JP2012119736A - 最短経路演算装置、最短経路演算方法及び検査行列生成方法 - Google Patents
最短経路演算装置、最短経路演算方法及び検査行列生成方法 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2012119736A JP2012119736A JP2010264873A JP2010264873A JP2012119736A JP 2012119736 A JP2012119736 A JP 2012119736A JP 2010264873 A JP2010264873 A JP 2010264873A JP 2010264873 A JP2010264873 A JP 2010264873A JP 2012119736 A JP2012119736 A JP 2012119736A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- shortest path
- node
- block
- check matrix
- path length
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
- 239000011159 matrix material Substances 0.000 title claims abstract description 311
- 238000000034 method Methods 0.000 title claims description 113
- 238000004364 calculation method Methods 0.000 claims abstract description 108
- 238000004519 manufacturing process Methods 0.000 description 21
- 238000009826 distribution Methods 0.000 description 20
- 238000012360 testing method Methods 0.000 description 12
- 125000004122 cyclic group Chemical group 0.000 description 10
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 4
- 230000006870 function Effects 0.000 description 4
- 230000015556 catabolic process Effects 0.000 description 3
- 238000006731 degradation reaction Methods 0.000 description 3
- 238000004891 communication Methods 0.000 description 2
- 230000006866 deterioration Effects 0.000 description 2
- 238000012545 processing Methods 0.000 description 2
- 230000002411 adverse Effects 0.000 description 1
- 238000007796 conventional method Methods 0.000 description 1
- 238000007689 inspection Methods 0.000 description 1
- 238000012986 modification Methods 0.000 description 1
- 230000004048 modification Effects 0.000 description 1
Images
Landscapes
- Error Detection And Correction (AREA)
Abstract
【解決手段】第1の最短経路算出部1は、辺vcを付加する前のノードi、j間の最短経路を求める。第2の最短経路算出部2は、ノードiからノードvへの最短経路を通って辺vcを経由しノードcからノードjへの最短経路を通る経路を求める。第3の最短経路算出部3は、ノードiからノードcへの最短経路を通って辺vcを経由しノードvからノードjへの最短経路を通る経路を求める。最短経路判定部4は、3つの経路のうちで、最も短い経路を選択することによりノードi,j間の最短経路またはその長さのうち少なくともいずれかの値を算出する。
【選択図】図10
Description
検査行列の列に含まれる1の数を列重みと呼び、行列の列重みの分布を列重み分布と呼ぶ。同様に、行に含まれる1の数を行重みと呼び、行重みの分布を行重み分布と呼ぶ。列重み分布と行重み分布はLDPC符号の復号性能に大きく影響するが、密度発展法やその類似手法で最適な分布を探索することができる。
図2は長さ6のループの例を示している。
非特許文献1の検査行列生成法は、生成したい検査行列のgirthをgとして、図3の検査行列Hのgirthがgとなるようなpj,l(1≦j≦J−1,1≦l≦L−1)を探索する。小行列とブロック行列の構造を利用して短いループを探索するが、ループの総数は膨大にあるため、計算時間を短縮するために小行列のサイズpを素数とすることで、探索にかかる計算時間の短縮を図っている。
この発明は上記のような課題を解決するためになされたもので、LDPC符号の復号性能の劣化を防ぐことができ、復号性能の高いLDPC符号の検査行列を生成できる最短経路演算装置、最短経路演算方法及び検査行列生成方法を得ることを目的とする。
本発明の各実施の形態では、検査行列の行列要素が0と1のみからなる2元LDPC符号を扱う。
本発明の検査行列生成方法では、まず全要素が0からなる行列Hを準備し、Hに1つずつ要素1を付加していき、最終的に検査行列Hを得る。このとき、最初に準備する全要素0の行列Hの列数nと行数mは自由に設定することができ、また、生成したい検査行列のgirth値gも最初に設定する。
行列Hに要素1を付加する際、どの行列要素hijに1を付加するか問題となる。本発明の方法のように、1つずつ要素1を付加する場合、検査行列Hに短いループが一旦生成されてしまうと、さらに要素1を付加していっても、その短いループが無くなることはない。つまり、girthがgの検査行列を生成したい場合、長さ(g−1)以下のループを一旦生成してしまうと、その検査行列のgirthはgより小さくなってしまう。そのため、本発明では、長さが(g−1)以下のループが生成されないような行列要素のみに1を付加し、その操作を繰り返していくことで検査行列のgirthがgより小さくならないことを保証する。
まず、ステップST1(初期化ステップ)で、生成したい行列の列数n、行数m、girthの値gを設定する。また、全ての要素を0に初期化したm×n行列Hを用意する。
ステップST2(最短経路長算出ステップ)で、現在のパリティ検査行列に対応するタナーグラフの最短経路長を全ノード間に関して算出する。最初、検査行列の要素は全て0であり、対応するタナーグラフに辺はないので、全てのノード間の最短経路長を無限もしくは十分に大きな値(例えばn+mなど)として、ステップST3(最短経路長判定ステップ)へ進む。後にも説明するように、本検査行列生成法はステップST2からステップST4(行列要素付加ステップ)を繰り返し行うが、2回目以降にステップST2で行う最短経路演算方法については後述し、他のステップの説明を先に行う。
(ii)辺vc追加前のiからvへの最短経路長+1(辺vc)+辺vc追加前のjからcへの最短経路長
(iii)辺vc追加前のiからcへの最短経路長+1(辺vc)+辺vc追加前のvからjへの最短経路長
これら3つの候補のうちで最も短いものが、辺vc付加後のノードi,j間の最短経路となる。なお、これらの経路の一部もしくは全てが存在しないこともある。存在しない場合、十分大きな値(例えば、n+m)をその存在しない候補の便宜上の長さとする。
フローチャートの繰り返し回数は、検査行列Hに付加する1の総数と一致する。本実施の形態のフローチャートでは、全ての変数ノードと検査ノードの間の最短経路長が(g−2)以下になったら終了する。辺が付加されることにより最短経路長が長くなることはなく、辺を付加することで少なくとも1組のノードの最短経路長が短くなるから、本フローチャートが終了しないという現象は発生しない。
また、本実施の形態の検査行列生成方法で生成した検査行列のgirthは、最初に設定した値gより小さくなることがなく、高い復号性能を発揮することができる。
また、最短経路長の計算はノードの組1つに対して加算と比較演算のみであり、符号長が千ビットから10万ビットの実用的なLDPC符号の検査行列生成を高速に行うことができる。
実施の形態1の方法では、girthを保証しつつタナーグラフの辺を付加していき、タナーグラフのどこにも辺を付加できなくなったら終了としていた(図7参照)。これに対し、実施の形態2の検査行列生成方法では、終了条件を変更し、生成する検査行列の列重み分布と行重み分布を考慮した構成とする。上述したように、検査行列の列重み分布と行重み分布はLDPC符号の復号性能に寄与するが、復号性能の高い列重み分布と行重み分布は密度発展法などにより算出することができる。本実施の形態では、所望の列重み分布と行重み分布をもった検査行列を生成する方法を示す。
まずステップST1a(初期化ステップ)では、生成する検査行列の列数n、行数m、各列iの列重みwv(i)、各行jの行重みwc(j)、girthの値gを設定し、検査行列Hの全要素は0に初期化する。なお、wv(i)とwc(j)の値は矛盾がなく適切な値に設定する必要があり、wv(i)の全iの合計とwc(j)の全jでの合計は等しくなければならない。また、ステップST2において、全ノード間の最小経路長を算出する。
つまり、実施の形態1のステップST3に列重みと行重みの制限を加え、列重みがwv(i)に達した列i、および行重みがwc(j)に達した行jには後のステップST4で1を付加しないようにする。もしもこのようなi、jが存在しない場合には、検査行列生成は失敗であり、終了する。存在した場合、ステップST4に進む。
なお、本検査行列生成法のステップST5において、列重みと行重みが設定値になれば終了としているが、他の終了条件を設定してもよい。本方法で生成中の検査行列Hのgirthは常にg以上であることが保証されており、ステップST5においてさらに終了条件を加えてもよいし、ステップST5の代わりに別の終了条件を加えてもよい。いずれにしても、生成される検査行列のgirthはg以上となり、復号性能の検査行列が生成できる。
実施の形態1、2では、LDPC符号の符号化については考慮していなかった。LDPC符号の符号化を効率的に行うためには、検査行列の構造が重要となる。符号化に適した検査行列の構造として、図12に示すLow-Density Generator Matrix(以下、LDGMと称す)構造がある。図12の検査行列は、右側部分にあるm×m部分行列が2重対角構造となっている。なお、この構造は一例であり、左側部分のm×m部分行列が2重対角構造となっているものでも符号化を効率的に行うことができる。本実施の形態では、一例として、右側部分が2重対角構造である検査行列の生成法を示す。
ステップST1bで実施の形態1と異なるのは検査行列Hの初期化である。実施の形態1では全要素0と初期化したが、本実施の形態では図14に示した行列Gに初期化する。行列Gは右側m×m部分行列が2重対角線構造となっており、それ以外はすべて0の行列である。行列Gに対応のタナーグラフにはループがないため、生成したい検査行列のgirthの値gに制限が加わることはない。また、初期化する行列Gにおける全ノード間の最短経路長も求める。
ステップST1cで実施の形態2と異なるのは、検査行列Hを全0で初期化するのではなく、図14の行列Gで初期化することである。また、初期化する行列のタナーグラフにおける全ノード間の最短経路長も求める。
ステップST3cで実施の形態2と異なるのは、列と行の組の存在判定を行う条件として、列iの範囲を0≦i≦n−mとしたことである。
以上のようにすれば、LDGM構造の検査行列を生成することができ、LDPC符号の符号化を効率的に行うことができる。
また、ステップST3bとステップST3cに変更を加えて、追加する列v、行cの組に別のどんな制限を加えてもよい。例えば、検査行列の左側m×m部分行列をLDGM構造にするのであれば、その部分に1が付加されないようにしてもよい。
また、初期化に用いる行列が、生成したい検査行列のgirth値gよりも短いループがなければ、どんな行列でもよく、1を付加する部分にどんな制限を加えてもよいということは、本実施の形態で示したLDGM構造の検査行列生成以外にも用いることができる。例えば、既に存在する検査行列に対し、行数または列数を増加させるのにも用いることができる。
本実施の形態では、QC LDPC符号の検査行列生成法を示す。これまでの実施の形態と同様にして最短経路長を用いて、設定したgirthの検査行列を生成する方法である。
まず、図16に示すように、検査行列Hをブロックに分割したものを考える。各ブロックはp×pの正方部分行列である。列をブロックで分割したものを列ブロックとよび、同様に行をブロックで分割したものを行ブロックと呼ぶ。列ブロック数をNとし、行ブロック数をMとする。定義から明らかなように、検査行列の列数nはNpに等しく、行数mはMpに等しい。
QC LDPC符号の検査行列は規則的な構造をしているが、最短経路長も規則的な構造を持っており、それを利用して検査行列を生成する。図17の例で、列ブロックAのノード0と行ブロックbのノード0との間の最短経路長は3である。また、列ブロックAのノード1と行ブロックbのノード1との間の最短経路長、列ブロックAのノード2と行ブロックbのノード2との間の最短経路長も3となっている。つまり、列ブロックAのノード0と行ブロックbのノード0との間の最短経路長と、列ブロックAのノードiと行ブロックbのノードiとの間の最短経路長は等しい。この性質は、ブロックのサイズがより大きい場合にも成り立つ。
ステップST11(初期化ステップ)では初期化を行う。生成したい検査行列の小行列サイズp、列ブロック数N、行ブロック数M、列ブロックの列重みwv(V)、行ブロックの列重みwv(C)、girth gを設定し、検査行列Hを全要素0で初期化する。列ブロック内の各列の列重みは全て等しいため、本実施の形態では各列ブロックVに対して生成したい検査行列の列重みwv(V)を設定するとしている。行ブロックの行重みに関しても同様である。
(i)ブロックV,C間に辺を追加する前のシフト量sの最短経路長
(ii)辺追加前のiからvへのシフト量aの最短経路長+1+辺vc追加前のjからcへのシフト量bの最短経路長(s=a+t+b mod pとなる全てのa、bの組)
(iii)辺追加前のiからcへのシフト量cの最短経路長+1+辺vc追加前のvからjへのシフト量dの最短経路長(s=c−t+d mod pとなる全てのc、dの組)
ステップST14では、ステップST13の条件を満たす列ブロックV、行ブロックC、シフト量sの組に対して、VからCへシフト量sの辺を配置した場合に長さ(g−1)以下の内部ループが発生するかの判定を行う。もしステップST13の条件を満たす全ての組で発生する場合には、どのブロックに小行列を配置しても長さg未満のループが発生するということであり、検査行列生成失敗でフローチャートは終了する。なお、内部ループの長さは必ず6以上となり、g=6と設定している場合には本ステップは必要ない。
まずg=8の場合について説明する。g=8では、長さ6の内部ループが発生しうるかを判定すればよい。長さ6のループは、図28のように列ブロックどうし、行ブロックどうしのノードをそれぞれ結ぶ長さ2の経路(長さは必ず2以上になる)と、列ブロックと行ブロックの間に貼られる2辺からなる。列ブロックどうし、行ブロックどうしのノードを結ぶ経路の最短経路長は既にわかっているから、このようなループを探すことは容易である。
g>10の場合も、ループが発生しうるパターンを考えることで同様に判定可能であるが、パターン数が多くなるため上のステップST14と変わらない演算量となってしまう。
また、小行列を配置したくないブロックには、配置されない制限をかけることができる。ステップST13の判定を、小行列を配置したくないブロックに対しては行わなければよい。
一例として、図31の行列で初期化を行い、2重対角構造に似た検査行列を生成することができる。図中のI(a)、I(b)は小行列であり、当該ブロックに小行列が配置されていることを示す。ここで、aとbの値は等しくても、異なっていてもよい。また、0は当該ブロックに小行列が配置されていないことを示しており、空欄のブロックは未定のブロックである。小行列I(a)とI(b)が既に配置されているブロックと0で示されたブロックには小行列を配置しないとステップST13で制限をして、本方法を実施すれば、空欄のブロックにのみ小行列を配置される。
Claims (12)
- 対象をノードと辺のグラフで表した場合の2つのノードi,j間の最短経路またはその長さのうち少なくともいずれかの値を算出する最短経路演算装置であって、
前記グラフ上のノードvとノードcとを結ぶ辺vcを付加したときに、辺vcを付加する前のノードi、j間の最短経路を求める第1の最短経路算出部と、
前記グラフ上のノードvとノードcとを結ぶ辺vcを付加したときに、ノードiからノードvへの最短経路を通って辺vcを経由しノードcからノードjへの最短経路を通る経路を求める第2の最短経路算出部と、
前記グラフ上のノードvとノードcとを結ぶ辺vcを付加したときに、ノードiからノードcへの最短経路を通って辺vcを経由しノードvからノードjへの最短経路を通る経路を求める第3の最短経路算出部と、
前記第1の最短経路算出部、第2の最短経路算出部および第3の最短経路算出部が求めた3つの経路のうちで、最も短い経路を選択することにより前記ノードi,j間の最短経路またはその長さのうち少なくともいずれかの値を算出する最短経路判定部とを備えた最短経路演算装置。 - 請求項1記載の最短経路演算装置を用いて、グラフ上の2つのノードi,j間の最短経路またはその長さのうち少なくともいずれかの値を算出する最短経路演算方法であって、
グラフのノードvとノードcとを結ぶ辺vcを付加したときに、
辺vcを付加する前のノードi、j間の最短経路と、
ノードiからノードvへの最短経路を通って辺vcを経由しノードcからノードjへの最短経路を通る経路と、
ノードiからノードcへの最短経路を通って辺vcを経由しノードvからノードjへの最短経路を通る経路のうち、最も短い経路を選択することによりノードi,j間の最短経路またはその長さのうち少なくともいずれかの値を算出する最短経路演算方法。 - 生成する検査行列Hの列数、行数、girth gを設定し、前記検査行列Hの要素を全て0にする初期化ステップと、
前記検査行列Hに対応するタナーグラフにおいて請求項2の最短経路演算方法で最短経路長を算出する最短経路長算出ステップと、
最短経路長がg−1以上の変数ノードと検査ノードの組が存在するかを調べる最短経路長判定ステップと、
前記最短経路長判定ステップで存在を判定した変数ノードと検査ノードの組の1つを選択しその組に対応するHの要素に1を付加する行列要素付加ステップとを備え、
前記最短経路長算出ステップと前記最短経路長判定ステップと前記行列要素付加ステップとを繰り返してパリティ検査行列を生成する検査行列生成方法。 - 初期化ステップに代えて、
生成する検査行列Hの列数、行数、girth gを設定し、前記検査行列Hの部分行列を2重対角構造に初期化し、当該初期化した検査行列Hの最短経路長を算出する第2の初期化ステップとし、かつ、
最短経路長判定ステップに代えて、
前記2重対角構造とした列以外のうちで、最短経路長がg−1以上の変数ノードと検査ノードの組が存在するかを調べる第2の最短経路長判定ステップとしたことを特徴とする請求項3記載の検査行列生成方法。 - 生成する検査行列Hの列数、行数、girth g、列重み、行重みを設定し、前記検査行列Hの要素を全て0にする初期化ステップと、
前記検査行列Hに対応するタナーグラフにおいて請求項2の最短経路演算方法で最短経路長を算出する最短経路長算出ステップと、
最短経路長がg−1以上の変数ノードと検査ノードの組で、列重みと行重みが設定値に満たない組が存在するかを調べる最短経路長判定ステップと、
前記最短経路長判定ステップで存在を判定した変数ノードと検査ノードの組に対応する前記検査行列Hの要素に1を付加する行列要素付加ステップと、
前記検査行列Hの列重みと行重みが設定値に満たしたかを調べる重み判定ステップと、
前記最短経路長算出ステップと前記最短経路長判定ステップと前記行列要素付加ステップと前記重み判定ステップとを繰り返してパリティ検査行列を生成する検査行列生成方法。 - 初期化ステップに代えて、
生成する検査行列Hの列数、行数、girth g、列重み、行重みを設定し、前記検査行列Hの部分行列を2重対角構造に初期化し、当該初期化した検査行列Hの最短経路長を算出する第3の初期化ステップとし、かつ、
最短経路長判定ステップに代えて、
前記2重対角構造とした列以外のうちで、最短経路長がg−1以上の変数ノードと検査ノードの組で、列重みと行重みが設定値に満たない組が存在するかを調べる第3の最短経路長判定ステップとしたことを特徴とする請求項5記載の検査行列生成方法。 - ブロックに分割されたグラフにおいて、ブロックI,J内にある2つのノードi,jの間の最短経路またはその長さのうち少なくともいずれかの値を算出する最短経路演算装置であって、
グラフのブロックVとブロックCとを結ぶ辺を複数付加したときに、辺を付加する前のノードi、j間の最短経路を求める第1の最短経路算出部と、
グラフのブロックVとブロックCとを結ぶ辺を複数付加したときに、ノードiからブロックV内のいずれかのノードへの最短経路を通ってブロックVとブロックCとの間の辺を経由しブロックCからノードjへの最短経路を通る経路を求める第2の最短経路算出部と、
グラフのブロックVとブロックCとを結ぶ辺を複数付加したときに、ノードiからブロックC内のいずれかのノードへの最短経路を通ってブロックCとブロックVとの間の辺を経由しブロックVからノードjへの最短経路を通る経路を求める第3の最短経路算出部と、
前記第1の最短経路算出部、第2の最短経路算出部および第3の最短経路算出部が求めた3つの経路のうちで、最も短い経路を選択する処理を繰り返すことにより前記ノードi,j間の最短経路またはその長さのうち少なくともいずれかの値を算出する最短経路判定部とを備えた最短経路演算装置。 - 請求項7記載の最短経路演算装置を用いて、ブロックに分割されたグラフにおいて、ブロックI,J内にある2つのノードi,jの間の最短経路またはその長さのうち少なくともいずれかの値を算出する最短経路演算方法であって、
グラフのブロックVとブロックCとを結ぶ辺を複数付加したときに、辺を付加する前のノードi、j間の最短経路と、ノードiからブロックV内のいずれかのノードへの最短経路を通ってブロックVとブロックCとの間の辺を経由しブロックCからノードjへの最短経路を通る経路と、ノードiからブロックC内のいずれかのノードへの最短経路を通ってブロックCとブロックVとの間の辺を経由しブロックVからノードjへの最短経路を通る経路のうち、最も短い経路を選択する処理を複数回繰り返すことによりノードi,j間の最短経路またはその長さのうち少なくともいずれかの値を算出する最短経路演算方法。 - 生成する検査行列Hにおける小行列サイズ、列ブロック数、行ブロック数、girth g、列重み、行重みを設定し、前記検査行列Hの要素を全て0にする初期化ステップと、
前記検査行列Hに対応するタナーグラフにおいて請求項8の最短経路演算方法を用いてブロック間およびシフト量の最短経路長を算出する最短経路長算出ステップと、
最短経路長がg−1以上の列ブロック、行ブロック、シフト量の組で、列重みと行重みが設定値に満たない組が存在するかを調べる最短経路長判定ステップと、
最短経路長判定ステップで存在を判定した列ブロック、行ブロック、シフト量の組で、当該ブロックに長さg−1以下のループが発生しないかを判定する内部ループ判定ステップと、
内部ループ判定ステップで存在を判定した列ブロック、行ブロック、シフト量の組の1つを選択しHの当該ブロックにシフト量から算出した小行列を配置する小行列配置ステップと、
前記検査行列Hの列重みと行重みが設定値を満たしたかを調べる重み判定ステップと、
最短経路長算出ステップと最短経路長判定ステップと内部ループ判定ステップと小行列配置ステップと重み判定ステップとを繰り返してパリティ検査行列を生成する検査行列生成方法。 - 内部ループ判定ステップを、請求項2の最短経路演算方法を用いて最短経路長を算出することによって、初期化ステップで設定したgirth gの値より短い内部ループ発生を判定することを特徴とする請求項9記載の検査行列生成方法。
- 内部ループ判定ステップを、初期化ステップで設定したgirth gよりも短いループが発生しうるパターン全てに対し調べることを特徴とする請求項9記載の検査行列生成方法。
- 初期化ステップに代えて、
生成する検査行列Hの列数、行数、girth g、列重み、行重みを設定し、前記検査行列Hの部分行列を2重ブロック対角構造に初期化し、当該初期化した検査行列Hのブロック間およびシフト量の最短経路長を算出する第4の初期化ステップとし、かつ、
最短経路長判定ステップに代えて、
前記2重ブロック対角構造とした列のうち一部もしくは全てを除いた列に対し、最短経路長がg−1以上の変数ノードと検査ノードの組で、列重みと行重みが設定値に満たない組が存在するかを調べる第4の経路長判定ステップとしたことを特徴とする請求項9記載の検査行列生成方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2010264873A JP5542634B2 (ja) | 2010-11-29 | 2010-11-29 | 最短経路演算装置、最短経路演算方法及び検査行列生成方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2010264873A JP5542634B2 (ja) | 2010-11-29 | 2010-11-29 | 最短経路演算装置、最短経路演算方法及び検査行列生成方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2012119736A true JP2012119736A (ja) | 2012-06-21 |
JP5542634B2 JP5542634B2 (ja) | 2014-07-09 |
Family
ID=46502151
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2010264873A Active JP5542634B2 (ja) | 2010-11-29 | 2010-11-29 | 最短経路演算装置、最短経路演算方法及び検査行列生成方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP5542634B2 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2015128331A (ja) * | 2015-04-09 | 2015-07-09 | 日本電信電話株式会社 | 誤り訂正符号方法及びシステム |
JP2017216677A (ja) * | 2016-05-06 | 2017-12-07 | インフィネオン テクノロジーズ アーゲーInfineon Technologies Ag | 埋め込みパリティ行列生成器 |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US9722633B2 (en) * | 2015-02-11 | 2017-08-01 | Mitsubishi Electric Research Laboratories, Inc. | Method and system for reliable data communications with adaptive multi-dimensional modulations for variable-iteration decoding |
Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008508776A (ja) * | 2004-07-27 | 2008-03-21 | エルジー エレクトロニクス インコーポレイティド | 低密度パリティ検査コードを用いた符号化及び復号化方法 |
WO2010001565A1 (ja) * | 2008-07-04 | 2010-01-07 | 三菱電機株式会社 | 検査行列生成装置、検査行列生成方法、検査行列生成プログラム、送信装置、受信装置及び通信システム |
JP2011065406A (ja) * | 2009-09-17 | 2011-03-31 | Hitachi Solutions Ltd | 運賃表作成システム |
-
2010
- 2010-11-29 JP JP2010264873A patent/JP5542634B2/ja active Active
Patent Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008508776A (ja) * | 2004-07-27 | 2008-03-21 | エルジー エレクトロニクス インコーポレイティド | 低密度パリティ検査コードを用いた符号化及び復号化方法 |
WO2010001565A1 (ja) * | 2008-07-04 | 2010-01-07 | 三菱電機株式会社 | 検査行列生成装置、検査行列生成方法、検査行列生成プログラム、送信装置、受信装置及び通信システム |
JP2011065406A (ja) * | 2009-09-17 | 2011-03-31 | Hitachi Solutions Ltd | 運賃表作成システム |
Non-Patent Citations (4)
Title |
---|
JPN6014014581; Seif Shebl et al.: 'A random construction of LDPC codes using a sub-optimal search algorithm' Radio Science Conference, 2009. NRSC 2009. , 20090319 * |
JPN6014014584; Nitin Chandrachoodan et al.: 'Adaptive negative cycle detection in dynamic graphs' Circuits and Systems, 2001. ISCAS 2001. The 2001 IEEE International Symposium on Vol. 5, 2001, pp.163-166 * |
JPN6014014587; 大沢 裕 他: '道路網上での最短寄り道検索アルゴリズム' 電子情報通信学会技術研究報告 Vol.108, No.340, 20081204, pp.1-6 * |
JPN6014014589; 稲垣 潤 他: '複数経由点指定を伴う経路探索に関する考察' 電子情報通信学会技術研究報告 Vol.97, No.429, 19971211, pp.69-74 * |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2015128331A (ja) * | 2015-04-09 | 2015-07-09 | 日本電信電話株式会社 | 誤り訂正符号方法及びシステム |
JP2017216677A (ja) * | 2016-05-06 | 2017-12-07 | インフィネオン テクノロジーズ アーゲーInfineon Technologies Ag | 埋め込みパリティ行列生成器 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP5542634B2 (ja) | 2014-07-09 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
KR101405962B1 (ko) | Ldpc 코드를 이용한 복호화 방법 | |
KR101789959B1 (ko) | 구조적 ldpc의 인코딩 방법, 디코딩 방법, 인코딩 장치 및 디코딩 장치 | |
JP5752317B2 (ja) | 準巡回低密度パリティ検査符号を求める方法、及び準巡回低密度パリティ検査符号に基づいてデータを符号化するシステム | |
KR101662747B1 (ko) | 높은 병렬성, 낮은 에러 플로어, 및 간단한 인코딩 원리를 갖는 리프팅된 ldpc 코드들에 대한 설계 | |
KR100849044B1 (ko) | 패리티 체크 행렬 생성 방법, 데이터 전송 시스템, 부호화장치, 복호 장치 및 패리티 체크 행렬 생성 프로그램을 저장하는 컴퓨터로 판독가능한 기록 매체 | |
US7203897B2 (en) | Method and apparatus for encoding and decoding data | |
JP5116735B2 (ja) | 符号を構成する方法 | |
CN103152056B (zh) | 一种基于原模图的准循环ldpc码构造方法及装置 | |
JP4602406B2 (ja) | データをエンコード及びデコードするための方法並びに装置 | |
WO2014122772A1 (ja) | 誤り訂正符号の検査行列のデータ構造、並びに誤り訂正符号の符号化率可変装置および可変方法 | |
KR20170020305A (ko) | 체크 노드 계산유닛을 관리하는 방법, 장치, 및 상기 방법을 실행하기 위한 소프트웨어 | |
EP3556021A1 (en) | Efficiently decodable qc-ldpc code | |
CN113612486A (zh) | 一种构建pbrl ldpc码的基矩阵方法、系统、装置及存储介质 | |
JP4832447B2 (ja) | チャネルコードを用いた復号化装置及び方法 | |
CN107404321A (zh) | 用于纠错码解码的方法和设备 | |
WO2017105291A1 (en) | Generalized quasi-cyclic ldpc convolutional codes for digital communication systems | |
JP5542634B2 (ja) | 最短経路演算装置、最短経路演算方法及び検査行列生成方法 | |
CN103199877A (zh) | 一种结构化ldpc卷积码构造编码方法 | |
Ostrev et al. | Classical product code constructions for quantum Calderbank-Shor-Steane codes | |
JP2008167357A (ja) | 低密度パリティ検査符号データを復号する復号方法、装置及びプログラム | |
TWI487288B (zh) | 用於非二進制類循環低密度奇偶檢查碼之解碼裝置及其方法 | |
Aylaj et al. | Good Quasi-Cyclic Codes from Circulant Matrices Concatenation using a Heuristic Method | |
RU2365034C2 (ru) | Способ и устройство для кодирования и декодирования данных | |
CN114050834A (zh) | 一种ldpc码构造方法 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20130909 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20140314 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20140408 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20140507 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 5542634 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |