JP2012114518A - 受信回路、送信回路、通信システム、及び通信システムの送信設定方法 - Google Patents

受信回路、送信回路、通信システム、及び通信システムの送信設定方法 Download PDF

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Abstract

【課題】信号遷移発生用の符号化を用いることなくデータとクロックとを1つの信号に纏めて送受信可能な送信回路及び受信回路を提供する。
【解決手段】送信回路は、データ信号とクロック信号とを重み付け加算することにより生成した信号を送信する。また受信回路は、受信した第1の信号の信号遷移からクロック信号を抽出するクロック抽出回路と、抽出されたクロック信号を第1の信号から減算することにより第2の信号を生成する減算回路と、抽出されたクロック信号に応じたタイミングにおいて第2の信号をデータ判定するデータ判定回路とを含む。
【選択図】図1

Description

本願開示は、一般に電子回路に関し、詳しくは受信回路、送信回路、及び通信システムに関する。
LSI(大規模集積回路)の性能が向上し、LSI内部で処理される情報量が増えるにつれ、チップの入出力信号の情報量も増加することが要求される。しかしながら、LSIの1チップの設置可能なピン数には物理的なサイズによる限界があり、今後増加しないと予想されている。従って、入出力信号の情報量がボトルネックとなることを避けるためには、LSIの入出力における1ピンあたりの情報量が増加する必要がある。
特許文献1では、周波数同一で位相関係が特定されていないメソクロノス同期の通信方式において、送信器側においてデータとクロックとを重畳することにより、データとクロックとを纏めて1つの信号として送信する技術を開示している。受信器側においては、受信データの位相を受信器の内部クロックに同期させ、このクロックによりデータを抽出する。このようにデータとクロックとにそれぞれ別個のピンを割り当てるのではなく、重畳された1つの信号に1つのピンを割り当てることで、ピン数を削減できる。
しかしながら、特許文献1に開示される方式では、受信器側においてデータの位相同期を行うために、送信されてくるデータにおいて信号遷移がある程度の頻度で発生していることが必要になる。そこで送信側では、同じ信号レベルが連続して続かないように8B/10Bなどの符号化を行い、信号遷移を適宜発生させる。このような符号化を行なう結果として、データの通信効率が低下したり、送受信器のレイテンシが悪化したりするという問題がある。
特開2009−195602号公報 特開平5−35826号公報 特開2008−101004号公報
以上を鑑みると、信号遷移発生用の符号化を用いることなくデータとクロックとを1つの信号に纏めて送受信可能な送信回路、受信回路、及び通信システムが望まれる。またその通信システムにおける適切な送信設定方法が望まれる。
送信回路は、データ信号とクロック信号とを重み付け加算することにより生成した信号を送信することを特徴とする。
受信回路は、受信した第1の信号の信号遷移からクロック信号を抽出するクロック抽出回路と、前記抽出されたクロック信号を前記第1の信号から減算することにより第2の信号を生成する減算回路と、前記抽出されたクロック信号に応じたタイミングにおいて前記第2の信号をデータ判定するデータ判定回路とを含むことを特徴とする。
通信システムは、データ信号とクロック信号とを重み付け加算することにより生成した第1の信号を送信する送信回路と、前記第1の信号を受信する受信回路とを含み、前記受信回路は、受信した前記第1の信号の信号遷移からクロック信号を抽出するクロック抽出回路と、前記抽出されたクロック信号を前記第1の信号から減算することにより第2の信号を生成する減算回路と、前記抽出されたクロック信号に応じたタイミングにおいて前記第2の信号をデータ判定するデータ判定回路とを含むことを特徴とする。
通信システムの送信設定方法は、検査信号を生成し、前記検査信号とクロック信号とを重み付け加算することにより生成した第1の信号を送信し、前記第1の信号を受信してデータ判定することにより前記検査信号を検出し、前記検出した検査信号に基づいてエラーの有無を判定し、前記エラーの有無の判定の結果に応じて前記重み付け加算の重み付けを調整する各段階を含むことを特徴とする。
本願開示の少なくとも1つの実施例によれば、データ信号とクロック信号とを重み付け加算することにより生成した信号を送信することにより、信号遷移発生用の符号化を用いることなくデータとクロックとを1つの信号に纏めて送受信可能となる。これにより、データの通信効率を低下させたり送受信器のレイテンシを悪化させたりすることなく、ピン数を削減することが可能となる。
通信システムの構成の一例を示す図である。 送信データ、送信クロック、及び伝送路への送信信号の各波形を模式的に示す図である。 送信器の回路構成の一例を示す図である。 クロック抽出回路の構成の一例を示す図である。 減算回路の回路構成の一例を示す図である。 クロック調整回路の構成の一例を示す図である。 位相検出器の入出力関係を規定したテーブルを示す図である。 減算回路の構成の別の一例を示す図である。 通信システムの構成の変形例を示す図である。 図9に示す通信システムでの相対的な重み付けを調整する処理を示すフローチャートである。 図1に示す送信器及び受信器を応用したシステムの構成を示す図である。
以下に、本発明の実施例を添付の図面を用いて詳細に説明する。なお各図を通して同一又は類似の構成要素は同一又は類似の番号で参照する。
図1は、通信システムの構成の一例を示す図である。図1に示す通信システム10は、送信器(送信回路)11、受信器(受信回路)12、及び伝送線路13を含む。なお以下において、通信システム10の送受信信号は差動信号であるとして説明されるが、差動信号に限定されることなく、単相信号であってもよい。また図1及び以降の同様の図において、各ボックスで示される各機能ブロックと他の機能ブロックとの境界は、基本的には機能的な境界を示すものであり、物理的な位置の分離、電気的な信号の分離、制御論理的な分離等に対応するとは限らない。各機能ブロックは、他のブロックと物理的にある程度分離された1つのハードウェアモジュールであってもよいし、或いは他のブロックと物理的に一体となったハードウェアモジュール中の1つの機能を示したものであってもよい。
送信器11は、バッファ回路15、バッファ回路16、及び加算回路17を含む。バッファ回路15は、送信データTxdataを出力電圧振幅αの信号として出力する。バッファ回路16は、送信クロックTxclkを出力電圧振幅βの信号として出力する。加算回路17は、振幅αの送信データTxdataと振幅βの送信クロックTxclkとを加算し、加算結果の信号を送信信号として伝送線路13に送出する。このようにして、送信器11は、データ信号とクロック信号とを重み付け加算することにより生成した信号を送信する。
図2は、送信データTxdata、送信クロックTxclk、及び伝送路への送信信号の各波形を模式的に示す図である。(a)には、一例として“1101”の送信データTxdataに対応する信号波形が示される。(b)には、送信クロックTxclkに対応する信号波形が示される。(c)には、(a)の信号波形をαで重み付けした波形と(b)の信号波形をβで重み付けした波形とを加算して得られる信号波形であり、伝送路への送信信号波形が示される。図2に示されるように、送信データTxdataのデータレートは送信クロックTxclkの周波数の2倍であってよい。即ち、送信クロックTxclkの立ち下がりエッジ及び立ち上がりエッジの両方のエッジが、送信データTxdataのデータ境界と一致してよい。
重み付け加算により得られる送信信号波形は、振幅の中心を0とすると、α+β、−α+β、α−β、−α−βの4つの異なる信号レベルを有することになる。ここで、α<βである条件が満たされると、クロック信号の各遷移に一対一に対応して送信信号波形がゼロクロス点を持つことになる。即ち、(c)に示す送信信号波形が振幅中心の信号レベル27と交差する点は、常に送信クロックTxclkの遷移点に一致する。この場合、受信側で伝送線路13を介して受信した波形からクロック信号を抽出することは比較的容易となるので、重み付けの相対的な関係としてはα<βであることが好ましい。即ち、データ信号とクロック信号とを重み付け加算する際に、データ信号とクロック信号との相対的な重み付けは、クロック信号の重み付けの方がデータ信号の重み付けよりも大きいことが好ましい。つまりクロック信号の振幅がデータ信号の振幅よりも大きいことが好ましい。
図3は、送信器11の回路構成の一例を示す図である。送信器11は、トランジスタ31乃至34、電流源35及び36、抵抗素子37及び38を含む。トランジスタ31及び32は、送信データTxdataの差動信号をそれぞれのゲート端に受け取る差動入力トランジスタ対である。電流源35は、所定のバイアス電圧をゲート端に印加されたMOSトランジスタ等であり、重み付けαに比例した電流量を流す。トランジスタ31及び32と電流源35とが、図1のバッファ回路15に相当し、送信データTxdataの電圧信号を抵抗素子37及び38に流れる電流に変換する。
トランジスタ33及び34は、送信クロックTxclkの差動信号をそれぞれのゲート端に受け取る差動入力トランジスタ対である。電流源36は、所定のバイアス電圧をゲート端に印加されたMOSトランジスタ等であり、重み付けβに比例した電流量を流す。トランジスタ33及び34と電流源36とが、図1のバッファ回路16に相当し、送信クロックTxclkの電圧信号を抵抗素子37及び38に流れる電流に変換する。
抵抗素子37及び38には、αで重み付けされた送信データTxdataに応じた量の電流が流れると共に、それに重なって、βで重み付けされた送信クロックTxclkに応じた量の電流が流れる。このようにして、αで重み付けされた送信データTxdataに応じた電流とβで重み付けされた送信クロックTxclkに応じた電流とが、抵抗素子37及び38において加算される。抵抗素子37及び38には、この加算電流に応じた電圧降下が生じることになり、送信信号(図3のTx出力)として、データ信号とクロック信号とを重み付け加算した信号が得られる。なお電流源35及び36の電流量を調整することにより、相対的な重み付けを変化させることができる。
図1に戻り、受信器12は、クロック抽出回路21、減算回路(SUB)22、データ判定回路23、境界判定回路24、及びクロック調整回路(CDR)25を含む。クロック抽出回路21は、伝送線路13を介して受信した受信信号(第1の信号)の信号遷移からクロック信号dclk及びbclkを抽出する。この際、図2の例に示したように、振幅中心の信号レベルと送信信号波形とが交差する点が常にクロックの遷移点に一致すれば、容易にクロック抽出ができる。即ち、例えば差動信号の場合であれば、単に差動信号対を入力として2つの入力信号電圧の大小関係に応じた信号を出力するバッファ回路により、クロック信号dclkを抽出することができる。また単相信号の場合であれば、振幅中心の信号レベルに閾値電圧を有するようなバッファ回路或いはインバータ回路により、クロック信号dclkを抽出することができる。クロック抽出回路21は、このようにして抽出したクロック信号dclkを出力すると共に、このクロック信号dclkに対して90度位相がずれたクロック信号bclkを生成する。後程説明するように、抽出されたクロック信号dclkは境界判定用に用いられ、抽出されたクロック信号bclkはデータ判定用に用いられる。
減算回路22は、クロック抽出回路21により抽出されたクロック信号dclkを受信信号(第1の信号)から減算することにより受信データ信号rdt(第2の信号)を生成する。この際、減算するクロック信号dclkの振幅を調整することにより、データ信号の振幅の重み付けαに対して、重み付けβに相当する振幅分のクロック信号を減算するようにする。
データ判定回路23は、抽出されたクロック信号dclkに応じたタイミング(より正確には90度位相のずれたクロック信号bclkのエッジタイミング)において、受信データ信号rdt(第2の信号)をデータ判定する。例えばデータ判定回路23はフリップフロップであり、クロック信号bclkの立ち上がりエッジ及び立ち下がりエッジの両方のエッジにおいて受信データ信号rdtを取り込むことにより、データ判定を行なう。これにより、データ判定の結果であるデータ値dtがデータ判定回路23から出力される。なお具体的な回路の実装の仕方としては、クロック抽出回路21によりクロック信号bclkとその反転クロック信号とを生成し、それらのクロック信号の立ち上がりエッジにおいてデータ判定をするようにしてよい。例えば、クロック信号bclkの立ち上がりエッジでデータを取り込む第1のフリップフロップとその反転クロック信号の立ち上がりエッジでデータを取り込む第2のフリップフロップとを、データ判定回路23として設けてもよい。
境界判定回路24は、抽出されたクロック信号dclkに応じたタイミング(より正確にはクロック信号dclkのエッジタイミング)において、受信データ信号rdt(第2の信号)を境界判定する。例えば境界判定回路24はフリップフロップであり、クロック信号dclkの立ち上がりエッジ及び立ち下がりエッジの両方のエッジにおいて受信データ信号rdtを取り込むことにより、境界判定(データ境界での信号レベルの判定)を行なう。これにより、境界判定の結果であるバウンダリ値btが境界判定回路24から出力される。なお具体的な回路の実装の仕方としては、クロック抽出回路21によりクロック信号dclkとその反転クロック信号とを生成し、それらのクロック信号の立ち上がりエッジにおいて境界判定をするようにしてよい。例えば、クロック信号dclkの立ち上がりエッジでデータを取り込む第1のフリップフロップとその反転クロック信号の立ち上がりエッジでデータを取り込む第2のフリップフロップとを、境界判定回路24として設けてもよい。
クロック調整回路25は、CDR(Clock and Data Recovery)回路であり、データ判定回路23によるデータ判定の結果と境界判定回路24による境界判定の結果とに基づいて、クロック抽出回路21により抽出されるクロック信号の位相を調整する。具体的には、データ判定の結果であるデータ値dtと境界判定の結果であるバウンダリ値btとの比較に基づいて、抽出されたクロック信号と受信データとの位相のずれを検出する。この検出された位相のずれに応じて、クロック調整回路25は、データアイの中央とデータ間の境界とが的確にサンプリングされるように、クロック抽出回路21に供給する遅延調整コードを制御し、抽出されたクロック信号のタイミングを調整する。また更に、的確にデータ検出され判定された受信データRxdataと受信クロックRxclkとが、クロック調整回路25から出力される。
図4は、クロック抽出回路21の構成の一例を示す図である。図4のクロック抽出回路21は、バッファ回路40、4相クロック生成器41、遅延回路42、遅延回路43、デジタルアナログ変換器(DAC)44を含む。バッファ回路40は、受信信号を一対の差動信号入力として受け取り、2つの入力信号電圧の大小関係に応じた信号を出力することにより、クロック信号を抽出する。4相クロック生成器41は、バッファ回路40の出力クロック信号に基づいて、同相クロック信号と直交クロック信号とを生成する。同相クロック信号に対して、直交クロック信号は位相が90度異なっている。遅延回路42は同相クロック信号をデジタルアナログ変換器44からのアナログ信号が指定する遅延量遅延させて、クロック信号dclkを生成する。具体的には、遅延回路42は可変遅延バッファ57−1乃至57−4を含み、これらのバッファの各々の遅延量が、デジタルアナログ変換器44からのアナログ電圧に応じた値となる。また遅延回路43は、直交クロック信号をデジタルアナログ変換器44からのアナログ信号が指定する遅延量遅延させて、クロック信号bclkを生成する。具体的には、遅延回路43は可変遅延バッファ58−1乃至58−4を含み、これらのバッファの各々の遅延量が、デジタルアナログ変換器44からのアナログ電圧に応じた値となる。デジタルアナログ変換器44は、クロック調整回路25から供給される遅延調整コードに応じたアナログ電圧を生成する。
4相クロック生成器41は、バッファ回路51−1乃至51−4、バッファ回路52、バッファ回路53、ミキサ回路54、ローパスフィルタ55、及びデジタルアナログ変換器56を含む。バッファ回路51−2乃至51−4は、バッファ回路51−1が出力する第1のクロック信号を遅延して第2のクロック信号を生成する。第1のクロック信号はバッファ回路52を介してミキサ回路54に供給され、第2のクロック信号はバッファ回路53を介してミキサ回路54に供給される。ミキサ回路54は、第1のクロック信号と第2のクロック信号とを掛算する。クロック信号の波形が正弦波に近い場合、この掛算により、2つのクロック信号の位相差に応じた直流成分(差の周波数成分)と2倍の周波数の正弦波成分(和の周波数成分)とが生成される。位相差に応じた直流成分は、第1のクロック信号と第2のクロック信号との位相差が90度のときにゼロとなる。これはクロック信号が矩形波の場合であっても同様である。ローパスフィルタ55は、ミキサ回路54の出力の時間的な平均値を求める。デジタルアナログ変換器56は、この時間的な平均値がゼロになるように、時間的な平均値に応じてバッファ回路51−2乃至51−4の遅延量をフィードバック制御する。このようにして、第1のクロック信号(境界判定用のクロック信号)と第2のクロック信号(データ判定用のクロック信号)との積の平均値に応じて遅延回路(バッファ回路51−2乃至51−4)の遅延量を調整する。これにより、第1のクロック信号と第2のクロック信号との位相差が90度に調整される。
なお図4では、4相クロック生成器41から同相クロック信号と直交クロック信号とのみを取り出しているが、同相クロック信号の反転クロック信号及び直交クロック信号の反転クロック信号も取り出してよい。このように4相全てのクロック信号を用いれば、前述のように、立ち下がりエッジを用いることなく、各クロック信号の立ち上がりエッジのみでデータ判定及び境界判定を行なうことが可能となる。
図5は、減算回路22の回路構成の一例を示す図である。減算回路22は、トランジスタ61乃至64、電流源65及び66、抵抗素子67及び68を含む。トランジスタ61及び62は、受信信号である一対の差動信号をそれぞれのゲート端に受け取る差動入力トランジスタ対である。電流源65は、所定のバイアス電圧をゲート端に印加されたMOSトランジスタ等であり、重み付けαに比例した電流量を流す。これにより、受信信号の電圧信号を抵抗素子67及び68に流れる電流に変換する。
トランジスタ63及び64は、抽出されたクロックdclk及びその反転クロック信号を一対の差動信号としてそれぞれのゲート端に受け取る差動入力トランジスタ対である。電流源66は、所定のバイアス電圧をゲート端に印加されたMOSトランジスタ等であり、重み付けβに比例した電流量を流す。これにより、抽出されたクロックの電圧信号を抵抗素子67及び68に流れる電流に変換する。
抵抗素子67及び68には、αで重み付けされた受信信号に応じた量の電流が流れると共に、それに重なって、βで重み付けされた抽出されたクロックdclkに応じた量の電流が流れる。その際、差動入力トランジスタ対63及び64の入力を差動入力トランジスタ対61及び62の入力と逆相にしておけば、αで重み付けされた受信信号に応じた電流からβで重み付けされた抽出されたクロックdclkに応じた電流を減算することができる。抵抗素子67及び68には、この差分電流に応じた電圧降下が生じることになり、受信データ信号rdtとして、抽出されたクロック信号dclkを受信信号から減算した信号が得られる。なお電流源65及び66の電流量を調整することにより、相対的な重み付けを変化させることができる。
図6は、クロック調整回路25の構成の一例を示す図である。クロック調整回路25は、位相検出器71、ローパスフィルタ(LPF)72、及びカウンタ73を含む。位相検出器71は、データ判定の結果であるデータ値dtと境界判定の結果であるバウンダリ値btとの比較に基づいて、抽出されたクロック信号が受信信号よりも早い(Early)か遅い(Late)かの何れかを示す信号を出力する。例えば、クロック信号が受信信号よりも早いときには“1”を出力し、クロック信号が受信信号よりも遅いときには“−1”を出力する。
図7は、位相検出器71の入出力関係を規定したテーブルを示す。位相検出器71は、抽出されたクロックdclkに同期してデータ値dtとバウンダリ値btとを比較する。この際、データ値dtについては、あるタイミングnでのデータ値dt[n]とその前のタイミングn−1でのデータ値dt[n−1]とを用いる。またバウンダリ値btとしては、タイミングnでのバウンダリ値bt[n]を比較の対象とする。例えばdt[n−1]が“1”でdt[n]が“0”の場合、データは“1”から“0”に遷移していることになる。この場合、図7に示すように、その間のバウンダリ値bt[n]が“1”であれば、抽出されたクロックdclkは早すぎることになる。また逆に、その間のバウンダリ値bt[n]が“0”であれば、抽出されたクロックdclkは遅すぎることになる。またdt[n−1]が“0”でdt[n]が“1”の場合、データは“0”から“1”に遷移していることになる。この場合、図7に示すように、その間のバウンダリ値bt[n]が“0”であれば、抽出されたクロックdclkは早すぎることになる。また逆に、その間のバウンダリ値bt[n]が“1”であれば、抽出されたクロックdclkは遅すぎることになる。このようにして、位相検出器71は、クロック信号dclkが受信信号よりも早いときには例えば“1”を出力し、クロック信号dclkが受信信号よりも遅いときには例えば“−1”を出力する。
図6に戻り、ローパスフィルタ72は、抽出されたクロックdclkに同期して動作するデジタルフィルタであってよく、位相検出器71の出力する信号の時間平均を求める。ある程度長い時間スパンにおいてクロック信号dclkが受信信号よりも早ければ、ローパスフィルタ72の出力値は正となる。また程度長い時間スパンにおいてクロック信号dclkが受信信号よりも遅ければ、ローパスフィルタ72の出力値は負となる。カウンタ73は、抽出されたクロックdclkに同期してカウント動作し、ローパスフィルタ72の出力が正のときはカウントアップし、ローパスフィルタ72の出力が正のときはカウントダウンする。クロック調整回路25は、このカウンタ73のカウント値を遅延調整コードとして、クロック抽出回路21に供給する。クロック抽出回路21では、遅延調整コード(カウント値)が所定値より大きい場合にクロック信号dclkを遅くするように制御し、遅延調整コード(カウント値)が所定値より小さい場合にクロック信号dclkを早くするように制御すればよい。
図8は、減算回路22の構成の別の一例を示す図である。図8に示す減算回路22は、第1の減算回路81及び第2の減算回路82を含む。第1の減算回路81と第2の減算回路82とは、入力されるクロック信号dclkとその反転クロック信号dclkxとが逆転されていることのみが異なり、同一の回路構成であってよい。図8には、第1の減算回路81の回路構成のみが代表として示される。
第1の減算回路81は、複数のスイッチ83、複数のスイッチ84、電流源85、電流源86、容量素子87−1乃至87−4、及び容量素子88−1及び88−2を含む。複数のスイッチ83は、抽出されたクロックdclkの例えば“1”の期間で導通し、“0”の期間で非導通となる。複数のスイッチ84は、反転クロックdclkxの“1”の期間で導通し、“0”の期間で非導通となる。
複数のスイッチ83が導通することにより、容量素子87−1及び87−2には、抽出されたクロック信号dclkのパルス幅に応じた時間だけ受信信号に応じた電荷が蓄積される。容量素子87−1には例えば受信信号の正側の差動信号に応じた電荷が蓄積され、容量素子87−2には受信信号の負側の差動信号に応じた電荷が蓄積される。また複数のスイッチ83が導通することにより、容量素子87−3及び87−4には、抽出されたクロック信号dclkのパルス幅に応じた時間だけ所定の電流量の電流源85及び86からの電荷が蓄積される。電流源85及び86はクロック信号dclkの信号電流に相当する。容量素子87−3には例えばクロック信号dclkの正側の差動信号に応じた電荷が蓄積され、容量素子87−4にはクロック信号dclkの負側の差動信号に応じた電荷が蓄積される。
その後複数のスイッチ83が非導通となり複数のスイッチ84が導通となることにより、容量素子88−1及び88−2には、受信信号からクロック信号dclkを減算した信号に相当する量の電荷が蓄積される。具体的には、容量素子88−1には、受信信号の正側の差動信号に応じた電荷とクロック信号dclkの負側の差動信号に応じた電荷との平均電荷が蓄積される。また容量素子88−2には、受信信号の負側の差動信号に応じた電荷とクロック信号dclkの正側の差動信号に応じた電荷との平均電荷が蓄積される。なお容量素子87−1乃至87−4の容量値或いは電流源85及び86の電流量を適宜調整することで、受信信号のαの重み付けに対するクロック信号のβの重み付けを実現することができる。
第2の減算回路82では、第1の減算回路81に対して、クロック信号dclkと反転クロック信号dclkxとが入れ替えられている。従って、第2の減算回路82の容量素子87−1及び87−2には、反転クロック信号dclkxのパルス幅に応じた時間(抽出されたクロック信号dclkが“0”の期間)だけ受信信号に応じた電荷が蓄積される。また容量素子87−3及び87−4には、反転クロック信号dclkxのパルス幅に応じた時間(抽出されたクロック信号dclkが“0”の期間)だけ所定の電流量の電流源85及び86からの電荷が蓄積される。その後複数のスイッチ83が非導通となり複数のスイッチ84が導通となることにより、容量素子88−1及び88−2には、受信信号からクロック信号dclkを減算した信号に相当する量の電荷が蓄積される。
上記のようにして、第1の減算回路81と第2の減算回路82とが交互に受信データ信号rdtaと受信データ信号rdtbとを出力する。この受信データ信号rdtaと受信データ信号rdtbとをマルチプレクスすることにより、減算回路22の出力である受信データ信号rdtを得ることができる。図5に示す減算回路22では、受信信号からクロック信号dclkをそのまま減算している。従って、受信信号に含まれるクロック信号成分と減算するクロック信号dclkとのタイミングのずれがある場合、ジッタが発生してしまう。それに対して図8に示す減算回路22では、クロック信号dclkの“1”の期間と“0”の期間とのそれぞれにおいて受信信号を積分している。従って、受信信号に含まれるクロック信号成分と減算するクロック信号dclkとのタイミングのずれがジッタとして現れるのではなく、信号レベルの誤差として現れることとになり、タイミング誤差の問題を緩和することができる。
図9は、通信システムの構成の変形例を示す図である。図9に示す通信システムは、図1に示す送信器11、受信器12、及び伝送線路13に加えて、送信側及び受信側の双方にデータ信号とクロック信号との相対的な重み付けを調整するための機能が追加されている。送信側の回路200は、送信器11に加え、パターン生成器91、レジスタ92、カウンタ93、デジタルアナログ変換器(DAC)94、ルックアップテーブル(LUT)95、デジタルアナログ変換器(DAC)96、受信器97、及びスイッチ98を含む。受信側の回路201は、受信器12に加え、エラー検出器101、レジスタ102、カウンタ103、デジタルアナログ変換器(DAC)104及び106、ルックアップテーブル(LUT)105、送信器107、及びスイッチ108を含む。送信器107は、伝送線路90を介して受信器97に接続される。
送信側では、ルックアップテーブル95のデジタル出力をデジタルアナログ変換器94で変換して得られるアナログ信号が、送信器11に供給される。このようにして、ルックアップテーブル95とデジタルアナログ変換器94とを含む設定回路により、送信器11における送信データTxdataと送信クロックTxclkとの相対的な重み付けα:βが設定される。受信側でも、ルックアップテーブル105のデジタル出力をデジタルアナログ変換器104で変換して得られるアナログ信号が、受信器12に供給される。このようにして、ルックアップテーブル105とデジタルアナログ変換器104とを含む設定回路により、減算回路22での減算処理における受信信号とクロック信号dclkとの相対的な重み付けα:βが設定される。
パターン生成器91は、検査用の信号バターンを生成する。パターン生成器91としてPRBS(Pseudo Random Bit Sequence:疑似乱数ビットシーケンス)を発生する回路(例えば線形帰還シフトレジスタ)を用いれば、比較的単純な順序回路により所定の生成多項式に従う疑似ランダムなビットパターンを生成できる。パターン生成器91が生成する信号パターンは送信器11により送信され、伝送線路13介して受信器12により受信され、エラー検出器101に供給される。エラー検出器101は、受信器12のデータ判定回路23によりデータ判定された信号パターンのエラーを検出する。このエラー検出器101は、パターン生成器91が発生した疑似ランダムなビットパターンを比較・検出するための回路であり、供給されたビットパターンが想定されるビットパターンと一致するか否かを比較的単純な順序回路により判定することができる。
カウンタ103は、エラー検出器101によるエラー検出結果flgに応じて、適宜カウントアップする。このカウンタ103の出力がスイッチ108を介してルックアップテーブル105に供給される。これにより、ルックアップテーブル105とデジタルアナログ変換器104とを含む設定回路において設定される重み付けをエラー検出結果flgに応じて調整する。またエラー検出器101によるエラー検出結果flgは、送信器107を介して送信側の受信器97に供給される。カウンタ93は、受信器97により受信されたエラー検出結果flgに応じて、適宜カウントアップする。このカウンタ93の出力がスイッチ98を介してルックアップテーブル95に供給される。これにより、ルックアップテーブル95とデジタルアナログ変換器94とを含む設定回路において設定される重み付けをエラー検出結果に応じて調整する。
送信器107は送信器11と同様の構成であり、エラー検出結果と送信クロックとを重み付け加算して得られる信号を送信する。ルックアップテーブル105とデジタルアナログ変換器106とにより、送信器107でのエラー検出結果信号と送信クロック信号との相対的な重み付けが設定される。受信器97は受信器12と同様の構成であり、受信信号からクロック信号を抽出し、抽出されたクロック信号を受信信号から減算する。ルックアップテーブル95とデジタルアナログ変換器96とにより、受信器97での減算処理における受信信号と抽出クロック信号との相対的な重み付けが設定される。
図10は、図9に示す通信システムでの相対的な重み付けを調整する処理を示すフローチャートである。ステップS1で、送信側及び受信側の双方において、スイッチ98及び108の接続先をカウンタ93及び103の出力側に設定し、カウンタ93及び103のカウント値を最小にする。ステップS2で、パターン生成器91から検査信号を出力する。ステップS3で、現在のカウント値に応じた重み付けを用いて検査信号を送信することにより、通信が行なわれる。
ステップS4で、受信側のエラー検出器101によりエラー検出処理し、検査信号が正しく受信できているか否かを判断する。正しく受信できている場合(エラーがない場合)、ステップS5で、送信側及び受信側の双方において、カウンタ93及び103のカウント値を増加させる。これにより、ルックアップテーブル95及び105の出力する係数が更新される。なおルックアップテーブル95及び105には、カウント値と重み付け係数とが対応付けて格納されており、カウント値を入力すると、それに対応する重み付け係数が出力される。この重み付け係数に応じたデータ信号の重み付けは初期状態において最小に設定されており、重み付け係数の更新により、データ信号の重み付けが段階的に増加される。
ステップS6で、送信側及び受信側の双方において、カウンタ93及び103の増加前のカウント値をレジスタ92及び102にそれぞれ保存する。その後処理はステップS2に戻り、検査信号の生成、通信、エラー検出等の処理を繰り返す。
ステップS4で正しく受信できていない(エラーが検出された)と判断された場合、ステップS8において、送信側のパターン生成器91からの検査信号の生成を停止する。具体的には、伝送線路90を介して受信したエラー検出結果flgがパターン生成器91に供給されており、このエラー検出結果flgの値がエラー有りを示すと、パターン生成器91の動作が停止する。ステップS9で、スイッチ98及び108の接続先をレジスタ92及び102の出力側に設定し、レジスタに格納されるカウント値に対応する重み付け係数を用いて通常の通信を開始する。
以上説明した手順によりデータ信号の相対的な重み付けを、エラーが発生しない程度にまで大きくする。これにより、データ信号の強度を最大限に高めることができ、ノイズに強い通信が可能となる。
図11は、図1に示す送信器11及び受信器12を応用したシステムの構成を示す図である。図11に示すスイッチチップ110は、受信器111、受信器112、送信器113、送信器114、及び信号処理回路115を含む。受信器111及び受信器112として、例えば図1や図9に示した受信器12を用いてよい。また送信器113及び送信器114として、例えば図1や図9に示した送信器11を用いてよい。スイッチチップ110は、受信器111又は112により受信した信号を信号処理回路115で処理し、その信号の送信先を特定し、送信器113又は114を介して当該信号をその送信先に送信する。これにより、スイッチチップ110は、複数のデバイス間を接続するスイッチとして機能することができる。図1や図9に示した送信器及び受信器を用いることにより、クロック信号とデータ信号との信号線を纏めてチップのピン数を削減することができる。
以上、本発明を実施例に基づいて説明したが、本発明は上記実施例に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載の範囲内で様々な変形が可能である。
なお本願発明は、以下の内容を含むものである。
(付記1)
データ信号とクロック信号とを重み付け加算することにより生成した信号を送信する送信回路。
(付記2)
前記生成された信号は4つの異なる信号レベルを有することを特徴とする付記1記載の送信回路。
(付記3)
受信した第1の信号の信号遷移からクロック信号を抽出するクロック抽出回路と、
前記抽出されたクロック信号を前記第1の信号から減算することにより第2の信号を生成する減算回路と、
前記抽出されたクロック信号に応じたタイミングにおいて前記第2の信号をデータ判定するデータ判定回路と
を含むことを特徴とする受信回路。
(付記4)
前記抽出されたクロック信号に応じたタイミングにおいて前記第2の信号を境界判定する境界判定回路と、
前記データ判定の結果と前記境界判定の結果とに基づいて前記抽出されたクロック信号の位相を調整するクロック調整回路と
を更に含むことを特徴とする付記3記載の受信回路。
(付記5)
前記クロック抽出回路は、データ判定用のクロック信号と境界判定用のクロック信号とを抽出することを特徴とする付記3又は4記載の受信回路。
(付記6)
前記クロック抽出回路は、
前記データ判定用のクロック信号と前記境界判定用のクロック信号と一方を遅延して他方を生成する遅延回路と、
前記データ判定用のクロック信号と前記境界判定用のクロック信号との積の平均値に応じて前記遅延回路の遅延量を調整する回路と
を含むことを特徴とする付記3乃至5何れか一項記載の受信回路。
(付記7)
前記減算回路は、
前記抽出されたクロック信号のパルス幅に応じた時間だけ前記第2の信号に応じた電荷を蓄積する第1の容量と、
前記抽出されたクロック信号の前記パルス幅に応じた時間だけ所定の電流量の電流源からの電荷を蓄積する第1の容量と、
前記第1の容量の電荷量と前記第2の容量の電荷量との平均電荷量を求める回路と
を含むことを特徴とする付記3乃至6何れか一項記載の受信回路。
(付記8)
データ信号とクロック信号とを重み付け加算することにより生成した第1の信号を送信する送信回路と、
前記第1の信号を受信する受信回路と
を含み、前記受信回路は、
受信した前記第1の信号の信号遷移からクロック信号を抽出するクロック抽出回路と、
前記抽出されたクロック信号を前記第1の信号から減算することにより第2の信号を生成する減算回路と、
前記抽出されたクロック信号に応じたタイミングにおいて前記第2の信号をデータ判定するデータ判定回路と
を含むことを特徴とする通信システム。
(付記9)
前記送信回路は、
前記データ信号と前記クロック信号との相対的な重み付けを設定する第1の設定回路と、
信号パターンを生成するパターン生成器と、
第1の調整回路と、
受信器と
を更に含み、前記受信回路は、
前記データ判定回路によりデータ判定された信号パターンのエラーを検出するエラー検出器と、
前記減算回路による減算処理における前記第1の信号と前記抽出されたクロック信号との相対的な重み付けを設定する第2の設定回路と、
前記エラー検出器によるエラー検出結果に応じて前記第2の設定回路に設定される重み付けを調整する第2の調整回路と、
前記エラー検出結果を前記送信回路の前記受信器に送出する送信器と
を更に含み、前記第1の調整回路は、前記受信器により受信した前記エラー検出結果に応じて前記第1の設定回路に設定される重み付けを調整することを特徴とする付記8記載の通信システム。
(付記10)
検査信号を生成し、
前記検査信号とクロック信号とを重み付け加算することにより生成した第1の信号を送信し、
前記第1の信号を受信してデータ判定することにより前記検査信号を検出し、
前記検出した検査信号に基づいてエラーの有無を判定し、
前記エラーの有無の判定の結果に応じて前記重み付け加算の重み付けを調整する
各段階を含むことを特徴とする通信システムの送信設定方法。
10 通信システム
11 送信器
12 受信器
13 伝送線路
14 バッファ回路
16 バッファ回路
17 加算回路
21 クロック抽出回路
22 減算回路
23 データ判定回路
24 境界判定回路
25 クロック調整回路

Claims (5)

  1. データ信号とクロック信号とを重み付け加算することにより生成した信号を送信する送信回路。
  2. 受信した第1の信号の信号遷移からクロック信号を抽出するクロック抽出回路と、
    前記抽出されたクロック信号を前記第1の信号から減算することにより第2の信号を生成する減算回路と、
    前記抽出されたクロック信号に応じたタイミングにおいて前記第2の信号をデータ判定するデータ判定回路と
    を含むことを特徴とする受信回路。
  3. 前記抽出されたクロック信号に応じたタイミングにおいて前記第2の信号を境界判定する境界判定回路と、
    前記データ判定の結果と前記境界判定の結果とに基づいて前記抽出されたクロック信号の位相を調整するクロック調整回路と
    を更に含むことを特徴とする請求項2記載の受信回路。
  4. 前記クロック抽出回路は、データ判定用のクロック信号と境界判定用のクロック信号とを抽出することを特徴とする請求項2又は3記載の受信回路。
  5. 検査信号を生成し、
    前記検査信号とクロック信号とを重み付け加算することにより生成した第1の信号を送信し、
    前記第1の信号を受信してデータ判定することにより前記検査信号を検出し、
    前記検出した検査信号に基づいてエラーの有無を判定し、
    前記エラーの有無の判定の結果に応じて前記重み付け加算の重み付けを調整する
    各段階を含むことを特徴とする通信システムの送信設定方法。
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