流体入口開口(76)及び流体出口開口(78)を含み、
    前記超音速圧縮機ロータが更に、
    前記流体流れチャンネル内に位置付けられ、且つ前記流体流れチャンネルを通って送られる流体を調整して前記流体が前記入口開口における前記ロータディスク面に対して超音速である第1の速度と前記出口開口における第2の速度とによって特徴付けられるように各々が構成される、複数の隣接する超音速圧縮ランプ(98)と、
    を備える、超音速圧縮機ロータ(40)。
  10. 前記複数の隣接する超音速圧縮ランプ(98)が、
    2つの隣接するランプと、
    3つの隣接するランプと、
    4つの隣接するランプと、
    のうちの少なくとも1つを含む、請求項9に記載の超音速圧縮機ロータ(40)。
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