JP2012129112A - 照明装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】直接照明としてのみならず間接照明としての効果も得られる照明装置の、明るさ感の向上を図りつつ、照明装置の薄型化を促進する。
【解決手段】導光板22の内周端面22aに沿って配置される複数の点状光源24から、導光板22内に入射する光Lの一部が、出射面である導光板の外周端面22bから外部に出射する。導光板22の外周端面22bから光Lを出射することで、間接照明としての効果が小さい照明装置20の直上の範囲に光Lが回りこむことなく、導光板22の外周端面22bの更に外側の範囲へと配光される。導光板22自体が、間接照明としての配光機能を担持するものであり、照明装置20としての厚みを増大させる要因である配光機能を有する部品を別途使用する必要がなく、照明装置20の薄型化を促進することが出来る。
【選択図】図1
【解決手段】導光板22の内周端面22aに沿って配置される複数の点状光源24から、導光板22内に入射する光Lの一部が、出射面である導光板の外周端面22bから外部に出射する。導光板22の外周端面22bから光Lを出射することで、間接照明としての効果が小さい照明装置20の直上の範囲に光Lが回りこむことなく、導光板22の外周端面22bの更に外側の範囲へと配光される。導光板22自体が、間接照明としての配光機能を担持するものであり、照明装置20としての厚みを増大させる要因である配光機能を有する部品を別途使用する必要がなく、照明装置20の薄型化を促進することが出来る。
【選択図】図1
Description
本発明は、照明装置に関するものである。
室内照明用の照明装置には、従来から様々な形式のものがあるが、天井に設置される照明装置には、床面方向を照らすのみならず天井面を照らすことにより、いわゆる間接照明としての効果も得られ、明るさ感の向上を図ったものも発案されている(例えば、特許文献1参照)。
一例として、図3に示される照明装置10は、光源である蛍光灯12を覆う透光性のフレーム14が、天井面16への配向を考慮した曲面14aを有しており、この曲面14aを透過する際に蛍光灯12の光Lは屈折し、天井面16の広範囲へと配光されることとなる。
一例として、図3に示される照明装置10は、光源である蛍光灯12を覆う透光性のフレーム14が、天井面16への配向を考慮した曲面14aを有しており、この曲面14aを透過する際に蛍光灯12の光Lは屈折し、天井面16の広範囲へと配光されることとなる。
しかしながら、従来の照明装置10は、蛍光灯12の光Lがフレーム14の曲面14aを透過、屈折して得られる照度分布が、不均一となり易いものである。又、間接照明としての効果が小さい照明装置10の直上を照らしてしまう等、配光の無駄が多く、効率的に明るさ感の向上を図るものではない。又、蛍光灯12から出射された光Lを天井面16の広範囲へと配光するための、フレーム14の曲面14aが照明装置10の厚みを増すこととなり、照明装置10の薄型化を妨げる要因となっている。
本発明は上記課題に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、直接照明としてのみならず間接照明としての効果も得られる照明装置の、明るさ感の向上を図りつつ薄型化を促進することにある。
本発明は上記課題に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、直接照明としてのみならず間接照明としての効果も得られる照明装置の、明るさ感の向上を図りつつ薄型化を促進することにある。
(発明の態様)
以下の発明の態様は、本発明の構成を例示するものであり、本発明の多様な構成の理解を容易にするために、項別けして説明するものである。各項は、本発明の技術的範囲を限定するものではなく、発明を実施するための最良の形態を参酌しつつ、各項の構成要素の一部を置換し、削除し、又は、更に他の構成要素を付加したものについても、本願発明の技術的範囲に含まれ得るものである。
以下の発明の態様は、本発明の構成を例示するものであり、本発明の多様な構成の理解を容易にするために、項別けして説明するものである。各項は、本発明の技術的範囲を限定するものではなく、発明を実施するための最良の形態を参酌しつつ、各項の構成要素の一部を置換し、削除し、又は、更に他の構成要素を付加したものについても、本願発明の技術的範囲に含まれ得るものである。
(1)内周端面と外周端面とを有する導光板と、前記内周端面に沿って配置される複数の点状光源とを有し、前記外周端面は、前記点状光源から、前記内周端面へ向けて出射されて導光板内に入射する光の一部が前記導光板の外部に出射するための、出射面として構成されている照明装置(請求項1)。
本項に記載の照明装置は、前記内周端面に沿って配置される複数の点状光源から、導光板内の内周端面へ向けて出射されて、導光板内に入射する光の一部が、出射面である導光板の外周端面から外部に出射することで、照明装置の外周端面の更に外側へと、光が積極的に配光されるものである。しかも、導光板の外周端面から光を出射することで、間接照明としての効果が小さい照明装置の直上の範囲に光が回りこむことなく、導光板の外周端面の更に外側の範囲へと配光されるものである。又、導光板自体が間接照明としての配光機能を担持するものであり、照明装置としての厚みを増大させる要因である配光機能を有する部品を、別途使用する必要もない。
本項に記載の照明装置は、前記内周端面に沿って配置される複数の点状光源から、導光板内の内周端面へ向けて出射されて、導光板内に入射する光の一部が、出射面である導光板の外周端面から外部に出射することで、照明装置の外周端面の更に外側へと、光が積極的に配光されるものである。しかも、導光板の外周端面から光を出射することで、間接照明としての効果が小さい照明装置の直上の範囲に光が回りこむことなく、導光板の外周端面の更に外側の範囲へと配光されるものである。又、導光板自体が間接照明としての配光機能を担持するものであり、照明装置としての厚みを増大させる要因である配光機能を有する部品を、別途使用する必要もない。
(2)上記(1)項において、前記外周端面が、前記導光板の主面に対し全体として直交する面で構成されている照明装置(請求項2)。
本項に記載の照明装置は、外周端面が、導光板の主面、すなわち、点状光源から内周端面へ向けて出射されて導光板内に入射する光のうち、導光板内を伝播する過程で大部分が出射される出射平面に対し、全体として(マクロ的構成として)直交する面で構成されていることで、外周端面から出射される光が、間接照明としての効果が小さい照明装置の直上の範囲へと回り込むことなく、照明装置の外周端面の更に外側へと積極的に配光されるものである。
本項に記載の照明装置は、外周端面が、導光板の主面、すなわち、点状光源から内周端面へ向けて出射されて導光板内に入射する光のうち、導光板内を伝播する過程で大部分が出射される出射平面に対し、全体として(マクロ的構成として)直交する面で構成されていることで、外周端面から出射される光が、間接照明としての効果が小さい照明装置の直上の範囲へと回り込むことなく、照明装置の外周端面の更に外側へと積極的に配光されるものである。
(3)上記(1)(2)項において、前記外周端面に、前記導光板の外部へと出射する光の配向を制御するプリズムが形成されている照明装置(請求項3)。
本項に記載の照明装置は、外周端面に(ミクロ的構成として)形成されたプリズムにより、導光板の外部へと出射する光の配向をより最適に制御し、導光板の外周端面から外部に出射する光による照光を、効率よく行うものとなる。
本項に記載の照明装置は、外周端面に(ミクロ的構成として)形成されたプリズムにより、導光板の外部へと出射する光の配向をより最適に制御し、導光板の外周端面から外部に出射する光による照光を、効率よく行うものとなる。
(4)上記(1)から(3)項において、前記導光板が円環状をなしている照明装置(請求項4)。
本項に記載の照明装置は、円環状の導光板の内周端面に沿って配置される複数の点状光源から、導光板内の円形の内周端面へ向けて出射されて、導光板内に入射する光の一部が、導光板の円形の外周端面から外部に出射することで、間接照明としての効果が小さい照明装置の直上の範囲を照らすことなく、照明装置の円形の外周端面の更に外側へと積極的に配光するものである。
本項に記載の照明装置は、円環状の導光板の内周端面に沿って配置される複数の点状光源から、導光板内の円形の内周端面へ向けて出射されて、導光板内に入射する光の一部が、導光板の円形の外周端面から外部に出射することで、間接照明としての効果が小さい照明装置の直上の範囲を照らすことなく、照明装置の円形の外周端面の更に外側へと積極的に配光するものである。
(5)上記(1)から(3)項において、前記導光板が環状をなしている照明装置。
本項に記載の照明装置は、導光板の形状が、上記(4)項の円環状に限らず、多角形の環状をなしているものも含まれるものである。そして、多角形の環状の導光板の内周端面に沿って配置される複数の点状光源から、導光板内の内周端面へ向けて出射されて、導光板内に入射する光の一部が、導光板の外周端面から外部に出射することで、間接照明としての効果が小さい照明装置の直上の範囲に光が回り込むことなく、照明装置の外周端面の更に外側へと積極的に配光するものである。
本項に記載の照明装置は、導光板の形状が、上記(4)項の円環状に限らず、多角形の環状をなしているものも含まれるものである。そして、多角形の環状の導光板の内周端面に沿って配置される複数の点状光源から、導光板内の内周端面へ向けて出射されて、導光板内に入射する光の一部が、導光板の外周端面から外部に出射することで、間接照明としての効果が小さい照明装置の直上の範囲に光が回り込むことなく、照明装置の外周端面の更に外側へと積極的に配光するものである。
(6)上記(1)から(5)項において、天井面又は壁面に設置される照明装置。
本項に記載の照明装置は、天井面又は壁面に設置されて、導光板の外周端面から出射する光が、間接照明としての効果が小さい照明装置の直上の範囲の、天井面又は壁面に回りこむことなく、導光板の外周端面の更に外側の範囲、天井面又は壁面へと配光されるものである。
本項に記載の照明装置は、天井面又は壁面に設置されて、導光板の外周端面から出射する光が、間接照明としての効果が小さい照明装置の直上の範囲の、天井面又は壁面に回りこむことなく、導光板の外周端面の更に外側の範囲、天井面又は壁面へと配光されるものである。
本発明はこのように構成したので、直接照明としてのみならず間接照明としての効果も得られる照明装置の、明るさ感の向上を図りつつ薄型化を促進することができる。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づき説明する。ここで、従来技術と同一部分、若しくは相当する部分については同一符号で示し、詳しい説明を省略する。
本発明の実施の形態に係る照明装置20は、図1に示されるように、円形の内周端面22aと、円形の外周端面22bとを有する円環状の導光板22と、複数の点状光源24とを有しており、複数の点状光源24は、導光板22の導光板22の内周端面に沿って配置されている。ここで、導光板22は、例えば、ポリカーボネート樹脂等の透明樹脂材料を、一定の厚みに成形してなるものである。導光板22の上面(天井面16側の面)22cには、導光板22内を伝搬する光の光路を変更する手段としての、例えば、ドットパターン(不図示)が形成されている。なお、図1(a)には、点状光源24が円環帯状に図示されているが、これは、複数のLEDが円周状に配列されたものを、便宜上省略して示したものである。
本発明の実施の形態に係る照明装置20は、図1に示されるように、円形の内周端面22aと、円形の外周端面22bとを有する円環状の導光板22と、複数の点状光源24とを有しており、複数の点状光源24は、導光板22の導光板22の内周端面に沿って配置されている。ここで、導光板22は、例えば、ポリカーボネート樹脂等の透明樹脂材料を、一定の厚みに成形してなるものである。導光板22の上面(天井面16側の面)22cには、導光板22内を伝搬する光の光路を変更する手段としての、例えば、ドットパターン(不図示)が形成されている。なお、図1(a)には、点状光源24が円環帯状に図示されているが、これは、複数のLEDが円周状に配列されたものを、便宜上省略して示したものである。
又、図2に示されるように、導光板22の上面22cには、反射板26が配置され、下面(床面側の面)22dは、導光板22への入射光Lが導光板22内を伝播する過程で、大部分が出射される主面となっている。そして、この下面22dには、拡散板28が配置されることで、主面22dから出射される光Lは、広範囲に拡散されることとなる。なお、反射板26及び拡散板28は、いずれも導光板22及び点状光源24を覆う円環状をなしている。又、反射板26は、通常、白色フィルムや銀蒸着フィルム等からなる拡散反射又は正反射部材である。一方、拡散板28は、下面22dから出射される光Lを拡散する機能を有するものであれば良く、適宜プリズムシートに置換することとしても良い。
又、導光板22の外周端面22bは、主面である下面22dに対し、全体として(マクロ的構成として)直交する面で構成されている。本実施の形態において「直交」には、必要に応じ、直角よりもわずかに傾斜角度が大きい(又は小さい)ものであっても良い。更に、外周端面22bに、導光板22の外部へと出射する光Lの配向を制御するプリズムが(ミクロ的構成として)形成されている。なお、具体的なプリズム形状については、天井面16との距離や、天井面16への配光設定を考慮して、適切な光Lの屈折効果が得られるものであれば良い。
そして、照明装置20は適切な固定具によって、図2に示されるように、その設置態様に応じて、天井面16に対して一定の間隔を空けて固定されるものである。なお、照明装置20は、点状光源24に電流を供給するための電気基板を備え、又、適宜デザイン性を考慮したカバー等も備えるものであるが、説明の便宜上これらの構成部品は、図示を省略している。
さて、上記構成をなす、本発明の実施の形態によれば、次のような作用効果を得ることが可能である。すなわち、本発明の実施の形態に係る照明装置20は、内周端面22aに沿って配置される複数の点状光源24から、導光板22内の内周端面22aへ向けて出射されて、導光板22内に入射する光Lの一部が、出射面である導光板の外周端面22bから外部に出射することで、照明装置20の外周端面の更に外側へと、積極的に配光されるものである。このように、導光板22の外周端面22bから光Lを出射することで、間接照明としての効果が小さい照明装置20の直上の範囲に光Lが回りこむことなく、導光板22の外周端面22bの更に外側の範囲へと、配光されるものとなる。
しかも、導光板22自体が間接照明としての配光機能を担持するものであり、照明装置20としての厚みを増大させる要因である、従来のフレーム14(図3参照)等の配光機能を有する部品を、別途使用する必要もなく、照明装置20の薄型化を促進することが出来る。
しかも、導光板22自体が間接照明としての配光機能を担持するものであり、照明装置20としての厚みを増大させる要因である、従来のフレーム14(図3参照)等の配光機能を有する部品を、別途使用する必要もなく、照明装置20の薄型化を促進することが出来る。
又、導光板22の外周端面22bが、導光板22の主面22d、すなわち、点状光源24から、内周端面22aへ向けて出射されて導光板22内に入射する光Lのうち、導光板22内を伝播する過程で大部分が出射される出射平面に対し、全体として直交する面で構成されていることで、外周端面22bから出射される光Lが、間接照明としての効果が小さい照明装置20の直上の範囲へと回り込むことなく、照明装置20の外周端面22bの更に外側へと積極的に配光されるものとなる。
又、導光板22の外周端面22bに、導光板22の外部へと出射する光Lの配向を制御するプリズムが形成されていることにより、外周端面22bから出射される光Lの配光をプリズムにより最適に制御し、導光板22の外周端面22bから外部に出射する光Lにより、効率よく天井面16を照らすことが可能となる。
なお、導光板22の形状は、図1(a)に示される円環状に限らず、多角形の環状をなしているものも含まれるものである。この場合も、多角形の環状の導光板22の内周端面に沿って配置される複数の点状光源24から、導光板22内の内周端面22aへ向けて出射されて、導光板22内に入射する光Lの一部が、導光板22の外周端面22bから外部に出射することで、間接照明としての効果が小さい照明装置20の直上の範囲を照らすことなく、照明装置20の外周端面22bの更に外側へと、積極的に配光することができる。
16:天井面、20:照明装置、22:導光板、22a:内周端面、22b:外周端面、22d:主面、24:点状光源、L:光
Claims (4)
- 内周端面と外周端面とを有する導光板と、前記内周端面に沿って配置される複数の点状光源とを有し、
前記外周端面は、前記点状光源から、前記内周端面へ向けて出射されて導光板内に入射する光の一部が前記導光板の外部に出射するための、出射面として構成されていることを特徴とする照明装置。 - 前記外周端面が、前記導光板の主面に対し全体として直交する面で構成されていることを特徴とする請求項1記載の照明装置。
- 前記外周端面に、前記導光板の外部へと出射する光の配向を制御するプリズムが形成されていることを特徴とする請求項1又は2記載の照明装置。
- 前記導光板が円環状をなしていることを特徴とする請求項1から3のいずれか1項記載の照明装置。
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Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2014030502A1 (ja) * | 2012-08-23 | 2014-02-27 | シャープ株式会社 | 照明モジュール、及びそれを備えた照明装置 |
JP2014056709A (ja) * | 2012-09-12 | 2014-03-27 | Panasonic Corp | 照明器具 |
JP2019106338A (ja) * | 2017-12-14 | 2019-06-27 | 大和ハウス工業株式会社 | 間接照明構造 |
-
2010
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WO2014030502A1 (ja) * | 2012-08-23 | 2014-02-27 | シャープ株式会社 | 照明モジュール、及びそれを備えた照明装置 |
JP2014056709A (ja) * | 2012-09-12 | 2014-03-27 | Panasonic Corp | 照明器具 |
JP2019106338A (ja) * | 2017-12-14 | 2019-06-27 | 大和ハウス工業株式会社 | 間接照明構造 |
JP6998196B2 (ja) | 2017-12-14 | 2022-02-04 | 大和ハウス工業株式会社 | 間接照明構造 |
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