JP2012129158A - 電磁接触器の接点構造 - Google Patents
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Abstract
【課題】固定,可動接点間に発生したアークを早く消弧し、接点の長寿命化を実現できる電磁接触器の接点構造を提供する。
【解決手段】両端に一対の可動接点15が固着された接点台14と、該接点台14の背面に設けられたアークホーン16との組立体からなり、前記接点台14に固着された可動接点15と、前記可動接点15に対向配置される固定接点に近接して配置される消弧グリッド11を有した電磁接触器の可動接触子において、前記可動接点15の前記消弧グリッド11側の端面をR形状とした構造とする。
【選択図】図1
【解決手段】両端に一対の可動接点15が固着された接点台14と、該接点台14の背面に設けられたアークホーン16との組立体からなり、前記接点台14に固着された可動接点15と、前記可動接点15に対向配置される固定接点に近接して配置される消弧グリッド11を有した電磁接触器の可動接触子において、前記可動接点15の前記消弧グリッド11側の端面をR形状とした構造とする。
【選択図】図1
Description
本発明は、電磁接触器の可動接触子に関し、詳しくは可動接触子に付設した可動接点の構造に係わる。
まず、この発明の実施対象となる電磁接触器の構成を図2に示す。図2において、1はモールドケース、2は主回路端子、3は操作用電磁石の固定コア、4は可動コア、5は電磁コイル、6はバックスプリング、7は主回路端子2に接続した一対の固定接触子、8は固定接触子7に対向する橋絡形の可動接触子、9は可動接触子8を保持して前記可動コア4に連結した接触子ホルダ、10は可動接触子8の加圧バネ、11は固定接触子7,可動接触子8の外側方向に対向配置した消弧グリッド、12は固定接触子7の上面に敷設したアークランナー、13は左右の消弧グリッド11の間に敷設して可動接触子8の上方に配置したアーク転流板である。
上記構成の電磁接触器の開閉動作は周知であり、ここでは電磁接触器の釈放動作に伴い固定接触子7,可動接触子8の接点間に発生したアークが消弧して電流遮断に至るまでの経緯について簡単に説明する。
すなわち、主回路電流の通電状態で電磁石の釈放操作により可動接触子8が固定接触子7から開離すると、固定,可動接点間にアークが発生する。このアークは固定接触子7,可動接触子8を流れる電流の磁束による電磁駆動力を受けて外方に伸長し、固定接触子側ではアークの足(発弧点)が固定接点からアークランナー12に移った後に消弧グリッド11に向けて移動する。また、可動接触子側ではアークが可動接点から転流板13に転移する。そして、最終的にアークは消弧グリッド11により分断,冷却されて消弧し、電流が限流遮断される。
一方、電磁接触器の可動接触子について、可動接触子8に鉄製のアークホーン16を付設し、電流遮断時に発生するアークの足を可動接点15上から素早くアークホーン16に移動させて可動接点15の消耗を低く抑えるようにして可動接触子8の長寿命化を図った構成が知られており(例えば、特許文献1参照)、その可動接触子8の従来構造を図3に示す。
図3において、14は両端に可動接点15を拡散接合,ロウ付けなどにより固着した短冊形状になる銅板製の接点台、16は接点台14の背面にロウ付けして貼り合わせた鉄板製のアークホーンである。
ところで、前記した従来の可動接触子では、主回路電流の通電状態で電磁石の釈放操作により可動接触子8が固定接触子7から開離すると、固定,可動接点間にアークが発生する。しかし図2,図3に示した可動接点15ではアークの発弧点が可動接点15と固定接点(図示しない)の中央部であるため、消弧グリッド11に向けて移動する時間が遅くなり接点の消耗が多く、接点寿命の低減が問題となる。
本発明は上記の点に鑑みなされたものであり、固定,可動接点間に発生したアークを素早く消弧し、接点の長寿命化が可能な電磁接触器の接点構造を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明によれば、両端に一対の可動接点が固着された接点台と、該接点台の背面に設けられたアークホーンとの組立体からなり、前記接点台に固着された可動接点と、前記可動接点に対向配置される固定接点に近接して配置される消弧グリッドを有した電磁接触器の可動接触子において、前記可動接点の前記消弧グリッド側の端面をR形状とした構造とする(請求項1)。また、上記の電磁接触器の可動接触子において、次記のような具体的態様で構成することができる。
(1)可動接点の反消弧グリッド側の端面をR形状とする(請求項2)。
(1)可動接点の反消弧グリッド側の端面をR形状とする(請求項2)。
上記の構成によれば、消弧グリッド側の可動接点と固定接点との接点間距離を短くすることにより、接点の開離時間を早くすることができ、接点の消耗を減らし、接点の長寿命化を図ることが可能となる。また接点の開離時間を早くすることができるため、周波数の高い電流も遮断することが可能となる。
更に、可動接点の端面形状をR形状とすることで、アークの分散を防止し、消弧グリッドへ直進的にアークを移動することが可能となるため、効率良くアークを冷却できることと、接点の消耗を減らすことが可能となる。
以下、本発明の実施の形態を図1に示す実施例に基づいて説明する。なお、図2,図3に対応する部材には同じ符号を付してその説明は省略する。
図1は本発明の可動接触子を示した断面図と平面図である。
図1は本発明の可動接触子を示した断面図と平面図である。
図1に示す実施例において、この実施例による可動接触子8は、基本的には図3に示した従来構造と同様に銅板製の接点台14と、該接点台14の両端に固着した一対の可動接点15と、接点台14の背面にロウ付けして貼り合わせた鉄板製のアークホーン16との組立体で構成されている。
本実施例においては、電磁接触器の釈放動作に伴い固定接触子(図示しない)と可動接触子との接点間に発生したアークを消弧して電流遮断するために、接点台14の両端に固着した一対の可動接点15の消弧グリッド側の端面15aをR形状として構成する。
この構成とすることによって、電磁接触器の釈放動作に伴い固定接触子(図示しない)と可動接触子との接点間に発生したアークを、従来は図3に示す矢印bの向きにアークが分散していたが、図1に示す矢印aのように消弧グリッドへ直進的に移動させることが可能となり、効率良くアークを冷却するほか、接点の消耗を抑えられ可動接触子の長寿命化が可能となる。また可動接点15の消弧グリッド側の端面15aをR形状としているが、反消弧グリッド側の端面15aについてもR形状としても良い。
この構成とすることによって、電磁接触器の釈放動作に伴い固定接触子(図示しない)と可動接触子との接点間に発生したアークを、従来は図3に示す矢印bの向きにアークが分散していたが、図1に示す矢印aのように消弧グリッドへ直進的に移動させることが可能となり、効率良くアークを冷却するほか、接点の消耗を抑えられ可動接触子の長寿命化が可能となる。また可動接点15の消弧グリッド側の端面15aをR形状としているが、反消弧グリッド側の端面15aについてもR形状としても良い。
以上のように本発明では可動接点15の形状について説明しているが、固定接点においても、接点の端面をR形状としても良い。
1 モールドケース
2 主回路端子
3 固定コア
4 可動コア
5 電磁コイル
6 バックスプリング
7 固定接触子
8 可動接触子
9 接触子ホルダ
10 加圧バネ
11 消弧グリッド
12 アークランナー
13 アーク転流板
14 接点台
15 可動接点
15a 端面
16 アークホーン
2 主回路端子
3 固定コア
4 可動コア
5 電磁コイル
6 バックスプリング
7 固定接触子
8 可動接触子
9 接触子ホルダ
10 加圧バネ
11 消弧グリッド
12 アークランナー
13 アーク転流板
14 接点台
15 可動接点
15a 端面
16 アークホーン
Claims (2)
- 両端に一対の可動接点が固着された接点台と、該接点台の背面に設けられたアークホーンとの組立体からなり、前記接点台に固着された可動接点と、前記可動接点に対向配置される固定接点に近接して配置される消弧グリッドを有した電磁接触器の可動接触子において、前記可動接点の前記消弧グリッド側の端面をR形状としたことを特徴とする電磁接触器の可動接触子。
- 請求項1に記載の電磁接触器の可動接触子において、前記可動接点の前記反消弧グリッド側の端面をR形状としたことを特徴とする電磁接触器の可動接触子。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2010281951A JP2012129158A (ja) | 2010-12-17 | 2010-12-17 | 電磁接触器の接点構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2010281951A JP2012129158A (ja) | 2010-12-17 | 2010-12-17 | 電磁接触器の接点構造 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP2012129158A true JP2012129158A (ja) | 2012-07-05 |
Family
ID=46645952
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2010281951A Withdrawn JP2012129158A (ja) | 2010-12-17 | 2010-12-17 | 電磁接触器の接点構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2012129158A (ja) |
Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5014963U (ja) * | 1973-06-06 | 1975-02-17 | ||
JPS54180274U (ja) * | 1978-06-09 | 1979-12-20 | ||
JP2010092644A (ja) * | 2008-10-06 | 2010-04-22 | Fuji Electric Fa Components & Systems Co Ltd | 電磁接触器の可動接触子 |
-
2010
- 2010-12-17 JP JP2010281951A patent/JP2012129158A/ja not_active Withdrawn
Patent Citations (3)
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JPS54180274U (ja) * | 1978-06-09 | 1979-12-20 | ||
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