JP2012119521A - Led光源の冷却装置 - Google Patents
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- F21Y2115/00—Light-generating elements of semiconductor light sources
- F21Y2115/10—Light-emitting diodes [LED]
Abstract
【課題】LED素子を含む発光モジュールの放熱経路にペルチェ素子を使用したLED光源の冷却装置で、LED素子を集中して配置した場合のペルチェ素子が放熱のボトルネックにならない構造にすること。
【解決手段】ペルチェ素子(4、7)の吸熱面(8、10)と密着する吸熱密着面(12、13)を有する熱拡散部(3)と、熱拡散部の吸熱密着面(12、13)に対向した平面を形成し、ペルチェ素子の放熱面(9、11)と密着する放熱密着面(14、15)及び外部に対して熱を放熱する放熱機構(16)を有する放熱部(5)とを備えており、熱拡散部(3)及び放熱部(5)が、複数のペルチェ素子を異なる平面で配置可能な複数の吸熱密着面(12、13)及び放熱密着面(14、15)を備えている。
【選択図】図1
【解決手段】ペルチェ素子(4、7)の吸熱面(8、10)と密着する吸熱密着面(12、13)を有する熱拡散部(3)と、熱拡散部の吸熱密着面(12、13)に対向した平面を形成し、ペルチェ素子の放熱面(9、11)と密着する放熱密着面(14、15)及び外部に対して熱を放熱する放熱機構(16)を有する放熱部(5)とを備えており、熱拡散部(3)及び放熱部(5)が、複数のペルチェ素子を異なる平面で配置可能な複数の吸熱密着面(12、13)及び放熱密着面(14、15)を備えている。
【選択図】図1
Description
本発明は、LED光源を冷却するためのLED光源の冷却装置に関するものである。
近年の印刷機では、UVインキの使用が増加している。UVインキは、蒸発乾燥型や酸化重合型のインキに比較して、VOCが少なく、硬化時間が短いという利点があるためである。UVインキを使用するためには、UV光源が必要である。従来からUV光源としては、水銀灯などが使用されている。水銀灯は、消費電力が多く、オゾンを発生し、設備が大型化する欠点がある。
しかし、近年ではUVインキとLED素子が著しく発展してきている。UVインキは、いろいろな光源が使用可能になり、またUVインキを硬化させる光源としてLEDを使用する例も見られる。特許文献1には、UV−LEDをUV光源として使用した印刷機の例が記載されている。ここに記載された印刷機は、LED光源を画線に合わせてON/OFFするようになっている。LEDは、水銀灯と異なり瞬時にON/OFFが可能である。そのため、LED光源を使用することにより、画線に合わせてON/OFFが可能となった。LED光源は、画線に合わせてON/OFFすることにより、実質的な点灯時間が短くなり、水銀灯に比較して消費電力を節減できる。
印刷機においてUVインキの硬化に使用するLED素子は数ワットから数百ワットの電力を消費する。さらに、UVインキを硬化させるためには、所定の単位面積あたりの光量で、かつ所定の時間の照射が必要である。LED光源の単位面積あたりの光量を得るために、LED素子は密集して配置する必要がある。LED素子は、十分な冷却を行わないと、発光効率が低下する。従って、LED光源の冷却は、何らかの手段を講じて、能動的な冷却が不可欠である。
LED光源の冷却装置に応用可能な技術は、いろいろ提案されている。従来のLED光源の冷却装置は、水冷式や空冷式が一般的である。一方、特許文献2には、LED光源と放熱フィンの間にペルチェ素子を配置したLED光源の冷却装置の例が記載されている。ペルチェ素子は、熱電素子の一種であり、平板の形状で市販されており、電流を流すことにより、面の一方から吸熱し、他の一方の面から放熱する。熱を吸収する面を吸熱面、熱を放熱する面を放熱面という。特許文献2に記載されたLED光源の冷却装置は、LED素子の熱をペルチェ素子で吸熱し、放熱フィン側に放熱する。放熱フィンは空気で冷却される。特許文献2の技術によれば、ペルチェ素子を配置したことにより、LED光源は、放熱フィンを冷却するための空気の温度よりも低く維持することが可能である。
また、特許文献3には、印刷機のインキ壺の冷却にペルチェ素子を多数並べた例が示されている。特許文献3の技術によれば、多数のペルチェ素子により、より大きな熱量を制御することが可能である。また特許文献4には、2枚のペルチェ素子よって、ツールの針を冷却する構成が示されている。
ペルチェ素子は、電流を流すことにより、吸熱面から放熱面に熱を能動的に移動させる。ペルチェ素子は、電流を増加させれば、それに応じて吸熱量も増加する。しかし、ペルチェ素子は電流による自己発熱があり、単位面積あたりの吸熱量には上限がある。
従来のLED素子と放熱フィンの間にペルチェ素子を配置した冷却経路をもつLED光源の冷却装置は、LED光源の出力を大きくできないという欠点があった。この原因は、ペルチェ素子の吸熱量が有限であるためである。すなわち、ペルチェ素子は、素子の仕様書に記載された所定の条件下での吸熱量以上の吸熱を行うことができない。ペルチェ素子の吸熱量を大きくするには、ペルチェ素子の面積を広げるしかない。従来のLED光源の装置の構造では、ペルチェ素子の面積を大きくした場合に、LED光源の装置の外形寸法が大きくなるという課題がある。また、外形寸法の小さなLED光源の装置は、ペルチェ素子の面積が小さくなるため、ペルチェ素子が冷却経路のボトルネックとなるという課題がある。
本発明は、LED素子を集中して配置した場合であっても、ペルチェ素子がLED素子の冷却経路のボトルネックにならないような構造にすることにより大きな光出力のLED光源を実現可能とするLED光源の冷却装置を実現することを目的とする。
本発明は、LED素子を集中して配置した場合であっても、ペルチェ素子がLED素子の冷却経路のボトルネックにならないような構造にすることにより大きな光出力のLED光源を実現可能とするLED光源の冷却装置を実現することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明は、LED素子を含む発光モジュールと、発光モジュールと熱的に結合し、発光モジュールの熱を拡散させるための熱拡散面を備えるとともに、ペルチェ素子の吸熱面と密着する吸熱密着面を備えた熱拡散部と、ペルチェ素子の放熱面と密着する放熱密着面及び外部に対して熱を放熱する放熱機構を備えた放熱部と、熱拡散部の吸熱密着面及び放熱部の放熱密着面は対向した平面を形成し、かつ吸熱密着面及び放熱密着面の間にペルチェ素子を配置したLED光源の冷却装置において、熱拡散部及び放熱部は、複数のペルチェ素子を異なる平面で配置できるように複数の吸熱密着面及び放熱密着面を備えていることを特徴とするLED光源の冷却装置としたものである。
さらに、本発明は次のような概念も含んでいる。
(1)熱拡散部の吸熱密着面は、熱拡散部の熱拡散面に対して略直交する面であり、複数のペルチェ素子が熱拡散面に対して略垂直に配置することを特徴とするLED光源の冷却装置としたこと。
(2)熱拡散部の吸熱密着面は、熱拡散面に対して直交し、かつ複数の吸熱密着面が表裏で隣接することを特徴とするLED光源の冷却装置としたこと。
(3)熱拡散部の吸熱密着面は、熱拡散面に対して直交し、かつ複数の吸熱密着面が離間していることを特徴とするLED光源の冷却装置としたこと。
(4)熱拡散部の吸熱密着面は、熱拡散部の熱拡散面に対して略並行な面であり、複数のペルチェ素子を熱拡散面に対して略並行に配置すること。
(5)熱拡散部の熱容量を、放熱部の熱容量に比較して小さくしたこと。
(1)熱拡散部の吸熱密着面は、熱拡散部の熱拡散面に対して略直交する面であり、複数のペルチェ素子が熱拡散面に対して略垂直に配置することを特徴とするLED光源の冷却装置としたこと。
(2)熱拡散部の吸熱密着面は、熱拡散面に対して直交し、かつ複数の吸熱密着面が表裏で隣接することを特徴とするLED光源の冷却装置としたこと。
(3)熱拡散部の吸熱密着面は、熱拡散面に対して直交し、かつ複数の吸熱密着面が離間していることを特徴とするLED光源の冷却装置としたこと。
(4)熱拡散部の吸熱密着面は、熱拡散部の熱拡散面に対して略並行な面であり、複数のペルチェ素子を熱拡散面に対して略並行に配置すること。
(5)熱拡散部の熱容量を、放熱部の熱容量に比較して小さくしたこと。
本発明を実施したLED光源の冷却装置は、小さな面積にLED素子を集中して配置する構造であっても冷却に使用するペルチェ素子の面積を実質的に拡大することができる。本発明を実施したLED光源の冷却装置は、LED素子を冷却するための冷却経路に置いたペルチェ素子の吸熱量が冷却能力のボトルネックにならない。
図1は、本発明の第1の実施の形態の側面図であり、図2はその正面図であり、図3はその斜視図である。LED光源の冷却装置1は、LED素子を含む発光モジュール2、発光モジュール2と密着した熱拡散部3、熱拡散部3と密着したペルチェ素子4及びペルチェ素子4と密着した放熱部5から構成されている。
発光モジュール2は、図3に示すように、所定の領域にLED素子を配置したモジュールである。発光モジュール2のLED素子は、UVインキを硬化させるのに必要な発光パターンを得るために密集して配置される。熱拡散部3は、英文字のTの字の形状になっている。熱拡散部3は、熱拡散面6を備えている。熱拡散面6は、発光モジュール2と熱的に密着される。熱拡散面6は、発光モジュール2に発生した熱を効率的に熱拡散部3に拡散させる。発光モジュール2と熱拡散面6は、分離可能な別々の構造物であってもよいが、熱拡散面6に熱伝導性の良い絶縁皮膜を形成し、絶縁皮膜の上に配線金属をメッキして析出させ、さらに配線金属にLED素子を実装する構造でもよい。この構造は、アルミ配線板として一般に普及している構造である。後者の構造の場合は、発光モジュール2と熱拡散面6は一体構造となる。
4、7は、ペルチェ素子である。ペルチェ素子4、7は、長方形の外形であり、所定の厚さをもった平板である。ペルチェ素子4、7は、代表例として、外形寸法が横30mm×縦30mm、厚みが3mm程度で、吸熱量は58W程度である。ペルチェ素子4、7は、電流を流したときに吸熱面と放熱面を形成する。吸熱量は、吸熱面から放熱面に熱を移動させる能力を示す。吸熱量は、ペルチェ素子の外形寸法に依存する。吸熱量を増加させるには、外形寸法の縦横の寸法を増加する必要がある。ペルチェ素子4は吸熱面8と放熱面9を形成している。ペルチェ素子7は吸熱面10と放熱面11を形成している。熱拡散部3は、ペルチェ素子4の吸熱面8と密着する吸熱密着面12及びペルチェ素子7の吸熱面10と密着する吸熱密着面13を備えている。放熱部5は、ペルチェ素子4の放熱面9と密着する放熱密着面14及びペルチェ素子7の放熱面11と密着する放熱密着面15を備えている。16は、放熱部5の放熱フィンである。放熱フィン16は、放熱部5の熱を外部に放熱する。
熱拡散部3の吸熱密着面12、13は、それぞれ放熱部5の放熱密着面14、15と対向する構造になっている。熱拡散部3及び放熱部5が組み合わされると、吸熱密着面12、13及び放熱密着面14、15の間にペルチェ素子4、7が挟み込まれる。
熱拡散部3は、2つの吸熱密着面12、13を備え、放熱部5も2つの放熱密着面14、15を備えている。ペルチェ素子4、7は、熱拡散部3に対して背中合わせになっており、ペルチェ素子4、7は相互に異なる平面の配置となる。すなわち、熱拡散部3の吸熱密着面12、13は、熱拡散面6に対して直交し、かつ吸熱密着面12、13が表裏で隣接する。
以上のような構造で、発光モジュール2が発熱すると、その熱は直ちに熱拡散部3に拡散する。熱拡散部3が所定の温度になった場合は、ペルチェ素子4、7に電流が流される。その結果、熱拡散部3の熱はペルチェ素子4、7によって吸熱され、放熱部5に向けて放熱される。放熱部5の熱は、放熱フィン16によって放熱される。
図9は、温度制御のブロック図である。17は、発光モジュール2に接近して設けた温度センサである。18は、ペルチェ素子4、7の駆動回路である。駆動回路18は、ペルチェ素子4、7に流す電流を制御することにより、温度センサ17によって検出される温度が、所定の範囲に収まるように制御する。温度センサ17によれば、発光モジュール2の現在の温度を直接測定できる。駆動回路18は、温度センサ17によらないで、間接的に発光モジュール2の温度を知ることができる。すなわち、発光モジュール2によって消費される電力がわかれば、発光モジュール2単体によって発生する発熱量がわかる。また、ペルチェ素子4、5で消費する電力がわかれば、ペルチェ素子4、5の自己発熱量がわかる。LED光源の冷却装置1の発熱源はこの2つであるから、発光モジュール2の温度を所定の範囲に維持するためのペルチェ素子4、5に流す冷却電流が設定可能である。実際の冷却電流の設定値は、実験によって決定可能である。発光モジュール2によって消費される電力によってペルチェ素子4、5の制御を行えば、時間遅れを生じないで発光モジュール2の温度を制御することができる利点がある。
図1に示すように、ペルチェ素子4、7は、空間上異なる平面であるため、ペルチェ素子4、7の外形面積が広くても相互に干渉しない。また、ペルチェ素子4、7は、熱拡散面6に対して略垂直の面を形成する。従って、発光モジュール2と熱的に結合する熱拡散面6の面積を広げないで、大きな面積のペルチェ素子4、7を使用することができる。すなわち、発光モジュール2には、出力の大きなLED素子を小さな面積に密集して配置しても、ペルチェ素子4、7は、十分な面積のペルチェ素子を配置することができる。従ってLED素子の発熱が大きくても十分に吸熱することが可能となる。
なお、熱拡散部3の熱容量は、放熱部5の熱容量に比較して小さくてよい。これは、発光モジュール2のLED素子の温度がペルチェ素子4,7の吸熱に短時間で応答するためである。印刷機に使用されるLED光源は、印刷物の画線に応じて短時間でON/OFFが繰り返される。そうすると、発光モジュール2の周辺は、短い周期で発熱と非発熱を繰り返す。発光モジュール2は、温度が高くなると、LED素子の効率が低下する。発光モジュール2は、温度を下げすぎると結露が発生する。
このような特性を有する発光モジュール2の温度制御は、温度の上限値と下限値を設定し、発光モジュール2の温度がその間になるようにしたほうが好ましい。発光モジュール2の温度を所定の範囲に収めるには、発光モジュール2から熱拡散部3を通り、ペルチェ素子4、7の吸熱面8、10に至る放熱経路の熱容量(蓄熱量)が小さいほうがよい。特に熱拡散部3の熱容量は、発光モジュール2の熱を吸熱面8、10に熱を効率よく伝達できる範囲で小さいほうがよい。一方放熱部5は、ペルチェ素子4、7から放熱される熱を受け取っても、放熱部5自体の温度が短時間で急激に上昇しないように、大きな熱容量(蓄熱量)があったほうがよい。すなわち、熱拡散部3の熱容量と放熱部5の熱容量を対比すれば、熱拡散部3の熱容量を、放熱部5の熱容量に比較して小さくするほうがよい。
図4は、本発明の第2の実施の態様を示した側面図である。図4に示した例では、熱拡散部3の吸熱密着面12、13は、熱拡散面6に対して直交し、かつ吸熱密着面12、13が離間している。図4に示した実施の態様では、拡散部3の吸熱密着面12、13が離間することにより、幾分構造が複雑になるが、外周面19、20からの放射熱や空気中への伝導による放熱が期待できる。
図5は、第3の実施の態様の側面図である。第3の実施の態様の基本的な構造は、図1に示した第1の実施の態様と同じである。第3の実施の態様では、熱拡散部3と接するペルチェ素子が、4、7に加えて21、22を設けたものである。この構造によれば、ペルチェ素子の枚数が増加するため、発光モジュール2の発光出力をより大きくすることが可能である。
図6は、本発明の第4の実施の態様である。図6に示した実施の態様では、熱拡散部3の吸熱密着面12、13、31、32は、熱拡散部3の熱拡散面6に対して略並行する面である。また、複数のペルチェ素子4、7、22、21が熱拡散面6に対して略並行に配置してある。これは、熱拡散部3を30に示す部分で略直角に折り曲げた構造としたためである。図6に示した実施の態様は、熱拡散面6の面積を一定にして、ペルチェ素子4、7等の数量を多くすることが可能である。
図7は、図1に示した第1の実施の態様に、冷媒を通すためのダクトを追加したときの側面図である。ダクト23は、英文字のUの字の断面をしており、放熱部5の放熱フィン16を覆うように設けられている。空間24は、放熱フィン16に沿って形成される空間である。空間24には、空気、水、オイル又はガスなどその他の冷媒を通すことが可能である。空間24に通す冷媒の温度は、低ければ低いほどペルチェ素子4、5に流す電流を低減できる。ただし、LED光源の冷却装置1の周囲の気温に比較して、冷媒の温度が低すぎると、結露の問題が生じる。例えば、気温が20度であれば、冷媒の温度も20度前後か20度より1度から5度程度高いのが望ましい。
この場合、ペルチェ素子4、7が存在しないか、または動作していない場合は、熱拡散部3の熱を放熱部5に拡散することが難しい。しかし、ペルチェ素子4、7に電流を流すことにより、ペルチェ素子4,7が良好に動作すれば、熱拡散部3の温度は、冷媒の温度にかかわらず目標温度に維持することができる。仮に、冷媒の温度が変動しても、ペルチェ素子4、7の吸熱量の制御が可能な範囲で熱拡散部3の温度を維持することが可能である。その結果、図7に示したLED光源の冷却装置1は、結露を起こさないで、熱拡散部3の温度を低く維持することが可能である。
また、ペルチェ素子4、7による温度制御の動作可能範囲であれば、放熱部5を冷却する冷媒の温度は、厳密に管理されている必要はない。冷媒の温度は変動してもよい。そのため、放熱部を冷却するデバイスは比較的安価なものが使用可能である。
図8は、冷却システムのブロック図である。26、27、27、29は、図1に示したLED光源の冷却装置1を4つ並べたものである。LED光源の冷却装置1は、長手方向に一体で形成することも可能であるが、ペルチェ素子は大きな物理的外力が加わると故障する。そのため、熱拡散部や放熱部の熱膨張を吸収するように、分離してもよい。また、25は、冷媒循環式冷却装置である。
LED光源は、特許文献1に記載のように、画線部に合わせてON/OFFされる。すなわち、LED光源は、画線によっては、ONの時間が非常に短いことがある。従って、ダクト23に通す冷媒は、循環させるようにしたほうが、冷媒の冷却効率を有効に使用することができる。循環させる冷媒は、空気、水、オイルあるいはガスなどでよい。
本発明の実施の態様では、UVのLED光源として説明したが、UVに限らず可視光あるいは赤外線LEDであっても当然に本発明を実施可能である。
1 LED光源の冷却装置
2 発光モジュール
3 熱拡散部
4、7、21、22 ペルチェ素子
5 放熱部
6 熱拡散面
12、13、31、32 吸熱密着面
16 放熱フィン
2 発光モジュール
3 熱拡散部
4、7、21、22 ペルチェ素子
5 放熱部
6 熱拡散面
12、13、31、32 吸熱密着面
16 放熱フィン
Claims (6)
- LED素子を含む発光モジュールと、
前記発光モジュールと熱的に結合し、前記発光モジュールの熱を拡散させるための熱拡散面を備えるとともに、ペルチェ素子の吸熱面と密着する吸熱密着面を備えた熱拡散部と、
前記ペルチェ素子の放熱面と密着する放熱密着面及び外部に対して熱を放熱する放熱機構を備えた放熱部と、
前記熱拡散部の吸熱密着面及び前記放熱部の放熱密着面は対向した平面を形成し、かつ前記吸熱密着面及び放前記熱密着面の間に前記ペルチェ素子を配置したLED光源の冷却装置において、
前記熱拡散部及び前記放熱部は、複数の前記ペルチェ素子を異なる平面で配置できるように複数の前記吸熱密着面及び前記放熱密着面を備えていることを特徴とするLED光源の冷却装置。 - 前記熱拡散部の吸熱密着面は、前記熱拡散部の熱拡散面に対して略直交する面であり、前記複数のペルチェ素子が前記熱拡散面に対して略垂直に配置することを特徴とする請求項1に記載のLED光源の冷却装置。
- 前記熱拡散部の吸熱密着面は、前記熱拡散面に対して直交し、かつ複数の前記吸熱密着面が表裏で隣接することを特徴とする請求項1に記載のLED光源の冷却装置。
- 前記熱拡散部の吸熱密着面は、前記熱拡散面に対して直交し、かつ複数の前記吸熱密着面が離間していることを特徴とする請求項1に記載のLED光源の冷却装置。
- 前記熱拡散部の吸熱密着面は、前記熱拡散部の熱拡散面に対して略並行する面であり、前記複数のペルチェ素子が前記熱拡散面に対して略並行に配置することを特徴とする請求項1に記載のLED光源の冷却装置。
- 前記熱拡散部の熱容量は、前記放熱部の熱容量よりも小さいことを特徴とする請求項1に記載のLED光源の冷却装置。
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Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2014097324A1 (en) * | 2012-12-19 | 2014-06-26 | Esjonsson Ehf | A light emitting diode (led) lighting system |
IT201800005797A1 (it) * | 2018-05-29 | 2019-11-29 | Dispositivo emettitore di raggi ultravioletti per uso industriale. |
-
2010
- 2010-12-01 JP JP2010268514A patent/JP2012119521A/ja active Pending
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WO2014097324A1 (en) * | 2012-12-19 | 2014-06-26 | Esjonsson Ehf | A light emitting diode (led) lighting system |
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