JP2012114808A - 携帯電話装置、携帯電話装置におけるユーザインタフェースの提示方法、およびユーザインタフェース表示プログラム - Google Patents

携帯電話装置、携帯電話装置におけるユーザインタフェースの提示方法、およびユーザインタフェース表示プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】搭載される1眼カメラを用いて、精度よく3次元画像撮影を可能とする携帯電話装置を提供する。
【解決手段】携帯電話装置では、3次元画像を得るため、1回目の撮影の後、カメラデバイスからの撮影画像における1回目の撮影時の位置(開始位置)と、開始位置に視差量を考慮した当該撮影画像における2回目の撮影のための位置(目標位置34)を算出する。そして、カメラデバイスからの撮影画像にxyz座標系を定義し、開始位置から目標位置目標位置34までの移動ルート35と、その撮影画像上における携帯電話装置の位置を表わす軸33とを重ねて表示することで、目標位置までの移動をガイドする。
【選択図】図3

Description

この発明は携帯電話装置、携帯電話装置におけるユーザインタフェースの提示方法、およびユーザインタフェース表示プログラムに関し、特に、1眼カメラを有して3次元画像を生成する携帯電話装置装置、該携帯電話装置におけるユーザインタフェースの提示方法、およびユーザインタフェース表示プログラムに関する。
従来、3次元画像を撮影するためには、2眼式カメラを使う方式と、1眼カメラで位置を変更しながら複数回撮影する方式とがあった。共に左目用画像、右目用画像を撮影することになるが、たとえば特開2005−257288号公報(以下、特許文献1)などに開示されているように、1眼カメラを用いる方式では、1回目の撮影と2回目の撮影とで位置をずらすことで、擬似的に2眼カメラの撮影に近付けている。
昨今の携帯電話装置においても、1眼カメラを備えて、それで位置を変更しながら複数回撮影する方法と、2眼式カメラを備えてそれ使う方式とによって、3次元画像が得られるようになっている。
ハードウェアコストにおいては、2眼式カメラを用いるよりも1眼カメラを用いる撮影の方が優れており、この利点を生かすために1眼カメラでの3次元撮影の精度を上げることが求められている。特に、携帯電話装置などの小型の装置の場合、装置サイズの制約上、2眼式カメラを搭載することが難しい場合があり、より、1眼カメラでの3次元撮影の精度を上げることが求められている。
特開2005−257288号公報
しかしながら、1眼カメラで位置を変更しながら複数回撮影する方式では、撮影間の位置を合わせる必要や、時間的な差異を埋める必要があり、2眼式カメラを用いる方法と比較すると、撮影画像の品質は及ばない場合が多いという問題がある。
詳しくは、1眼カメラで3次元画像を生成するためには、複数回(主に2回)撮影を行ない左右画像を生成する必要がある。それぞれの撮影の適切な位置は3次元空間上で決まっている。2眼式カメラの場合は、その適切な位置がハードウェア的に決定されており、2眼間の距離、それぞれのカメラの取り付け方向が適切な位置に調整されている。
それに対して1眼カメラで複数枚の写真を撮影して擬似的に2眼カメラ撮影を実現する方法では、ユーザが正確なそれぞれの位置から撮影する必要があり、難易度が高い。また、試行錯誤を要することになる。そのため、撮影後に3次元画像として確認すると3次元としての品質が確保されていないことが多く、有用性が低いという問題があった。
さらに、1眼カメラで位置を変更しながら複数回撮影する方式でのユーザインタフェースとして、「左から右に移動させてください」という単純なものが多い。そのため、操作時のユーザのブレや、ユーザそれぞれの癖等によって、正確にカメラおよび携帯電話装置を動かすことが難しいため、ユーザがこのガイド通りに従って撮影しても、高品質の3次元画像が撮影できないことが多いという問題もあった。3次元画像撮影の場合、少しの位置のズレでも3次元画像が構成されない確率が高く、非常に正確な撮影が求められるためである。
一方で、1眼カメラでの撮影はハードウェアコストに関して、2眼式カメラより優れているため、1眼カメラでの3次元撮影の精度を上げることが求められている。
本発明はこのような問題に鑑みてなされたものであって、1眼カメラを有した携帯電話装置において、精度よく3次元画像撮影を可能とする携帯電話装置、該携帯電話装置におけるユーザインタフェースの提示方法、およびユーザインタフェース表示プログラムを提供することを目的としている。
上記目的を達成するために、本発明のある局面に従うと、携帯電話装置は、カメラデバイスと、ディスプレイと、当該携帯電話装置の位置の変化を検出するためのセンサと、制御手段とを備える。制御手段は、3次元画像を構成する2つの撮影画像を得るために、カメラデバイスでの1回目の撮影の後に2回目の撮影位置への移動をディスプレイでガイドする表示制御を実行する。表示制御は、カメラデバイスからの撮影画像と、3次元画像の撮影における第1回目の撮影の際の位置を表わす開始位置から、開始位置に3次元画像のための所定の視差量に基づいた移動量を加えた第2回目の撮影位置である目標位置までの移動ルートとを重ねてディスプレイに表示させ、移動をガイドすることを含む。
好ましくは、制御手段は、表示制御として、カメラデバイスからの撮影画像に3軸座標系を重ねてディスプレイに表示させる。
より好ましくは、制御手段は、表示制御として、当該携帯電話装置の位置の移動の、開始位置から目標位置までの移動ルートからのずれを検出する処理を実行し、ずれの通知と、移動前の当該携帯電話装置の位置から目標位置までの移動ルートとを3軸座標系に重ねてディスプレイに表示させ、ずれを修正し、かつ移動をガイドする。
より好ましくは、ずれは、開始位置から目標位置までの移動ルートからの、3軸の少なくとも1軸方向のずれを含む。
好ましくは、携帯電話装置は被写体までの距離を測定するための測定手段をさらに備え、制御手段は、表示制御として、被写体までの距離に基づいて視差量を算出する処理と、開始位置と視差量とに基づいて目標位置を決定する処理とを実行する。
好ましくは、制御手段は、表示制御として、開始位置と予め記憶されている視差量とに基づいて目標位置を決定する処理を実行する。
好ましくは、制御手段は、カメラデバイスに2回目の撮影を実行させるための撮影制御をさらに実行する。撮影制御は、当該携帯電話装置の位置が目標位置に達したことを検出すると、カメラデバイスに第2回の撮影を実行させることを含む。
本発明の他の局面に従うと、携帯電話装置におけるユーザインタフェースの提示方法は、カメラデバイスとディスプレイとを有する携帯電話装置において、3次元画像を構成する2つの撮影画像を得るために、カメラデバイスでの1回目の撮影の後に2回目の撮影位置への移動をガイドするためのユーザインタフェースのディスプレイでの提示方法であって、カメラデバイスからの撮影画像における、3次元画像の撮影における第1回目の撮影の際の位置を表わす開始位置と3次元のための視差量とに基づいて、第2回目の撮影位置である目標位置を決定するステップと、カメラデバイスからの撮影画像と、開始位置から目標位置までの移動ルートとを重ねてディスプレイに表示させるステップとを備える。
本発明のさらに他の局面に従うと、ユーザインタフェース表示プログラムは、カメラデバイスを有する携帯電話装置において3次元画像を構成する2つの撮影画像を得るために、カメラデバイスでの1回目の撮影の後に2回目の撮影位置への移動をガイドするためのユーザインタフェースをディスプレイに表示させるための処理を携帯電話装置に実行させるためのプログラムであって、カメラデバイスからの撮影画像における、3次元画像の撮影における第1回目の撮影の際の位置を表わす開始位置と3次元のための視差量とに基づいて、第2回目の撮影位置である目標位置を決定するステップと、カメラデバイスからの撮影画像と、開始位置から目標位置までの移動ルートとを重ねてディスプレイに表示させるステップとを実行させる。
この発明によると、1眼カメラを有した携帯電話装置において、精度よく3次元画像を撮影することが可能となる。
実施の形態にかかる携帯電話装置の外観の具体例を示す平面図である。 携帯電話装置の内部構成(回路図)の具体例を示すブロック図である。 携帯電話装置のディスプレイ上に表示されるガイド表示の具体例を示す図である。 携帯電話装置のディスプレイ上に表示されるガイド表示の具体例を示す図である。 携帯電話装置のディスプレイ上に表示されるガイド表示の具体例を示す図である。 携帯電話装置のディスプレイ上に表示されるガイド表示の具体例を示す図である。 携帯電話装置の機能構成の具体例を示すブロック図である。 携帯電話装置で実行される3次元画像を撮影するための動作を示すフローチャートである。 図8のステップS706でのガイド表示のための処理として、ステップS702で1回目の撮影が行なわれた直後のガイド表示のための処理を表わすフローチャートである。
以下に、図面を参照しつつ、本発明の実施の形態について説明する。以下の説明では、同一の部品および構成要素には同一の符号を付してある。それらの名称および機能も同じである。
<装置構成>
図1は実施の形態にかかる携帯電話装置100の外観の具体例を示す平面図である。携帯電話装置100の後述するディスプレイ1および操作キー2を有する面を前面とし、当該面の反対面を背面とすると、図1(A)は携帯電話装置100の前面から見た外観の概略図であり、図2(B)は背面から見た外観の概略図でなる。
図1を参照して、携帯電話装置100は、前面にディスプレイ1および操作キー2を備え、背面にカメラデバイス3を備える。
図2は、携帯電話装置100の内部構成(回路図)の具体例を示すブロック図である。
図2を参照して、携帯電話装置100は、主に基地局との無線通信を行なうための無線通信処理部21、携帯電話装置100の位置、方向、加速度を測定するための加速度センサ22、携帯電話装置100と被写体との間の距離を検知するための距離センサ23、通信制御やユーザインタフェース関連の制御を行なうためのCPU(Central Processing Unit)24、カメラファインダ映像や文字やイメージを表示するためのディスプレイ1、ユーザの指示入力を受付けるための操作キー2、撮影やカメラファインダ映像を取得するためのカメラデバイス3、およびカメラ撮影画像を記録したりグラフィックの描画に用いたり携帯電話装置の各種状態を記憶したりするためのメモリ27を含む。
<動作概要>
携帯電話装置100では、ユーザがカメラデバイス3での撮影を行なうためのアプリケーション(以下、カメラアプリとも称する)を起動すると、ディスプレイ1上にカメラファインダ映像が表示される。同時にXYZ軸を含むユーザインタフェースも表示される。この座標表示は、加速度センサ22で検知された情報を元に表示され、ファインダから見えるカメラファインダ映像の座標系と一致したものとなるようにする。
次にユーザが撮影を開始すると(1回目の撮影)、距離センサ23を用いて携帯電話装置100と被写体との間の距離が測定され、この距離を元に最適な移動量が計算され、ガイド表示に目標位置として表示される。
ユーザがガイド表示に従い目標位置まで携帯電話装置100を移動させると、加速度センサ22を用いてユーザインタフェース表示に移動した距離を反映させ、目標位置に達したときに、自動的もしくは手動で2回目の撮影を行なう。
<ガイドの説明>
図3〜図6は、携帯電話装置100のディスプレイ1上に表示されるガイド表示の具体例を示す図である。
図3のガイド表示は、カメラアプリが起動され、CPU25が対応するプログラムの実行を開始すると、カメラのファインダ映像上にレイヤ合成されて表示される。
図3を参照して、ガイド表示には、カメラデバイス3、すなわち当該携帯電話装置100の水平面上の位置をガイドするための、メモリを付した平面状の空間31と、その空間31における当該携帯電話装置100の位置を表わす現在位置軸33とが表示される。ファインダ映像の空間とガイド表示の空間31とは、加速度センサ22からの位置情報を用いて、一致するように表示される。
さらに、ガイド表示では、平面状の空間31上にXZ軸を置き、平面状の空間31上から垂直に向けてY軸を置いたXYZ軸が空間31と併せて表示される。現在位置軸33はXZ平面における現在位置に立てられたZ軸として表わされる。なお、これら軸の名称32は、必要に応じて表示される。また、XYZ軸自体も、表示/非表示のいずれであってもよい。
カメラアプリを起動後、ユーザが撮影開始することで、まず1回目の撮影のためのシャッタが切られ撮影画像が得られる。ガイド表示に表示される現在位置軸33は、1回目の撮影時の携帯電話装置100の位置に相当する。なお、以降の説明において、この1回目の撮影のためのシャッタが切られたときの携帯電話装置100の位置を「開始位置」とも称し、3次元画像撮影に適した2回目の撮影位置である位置を「目標位置」とも称する。
ガイド表示では、開始位置から目標位置を表わすXZ平面上の位置に立てられたYZ軸(目標位置軸34)までのルートに沿ってユーザが携帯電話装置100を動かすようにガイドが表示される。具体的には、ユーザが携帯電話装置100を移動させると、ガイド表示では、加速度センサ22からの情報を用いてXZ平面に沿って現在位置軸33が実際の移動量に応じて移動する。これにより、ユーザは目標位置軸34に現在位置軸33が一致するように携帯電話装置100を移動させることで、上記ルートに沿って目標位置まで携帯電話装置100を移動させることができる。
図4は、目標位置軸34に現在位置軸33が到達する直前のガイド表示を表した図である。図4では、現在移動中の現在位置軸33を目標位置軸34に一致させるようにユーザが上記ルートに沿って携帯電話装置100を移動させていることが表わされている。これら軸が一致する位置まで携帯電話装置100が上記ルートに沿って移動すると、自動的に2枚目の写真のシャッタが切られ、撮影画像が得られる。
図5、図6は、ユーザの操作がガイド表示された上記ルートから外れてしまった場合に表示される、位置を修正するためのガイド表示の具体例を示す図である。
図5のガイド表示は、直前の現在位置軸33’から現在位置軸33が目標位置軸34に向かう方向の上記ルートではないZ軸方向に移動して(ずれて)しまったことが検出されたときに表示されるものである。図5のガイド表示において、上記ルートからのZ軸方向の位置のずれ量は矢印53などのグラフィックで表わされると共に、当該ずれが発生した場合に、その旨を表わす図形54を表示させてユーザに通知する。
このような図5のガイド表示によって、直前の現在位置軸33’で表わされるXZ平面の位置に携帯電話装置100の位置を戻した上で本来移動すべき目標位置軸34に携帯電話装置100を上記ルートに沿って移動させることがガイドされる。なお、図5のガイド表示はZ軸方向のずれをガイドするものであるが、Y軸方向のずれについても同様のガイド表示となる。
図6のガイド表示は、直前の現在位置軸33’から現在位置軸33が目標位置軸34に向かう方向の上記ルートではないZ軸方向にXZ平面に対して傾いてしまったことが検出されたときに表示されるものである。携帯電話装置100はユーザが操作するものであるため、開始位置から目標位置までのルートからは図5のようなXZ平面に沿った方向の位置のずれだけでなく、XZ平面に対する携帯電話装置100の傾きによるずれも発生することになる。XZ平面に対する傾きのずれも3D撮影には好ましくない。
図6のガイド表示において、XZ平面に対するZ軸方向の傾きのずれは矢印63などのグラフィックで表わされると共に、当該ずれが発生した場合、その旨を表わす図形64を表示させてユーザに通知する。
このような図6のガイド表示によって、直前の現在位置軸33’で表わされるXZ平面に対する傾きに携帯電話装置100の傾きを戻した上で本来移動すべき目標位置軸34に携帯電話装置100を上記ルートに沿って移動させることがガイドされる。なお、図6のガイド表示はZ軸方向の傾きのずれをガイドするものであるが、X軸、Y軸方向の傾きのずれについても同様のガイド表示となる。
<機能構成>
図7は、携帯電話装置100で図4〜図6のようなガイド表示を行なうための、携帯電話装置100の機能構成の具体例を示すブロック図である。図7に示される各機能は、CPU24がメモリ27に記憶されるプログラムを実行することによって、主にCPU24上に形成されるものであるが、少なくとも一部が、図2に示されたハードウェア構成によって実現されてもよい。
図7を参照して、携帯電話装置100は、操作キー2からのユーザ操作に従った操作信号の入力を受付けるための入力部101と、ガイド表示を生成してカメラデバイス3に合成するためのガイド生成部102と、携帯電話装置100の位置を検出するための位置検出部103と、検出された携帯電話装置100の位置と開始位置および目標位置から得られる移動ルートとから携帯電話装置100の移動経路の上記ルートからのずれを検出するためのずれ検出部104と、検出された携帯電話装置100の位置と目標位置とから携帯電話装置100が目標位置に位置しているか否かを判断するための判断部105と、入力部101で受付けた操作信号および判断部105での判断結果にしたがってカメラデバイス3での撮影を実行させるための撮影処理部106と、ガイド生成部102で生成されたガイド表示をディスプレイ1に行なうための表示処理部107とを含む。
さらに、ガイド生成部102は、現在位置を設定するための現在位置設定部201と目標位置設定部202と開始位置および目標位置から移動ルートを算出し、記憶するためのルート算出部203とを含む。
携帯電話装置100には、さらに、設定された現在位置を記憶するための記憶部108が含まれる。記憶部108は、予め規定された短い時間間隔で現在位置設定部201で設定された現在位置を記憶する。
位置検出部103は、記憶部108に記憶された直前の「現在位置」と加速度センサ22からのセンサ信号とに基づいて携帯電話装置100の位置を検出する。そして、現在位置設定部201は、検出された携帯電話装置100の位置と記憶部108に記憶された直前の「現在位置」とに基づいて、ガイド表示上での現在位置を設定する。また、目標位置設定部202は、距離センサ23で得られる被写体までの距離や予め設定されている情報などに基づいて視差量を計算して、該視差量に基づいて開始位置からの移動量を算出し、ガイド表示上での目標位置を設定する。
<動作フロー>
図8は、携帯電話装置100で実行される3次元画像を撮影するための動作を示すフローチャートである。図8のフローチャートに示される動作は、CPU24が、メモリ27に記憶されるプログラムを読み出して実行し、図7に示される各機能を発揮させることによって実現される。図8の動作は、携帯電話装置100においてカメラアプリが起動すると開始される。
図8を参照して、カメラアプリの起動後、CPU24がユーザからの撮影開始を指示する操作信号の入力を受付けると(ステップS701)、1回目の撮影を実行する(ステップS702)。そして、CPU24は、1回目の撮影の後に目標位置を算出する(ステップS703)。
次に、CPU24は、1回目の撮影時の携帯電話装置100の位置、またはその後に目標位置に向けてユーザが移動させた携帯電話装置100の位置を検出し(ステップS704)、「現在位置」に設定する。
CPU24は、1回目の撮影の直後のガイド表示よりも後の場合には、検出された携帯電話装置100の位置が、開始位置と目標位置とから算出された移動ルートからずれているか否かを判断する。その結果、上記ルートからのずれが発生していないと判断された場合には(ステップS705でNO)、CPU24は、算出された目標位置および現在位置に基づいて、ガイド表示のための処理を実行する(ステップS706)。
上記ルートからのずれが発生していると判断された場合(ステップS705でYES)は、CPU24は修正を促すガイド表示を行なう(ステップS707)。ここでは、具体的に、図5や図6に示されたように、ずれの通知と共に、記憶されている直前の「現在位置」に携帯電話装置100の位置を戻した上で目標位置まで移動させるようなガイドを表示させる。
1回目の撮影の直後には、CPU24は、上記ステップS705の判断を行なうことなくガイド表示のための処理を実行する(ステップS706)。ここでの処理については、図9のサブルーチンを用いて後に説明する。
ステップS704〜S707の動作は予め規定された間隔で、携帯電話装置100の位置が目標位置に到達したことが判断されるまで繰り返し実行される。そのため、1回目の撮影の後の携帯電話装置100の移動に伴ってリアルタイムでカメラデバイス3からの撮像にガイドが表示され、携帯電話装置100を移動がガイドされることになる。
携帯電話装置100の位置が目標位置に到達したことが判断されると(ステップS708でYES)、CPU24は2回目の撮影を実行し(ステップS709)、一連の動作を終了する。なお、ステップS709では自動的に2回目の撮影が実行されてもよいし、2回目の撮影であることをディスプレイ1などによって報知し、それに従ったユーザ操作に応じて2回目の撮影が実行されてもよい。
図9は、上記ステップS706でのガイド表示のための処理として、ステップS702で1回目の撮影が行なわれた直後のガイド表示のための処理を表わすフローチャートである。図9のフローチャートに示される動作もまた、CPU24が、メモリ27に記憶されるプログラムを読み出して実行し、図7に示される各機能を発揮させることによって実現される。
図9を参照して、CPU24は、被写体と当該携帯電話装置100との間の距離を測定可能かどうかを判断する(ステップS801)。距離を測定する方法としてはカメラデバイス3のオートフォーカス機能を用いた方法や、赤外線、音波、光などを用いた方法などがあるが、被写体との間の距離が測定されればいかなる方法であってもよい。距離測定が可能な場合(ステップS801でYES)、CPU24は、これらデバイスを使用して距離を測定する(ステップS802)。
CPU24は、測定で得られた被写体までの距離とその他情報とを用いて、最適な視差量を計算する(ステップS803)。その他の情報としては、3次元画像を表示するためのディスプレイ1のサイズ、3次元画像のサイズ、予め設定されているディスプレイ1を見るユーザの目からディスプレイ1までの距離などの、3次元画像の表示に影響を与える様々なパラメータ情報が挙げられる。ステップS803での視差量の計算方法は特定の方法には限定されず、このようなパラメータを用いた従来の視差量の計算方法であってよい。一例として視差量Pは、カメラデバイス3から被写体までの距離Zおよび被写体の高さHを用いて、P=xB・H・Zで得られる。ここで、係数xBは調整量であって、ディスプレイ1のサイズやカメラデバイス3のスペックなどから算出される値である。一般的には1/30〜1/50程度の値が用いられる。もちろん、視差量の計算方法は上述の式のみに限定されるものではなく、他の式が用いられてもよい。
CPU24はステップS802で計算された視差量に基づいてディスプレイ1上にガイド表示として表示する開始位置から目標位置までの移動量を決定し(ステップS805)、該移動量だけ移動させるための移動ルートを算出して、現在位置、目標位置、および移動ルートを示した図3のようなガイド表示用のデータを生成し撮影画像に重ねて表示させる(ステップS806)。なお、ここで算出された目標位置および移動ルートは記憶される。
被写体までの距離が測定不可能の場合(ステップS801でNO)、CPU24は、予め設定されて記憶されている視差量やユーザが設定した視差量をメモリ27の所定領域から読み出して、視差量の計算に用いる(ステップS804)。なお、この場合、CPU24は、好ましくは試験データを用いた結果値や経験や調整などを用いて、計算された視差量を最適値に近付けるための処理をさらに行なう。そして、CPU24は、計算された視差量に基づいて開始位置から目標位置までの移動量を決定し(ステップS805)、該移動量だけ移動させるための移動ルートを算出して、現在位置、目標位置、および移動ルートを示した図3のようなガイド表示用のデータを生成し撮影画像に重ねて表示させる(ステップS806)。
なお、1回目の撮影が行なわれた直後のガイド表示よりも後のステップS706でのガイド表示では、算出された移動ルート上に携帯電話装置100が位置していることになる。このとき、CPU24は、上記ステップS801〜S804の処理をスキップし、上記ステップS805で、上記ステップS704で検出された現在位置と記憶されている目標位置とから移動ルートを算出し、上記ステップS806で現在位置から目標位置まで携帯電話装置100を移動させるためのガイド表示用のデータを生成し撮影画像に重ねて表示させる。
<実施の形態の効果>
このように、携帯電話装置100は、3次元表示のための視差量に基づいて当該携帯電話装置100、すなわちカメラデバイス3の開始位置から目標位置までの移動量を算出して移動ルートを算出する。さらに、当該携帯電話装置100がその移動ルートに沿って移動できるようガイドを表示し、目標位置に達した時点で2回目の撮影を可能とする。そのため、当該携帯電話装置100を用いると、3次元表示のために最適な視差量で3次元画像を得ることができる。
さらに、上述の携帯電話装置100にガイド表示の処理や2回目の撮影用の処理を実行させるためのプログラムを提供することもできる。このようなプログラムは、コンピュータに付属するフレキシブルディスク、CD−ROM(Compact Disk-Read Only Memory)、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)およびメモリカードなどのコンピュータ読取り可能な記録媒体にて記録させて、プログラム製品として提供することもできる。あるいは、コンピュータに内蔵するハードディスクなどの記録媒体にて記録させて、プログラムを提供することもできる。また、ネットワークを介したダウンロードによって、プログラムを提供することもできる。
なお、本発明にかかるプログラムは、コンピュータのオペレーティングシステム(OS)の一部として提供されるプログラムモジュールのうち、必要なモジュールを所定の配列で所定のタイミングで呼出して処理を実行させるものであってもよい。その場合、プログラム自体には上記モジュールが含まれずOSと協働して処理が実行される。このようなモジュールを含まないプログラムも、本発明にかかるプログラムに含まれ得る。
また、本発明にかかるプログラムは他のプログラムの一部に組込まれて提供されるものであってもよい。その場合にも、プログラム自体には上記他のプログラムに含まれるモジュールが含まれず、他のプログラムと協働して処理が実行される。このような他のプログラムに組込まれたプログラムも、本発明にかかるプログラムに含まれ得る。
提供されるプログラム製品は、ハードディスクなどのプログラム格納部にインストールされて実行される。なお、プログラム製品は、プログラム自体と、プログラムが記録された記録媒体とを含む。
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
1 ディスプレイ、2 操作キー、3 カメラデバイス、21 無線通信処理部、22 加速度センサ、23 距離センサ、24 CPU、27 メモリ、31 空間、32 軸の名称、33,33’ 現在位置軸、34 目標位置軸、53,63 矢印、54,64 図形、100 携帯電話装置、101 入力部、102 ガイド生成部、103 位置検出部、104 ずれ検出部、105 判断部、106 撮影処理部、107 表示処理部、108 記憶部、201 現在位置設定部、202 目標位置設定部、203 ルート算出部。

Claims (9)

  1. カメラデバイスと、
    ディスプレイと、
    当該携帯電話装置の位置の変化を検出するためのセンサと、
    制御手段とを備え、
    前記制御手段は、3次元画像を構成する2つの撮影画像を得るために、前記カメラデバイスでの1回目の撮影の後に2回目の撮影位置への移動を前記ディスプレイでガイドする表示制御を実行し、
    前記表示制御は、前記カメラデバイスからの撮影画像と、前記3次元画像の撮影における前記第1回目の撮影の際の位置を表わす開始位置から、前記開始位置に前記3次元画像のための所定の視差量に基づいた移動量を加えた前記第2回目の撮影位置である目標位置までの移動ルートとを重ねて前記ディスプレイに表示させ、前記移動をガイドすることを含む、携帯電話装置。
  2. 前記制御手段は、前記表示制御として、前記カメラデバイスからの撮影画像に3軸座標系を重ねて前記ディスプレイに表示させる、請求項1に記載の携帯電話装置。
  3. 前記制御手段は、前記表示制御として、当該携帯電話装置の位置の移動の、前記開始位置から前記目標位置までの移動ルートからのずれを検出する処理を実行し、
    前記ずれの通知と、前記移動前の当該携帯電話装置の位置から前記目標位置までの移動ルートとを前記3軸座標系に重ねて前記ディスプレイに表示させ、前記ずれを修正し、かつ前記移動をガイドする、請求項2に記載の携帯電話装置。
  4. 前記ずれは、前記開始位置から前記目標位置までの移動ルートからの、前記3軸の少なくとも1軸方向のずれを含む、請求項3に記載の携帯電話装置。
  5. 被写体までの距離を測定するための測定手段をさらに備え、
    前記制御手段は、前記表示制御として、
    前記被写体までの距離に基づいて前記視差量を算出する処理と、
    前記開始位置と前記視差量とに基づいて前記目標位置を決定する処理とを実行する、請求項1〜4のいずれかに記載の携帯電話装置。
  6. 前記制御手段は、前記表示制御として、前記開始位置と予め記憶されている視差量とに基づいて前記目標位置を決定する処理を実行する、請求項1〜4のいずれかに記載の携帯電話装置。
  7. 前記制御手段は、前記カメラデバイスに前記2回目の撮影を実行させるための撮影制御をさらに実行し、
    前記撮影制御は、当該携帯電話装置の位置が前記目標位置に達したことを検出すると、前記カメラデバイスに前記第2回の撮影を実行させることを含む、請求項1〜6のいずれかに記載の携帯電話装置。
  8. カメラデバイスとディスプレイとを有する携帯電話装置において、3次元画像を構成する2つの撮影画像を得るために、前記カメラデバイスでの1回目の撮影の後に2回目の撮影位置への移動をガイドするためのユーザインタフェースの前記ディスプレイでの提示方法であって、
    前記カメラデバイスからの撮影画像における、前記3次元画像の撮影における前記第1回目の撮影の際の位置を表わす開始位置と前記3次元のための視差量とに基づいて、前記第2回目の撮影位置である目標位置を決定するステップと、
    前記カメラデバイスからの撮影画像と、前記開始位置から前記目標位置までの移動ルートとを重ねて前記ディスプレイに表示させるステップとを備える、携帯電話装置におけるユーザインタフェースの提示方法。
  9. カメラデバイスを有する携帯電話装置において3次元画像を構成する2つの撮影画像を得るために、前記カメラデバイスでの1回目の撮影の後に2回目の撮影位置への移動をガイドするためのユーザインタフェースをディスプレイに表示させるための処理を前記携帯電話装置に実行させるためのプログラムであって、
    前記カメラデバイスからの撮影画像における、前記3次元画像の撮影における前記第1回目の撮影の際の位置を表わす開始位置と前記3次元のための視差量とに基づいて、前記第2回目の撮影位置である目標位置を決定するステップと、
    前記カメラデバイスからの撮影画像と、前記開始位置から前記目標位置までの移動ルートとを重ねて前記ディスプレイに表示させるステップとを実行させる、ユーザインタフェース表示プログラム。
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