JP2012130125A - 電力変換装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】装置を構成する回路の小型化を図るとともに、消費電力を低減することのできる電力変換装置を提供する。
【解決手段】各スイッチング素子Q1〜Q4をそれぞれ2つずつ直列に接続した2つのハーフブリッジ回路1,2から成り、各スイッチング素子Q1〜Q4の制御端子G1には、それぞれ駆動回路10,11,20,21が接続され、制御端子G2には、それぞれ保持回路12,13,22,23が接続され、一方の第1のハーフブリッジ回路1の高電位側の保持回路12のコンデンサC12を、他方の第2のハーフブリッジ回路2の高電位側のスイッチング素子Q3がオン状態のときに充電用コンデンサC20により充電し、他方の第2のハーフブリッジ回路2の高電位側の保持回路22のコンデンサC22を、一方の第1のハーフブリッジ回路1の高電位側のスイッチング素子Q1がオン状態のときに充電用コンデンサC10により充電する。
【選択図】図1
【解決手段】各スイッチング素子Q1〜Q4をそれぞれ2つずつ直列に接続した2つのハーフブリッジ回路1,2から成り、各スイッチング素子Q1〜Q4の制御端子G1には、それぞれ駆動回路10,11,20,21が接続され、制御端子G2には、それぞれ保持回路12,13,22,23が接続され、一方の第1のハーフブリッジ回路1の高電位側の保持回路12のコンデンサC12を、他方の第2のハーフブリッジ回路2の高電位側のスイッチング素子Q3がオン状態のときに充電用コンデンサC20により充電し、他方の第2のハーフブリッジ回路2の高電位側の保持回路22のコンデンサC22を、一方の第1のハーフブリッジ回路1の高電位側のスイッチング素子Q1がオン状態のときに充電用コンデンサC10により充電する。
【選択図】図1
Description
本発明は、双方向素子を用いた電力変換装置に関する。
従来から、双方向素子を用いたインバータ(電力変換装置)が知られており、例えば特許文献1に開示されているようなものがある。この特許文献1には、第一ゲート端子、第二ゲート端子を各々オン/オフすることで4つの動作モードを有する双方向スイッチ(スイッチング素子)を直列接続したハーフブリッジ回路に適用するゲート駆動回路が開示されている。このゲート駆動回路は、第一ゲート端子を常時オンとする保持回路を備え、第一ゲート端子を常時オン、第二ゲート端子をPWM制御するものである。
しかしながら、上記従来例では、各スイッチング素子の駆動用電源となるコンデンサの容量を大きくする必要があるため、装置を構成する回路の大型化を招くという問題があった。また、各スイッチング素子の駆動用電源となるコンデンサの容量の肥大化に伴って、消費電力が増大するという問題があった。
本発明は、上記の点に鑑みて為されたもので、装置を構成する回路の小型化を図るとともに、消費電力を低減することのできる電力変換装置を提供することを目的とする。
本発明の電力変換装置は、2つのスイッチング素子を直列に接続して成る2つのハーフブリッジ回路を並列に接続して成り、外部から入力される電力を変換して前記各ハーフブリッジ回路の2つのスイッチング素子の接続点の間に接続される負荷に交番電力を供給し、前記各スイッチング素子は、それぞれ1対の主端子と1対の制御端子とを有し、前記各制御端子に駆動信号を与えることで前記1対の主端子間を流れる主電流の向きを制御する双方向素子から成り、前記各スイッチング素子の一方の制御端子には、それぞれ駆動信号を供給する駆動回路が接続され、前記各スイッチング素子の他方の制御端子には、それぞれ駆動信号を供給する保持回路が接続され、前記各保持回路はそれぞれコンデンサを有し、当該コンデンサにより前記各スイッチング素子の他方の制御端子に供給する駆動電力を保持し、前記各保持回路は、自身が駆動信号を供給する前記スイッチング素子が属する前記ハーフブリッジ回路において、少なくとも他方の前記スイッチング素子がオン状態からオフ状態に切り替わってから所定期間の間に駆動電力を供給し、前記各駆動回路のうち高電位側の各駆動回路には、少なくとも制御電源からの電力を受けて充電するとともに高電位側の前記各スイッチング素子に駆動電力を供給する充電用コンデンサが設けられ、前記各ハーフブリッジ回路のうち何れか一方における高電位側の前記保持回路のコンデンサは、前記他方のハーフブリッジ回路における高電位側の前記スイッチング素子がオン状態のときに供給される電力によって駆動電力を充電することを特徴とする。
この電力変換装置において、前記各ハーフブリッジ回路のうち何れか一方における高電位側の前記保持回路のコンデンサは、前記他方のハーフブリッジ回路における高電位側の前記スイッチング素子がオン状態のときに前記他方のハーフブリッジ回路側の前記充電用コンデンサから電力が供給されることが好ましい。
この電力変換装置において、前記各ハーフブリッジ回路のうち何れか一方における高電位側の前記保持回路のコンデンサは、前記他方のハーフブリッジ回路における高電位側の前記スイッチング素子がオン状態のときに前記他方のハーフブリッジ回路における高電位側の前記駆動回路から出力される駆動信号によって電力が供給されることが好ましい。
この電力変換装置において、前記各ハーフブリッジ回路のうち何れか一方における低電位側の前記保持回路のコンデンサは、前記一方のハーフブリッジ回路側の充電用コンデンサから電力が供給されることが好ましい。
この電力変換装置において、前記各ハーフブリッジ回路のうち何れか一方における低電位側の前記保持回路のコンデンサは、前記一方のハーフブリッジ回路における高電位側の前記駆動回路から出力される駆動信号によって電力が供給されることが好ましい。
この電力変換装置において、前記各スイッチング素子は、ワイドギャップ半導体で形成された双方向スイッチング素子から成ることが好ましい。
本発明は、装置を構成する回路の小型化を図ることができるとともに、消費電力を低減することができるという効果を奏する。
(基本形態)
以下、本発明に係る電力変換装置の各実施形態を説明するにあたって、先ず基本形態について図面を用いて説明する。本基本形態は、図5に示すように、2つのスイッチング素子Q1,Q2を直列に接続して成る第1のハーフブリッジ回路1を備える。また、本基本形態は、2つのスイッチング素子Q3,Q4を直列に接続して成る第2のハーフブリッジ回路2を備え、第1のハーフブリッジ回路1と並列に接続することでフルブリッジ回路を構成している。
以下、本発明に係る電力変換装置の各実施形態を説明するにあたって、先ず基本形態について図面を用いて説明する。本基本形態は、図5に示すように、2つのスイッチング素子Q1,Q2を直列に接続して成る第1のハーフブリッジ回路1を備える。また、本基本形態は、2つのスイッチング素子Q3,Q4を直列に接続して成る第2のハーフブリッジ回路2を備え、第1のハーフブリッジ回路1と並列に接続することでフルブリッジ回路を構成している。
各スイッチング素子Q1〜Q4は、制御回路3から与えられる駆動信号によって各々オン/オフを切り替えるように駆動する。
また、スイッチング素子Q1,Q2の間の接続点A1と、スイッチング素子Q3,Q4の間の接続点A2との間に、例えば放電灯から成る負荷4が接続される。したがって、外部の直流電源(入力電源)DC1からの直流電力を各スイッチング素子Q1〜Q4から成るフルブリッジ回路によって高周波電力に変換して負荷4に供給するようになっている。
各スイッチング素子Q1〜Q4は、何れも双方向に流れる電流のオン/オフを切り替える双方向素子である。なお、本基本形態及び以下で説明する各実施形態では、各スイッチング素子Q1〜Q4は、何れもワイドギャップ半導体で形成された双方向スイッチング素子から成る。
以下、双方向スイッチング素子について説明する。双方向スイッチング素子は、図6(a)に示すように、端子間に主電流が流れる2つの主端子S1,S2と、主電流のオン/オフを制御する2つの制御端子G1,G2とを有し、主電流の流れる向きを制御端子G1,G2に与える信号によって制御するものである。
ここで、双方向スイッチング素子の導通状態について図6(b)を用いて説明する。制御端子G1,G2の何れもが電圧が印加されないLレベルである場合、双方向スイッチング素子はオフ状態となり、主電流は流れない。この双方向スイッチング素子の状態を「第1のモード」と呼ぶ。
また、制御端子G1が、主端子S1の電位を基準とした所定電圧が印加されるHレベルであり、且つ制御端子G2が、主端子S2の電位を基準とした所定電圧が印加されるHレベルである場合、双方向スイッチング素子は双方向に主電流を流すことができる。すなわち、当該導通状態では、双方向スイッチング素子は、主端子S2→主端子S1、及び主端子S1→主端子S2の何れの方向にも主電流を流すことができる両極性のオン状態となる。この双方向スイッチング素子の状態を「第2のモード」と呼ぶ。
次に、制御端子G1がHレベルであって、制御端子G2がLレベルである場合には、双方向スイッチング素子は、主端子S2→主端子S1方向にのみ主電流を流すことのできる単極性のオン状態となる。この双方向スイッチング素子の状態を「第3のモード」と呼ぶ。また、制御端子G1がLレベルであって、制御端子G2がHレベルである場合には、双方向スイッチング素子は、主端子S1→主端子S2方向にのみ主電流を流すことのできる単極性のオン状態となる。この双方向スイッチング素子の状態を「第4のモード」と呼ぶ。
なお、本基本形態及び各実施形態では、各スイッチング素子Q1〜Q4は何れも双方向スイッチング素子から成るが、双方向に電流を流す構成であれば他の構成であってもよい。例えば図7(a)に示すように、電流を単方向のみ制御可能なトランジスタTR1とダイオードD100とから成る並列回路を2つ設け、これら並列回路を互いに逆極性となるように直列に接続した構成であってもよい。また、例えば図7(b)に示すように、トランジスタTR1とダイオードD100とから成る直列回路を2つ設け、これら直列回路を互いに逆極性となるように並列に接続した構成であってもよい。
各スイッチング素子Q1〜Q4の制御端子G1には、それぞれ駆動回路10,11,20,21を介して制御回路3からHレベル及びLレベルの2値信号である駆動信号が与えられる。また、各スイッチング素子Q1〜Q4の制御端子G2には、それぞれ後述する保持回路12,13,22,23が接続されており、これら保持回路12,13,22,23から駆動電力が供給されることで、常時Hレベルの駆動信号が入力されるようになっている。したがって、各スイッチング素子Q1〜Q4は、制御回路3からの駆動信号によって双方向に主電流を流すことのできる第2のモードと、主端子S1→主端子S2の方向に主電流を流すことのできる第4のモードとを交互に切り替えるように制御される。
ここで、本基本形態では、対角線上にあるスイッチング素子Q1,Q4のオン/オフと、スイッチング素子Q2,Q3のオン/オフとを交互に切り替えることで入力電源DC1からの直流電力を高周波電力に変換して負荷4に供給している。このとき、各スイッチング素子Q1〜Q4は、主に主端子S2→主端子S1方向に流れる主電流についてスイッチング制御を行うのが一般的である。ところで、負荷4として通常用いられる放電灯等は、インダクタ成分を含む誘導性負荷であり、このような誘導性負荷を負荷4として用いる場合には、インダクタ成分に蓄えられたエネルギーを入力電源DC1に回生する回生電流に留意する必要がある。
以下、第1のハーフブリッジ回路1を例に挙げて回生電流について簡単に説明する。第1のハーフブリッジ回路1において、一方のスイッチング素子Q1がオン状態からオフ状態に切り替わると、それまでオフ状態であった他方のスイッチング素子Q2側に主端子S1→主端子S2方向の回生電流が瞬時に流れ出す。このため、一方のスイッチング素子Q1がオン状態からオフ状態に切り替わる直前には、他方のスイッチング素子Q2の制御端子G2にHレベルの駆動信号を入力し、主端子S1→主端子S2方向に電流が流れるようにする必要がある。本基本形態では、後述するように各スイッチング素子Q1〜Q4の制御端子G2に常時Hレベルの駆動信号を入力しているので、主端子S1→主端子S2方向には常に電流が流せるようになっている。
駆動回路11,21は、それぞれ周知の電流増幅回路110,210から成り、制御回路3から出力される駆動信号を増幅して各スイッチング素子Q2,Q4の制御端子G1に入力する。駆動回路10,20は、それぞれ周知の電流増幅回路100,200と、周知のレベルシフト回路101,201とを備え、制御回路3から出力される駆動信号をレベルシフトした後に増幅して各スイッチング素子Q1,Q3の制御端子G1に入力する。また、駆動回路10,20の後段には、高電位側の各スイッチング素子Q1,Q3の制御端子G1に駆動電力を供給するための駆動電源として充電用コンデンサC10,C20が接続されている。
保持回路12,13,22,23は、それぞれ定電圧ダイオードD12,D13,D22,D23及びコンデンサC12,C13,C22,C23の並列回路から成る。各保持回路12,13,22,23のコンデンサC12,C13,C22,C23は、制御電源VC1又は充電用コンデンサC10,C20から電力を供給されることで充電される。各コンデンサC12,C13,C22,C23は、その蓄積された電荷によって各スイッチング素子Q1〜Q4の制御端子G2に常時Hレベルの駆動信号を入力するようになっている。すなわち、各コンデンサC12,C13,C22,C23は、各スイッチング素子Q1〜Q4の制御端子G2に駆動電力を供給するための駆動電源となっている。
なお、本基本形態では、各スイッチング素子Q1〜Q4の駆動電源を簡素化するために、入力電源DC1の低電位側の端子と駆動電源の低電圧側の端子とを共通グランドとした制御電源VC1を用いている。
以下、この本基本形態の動作について図5を用いて説明する。なお、第1のハーフブリッジ回路1と第2のハーフブリッジ回路2とは対称形であり動作も同じであるので、ここでは第1のハーフブリッジ回路1の動作についてのみ説明し、第2のハーフブリッジ回路2の動作については説明を省略する。先ず、高電位側のスイッチング素子Q1の制御端子G1がLレベルでオフ状態のとき、制御回路3から低電位側のスイッチング素子Q2の制御端子G1にHレベルの駆動信号が入力されると、スイッチング素子Q2が第2のモードに切り替わってオン状態となる。スイッチング素子Q2がオン状態になると、接続点A1の電位がグランド電位まで低下するため、制御電源VC1からダイオードD1、充電用コンデンサC10、スイッチング素子Q2を通る経路で電流が流れ、充電用コンデンサC10が充電される。同時に、制御電源VC1からダイオードD1,D3、スイッチング素子Q2を通る経路にも電流が流れ、保持回路13のコンデンサC13が充電される。
次に、制御回路3からスイッチング素子Q2の制御端子G1にLレベルの駆動信号が入力されると、スイッチング素子Q2が第4のモードに切り替わってオフ状態となる。スイッチング素子Q2がオフ状態のときには、スイッチング素子Q2がオン状態のときに充電用コンデンサC10に蓄積された電荷をスイッチング素子Q1の制御端子G1の駆動電源として用いる。このとき、接続点A1が高電位となっているため、制御電源VC1から充電用コンデンサC10には電力が供給されない。なお、ダイオードD1によって充電用コンデンサC10から制御電源VC1への電流の逆流が防止されている。
そして、制御回路3からスイッチング素子Q1の制御端子G1にHレベルの駆動信号が入力されると、スイッチング素子Q1が第2のモードに切り替わってオン状態となる。スイッチング素子Q1がオン状態になると、接続点A1の電位が入力電源DC1の高電位側と略同電位となる。そして、充電用コンデンサC10に蓄積された電荷がダイオードD2を介して放電され、保持回路12のコンデンサC12が充電される。同時に、充電用コンデンサC10に蓄積された電荷はダイオードD3を介して放電され、保持回路13のコンデンサC13が充電される。
したがって、保持回路12,13のコンデンサC12,C13に蓄積された電荷が各スイッチング素子Q1,Q2の制御端子G2に常時駆動電力を供給するための駆動電源として用いられる。このため、各スイッチング素子Q1,Q2は、何れも主端子S1→主端子S2方向に電流を常時流すことができるようになっている。
ここで、本基本形態における保持回路12のコンデンサC12は、上述のように高電位側のスイッチング素子Q1がオン状態のときのみ充電される。そして、コンデンサC12は、低電位側のスイッチング素子Q2がオン状態の期間と、負荷4から入力電源DC1側に回生電流が流れている期間とでは、スイッチング素子Q1の制御端子G2をHレベルに保持する必要がある。このため、コンデンサC12は、自身を充電できない期間においてその両端電圧の低下を抑制するために容量を大きくする必要がある。同様に、保持回路22のコンデンサC22についても容量を大きくする必要がある。
また、本基本形態では、上述のように低電位側のスイッチング素子Q2がオフ状態であるとき、充電用コンデンサC10は制御電源VC1からの電力の供給を受けない。この状態であっても、充電用コンデンサC10は、高電位側のスイッチング素子Q1の制御端子G1を駆動させるだけでなく、各保持回路12,13のコンデンサC12,C13を充電させる必要がある。このため、充電用コンデンサC10は、自身を充電できない期間においてその両端電圧の低下を抑制するために容量を大きくする必要がある。同様に、充電用コンデンサC20についても容量を大きくする必要がある。
このように、保持回路12,22のコンデンサC12,C22、及び充電用コンデンサC10,C20の容量が肥大化することにより、装置を構成する回路が大型化するという問題がある。また、保持回路12,22のコンデンサC12,C22、及び充電用コンデンサC10,C20の容量が肥大化することにより、消費電力が増大するという問題がある。
(実施形態1)
以下、本発明に係る電力変換装置の実施形態1について図面を用いて説明する。なお、本実施形態の基本的な構成は基本形態と共通であるので、共通する部位には同一の番号を付して説明を省略する。本実施形態では、図1に示すように、充電用コンデンサC10の高電位側の一端がダイオードD2を介して保持回路22に接続されるとともに、充電用コンデンサC20の高電位側の一端がダイオードD5を介して保持回路12に接続される。すなわち、一方の第1のハーフブリッジ回路1における高電位側の保持回路12のコンデンサC12を、他方の第2のハーフブリッジ回路2における充電用コンデンサC20により充電することに特徴がある。また、同様に、他方の第2のハーフブリッジ回路2における高電位側の保持回路22のコンデンサC22を、一方の第1のハーフブリッジ回路1における充電用コンデンサC10により充電することに特徴がある。
以下、本発明に係る電力変換装置の実施形態1について図面を用いて説明する。なお、本実施形態の基本的な構成は基本形態と共通であるので、共通する部位には同一の番号を付して説明を省略する。本実施形態では、図1に示すように、充電用コンデンサC10の高電位側の一端がダイオードD2を介して保持回路22に接続されるとともに、充電用コンデンサC20の高電位側の一端がダイオードD5を介して保持回路12に接続される。すなわち、一方の第1のハーフブリッジ回路1における高電位側の保持回路12のコンデンサC12を、他方の第2のハーフブリッジ回路2における充電用コンデンサC20により充電することに特徴がある。また、同様に、他方の第2のハーフブリッジ回路2における高電位側の保持回路22のコンデンサC22を、一方の第1のハーフブリッジ回路1における充電用コンデンサC10により充電することに特徴がある。
以下、本実施形態の動作について図1を用いて説明する。先ず、各スイッチング素子Q1をインバータとして動作させる前に、制御回路3は低電位側の各スイッチング素子Q2,Q4の制御端子G1にHレベルの駆動信号を与え、各スイッチング素子Q2,Q4をオン状態に切り替える。すると、接続点A1,A2は何れも入力電源DC1の低電位、すなわちグランド電位と同電位となる。このとき、制御電源VC1からダイオードD1、充電用コンデンサC10、スイッチング素子Q2を通る経路で電流が流れ、充電用コンデンサC10が充電される。また、制御電源VC1からダイオードD4、充電用コンデンサC20、スイッチング素子Q4を通る経路にも電流が流れ、充電用コンデンサC20が充電される。同時に、制御電源VC1からダイオードD1,D3、スイッチング素子Q2を通る経路で電流が流れ、保持回路13のコンデンサC13が充電される。また、制御電源VC1からダイオードD4,D6、スイッチング素子Q4を通る経路にも電流が流れ、保持回路23のコンデンサC23が充電される。
各スイッチング素子Q1〜Q4の駆動電源としての各コンデンサC10,C20,C13,C23が十分に充電されると、制御回路3は各スイッチング素子Q1〜Q4のスイッチング制御を開始する。先ず、制御回路3が各スイッチング素子Q1,Q4をオン状態に切り替え、各スイッチング素子Q2,Q3をオフ状態に切り替えるものとする。このとき、充電用コンデンサC10を駆動電源として、制御回路3から出力される駆動信号が駆動回路10においてレベルシフトした後に増幅され、スイッチング素子Q1の制御端子G1に入力される。また、制御電源VC1を駆動電源として、制御回路3から出力される駆動信号が駆動回路21で増幅され、スイッチング素子Q4の制御端子G1に入力される。これにより、負荷4には入力電源DC1から各スイッチング素子Q1,Q4を介して接続点A1→接続点A2方向で出力電流が流れる。
このとき、充電用コンデンサC10に蓄積された電荷により、ダイオードD3、保持回路13のコンデンサC13を通る経路で電流が流れることで、コンデンサC13が充電される。同時に、充電用コンデンサC10に蓄積された電荷により、ダイオードD2、保持回路22のコンデンサC22、スイッチング素子Q1を通る経路で電流が流れることで、コンデンサC22が充電される。一方、スイッチング素子Q4がオン状態に切り替わることで接続点A2の電位がグランド電位となるので、制御電源VC1からダイオードD4、充電用コンデンサC20、スイッチング素子Q4を通る経路で電流が流れ、充電用コンデンサC20が充電される。同時に、制御電源VC1からダイオードD4,D6、保持回路23のコンデンサC23、スイッチング素子Q4を通る経路で電流が流れ、コンデンサC23が充電される。
次に、負荷4に供給する出力電流の極性を反転させる際には、第1のハーフブリッジ回路1の各スイッチング素子Q1,Q2、及び第2のハーフブリッジ回路2の各スイッチング素子Q3,Q4が同時にオン状態となるのを防ぐ必要がある。そこで、制御回路3は、先ず各スイッチング素子Q1,Q4をオフ状態に切り替え、全てのスイッチング素子Q1〜Q4をオフ状態とするデッドタイムを設けている。ここで、負荷4がインダクタンス成分を含む誘導性負荷であれば、接続点A1→接続点A2方向に電流が流れ続けようとする。
このとき、各スイッチング素子Q1,Q4はオフ状態であるため、各スイッチング素子Q1,Q4では、主端子S2→主端子S1方向に電流を流すことができない。一方、各スイッチング素子Q2,Q3では、各保持回路13,22のコンデンサC13,C22が充電されていることから、これらコンデンサC13,C22を駆動電源として各制御端子G2にHレベルの駆動信号が入力される。これにより、各スイッチング素子Q2,Q3は第4のモードで動作するため、主端子S1→主端子S2方向に電流を流すことができるようになっている。したがって、負荷4を流れる接続点A1→接続点A2方向の電流は、スイッチング素子Q3、入力電源DC1、スイッチング素子Q2を通る経路で流れ、入力電源DC1に回生される。
ここで、接続点A1の電位がグランド電位に低下する一方、接続点A2の電位が入力電源DC1の高電位まで上昇するため、充電用コンデンサC10からダイオードD2を通る経路で電流が流れなくなり、保持回路22のコンデンサC22への電力供給が停止する。したがって、コンデンサC22は、スイッチング素子Q3を流れる回生電流が流れ終わるまでスイッチング素子Q3の制御端子G2をHレベルに保持できる程度の電荷を蓄積できる容量を必要とする。なお、保持回路13のコンデンサC13は、制御電源VC1からダイオードD1,D3を通る経路で電流が流れることで充電されるので、スイッチング素子Q2の制御端子G2のHレベルを保持することができる。
回生電流が流れている間に、制御回路3は各スイッチング素子Q2,Q3をオン状態に切り替える。このとき、制御電源VC1を駆動電源として、制御回路3から出力される駆動信号が駆動回路11で増幅され、スイッチング素子Q2の制御端子G1に入力される。また、充電用コンデンサC20を駆動電源として、制御回路3から出力される駆動信号が駆動回路20においてレベルシフトした後に増幅され、スイッチング素子Q3の制御端子G1に入力される。これにより、回生電流が流れ終わった直後に、負荷4には入力電源DC1から各スイッチング素子Q2,Q3を介して接続点A2→接続点A1方向で逆極性の出力電流が流れる。
このとき、充電用コンデンサC20に蓄積された電荷により、ダイオードD6、保持回路23のコンデンサC23を通る経路で電流が流れることで、コンデンサC23が充電される。同時に、充電用コンデンサC20に蓄積された電荷により、ダイオードD5、保持回路12のコンデンサC12、スイッチング素子Q3を通る経路で電流が流れることで、コンデンサC12が充電される。一方、スイッチング素子Q2がオン状態に切り替わることで接続点A1の電位がグランド電位となるので、制御電源VC1からダイオードD1、充電用コンデンサC10、スイッチング素子Q2を通る経路で電流が流れ、充電用コンデンサC10が充電される。同時に、制御電源VC1からダイオードD1,D3、保持回路13のコンデンサC13、スイッチング素子Q2を通る経路で電流が流れ、コンデンサC13が充電される。
そして、負荷4に供給する出力電流の極性を更に反転させる際には、制御回路3は各スイッチング素子Q2,Q3をオフ状態に切り替える。このとき、各スイッチング素子Q1,Q4では、各保持回路12,23のコンデンサC12,C23が充電されていることから、これらコンデンサC12,C23を駆動電源として各制御端子G2にHレベルの駆動信号が入力される。これにより、各スイッチング素子Q1,Q4は第4のモードで動作するため、主端子S1→主端子S2方向に電流を流すことができるようになっている。したがって、負荷4を流れる接続点A2→接続点A1方向の電流は、スイッチング素子Q1、入力電源DC1、スイッチング素子Q4を通る経路で流れ、入力電源DC1に回生される。
ここで、接続点A2の電位がグランド電位に低下する一方、接続点A1の電位が入力電源DC1の高電位まで上昇するため、充電用コンデンサC20からダイオードD5を通る経路で電流が流れなくなり、保持回路12のコンデンサC12への電力供給が停止する。したがって、コンデンサC12は、スイッチング素子Q1を流れる回生電流が流れ終わるまでスイッチング素子Q1の制御端子G2をHレベルに保持できる程度の電荷を蓄積できる容量を必要とする。なお、保持回路23のコンデンサC23は、制御電源VC1からダイオードD4,D6を通る経路で電流が流れることで充電されるので、スイッチング素子Q4の制御端子G2のHレベルを保持することができる。
回生電流が流れている間に、制御回路3は各スイッチング素子Q1,Q4をオン状態に切り替える。これにより、回生電流が流れ終わった直後に、負荷4には入力電源DC1から各スイッチング素子Q1,Q4を介して接続点A1→接続点A2方向で出力電流が流れる。上記の一連の動作により、入力電源DC1からの直流電力を高周波電力に変換して負荷4に供給することができる。また、上記の一連の動作により、各スイッチング素子Q1〜Q4の駆動電源として用いられる各コンデンサC12,C13,C22,C23、及び各充電用コンデンサC10,C20を充電することができる。
以下、本実施形態の効果について第1のハーフブリッジ回路1に基づいて説明する。なお、第1のハーフブリッジ回路1と第2のハーフブリッジ回路2とは対称形であり動作も同じであるので、ここでは第1のハーフブリッジ回路1の動作についてのみ説明し、第2のハーフブリッジ回路2の動作については説明を省略する。第1のハーフブリッジ回路1において回生電流が流れるのは、スイッチング素子Q1,Q2の何れか一方がオン状態からオフ状態に切り替わってから所定期間のみである。本実施形態では、一方のスイッチング素子がオン状態である期間に他方のスイッチング素子の保持回路のコンデンサを充電することで、一方のスイッチング素子がオフ状態に切り替わった直後から他方のスイッチング素子に回生電流を流すことができる。回生電流は負荷4のインダクタ成分に蓄えられたエネルギーが入力電源DC1に戻れば終了するため、その後は他方のスイッチング素子の制御端子G2はHレベルに保持する必要はない。
特に、高電位側のスイッチング素子Q1における制御端子G2の駆動電源である保持回路12のコンデンサC12は、回生電流が流れる原因であるスイッチング素子Q2,Q3がオン状態のときに充電され、スイッチング素子Q3がオフ状態のときには充電されない。このとき、スイッチング素子Q1の制御端子G2への入力電圧は低下していくが、回生電流が流れ終わるまでの間Hレベルを保持していればよい。したがって、保持回路12のコンデンサC12は、基本形態のように低電位側のスイッチング素子Q2がオン状態の期間にスイッチング素子Q1の制御端子G2をHレベルに保持する必要がない。このため、基本形態と比較してコンデンサC12の容量を低減することができる。また、第2のハーフブリッジ回路2においても、上記と同様の理由から保持回路22のコンデンサC22の容量を低減することができる。
上述のように、本実施形態では、高電位側のスイッチング素子Q1,Q3における制御端子G2の駆動電源である保持回路12,22のコンデンサC12,22の充電のタイミングを適切にすることで、各コンデンサC12,C22の容量を低減することができる。また、各コンデンサC12,C22の容量の低減に伴って、充電用コンデンサC10,C20が各コンデンサC12,C22に供給する必要のある電荷も低減されるため、充電用コンデンサC10,C20の容量も低減することができる。したがって、保持回路12,22のコンデンサC12,C22、及び充電用コンデンサC10,C20の容量の低減により、装置を構成する回路の小型化を図ることができる。また、コンデンサの容量の低減に伴って、消費電力を低減することもできる。
(実施形態2)
以下、本発明に係る電力変換装置の実施形態2について図面を用いて説明する。なお、本実施形態の基本的な構成は実施形態1と共通であるので、共通する部位には同一の番号を付して説明を省略する。本実施形態は、一方の高電位側のスイッチング素子がオン状態のときに、当該スイッチング素子の駆動回路の出力により他方の高電位側の保持回路のコンデンサを充電することに特徴がある。
以下、本発明に係る電力変換装置の実施形態2について図面を用いて説明する。なお、本実施形態の基本的な構成は実施形態1と共通であるので、共通する部位には同一の番号を付して説明を省略する。本実施形態は、一方の高電位側のスイッチング素子がオン状態のときに、当該スイッチング素子の駆動回路の出力により他方の高電位側の保持回路のコンデンサを充電することに特徴がある。
以下、本実施形態の動作について第1のハーフブリッジ回路1に基づいて説明する。なお、第1のハーフブリッジ回路1と第2のハーフブリッジ回路2とは対称形であり動作も同じであるので、ここでは第1のハーフブリッジ回路1の動作についてのみ説明し、第2のハーフブリッジ回路2の動作については説明を省略する。実施形態1では、高電位側のスイッチング素子Q1がオン状態のとき、充電用コンデンサC10に蓄積された電荷により、ダイオードD2、保持回路22のコンデンサC22、スイッチング素子Q1を通る経路で電流が流れることで、コンデンサC22が充電される。しかしながら、充電用コンデンサC10による保持回路22のコンデンサC22の充電は、スイッチング素子Q1がオフ状態に切り替わり回生電流が流れている期間にも継続され、無駄な充電となる。
そこで、本実施形態では、図2に示すように、駆動回路10の出力端子をダイオードD2を介して保持回路22に接続している。このため、スイッチング素子Q1がオン状態のとき、駆動回路10の出力がダイオードD2を介して保持回路22のコンデンサC22に入力され、コンデンサC22が充電するようになっている。なお、駆動回路10の出力はダイオードD3を介して保持回路13のコンデンサC13にも入力され、コンデンサC13も充電するようになっている。
上述のように、本実施形態では、スイッチング素子Q1がオフ状態に切り替わると駆動回路10の出力によるコンデンサC22の充電が停止するため、回生電流が流れている期間にコンデンサC22が充電されることがない。したがって、実施形態1と比較して無駄な充電を行う必要がなく、更に消費電力を低減することができる。なお、第2のハーフブリッジ回路2側においても同様の構成を設ければよい。すなわち、駆動回路20の出力端子をダイオードD5を介して保持回路12に接続すればよい。
ところで、上記構成では、保持回路13のコンデンサC13は駆動回路10の出力によってのみ充電されるようになっている。しかしながら、この構成では、スイッチング素子Q1がオフ状態に切り替わると駆動回路10の出力によるコンデンサC13の充電が停止する。このため、低電位側のスイッチング素子Q2の制御端子G2をHレベルに保持するためには、コンデンサC13の容量を大きくする必要が出てくる。
そこで、図3に示すように、制御電源VC1からダイオードD7を介して保持回路13のコンデンサC13に電流を流す経路を設けるのがよい。この構成では、スイッチング素子Q1がオフ状態に切り替わると、制御電源VC1によりコンデンサC13が充電されるので、コンデンサC13の容量を大きくする必要がない。なお、第2のハーフブリッジ回路2側においても同様の構成を設ければよい。すなわち、制御電源VC1からダイオードD8を介して保持回路23のコンデンサC23に電流を流す経路を設ければよい。
(実施形態3)
以下、本発明に係る電力変換装置の実施形態3について図面を用いて説明する。なお、本実施形態の基本的な構成は実施形態1と共通であるので、共通する部位には同一の番号を付して説明を省略する。本実施形態は、図4に示すように、各スイッチング素子Q1〜Q4の制御端子G2にそれぞれ駆動回路14,15,24,25を介して制御回路3からHレベル及びLレベルの2値信号である駆動信号が与えられるようになっている。したがって、回生電流が流れる期間のみ各スイッチング素子Q1の制御端子G2にHレベルの駆動信号を与えるように制御することができる。
以下、本発明に係る電力変換装置の実施形態3について図面を用いて説明する。なお、本実施形態の基本的な構成は実施形態1と共通であるので、共通する部位には同一の番号を付して説明を省略する。本実施形態は、図4に示すように、各スイッチング素子Q1〜Q4の制御端子G2にそれぞれ駆動回路14,15,24,25を介して制御回路3からHレベル及びLレベルの2値信号である駆動信号が与えられるようになっている。したがって、回生電流が流れる期間のみ各スイッチング素子Q1の制御端子G2にHレベルの駆動信号を与えるように制御することができる。
ここで、本実施形態では、実施形態1と同様に、高電位側の保持回路12,22のコンデンサC12,C22を、それぞれ他方のハーフブリッジ回路側の充電用コンデンサC20,C10により充電する構成となっている。また、低電位側の保持回路13,23のコンデンサC13,23は、それぞれ同じハーフブリッジ回路側の充電用コンデンサC10,C20により充電される構成となっている。勿論、実施形態2のように、高電位側の保持回路12,22のコンデンサC12,C2を、それぞれ他方のハーフブリッジ回路側の駆動回路20,10の出力により充電する構成であってもよい。
なお、上記各実施形態は、直流電源を入力電源とし、高周波電圧を出力するブリッジ構成のインバータ回路であるが、交流電源を入力電源とし、直流電圧を出力するブリッジ構成のコンバータ回路であってもよい。このような構成であっても、上記各実施形態と同様の効果を奏することができる。
1 第1のハーフブリッジ回路
10,20,11,21 駆動回路
12,13,22,23 保持回路
2 第2のハーフブリッジ回路
3 制御回路
4 負荷
A1,A2 接続点
C10,C20 充電用コンデンサ
C12,C13,C22,C23 コンデンサ
DC1 入力電源
G1,G2 制御端子
Q1〜Q4 スイッチング素子
S1,S2 主端子
VC1 制御電源
10,20,11,21 駆動回路
12,13,22,23 保持回路
2 第2のハーフブリッジ回路
3 制御回路
4 負荷
A1,A2 接続点
C10,C20 充電用コンデンサ
C12,C13,C22,C23 コンデンサ
DC1 入力電源
G1,G2 制御端子
Q1〜Q4 スイッチング素子
S1,S2 主端子
VC1 制御電源
Claims (6)
- 2つのスイッチング素子を直列に接続して成る2つのハーフブリッジ回路を並列に接続して成り、外部から入力される電力を変換して前記各ハーフブリッジ回路の2つのスイッチング素子の接続点の間に接続される負荷に交番電力を供給し、前記各スイッチング素子は、それぞれ1対の主端子と1対の制御端子とを有し、前記各制御端子に駆動信号を与えることで前記1対の主端子間を流れる主電流の向きを制御する双方向素子から成り、前記各スイッチング素子の一方の制御端子には、それぞれ駆動信号を供給する駆動回路が接続され、前記各スイッチング素子の他方の制御端子には、それぞれ駆動信号を供給する保持回路が接続され、前記各保持回路はそれぞれコンデンサを有し、当該コンデンサにより前記各スイッチング素子の他方の制御端子に供給する駆動電力を保持し、前記各保持回路は、自身が駆動信号を供給する前記スイッチング素子が属する前記ハーフブリッジ回路において、少なくとも他方の前記スイッチング素子がオン状態からオフ状態に切り替わってから所定期間の間に駆動電力を供給し、前記各駆動回路のうち高電位側の各駆動回路には、少なくとも制御電源からの電力を受けて充電するとともに高電位側の前記各スイッチング素子に駆動電力を供給する充電用コンデンサが設けられ、前記各ハーフブリッジ回路のうち何れか一方における高電位側の前記保持回路のコンデンサは、前記他方のハーフブリッジ回路における高電位側の前記スイッチング素子がオン状態のときに供給される電力によって駆動電力を充電することを特徴とする電力変換装置。
- 前記各ハーフブリッジ回路のうち何れか一方における高電位側の前記保持回路のコンデンサは、前記他方のハーフブリッジ回路における高電位側の前記スイッチング素子がオン状態のときに前記他方のハーフブリッジ回路側の前記充電用コンデンサから電力が供給されることを特徴とする請求項1記載の電力変換装置。
- 前記各ハーフブリッジ回路のうち何れか一方における高電位側の前記保持回路のコンデンサは、前記他方のハーフブリッジ回路における高電位側の前記スイッチング素子がオン状態のときに前記他方のハーフブリッジ回路における高電位側の前記駆動回路から出力される駆動信号によって電力が供給されることを特徴とする請求項1記載の電力変換装置。
- 前記各ハーフブリッジ回路のうち何れか一方における低電位側の前記保持回路のコンデンサは、前記一方のハーフブリッジ回路側の充電用コンデンサから電力が供給されることを特徴とする請求項1乃至3の何れか1項に記載の電力変換装置。
- 前記各ハーフブリッジ回路のうち何れか一方における低電位側の前記保持回路のコンデンサは、前記一方のハーフブリッジ回路における高電位側の前記駆動回路から出力される駆動信号によって電力が供給されることを特徴とする請求項1乃至3の何れか1項に記載の電力変換装置。
- 前記各スイッチング素子は、ワイドギャップ半導体で形成された双方向スイッチング素子から成ることを特徴とする請求項1乃至5の何れか1項に記載の電力変換装置。
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2010278241A JP2012130125A (ja) | 2010-12-14 | 2010-12-14 | 電力変換装置 |
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JP2015107050A (ja) * | 2013-11-28 | 2015-06-08 | ジョンソン エレクトリック ソシエテ アノニム | 電力変換回路 |
JP2017216865A (ja) * | 2016-05-25 | 2017-12-07 | パナソニックIpマネジメント株式会社 | 電力変換回路及び電力伝送システム |
JP2017216864A (ja) * | 2016-05-26 | 2017-12-07 | パナソニックIpマネジメント株式会社 | 電力変換回路及び電力伝送システム |
-
2010
- 2010-12-14 JP JP2010278241A patent/JP2012130125A/ja not_active Withdrawn
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