JP2012112886A - 電界センサおよびrf信号の測定方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】バイアス調整を行わない状態で使用しても、動作点のズレに伴う感度特性のばらつきが発生しない電界センサを提供する。
【解決手段】長さが異なる1対の光導波路と、1対の光導波路の光入射側と光出射側とのそれぞれに接続された2つの3dB光カプラと、2つの3dB光カプラのそれぞれに接続された光入力ポートおよび光出力ポートと、一方の光導波路に設けられた電気線路を有するMZ干渉回路と、1対の導波路に光を入力する光入力手段と、MZ干渉回路の電気線路に入力するRF信号受信手段と、MZ干渉回路から出力された光出力を検出する光検出手段と、光入力手段からMZ干渉回路に入力する光を決定した波長に調整する調整手段とを備え、受信したRF信号を電気光学効果を起こすことより1対の光導波路の出射光の位相差に変化を与え、光検出器は、1対の光導波路から出射された光の位相差を検出することにより、RF信号の出力を測定する。
【選択図】図3

Description

本発明は半導体MZ干渉回路を利用した光変調器およびこれを用いた電界センサに関し、さらに詳細には無給電で動作可能な光変調器およびこれを用いたマイクロ波及びミリ波の出力を測定するための電界センサおよびこれを用いたRF信号の測定方法に関する。
メタルケーブルによる電力供給なしに、マイクロ波を光変調信号に変換して受信する技術として、いわゆる「無給電マイクロ波センサ」が知られている。「無給電マイクロ波センサ」は、テレビ電波の不感地帯向けの簡易な受信システム、また、マイクロ波伝搬状態(電波環境)の観測にとって、重要な技術となっている。マイクロ波を光信号に変換するには、材料の光吸収や屈折率が電界によって変化する性質を利用する。光の屈折率変化は、いわゆる「ポッケルス効果」(電気光学効果)に基づくものであり、「無給電マイクロ波センサ」では、マイクロ波電界によって光導波路内の光位相や光偏光の変調させて光強度変化に変換して信号を出力している。
従来のこの種の装置には、LiNbO3(LN)結晶の電気光学効果を利用したマッハツェンダ(MZ)干渉計形の光変調器(非特許文献1)、また、CdTeなどのバルク結晶と光ファイバを直接接続した反射形電界センサ(非特許文献2)が用いられている。いずれにしても、感度の高い光変調器を無給電で動作させることができれば、ロスが少なく帯域制限のない光ファイバを伝送線として利用することで、空間的に離れた場所、あるいは、電気ケーブルを接続できない環境においても、光キャリアを用いてマイクロ波を伝送することが可能となる。
前者の光変調器は、光導波路とマイクロ波電極を結合させることにより、比較的高い感度特性を得ることができ、LN結晶と光ファイバの結合も容易であることから最も一般的である。また、素子が基板上に配置できるので素子形状に自由度があり、使用する周波数帯域に合わせて光導波路形態や電極構造を最適化することが可能である。LN結晶に加え、半導体結晶を光導波路として用いた変調器も同様の機能を実現することができる。
しかしながら、通常のMZ変調器では、干渉計の対をなす二つの光導波路のアーム長を、光波長程度のスケールで厳密に制御することは難しい。すなわち、アーム印加電圧の調整を行わない「無給電素子」では干渉状態が素子毎にある程度の差が生じ、感度最大の動作状態からずれること、すなわち、特性ばらつきが発生するという問題がある。半導体変調器の場合は、LN変調器の場合よりも一般に光導波路の寸法が小さく、加工精度の影響を受けやすいことから、アーム印加電圧の調整を行わない「無給電素子」においては、干渉状態が素子毎にばらつくという問題はより顕著となる。
一方、バルク結晶を用いた反射形電界センサでは、単に入射光の反射状態の変化をセンシングするので、MZ干渉計の様な特性ばらつきの問題は生じない。ただし、この種のバルク形電界センサは、電気光学結晶が立体的であるので、アンテナを作りこむ(集積化する)ことが難しく、結果的に感度は低くなってしまう。特に、マイクロ波帯以上の高周波領域では十分なS/N比が得られないという問題がある。
鳥畑成典著「光導波路型電界センサの実用化と将来展望」、レーザー研究、2005年6月、pp.384−388。
都甲浩芳ら著「金属素子を有しない超小型EOプローブを用いた生体等価ファントム内における電界計測」信学技報、IEICE Technical Report、EMCJ2005−79、pp。121−126 (2005−09)。
このように従来、無給電、すなわち、バイアス調整を行わない状態で使用するMZ干渉回路を備えた光変調器を用いた電界センサでは、動作点のズレに伴う感度特性のばらつきが発生するという問題があった。
本発明の課題は、無給電、すなわち、バイアス調整を行わない状態で使用しても、動作点のズレに伴う感度特性のばらつきが発生しない電界センサおよびこれを用いたRF信号の測定方法を提供することにある。
上記の課題を解決するために、請求項1に記載の発明は、互いに長さが異なる1対の光導波路と、該1対の光導波路の光入射側と光出射側とのそれぞれに接続された2つの3dB光カプラと、該2つの3dB光カプラのそれぞれに接続された光入力ポートおよび光出力ポートと、電気光学効果を起こすように前記1対の光導波路のうちの一方の光導波路に設けられた電気線路とを有するMZ干渉回路と、前記MZ干渉回路の光入力ポートに接続され、前記MZ干渉回路の1対の導波路に光を入力する光入力手段と、RF信号を受信して、前記MZ干渉回路の電気線路に入力するRF信号受信手段と、前記MZ干渉回路の光出力ポートに接続され、前記MZ干渉回路から出力された光出力を検出する光検出手段と、前記MZ干渉回路に前記RF信号を入力しない状態で、前記光入力手段の光波長の変化に対して前記光検出手段の検出値が線形応答する光波長を決定して、前記光入力手段から前記MZ干渉回路に入力する光を該決定した波長に調整する調整手段とを備え、前記MZ干渉回路は、前記1対の光導波路のバイアス調整を行わずに、前記光入力手段で前記調整された波長の光を入力しながら前記受信したRF信号を前記一方の光導波路上に設けられた電気線路に入力して電気光学効果を起こすことより前記1対の光導波路の出射光の位相差に変化を与え、前記光検出器は、前記1対の光導波路から出射された光の位相差を検出することにより、前記RF信号受信手段から入力されるRF信号の出力の測定を行うことを特徴とする電界センサである。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の電界センサにおいて、前記光入力手段が前記MZ干渉回路に入力する光の波長は、前記RF信号を入力しない状態で、位相差が90度または270度となるような波長に設定されることを特徴とする。
請求項3に記載の発明は、請求項1または2に記載された電界センサにおいて、1対の光導波路は、それぞれ、基板上に順次形成された第1の電極層、第1のクラッド層、光コア層、第2のクラッド層、第2の電極層からなる積層半導体構造を含み、前記1対の光導波路の光導波路長差は10〜100μmであることを特徴とする。
請求項4に記載の発明は、請求項1から3のいずれかに記載の電界センサにおいて、光出射側の前記3dB光カプラは、前記1対の光導波路からの2つの出射光を再び結合させて光干渉させて1つの光出力とする2×1タイプの光カプラであり、前記光検出手段は、該光干渉した光出力を検出することを特徴とする。
請求項5に記載の発明は、請求項1から3のいずれかに記載の電界センサにおいて、光出射側の前記3dB光カプラは、前記1対の光導波路からの2つの出射光を反転して出力する2×2タイプの光カプラであり、前記光検出手段は、バランス形の光検出器であることを特徴とする。
請求項6に記載の発明は、請求項3から5のいずれかに記載の電界センサにおいて、前記光入力ポートと前記光出力ポートとは同一の方向に配置されていることを特徴とする。
請求項7に記載の発明は、互いに長さが異なる1対の光導波路と、該1対の光導波路の光入射側と光出射側とのそれぞれに接続された2つの3dB光カプラと、該2つの3dB光カプラのそれぞれに接続された光入力ポートおよび光出力ポートと、電気光学効果を起こすように前記1対の光導波路のうちの一方の光導波路に設けられた電気線路とを有するMZ干渉回路を用意する用意工程と、前記用意工程で用意したMZ干渉回路の光入力ポートに波長をスイープさせながら光を入力して、該MZ干渉回路の光出力ポートから出力された光出力を検出する光検出工程と、前記光検出工程において、入力光の波長変化に対して検出された光出力が線形応答となる波長に入力光の波長を調整する波長調整工程と、RF信号を受信して前記MZ干渉回路の前記電気線路に入力するRF信号受信工程と、前記MZ干渉回路で前記1対の光導波路のバイアス調整を行わずに、前記調整された波長の光を入力しながら、前記RF信号受信工程で受信したRF信号を前記一方の光導波路上に設けられた電気線路に入力して電気光学効果を起こすことで前記1対の光導波路の出射光の位相差に変化を与えて、前記1対の光導波路から出射された光の位相差を検出することにより、前記RF信号受信手段から入力されるRF信号の出力の測定を行う測定工程とを含むことを特徴とするRF信号の測定方法である。
本発明の電界センサの概略構成を示す図である。 MZ干渉回路における、バイアス電圧と光出力との関係を示す図である。 (A)は第1の実施形態にかかるMZ干渉回路の構成例を模式的に示したものであり、(B)は、そのA−A断面図である。 本発明にかかるMZ干渉回路において、電気入力しないときの、光波長λに対して出力光の位相差Φが変化する様子を示す図である。 第2の実施形態にかかるMZ干渉回路の構成例を模式的に示したものである。 第3の実施形態にかかるMZ干渉回路の構成例を模式的に示したものである。
以下、本発明の実施の形態について、詳細に説明する。図1は本発明の電界センサの概略構成を示す図である。
本発明の電界センサ1は、入力された光を2つに分岐して互いに長さが異なる1対の光導波路を伝搬させることにより光変調を与えるMZ干渉回路10と、このMZ(マッハツェンダ)干渉回路10の1対の光導波路を伝搬させる光を入力する光入力手段40と、RF信号受信手段30とを備え、1対の光導波路のバイアス調整を行わずに、RF信号受信手段30で受信したRF信号をMZ干渉回路10の一方の光導波路上に設けられた電気線路に入力して電気光学効果を起こすことにより1対の光導波路の出射光の位相差に変化を与えている。さらに電界センサ1は、このMZ干渉回路10の光出力を検出する光検出手段50と、光入力手段40が入力する光波長を線形応答領域になる波長に調整する調整手段60とを備えており、RF信号の入力により変化する光導波路からの出射光の位相差を検出することによりRF信号の出力を測定している。
本発明の電界センサ1では、MZ干渉回路10の1対の光導波路の光導波路長が異なる構成を備え、測定前に予め、光検出手段50の値が線形応答するような所定の波長の光を光入力手段40が入力するように調整手段60で調整している。なお、光入力手段40が1対の導波路に入力する1対の光は互いに同じ波長である。この構成を備えた電界センサ1は、MZ干渉回路のバイアス調整を行わずに、感度特性のばらつきのない測定が可能となる。
図2は、MZ干渉回路における、干渉光パワーと2つの光の位相差との関係を示す図である。通常のマッハツェンダ干渉計は、1対の光導波路の光導波路長が互いに等しい構成を備えているため、図2の位相差V=0が原点(位相変調を与えないとき)となるように動作する。これに対し、本光変調器60のMZ干渉回路10は、1対の光導波路の光導波路長が互いに異なる構成を備えている。本電界センサ1では、使用に当たっては、調整手段60が1対の光導波路に入力する光の波長を設定することが必要となる。まず、RF信号受信手段30にRF信号を入力しない状態で、この長さが異なる1対の光導波路を伝搬させる光の波長をスイープさせると1対の光導波路の位相差が変化し、RF信号を入力しない状態でも光出力が次第に変化する。そこで光出力が、図2の領域aとなったところを使用する光波長として設定する。領域aは、入力光の波長変化に対し出力がほぼ線形応答をする領域であり、典型的には1対の光導波路で与えられる位相差が90度または270度となる領域である。ここで線形に応答するとは、厳密な意味で線形応答することに限定されず、センサとして機能する範囲で出力が入力に対してほぼ線形的な応答をすることを含む。
このように調整手段60で使用する波長を設定した後、さらに電界センサ1において、光入力手段40でこの設定した光波長の光を1対の光導波路に入力して、その光出力を光検出手段50で検出することによりRF信号の出力の測定をすると、光導波路からの光出力がRF信号受信手段30で受信したRF信号に線形に応答する。この構成により本発明の電界センサ1は、MZ干渉回路10のバイアス調整を行わずに、光出力を検出することにより、測定対象のRF信号を感度特性のばらつきなく測定することができる。
(第1の実施形態)
本発明の第1の実施形態の電界センサを、図3に基づいてさらに詳細に説明する。図3(A)は、図1に示す電界センサ1に用いられるMZ干渉回路10aの構成を模式的に示したものであり、図3(B)は、図3(A)のA−A断面図である。MZ干渉回路10aは、InP基板20上に形成された第1の電極層としてのn形電極層21と、このn形電極層21上に設けられた1対の光導波路(光導波路アーム)14a、14bとを備えている。光導波路14a、14bは、光入力側の3dB光カプラ13aおよび光導波路11aを介して光入力ポート11に接続され、また、光出力側の3dB光カプラ13bおよび光導波路12aを介して光出力ポート2に接続されている。1対の光導波路14a、14bは、互いに異なる光導波路長を有している。本実施形態では、光導波路14bは光導波路14aよりも、10ミクロン長く構成されている。本実施形態では、RF信号受信手段30(図1参照)と接続される電気RF信号入力ポート15を備えた電気線路16aが設けられている光導波路14aが位相変調手段を伴った光導波路である。
光導波路14aは、位相変調手段としての高周波信号が入力される電気線路を設けた光導波路であり、第1のクラッド層23a、コア層24a、第2のクラッド層25a、第2の電極層26a、電気線路16aが積層されて構成されている。光導波路14aの電気線路16aには、RF信号受信手段30(図1参照)と接続される電気RF信号入力ポート15が入力端に設けられている。また電気線路16bの出力端は、整合抵抗17を介してグランドに接地されている。したがって、電気線路16aには電気RF信号入力ポート15から測定対象となるRF信号が入力され、グランドで終端される。
また、光導波路14bは、信号入力がなくグランド固定された電気線路を設けた光導波路であり、光導波路14aと同様に、第1のクラッド層23b、コア層24b、第2のクラッド層25b、第2の電極層26b、電気線路18aが積層されて構成されている。光導波路14bの電気線路18aの両端には、整合抵抗19a、19bが接続され、グランド接地されている。
さらに2つの電気線路16a、18aに共通のn形電極層21上の電気線路16a、18aの両脇には、アノード電極としての電気線路16b、18bに沿って、カソード電極としての電極16b、18b、共通のカソード電極としての共通電極22が設けられている。また、共通電極22および両側のカソード電極16b、18bは設置されているが、本MZ干渉回路10aでは、1対の光導波路14a、14bのバイアス調整を行わないので、これらのアノード−カソード電極間のDC印加電圧は常にゼロである。これらのアノード電極、カソード電極、共通電極は、説明を容易にするために設けたものであるので、本電界センサ1を構成する上では必須の構成ではない。
この構成により、光入力ポート11から導入したレーザ光は、光入力側の3dB光カプラ13aで分岐され、再び光出力側の3dB光カプラ13bで二つの光信号を合波、干渉させることで、MZ干渉計として機能する。ここで、電気RF入力ポート15に印加された電圧やマイクロ波信号に応じて光導波路14aを伝搬する光が位相変調されるので、入力されたRF信号を光の強度変化として光出力ポート12から信号を出力することができる。
第1の実施形態にかかるMZ干渉計形のMZ干渉回路を製作方法について説明する。例えば、半絶縁性InP基板20上に、基板側から、第1の電極層21としてのn形InP、第1のクラッド層23a、23bとしてのアンドープ(低濃度)InP、コア層24a、24bとしてのInAlGaAs/InGaAsの多重量子井戸層、第2のクラッド層25a、25bとしてのアンドープ(低濃度)InP、第2の電極層26a、26bとしてのp形InP電極層を、エピタキシャル成長技術を用いて順次堆積、Si02などでエッチングマスクをパタニングする。その後、リアクティブイオンエッチングにより所望のメサ形光導波路11a、12a、14a、14bとマルチモード干渉計(MMI)形の3dB光カプラ13a、13bのメサ構造を形成する。さらに、ストライプ状の第1の電極層21と第2の電極層26a、26bに金属電極を形成、マイクロストリップ(MS)ラインの形で光導波路14a、14bに結合する電気線路とする。最後に、最上層にある電極層26a、26bの一部を、適宜、除去することにより、二つの電気線路間の分離を行うことにより、本電界センサに用いられるMZ干渉回路が得られる。
本電界センサの動作について以下に説明する。
光変調動作の基本は、光の干渉を用いるという点においては、通常のMZ変調器と変わらない。しかし、対をなす光導波路の長さが異なり、干渉条件(=動作点)をあらかじめ正確に決めるべく設計することができない。例えば、光ファイバを介して光入力ポート11に導入されたレーザ光は、MMI形の3dB光カプラ13aで2分岐され、光変調部(位相変調手段としての光導波路14aおよび電気線路16a)で電気光学効果による光の位相変調を受け、再び3dB光カプラ13bで光干渉した際に、光伝搬時間差を反映した信号が光出力ポート12から観測される。なお、1対の光導波路14a、14bのバイアス調整を行わないので、1対の光導波路14a、14bに結合するおのおのの電気線路16a、18aは、直流的に、カソード/アノード間が接続されており、光導波路14a、14bのDC印加電圧は常にゼロである。
MZ干渉回路10aを、電界センサ、特にマイクロ波センサとして応用する際、電気RF信号入力ポート15からの電気入力(RF信号)に対して、光強度変化の高調波歪が少なく線形応答する状態で出力される最適動作点とするのが望ましい。そのために、2×1形の3dB光カプラ(13b)への光導波路対の光信号入力は、電気RF信号入力ポート15からの電気入力がない状態で互いの光位相が±90°ずれる設定とする。これは、電気RF信号入力ポート15からの電気入力がない状態で図2の領域aに示す光出力となる設定である。
本実施形態では、光入射側の3dB光カプラ13aで2分岐された光が、光出射側3dB光カプラ13bに到達した際、光導波路14aよりも光導波路14bの方が長いので、その分だけ光導波路14bの光位相が遅れることとなる。この光位相の遅れによる位相差が、そのままでは最適な光干渉状態ではなくとも、以下に説明する様に、光波長を選ぶことにより最適点に調整することが可能である。
例えば、光導波路の実効屈折率をneff、光導波路長の差をΔL、光波長とλとすると、1対の光導波路間の光信号の位相差は、
Φ=2πneff×ΔL/λ (1)
であり、図4に示すように、光波長λの変化に対して両光導波路14a、14bのアームを通過した光の位相差Φが周期的に変化する特性を持つことになる。したがって、本電界センサは、すべてのカソード/アノード間電圧が直流的に0(ゼロ)Vに固定されているが、使用する波長を可変波長レーザ光源などを用いて適宜調整することにより、電気RF信号入力ポート15からの電気入力がない状態で、光出射側の3dB光カプラ13bへの入射点での二つの出射光の位相差を90°もしくは270°に設定することが可能となる。位相差を90°もしくは270°となるときの光波長を光入力手段40(図1参照)で使用する光波長と決めることができる。
こうして使用する光波長を決めた後、電気信号を入力ポート15からマイクロ波信号を加えると、入力ポート15からの入力電圧に比例した光の位相変調が光導波路14a側で生じる。3dB光カプラ13bにおいて、この位相変調された光を、光導波路14b側を通過した位相変調されていない光と干渉させ、光導波路12a、12bを経由して光出力ポート12から光強度変調された信号として出力される。
本実施形態の電界センサは、光出力ポート12から出力された干渉光の光出力を検出することによって、1対の光導波路12a、12bから出射された光の位相差を検出することができる。
また、本発明にかかるMZ干渉回路において、光導波路長差ΔLがあまり大きすぎると光波長λの調整が難しくなる。したがって、光入力手段40として使用される光源の種類によって、光導波路長差ΔLはある程度の範囲内とされることが好ましい。例えば、光入力手段40として通信用のC−バンド波長可変レーザを用いた場合に、必要な光導波路長差ΔLは、以下の様に求めることができる。(1)式から、光波長変化に対する位相変化は、屈折率分散を無視して、下記(2)式となる。
dΦ/dλ=−2πneff×ΔL/λ^2 (2)
(2)式に従えば、neff=3.25を仮定した場合、例えばΔL=20μmとすると、使用する光波長を9nm程度変化させることにより、位相差(dΦ)は90°調整できることになる。通信用のC−バンド波長可変レーザは、1530〜1560nmで動作するので、十分な調整範囲がある。ΔLは、例えば10〜100μmとすることが好ましい。より厳密な調整が必要な場合には、ΔLをより大きめに取るとよい。半導体のMZ変調器で、動作波長を吸収端近傍に設定する際がそのケースに当たる。
本実施形態の電界センサ1によれば、半導体MZ干渉回路を利用した、無給電で動作可能なマイクロ波及びミリ波の電界センサを提供でき、従来の、MZ変調器をベースとするこの種のセンサで問題となっていた「動作点のズレ」に伴う感度特性のばらつき問題を解決する。すなわち、素子の製作で起こる光導波路長設計からのズレを、光波長を適宜調整することにより実効的に回復させ、感度が最大となる状態とすることが可能となる。
また、本発明の電界センサは、典型的には半導体光導波路を用いたセンサに適用されるものであり、LN変調器をベースとする素子に比べ小形化できる利点も有する。
本実施形態では、第1の電極層21をn形、第2の電極層26a、26bをp形とするpin形の接合で光導波路を構成しているが、これに限定されない。第1の電極層21、第2の電極層26a、26bを、他の構成、例えば、第1の電極層をn形、第2のクラッド層の一部をp形、第2の電極層をn形とするnpin形とすることも可能である。また、光導波路を半絶縁性のInPで埋め込んだ、いわゆる埋め込み形光導波路としてもよい。
また、本実施形態においては、InPクラッド層と、InAlGaAs/InGaAs多重量子井戸層をコア層とする光導波路を例に挙げて説明したが、半導体材料の種類を制限するものではなく、他の半導体材料の組み合わせによる光導波路構成を採用することもできる。
(第2の実施形態)
第2の実施形態の電界センサに用いられるMZ干渉回路10bを図5に示す。本実施形態のMZ干渉回路10bでは、第1の実施形態のMZ干渉回路の出力側の3dB光カプラ13bとして2×1タイプの光カプラに代えて、出力反転形の2×2タイプの光カプラを用いている。本実施形態にかかるMZ干渉回路10bでは、図5に示すように、3dB光カプラ13cの出力側には光導波路12b、12cが接続され、この光導波路12b、12cは2つの光出力ポート12d、12eで終端している。さらに、本実施形態の電界センサでは、光検出器50(図1参照)としてバランス形の光検出器を用いることができる。また、出力側の光カプラ以外の構成は、第1の実施形態と同一の構成とすることができる。
2×2タイプの光カプラを用いると、2つの光出力ポートの光強度を反転状態とすることが可能となる。ただし、そのためには、入射光位相の差を調整することが必要であり、ここでも、第1の実施形態で述べた「光の波長を選択することによる位相差調整」で、素子の動作点を最適条件にすることが可能となる。この場合、例えば、2×2タイプの3dB光カプラに入力される二つの光導波路アームからの光位相差を、光導波路12b、12cへの光信号出力を極性が反転して強度が等しくなる様にバランスを調整する。
本実施形態の電界センサでは、光検出手段50としてバランス型検出器を用いて光出力ポート12d、12eからの光出力を干渉光させて1対の光導波路14a、14bから出射された光の位相差を検出することができる。
本実施形態のMZ干渉回路10bを用いた電界センサによれば、上記第1の実施形態の利点に加えて、MZ干渉回路10bの出力は互いに反転した2出力となるので、これらをバランス形のレシーバで受信することにより、レーザ光源のノイズなどの同相のノイズ成分を除去することができ、結果的に検出信号のS/N比を上げることができる。
(第3の実施形態)
次に第3の実施形態の電界センサに用いられるMZ干渉回路10cを図6に示す。第3の実施形態の電界センサに用いられるMZ干渉回路10cは、図6に示すように、光入力ポートと光出力ポートとを同一の方向に配置するため、第2の実施形態で説明したMZ干渉回路10bの1対の光導波路の出力側を180°方向転換して構成している。本実施形態にかかるMZ干渉回路10cは、図6に示すように、光入力ポート11、光出力ポート12は、基板20の片端(図示左側)に並ぶように構成した以外は、第2の実施形態と同一の構成とすることができる。
電気信号と結合しない光導波路14bが内側にあり、光導波路長が自動的に短くなる。光導波路14aが電気線路と結合する光変調部であり、光導波路14aの部分は、この例では、信号ラインの電位を接地し、電気信号とは分離されたパッシブ光導波路としている。
本実施形態のMZ干渉回路10cを用いた電界センサによれば、上記第2の実施形態の利点に加えて、光導波路14a、14bとして多芯の光ファイバを使用することにより、ファイバアクセスが一方向となるので、ファイバを含めたマイクロ波センサを小形化できるという利点がある。
なお、本実施形態では、出力側の3dB光カプラとして、図6に示した2×2タイプのものを用いているが、これに限らず、2×1タイプのものを用いてもよい。
1:電界センサ
10、10a、10b、10c:MZ干渉回路
11:光入力ポート
11a:光入力ポートに接続された光導波路
12:光出力ポート
12a:光出力ポートに接続された光導波路
13a:光入力側の3dB光カプラ
13b:光出力側の3dB光カプラ
14a、14b:対をなす光導波路(光導波路アーム)
15:電気RF信号入力ポート、
16:電気線路部分
17:整合抵抗
18:電気線路
19a、19b:整合抵抗
20:基板
16a:アノード電極
16b:カソード電極
18a:アノード電極
18b:カソード電極
21:第1のn形電極層
22:共通のカソード電極
23a、23b:第1のクラッド層
24a、24b:コア層
25a、25b:第2のクラッド層
26a、26b:第2の電極層
30:RF信号受信手段
40:光入力手段
50:光検出器

Claims (7)

  1. 互いに長さが異なる1対の光導波路と、該1対の光導波路の光入射側と光出射側とのそれぞれに接続された2つの3dB光カプラと、該2つの3dB光カプラのそれぞれに接続された光入力ポートおよび光出力ポートと、電気光学効果を起こすように前記1対の光導波路のうちの一方の光導波路に設けられた電気線路とを有するMZ干渉回路と、
    前記MZ干渉回路の光入力ポートに接続され、前記MZ干渉回路の1対の導波路に光を入力する光入力手段と、
    RF信号を受信して、前記MZ干渉回路の電気線路に入力するRF信号受信手段と、
    前記MZ干渉回路の光出力ポートに接続され、前記MZ干渉回路から出力された光出力を検出する光検出手段と、
    前記MZ干渉回路に前記RF信号を入力しない状態で、前記光入力手段の光波長の変化に対して前記光検出手段の検出値が線形応答する光波長を決定して、前記光入力手段から前記MZ干渉回路に入力する光を該決定した波長に調整する調整手段とを備え、
    前記MZ干渉回路は、前記1対の光導波路のバイアス調整を行わずに、前記光入力手段で前記調整された波長の光を入力しながら前記受信したRF信号を前記一方の光導波路上に設けられた電気線路に入力して電気光学効果を起こすことより前記1対の光導波路の出射光の位相差に変化を与え、前記光検出器は、前記1対の光導波路から出射された光の位相差を検出することにより、前記RF信号受信手段から入力されるRF信号の出力の測定を行うことを特徴とする電界センサ。
  2. 前記光入力手段が前記MZ干渉回路に入力する光の波長は、前記RF信号を入力しない状態で、位相差が90度または270度となるような波長に設定されることを特徴とする請求項1に記載の電界センサ。
  3. 1対の光導波路は、それぞれ、基板上に順次形成された第1の電極層、第1のクラッド層、光コア層、第2のクラッド層、第2の電極層からなる積層半導体構造を含み、
    前記1対の光導波路の光導波路長差は10〜100μmであることを特徴とする請求項1または2に記載の電界センサ。
  4. 光出射側の前記3dB光カプラは、前記1対の光導波路からの2つの出射光を再び結合させて光干渉させて1つの光出力とする2×1タイプの光カプラであり、前記光検出手段は、該光干渉した光出力を検出することを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載の電界センサ。
  5. 光出射側の前記3dB光カプラは、前記1対の光導波路からの2つの出射光を反転して出力する2×2タイプの光カプラであり、前記光検出手段は、バランス形の光検出器であることを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載の電界センサ。
  6. 前記光入力ポートと前記光出力ポートとは同一の方向に配置されていることを特徴とする請求項3から5のいずれかに記載の電界センサ。
  7. 互いに長さが異なる1対の光導波路と、該1対の光導波路の光入射側と光出射側とのそれぞれに接続された2つの3dB光カプラと、該2つの3dB光カプラのそれぞれに接続された光入力ポートおよび光出力ポートと、電気光学効果を起こすように前記1対の光導波路のうちの一方の光導波路に設けられた電気線路とを有するMZ干渉回路を用意する用意工程と、
    前記用意工程で用意したMZ干渉回路の光入力ポートに波長をスイープさせながら光を入力して、該MZ干渉回路の光出力ポートから出力された光出力を検出する光検出工程と、
    前記光検出工程において、入力光の波長変化に対して検出された光出力が線形応答となる波長に入力光の波長を調整する波長調整工程と、
    RF信号を受信して前記MZ干渉回路の前記電気線路に入力するRF信号受信工程と、
    前記MZ干渉回路で前記1対の光導波路のバイアス調整を行わずに、前記調整された波長の光を入力しながら、前記RF信号受信工程で受信したRF信号を前記一方の光導波路上に設けられた電気線路に入力して電気光学効果を起こすことで前記1対の光導波路の出射光の位相差に変化を与えて、前記1対の光導波路から出射された光の位相差を検出することにより、前記RF信号受信手段から入力されるRF信号の出力の測定を行う測定工程とを含むことを特徴とするRF信号の測定方法。
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