JP2012124760A - イメージセンサ用係数算出装置、及びイメージセンサ用係数算出方法 - Google Patents

イメージセンサ用係数算出装置、及びイメージセンサ用係数算出方法 Download PDF

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Abstract

【課題】可視光と赤外光とを分離するための係数を自動算出すること。
【解決手段】受光した可視光及び赤外光を光電変換して第1の信号を出力する第1の素子と、受光した赤外光を光電変換して第2の信号を出力する第2の素子と、を有するイメージセンサから、前記第1及び第2の信号の振幅値を取得する振幅値取得部と、前記第1の素子により出力される第1の信号の振幅値から、前記第2の素子により出力される第2の信号の振幅値に第1の係数をかけて得られる振幅値を差し引いて、前記第1の信号に含まれる可視光の成分を抽出する信号分離部と、前記第1及び第2の信号の振幅値に基づいて前記第1の係数を算出する係数算出部と、を備える、イメージセンサ用係数算出装置が提供される。
【選択図】図1

Description

本発明は、イメージセンサ用係数算出装置、及びイメージセンサ用係数算出方法に関する。
可視光と赤外光とを共通の光ダイオードで検出するイメージセンサが知られている(下記の特許文献1を参照)。このイメージセンサにおいて、光ダイオードから出力される信号には、可視光の成分と赤外光の成分とが含まれている。そのため、このイメージセンサは、光ダイオードから出力された信号を可視光の成分と赤外光の成分とに分離する信号分離手段を備えている。この信号分離手段は、次のようにして可視光の成分と赤外光の成分とを分離する。
いま、赤色の成分をR、緑色の成分をG、青色の成分をBと表現する。また、赤色の光ダイオードにより出力される信号が含む赤外光の成分をIR1、緑色の光ダイオードにより出力される信号が含む赤外光の成分をIR2、青色の光ダイオードにより出力される信号が含む赤外光の成分をIR3と表現する。さらに、赤外光用の光ダイオードによる出力をIR4と表現する。これらの表現を用いると、赤色の光ダイオードによる出力は、R+IR1と表現される。また、緑色の光ダイオードによる出力は、G+IR2と表現される。そして、青色の光ダイオードによる出力は、B+IR3と表現される。
上記の信号分離手段は、IR1≒KR*IR4、IR2≒KG*IR4、IR3≒KB*IR4となる係数KR、KG、KBを保持しており、この係数KR、KG、KBを利用して出力R、G、Bを算出している。具体的には、上記の信号分離手段は、赤色の光ダイオードによる出力からKR*IR4を差し引き、緑色の光ダイオードによる出力からKG*IR4を差し引き、青色の光ダイオードによる出力からKB*IR4を差し引くことにより、可視光の成分R、G、Bを算出している。
特開2007−74635号公報
しかし、上記のイメージセンサにおいて、係数KR、KG、KBは、経験に基づいて予め手動で設定されていた。そのため、環境が変化した場合に適応的に係数を変更することができなかった。そこで、本発明は、上記問題に鑑みてなされたものであり、本発明の目的とするところは、可視光と赤外光とを受光して光電変換することが可能な素子より出力された信号から可視光の成分と赤外光の成分とを分離するために用いる係数を自動的に算出することが可能な、新規かつ改良されたイメージセンサ用係数算出装置、及びイメージセンサ用係数算出方法を提供することにある。
上記課題を解決するために、本発明のある観点によれば、受光した可視光及び赤外光を光電変換して第1の信号を出力する第1の素子と、受光した赤外光を光電変換して第2の信号を出力する第2の素子と、前記第1の素子により出力される第1の信号の振幅値から、前記第2の素子により出力される第2の信号の振幅値に第1の係数をかけて得られる振幅値を差し引いて、前記第1の信号に含まれる可視光の成分を抽出する信号分離部と、を有するイメージセンサにおいて用いる係数を算出するイメージセンサ用係数算出装置であって、前記可視光の輝度成分の振幅値が前記第1の信号の振幅値に第2の係数をかけて得られるとし、前記可視光の輝度成分の振幅値と、前記第2の信号の振幅値に第3の係数をかけて得られる振幅値との二乗誤差が最小となるような前記第1〜第3の係数を算出する係数算出部を備える、イメージセンサ用係数算出装置が提供される。
かかる構成により、可視光と赤外光とを受光したイメージセンサにより出力される信号から、可視光の成分と赤外光の成分とを分離するための係数を自動算出することが可能になる。また、環境(例えば、昼夜、天候など)が変化した場合にも容易に係数を再計算することができるため、環境に応じた最適な係数をイメージセンサに提供することにより、イメージセンサの性能を向上させることが可能になる。その結果、イメージセンサにより出力される信号から現像される画像の画質を向上させることが可能になる。
また、上記のイメージセンサ用係数算出装置は、前記係数算出部により算出された第1〜第3の係数をそれぞれローパスフィルタ、有限インパルス応答フィルタ、又は無限インパルス応答フィルタにより処理するフィルタ処理部をさらに備えていてもよい。かかる構成により、イメージセンサにより出力される信号の瞬時の変動に応じて生じるリンギングのような現象を排除することが可能になる。
また、前記係数算出部は、前記可視光の輝度成分の振幅値が所定の変化量を超えて変化する度に前記第1〜第3の係数を計算するように構成されていてもよい。当該係数は時間的にゆっくりと変化するものと考えられる。そのため、ある程度時間を空けて係数の計算を実行しても、十分にイメージセンサの性能を向上させることができると考えられる。また、係数の計算頻度を下げることにより、消費電力を低減させることが可能になる。係数の変化が大きくなるのは、可視光の輝度成分が大きく変化した場合であると考えられる。そのため、可視光の輝度成分の変化を監視し、その変化量が大きい場合に係数を再計算するように構成することで省電力化に寄与する。
また、前記係数算出部は、所定の周期で前記第1〜第3の係数を計算するように構成されていてもよい。当該係数は時間的にゆっくりと変化するものと考えられる。そのため、ある程度時間を空けて係数の計算を実行しても、十分にイメージセンサの性能を向上させることができると考えられる。また、係数の計算頻度を下げることにより、消費電力を低減させることが可能になる。
また、上記課題を解決するために、本発明の別の観点によれば、受光した可視光及び赤外光を光電変換して第1の信号を出力する第1の素子と、受光した赤外光を光電変換して第2の信号を出力する第2の素子と、前記第1の素子により出力される第1の信号の振幅値から、前記第2の素子により出力される第2の信号の振幅値に第1の係数をかけて得られる振幅値を差し引いて、前記第1の信号に含まれる可視光の成分を抽出する信号分離部と、を有するイメージセンサにおいて用いる係数を算出するイメージセンサ用係数算出方法であって、前記可視光の輝度成分の振幅値が前記第1の信号の振幅値に第2の係数をかけて得られるとし、前記可視光の輝度成分の振幅値と、前記第2の信号の振幅値に第3の係数をかけて得られる振幅値との二乗誤差が最小となるような前記第1〜第3の係数を算出する係数算出工程を含む、イメージセンサ用係数算出方法が提供される。
かかる構成により、可視光と赤外光とを受光したイメージセンサにより出力される信号から、可視光の成分と赤外光の成分とを分離するための係数を自動算出することが可能になる。また、環境が変化した場合にも容易に係数を再計算することができるため、環境に応じた最適な係数をイメージセンサに提供することにより、イメージセンサの性能を向上させることが可能になる。その結果、イメージセンサにより出力される信号から現像される画像の画質を向上させることが可能になる。
また、上記のイメージセンサ用係数算出方法は、前記係数算出工程で算出された第1〜第3の係数をそれぞれローパスフィルタ、有限インパルス応答フィルタ、又は無限インパルス応答フィルタにより処理するフィルタ処理工程をさらに含んでいてもよい。かかる構成により、イメージセンサにより出力される信号の瞬時の変動に応じて生じるリンギングのような現象を排除することが可能になる。
また、前記係数算出工程では、前記可視光の輝度成分の振幅値が所定の変化量を超えて変化する度に前記第1〜第3の係数が計算されてもよい。当該係数は時間的にゆっくりと変化するものと考えられる。そのため、ある程度時間を空けて係数の計算を実行しても、十分にイメージセンサの性能を向上させることができると考えられる。また、係数の計算頻度を下げることにより、消費電力を低減させることが可能になる。係数の変化が大きくなるのは、可視光の輝度成分が大きく変化した場合であると考えられる。そのため、可視光の輝度成分の変化を監視し、その変化量が大きい場合に係数を再計算するように構成することで省電力化に寄与する。
また、前記係数算出工程では、所定の周期で前記第1〜第3の係数が計算されてもよい。当該係数は時間的にゆっくりと変化するものと考えられる。そのため、ある程度時間を空けて係数の計算を実行しても、十分にイメージセンサの性能を向上させることができると考えられる。また、係数の計算頻度を下げることにより、消費電力を低減させることが可能になる。
また、上記課題を解決するために、本発明の別の観点によれば、上記のイメージセンサ用係数算出装置が有する機能をコンピュータに実現させるためのプログラムが提供される。また、上記課題を解決するために、本発明の別の観点によれば、当該プログラムが記録された、コンピュータにより読み取り可能な記録媒体が提供される。
以上説明したように本発明によれば、可視光と赤外光とを受光して光電変換することが可能な素子より出力された信号から可視光の成分と赤外光の成分とを分離するために用いる係数を自動的に算出することが可能になる。
本発明の一実施形態に係るイメージセンサ用係数算出装置により算出される係数の特徴について説明するための説明図である。 同実施形態において想定するイメージセンサの構成について説明するための説明図である。 同実施形態において想定するイメージセンサの構成について説明するための説明図である。 同実施形態に係るイメージセンサ用係数算出方法について説明するための説明図である。 同実施形態に係るイメージセンサ用係数算出方法について説明するための説明図である。 同実施形態の一変形例(変形例1)に係るイメージセンサ用係数算出方法について説明するための説明図である。 同実施形態の一変形例(変形例2)に係るイメージセンサ用係数算出方法について説明するための説明図である。 同実施形態の一変形例(変形例3)に係るイメージセンサ用係数算出方法について説明するための説明図である。 同実施形態に係るイメージセンサ用係数算出装置の機能を実現することが可能なハードウェア構成例について説明するための説明図である。
以下に添付図面を参照しながら、本発明の好適な実施の形態について詳細に説明する。なお、本明細書及び図面において、実質的に同一の機能構成を有する構成要素については、同一の符号を付することにより重複説明を省略する。
<実施形態>
以下、本発明の一実施形態について説明する。
(イメージセンサの構成)
まず、図1を参照しながら、本実施形態において想定しているイメージセンサの構成について説明する。図1は、本実施形態において想定しているイメージセンサの構成について説明するための説明図である。
図1に示すように、本実施形態において想定しているイメージセンサは、主に、撮像素子10(Imager)と、信号分離手段20(Subtracting IR signals)と、により構成される。なお、図1に記載されているイメージセンサ用係数算出装置100については後段において詳述する。
撮像素子10は、可視光及び赤外光に感応する複数の光電変換素子と、赤外光に感応する複数の光電変換素子とにより構成されている。また、各ピクセルに相当する撮像素子10の各ブロックは、4種類の光電変換素子により構成されている。具体的には、図1に示すように、各ブロックは、R+IRに感応する第1の光電変換素子、G+IRに感応する第2の光電変換素子、B+IRに感応する第3の光電変換素子、及びIRに感応する第4の光電変換素子により構成されている。但し、赤色光をR、緑色光をG、青色光をB、赤外光をIRと表現した。
可視光及び赤外光を含む光を撮像素子10に照射すると、撮像素子10は、照射された光の強度に応じた振幅を持つ信号を出力する。このとき、第1の光電変換素子は、赤色光R及び赤外光IRの強度に応じた振幅を持つ信号を出力する。また、第2の光電変換素子は、緑色光G及び赤外光IRの強度に応じた振幅を持つ信号を出力する。さらに、第3の光電変換素子は、青色光B及び赤外光IRの強度に応じた振幅を持つ信号を出力する。そして、第4の光電変換素子は、赤外光IRの強度に応じた振幅を持つ信号を出力する。
但し、赤外光IRに対する第1〜第4の光電変換素子の感度はそれぞれ異なる。そのため、同じ赤外光IRの照射を受けていても、第1〜第4の光電変換素子から出力される信号に含まれる赤外光成分の振幅値は、それぞれ異なる。いま、赤色光Rの照射を受けた場合に光電変換素子から出力される信号の振幅値をRと表現し、緑色光Gの照射を受けた場合に光電変換素子から出力される信号の振幅値をGと表現し、青色光Bの照射を受けた場合に光電変換素子から出力される信号の振幅値をBと表現する。
また、赤外光IRの照射を受けた場合に第1の光電変換素子から出力される信号の振幅値をIR1と表現し、赤外光IRの照射を受けた場合に第2の光電変換素子から出力される信号の振幅値をIR2と表現し、赤外光IRの照射を受けた場合に第3の光電変換素子から出力される信号の振幅値をIR3と表現し、赤外光IRの照射を受けた場合に第4の光電変換素子から出力される信号の振幅値をIR4と表現する。
このように表現すると、第1の光電変換素子から出力される信号の振幅値は、R+IR1と表現される。また、第2の光電変換素子から出力される信号の振幅値は、G+IR2と表現される。さらに、第3の光電変換素子から出力される信号の振幅値は、B+IR3と表現される。そして、第4の光電変換素子から出力される信号の振幅値は、IR4と表現される。図1に示すように、第1〜第4の光電変換素子から出力された4種類の信号は、信号分離手段20に入力される。
これら4種類の信号が入力されると、信号分離手段20は、その振幅値R+IR1、G+IR2、B+IR3、IR4に基づいて赤色光成分R、緑色光成分G、青色光成分Bを分離する。従来のイメージセンサにおける信号分離手段は、IR1≒KR*IR4、IR2≒KG*IR4、IR3≒KB*IR4となる係数KR、KG、KBを保持しており、この係数KR、KG、KBを利用して各色光成分R、G、Bを算出している。具体的には、R+IR1からKR*IR4を差し引き、G+IR2からKG*IR4を差し引き、B+IR3からKB*IR4を差し引くことによりR、G、Bを算出している。
しかし、従来のイメージセンサにおいては係数KR、KG、KBが固定値であった。そのため、環境に応じて最適な係数KR、KG、KBが変化しても適応することができなかった。また、係数KR、KG、KBは経験に基づいて設定されていたため、最適な係数KR、KG、KBを決定するのに手間がかかっていた。そこで、本件発明者は、この係数KR、KG、KBを自動的に決定する方法を考案した。図1に示したイメージセンサ用係数算出装置100は、環境に応じた最適な係数KR、KG、KBを自動算出する手段である。このイメージセンサ用係数算出装置100を適用することにより、環境の変化に応じて適応的に係数KR、KG、KBを決定することが可能になる。以下、係数KR、KG、KBを第1の係数と呼ぶ場合がある。
以上、本実施形態において想定するイメージセンサの構成について説明した。
(イメージセンサ用係数算出方法)
次に、本実施形態に係るイメージセンサ用係数算出装置100によるイメージセンサ用係数算出方法について説明する。以下では、図2に示すように、第1の光電変換素子から出力される信号の振幅値R+IR1をRI、第2の光電変換素子から出力される信号の振幅値G+IR2をGI、第3の光電変換素子から出力される信号の振幅値B+IR3をBI、第4の光電変換素子から出力される信号の振幅値IR4をIRと表記する。また、赤色光成分をRO、緑色光成分をGO、青色光成分をBOと表記する。さらに、撮像素子10のブロックは図3に示すような構成を有するものとする。
まず、n番目のブロックに注目し、このブロックを構成する光電変換素子から出力される信号の振幅値をそれぞれRI(n)、GI(n)、BI(n)、IR(n)と表現する。また、RI(n)、GI(n)、BI(n)に含まれる各色光成分をRO(n)、GO(n)、BO(n)と表現する。ここで第1の係数KR、KG、KBを用いると、色光成分RO(n)、GO(n)、BO(n)は、RI(n)、GI(n)、BI(n)、IR(n)を用いて、下記の式(1)のように表現することができる。また、輝度信号の振幅値Yは、新たに導入する第2の係数c1、c2、c3を用いて、下記の式(2)のように表現することができる。
Figure 2012124760
ここで、輝度信号Y(n)が第4の光電変換素子から出力された信号の振幅値IR(n)に比例すると仮定する。つまり、輝度信号Y(n)が振幅値IR(n)に第3の係数Sをかけたものと等しくなると仮定する。但し、実際にはノイズなどがあるため、Y(n)とS*IR(n)との間には誤差が生じる。そこで、下記の式(3)に示す誤差関数Fを導入し、この誤差関数Fが最小となる第1〜第3の係数を算出する。
Figure 2012124760
上記の誤差関数FをKR、KG、KB、c1、c2、c3、Sのそれぞれで偏微分すると、下記の式(4)が得られる。
Figure 2012124760
また、KR、KG、KB、c1、c2、c3、SのそれぞれにKRi、KGi、KBi、c1i、c2i、c3i、Siを代入した場合の偏微分係数を下記の式(5)に示すように、DKRi、DKGi、DKBi、Dc1i、Dc2i、Dc3i、DSiと表現する。そして、偏微分係数DKRi、DKGi、DKBi、Dc1i、Dc2i、Dc3i、DSiが示す方向を参照しながら、図4に示すように、KR、KG、KB、c1、c2、c3、Sの最小値を探索する。
Figure 2012124760
ここで、図5を参照する。図5は、KR、KG、KB、c1、c2、c3、Sの最小値を探索するための具体的な処理の流れを示すフローチャートである。
図5に示すように、イメージセンサ用係数算出装置100は、まず、i=0、及び初期値KR、KG、KB、c1、c2、c3、Sを設定する(S101)。次いで、イメージセンサ用係数算出装置100は、上記の式(5)に基づいてDKR、DKG、DKB、Dc1、Dc2、Dc3、DSを計算する(S102)。次いで、イメージセンサ用係数算出装置100は、Fi+1=F(Si+1,KRi+1,KGi+1,KBi+1,c1i+1,c2i+1,c3i+1)が最小となるKRi+1,KGi+1,KBi+1,c1i+1,c2i+1,c3i+1を探索する(S103)。
例えば、偏微分係数DSiが負の場合、KR、KG、KB、c1、c2、c3、Sを固定してSを増加させると誤差関数Fが減少する。そのため、この場合にはSをSi+1>SとなるSi+1に更新することで誤差関数Fi+1を小さくすることができる。同様にして、イメージセンサ用係数算出装置100は、誤差関数Fi+1が小さくなるようにKR、KG、KB、c1、c2、c3を更新してKRi+1,KGi+1,KBi+1,c1i+1,c2i+1,c3i+1を決定する。
次いで、イメージセンサ用係数算出装置100は、イメージセンサに適用すべき最適な係数KR、KG、KB、c1、c2、c3、SとしてKRi+1,KGi+1,KBi+1,c1i+1,c2i+1,c3i+1を出力すべきか否かを判定する(S104)。例えば、ΔF=|F−Fi+1|が所定の閾値を下回った場合、イメージセンサ用係数算出装置100は、KRi+1,KGi+1,KBi+1,c1i+1,c2i+1,c3i+1を出力すべきと判定し、処理をステップS105に進める。一方、ΔF=|F−Fi+1|が所定の閾値を上回っている場合、イメージセンサ用係数算出装置100は、iを1増加させ(S106)、処理をステップS102に進める。
処理をステップS105に進めた場合、イメージセンサ用係数算出装置100は、イメージセンサに適用すべき最適な係数KR、KG、KB、c1、c2、c3、SとしてKRi+1,KGi+1,KBi+1,c1i+1,c2i+1,c3i+1を出力し(S105)、一連の処理を終了する。ここで出力された係数のうち、第1の係数KR、KG、KBは、図1に示すように信号分離手段20に入力される。
以上、本実施形態に係るイメージセンサ用係数算出装置100によるイメージセンサ用係数算出方法について説明した。上記の構成により、可視光と赤外光とを受光したイメージセンサにより出力される信号から、可視光の成分と赤外光の成分とを分離するための係数を自動算出することが可能になる。また、環境が変化した場合にも容易に係数を再計算することができるため、環境に応じた最適な係数をイメージセンサに提供することにより、イメージセンサの性能を向上させることが可能になる。その結果、イメージセンサにより出力される信号から現像される画像の画質を向上させることが可能になる。
<変形例1>
次に、図6を参照しながら、本実施形態の一変形例(変形例1)に係るイメージセンサ用係数算出方法について説明する。図6は、本実施形態の一変形例(変形例1)に係るイメージセンサ用係数算出方法について説明するための説明図である。
図6に示すように、イメージセンサ用係数算出装置100は、まず、i=0、及び初期値KR、KG、KB、c1、c2、c3、Sを設定する(S111)。次いで、イメージセンサ用係数算出装置100は、上記の式(5)に基づいてDKRi、DKG、DKB、Dc1、Dc2、Dc3、DSを計算する(S112)。次いで、イメージセンサ用係数算出装置100は、Fi+1=F(Si+1,KRi+1,KGi+1,KBi+1,c1i+1,c2i+1,c3i+1)が最小となるKRi+1,KGi+1,KBi+1,c1i+1,c2i+1,c3i+1を探索する(S113)。
次いで、イメージセンサ用係数算出装置100は、イメージセンサに適用すべき最適な係数KR、KG、KB、c1、c2、c3、SとしてKRi+1,KGi+1,KBi+1,c1i+1,c2i+1,c3i+1を出力すべきか否かを判定する(S114)。例えば、ΔF=|F−Fi+1|が所定の閾値を下回った場合、イメージセンサ用係数算出装置100は、KRi+1,KGi+1,KBi+1,c1i+1,c2i+1,c3i+1を出力すべきと判定し、処理をステップS115に進める。一方、ΔF=|F−Fi+1|が所定の閾値を上回っている場合、イメージセンサ用係数算出装置100は、iを1増加させ(S117)、処理をステップS112に進める。
処理をステップS115に進めた場合、イメージセンサ用係数算出装置100は、KRi+1,KGi+1,KBi+1,c1i+1,c2i+1,c3i+1をそれぞれ所定のフィルタに通す(S115)。所定のフィルタとしては、例えば、ローパスフィルタ、有限インパルス応答フィルタ、又は無限インパルス応答フィルタなどを利用できる。このように、フィルタを通すことによって、イメージセンサにより出力される信号の瞬時の変動に応じて生じるリンギングのような現象を排除することが可能になる。
次いで、イメージセンサ用係数算出装置100は、イメージセンサに適用すべき最適な係数KR、KG、KB、c1、c2、c3、SとしてKRi+1,KGi+1,KBi+1,c1i+1,c2i+1,c3i+1を出力し(S116)、一連の処理を終了する。ここで出力された係数のうち、第1の係数KR、KG、KBは、図1に示すように信号分離手段20に入力される。
以上、本実施形態の一変形例(変形例1)に係るイメージセンサ用係数算出方法について説明した。
<変形例2>
次に、図7を参照しながら、本実施形態の一変形例(変形例2)に係るイメージセンサ用係数算出方法について説明する。図7は、本実施形態の一変形例(変形例2)に係るイメージセンサ用係数算出方法について説明するための説明図である。
図7に示すように、イメージセンサ用係数算出装置100は、まず、輝度信号Yの変化量が所定値を越えたか否かを判定する(S121)。輝度信号Yの変化量が所定値を越えている場合、イメージセンサ用係数算出装置100は、処理をステップS122に進める。一方、輝度信号Yの変化量が所定値を越えていない場合、イメージセンサ用係数算出装置100は、輝度信号Yの変化量を監視しながら待機する。なお、輝度信号Yの変化量は、前回第1〜第3の係数を出力した時点の輝度信号Yと、現時点の輝度信号Yとの差分絶対値で表現される。
処理をステップS122に進めた場合、イメージセンサ用係数算出装置100は、i=0、及び初期値KR、KG、KB、c1、c2、c3、Sを設定する(S122)。次いで、イメージセンサ用係数算出装置100は、上記の式(5)に基づいてDKR、DKG、DKB、Dc1、Dc2、Dc3、DSを計算する(S123)。次いで、イメージセンサ用係数算出装置100は、Fi+1=F(Si+1,KRi+1,KGi+1,KBi+1,c1i+1,c2i+1,c3i+1)が最小となるKRi+1,KGi+1,KBi+1,c1i+1,c2i+1,c3i+1を探索する(S124)。
次いで、イメージセンサ用係数算出装置100は、イメージセンサに適用すべき最適な係数KR、KG、KB、c1、c2、c3、SとしてKRi+1,KGi+1,KBi+1,c1i+1,c2i+1,c3i+1を出力すべきか否かを判定する(S125)。例えば、ΔF=|F−Fi+1|が所定の閾値を下回った場合、イメージセンサ用係数算出装置100は、KRi+1,KGi+1,KBi+1,c1i+1,c2i+1,c3i+1を出力すべきと判定し、処理をステップS126に進める。一方、ΔF=|F−Fi+1|が所定の閾値を上回っている場合、イメージセンサ用係数算出装置100は、iを1増加させ(S127)、処理をステップS123に進める。
処理をステップS126に進めた場合、イメージセンサ用係数算出装置100は、イメージセンサに適用すべき最適な係数KR、KG、KB、c1、c2、c3、SとしてKRi+1,KGi+1,KBi+1,c1i+1,c2i+1,c3i+1を出力し(S126)、一連の処理を終了する。ここで出力された係数のうち、第1の係数KR、KG、KBは、図1に示すように信号分離手段20に入力される。
以上、本実施形態の一変形例(変形例2)に係るイメージセンサ用係数算出方法について説明した。なお、上記の係数は時間的にゆっくりと変化するものと考えられる。そのため、ある程度時間を空けて係数の計算を実行しても、十分にイメージセンサの性能を向上させることができると考えられる。また、係数の計算頻度を下げることにより、消費電力を低減させることが可能になる。係数の変化が大きくなるのは、可視光の輝度成分が大きく変化した場合であると考えられる。そのため、可視光の輝度成分の変化を監視し、その変化量が大きい場合に係数を再計算するように構成することで省電力化に寄与する。
<変形例3>
次に、図8を参照しながら、本実施形態の一変形例(変形例3)に係るイメージセンサ用係数算出方法について説明する。図8は、本実施形態の一変形例(変形例3)に係るイメージセンサ用係数算出方法について説明するための説明図である。
図8に示すように、イメージセンサ用係数算出装置100は、まず、第1〜第3の係数を更新するタイミングが到来したか否かを判定する(S131)。このタイミングは、例えば、所定の時間間隔で到来するように設定される。更新のタイミングが到来した場合、イメージセンサ用係数算出装置100は、処理をステップS132に進める。一方、更新のタイミングが到来していない場合、イメージセンサ用係数算出装置100は、更新のタイミングが到来するまで待機する。
処理をステップS132に進めた場合、イメージセンサ用係数算出装置100は、i=0、及び初期値KR、KG、KB、c1、c2、c3、Sを設定する(S132)。次いで、イメージセンサ用係数算出装置100は、上記の式(5)に基づいてDKR、DKG、DKB、Dc1、Dc2、Dc3、DSを計算する(S133)。次いで、イメージセンサ用係数算出装置100は、Fi+1=F(Si+1,KRi+1,KGi+1,KBi+1,c1i+1,c2i+1,c3i+1)が最小となるKRi+1,KGi+1,KBi+1,c1i+1,c2i+1,c3i+1を探索する(S134)。
次いで、イメージセンサ用係数算出装置100は、イメージセンサに適用すべき最適な係数KR、KG、KB、c1、c2、c3、SとしてKRi+1,KGi+1,KBi+1,c1i+1,c2i+1,c3i+1を出力すべきか否かを判定する(S135)。例えば、ΔF=|F−Fi+1|が所定の閾値を下回った場合、イメージセンサ用係数算出装置100は、KRi+1,KGi+1,KBi+1,c1i+1,c2i+1,c3i+1を出力すべきと判定し、処理をステップS126に進める。一方、ΔF=|F−Fi+1|が所定の閾値を上回っている場合、イメージセンサ用係数算出装置100は、iを1増加させ(S137)、処理をステップS133に進める。
処理をステップS136に進めた場合、イメージセンサ用係数算出装置100は、イメージセンサに適用すべき最適な係数KR、KG、KB、c1、c2、c3、SとしてKRi+1,KGi+1,KBi+1,c1i+1,c2i+1,c3i+1を出力し(S136)、一連の処理を終了する。ここで出力された係数のうち、第1の係数KR、KG、KBは、図1に示すように信号分離手段20に入力される。
以上、本実施形態の一変形例(変形例3)に係るイメージセンサ用係数算出方法について説明した。なお、上記の係数は時間的にゆっくりと変化するものと考えられる。そのため、ある程度時間を空けて係数の計算を実行しても、十分にイメージセンサの性能を向上させることができると考えられる。また、係数の計算頻度を下げることにより、消費電力を低減させることが可能になる。
<ハードウェア構成>
上記のイメージセンサ用係数算出装置100が有する各構成要素の機能は、例えば、図9に示す情報処理装置のハードウェア構成を用いて実現することが可能である。つまり、当該各構成要素の機能は、コンピュータプログラムを用いて図9に示すハードウェアを制御することにより実現される。なお、このハードウェアの形態は任意であり、例えば、パーソナルコンピュータ、携帯電話、PHS、PDA等の携帯情報端末、ゲーム機、又は種々の情報家電がこれに含まれる。但し、上記のPHSは、Personal Handy−phone Systemの略である。また、上記のPDAは、Personal Digital Assistantの略である。
図9に示すように、このハードウェアは、主に、CPU902と、ROM904と、RAM906と、ホストバス908と、ブリッジ910と、を有する。さらに、このハードウェアは、外部バス912と、インターフェース914と、入力部916と、出力部918と、記憶部920と、ドライブ922と、接続ポート924と、通信部926と、を有する。但し、上記のCPUは、Central Processing Unitの略である。また、上記のROMは、Read Only Memoryの略である。そして、上記のRAMは、Random Access Memoryの略である。
CPU902は、例えば、演算処理装置又は制御装置として機能し、ROM904、RAM906、記憶部920、又はリムーバブル記録媒体928に記録された各種プログラムに基づいて各構成要素の動作全般又はその一部を制御する。ROM904は、CPU902に読み込まれるプログラムや演算に用いるデータ等を格納する手段である。RAM906には、例えば、CPU902に読み込まれるプログラムや、そのプログラムを実行する際に適宜変化する各種パラメータ等が一時的又は永続的に格納される。
これらの構成要素は、例えば、高速なデータ伝送が可能なホストバス908を介して相互に接続される。一方、ホストバス908は、例えば、ブリッジ910を介して比較的データ伝送速度が低速な外部バス912に接続される。また、入力部916としては、例えば、マウス、キーボード、タッチパネル、ボタン、スイッチ、及びレバー等が用いられる。さらに、入力部916としては、赤外線やその他の電波を利用して制御信号を送信することが可能なリモートコントローラ(以下、リモコン)が用いられることもある。
出力部918としては、例えば、CRT、LCD、PDP、又はELD等のディスプレイ装置、スピーカ、ヘッドホン等のオーディオ出力装置、プリンタ、携帯電話、又はファクシミリ等、取得した情報を利用者に対して視覚的又は聴覚的に通知することが可能な装置である。但し、上記のCRTは、Cathode Ray Tubeの略である。また、上記のLCDは、Liquid Crystal Displayの略である。そして、上記のPDPは、Plasma DisplayPanelの略である。さらに、上記のELDは、Electro−Luminescence Displayの略である。
記憶部920は、各種のデータを格納するための装置である。記憶部920としては、例えば、ハードディスクドライブ(HDD)等の磁気記憶デバイス、半導体記憶デバイス、光記憶デバイス、又は光磁気記憶デバイス等が用いられる。但し、上記のHDDは、Hard Disk Driveの略である。
ドライブ922は、例えば、磁気ディスク、光ディスク、光磁気ディスク、又は半導体メモリ等のリムーバブル記録媒体928に記録された情報を読み出し、又はリムーバブル記録媒体928に情報を書き込む装置である。リムーバブル記録媒体928は、例えば、DVDメディア、Blu−rayメディア、HD DVDメディア、各種の半導体記憶メディア等である。もちろん、リムーバブル記録媒体928は、例えば、非接触型ICチップを搭載したICカード、又は電子機器等であってもよい。但し、上記のICは、Integrated Circuitの略である。
接続ポート924は、例えば、USBポート、IEEE1394ポート、SCSI、RS−232Cポート、又は光オーディオ端子等のような外部接続機器930を接続するためのポートである。外部接続機器930は、例えば、プリンタ、携帯音楽プレーヤ、デジタルカメラ、デジタルビデオカメラ、又はICレコーダ等である。但し、上記のUSBは、Universal Serial Busの略である。また、上記のSCSIは、Small Computer System Interfaceの略である。
通信部926は、ネットワーク932に接続するための通信デバイスであり、例えば、有線又は無線LAN、Bluetooth(登録商標)、又はWUSB用の通信カード、光通信用のルータ、ADSL用のルータ、又は各種通信用のモデム等である。また、通信部926に接続されるネットワーク932は、有線又は無線により接続されたネットワークにより構成され、例えば、インターネット、家庭内LAN、赤外線通信、可視光通信、放送、又は衛星通信等である。但し、上記のLANは、Local Area Networkの略である。また、上記のWUSBは、Wireless USBの略である。そして、上記のADSLは、Asymmetric Digital Subscriber Lineの略である。
以上、添付図面を参照しながら本発明の好適な実施形態について説明したが、本発明は係る例に限定されないことは言うまでもない。当業者であれば、特許請求の範囲に記載された範疇内において、各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり、それらについても当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解される。
10 撮像素子
20 信号分離手段
100 イメージセンサ用係数算出装置

Claims (8)

  1. 受光した可視光及び赤外光を光電変換して第1の信号を出力する第1の素子と、受光した赤外光を光電変換して第2の信号を出力する第2の素子と、前記第1の素子により出力される第1の信号の振幅値から、前記第2の素子により出力される第2の信号の振幅値に第1の係数をかけて得られる振幅値を差し引いて、前記第1の信号に含まれる可視光の成分を抽出する信号分離部と、を有するイメージセンサにおいて用いる係数を算出するイメージセンサ用係数算出装置であって、
    前記可視光の輝度成分の振幅値が前記第1の信号の振幅値に第2の係数をかけて得られるとし、前記可視光の輝度成分の振幅値と、前記第2の信号の振幅値に第3の係数をかけて得られる振幅値との二乗誤差が最小となるような前記第1〜第3の係数を算出する係数算出部を備える
    ことを特徴とする、イメージセンサ用係数算出装置。
  2. 前記係数算出部により算出された第1〜第3の係数をそれぞれローパスフィルタ、有限インパルス応答フィルタ、又は無限インパルス応答フィルタにより処理するフィルタ処理部をさらに備える
    ことを特徴とする、請求項1に記載のイメージセンサ用係数算出装置。
  3. 前記係数算出部は、前記可視光の輝度成分の振幅値が所定の変化量を超えて変化する度に前記第1〜第3の係数を計算する
    ことを特徴とする、請求項1又は2に記載のイメージセンサ用係数算出装置。
  4. 前記係数算出部は、所定の周期で前記第1〜第3の係数を計算する
    ことを特徴とする、請求項1又は2に記載のイメージセンサ用係数算出装置。
  5. 受光した可視光及び赤外光を光電変換して第1の信号を出力する第1の素子と、受光した赤外光を光電変換して第2の信号を出力する第2の素子と、前記第1の素子により出力される第1の信号の振幅値から、前記第2の素子により出力される第2の信号の振幅値に第1の係数をかけて得られる振幅値を差し引いて、前記第1の信号に含まれる可視光の成分を抽出する信号分離部と、を有するイメージセンサにおいて用いる係数を算出するイメージセンサ用係数算出方法であって、
    前記可視光の輝度成分の振幅値が前記第1の信号の振幅値に第2の係数をかけて得られるとし、前記可視光の輝度成分の振幅値と、前記第2の信号の振幅値に第3の係数をかけて得られる振幅値との二乗誤差が最小となるような前記第1〜第3の係数を算出する係数算出工程を含む
    ことを特徴とする、イメージセンサ用係数算出方法。
  6. 前記係数算出工程で算出された第1〜第3の係数をそれぞれローパスフィルタ、有限インパルス応答フィルタ、又は無限インパルス応答フィルタにより処理するフィルタ処理工程をさらに含む
    ことを特徴とする、請求項5に記載のイメージセンサ用係数算出方法。
  7. 前記係数算出工程では、前記可視光の輝度成分の振幅値が所定の変化量を超えて変化する度に前記第1〜第3の係数が計算される
    ことを特徴とする、請求項5又は6に記載のイメージセンサ用係数算出方法。
  8. 前記係数算出工程では、所定の周期で前記第1〜第3の係数が計算される
    ことを特徴とする、請求項5又は6に記載のイメージセンサ用係数算出方法。
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