JP2012120385A - 電設用取付体 - Google Patents
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Abstract
【課題】仕切壁パネルの開口に確実に取り付けることができる電設用取付体を提供する。
【解決手段】壁パネルにおける開口周辺部の裏面に当接する当接板1を、連結片2と連出辺3、4とで略C形の枠体に形成し、連出辺の相対向している端縁部分にそれぞれ配線器具固定用ネジ孔5を有するボス部6を形成するとともに、各連出辺の開口周辺部の裏面と当接する当接面8に壁パネルの開口内周面に食い込み可能な針状体11を有する突刺し部材7をそれぞれ当接板に出退揺動可能に支持する。突刺し部材の進出姿勢では、突刺し部材が当接板の当接面から突出し、退入姿勢では突刺し部材が当接板の肉厚内に入る構造。
【選択図】図1
【解決手段】壁パネルにおける開口周辺部の裏面に当接する当接板1を、連結片2と連出辺3、4とで略C形の枠体に形成し、連出辺の相対向している端縁部分にそれぞれ配線器具固定用ネジ孔5を有するボス部6を形成するとともに、各連出辺の開口周辺部の裏面と当接する当接面8に壁パネルの開口内周面に食い込み可能な針状体11を有する突刺し部材7をそれぞれ当接板に出退揺動可能に支持する。突刺し部材の進出姿勢では、突刺し部材が当接板の当接面から突出し、退入姿勢では突刺し部材が当接板の肉厚内に入る構造。
【選択図】図1
Description
本発明は、間仕切り壁パネルに開設されている開口内にスイッチやコンセント等の配線器具を後付け可能にする電設用取付体に関する。
この種の電設用取付体として、本出願人は、先に、特許文献1に示すものを提案した。これは、壁パネルにおける開口周辺部の裏面に当接可能な鍔部、及び前記壁パネルにおける開口内周面に沿って壁パネルの表面側に突出する枠部を持つ第1及び第2取付部を、前記開口周辺部における相対向する一辺部と他辺部とに振り分けられ状態に相対配置され、前記両取付部がこれら両取付部どうしを互いに接近する方向に相対移動させることで前記開口の通数可能となる収縮状態と、前記取付部を互いに遠ざかる方向に相対移動させることで前記各枠部が前記開口内周面に当接可能となる伸張状態との切換えが可能に互いに連結されており、第1取付部及び第2取付部の開口内周面側壁面から壁パネルにおける開口内周面に食い込み可能な針状の突刺し部材を突設している。
先に提案した従来の電設用取付体では、相対的に接離する第1及び第2取付部の開口内周面側壁面から壁パネルにおける開口内周面に喰い込み可能な針状の突刺し部材を突設していることから、電設用取付体を壁パネルにおける開口部に装着する作業時に乱暴に扱うと、突出している突刺し部材が作業者の手指に突き刺さったり、引っ掻いたりして、作業者の手指を傷つけることがあることから、その作業が慎重になり、作業能率を低下させるという問題があった。
本発明は、このような点に着目してなされたもので、仕切り壁パネルに開設されている開口に確実に取り付けることか出来るものでありながら、作業性を向上させる電設用取付体を提供することを目的とする。
上述の目的を達成するために、請求項1に記載の本発明は、壁パネルの開口部内に後付けされる電設用取付体であって、壁パネルにおける開口周辺部の裏面に当接する当接板を連結片と、該連結片の両端部からそれぞれ同方向に連出する連出辺とで略C形に形成し、連出辺の相対向している端縁部分にそれぞれ配線器具固定用ネジ孔を有するボス部を形成するとともに、各連出辺の開口周辺部の裏面と当接する当接面部分に壁パネルの開口内周面に食い込み可能な針状体を有する突刺し部材をそれぞれ当接板に出退揺動可能に支持し、突刺し部材の進出姿勢では突刺し部材が当接板の表面から突出し、退入姿勢では突刺し部材が当接板の肉厚内に収納させるように構成し、一方の連出辺に支持させた突刺し部材を壁パネルにおける開口内周面に対して接離移動可能に構成したことを特徴としている。
また、請求項2に記載の本発明は、請求項1に記載の発明の構成に加えて、連出辺に扇形板を出退揺動可能に支持させ、この扇形板の揺動先端側部分に前記針状体を配置して突刺し部材にするように構成したことを特徴としている。
本発明では壁パネルの開口内周面に食い込み可能な針状体を有する突刺し部材をそれぞれ当接板に出退揺動可能に支持し、突刺し部材の進出姿勢では突刺し部材が当接板の表面から突出し、退入姿勢では突刺し部材が当接板の肉厚内に収納するように構成してあるので、電設用取付体を壁パネルの開口内に挿入して取り付け作業を開始するまでの間は、突刺し部材が退入姿勢にあるので、突出している突刺し部材が作業者の手指に突き刺さったり、引っ掻いたりして、作業者の手指を傷つけることはない。
また、一方の連出辺に支持させた突刺し部材を壁パネルにおける開口内周面に対して接離移動可能に構成してあることから、開口内周面に各突刺し部材を確りと食い込ませることができ電設用取付体を壁パネルに安定保持させることができるので、スイッチやコンセント等の配線器具の固定作業を簡略化することができる。
さらに、請求項2に記載の発明にあっては、連出辺に扇形板を出退揺動可能に支持させ、この扇形板の揺動先端側部分に針状体を配置して突刺し部材に構成していることから、扇形板を押し出し操作することで突刺し部材を当接板の表面から突出させることができ、電設用取付体の壁パネルへの取り付け作業を容易に行うことができる。
本実施形態に係る電設用取付体は、図1から5に示すように、壁パネル(W)に開口形成した開口(H)の周辺部の裏面に当接する状態に配置して、スイッチやコンセント等の配線器具(I)を壁パネル(W)に後付け固定するものであって、合成樹脂で形成した当接板(1)を有している。この当接板(1)は、連結片(2)と、該連結片(2)の上下に位置する各端部からそれぞれ同じ方向に連出している上下の連出辺(3)(4)とで略C形枠に構成してある。
この当接板(1)での上下に位置している連出辺(3)(4)の対向辺同士の間隔は、壁パネル(W)に開口形成した開口(H)の上下幅よりもわずかに狭く形成してある。
各連出辺(3)(4)の相対向する端縁部分にスイッチやコンセント等の配線器具を固定した枠体(F)をネジ固定するための配線器具固定用ネジ孔(5)を有するボス部(6)が一体に形成してある。このボス部(6)は各連出辺(3)(4)の裏面側に突出するように形成してある。なお、ボス部(6)を各連出辺(3)(4)の表面側に僅かに突出させておくと、当接板(1)を壁パネル(W)の内部空間(S)に装着する際に壁パネル(W)の開口(H)での内周縁部に当接して、ネジ孔(5)を開口(H)内に露出させる状態に該当接板(1)の位置決めができることになる。
また、当接板(1)の各連出辺(3)(4)には、壁パネル(W)に開口形成した開口(H)の内周面から壁パネル(W)に食い込み可能となる突刺し部材(7)が各連出辺(3)(4)の壁パネル(W)の当接面(8)から出退可能な状態に装着してある。
この突刺し部材(7)は、各連出辺(3)(4)に連結片(2)の長軸と平行に形成した枢支軸(9)にその要部分を揺動可能に支持されている扇形板(10)とこの扇形板(10)の外周縁一端側に突出形成した針状体(11)とで形成してある。なお、針状体(11)はそれぞれ外側に向く状態で各扇形板(10)に形成されている。
各連出辺(3)(4)には、扇形板(10)が出退移動する溝(12)が開口形成してあり、この溝(12)の一端に前記枢支軸(9)を収容配置されている凹部(14)が、また他端に針状体(11)が収容される受容凹部(15)がそれぞれ凹設してある。そして、針状体(11)がこの受容凹部(15)の内部に収容されている退入姿勢では、針状体(11)は受容凹部(15)内に位置して各連出辺(3)(4)の肉壁内に収納されており、扇形板(10)の他端側は、当接面(8)の裏面側に突出している。
なお、対向配置されている各連出辺(3)(4)の一方(図では上方)の連出辺(3)に装着されている突刺し部材(7)は、扇形板(10)の基端側部分(要部分)を枢支軸(9)に対して滑動可能に装着してある。これにより、針状体(11)が当接面(8)から突出する進出姿勢で突刺し部材(7)を枢支軸(9)に沿って滑動させて、上下に位置している扇形板(10)同士の間隔を変更できるようにしてある。なお、この滑動時に扇形板(10)が連出辺(3)に当接しないように、針状体(11)を突設していない側での扇形板(10)の弦部分を山形に切除してある。
上述の構成からなる電設用取付体を壁パネル(W)に開口形成した開口(H)に装着する手順を図6及び図7を参照しながら説明する。
突刺し部材(7)を退入姿勢にした状態で、電設用取付体を壁パネル(W)の開口(H)から壁パネル(W)の内部空間(S)に斜めに入りこませる。
突刺し部材(7)を退入姿勢にした状態で、電設用取付体を壁パネル(W)の開口(H)から壁パネル(W)の内部空間(S)に斜めに入りこませる。
内部空間(S)に入り込んだ状態で電設用取付体の両突刺し部材(7)を揺動させて退入姿勢から進出姿勢に切り替える。ついで、扇形板(10)が枢支軸(9)に沿って滑動可能に形成されている可動突刺し部材(7)を扇形板(10)を揺動のみ可能にしている基準突刺し部材(7)側に移動させる。両突刺し部材(7)を進出姿勢にした状態で連結片(2)及び連出辺(3)(4)の当接面(8)が壁パネル(W)の裏面開口周縁部に当接するように当接板(1)を位置させ、基準突刺し部材(7)の針状体(11)を壁パネル(W)の開口内周面に突刺すとともに、可動突刺し部材(7)を枢支軸(9)に沿って滑動させて、可動突刺し部材(7)の針状体(11)を壁パネル(W)の開口内周面に突刺し、電設用取付体の当接板(1)を壁パネル(W)の裏面に仮止め状に固定する。
この壁パネル(W)に仮止め状に固定されている当接板(1)に対して、スイッチやコンセント等の配線器具を固定している枠体(F)を取り付けネジ(16)で締め付け固定することで、電設用取付体の当接板(1)と枠体(F)とで壁パネル(W)を挟持する。
上述の実施態様では、一方の突刺し部材(7)だけを枢支軸(9)に沿って滑動可能としたが、両方の突刺し部材(7)を枢支軸(9)に沿って滑動可能にしてもよい。また、扇形板(10)を退入姿勢と進出姿勢のそれぞれで保持できるように構成しておくことが望ましい。
本発明に係る電設用取付体は、間仕切り壁パネルに開設されている開口内にスイッチやコンセント等の配線器具を後付けする内装電気工事に使用することにより、作業性を高めることができる。
1…当接板、2…連結片、3・4…連出辺、5…配線器具固定用ネジ孔、6…ボス部、8…当接面、7…突刺し部材、10…扇形板、11…針状体、W…壁パネル。
Claims (2)
- 壁パネル(W)の開口部内に後付けされる電設用取付体であって、
壁パネル(W)における開口周辺部の裏面に当接する当接板(1)を連結片(2)と、該連結片(2)の両端部からそれぞれ同方向に連出する連出辺(3)(4)とで略C形の枠体に形成し、連出辺(3)(4)の相対向している端縁部分にそれぞれ配線器具固定用ネジ孔(5)を有するボス部(6)を形成するとともに、各連出辺(3)(4)の開口周辺部の裏面と当接する当接面(8)に壁パネルの開口内周面に食い込み可能な針状体(11)を有する突刺し部材(7)をそれぞれ当接板(1)に出退揺動可能に支持し、突刺し部材(7)の進出姿勢では突刺し部材(7)が当接板(1)の当接面(8)から突出し、退入姿勢では突刺し部材(7)が当接板(1)の肉厚内に収納するように構成し、一方の連出辺(3)に支持させた突刺し部材(7)を壁パネル(W)における開口内周面に対して接離移動可能に構成したことを特徴とする電設用取付体。 - 連出辺(3)(4)に扇形板(10)を出退揺動可能に支持させ、この扇形板(10)の揺動先端側部分に前記針状体(11)を配置して突刺し部材(7)に構成してある請求項1に記載の電設用取付体。
Priority Applications (1)
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JP2010269935A JP2012120385A (ja) | 2010-12-03 | 2010-12-03 | 電設用取付体 |
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JP2018194319A (ja) * | 2017-05-12 | 2018-12-06 | ジェフコム株式会社 | ケガキゲージ |
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- 2010-12-03 JP JP2010269935A patent/JP2012120385A/ja active Pending
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