JP2012117450A - デリバリパイプ取付構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】燃料噴射装置のデリバリパイプとエンジン本体の取付には、従来、環状樹脂部材を介設して、ボルトで締結していた。しかし、樹脂製部材は、長期間の締結力が印加されると、クリープによって変形し、そのため締結用のボルトの軸植が低下するおそれがあった。
【解決手段】金属製のエンジン本体に金属製のデリバリパイプを取り付けるデリバリパイプの取付構造であって、前記デリバリパイプは略直線状に伸びた本体部と前記本体部の長さ方向に対して略直角方向に延設された複数の取付支持部とからなり、前記エンジン本体には、前記デリバリパイプを取り付けるために前記エンジン本体に座面を有するパイプ取付部が設けられ、前記パイプ取付部には前記取付支持部との対向面となる前記座面に凹み形状が施され、前記取付支持部が前記パイプ取付部に固定された際に、前記凹み形状は開口を有することを特徴とするデリバリパイプ取付構造を提供する。
【選択図】図2

Description

本発明は、エンジンの各気筒に燃料を供給する燃料噴射装置の取付構造に関するものであり、特にデリバリパイプとエンジンの取付構造に関するものである。
内燃機関では、各気筒への燃料の供給に燃料噴射装置が用いられる。燃料噴射装置は、燃料タンクから燃料ポンプによって燃料が送りだされる燃料供給管と、各気筒まで燃料を届けるデリバリパイプと、デリバリパイプから各気筒の燃焼室に燃料を噴射するインジェクタによって構成される。この燃料噴出装置は、エンジンとは別体で構成される。また、各気筒がエンジンのクランク軸に対して平行でなおかつ直線的に配列されるため、デリバリパイプもクランク軸に略平行の関係で、エンジン本体に係止される。
エンジンは、始動中には震動と熱を発生するため、別品である燃料噴射装置の取付構造については、従来から検討されている。
特許文献1は、従来の燃料噴射装置の取付構造について開示されている。図4を参照して、符号102はエンジン本体であり、符号110はシリンダヘッドである。シリンダヘッド110に形成された座面110aに、座金部114及び環状樹脂部材112を介してデリバリパイプ104の支持部104aがボルト120で締結されている。
デリバリパイプ104には、インジェクタ106が配設されており、ゴム状緩衝部122を介してエンジン内130と通じている。環状樹脂部材112を支持部104aと座面110aとの間に介設させることで、締結時の変形を押さえ、燃料漏れやエンジン本体からの熱を遮熱する効果を持たせていた。
特にデリバリパイプ104が金属製の場合は、シリンダヘッド110からの熱を受けやすく膨張収縮が生じたり、パイプ内で燃料が蒸発したりするという課題が生じるため、デリバリパイプ104の遮熱は必要とされた。
実開平01−071168号公報
しかし、環状樹脂部材は、長期間の締結力が印加されるため、クリープによって変形し、そのため締結用のボルトの軸力が低下する可能性がある。また、部品が1つ追加されるためコストアップおよび重量アップに繋がるという課題があった。
本発明は上記の課題に鑑み想到されたものであり、エンジン側の取付座面に凹部を設けて、燃料噴射装置の取付部との間に空気を通過させることで、デリバリパイプの高熱化を抑制する。
より具体的に本発明のデリバリパイプの取付構造は、
金属製のエンジン本体に金属製のデリバリパイプを取り付けるデリバリパイプの取付構造であって、
前記デリバリパイプは略直線状に伸びた本体部と前記本体部の長さ方向に対して略直角方向に延設された複数の取付支持部とからなり、
前記エンジン本体には、前記デリバリパイプを取り付けるために前記エンジン本体に座面を有するパイプ取付部が設けられ、
前記パイプ取付部には前記取付支持部との対向面となる前記座面に凹み形状が施され、
前記取付支持部が前記パイプ取付部に固定された際に、前記凹み形状は開口を有することを特徴とする。
本発明のデリバリパイプの取付構造では、エンジン側のパイプ取付部の座面に凹み形状を形成し、デリバリパイプの取付支持部が座面と突き合わされ、ボルトなどで締結固定された後は、凹み形状を空気が流れるため、遮熱用の樹脂製部材等を取付支持部と座面との間に介設しなくても、エンジン本体からの熱を放熱することができる。
また、遮熱用の部品が不要となるので、低コストに寄与し、また部品点数が減るため、重量の軽減および、取付時の工数削減という効果も奏することとなる。
燃料噴射装置の構造を示す概略図である。 デリバリパイプとエンジン本体の取付構造を示す斜視図である。 デリバリパイプとエンジン本体の取付構造を示す平面図である。 従来のデリバリパイプの取付構造を示す図である。
以下、図面を用いて本発明を説明するが、以下の説明による実施形態は、本発明の一実施形態を例示するだけであり、本発明の趣旨を逸脱しない限りにおいて、変更されてもよい。
図1には、燃料噴射装置1の概略を示す。燃料タンク(図示せず)に連結された燃料ポンプ(図示せず)の出口2には、フューエルチューブ3(以後単に「チューブ」とも呼ぶ)が連結されている。フューエルチューブ3にはデリバリパイプ4が連結されている。デリバリパイプ4には、設置されるエンジンの気筒数に応じたインジェクタ5(5a〜5c)が用意され、それぞれがデリバリパイプ4と連結している。
インジェクタ5は各気筒に対して霧状にした燃料を噴射するので、気筒の配列に応じて配置される。したがって、デリバリパイプ4は、クランク軸に略平行に配置される事となる。なお、インジェクタ5の噴出タイミングは、図示しないECU(Engine Contorol Unit)等が制御する。フューエルチューブ3は、フレキシブルなチューブが多く使用される。チューブ3の両端には、リテーナ6が配設されており、チューブ3同士の連結を可能にしている。
デリバリパイプ4は、略直線状の本体部4aと、この本体部4aの長さ方向に略直角方向に延設された取付支持部10からなる。本体部4aの断面形状は特に限定されるものではないが、断面が四角や丸といった形状がよく用いられる。
また、デリバリパイプ4には、インジェクタ5の連結口8(図1では8a〜8c)も形成されている。燃料をインジェクタ5に送るためである。デリバリパイプ4に配設された取付支持部10およびインジェクタ5の連結口8は、どちらも同じ方向に配設されるが、気筒の配置の仕方によっては、同じ方向でなくてもよい。
デリバリパイプ4の本体部4aは、インジェクタ5の連結口8および取付支持部10を配設することができれば、それ以上の長さは不要である。また、本体部4aの一端部には、フューエルチューブ3と接続するための接続管9が形成されていてもよい。接続管9は、デリバリパイプ4の本体部4aの長さ方向から異なる方向に曲がって形成されていてもよい。
取付支持部10は、デリバリパイプ4の長さ方向から略直角方向に突き出て延設された舌状の取付フランジである。中央には、ボルト締結用の貫通孔11が形成されている。取付支持部10は、デリバリパイプ4に対して複数配置されているのが好ましい。エンジンは始動中は常に震動が発生しているので、1点での固定では、固定点に応力が集中し、また固定されていない自由端が他の部品等に接触するおそれもあるからである。
図2には、エンジン本体側のパイプ取付部20を示す。ここでパイプ取付部20が形成されているエンジン本体とは、シリンダヘッド、若しくはヘッドカバーといった気筒の上部に届く位置に配置される部材を指す。デリバリパイプ4は、気筒上部の燃焼室付近に配置されるインジェクタ5に直結されるからである。
パイプ取付部20はエンジン本体から突設された舌状のブラケットである。パイプ取付部20上面には、座面21が形成されている。座面21は、デリバリパイプ4の取付支持部10の取付面12に対向する面である。なお、座面21と取付支持部10の間にはステー15を介設させる。従って、実際に座面21と接触するのは、ステー15の合わせ面16である。
座面21の面積は特に限定されないが、取付支持部10の取付面12よりも広い方がよい。座面21はエンジン側に形成された部分であるので、温度が上がりやすく、面積を広くして、放熱効果を上げるためである。
座面21には、デリバリパイプ4の取付支持部10をボルト19等で締結固定するためのネジ穴22が形成されている。また、座面21には、凹み形状23(23aおよび23b)が形成されている。凹み形状23は座面21から取付支持部10の取付面12と反対側に凹ませた溝である。凹み形状23は断面は特に限定されず、座面21からの深さ24も、凹み形状23の幅25も一定でなくてもよい。
また、ステー15の直径17は、この凹み形状の幅25よりも大きく形成される。幅25よりステー15の直径17が小さいと、ステー15が凹み形状23中に落ち込んでしまい、締結のための軸力が低下するおそれがあるからである。また、ステー15の直径17は、取付支持部10の幅10wより小さいのが望ましい。熱伝導の面積が減るからである。
図2には、エンジンのクランク軸方向の凹み形状23aと、それにほぼ直角な凹み形状23bの2本がある場合を示したが、特にこの本数に限定されるものではない。また、凹み形状23が複数ある場合は、互いに交わる部分があってもよい。本発明では、凹み形状23は、取付支持部10が締結固定された場合に開口を有する必要がある。凹み形状23が開口を有していれば、そこに空気の流れが生じ、ステー15を冷却することができるからである。ステー15が冷却されれば、取付支持部10の熱上昇も抑制される。
そのため凹み形状23は、端部がパイプ取付部20の側面20aまで削りとってしまうのが好ましい。ステー15の合わせ面16は、座面21と合わされるため、凹み形状23が、パイプ取付部20の側面20aまで削り取って形成されていれば、パイプ取付部20の側面20aからエアが流れ込みやすくなるからである。
しかし、凹み形状23の端部がパイプ取付部20の側面20aを削り取ってしまわなくてもよい。図3には、取付支持部10とパイプ取付部20を合わせた様子の平面視した様子を示す。凹み形状23bの端部23btは、パイプ取付部20の側面20aを削り取っていない。しかし、凹み形状23bの端部23btは取付支持部10が締結固定された際には、開口を有している。このようにデリバリパイプ4がエンジン本体に締結された際に、開口を有する凹み形状23であればよい。
従って、例えば、ステー15を介在させている場合は、平面視で取付支持部10と座面21との間では開口が見えなくても、ステー15と座面21との間で開口が生じていればよい。この例としては、図3中の二点鎖線26の位置が凹み形状23bの端部であった場合である。この場合、図3の平面視では、取付支持部10に隠れて凹み形状23bの端部が見えないが、ステー15の端15tより外側にあり、ステー15との間では開口を有する事となる。
このような凹み形状23がエンジン側のパイプ取付部20に形成してあれば、この凹み形状23とステー15の合わせ面16間の隙間を空気が抜け、空気の流れ30、31が生じる。例えば図3では、凹み形状23aに空気の流れ30が紙面向かって左から右に生じている場合を示す。また、凹み形状23bでは、紙面上から下に向かって空気の流れが生じている場合を示す。このように凹み形状が開口を有していれば、凹み形状中の空気の出入りが可能になり、冷却効果を生むことができる。この空気の流れによってパイプ取付部20とステー15の間を冷却し、これらの間に遮熱用の樹脂部材などを介在させることなく、熱伝導を抑える事ができる。
なお、図2では、パイプ取付部として、エンジン本体から突設されたブラケット状のパイプ取付部20を示したが、この形状に限定されることはなく、例えば、エンジン本体に凹みを設けて、その凹みに座面を形成しパイプ取付部としてもよい。
また、本実施の形態ではステー15を座面21と取付支持部10との間に介設させたが、凹み形状23の幅25や、パイプ取付部20の設置場所によっては、ステー15を省略しても、デリバリパイプ4の熱上昇を抑えることができる。その場合は上記の説明でステー15の代わりに取付支持部10とし、合わせ面16の代わりに取付面12と読み替えることができる。
また、本発明では、エンジン本体側のパイプ取付部20およびデリバリパイプ4は金属製であるのが好ましい。金属製部材は熱伝導性が高い。そのような熱伝導性のよい部材同士を固定する際には、樹脂製などの遮熱材を介設しても、クリープによって変形し、そのため締結用のボルト19の軸植が低下するからである。
しかし、本発明のデリバリパイプ取付構造であれば、ボルトの軸力が低下することはない。さらに、取付部では、空気が通るために冷却され、エンジン本体側からの熱は、デリバリパイプには伝わらず、デリバリパイプ中で燃料が気化したりするおそれがない。
本発明のデリバリパイプの取付構造は、内燃機関の燃料噴射装置に利用でき、ガソリン車だけでなく、ディーゼル車においても、好適に利用することができる。
1 燃料噴射装置
2 燃料ポンプの出口
3 フューエルチューブ
4 デリバリパイプ
4a (デリバリパイプの)本体部
5(5a〜5c) インジェクタ
8(8a〜8c) 連結口
9 接続管
10 取付支持部
10w 取付支持部の幅
11 貫通孔
12 取付面
15 ステー
16 合わせ面
17 ステーの直径
19 ボルト
20 パイプ取付部
20a (パイプ取付部の)側面
21 座面
22 ネジ穴
23(23a、23b) 凹み形状
23bt 凹み形状23bの端部
24 (凹み形状の)深さ
25 (凹み形状の)幅
30、31 空気の流れ

Claims (1)

  1. 金属製のエンジン本体に金属製のデリバリパイプを取り付けるデリバリパイプの取付構造であって、
    前記デリバリパイプは略直線状に伸びた本体部と前記本体部の長さ方向に対して略直角方向に延設された複数の取付支持部とからなり、
    前記エンジン本体には、前記デリバリパイプを取り付けるために前記エンジン本体に座面を有するパイプ取付部が設けられ、
    前記パイプ取付部には前記取付支持部との対向面となる前記座面に凹み形状が施され、
    前記取付支持部が前記パイプ取付部に固定された際に、前記凹み形状は開口を有することを特徴とするデリバリパイプ取付構造。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2012255347A (ja) * 2011-06-07 2012-12-27 Otics Corp フューエルデリバリパイプ

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