JP2012130954A - 自動溶接装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】 案内レール装置の構成を単純化し、製作の手間、時間、コストを低減させる。
【解決手段】 可撓性を有する帯板状で幅方向の一端縁に全長に亘りラック4を刻設したレール部材3を長手方向に配列し、隣接するレール部材3の端部同士をレール接続兼設置台5のレール取付面15に取り付けると共に、レール接続兼設置台5に備えたマグネット16により溶接対象物6の表面に吸着させて、案内レール装置2を形成する。駆動モータ10により回転駆動可能なピニオン9を備えた走行台車7のピニオン9を、レール部材3のラック4に噛合させて、案内レール装置2に沿って走行可能とする。走行台車7に、溶接トーチ13を備えた自動溶接機12を搭載して自動溶接装置を構成する。レール部材3をレール接続兼設置台5の間で適宜撓ませて溶接対象物6の曲がった溶接個所に沿わせて配置させることで、専用の曲がり案内レールを不要にさせる。
【選択図】図1
【解決手段】 可撓性を有する帯板状で幅方向の一端縁に全長に亘りラック4を刻設したレール部材3を長手方向に配列し、隣接するレール部材3の端部同士をレール接続兼設置台5のレール取付面15に取り付けると共に、レール接続兼設置台5に備えたマグネット16により溶接対象物6の表面に吸着させて、案内レール装置2を形成する。駆動モータ10により回転駆動可能なピニオン9を備えた走行台車7のピニオン9を、レール部材3のラック4に噛合させて、案内レール装置2に沿って走行可能とする。走行台車7に、溶接トーチ13を備えた自動溶接機12を搭載して自動溶接装置を構成する。レール部材3をレール接続兼設置台5の間で適宜撓ませて溶接対象物6の曲がった溶接個所に沿わせて配置させることで、専用の曲がり案内レールを不要にさせる。
【選択図】図1
Description
本発明は、鋼板の継ぎ溶接を行うための自動溶接装置に関するもので、特に曲がり鋼板の継ぎ溶接に適した自動溶接装置に関するものである。
従来、鋼板の溶接作業を行うための装置として、溶接対象となる溶接線の付近に、該溶接線に平行に延びる案内レールを設け、この案内レールに走行台車を走行可能に取り付けると共に、該走行台車に溶接トーチを搭載してなる構成の自動溶接装置が用いられている。この種の自動溶接装置によれば、上記案内レールに沿わせて走行台車を走行させることにより、該走行台車に搭載してある上記溶接トーチが上記溶接線に沿って移動させることができるようになるため、該溶接トーチにより、溶接線の倣い溶接が実施可能とされている。
ところで、上記案内レールは、運搬時の利便性を図るために、通常、アルミニウムの引抜材で製作されるため、可撓性が低い。
そのため、上記従来の自動溶接装置を用いて、曲がり鋼板として、たとえば、積み重ね配置した鋼管同士の溶接作業を行う場合は、溶接対象となる鋼管(曲がり鋼板)の曲率に対応する曲率を備えた曲がり案内レールを、予め曲げ加工により製作する必要がある。よって、上記曲がり案内レールは、溶接対象物毎に専用のものとなるため、鋼管の口径が変わる等、溶接対象物の曲率が変わると、その都度、曲がり案内レールを特注して製作する必要が生じている。
そのために、曲がり案内レールの製作に要する手間、時間、コストが嵩み、延いては溶接作業に要するコストが嵩んでしまう。
そこで、溶接対象物の曲がり形状に応じて曲げることが可能な可撓性を有する案内レールを備えた形式の突合せ自動溶接装置(たとえば、特許文献1参照)や、曲がり鋼板の溶接装置の案内に適した可撓性を有する案内レール(たとえば、特許文献2参照)が提案されてきている。
ところが、上記特許文献1及び特許文献2に示されたものにおける案内レールは、可撓性を有する帯板状のレール部材の片面(一方の平面)の幅方向の中央部に、溶接装置の走行台車側に設けた駆動モータの駆動力の反力を受けるためのラックやチェーンを取り付けた構成としてあるため、上記レール部材と、該レール部材の曲げの中立面よりずれた位置にある上記ラックやピニオンとの間に、上記レール部材を曲げるときに両者間で生じる長手方向の位置ずれを吸収するための手段を備える必要がある。よって、案内レールの構成が複雑になっているというのが実状である。
又、上記案内レールを溶接対象物に設置する場合には、溶接対象物の曲面の曲率に応じて上記レール部材と、上記ラックやチェーン等の駆動力の反力受け部材との位置を現場で調整する必要があるため、案内レールの溶接対象物への設置の際に手間がかかる。
更に、溶接対象物のサイズに応じて案内レールの長さ寸法を変更する場合は、上記レール部材と、上記ラックやチェーン等の駆動力の反力受け部材を別々に加工する必要があるため、案内レールの製作にも手間がかかる。
そこで、本発明は、曲面の曲率が異なる溶接対象であっても、専用の案内レールを用いることなく対応することができ、更に、案内レールの構成を単純化できると共に、溶接対象物への設置や、製作のための手間、時間、コストを削減することができる自動溶接装置を提供しようとするものである。
本発明は、上記課題を解決するために、請求項1に対応して、可撓性を有する帯板状とし且つ幅方向の一端縁を全長に亘り台車走行軌道としてなるレール部材を、長手方向にレール接続兼設置台を介し複数接続して製作する案内レール装置と、駆動モータにより回転駆動可能な回転駆動体を備え且つ該回転駆動体を上記案内レール装置におけるレール部材の台車走行軌道に接触させることにより、該案内レール装置のレール部材の長手方向に走行する走行台車と、該走行台車に搭載した自動溶接機を備えてなる構成を有する自動溶接装置とする。
又、上記構成において、レール部材の台車走行軌道をラックとし、走行台車に駆動モータにより回転駆動可能に備える回転駆動体をピニオンとした構成とする。
更に、上記各構成において、案内レール装置におけるレール部材の接続に、2つのレール部材の長手方向端部を取り付けるためのレール取付面と、溶接対象物に吸着させるためのマグネットを備えたレール接続兼設置台を介して行うようにした構成とする。
更に又、上記各構成において、走行台車の所要個所に、溶接対象物に対し非接触で磁力による吸着力を作用させるための溶接対象吸着マグネットを、溶接対象物に近接、離反する方向に移動可能に設けた構成とする。
上述の各構成において、溶接対象物を上下に積み重ね配置した鋼管とし、該鋼管の外周に、周方向に配列した複数のレール部材を長手方向に順次繋いで環状とした案内レール装置を設置するようにした構成とする。
本発明の自動溶接装置によれば、以下のような優れた効果を発揮する。
(1)可撓性を有する帯板状とし且つ幅方向の一端縁を全長に亘り台車走行軌道としてなるレール部材を、長手方向にレール接続兼設置台を介し複数接続して製作する案内レール装置と、駆動モータにより回転駆動可能な回転駆動体を備え且つ該回転駆動体を上記案内レール装置におけるレール部材の台車走行軌道に接触させることにより、該案内レール装置のレール部材の長手方向に走行する走行台車と、該走行台車に搭載した自動溶接機を備えてなる構成としてあるので、レール部材を撓ませることで、該レール部材を溶接対象物の曲面に沿わせて配置した案内レール装置を容易に製作することができる。これにより、溶接対象物の曲面の曲率の違いによって、その表面に沿って設置すべき案内レール装置の曲率が異なる場合であっても、上記レール部材の数を変更したり、レール部材の撓み量を変更することで容易に対応することができる。よって、従来、曲率が異なる曲面を有する溶接対象毎に要していた如き専用の曲がり案内レールを不要にすることができる。
(2)しかも、上記帯板状のレール部材の幅方向の一端縁を、走行台車に設けた回転駆動体を接触させるための台車走行軌道としてあるため、上記レール部材の曲率がどのように変化しても、台車走行軌道に何ら変更を加える必要を要することなく、全長に亘り上記走行台車の回転駆動体を接触させることができる。よって、上記レール部材と、レール接続兼設置台を備えるという単純化された構成で、溶接対象物の面の曲率の変化に自在に対応可能な案内レール装置を構成することができる。
(3)レール部材の台車走行軌道をラックとし、走行台車に駆動モータにより回転駆動可能に備える回転駆動体をピニオンとした構成とすることにより、上記レール部材に沿って走行台車の走行を確実に行なわせることができる。
(4)案内レール装置におけるレール部材の接続に、2つのレール部材の長手方向端部を取り付けるためのレール取付面と、溶接対象物に吸着させるためのマグネットを備えたレール接続兼設置台を介して行うようにした構成とすることにより、上記2つのレール部材を取り付けたレール接続兼設置装置の溶接対象物への取り付けを、該レール接続兼設置台に備えたマグネットの磁力を利用して容易に且つ確実に実施することができる。このため、上記案内レール装置をより単純化された構成とすることができる。
(5)以上により、上記案内レール装置の溶接対象物への設置や、該案内レール装置の製作のための手間、時間、コストを削減することができる。
(6)走行台車の所要個所に、溶接対象物に対し非接触で磁力による吸着力を作用させるための溶接対象吸着マグネットを、溶接対象物に近接、離反する方向に移動可能に設けた構成とすることにより、走行台車を案内レール装置のレール部材に取り付けた状態で、上記溶接対象吸着マグネットを溶接対象物に非接触で近接させて該マグネットの吸着力を溶接対象物に作用させることで、上記走行台車のレール部材からの脱離をより確実に防止することが可能になる。
(7)溶接対象物を上下に積み重ね配置した鋼管とし、該鋼管の外周に、周方向に配列した複数のレール部材を長手方向に順次繋いで環状とした案内レール装置を設置するようにした構成とすることにより、溶接すべき鋼管の外周に、該鋼管の外周面に沿う曲率で円環状となる案内レール装置を容易に製作することができる。よって、上記鋼管の溶接作業時に、その口径に応じた専用の曲がり案内レールを用意する必要をなくすことができるため、上記鋼管の溶接作業に要する手間、時間、コストを削減することができる。
(1)可撓性を有する帯板状とし且つ幅方向の一端縁を全長に亘り台車走行軌道としてなるレール部材を、長手方向にレール接続兼設置台を介し複数接続して製作する案内レール装置と、駆動モータにより回転駆動可能な回転駆動体を備え且つ該回転駆動体を上記案内レール装置におけるレール部材の台車走行軌道に接触させることにより、該案内レール装置のレール部材の長手方向に走行する走行台車と、該走行台車に搭載した自動溶接機を備えてなる構成としてあるので、レール部材を撓ませることで、該レール部材を溶接対象物の曲面に沿わせて配置した案内レール装置を容易に製作することができる。これにより、溶接対象物の曲面の曲率の違いによって、その表面に沿って設置すべき案内レール装置の曲率が異なる場合であっても、上記レール部材の数を変更したり、レール部材の撓み量を変更することで容易に対応することができる。よって、従来、曲率が異なる曲面を有する溶接対象毎に要していた如き専用の曲がり案内レールを不要にすることができる。
(2)しかも、上記帯板状のレール部材の幅方向の一端縁を、走行台車に設けた回転駆動体を接触させるための台車走行軌道としてあるため、上記レール部材の曲率がどのように変化しても、台車走行軌道に何ら変更を加える必要を要することなく、全長に亘り上記走行台車の回転駆動体を接触させることができる。よって、上記レール部材と、レール接続兼設置台を備えるという単純化された構成で、溶接対象物の面の曲率の変化に自在に対応可能な案内レール装置を構成することができる。
(3)レール部材の台車走行軌道をラックとし、走行台車に駆動モータにより回転駆動可能に備える回転駆動体をピニオンとした構成とすることにより、上記レール部材に沿って走行台車の走行を確実に行なわせることができる。
(4)案内レール装置におけるレール部材の接続に、2つのレール部材の長手方向端部を取り付けるためのレール取付面と、溶接対象物に吸着させるためのマグネットを備えたレール接続兼設置台を介して行うようにした構成とすることにより、上記2つのレール部材を取り付けたレール接続兼設置装置の溶接対象物への取り付けを、該レール接続兼設置台に備えたマグネットの磁力を利用して容易に且つ確実に実施することができる。このため、上記案内レール装置をより単純化された構成とすることができる。
(5)以上により、上記案内レール装置の溶接対象物への設置や、該案内レール装置の製作のための手間、時間、コストを削減することができる。
(6)走行台車の所要個所に、溶接対象物に対し非接触で磁力による吸着力を作用させるための溶接対象吸着マグネットを、溶接対象物に近接、離反する方向に移動可能に設けた構成とすることにより、走行台車を案内レール装置のレール部材に取り付けた状態で、上記溶接対象吸着マグネットを溶接対象物に非接触で近接させて該マグネットの吸着力を溶接対象物に作用させることで、上記走行台車のレール部材からの脱離をより確実に防止することが可能になる。
(7)溶接対象物を上下に積み重ね配置した鋼管とし、該鋼管の外周に、周方向に配列した複数のレール部材を長手方向に順次繋いで環状とした案内レール装置を設置するようにした構成とすることにより、溶接すべき鋼管の外周に、該鋼管の外周面に沿う曲率で円環状となる案内レール装置を容易に製作することができる。よって、上記鋼管の溶接作業時に、その口径に応じた専用の曲がり案内レールを用意する必要をなくすことができるため、上記鋼管の溶接作業に要する手間、時間、コストを削減することができる。
以下、本発明を実施するための形態を図面を参照して説明する。
図1乃至図6は本発明の自動溶接装置の実施の一形態を示すもので、以下のようにしてある。
すなわち、本発明の自動溶接装置1は、図1及び図6に示すように、或る幅寸法で一方向に延びる長尺の可撓性を有する帯板状とし且つ幅方向一端縁に台車走行軌道としてのラック4を長手方向の全長に亘り刻設してなるレール部材3と、長手方向の端部同士を突き合わせて隣接配置した状態の2つの上記レール部材3の突合わせ端部を共に取り外し可能に取り付けて、該2つのレール部材3を長手方向に連なるよう接続する機能、及び、該各レール部材3の突き合わせ端部同士の接続個所を、鋼製の溶接対象物6に取り外し可能に設置する機能を備えたレール接続兼設置台5とからなる案内レール装置2を備える。
又、フレーム8と、上記案内レール装置2のレール部材3の幅方向一端縁に設けたラック4に噛合するよう配置した回転駆動体としてのピニオン9と、上記フレーム8に設置して出力軸10aに上記ピニオン9を取り付けた駆動モータ10を備え、更に、上記レール部材3の幅方向他端縁に接するよう配置して上記フレーム8に回転自在に保持させたレールガイドローラ11を備えて、上記ピニオン9とレールガイドローラ11により上記案内レール装置2のレール部材3を幅方向の両側より挟んだ状態で、上記駆動モータ10によりピニオン9を正逆転駆動することで、該駆動モータ10と一体に上記フレーム8を案内レール装置2のレール部材3の長手方向に沿わせて走行(往復動)できるようにした走行台車7を備える。
更に、上記走行台車7のフレーム8に、溶接トーチ位置制御装置12aと溶接トーチ13を備えた自動溶接機12を取り外し可能に取り付けた構成とする。
詳述すると、上記案内レール装置2のレール部材3は、図3(イ)(ロ)に示すように、長手方向の両端部の複数個所(図では4個所ずつ)に、平面に垂直な方向のボルト挿通孔(図示せず)を穿設してなる構成として、該ボルト挿通孔に一方の平面側より挿通させた連結用のボルト14を、他方の平面側に配置した上記レール接続兼設置台5のレール取付面15に設けてあるねじ穴(図示せず)に螺着させて締めることで、該レール部材3の長手方向の両端部を、それぞれ別のレール接続兼設置台5に取り付けることができるようにしてある。一方、上記連結用のボルト14をすべて取り外すことで、該レール部材3を、レール接続兼設置台5より分離させることができるようにしてある。
上記レール部材3は、図3(イ)に示すように、長手方向の端部同士を突き合わせて配置した2つのレール部材3の該各端部を1つのレール接続兼設置台5に共に取り付けて、該2つのレール部材3を上記レール接続兼設置台5を介して長手方向に一連に接続した状態とするときに、該レール部材3の端部同士の接続部分で、両者の幅方向一端縁に刻設してあるラック4の歯のピッチに変化が生じないように、レール部材3の長手方向両端部におけるラック4の歯の配置が決定してある。
上記案内レール装置2のレール接続兼設置台5は、図3(イ)に示すように、上記レール部材3の幅方向に沿う方向の寸法を、該レール部材3の幅方向寸法よりもやや小さく設定してある。これにより、上記走行台車7に設けてあるピニオン9とレールガイドローラ11を上記レール部材3の幅方向一端縁のラック4と幅方向の他端縁にそれぞれ接触させた状態で移動させるときに、該ピニオン9やレールガイドローラ11に、レール接続兼設置台5が干渉しないようにしてある。
又、上記レール接続兼設置台5は、図3(ロ)に示すように、上記レール取付面15と垂直な方向に、溶接対象物6の表面と、上記レール部材3との間に保持することが所望される予め設定した隙間寸法に応じた厚さ寸法を備えるようにしてある。
更に、上記レール接続兼設置台5は、厚さ方向における上記レール取付面15とは反対側の面部に、マグネット16を一体に設けてなる構成として、該マグネット16を鋼製の溶接対象物6の表面に磁力で吸着させることにより、該溶接対象物6に対して位置固定することができるようにしてある。
なお、上記レール接続兼設置台5に装備するマグネット16は、磁力が強力であるほど、又、吸着させる対象である溶接対象物6との距離が近い、すなわち、溶接対象物6に密着しているほど、該溶接対象物6に対する吸着力を高めることができて、溶接対象物6に対する位置固定力を高めるには有利である。しかし、上記マグネット16の溶接対象物6に対する吸着力の強さは、溶接作業の終了後に溶接対象物6の表面より上記レール接続兼設置台5の撤去を行う場合は不利に働く。そこで、図示してないが、上記レール接続兼設置台5のマグネット16は、たとえば、リフティングマグネットの如き、ダイヤル操作やレバー操作によってオンとオフ(吸着と非吸着)を切り替え可能なものとしてある。
以上の構成としてある案内レール装置2によれば、溶接対象物6同士の溶接個所(溶接線、開先中心線)の全長を、上記レール部材3の長手方向寸法で割った商を求め、その値に応じた数のレール部材3を、上記レール接続兼設置台5を介して順次長手方向に接続することで、上記溶接個所の全長に亘る長さ寸法の案内レール装置2を組み立てることができる。よって、この組み立てられる案内レール装置2における各レール接続兼設置台5をマグネット16の磁力を利用して上記溶接対象物6の所定個所に吸着させて固定するときに、その固定間隔や固定角度を適宜調整することで、隣接する2つのレール接続兼設置台5の間に取り付けられる上記レール部材3を撓ませながら、上記溶接対象物6の曲面に設けてある溶接個所に平行に沿わせて配置できるようにしてある。
この際、たとえば、鋼管同士の溶接のように溶接対象物6における溶接個所が環状の場合は、円弧状に撓ませながら環状に配列するレール部材3の隣接するすべての端部同士を、上記レール接続兼設置台5を介し順次接続して環状の案内レール装置2を組み立てればよい。又、環状の溶接個所の場合であって、該溶接個所の全長に対し、一定の長さ寸法としてあるレール部材3の繋ぎ合わせでは過不足が生じる場合は、1つ又は2つのレール部材3について、前述したレール部材3同士の接続部におけるラック4の歯のピッチの連続性を考慮しながら、長さ寸法を調整することで、環状に組み立てる案内レール装置2の周方向の全長を調整するようにすればよい。
又、鋼板同士の継ぎ溶接のように、溶接対象物6の溶接個所が1本の線状である場合は、該溶接個所に沿って配列してある各レール部材3のうち、両端に位置する2つのレール部材3における上記溶接個所の末端に対応する側の端部は、単独で上記レール接続兼設置台5に取り付けて、該レール接続兼設置台5を介して上記溶接個所の末端に対応させて設置するようにすればよい。
上記走行台車7のフレーム8は、図1及び図2に示すように、上記案内レール装置2のレール部材3におけるレール接続兼設置台5の取り付け側とは反対側となる一方の平面(側面)に沿って該レール部材3の幅方向に該レール部材3の幅方向両端部よりも両側へ所要寸法突出する位置まで延びる矩形状のプレート部17と、該プレート部17における上記レール部材3の幅方向両端部よりも外側に突出する個所から上記レール部材3が位置する側へ直角に或る寸法突出する一対の脚部18a,18bからなる側面形状略コの字形としてある。
上記フレーム8の内側となる上記プレート部17の他方の平面側で且つ一方の脚部18aに近い位置には、上記レール部材3のラック4に噛合するピニオン9が配置してある。上記プレート部17の一方の平面部には、駆動モータ10が内向きに取り付けてあり、該プレート部17に穿設した図示しない貫通孔を挿通させて配置した上記駆動モータ10の出力軸10aに、上記ピニオン9が取り付けてある。
又、上記フレーム8の内側となる上記プレート部17の他方の平面側で且つ他方の脚部18bに近い位置には、外周面の幅方向中央部に周方向の全長に亘る溝を備えたレールガイドローラ11を、レール部材3の長手方向に所要間隔を隔てた2個所に配置して、該各レールガイドローラ11を回転自在に支持するための軸11aを、上記他方の脚部18bに保持させてある。これにより、上記ピニオン9を上記レール部材3のラック4に噛合させた状態で、上記レール部材3の他端縁部を、上記各レールガイドローラ11の外周面の溝に嵌合させることができるようにしてある。したがって、この状態では、上記レール部材3に対し、上記走行台車7が、フレーム8に設けてある上記ピニオン9と2つのレールガイドローラ11による3点で接するようになることから、走行台車7におけるフレーム8の上記レール部材3の長手方向に対する相対的な傾きを防止できるようにしてある。
上記フレーム8の各脚部18a,18bは、上記ピニオン9における上記レール部材3のラック4との係合位置、及び、上記レールガイドローラ11における上記レール部材3の他端縁部との嵌合位置よりも、上記レール接続兼設置台5の厚み寸法よりもやや小さい寸法で突出するようにしてある。更に、上記各脚部18a,18bの先端面の部分には、ボールホイール19が設けてある。これにより、前述したように駆動モータ10によるピニオン9の回転駆動により、走行台車7を上記案内レール装置2のレール部材3に沿わせて走行させるときに、上記フレーム8の各脚部18a,18bのボールホイール19を溶接対象物6の表面に接触させるようにすることにより、走行台車7における上記ピニオン9及び各レールガイドローラ11、更には、該走行台車7における上記自動溶接機12の取付個所となるプレート部17を、上記溶接対象物6の表面に対し一定の距離を保持した状態で移動させることができるようにしてある。
ところで、上記のように走行台車7を案内レール装置2のレール部材3の長手方向に沿わせて走行させる際、走行台車7の各レールガイドローラ11は、外周面に設けてある溝に上記レール部材3の幅方向他端縁部を嵌合させることで、その回転軸方向に沿って上記溶接対象物6より離反する方向に関するレール部材3との相対的な位置ずれを防止することができる。しかし、走行台車7の上記ピニオン9については、その回転軸方向に沿って上記溶接対象物6より離反する方向に関して、上記レール部材3のラック4との相対的な位置ずれを防止する手段を、該ピニオン9自体に備えるようにはなっていない。
そこで、上記フレーム8における一方の脚部18aの外側面に、上記ピニオン9の回転軸と平行な方向に貫通するねじ穴21を備えたブラケット20を取り付け、該ブラケット20のねじ穴21に、所要の長さ寸法を有するねじ軸22を螺着させて挿通配置すると共に、該ねじ軸22における上記一方の脚部18aの先端寄りと対応する一端部に、溶接対象吸着マグネット23を一体に取り付けた構成としてある。これにより、溶接対象物6の表面に設置してある案内レール装置2のレール部材3の幅方向の両側に、上記走行台車7におけるピニオン9と、レールガイドローラ11をそれぞれ接触させた状態とするときには、上記ねじ軸22の回転操作により上記溶接対象吸着マグネット23を上記鋼製の溶接対象物6の表面に非接触で近接させて、該溶接対象吸着マグネット23の磁力により上記溶接対象物6に対する吸着力を発生させるようにすることにより、上記フレーム8における一方の脚部18aが、該溶接対象物6の表面から離反したり、上記ピニオン9とレール部材3のラック4との噛み合いが外れる虞が生じないようにしてある。
一方、上記ねじ軸22の上記とは逆方向への回転操作を行うことにより上記溶接対象吸着マグネット23を、上記溶接対象物6の表面より離反させることができるため、該溶接対象物6に対する吸着力を弱めることができるようになる。したがって、上記走行台車7を上記案内レール装置2のレール部材3より取り外して撤去を行う際の作業性を高めることができるようにしてある。
更に、上記走行台車7のフレーム8は、図1、図2及び図4に示すように、上記プレート部17における他方の脚部18bの基端部近傍個所に、該走行台車7を取り付ける上記レール部材3の長手方向に平行に延びるヒンジピン25を中心に上記他方の脚部18aと一体に上記レールガイドローラ11をピニオン9より離反させる方向へ回動させることができるようにするためのヒンジ部24を備えた構成としてある。これにより、上記走行台車7を上記案内レール装置2のレール部材3に取り付けるときには、予め、図4に示すように上記フレーム8を、上記ヒンジ部24にて屈曲させて、上記他方の脚部18aと一緒にレールガイドローラ11をピニオン9より離反する方向へ回動させた状態とすることで、上記ピニオン9を上記レール部材3のラック4に容易に噛合させることができるようにしてある。更に、その後、上記フレーム8のヒンジ部24を屈曲状態から伸展させることにより、上記他方の脚部18bと一緒にレールガイドローラ11をピニオン9に近接する方向へ移動させて、該レールガイドローラ11を上記レール部材3の他端縁部に容易に係止させることができるようにしてある。
なお、図示してないが、上記ヒンジ部24には、該ヒンジ部24を伸展させた状態で固定するための固定手段を備えるようにしてあるものとする。
上記走行台車7のフレーム8におけるプレート部17の一方の平面側には、溶接トーチ位置制御装置12aと溶接トーチ13を備えた自動溶接機12を取り外し可能に取り付けるようにしてある。
上記自動溶接機12は上記溶接トーチ13と、その位置を調整するための溶接トーチ位置制御装置12aを備えたものとしてある。又、図示しないが、上記溶接トーチ13には、溶接電源や、シールドガス及び溶接ワイヤーの供給手段が接続してあるものとする。更に、上記走行台車7の駆動モータ10と上記自動溶接機12における溶接トーチ位置制御装置12aには、溶接対象物6における溶接個所(溶接線)の位置をティーチングして、倣い溶接を実施させるための制御装置が接続してあるものとする。
以上の構成としてある本発明の自動溶接装置を用いて、溶接対象物6として、たとえば、上下方向に積み重ねて配置した2つの鋼管6(説明の便宜上、上記溶接対象物と同じ符号が付してある)同士を繋ぐ水平円周溶接作業を実施する場合は、先ず、図1に示すように、上記2つの鋼管6のうち、上側に位置する一方の鋼管6における下端部であって、溶接個所となる積み重ねた鋼管6同士の開先中心線26よりもやや上方となる位置に、図5に示すように、該一方の鋼管6の外周長に対応する数のレール部材3、図では、4つのレール部材3の両端部同士を、上記一方の鋼管6の外周で4つのレール接続兼設置台5を介し順次接続して、該各レール接続兼設置台5同士の間において上記各レール部材3を上記一方の鋼管6の外周面に沿って湾曲させてなる構成の環状の案内レール装置2を製作すると共に、各レール接続兼設置台5に備えたマグネット16の吸着力により、該製作した案内レール装置2を、上記一方の鋼管6の外周面に設置する。この際、上記案内レール装置2を構成する各レール部材3のラック4が該レール部材3の上側に位置するようにする。又、上記各レール部材3の幅方向の中心線が、上記積み重ねた2つの鋼管6の開先中心線26(図1参照)と平行になるように配置する。
上記のようにして一方の鋼管6の外周に対して案内レール装置2の設置が終了すると、上記各レール部材3の幅方向中心線が、上記開先中心線26と平行であるかを確認する。この場合、平行度の誤差は±1mmに収めることが望ましい。
次に、走行台車7を、予めフレーム8のヒンジ部24を屈曲させてピニオン9とレールガイドローラ11の間隔を離反させた状態(図4参照)で、ピニオン9を、上記一方の鋼管6の外周に設置してある案内レール装置2のレール部材3のラック4に噛合させてから、上記フレーム8のヒンジ部24を伸展させるようにして、図1及び図2に示すように、上記ピニオン9とレールガイドローラ11により、上記レール部材3を該レール部材3の幅方向の両側としての上下両側より挟んで、該走行台車7を、上記案内レール装置2に取り付ける。
次いで、上記走行台車7に設けてある溶接対象吸着マグネット23を、たとえば、上記一方の鋼管6の外周面より5〜10mm程度のクリアランスとなる位置まで近接させて、該溶接対象吸着マグネット23による上記一方の鋼管6の対する吸着力を作用させ、これにより、上記走行台車7が上部側から上記案内レール装置2より脱落しないようにする。
上記のようにして上記走行台車7の案内レール装置2への取り付けが行われた後、該走行台車7への自動溶接機12の取り付けを行う。これにより、図6に示すように、本発明の自動溶接装置1が、溶接対象物の曲面である上記鋼管6の外周面に設置されると共に、溶接トーチ13を備えた上記自動溶接機12が、走行台車7と一緒に、溶接対象である上記2つの鋼管6同士の周方向に延びる開先中心線26に平行に設置された上記案内レール装置2、すなわち、上記各鋼管6の外周面と同心の円周上に湾曲状態で設置された上記案内レール装置2に沿って移動できるようになる。
その後は、上記走行台車7を、ピニオン9を上記案内レール装置2の各レール部材3のラック4に噛み合わせながら周方向に移動させると共に、周方向の複数の位置毎に、自動溶接機12の溶接トーチ13の位置が、上記積み重ねた鋼管6同士の溶接個所である開先中心線26に沿って移動するようにティーチングを行う。この際、上記溶接トーチ13の位置と、開先中心線26の位置とのずれが±1mmに収まるようにすることが望ましい。
しかる後、図示しない制御装置により、上記走行台車7の駆動モータ10の駆動による走行台車7と一体の上記自動溶接機12の案内レール装置2の各レール部材3に沿う円周移動と、上記溶接トーチ13による周方向の所定位置毎にティーチングされた個所に対する溶接処理を実施させることにより、上記積み重ねた鋼管6同士の突合せ部分の開先について、全周に亘る溶接作業が行われるようになる。
このように、本発明の自動溶接装置によれば、自動溶接機12を搭載した走行台車7の走行を案内するための案内レール装置2を、可撓性を有する帯板状の複数のレール部材3と、レール部材3の長手方向端部同士を接続するレール接続兼設置台5からなる構成としてあるため、上記各レール部材3を撓ませることで、該各レール部材3を上記溶接対象物である鋼管6の外周面に沿って配置した案内レール装置2を容易に製作することができる。
よって、溶接対象物としての上記鋼管6の径の違いによって、その外周に設置すべき案内レール装置2の周方向の曲率が異なる場合であっても、長手方向に繋ぐ上記レール部材3の数を変更し、各レール部材3の撓み量を変更することで容易に対応することができる。よって、従来、曲率が異なる曲面を有する溶接対象毎に要していた如き専用の曲がり案内レールを不要にすることができる。
しかも、上記レール部材3における台車走行軌道として、走行台車7に設けてあるピニオン9と噛合させるためのラック4は、該レール部材3の幅方向の一端縁に刻設して設けてあるため、上記レール部材3の曲率がどのように変化しても、該ラック4に何ら変更を加える必要を要することなく、全長に亘り上記走行台車7のピニオン9と噛合させることができる。よって、上記レール部材3と、レール接続兼設置台5と、両者を繋ぐ連結用のボルト14という単純化された構成で、溶接対象物の面の曲率の変化に自在に対応可能な案内レール装置2を構成することができる。
更に、上記レール接続兼設置台5に、溶接対象物としての鋼管6に吸着、固定するためのマグネット16を一体に設けてあることからも、案内レール装置2を単純化された構成とすることができる。
したがって、上記案内レール装置2の溶接対象物としての鋼管6への設置や、該案内レール装置2の製作のための手間、時間、コストを削減することができる。
なお、本発明は上記実施の形態のみに限定されるものではなく、レール部材3に設けるラック4は、幅方向のいずれの端縁に設けるようにしてもよい。
レール部材3の片方の端縁に設ける台車走行軌道を、ラック4に代えて、走行台車7側に駆動モータ10により回転駆動可能に設けた回転駆動体としてのラバータイヤを接触させて走行させる形式の台車走行軌道としてもよい。
レール部材3の長手方向の途中個所と、溶接対象物の表面との間に、該レール部材3と溶接対象物の表面との間隔を保持させるためのスペーサを介装するようにしてもよい。更に、このスペーサを、レール部材に固定する面とその反対側にマグネットを備えた構成として、該スペーサの取付個所でも溶接対象物への吸着、固定を行わせるようにしてもよい。この場合であってもレール接続兼設置台5と隣接するスペーサの間、及び、各スペーサ間で上記レール部材3を撓ませるようにすることで、レール部材3を、溶接対象物の曲面の曲率に応じて曲げた状態で配置させることができる。
溶接対象物は、レール接続兼設置台5をそのマグネット16により吸着固定することができる鋼部材であれば、鋼管6以外のいかなる鋼部材を溶接対象物とする溶接作業に適用してもよい。
又、溶接対象物6は、表面の曲率が、溶接個所の長手方向の途中で変化するものであってもよく、更には、溶接個所の長手方向の一部あるいは全部が平面の溶接対象物6の溶接に適用してもよい。
自動溶接機12は、溶接対象物6における溶接個所(溶接線)の位置をティーチングし、ティーチングされた個所に対して倣い溶接を行うものとして一例を示したものであり、これに限定されるものではなく、本発明の自動溶接装置1における走行台車7に取り付ける自動溶接機12は、たとえば、自動溶接機12に溶接個所(溶接線)の位置を検出するためのセンサを備えるようにして、自動溶接機12が自身で溶接個所(溶接線)の位置を自動的に検出しながら溶接を行うことができるようにした形式のものであってもよく、その他、図示した以外のいかなる溶接形式、構成を有する自動溶接機12を採用するようにしてもよい。
その他本発明の要旨を逸脱しない範囲内で種々変更を加え得ることは勿論である。
1 自動溶接装置
2 案内レール装置
3 レール部材
4 ラック(台車走行軌道)
5 レール接続兼設置台
6 鋼管(溶接対象物)
7 走行台車
9 ピニオン(回転駆動体)
10 駆動モータ
12 自動溶接機
15 レール取付面
16 マグネット
23 溶接対象吸着マグネット
2 案内レール装置
3 レール部材
4 ラック(台車走行軌道)
5 レール接続兼設置台
6 鋼管(溶接対象物)
7 走行台車
9 ピニオン(回転駆動体)
10 駆動モータ
12 自動溶接機
15 レール取付面
16 マグネット
23 溶接対象吸着マグネット
Claims (5)
- 可撓性を有する帯板状とし且つ幅方向の一端縁を全長に亘り台車走行軌道としてなるレール部材を、長手方向にレール接続兼設置台を介し複数接続して製作する案内レール装置と、駆動モータにより回転駆動可能な回転駆動体を備え且つ該回転駆動体を上記案内レール装置におけるレール部材の台車走行軌道に接触させることにより、該案内レール装置のレール部材の長手方向に走行する走行台車と、該走行台車に搭載した自動溶接機を備えてなる構成を有することを特徴とする自動溶接装置。
- レール部材の台車走行軌道をラックとし、走行台車に駆動モータにより回転駆動可能に備える回転駆動体をピニオンとした請求項1記載の自動溶接装置。
- 案内レール装置におけるレール部材の接続に、2つのレール部材の長手方向端部を取り付けるためのレール取付面と、溶接対象物に吸着させるためのマグネットを備えたレール接続兼設置台を介して行うようにした請求項1又は2記載の自動溶接装置。
- 走行台車の所要個所に、溶接対象物に対し非接触で磁力による吸着力を作用させるための溶接対象吸着マグネットを、溶接対象物に近接、離反する方向に移動可能に設けた請求項1、2又は3記載の自動溶接装置。
- 溶接対象物を上下に積み重ね配置した鋼管とし、該鋼管の外周に、周方向に配列した複数のレール部材を長手方向に順次繋いで環状とした案内レール装置を設置するようにした請求項1、2、3又は4記載の自動溶接装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2010286452A JP2012130954A (ja) | 2010-12-22 | 2010-12-22 | 自動溶接装置 |
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-
2010
- 2010-12-22 JP JP2010286452A patent/JP2012130954A/ja active Pending
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