JP2012113408A - 複数のplc管理システム - Google Patents
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Abstract
【課題】各PLCにおけるラダープログラムが相違しても上記管理コンピュータにおいて各PLCの管理の見える化を可能とすること。
【解決手段】複数のPLC1,2と、管理コンピュータ3とを含み、PLCは、外部ネットワーク5を介してクラウドコンピューティングシステム4に接続され、クラウドコンピューティングシステムからラダープログラムの提供を個別に受け、また、管理コンピュータは、外部ネットワークを介してまたは直接にクラウドコンピューティングシステムに接続され、クラウドコンピューティングシステムを通じてPLCによる制御対象15,25の制御状態を管理するデータの提供を受け、クラウドコンピューティングシステムは、各PLCおよび管理コンピュータのデータおよび各PLC対応のラダープログラムを保存するクラウドサーバ4bの機能と、PLCおよび管理コンピュータとクラウドサーバの間でのデータ処理と通信処理するクラウドコンピュータ4aの機能とを有する。
【選択図】図1
【解決手段】複数のPLC1,2と、管理コンピュータ3とを含み、PLCは、外部ネットワーク5を介してクラウドコンピューティングシステム4に接続され、クラウドコンピューティングシステムからラダープログラムの提供を個別に受け、また、管理コンピュータは、外部ネットワークを介してまたは直接にクラウドコンピューティングシステムに接続され、クラウドコンピューティングシステムを通じてPLCによる制御対象15,25の制御状態を管理するデータの提供を受け、クラウドコンピューティングシステムは、各PLCおよび管理コンピュータのデータおよび各PLC対応のラダープログラムを保存するクラウドサーバ4bの機能と、PLCおよび管理コンピュータとクラウドサーバの間でのデータ処理と通信処理するクラウドコンピュータ4aの機能とを有する。
【選択図】図1
Description
本発明は、クラウドコンピューティングシステムを用いて複数のPLC(プログラマブルコントローラ)を管理するシステムに関するものである。
PLCにより制御される機械や装置等の制御対象においては、その状況をリミットスイッチや近接スイッチ等の各種入力機器で検出し、その検出に係る入力信号をPLCに入力する一方、PLCではその入力信号から制御対象の状況を把握し、モータやアクチュエータ等の出力機器に制御指令にかかる出力信号を送る。出力機器はその制御指令に応答して制御対象を駆動制御する。こうしたPLCでは上記入力および出力信号にかかるデータを保存し、また、このデータに従いラダープログラムを実行して制御対象を制御することができるようになっている。この場合、複数のPLCによりそれぞれ工場内の例えば機械を制御する場合、例えばある工場ではラダープログラムを実行するPLCにより機械の制御を行い、別の工場では上記ラダープログラムとは異なるラダープログラムを実行するPLCにより機械の制御を行っている。
しかしながら、このような管理システムの場合、各工場ごとに使用するPLCの実行プログラムがPLC製造メーカーごとに相違するので、各工場ごとにPLC管理コンピュータを配置し、各工場ごとでしか管理状況の見える化が行われていなかった。
なお、複数のPLCで生産が制御される状況等を管理する管理コンピュータは例えば特許文献1等に開示されている。
本発明は、複数のPLCを管理コンピュータで管理するに際してその管理をクラウドコンピューティングシステムを媒体として行うことで、各PLCにおけるラダープログラムが相違してもそれら複数のPLCを例えば1台の管理コンピュータで管理することができるシステムを提供することを解決すべき課題としている。
なお、本発明が前提とするクラウドコンピューティングシステムは、外部ネットワークの高速化によりユーザーではシンクライアント端末(ユーザー端末)としてディスク(HDD)レスで画像表示、キーボード、マウス装置を有する一方、サーバ機能をアウトソーシングして外部からソフトウエア、データ処理、保存等のサービスの提供を受けるシステムである。
このようなシステムにおいてユーザー端末は、サービス提供側に処理を要求し、サービス提供側ではユーザー端末からの要求に応じたコンピュータ処理を行い、その処理結果をユーザー端末側に送信する。そして上記コンピュータ処理はサービス提供側で行われるため、ユーザー端末側は、自身ユーザー端末の処理能力や記憶能力などに関わらず処理要求に対する処理結果を得ることができる。また、ユーザー端末側は、サービス提供側のサーバ状況などを気にすることなく、処理結果のサービス提供を得ることができる。
そして本発明では、上記クラウドコンピューティングシステムを複数のPLCを管理するシステムに適用したものである。
本発明にかかる複数のPLC管理システムは、
シンクライアント端末としての複数のPLCと、
シンクライアント端末として上記複数のPLCを管理する管理コンピュータと、
を含み、
上記複数のPLCは、それぞれ外部ネットワークを介してクラウドコンピューティングシステムに接続されていると共にクラウドコンピューティングシステムからラダープログラムの提供を外部ネットワークを介して個別に受け、また、ラダープログラムの実行処理に関してクラウドコンピューティングシステムとの間で外部ネットワークを介してデータ通信できるように構成され、
上記管理コンピュータは、外部ネットワークを介してまたは直接に上記クラウドコンピューティングシステムに接続されていると共に上記クラウドコンピューティングシステムを通じて上記複数のPLCそれぞれによる制御対象の制御状態を管理するデータの提供を受け、また、その管理に関してクラウドコンピューティングシステムとの間でデータ通信できるように構成され、
上記クラウドコンピューティングシステムは、上記各PLCおよび管理コンピュータのデータおよび各PLC対応のラダープログラムを保存するクラウドサーバの機能と、上記複数のPLCおよび管理コンピュータとクラウドサーバとの間でのデータおよび通信の処理をするクラウドコンピュータの機能とを有する、ことを特徴とする。
シンクライアント端末としての複数のPLCと、
シンクライアント端末として上記複数のPLCを管理する管理コンピュータと、
を含み、
上記複数のPLCは、それぞれ外部ネットワークを介してクラウドコンピューティングシステムに接続されていると共にクラウドコンピューティングシステムからラダープログラムの提供を外部ネットワークを介して個別に受け、また、ラダープログラムの実行処理に関してクラウドコンピューティングシステムとの間で外部ネットワークを介してデータ通信できるように構成され、
上記管理コンピュータは、外部ネットワークを介してまたは直接に上記クラウドコンピューティングシステムに接続されていると共に上記クラウドコンピューティングシステムを通じて上記複数のPLCそれぞれによる制御対象の制御状態を管理するデータの提供を受け、また、その管理に関してクラウドコンピューティングシステムとの間でデータ通信できるように構成され、
上記クラウドコンピューティングシステムは、上記各PLCおよび管理コンピュータのデータおよび各PLC対応のラダープログラムを保存するクラウドサーバの機能と、上記複数のPLCおよび管理コンピュータとクラウドサーバとの間でのデータおよび通信の処理をするクラウドコンピュータの機能とを有する、ことを特徴とする。
本発明のシステムでは、上記各PLCがそれぞれ実行するラダープログラムが相違しても、クラウドコンピューティングシステム内のクラウドサーバに保存するラダープログラムで各PLCを動作させて制御対象を制御することができる一方、管理コンピュータはクラウドコンピューティングシステムにアクセスし、クラウドコンピューティングシステム内のサーバから各PLCにおけるラダープログラム実行状況を把握し、各PLCを管理することができ、これら各PLCが配置される工場が相違してもそれらを各PLCの管理状況の見える化が可能となる。
本発明のシステムでは、ラダープログラムが相違する複数のPLCに対して管理コンピュータからその管理状況の見える化が可能となる。
以下、添付した図面を参照して、本発明の実施の形態に係る複数のPLC管理システムを説明する。図1に本発明の実施形態に係る複数のPLCを管理するシステムの概略構成、図2に図1のシステムのユーザーA,BのPLCの概略構成、図3に図1のシステムのユーザーCの管理コンピュータの概略構成、図4にクラウドコンピューティングシステムの概略構成を示す。
まず、図1で示すように実施形態のPLC管理システムは、シンクライアント端末としてそれぞれユーザーA,Bの複数のPLC1,2と、シンクライアント端末として上記複数のPLC1,2を管理するユーザーCの管理コンピュータ3と、クラウドベンダーのクラウドコンピューティングシステム4と、を含む。これらは外部ネットワーク5に接続されている。
外部ネットワーク5は例えばWAN、インターネット等で構成することができる。また、外部ネットワーク5は有線でも無線でもよい。管理するPLCの台数に制限はないが、説明の都合でユーザーAのPLC1と、ユーザーBのPLC2との2台のPLCで説明する。なお、クラウドベンダーにはグーグル、アマゾン、セールスフォース、ドットコム、等がある。クラウドコンピューティングシステム4のサービスには、アプリケーションを外部ネットワーク5を通じて利用できるSaaS(Software as a Service)、アプリケーションをホスティングするプラットフォーム機能を外部ネットワーク5を通じて利用できるPaaS(Platform as a Service)、サーバやストレージ等のインフラ設備を外部ネットワーク5を通じて利用できるIaaS(Infrastructure as a Service) を含む。
図2を参照してユーザーAのPLC1はCPUモジュール10と複数の入出力モジュール12a,12b…を含む。CPUモジュール10はCPU10aと、メモリ10bと、入/出力部10cと、通信部10dと、を有する。各入出力モジュール12a,12bは、CPUモジュール10とはPLCバス11を介して接続されていると共に、入/出力機器13a,13b,…、14a,14b,…に接続されている。これら入/出力機器はそれぞれ制御対象15に接続されている。ユーザーBのPLC2は、上記同様、CPUモジュール20と、CPUモジュール20にPLCバス21を介して接続された複数の入出力モジュール22a,22b,…とを含む。これら入出力モジュール22a,22b,…に各入/出力機器23a,23b,…、24a,24b,…に接続されている。これら入/出力機器はそれぞれ制御対象25に接続されている。以上のPLC1は、CPUモジュール10内の通信部10dにより外部ネットワーク5に接続されている。PLC2も同様にCPUモジュール20内の図示略の通信部により外部ネットワーク5に接続されている。
PLC1,2は入/出力機器との間の入力信号や出力信号を記憶する外部メモリを有する必要はない。例えばPLC1のCPUモジュール10内のメモリ10bは、ラダープログラム格納のメモリではなく、システムプログラムを格納する必要はなく、CPU10aのワーキングに用いるメモリでよい。
PLC1,2は例えばPLC製造メーカーが相違するPLCであり、あるいは同一のPLC製造メーカーでも種類が相違し、制御対象を制御するために実装するラダープログラムも相違する。PLC1,2はあるいはどのラダープログラムでも実行動作できるPLCであってよく、例えば制御対象ごとにラダープログラムをクラウドコンピューティングシステム4から選択できるようにしてもよい。
以上のようにしてユーザーA,BそれぞれのPLC1,2は、それぞれ、外部ネットワーク5を介してクラウドコンピューティングシステム4に接続されていると共にクラウドコンピューティングシステム4からラダープログラムの提供サービスを個別に受け、また、ラダープログラムの実行処理に関してクラウドコンピューティングシステム4との間でデータ通信できるように構成されている。
図3を参照してユーザーCの管理コンピュータ3は、通常の汎用コンピュータで構成され、CPU3a、メモリ3b、表示部3c、通信部3d、入/出力部3eと、を含む。表示部3cは液晶ディスプレイからなり、入/出力部3eはキーボード、マウス等により構成される。通信部3dは外部ネットワーク5に接続されている。。この管理コンピュータ3は直接、クラウドコンピューティングシステム4に接続されてもよい。管理コンピュータ3の台数は1台に限定するものではなく、複数台でもよい。管理内容に応じて複数台の管理コンピュータを配置してもよい。
以上の管理コンピュータ3は、外部ネットワーク5を介してまたは直接にクラウドコンピューティングシステム4に接続されていると共にクラウドコンピューティングシステム4を通じて各PLC1,2それぞれによる制御対象15,25の制御状態を管理するデータの提供サービスを受け、また、その管理に関してクラウドコンピューティングシステム4との間でデータ通信できるように構成されている。
図4を参照して、クラウドコンピューティングシステム4は、多数のユーザーからの処理要求等に対してリアルタイムに処理するため、バーチャル機能と、分散処理機能とを有する。クラウドコンピューティングシステム4は、バーチャルなクラウドコンピュータ4aと、バーチャルなクラウドサーバ4bとの機能を有する。クラウドコンピュータ4aは、各PLC1,2および管理コンピュータ3とクラウドサーバ4bの間でのデータ処理と通信処理するコンピュータ機能を有する。
クラウドサーバ4bは、各PLC1,2および管理コンピュータ3のデータを保存し、また各PLC1,2対応のラダープログラムを保存するサーバ機能を有する。また、クラウドサーバ4bは上記ラダープログラム等のアプリケーションプログラム以外に各PLC1,2、管理コンピュータ3のOSを保存する機能を有することができる。
これらクラウドコンピュータ4a、クラウドサーバ4bは物理的に存在する1台のコンピュータやサーバの中にバーチャルな存在する複数のクラウドコンピュータ、複数のクラウドサーバを含む。したがって、例えばクラウドサーバ4bは、処理要求を受け付ける受付サーバと、複数の処理要求を高速で分散処理する複数のバーチャルサーバと、複数のバーチャルサーバのデータを集約して回答する回答サーバを含む。
また、クラウドコンピュータ4a、クラウドサーバ4bの台数はそれぞれ1台であってもよいし、複数台であってもよい。
以上のPLC管理システムにおいては、ユーザーA,BそれぞれのPLC1,2が実行するラダープログラムがラダープログラムA,Bのように相違していても、ユーザーCの管理コンピュータ3ではクラウドコンピューティングシステム4を介して各PLC1,2の管理状況の見える化が可能となる。
なお、クラウドコンピューティングシステム4のクラウドサーバ4bには、各PLC1,2それぞれのラダープログラム、PLC1,2がこれらラダープログラムの実行上必要なデータ例えば入/出力機器のオンオフデータ、その他のデータが保存されている。また、クラウドサーバ4bにはユーザーCの管理コンピュータ3に提供する各PLC1,2により制御する制御対象15,25の制御状況や、他の状況に関するデータが保存されている。このことによりユーザーA,B,Cはサーバ機能を有する必要がなくなり、そのサーバ機能をクラウドコンピューティングシステム4にアウトソーシングすることができる。また、特にユーザーCは、多数のユーザーのPLCを管理するとしても、クラウドコンピューティングシステム4からデータ処理、保存、ラダープログラムの提供を受けることができるので、高価なサーバが不要化する。
1,2 PLC
3 管理コンピュータ
4 クラウドコンピューティングシステム
3 管理コンピュータ
4 クラウドコンピューティングシステム
Claims (1)
- シンクライアント端末としての複数のPLCと、
シンクライアント端末として上記複数のPLCを管理する管理コンピュータと、
を含み、
上記複数のPLCは、それぞれ外部ネットワークを介してクラウドコンピューティングシステムに接続されていると共にクラウドコンピューティングシステムからラダープログラムの提供を外部ネットワークを介して個別に受け、また、ラダープログラムの実行処理に関してクラウドコンピューティングシステムとの間で外部ネットワークを介してデータ通信できるように構成され、
上記管理コンピュータは、外部ネットワークを介してまたは直接に上記クラウドコンピューティングシステムに接続されていると共に上記クラウドコンピューティングシステムを通じて上記複数のPLCそれぞれによる制御対象の制御状態を管理するデータの提供を受け、また、その管理に関してクラウドコンピューティングシステムとの間でデータ通信できるように構成され、
上記クラウドコンピューティングシステムは、上記各PLCおよび管理コンピュータのデータおよび各PLC対応のラダープログラムを保存するクラウドサーバの機能と、上記複数のPLCおよび管理コンピュータとクラウドサーバとの間でのデータおよび通信の処理をするクラウドコンピュータの機能とを有する、
ことを特徴とする複数のPLC管理システム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2010260045A JP2012113408A (ja) | 2010-11-22 | 2010-11-22 | 複数のplc管理システム |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2010260045A JP2012113408A (ja) | 2010-11-22 | 2010-11-22 | 複数のplc管理システム |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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ID=46497580
Family Applications (1)
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---|---|---|---|
JP2010260045A Pending JP2012113408A (ja) | 2010-11-22 | 2010-11-22 | 複数のplc管理システム |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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2010
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