JP2012115489A - 食器洗い機 - Google Patents

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孝 丹羽
Tomoaki Kajiura
智彰 梶浦
Yuji Horihata
裕司 堀端
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Abstract

【課題】静電容量式タッチキーを備えた食器洗い機において、水滴による静電結合によってキーの誤入力が起こることを防止し、タッチキー入力の信頼性が高く、操作性に優れた食器洗い機を実現する。
【解決手段】扉15または洗浄槽1の上面部28に設置した静電容量を検知して動作するタッチキー入力部17のキー40、41、42を、一列に並んだ電極部21、22、23を樹脂板25で覆った構成とすることによって、静電結合をする場所に水の溜りを起こさない構成にすることで水を介した静電結合の可能性を低くして誤入力が起こることを防止することができる。
【選択図】図1

Description

本発明は洗浄槽内に収納した食器類を洗浄する食器洗い機のキー入力装置に関するものである。
家庭用の食器洗い機では、食器類を収容した洗浄槽に給水源から水を供給し、洗浄槽の底に水を溜め、その水を洗浄ポンプにより吸引して洗浄ノズルへと圧送し、洗浄ノズルに設けた水噴射穴から食器類に水を噴射することによって食器類の洗い及びすすぎを行う構成となっている。またそれらの機能を有効にするためのキー入力装置がある。
キー入力装置として、平面状にキーを配列したタッチキー入力は操作性の良さ、デザインの斬新さなどの特長から、機械的な接点を開閉するメカニカルスイッチに代わって用いられることが多くなっている。タッチキーの中でも使用者の静電容量の変化を検知してキー入力を行う静電タッチスイッチはその中でも主流となっているが、静電容量を検知する方式特有の欠点も有している。それは、キーの表面の水の存在により、本来は検知されるべき所定のキーと指との静電容量変化が検知できなくなったり、静電容量の誤結合により、意図しないキーが入力されたりすることである。また入力しないキーが、水滴を介した電気的結合で、意図しないのに入力されてしまうなどの可能性があった。
そのような誤作動につながる水の発生場所として、食器類を収容した洗浄槽が考えられ、洗浄中の水が、扉を開けた時に飛散するのを防ぐ構成が考えられている(例えば、特許文献1参照)。
図14に示すように、食器洗い機の制御回路101には、扉が触られたかどうかを検知する扉タッチセンサ102、扉がロックされているかどうかの信号を出力する扉ロックセンサ103、各入力キー104の信号が入力され、それらの信号から、洗浄ポンプやノズル部などの洗浄機能部105を制御し、また扉のロックを行うソレノイド106を制御している。
図15には制御回路101の制御のフローチャートを示しており、例えば洗浄中に停止キーが押され、扉の取手が触れられた時を想定したフローが開示されている。取手を持たれたことが、扉タッチセンサ102によって検知された時、制御回路101は洗浄動作停止(ステップS101)を行い、洗浄ポンプ等が停止するまで、設定時間A待機(ステップS102)を行う。そしてその後、ソレノイド106をON(ステップS103)して洗浄槽内の圧力が下がり、水滴の飛散が収まるのを待つ。それから設定時間B待機(ステップS104)を行って、ソレノイド106をOFF(ステップS105)して扉を開けられる状態にする。
このように、洗浄の停止指示から実際の扉の開成動作に至るまでに時間余裕を設け、洗浄槽からの水の飛散を抑えようとするものである。
特開昭62−261322号公報
しかしながら、洗浄途中の扉の開成時の水の飛散は、上記構成で避けられるとはいうものの、台所など水を使う環境では、入力キー部に水が付着することは避けられず、特に食器洗い機の扉近傍に静電容量式のタッチキー入力部を設置するような構成では、キー入力部に水滴が存在しても、誤動作を起こさない、水に強いキー入力部構成が求められていた。
本発明は、以上のような従来の食器洗い機が有している課題を解決するものであり、食器洗い機の静電容量式のタッチキーの入力の確実性を確保し、操作性に優れた食器洗い機を提供することを目的とするものである。
被洗浄物の洗浄ならびに乾燥を行う洗浄乾燥手段と、前記被洗浄物を収納する洗浄槽と、前記洗浄槽の前方に位置する扉と、前記扉または前記洗浄槽の上面部に設置した静電容量を検知して動作するキー入力手段と、前記キー入力手段からの信号を処理する制御手段とを備え、前記キー入力手段は、一列に並んだ電極部をカバーで覆った複数のキー部を有する構成としたものである。
この構成によって、キー部の水滴を速やかに流し去り、キー部の水滴による静電容量の誤結合を防止し、キー入力の確実性向上を図るものである。
本発明の食器洗い機は、キー入力手段部分を一列に並んだ電極部をカバーで覆った複数のキー部を有する構成としたことにより、キー部の水滴たまりを速やか解消することができ、水に強く、タッチキーの入力の確実性を確保し、かつ操作性に優れた食器洗い機を実現することができる。
本発明の実施の形態1における食器洗い機の模式図 本発明の実施の形態1における食器洗い機の側断面図 本発明の実施の形態1における食器洗い機のタッチキー入力部の構成を示す模式図 本発明の実施の形態1における食器洗い機の信号入力ならびに表示部回路図 本発明の実施の形態1における食器洗い機の入力表示部信号のタイミングチャート 本発明の実施の形態1における食器洗い機のタッチIC内部信号のタイムチャート 本発明の実施の形態1における食器洗い機の他の例の信号入力ならびに表示部回路図 本発明の実施の形態1における食器洗い機の信号取り込みのフローチャート 本発明の実施の形態2における食器洗い機のタッチキー入力部の構成を示す模式図 本発明の実施の形態3における食器洗い機のタッチキー入力部の構成を示す模式図 本発明の実施の形態4における食器洗い機のタッチキー入力部の断面図 本発明の実施の形態5における食器洗い機のタッチキー入力部の構成を示す模式図 本発明の実施の形態6における食器洗い機のプリント基板の部品実装面の模式図 従来の食器洗い機の制御構成のブロック図 従来の食器洗い機の制御のフローチャート
第1の発明は、被洗浄物の洗浄ならびに乾燥を行う洗浄乾燥手段と、前記被洗浄物を収納する洗浄槽と、前記洗浄槽の前方に位置する扉と、前記扉または前記洗浄槽の上面部に設置した静電容量を検知して動作するキー入力手段と、前記キー入力手段からの信号を処理する制御手段とを備え、前記キー入力手段は、一列に並んだ電極部をカバーで覆った複数のキー部を有する構成としたもので、キー部の水滴を速やかに流し去り、キー部の水滴による静電容量の誤結合を防止し、キー入力の確実性向上を図ることができる。
第2の発明は、特に第1の発明において、前記扉の閉止時、前記制御手段は前記キー入力手段からのキー入力を無効とするものであり、食器洗い機動作中の誤動作を防止できるとともに、静電容量式のタッチキーの操作の信頼性を向上させることができる。
第3の発明は、特に第1または第2の発明において、前記カバーの使用者が接触する面に前記洗浄槽側に向けて下る方向へ傾斜を設けたものであり、キー部の水滴を速やかに洗浄槽方向に流し去り、キー部の水滴による静電容量の誤結合を防止し、水の存在によるキーの誤入力を避けることができる。
第4の発明は、特に第1〜第3の発明のいずれか1つの発明において、前記カバーの使用者が触れる部分に撥水処理を行ったものであり、カバーの使用者が触れる部分への水滴の付着を防止し、キー部の水滴による静電容量の誤結合を防止し、キー入力の確実性向上を図ることができる。
第5の発明は、特に第1〜第4の発明のいずれか1つの発明において、前記カバーは前記キー入力手段の電気部品部が載置されているプリント基板よりも大きくし、前記カバー周縁からの前記プリント基板への水の浸入を防止する手段を有するものであり、水滴の電気部品部への浸入を防ぐことができる。
第6の発明は、特に第1〜第5の発明のいずれか1つの発明において、前記カバーは、前記プリント基板が嵌合するくぼみを有し、樹脂成型で作成されたものであり、水滴の電気部品部への浸入を防ぐことができる。
第7の発明は、特に第1〜第6の発明のいずれか1つの発明において、前記カバーの使用者が接触する部分にくぼみを設けたものであり、指を所定のキーの場所に導き、キー入力の確実性向上を図ることができる。また、くぼみも傾斜を持っていることによって、キー部の水滴を速やかに洗浄槽方向に流し去り、静電容量キーの入力の信頼性を高めることができる。
第8の発明は、特に第1〜第7の発明において、前記キー入力手段の入力感度設定用コンデンサをコンデンサカバーで覆ったものであり、耐湿用のコーティング剤のコンデンサ容量への影響をなくし、一定の感度で安定的なキー入力を確保することができる。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。なお、この実施の形態によって本発明が限定されるものではない。
(実施の形態1)
以下に本発明の実施の形態1における食器洗い機の構成を説明する。図1は本発明の実施の形態1における食器洗い機の模式図、図2は同食器洗い機の側断面図である。
図1、図2において、洗浄槽1には食器かご2が収納され、食器かご2には食器類3(
被洗浄物)が収納されている。洗浄槽1の下部には洗浄手段を構成する洗浄ノズル4が洗浄ポンプ5と連通して設置されている。洗浄槽1の底には残菜をろ過する残菜フィルター6が設置され、循環経路7、洗浄ポンプ5、循環経路8、洗浄ノズル4から再び洗浄槽1に連なる洗浄水の流路が形成されている。また、給水口9は給水ホース10と給水弁11を介して洗浄槽1に連なっている。
一方、洗浄ポンプ5の吐出口12は排水ホース13を介して機外に連通している。洗浄ポンプ5が洗浄時と逆方向に駆動されると洗浄ポンプ5は排水口を通して吸い込んだ水が排水ホース13を通じて機外へと排水される。洗浄槽1の底部の洗浄ノズル4の下方には加熱手段としてのヒータ14が配設されている。なお、洗浄ノズル4、洗浄ポンプ5、給水弁11、ヒータ14等を総称して洗浄乾燥手段と呼ぶ。
洗浄槽1の手前部には扉15を形成して、位置させており、扉15内の空間には、洗浄乾燥手段を制御して食器洗いの工程を実行する制御手段16が設置されている。また、洗浄槽1は前方に引くことによって、上方に設けた開口部から食器類3を入れる洗浄槽1が現れる構成となっている。
扉15の洗浄槽1方向へ下る方向へ傾斜した上面部28には、「コース」キー40、「乾燥」キー41、「予約」キー42等の複数のキー部を有するタッチキー入力部17(キー入力手段)が設置され、タッチキー入力部17の手前に近接させて、使用者の指26をタッチキー入力部17へ誘導する張り出し部18が設置されている。張り出し部18の手前の位置の扉15前面には、電源を入切するためのキーである「電源 入/切」キー19および、食器洗い機の洗浄すすぎ動作、乾燥動作などの開始や、一時停止を指示する「一時停止/スタート」キー20が設置されている。この「電源 入/切」キー19と「一時停止/スタート」キー20は体の近接、接触などによる誤入力を避けるためにメカニカルスイッチで構成されている。
図3は本発明の実施の形態1におけるタッチキー入力部17の構成を示す模式図である。タッチキー入力部17は、図3に示すように、ほぼ横方向に一列に並んだ「コース」電極21、「乾燥」電極22、「予約」電極23の丸型電極部や電子部品を搭載したプリント基板24と、プリント基板24の上方に設けられ、「コース」電極21、「乾燥」電極22、「予約」電極23の上を覆う厚さ3mm程度のアクリル樹脂などで作られたカバーである樹脂板25からなっている。樹脂板25はプリント基板24の表面に銅箔で作成された丸型電極部と密着するように設置され、樹脂板25面に触れた使用者の指26と上記丸型電極部の静電結合によってキーの入力が検知される構成になっている。樹脂板25とプリント基板24はビス27によって扉15の上面部28に共締めされている。
「コース」電極21、「乾燥」電極22、「予約」電極23は、「コース」キー40、「乾燥」キー41、「予約」キー42に、それぞれ対応している。
この構成で、タッチキー入力部17上に水などの液体がかかっても上面部28による傾斜に沿って洗浄槽1側に流れ落ちる。そのため水の存在によるキーの誤入力を避けることが可能となる。
図4は本発明の実施の形態1における信号入力ならびに表示部回路図である。また、図5は本発明の実施の形態1における入力表示部信号のタイミングチャートであり、(a)は動的キー入力動作や表示動作の基準になるスキャン信号、(b)はマイコン29の入力信号、(c)はマイコン29の表示出力端子の信号の推移を示す。
制御手段16の中のマイコン29の出力端子C0〜C2からは、図5の(a)で示され
る繰り返し信号(スキャン信号という)が常時出力されている。
図4において、「コース」電極21、「乾燥」電極22、「予約」電極23はそれぞれ電極部と指26の間の静電容量からタッチを認識するタッチIC30の「コースin」端子、「乾燥in」端子、「予約in」端子につながっている。「コースin」端子の信号は、信号状態に応じて「コースout」端子に出力され、「乾燥in」端子の信号は、信号状態に応じて「乾燥out」端子に出力され、「予約in」端子の信号は、信号状態に応じて「乾燥out」端子に出力される構成となっている。またタッチIC30には信号処理の感度を設定する感度設定用のコンデンサ31が接続されている。
「コースout」端子にはP型MOSFETトランジスタ(以下PMOSトランジスタ)Q1のゲート端子が、「乾燥out」端子にはPMOSトランジスタQ2のゲート端子が、が、「予約out」端子にはPMOSトランジスタQ3のゲート端子がつながっており、それぞれのS(ソース)とD(ドレイン)間の導通を制御する構成となっている。
表示用LED群32はダイオード群33を介してマイコン29の出力端子C0〜C2から信号が供給され、表示出力端子B0〜B4の端子に接続されている。
また「電源 入/切」スイッチ34は「電源 入/切」キー19を押した時に動作するメカニカルスイッチ、「一時停止/スタート」スイッチ35は「一時停止/スタート」キー20を押した時に動作するメカニカルスイッチであり、タッチキー入力部17のプリント基板24とは別のプリント基板(図示せず)上に形成されている。
図5の(a)において出力端子C0がhighのタイミングで、(b)の入力端子A0がhighになり、コース入力があったことを示している。また(a)の出力端子C2がhighのタイミングで(c)の表示出力端子B1がlowになることで順方向に電圧が印加され、図4の「乾燥60分表示LED」36が点灯し、(a)の出力端子C0がhighのタイミングで(c)の表示出力端子B2がlowになることで順方向に電圧が印加され、図4の「高温表示LED」37が点灯する。
図6は本発明の実施の形態1におけるタッチIC30の内部信号のタイムチャートである。タッチIC30は内部で静電結合の度合いをタッチカウントレベル38に変換する。また、ベースラインレベル39は、タッチカウントレベル38に一定の時間遅れで追随する信号であり、タッチカウントレベル38とベースラインレベル39の差が一定値(スレッショルド)を越えた時、タッチIC30の出力端子にlowの信号レベルが出力される。
図6では指26が「コース」を選択しようとする時の信号レベルの変化を図示している。まず、指26が「コース」電極21に近づいた時(タッチ区間1)、ベースラインレベル39はMaxに向けて増加する。ベースラインレベル39も追随するが、タッチカウントレベル38の増加のスピードはベースラインレベル39の増加スピードより大きいので、タッチカウントレベル38とベースラインレベル39の差が所定値(ONスレッショルド)Th1を越え、コースout出力端子にlowが出力される。このlow信号が、PMOSトランジスタQ1を導通させ、出力端子C0のhigh信号がマイコン29の入力端子A0に入り、「コース」キー40がタッチされたと認識される。
ここで指26が離れると、タッチカウントレベル38が下がり、ベースラインレベル39の差が所定値(OFFスレッショルド)Th2よりも小さくなった時に、コースout出力にhighが出力され、PMOSトランジスタQ1の導通を停止させ、出力端子C0のhigh信号がマイコン29の入力端子信A0に入らなくなってタッチが解消したと認
識される。
再度指26が「コース」電極21に近づいた時(タッチ区間2)、ベースラインレベル39はMaxに向けて増加する。ベースラインレベル39も追随するが、タッチカウントレベル38の増加のスピードはベースラインレベル39の増加スピードより大きいので、タッチカウントレベル38とベースラインレベル39の差が所定値(ONスレッショルド)Th1を越え、コースout出力にlowが出力される。このlow信号が、PMOSトランジスタQ1を導通させ、出力端子C0のhigh信号がマイコン29の入力端子A0に入り、「コース」キー40(図1)がタッチされたと認識される。
ここで指26を近づけたままにしておいた場合、タッチカウントレベル38は一定値のままであるが、ベースラインレベル39が追随してきて差が一定値(OFFスレッショルド)Th2よりも小さくなり、コースout出力にhighが出力され、PMOSトランジスタQ1の導通を停止させ、出力端子C0のhigh信号がマイコン29の入力端子A0に入らなくなってタッチが解消される。すなわち指26を近づけたままにしていてもマイコン29はタッチを認識しない。つまり押し続け(長押し)は認識しないように構成されている。
「コース」キー40は、食器洗い機の基本動作である「洗浄」、「すすぎ」、「乾燥」の一連の工程をあらかじめ設定した幾通りかの実行方法を選ぶキーであり、選んだ「コース」は表示用LED群32の対応するLEDが表示を行う。「乾燥」キー41は「乾燥」時間の選択を行うキーであり、選択した乾燥時間は表示用LED群32の対応するLEDが表示を行う。「予約」キー42は「予約」時刻(1時間後の動作開始、予約せずすぐスタートなど)を選択するキーであり、選択した予約時間は表示用LED群32の対応するLEDが表示を行う。
「乾燥」キー41、「予約」キー42にタッチした時もタッチIC30は「コース」キー40のときと同様の動作を行い、対応する出力端子、乾燥out出力端子、予約out出力端子に信号の出力を行う。
図7は本発明の実施の形態1における他の例の信号入力ならびに表示部回路図である。この例では、図4で示した構成に加えて、マイコン29の入力端子D0にはドアスイッチ60のC端子がつながっている。扉15が開いた状態ではC端子はNC端子とつながっており入力端子D0には電源電圧(highレベル)が入力される。一方、扉15が閉じられた時はC端子はNO端子とつながり、抵抗R1を通じてグランド電圧(lowレベル)が入力端子D0に入力される。このようにして、マイコン29はD0端子の信号レベルで扉15が開いているか、閉じられているかを認識する。そして扉15が閉じていると認識した時には、たとえタッチIC30からの出力があっても、その信号を無視するように動作するよう構成してある。
このように、図7に示した構成によれば、使用者が操作できる状態でない時の入力を無視することで、キー操作の信頼性は向上する。また静電容量式のタッチキーのキー面に水滴が存在すると、水が導体のように作用し、複数の電極が電気的につながり、また意図しない電極と指26が静電結合することによって誤入力を起こすことがある。しかし樹脂板25を傾斜して作成する構成とすることにより、このような意図しない入力動作を避けることができる。
図8は、図7に示した構成の信号入力ならびに表示部における信号取り込みのフローチャートであり、D0の入力状態から、ドアが閉じているかどうか判定し、閉じていれば(lowレベルならば)タッチキーの入力があったかをC0〜C2のスキャン信号とA0〜
A1の入力端子のレベルから判断する。タッチキーからの入力であった時には入力を無視し、タッチキーの入力でなければキーの処理を行う。一方、ドアが閉じていなければ、その際は、通常のキー処理を行う。
扉15が閉じられた時、物理的に押せない位置に置かれるメカニカルキーであれば、動作中に誤動作する可能性は非常に少ないが、静電容量で検出するタッチキーの場合は、物理的に指26を近づけなければ動作する可能性がないとは言い切れない。従って、タッチキーを使う必要のない時、この場合扉15を閉じた場合をドアスイッチ60で検出してタッチキーからの入力信号が検出された時でも、キー検知と判定しないことにより、操作の信頼性が大いに向上する。
(実施の形態2)
図9は本発明の実施の形態2における食器洗い機のタッチキー入力部の構成を示す模式図である。図3に示した実施の形態1との相違点は、図9において、丸型電極部や電子部品を搭載したプリント基板24を覆う樹脂板25(カバー)は厚さが均一ではなく、指26が接近する上面側が、手前から奥(洗浄槽1側)に向けて下る方向へ傾斜が付けられている点である。他の構成は実施の形態1と同じであり、詳細な説明は省略する。
このように樹脂板25に傾斜をつけることによって、樹脂板25上の水滴は洗浄槽1へ流れ落ち、水の存在によるキーの誤入力を避けることが可能となる。また、撥水剤を樹脂板25の表面に塗布することによって、大きな水滴はできにくくなり、入力の信頼性が一層向上する。樹脂板25表面には、フッ素樹脂、ポリテトラフルオロエチレンなどの撥水剤が塗布され、水が樹脂板25の表面に溜まることを防いでいる。
(実施の形態3)
図10は本発明の実施の形態3における食器洗い機のタッチキー入力部の構成を示す模式図である。図9に示した実施の形態2に加えて、図10に示すように、樹脂板25はプリント基板24よりも大きな外形を持ち、扉15の上面部28に掘り込み61を設けて埋め込む構成とし、掘り込み61の周縁にネオプレンゴム等で作られたパッキン62を設置してある。他の構成は実施の形態2と同じであり、詳細な説明は省略する。
この大きな樹脂板25でプリント基板24を覆い、扉15の上面部28との隙間を防水用のパッキン62で覆う構成によって、樹脂板25周縁から丸型電極部や電子部品を搭載した電気部品部への水滴の浸入を防ぐことができる。
(実施の形態4)
図11は本発明の実施の形態4における食器洗い機のタッチキー入力部の構成を示す断面図である。図11において、樹脂板25のプリント基板24と接触する面(下面)には、プリント基板24が嵌合するくぼみ63が形成されている。他の構成は実施の形態2と同じであり、詳細な説明は省略する。
この樹脂板25のくぼみ63の中にプリント基板24を埋め込んでしまう構成によって、水滴の電気部品部への浸入を防ぐことができる。また、指26の接触する面(上面)は洗浄槽1方向に下る傾斜を設けることによって水滴による誤入力を防止することも可能となる。また、樹脂板25は金型で樹脂成型することにより、一工程で成形でき、製造も容易である。
(実施の形態5)
図12は本発明の実施の形態5における食器洗い機のタッチキー入力部の構成を示す模式図である。図12において、樹脂板25の指26と接する面で、「コース」電極21、
「乾燥」電極22、「予約」電極23の上に当たる部分には手前から奥に下る方向に傾斜を持った指ガイド部64が樹脂板25の上面よりくぼませてそれぞれ作成されている。他の構成は実施の形態2と同じであり、詳細な説明は省略する。
この樹脂板25の指ガイド部64のくぼんだ構造によって指26が所定のキーの場所に導かれ、また、くぼみも傾斜を持っていることによって、水滴も溜まらず、静電容量キーの入力の信頼性も一層向上する。
(実施の形態6)
図13は本発明の実施の形態6における食器洗い機のプリント基板24の部品実装面の模式図である。図13においてタッチIC30の感度設定用のコンデンサ31をコンデンサカバー65で覆っている。プリント基板24の湿度対策に施されるシリコン樹脂やウレタン樹脂製のコーティング剤66の中に、コンデンサ31が埋没するのを防いでいる。なお、本実施の形態におけるタッチキー入力部17の構成は、上記実施の形態1〜5のいずれの構成も適用できる。また、他の構成は実施の形態1と同じであり、詳細な説明は省略する。
コンデンサ31がコーティング剤66の中に埋没すると、コンデンサ31の静電容量が変化し、タッチIC30の感度が変化する。コンデンサカバー65でコーティング剤66とコンデンサ31が接触しないようにすることによって、安定的なキー入力を確保することができる。
なお、タッチキー入力部17を設けた上面部28は、本実施の形態では扉15の一部として構成したが、洗浄槽1の一部として構成してもよいし、扉15および洗浄槽1とは別体として構成してもよい。
以上のように、本発明は、キー部の水滴を速やかに流し去り、キー部の水滴による静電容量の誤結合を防止し、キー入力の確実性を向上させた食器洗い機を実現することができる。
このように、本発明によると、キー部の水滴による静電容量の誤結合を防止し、キー操作の確実性を向上させることができるので、家庭用の食器洗い機のみならず、産業用の食器洗浄システムなどにも利用することが可能となる。
1 洗浄槽
2 食器かご
3 食器類(被洗浄物)
4 洗浄ノズル
5 洗浄ポンプ
6 残菜フィルター
7、8 循環経路
9 給水口
10 給水ホース
11 給水弁
12 吐出口
13 排水ホース
14 ヒータ
15 扉
16 制御手段
17 タッチキー入力部(キー入力手段)
18 張り出し部
19 「電源 入/切」キー
20 「一時停止/スタート」キー
21 「コース」電極
22 「乾燥」電極
23 「予約」電極
24 プリント基板
25 樹脂板(カバー)
26 指
28 上面部
29 マイコン
30 タッチIC
31 コンデンサ
32 表示用LED群
33 ダイオード群
34 「電源 入/切」スイッチ
35 「一時停止/スタート」スイッチ
36 「乾燥60分表示LED」
37 「高温表示LED」
38 タッチカウントレベル
39 ベースラインレベル
40 「コース」キー
41 「乾燥」キー
42 「予約」キー
60 ドアスイッチ
61 掘り込み
62 パッキン
63 くぼみ
64 指ガイド部
65 コンデンサカバー
66 コーティング剤

Claims (8)

  1. 被洗浄物の洗浄ならびに乾燥を行う洗浄乾燥手段と、前記被洗浄物を収納する洗浄槽と、前記洗浄槽の前方に位置する扉と、前記扉または前記洗浄槽の上面部に設置した静電容量を検知して動作するキー入力手段と、前記キー入力手段からの信号を処理する制御手段とを備え、前記キー入力手段は、一列に並んだ電極部をカバーで覆った複数のキー部を有する構成とした食器洗い機。
  2. 前記扉の閉止時、前記制御手段は前記キー入力手段からのキー入力を無効とする請求項1に記載の食器洗い機。
  3. 前記カバーの使用者が接触する面に前記洗浄槽側に向けて下る方向へ傾斜を設けた請求項1または2に記載の食器洗い機。
  4. 前記カバーの使用者が触れる部分に撥水処理を行った請求項1〜3のいずれか一項に記載の食器洗い機。
  5. 前記カバーは前記キー入力手段の電気部品部が載置されているプリント基板よりも大きくし、前記カバー周縁からの前記プリント基板への水の浸入を防止する手段を有する請求項1〜4のいずれか一項に記載の食器洗い機。
  6. 前記カバーは、前記プリント基板が嵌合するくぼみを有し、樹脂成型で作成された請求項1〜5のいずれか一項に記載の食器洗い機。
  7. 前記カバーの使用者が接触する部分にくぼみを設けた請求項1〜6のいずれか一項に記載の食器洗い機。
  8. 前記キー入力手段の入力感度設定用コンデンサをコンデンサカバーで覆った請求項1〜7のいずれか一項に記載の食器洗い機。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2014014586A (ja) * 2012-07-11 2014-01-30 Panasonic Corp 洗濯機の操作表示装置
JP2014117430A (ja) * 2012-12-17 2014-06-30 Harman Co Ltd 食器洗浄機
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