JP2012109758A - 携帯端末装置、携帯端末装置の報知機能制限方法およびプログラム - Google Patents

携帯端末装置、携帯端末装置の報知機能制限方法およびプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】装置の操作部を操作する必要なく報知機能を事前に不作動にしたり停止させることのできる携帯端末装置、携帯端末装置の報知機能制限方法およびプログラムを得ること。
【解決手段】姿勢判別手段12によって判別された装置本体の姿勢が姿勢一致判別手段13で予め登録した特定の姿勢と一致すれば、バイブレータ等の報知手段14を用いた着信等の報知を他人に迷惑を掛けないために報知禁止手段15によって禁止する。複数の姿勢とそれらの時間的変化の順序を登録してもよい。
【選択図】図1

Description

本発明は、携帯電話機等の携帯端末装置、携帯端末装置の報知機能制限方法および報知機能制限プログラムに関する。本発明は、特に音や振動や光による報知機能を簡単な操作で制限することの可能な携帯端末装置、携帯端末装置の報知機能制限方法および報知機能制限プログラムに関する。
携帯電話機、PHS(Personal Handy-phone System)、電子書籍リーダ等の携帯端末は、ユーザに各種の状況を知らせるための報知機能を備えている。たとえば携帯電話機では他人から電話があったときや、電子メールを受信したときの報知機能が代表的なものである。一般には、スケジュール管理において予定した時刻が到来したというような場合や、システム管理においてバッテリが少なくなったというような場合にも報知機能は使用されている。
報知機能は、音や光あるいは振動といった人間が感知し得る形態で通知を行う機能である。携帯端末はユーザが各所に携行し使用する。したがって、報知の対象が本来ユーザ個人であるにも係わらず、報知が行われる場所によってはユーザだけでなく、その周囲にいる者も報知を受けることになる。このため、他人に迷惑がかかってしまうという問題が生じる。
そこで、たとえば携帯端末を電車等の公共交通機関に持ち込む場合に、スピーカを用いた着信音等の音声による報知機能をオフにして、マナーモードに設定することが推奨されている。マナーモードとは、スピーカによる音の出力の代わりにバイブレータを振動させる報知モードである。携帯電話機等の携帯端末を上着のポケットの中に入れているような場合には、ユーザがバイブレータの振動を感知して着信等の報知を受けることができる。振動音は着衣によって吸収されるので報知があったことにより他人に迷惑をかけることは少ない。
ところで会議中に資料を参照したり、予定を確認するために携帯端末を机あるいはテーブルの上に置いておく場合がある。このときユーザは着信音が突然鳴り出したりしないように携帯端末をマナーモードに設定しておくことが多い。ところが着信があってバイブレータが作動するようなことがあると、その振動で机やテーブルあるいは携帯端末自体が振動し、大きな振動音が発生することが多い。
このような場合、ユーザは慌てて携帯端末のボタン操作し、報知動作を停止させることになる。公共交通機関に持ち込んだ携帯端末をマナーモードに設定するのを忘れて、着信音が突然出力される場合もある。この場合、ユーザは着信音等の出力する報知機能を慌ててオフにする操作を行うが、時として操作のためのメニュー画面を探す必要があり、操作を完了するまでに手間取ることがある。したがって、ユーザの利便性という観点で問題があった。
そこで、携帯端末のボタン操作を行わずに音声認識等の他の技術を使用して、報知機能を特定の場合にオフにする製品の開発が試行されている。その1つとして、携帯端末側がその姿勢が変化したことを検知して報知動作を簡易に停止させることが、本発明の第1の関連技術として提案されている(たとえば特許文献1参照)。この第1の関連技術では、次の提案を行っている。
(1)携帯端末装置の姿勢の変化を検知して、変化が検知されれば実行中の動作を停止させる(請求項1)。
(2)携帯端末装置の加速度を検知して、加速度の変化が検知されれば実行中の動作を停止させる(請求項2)。
具体的には携帯端末装置の上下反転を、姿勢や加速度の変化で検知したり、携帯端末装置を叩いたり強く揺らすことで加速度がしきい値を超えたことを検知するようにしている。
また、本発明の第2の関連技術では、携帯電話機等の携帯端末装置の表面側に光センサを配置すると共に裏面側に接触センサを配置している。そして、携帯端末装置が机上に置かれたような場合に光センサが室内照明を検知し、接触センサが机との接触を検知するので、この場合には報知を行うバイブレータの振動強度をレベルダウンさせるようにしている。
特開2007−166474号公報(第0020段落、第0029段落、図3) 特開2008−054283号公報(第0007段落および第0008段落、図2)
しかしながら、第1の関連技術では、携帯端末装置を手に持って歩いたりその手を動かしたりするだけで、報知機能が簡単にオフになる。したがって、ユーザが携帯端末装置を手に持って道路を歩いているような場合には、気付かないうちに報知機能が停止した状態となり、着信等の必要な知らせがユーザに通知されないという事態が発生する場合がある。
また、第2の関連技術を使用した場合、照明が暗くなったり消灯している部屋では光センサが所定の値以上の光を検知しない。したがって携帯端末装置に着信があった場合等の報知用のバイブレータの振動強度をレベルダウンさせることができない。
そこで本発明の目的は、装置の操作部を操作する必要なく報知機能を事前に不作動にしたり、報知が行われている状況下で報知動作を迅速に停止させることのできる携帯端末装置、携帯端末装置の報知機能制限方法および報知機能制限プログラムを提供することにある。
本発明では、(イ)装置本体の外部に報知すべき事象が発生したときこれを検出する報知事象検出手段と、(ロ)装置本体の姿勢を判別する姿勢判別手段と、(ハ)この姿勢判別手段の判別結果を用いて装置本体の姿勢が予め定めた特定の姿勢と一致するかを判別する姿勢一致判別手段と、(ニ)外部に対して前記した事象の発生を報知する報知手段と、(ホ)前記した報知事象検出手段が前記した外部に報知すべき事象が発生したことを検出したとき、前記した姿勢一致判別手段が前記した特定の姿勢と一致していることを判別している間は前記した報知手段の作動を禁止させる報知禁止手段とを携帯端末装置が具備する。
また、本発明では、(イ)装置本体の外部に報知すべき事象が発生したときこれを検出する報知事象検出手段と、(ロ)装置本体の特定すべき複数の姿勢とその時間的変化の順序を登録する姿勢順序登録手段と、(ハ)装置本体の姿勢を判別する姿勢判別手段と、(ニ)この姿勢判別手段の判別結果を用いて装置本体が前記した姿勢順序登録手段に登録した姿勢とその時間的変化の順序に合致する制御開始タイミングを判別する制御開始タイミング判別手段と、(ホ)外部に対して前記した事象の発生を報知する報知手段と、(へ)前記した報知事象検出手段が前記した外部に報知すべき事象が発生したことを検出したとき、前記した制御開始タイミング判別手段が判別した制御開始タイミングから前記した報知手段の作動を禁止させる報知禁止手段とを携帯端末装置が具備する。
更に本発明では、(イ)装置本体の外部に報知すべき事象が発生したときこれを検出する報知事象検出ステップと、(ロ)装置本体の姿勢を判別する姿勢判別ステップと、(ハ)この姿勢判別ステップによる判別結果を用いて装置本体の姿勢が予め定めた特定の姿勢と一致するかを判別する姿勢一致判別ステップと、(ニ)前記した報知事象検出ステップで外部に報知すべき事象が発生したことを検出したとき、前記した姿勢一致判別ステップで前記した特定の姿勢と一致していることを判別している間は前記した外部に対する前記した事象の発生の報知を禁止する報知禁止ステップとを携帯端末装置の報知機能制限方法が具備する。
更にまた本発明では、(イ)装置本体の外部に報知すべき事象が発生したときこれを検出する報知事象検出ステップと、(ロ)装置本体の特定すべき複数の姿勢とその時間的変化の順序を登録する姿勢順序登録ステップと、(ハ)装置本体の姿勢を判別する姿勢判別ステップと、(ニ)この姿勢判別ステップによる判別結果を用いて装置本体が前記した姿勢順序登録ステップで登録した姿勢とその時間的変化の順序に合致する制御開始タイミングを判別する制御開始タイミング判別ステップと、(ホ)前記した報知事象検出ステップで外部に報知すべき事象が発生したことを検出したとき、前記した制御開始タイミング判別ステップで判別した制御開始タイミングから前記した外部に対する前記した事象の発生の報知を禁止する報知禁止ステップとを携帯端末装置の報知機能制限方法が具備する。
また、本発明では、コンピュータに、携帯端末装置の報知機能制限プログラムとして、(イ)装置本体の外部に報知すべき事象が発生したときこれを検出する報知事象検出処理と、(ロ)装置本体の姿勢を判別する姿勢判別処理と、(ハ)この姿勢判別処理による判別結果を用いて装置本体の姿勢が予め定めた特定の姿勢と一致するかを判別する姿勢一致判別処理と、(ニ)前記した報知事象検出処理で外部に報知すべき事象が発生したことを検出したとき、前記した姿勢一致判別処理で前記した特定の姿勢と一致していることを判別している間は前記した外部に対する前記した事象の発生の報知を禁止する報知禁止処理とを実行させる。
更に本発明では、コンピュータに、携帯端末装置の報知機能制限プログラムとして、(イ)装置本体の外部に報知すべき事象が発生したときこれを検出する報知事象検出処理と、(ロ)装置本体の特定すべき複数の姿勢とその時間的変化の順序を登録する姿勢順序登録処理と、(ハ)装置本体の姿勢を判別する姿勢判別処理と、(ニ)この姿勢判別処理による判別結果を用いて装置本体が前記した姿勢順序登録処理で登録した姿勢とその時間的変化の順序に合致する制御開始タイミングを判別する制御開始タイミング判別処理と、(ホ)前記した報知事象検出処理で前記した外部に報知すべき事象が発生したことを検出したとき、前記した制御開始タイミング判別処理で判別した制御開始タイミングから外部に対する前記した事象の発生の報知を禁止する報知禁止処理とを実行させる。
以上説明したように本発明によれば、装置本体の外部に報知すべき事象が発生したときのその装置本体の姿勢を判別して、これが予め定めた特定の姿勢と一致している間は報知を禁止することにした。これにより、ユーザは携帯端末装置を特定の姿勢とするだけで報知を制御することができ、複雑な操作を要しないので、他人への迷惑を効果的に防止することができる。
また、本発明によれば、装置本体の複数の姿勢とその時間的変化の順序を登録しておき、外部に報知すべき事象が発生したときに装置本体が登録した複数の姿勢とその時間的変化の順序に合致した姿勢変化を生じていれば、事象の発生の報知を禁止することにした。したがって、ユーザが装置本体を携行するときに生じる可能性のある姿勢変化を予め排除して登録しておくことで報知を制限することができ、他人への迷惑を効果的に防止することができる。
本発明の携帯端末装置のクレーム対応図である。 本発明の他の携帯端末装置のクレーム対応図である。 本発明の携帯端末装置の報知機能制限方法のクレーム対応図である。 本発明の他の携帯端末装置の報知機能制限方法のクレーム対応図である。 本発明の携帯端末装置の報知機能制限プログラムのクレーム対応図である。 本発明の他の携帯端末装置の報知機能制限プログラムのクレーム対応図である。 本発明の実施の形態における携帯端末装置の斜視図である。 本実施の形態の携帯端末装置の回路構成の概要を表わしたブロック図である。 本実施の形態における報知処理の設定の様子の概要を表わした流れ図である。 本実施の形態のバイブレータの不作動条件指定処理におけるディスプレイに表示される項目の一例を示した説明図である。 本実施の形態における報知事由が発生した際のバイブレータの駆動処理の様子を表わした流れ図である。 本実施の形態における不作動姿勢状態での第1のフラグ管理の様子を表わした流れ図である。 本実施の形態における不作動姿勢状態での第2のフラグ管理の様子を表わした流れ図である。 本実施の形態におけるジャイロスコープの動作原理を表わした説明図である。 本実施の形態におけるジャイロスコープの出力する角度情報を基にして一例として「裏面」の姿勢を判別する判定基準値を示した説明図である。 本発明の変形例におけるバイブレータの駆動処理の様子を表わした流れ図である。
図1は、本発明の携帯端末装置のクレーム対応図を示したものである。本発明の携帯端末装置10は、報知事象検出手段11と、姿勢判別手段12と、姿勢一致判別手段13と、報知手段14と、報知禁止手段15を備えている。ここで、報知事象検出手段11は、装置本体の外部に報知すべき事象が発生したときこれを検出する。姿勢判別手段12は装置本体の姿勢を判別する。姿勢一致判別手段13は、姿勢判別手段12の判別結果を用いて装置本体の姿勢が予め定めた特定の姿勢と一致するかを判別する。報知手段14は、前記した外部に対して前記した事象の発生を報知する。報知禁止手段15は、報知事象検出手段11が外部に報知すべき事象が発生したことを検出したとき、姿勢一致判別手段13が前記した特定の姿勢と一致していることを判別している間は報知手段14の作動を禁止させる。
図2は、本発明の他の携帯端末装置のクレーム対応図を示したものである。本発明の他の携帯端末装置20は、報知事象検出手段21と、姿勢順序登録手段22と、姿勢判別手段23と、制御開始タイミング判別手段24と、報知手段25と、報知禁止手段26を備えている。ここで、報知事象検出手段21は、装置本体の外部に報知すべき事象が発生したときこれを検出する。姿勢順序登録手段22は、装置本体の特定すべき複数の姿勢とその時間的変化の順序を登録する。姿勢判別手段23は、装置本体の姿勢を判別する。制御開始タイミング判別手段24は、姿勢判別手段23の判別結果を用いて装置本体が姿勢順序登録手段22に登録した姿勢とその時間的変化の順序に合致する制御開始タイミングを判別する。報知手段25は、前記した外部に対して前記した事象の発生を報知する。報知禁止手段26は、報知事象検出手段21が外部に報知すべき事象が発生したことを検出したとき、制御開始タイミング判別手段24が判別した制御開始タイミングから報知手段25の作動を禁止させる。
図3は、本発明の携帯端末装置の報知機能制限方法のクレーム対応図を示したものである。本発明の携帯端末装置の報知機能制限方法30は、報知事象検出ステップ31と、姿勢判別ステップ32と、姿勢一致判別ステップ33と、報知禁止ステップ34を備えている。ここで、報知事象検出ステップ31は、装置本体の外部に報知すべき事象が発生したときこれを検出する。姿勢判別ステップ32は、装置本体の姿勢を判別する。姿勢一致判別ステップ33は、姿勢判別ステップ32による判別結果を用いて装置本体の姿勢が予め定めた特定の姿勢と一致するかを判別する。報知禁止ステップ34は、報知事象検出ステップ31で外部に報知すべき事象が発生したことを検出したとき、姿勢一致判別ステップ33で前記した特定の姿勢と一致していることを判別している間は前記した外部に対する前記した事象の発生の報知を禁止する。
図4は、本発明の他の携帯端末装置の報知機能制限方法のクレーム対応図を示したものである。本発明の他の携帯端末装置の報知機能制限方法40は、報知事象検出ステップ41と、姿勢順序登録ステップ42と、姿勢判別ステップ43と、制御開始タイミング判別ステップ44と、報知禁止ステップ45を備えている。ここで、報知事象検出ステップ41では、装置本体の外部に報知すべき事象が発生したときこれを検出する。姿勢順序登録ステップ42では、装置本体の特定すべき複数の姿勢とその時間的変化の順序を登録する。姿勢判別ステップ43では、装置本体の姿勢を判別する。制御開始タイミング判別ステップ44では、姿勢判別ステップ43による判別結果を用いて装置本体が姿勢順序登録ステップ42で登録した姿勢とその時間的変化の順序に合致する制御開始タイミングを判別する。報知禁止ステップ45では、報知事象検出ステップ41で外部に報知すべき事象が発生したことを検出したとき、制御開始タイミング判別ステップ44で判別した制御開始タイミングから前記した外部に対する前記した事象の発生の報知を禁止する。
図5は、本発明の携帯端末装置の報知機能制限プログラムのクレーム対応図を示したものである。本発明の携帯端末装置の報知機能制限プログラム50は、コンピュータに、報知事象検出処理51と、姿勢判別処理52と、姿勢一致判別処理53と、報知禁止処理54を実行させるようにしている。ここで、報知事象検出処理51では、装置本体の外部に報知すべき事象が発生したときこれを検出する。姿勢判別処理52では、装置本体の姿勢を判別する。姿勢一致判別処理53では、姿勢判別処理52による判別結果を用いて装置本体の姿勢が予め定めた特定の姿勢と一致するかを判別する。報知禁止処理54では、報知事象検出処理51で外部に報知すべき事象が発生したことを検出したとき、姿勢一致判別処理53で前記した特定の姿勢と一致していることを判別している間は前記した外部に対する前記した事象の発生の報知を禁止する。
図6は、本発明の他の携帯端末装置の報知機能制限プログラムのクレーム対応図を示したものである。本発明の他の携帯端末装置の報知機能制限プログラムは、コンピュータに、報知事象検出処理61と、姿勢順序登録処理62と、姿勢判別処理63と、制御開始タイミング判別処理64と、報知禁止処理65を実行させるようにしている。ここで、報知事象検出処理61では装置本体の外部に報知すべき事象が発生したときこれを検出する。姿勢順序登録処理62では、装置本体の特定すべき複数の姿勢とその時間的変化の順序を登録する。姿勢判別処理63では、装置本体の姿勢を判別する。制御開始タイミング判別処理64では、姿勢判別処理63による判別結果を用いて装置本体が姿勢順序登録処理62で登録した姿勢とその時間的変化の順序に合致する制御開始タイミングを判別する。報知禁止処理65では、報知事象検出処理61で外部に報知すべき事象が発生したことを検出したとき、制御開始タイミング判別処理64で判別した制御開始タイミングから前記した外部に対する前記した事象の発生の報知を禁止する。
<発明の実施の形態>
次に本発明の実施の形態を説明する。
図7は、本発明の実施の形態における携帯端末装置を表わしたものである。本実施の形態の携帯端末装置100は、その装置本体の上面101にタッチパネル102付きのディスプレイ103と、操作部104ならびにスピーカ105とマイクロフォン106が配置されている。装置本体の左側部108には、図示しないバッテリを交換する際に取り外すリアカバー109の一部(側部)が現われている。
本実施の形態では、携帯端末装置100のディスプレイ103が存在する側の面を「表面」と定義する。また、この「表面」の反対側にわずかに見えるリアカバー109の平板状の面と同一面を構成する部位(図示せず)を「裏面」と定義する。
本実施の形態と異なり、折り畳み式の携帯電話機のような図示しないが2つの筐体をヒンジ機構で開閉自在にした装置では、折り畳んだ状態で大型のディスプレイが配置された側の筐体を他の筐体よりも上側に配置したときのその上面を「表面」と定義する。この「表面」には、小型のディスプレイが配置されている場合もある。ディスプレイが配置されていない側の筐体をディスプレイが配置された側の筐体よりも下側に配置した場合の下面を「裏面」と定義する。この「裏面」には、図7で説明したようなリアカバーが配置されている場合が多い。
図8は、本実施の形態の携帯端末装置の回路構成の概要を表わしたものである。図8で図7と同一の部分には同一の符号を付しており、適宜説明を省略する。携帯端末装置100は、CPU(Central Processing Unit)121とメモリ122を備えた主制御部123を有している。CPU121はメモリ122に格納された制御プログラムを実行することで、データバス等のバス124に接続された次に示す各部の制御を行うようになっている。
このうち通信制御部125は図示しない無線基地局や他の携帯端末装置との間で無線通信を行う。通話着信処理部126は通話ならびに着信の処理を行う。メール受信処理部127は、電子メールの受信時の処理を出力として行う。ディスプレイ制御部128はディスプレイ103の表示制御を行う。パネル制御部129はディスプレイ103の前面に配置されたタッチパネル102を駆動して、押圧の掛かった点の座標を検出する。タッチパネル102は操作部104と同様に各種の操作に使用される。データ記憶部131は、各種データを記憶する部品で、メモリ122と兼用してもよい。設定部132は各種の設定を行う部品で不揮発性メモリにより構成される。同様にメモリ122と兼用してもよい。デバイス入出力部133は、スピーカ105の駆動やマイクロフォン106の入力した音の増幅を行う他、ジャイロスコープ134の測定した角度や角速度の処理およびバイブレータ135の駆動を行う。
図9は、本実施の形態における報知処理の設定の様子の概要を表わしたものである。図8と共に説明する。
主制御部123は操作部104あるいはタッチパネル102の押下情報から、ユーザがメニュー画面の表示を要求するのを待機している(ステップS201)。たとえばディスプレイ103にメニュー画面表示用のアイコンが表示されていて、これをユーザが押圧したとする。これにより、メニュー画面の表示要求をCPU121が検知して(ステップS201:Y)、各種作業項目を表わしたメニュー画面がディスプレイ103に表示される(ステップS202)。
このメニュー画面からユーザが所望の項目を選択すると(ステップS203:Y)、その選択した項目が報知処理のための報知設定の項目であれば(ステップS204:Y)、まず「表面」を定義する処理が行われる(ステップS205)。なお、ユーザが報知設定の項目以外の項目をメニュー画面から選択した場合には(ステップS204:N)、その選択した項目に対応するモードが実行されることになる。
ステップS205の「表面」を定義する処理では、たとえばディスプレイ103に「装置の表面とする面を上にして設定ボタンを押してください。」というようなメッセージが表示される。この状態でユーザが携帯端末装置100を所望の姿勢にして操作部104あるいはタッチパネル102を用いて「設定ボタン」を押すと、このときの上となった部位が「表面」として、そのときのジャイロスコープ134の測定した角度情報がデータ記憶部131に一時記憶される。
以上のようにして「表面」の定義処理が終了したら、報知時に携帯端末装置100が特定の姿勢の変更を行っている場合にバイブレータ135を不作動とさせる不作動条件指定処理が行われる(ステップS206)。
図10は、バイブレータの不作動条件指定処理におけるディスプレイに表示される項目の一例を示したものである。図8と共に説明する。ディスプレイ103には、(1)と(2)の2つの設定項目が表示されている。
設定項目の(1)では、バイブレータ135が作動不可になる動作をユーザが設定する。1番目の設定では、携帯端末装置100が「表面」の状態から所定時間以内に「裏面」の状態に変更された場合に、バイブレータ135が作動不可になる。所定時間は、たとえば2秒以内と指定することができる。2番目の設定では、「表面」から「裏面」に変更され、続いて再び「表面」の状態に変更された場合に、バイブレータ135が作動不可になる。それぞれの姿勢の変更は前記した所定時間以内に行う必要がある。1番目の設定条件と2番目の設定条件は、ラジオボタンによってユーザが択一的に選択することができる。
1番目の設定の利点は、携帯端末装置100の「裏面」が上になっていることで、バイブレータ135が作動不可になっていることを、ユーザがいつでも容易に確認できることである。欠点としては、「表面」の状態でディスプレイ103が使用できる状態であると、「裏面」が上になっている状態では携帯端末装置100で各種情報を表示することができないことである。
2番目の設定の利点は、携帯端末装置100の「表面」が上になっているので、その状態でユーザが必要なデータをディスプレイ103に表示することが可能なことである。ディスプレイ103には、バイブレータ135が作動不可状態になっていることをその旨を表わすマークや文字によって表示することができる。また、2番目の設定では「表面」から「裏面」に変更され、続いて再び「表面」の状態に変更するので、操作が複雑となる分だけ携帯端末装置100の誤認識を防止することができる。「表面」から「裏面」に変更する際の携帯端末装置100の回転方向と、「裏面」から「表面」に戻す際の携帯端末装置100の回転方向を逆方向にすることも誤認識の防止に有効である。
設定項目の(2)では、バイブレータ135が作動不可になる報知内容をユーザが設定する。その第1番目の設定は、バイブレータ135を作動不可にしないとする選択肢である。この場合、各報知内容が発生した時点で携帯端末装置100が「表面」から「裏面」に変更されていたり、更に「裏面」から「表面」に姿勢を変更していた場合であってもバイブレータ135が作動することになる。
第2番目の設定は、各報知内容のすべてに対してバイブレータ135を作動させなくするとする選択肢である。この設定を選択した場合には、電話の着信や電子メールの受信といった報知の対象となるすべての事由が発生したとき、携帯端末装置100が「表面」から「裏面」等の特定の姿勢の変更を行っている状態(以下、不作動姿勢状態という。)でバイブレータ135は不作動となる。ただし、不作動姿勢状態でなければ、バイブレータ135は報知のために作動する。
3番目の設定は、ユーザが指定した内容の報知についてのみバイブレータ135を作動させなくするとする選択肢である。ユーザは不作動姿勢状態で、電話の着信時のバイブレータ135を作動不可にしたり、電子メールの受信時のバイブレータ135を作動不可にすることができる。
図9に戻って説明を続ける。図9で説明したバイブレータ135の不作動条件指定処理が行われたら(ステップS206)、CPU121はユーザがディスプレイ103上に表示された「更新」と、「終了」あるいは「再設定」のいずれの項目を選択するかの監視を行う(ステップS207〜ステップS209)。ユーザが現在行った新しい設定内容に設定を「更新」することを選択した場合には(ステップS207:Y)、設定部132における報知処理の設定内容が新しい設定内容に上書きされて(ステップS210)、一連の処理が終了する(エンド)。
これに対して、ユーザが処理の「終了」を選択した場合には(ステップS207:N、ステップS208:Y)、設定部132における報知処理の設定内容が今までの状態のままで処理が終了する(エンド)。以上と異なり、ユーザが「再設定」を選択した場合には(ステップS207:N、ステップS208:N、ステップS209:Y)、ステップS205に戻って設定が再度可能になる。
図11は、本実施の形態における報知事由が発生した際のバイブレータの駆動処理の様子を表わしたものである。図8と共に説明する。
たとえば電話の着信等の所定の報知事由が発生したとする(ステップS221:Y)。CPU121はこの報知事由が発生したときにバイブレータ135が、通常の状況で報知のために使用されるように設定されているかをチェックする(ステップS222)。ここで、通常の状況という意味は、ユーザが携帯端末装置100の姿勢を変えて一時的にバイブレータ135が作動しない状態(不作動姿勢状態)にしない限り、バイブレータ135が作動して振動が発生する状態をいう。バイブレータ135が通常の状況で報知のために使用されるように設定されていない場合には(N)、そのまま駆動されることなく処理はステップS221に戻る(リターン)。
これに対してバイブレータ135が通常の状況で報知のために使用されるように設定されている場合には(ステップS222:Y)、携帯端末装置100の姿勢との関係で報知事由に対してバイブレータ135が作動不可の設定になっているかをCPU121がチェックする(ステップS223)。これは、図10の(2)で説明した項目のチェックである。バイブレータ135が作動不可の設定になっている場合(Y)、CPU121は携帯端末装置100が不作動姿勢状態であるかをチェックする(ステップS224)。携帯端末装置100が不作動姿勢状態であれば(Y)、バイブレータ135を作動させることなく処理が終了する(リターン)。
一方、バイブレータ135が動作不可設定になっていなければ(ステップS223:N)、バイブレータの駆動が行われる(ステップS227)。バイブレータ135の駆動はタッチパネル102あるいは操作部104からのユーザによる停止操作あるいは報知のタイムアウト処理が行われるまで行われる(ステップS228:Y)。ユーザによる停止操作あるいは報知のタイムアウト処理が行われると(ステップS228:N)、ステップS221の処理に戻る(リターン)。
一方、携帯端末装置100が不作動姿勢状態でなければ(ステップS224:N)、CPU121はバイブレータ135を駆動させて振動による報知が行われる(ステップS225)。バイブレータ135の駆動は、タッチパネル102あるいは操作部104からのユーザによる停止操作あるいは報知のタイムアウト処理が行われると(ステップS226:Y)、終了する(リターン)。ユーザが携帯端末装置100の姿勢を変えて、不作動姿勢状態を解除した場合にも(ステップS226:N、ステップS224:Y)、バイブレータ135による報知動作は終了する(リターン)。
以上のような不作動姿勢状態の管理を、本実施の形態ではデータ記憶部131に格納するフラグの管理によって行っている。
図12は、不作動姿勢状態での第1のフラグ管理の様子を表わしたものである。ここで第1のフラグ管理とは、図10の(1)で示した携帯端末装置100が「表面」の状態から所定時間以内に「裏面」の状態に変更された場合に不作動姿勢状態に設定する管理処理をいう。図8と共に説明する。
まず、CPU121は携帯端末装置100が設定部132に予め設定した「表面」の姿勢であることを検出するのを待機する(ステップS241)。たとえばユーザが机の上にディスプレイ103を上にして携帯端末装置100を置いたとする。このような状態でジャイロスコープ134から出力される角度情報を用いてCPU121は「表面」の姿勢であることを検出する(Y)。これにより、CPU121は「表面」の姿勢であることを表わす「表面」フラグをオンにする(ステップS242)。
この後、CPUは携帯端末装置100が「裏面」の姿勢になるかを時間t1が経過するまでチェックする(ステップS243、ステップS244)。ここで時間t1は、たとえば2秒間であるが、これ以外の任意の時間であってもよい。「裏面」の姿勢の検出もジャイロスコープ134から出力される角度情報を用いて行われる。通常は「表面」の姿勢と180°異なる角度情報が「裏面」の姿勢の角度情報となるが、携帯端末装置100の断面形状が直角四辺形以外の形状であれば、これに限るものではない。
携帯端末装置100が「表面」になってから「裏面」の姿勢にならずに時間t1以上が経過した場合(ステップS243:N、ステップS244:Y)、CPU121は「表面」フラグをオフにして(ステップS245)、処理をステップS241に戻す(リターン)。すなわち、この場合には不作動姿勢状態に設定するための処理が再度行える状態となる。
これに対して携帯端末装置100が「表面」になってから時間t1以内に「裏面」の姿勢に変更された場合(ステップS243:Y)、CPU121は「表面」フラグをオフにして(ステップS246)、代わって不作動姿勢状態フラグをオンにする(ステップS247)。CPU121はこの後もジャイロスコープ134から出力される角度情報を監視し続け、「裏面」の姿勢が検出されなくなったら(ステップS248:N)、不作動姿勢状態フラグをオフに変更して(ステップS249)、再び処理をステップS241の状態に戻す(リターン)。
仮に、図10の(2)で示したように「全部作動不可にする」という設定が行われていたとする。この場合、ユーザが携帯端末装置100を机上に置いて「表面」の状態から所定時間以内に「裏面」の状態に変更した場合、不作動姿勢状態フラグがオフになった状態で電話の着信等の報知事由が発生しても、バイブレータ135の振動は発生せず、報知は行われない。また、バイブレータ135の振動による報知が開始した時点でユーザが携帯端末装置100を一度「表面」に姿勢を改め、すぐに「裏面」に姿勢を変更すれば(ステップS243:Y)、その時点からバイブレータ135の振動は停止する(ステップS247)。
この一方で、不作動姿勢状態フラグがオンになっていた携帯端末装置100をユーザが机上から取り上げて携行するようにすると、不作動姿勢状態フラグがこの時点でオフになる(ステップS249)。したがって、これ以後は電話の着信等の報知事由が発生すれば、その時点でバイブレータ135の振動が発生して報知が行われることになる。
図13は、不作動姿勢状態での第2のフラグ管理の様子を表わしたものである。ここで第2のフラグ管理とは、図10の(1)で示した携帯端末装置100が「表面」の状態から所定時間以内に「裏面」の状態に変更され、更に同一または他の所定時間以内に「表面」の状態に変更された場合に不作動姿勢状態に設定する管理処理をいう。図8と共に説明する。
まず、CPU121は携帯端末装置100が設定部132に予め設定した「表面」の姿勢であることを検出するのを待機する(ステップS261)。これ以後、ステップS266までの処理は図12のステップS241〜ステップS246までの処理と同一なので、その説明を省略する。
ステップS266で「表面」フラグをオフにしたら、CPU121は「裏面」の姿勢から時間t2が経過するまでに再び「表面」の姿勢が検出されるかをジャイロスコープ134から出力される角度情報を監視してチェックする(ステップS267、ステップS268)。「裏面」の姿勢から時間t2が経過するまでに再び「表面」の姿勢が検出されなかった場合には(ステップS267:N、ステップS268:Y)、処理をステップS261に戻す(リターン)。すなわち、この場合には不作動姿勢状態に設定するための処理が再度行える状態となる。
これに対して携帯端末装置100が「裏面」になってから時間t2以内に「表面」の姿勢に姿勢が変更された場合(ステップS267:Y)、CPU121は不作動姿勢状態フラグをオンにする(ステップS269)。CPU121はこの後もジャイロスコープ134から出力される角度情報を監視し続け、「表面」の姿勢が検出されなくなったら(ステップS270:N)、不作動姿勢状態フラグをオフに変更して(ステップS271)、再び処理をステップS261の状態に戻す(リターン)。
図14は、以上説明した実施の形態におけるジャイロスコープの動作原理を表わしたものである。携帯端末装置100のほぼ中央の位置にジャイロスコープ134が内蔵されているものとする。このジャイロスコープ134の中心を通る、携帯端末装置100の「表面」を上としたときの、上下方向の軸(Z軸)141の回転の方位角をヨー(yaw)で表わす。携帯端末装置100の「表面」を上として、スピーカ105の配置された側を前、マイクロフォン106が配置された側を後ろとしたときの、前後方向を軸(X軸)にした回転の角度が姿勢角(ロール:roll)であり、同じく携帯端末装置100のの「表面」を上として、スピーカ105の配置された側を前、マイクロフォン106が配置された側を後ろとしたときの、左右方向を軸(Y軸)にした回転の角度が他の姿勢角(ピッチ:pitch)である。
ジャイロスコープ134の出力する角度情報のうち方位角(ヨー)は、軸141を回転軸として、北を向いている状態を0度とし、その状態から向きが変わった場合の角度を示している。姿勢角(ロール)は、軸142を回転軸として、地表面と水平状態を0度とし、その状態からどの位傾いているかを角度で示す。他の姿勢角(ピッチ)は、軸143を回転軸として、地表面と水平状態を0度とし、その状態からどの位傾いているかを角度で示している。
図15は、ジャイロスコープの出力する角度情報を基にして一例として「裏面」の姿勢を判別する判定基準値を示したものである。図8に示したジャイロスコープ134は、方位角(ヨー)、姿勢角(ロール)および他の姿勢角(ピッチ)として、それぞれ±180°、±180°、±90°の角度範囲を採り得る。このうちの方位角(ヨー)は「表面」や「裏面」の姿勢を判別する角度情報としては用いられない。判定の対象となる角度情報は姿勢角(ロール)および他の姿勢角(ピッチ)である。これらの姿勢角の値が双方とも基準値内であれば、図14に示した携帯端末装置100が「裏面」の姿勢であると判定する。同様の原理で携帯端末装置100が「表面」の姿勢であると判定したり、これら以外の姿勢であると判定することができる。また、角度情報の変化の様子で、携帯端末装置100がどの方向に回転するかの判定も可能である。
以上説明した実施の形態では、単に携帯端末装置100の姿勢の変化を検知したり加速度を検知するのと異なり、予め定めた姿勢から他の姿勢に変化する順序と時間をチェックすることにした。したがって、ユーザが携帯端末装置100を携行している場合のその姿勢の自然な変化によって報知動作が不作動となるおそれが少ない。しかも、ユーザが不作動姿勢状態に設定する操作を覚えれば、キーやタッチパネルの操作を行うことなく装置本体を回転させるだけで報知動作の不作動への移行および報知動作への復帰を簡単に実現することができる。もちろん、本実施の形態によれば、着信時にバイブレータが振動して出る音で、周囲の人に迷惑をかけることを防ぐことができる。したがって、オフィスで働いている場合や会議中の場合でユーザが着信等の報知動作に直ちに応答しないような場合でも、周囲への迷惑を最小限とすることができる。
なお、以上説明した実施の形態を示した図13では、携帯端末装置100が「表面」、「裏面」、「表面」の各姿勢に順にそれぞれの時間t1、t2以内に変更されれば不作動姿勢状態フラグがオンになることになった。これ以外に、たとえば「表面」から「裏面」に姿勢が変更されるときの回転方向と「裏面」から「表面」に姿勢が変更されるときの回転方向が逆方向でなければならないとか、図12の処理でも「表面」から「裏面」への姿勢の変更は時計回りでなければならないといった制限を付けることもできる。このような判別制御は、ジャイロスコープ134から出力される角度情報の増減をチェックするか、「表面」と「裏面」の中間の姿勢の検出動作を加えることで可能になる。
更に図12および図13の制御では、携帯端末装置100が「表面」の姿勢をとった後に時間t1が経過するまでに「裏面」の姿勢に変更されなければ不作動姿勢状態に設定するための処理が進行しないことにしたが、これに限るものではない。すなわち携帯端末装置100が「表面」の姿勢をとった時間の長短には関係せずに、「表面」の姿勢でなくなったときから時間t1が経過するまでに「裏面」の姿勢に変更されれば不作動姿勢状態に設定するような処理が行われてもよい。これは、ユーザが机に携帯端末装置100を「表面」の姿勢で置いた後に不作動姿勢状態に設定していなかったことに後で気が付いて、「裏面」の姿勢に変更するような場合や、報知動作が開始した時点で急遽「裏面」の姿勢に変更するような場合に有効である。
更にまた実施の形態では、携帯端末装置100が一度、「表面」の姿勢をとったことを検出したが、報知が行われる事象が発生した時点で「裏面」の姿勢になっているかのみを確認し、「裏面」の姿勢になっていて不作動姿勢状態に設定されていれば報知を不作動とするようにしてもよい。
図16は、不作動姿勢状態の設定と「裏面」の姿勢のみをチェックする本発明の変形例を示したものであり、実施の形態の図11に対応するものである。したがって、図16で図11と同一処理を行う部分には同一のステップ番号を付している。図8および図15と共に説明する。
CPU121は報知事由が発生したときに(ステップS221:Y)、バイブレータ135が、報知のために使用するように設定されているかをチェックする(ステップS222)。使用する設定になっていない場合には(N)、ステップS221の処理に戻る(リターン)。バイブレータ135を使用する設定になっている場合には(ステップS222:Y)、バイブレータ135が作動不可の設定になっているかをCPU121がチェックする(ステップS223)。バイブレータ135が作動不可の設定になっている場合(Y)、CPU121は携帯端末装置100が不作動姿勢状態としての「裏面」を上にしているかを、ジャイロスコープ134から出力される角度情報を用いて判別する。これにより「裏面」姿勢が検出されれば(ステップS244A)、その検出が継続している限り、すなわち、2つの姿勢角(ロールおよびピッチ)が図15で示す範囲にあるとき、判定基準値と比較する結果として、バイブレータ135は駆動されない。
一方、バイブレータ135が動作不可設定になっていなければ(ステップS223:N)、バイブレータの駆動が行われる(ステップS227)。バイブレータ135の駆動はタッチパネル102あるいは操作部104からのユーザによる停止操作あるいは報知のタイムアウト処理が行われるまで行われる(ステップS228:Y)。ユーザによる停止操作あるいは報知のタイムアウト処理が行われると(ステップS228:N)、ステップS221の処理に戻る(リターン)。
「裏面」姿勢が検出されなくなると(ステップS224A:N)、CPU121はバイブレータ135を駆動させて振動による報知が行われる(ステップS225)。バイブレータ135の駆動は、タッチパネル102あるいは操作部104からのユーザによる停止操作あるいは報知のタイムアウト処理が行われると(ステップS226:Y)、終了する(リターン)。
なお、以上説明した実施の形態および変形例では携帯端末装置100を机やテーブルに置いた状態のときに不作動姿勢状態に移行することで、報知動作を制限することにしたが、携帯端末装置100の移動状態を関知して不作動姿勢状態に移行しないようにすることも有効である。このような携帯端末装置100の移動状態の関知は、たとえば加速度センサの出力を使用したり、基地局からの位置情報を出力とすること、あるいはGPS((Global Positioning System)を利用することで可能になる。これにより、移動可能な状態としてのユーザのポケットやカバンの中に携帯端末装置100を収納した状態かどうかの判定を行い、ユーザのボタン操作による設定操作の煩わしさを解消させることができる。
また、以上説明した実施の形態および変形例では携帯端末装置100を不作動姿勢状態に移行させた後に更に反転させることでバイブレータ135の不作動を解除することにしたが、これに限るものではない。たとえば通話のための着信が行われて不作動姿勢状態に移行させた状態でバイブレータ135による報知が行われなかったとする。この場合であっても、ユーザがディスプレイ103による表示や図示しないランプの点灯によって着信の事実を知ることができる場合がある。このような場合に携帯端末装置100を更に反転させる等の姿勢の変化を与えることで、通話を一時保留させるといった予め設定した処理を行わせるようにすることも可能である。
以上の説明とも関連するが、本発明における報知の形態はバイブレータ135を用いた振動に限定されず、人の複数いる場所で迷惑を掛けるおそれのある他の報知の形態も含むものである。たとえば、スピーカ105(図7)を用いた音声による報知や、フラッシュライトを用いた報知も本発明を同様に適用可能である。
以上説明した実施の形態の一部または全部は、以下の付記のようにも記載されるが、以下の記載に限定されるものではない。
(付記1)
装置本体の外部に報知すべき事象が発生したときこれを検出する報知事象検出手段と、
装置本体の姿勢を判別する姿勢判別手段と、
この姿勢判別手段の判別結果を用いて装置本体の姿勢が予め定めた特定の姿勢と一致するかを判別する姿勢一致判別手段と、
前記外部に対して前記事象の発生を報知する報知手段と、
前記報知事象検出手段が外部に報知すべき事象が発生したことを検出したとき、前記姿勢一致判別手段が前記特定の姿勢と一致していることを判別している間は前記報知手段の作動を禁止させる報知禁止手段
とを具備することを特徴とする携帯端末装置。
(付記2)
装置本体の外部に報知すべき事象が発生したときこれを検出する報知事象検出手段と、
装置本体の特定すべき複数の姿勢とその時間的変化の順序を登録する姿勢順序登録手段と、
装置本体の姿勢を判別する姿勢判別手段と、
この姿勢判別手段の判別結果を用いて装置本体が前記姿勢順序登録手段に登録した姿勢とその時間的変化の順序に合致する制御開始タイミングを判別する制御開始タイミング判別手段と、
前記外部に対して前記事象の発生を報知する報知手段と、
前記報知事象検出手段が外部に報知すべき事象が発生したことを検出したとき、前記制御開始タイミング判別手段が判別した制御開始タイミングから前記報知手段の作動を禁止させる報知禁止手段
とを具備することを特徴とする携帯端末装置。
(付記3)
前記時間的変化の順序の最後の姿勢が前記姿勢判別手段で判別されなくなったとき前記報知手段の作動の禁止を解除する作動禁止解除手段を具備することを特徴とする付記2記載の携帯端末装置。
(付記4)
前記姿勢判別手段はジャイロスコープであり、前記報知手段は報知時に振動を発生するバイブレータであることを特徴とする付記1または付記2記載の携帯端末装置。
(付記5)
装置本体の基準となる姿勢を登録する基準姿勢登録手段を具備することを特徴とする付記1または付記2記載の携帯端末装置。
(付記6)
前記基準姿勢登録手段が装置本体のディスプレイが真上に位置する姿勢を「表面」として登録したとき、前記制御開始タイミング判別手段は「表面」の姿勢から反転する「裏面」の姿勢に予め定めた時間以内に装置本体の姿勢が変更されたとき前記制御開始タイミングを判別することを特徴とする付記2および付記5記載の携帯端末装置。
(付記7)
前記報知手段は着信を報知する手段であり、前記報知禁止手段は着信を振動によって報知することを禁止する手段であり、報知禁止手段によって着信を振動によって報知することが禁止された後に前記姿勢判別手段が前記姿勢順序登録手段に予め定めた通話保留を指示する姿勢を判別したとき通話を保留する通話保留手段を具備することを特徴とする付記2記載の携帯端末装置。
(付記8)
装置本体の外部に報知すべき事象が発生したときこれを検出する報知事象検出ステップと、
装置本体の姿勢を判別する姿勢判別ステップと、
この姿勢判別ステップによる判別結果を用いて装置本体の姿勢が予め定めた特定の姿勢と一致するかを判別する姿勢一致判別ステップと、
前記報知事象検出ステップで外部に報知すべき事象が発生したことを検出したとき、前記姿勢一致判別ステップで前記特定の姿勢と一致していることを判別している間は前記外部に対する前記事象の発生の報知を禁止する報知禁止ステップ
とを具備することを特徴とする携帯端末装置の報知機能制限方法。
(付記9)
装置本体の外部に報知すべき事象が発生したときこれを検出する報知事象検出ステップと、
装置本体の特定すべき複数の姿勢とその時間的変化の順序を登録する姿勢順序登録ステップと、
装置本体の姿勢を判別する姿勢判別ステップと、
この姿勢判別ステップによる判別結果を用いて装置本体が前記姿勢順序登録ステップで登録した姿勢とその時間的変化の順序に合致する制御開始タイミングを判別する制御開始タイミング判別ステップと、
前記報知事象検出ステップで外部に報知すべき事象が発生したことを検出したとき、前記制御開始タイミング判別ステップで判別した制御開始タイミングから前記外部に対する前記事象の発生の報知を禁止する報知禁止ステップ
とを具備することを特徴とする携帯端末装置の報知機能制限方法。
(付記10)
コンピュータに、
装置本体の外部に報知すべき事象が発生したときこれを検出する報知事象検出処理と、
装置本体の姿勢を判別する姿勢判別処理と、
この姿勢判別処理による判別結果を用いて装置本体の姿勢が予め定めた特定の姿勢と一致するかを判別する姿勢一致判別処理と、
前記報知事象検出処理で外部に報知すべき事象が発生したことを検出したとき、前記姿勢一致判別処理で前記特定の姿勢と一致していることを判別している間は前記外部に対する前記事象の発生の報知を禁止する報知禁止処理
とを実行させることを特徴とする携帯端末装置の報知機能制限プログラム。
(付記11)
コンピュータに、
装置本体の外部に報知すべき事象が発生したときこれを検出する報知事象検出処理と、
装置本体の特定すべき複数の姿勢とその時間的変化の順序を登録する姿勢順序登録処理と、
装置本体の姿勢を判別する姿勢判別処理と、
この姿勢判別処理による判別結果を用いて装置本体が前記姿勢順序登録処理で登録した姿勢とその時間的変化の順序に合致する制御開始タイミングを判別する制御開始タイミング判別処理と、
前記報知事象検出処理で外部に報知すべき事象が発生したことを検出したとき、前記制御開始タイミング判別処理で判別した制御開始タイミングから前記外部に対する前記事象の発生の報知を禁止する報知禁止処理
とを実行させることを特徴とする携帯端末装置の報知機能制限プログラム。
10、20、100 携帯端末装置
11、21 報知事象検出手段
12、23 姿勢判別手段
13 姿勢一致判別手段
14、25 報知手段
15、26 報知禁止手段
22 姿勢順序登録手段
24 制御開始タイミング判別手段
30、40 携帯端末装置の報知機能制限方法
31、41 報知事象検出ステップ
32、43 姿勢判別ステップ
33 姿勢一致判別ステップ
34、45 報知禁止ステップ
42 姿勢順序登録ステップ
44 制御開始タイミング判別ステップ
50、60 携帯端末装置の報知機能制限プログラム
51、61 報知事象検出処理
52、63 姿勢判別処理
53 姿勢一致判別処理
54、65 報知禁止処理
62 姿勢順序登録処理
64 制御開始タイミング判別処理
103 ディスプレイ
104 操作部
121 CPU
122 メモリ
123 主制御部
126 通話着信処理部
127 メール受信処理部
132 設定部
134 ジャイロスコープ
135 バイブレータ

Claims (10)

  1. 装置本体の外部に報知すべき事象が発生したときこれを検出する報知事象検出手段と、
    装置本体の姿勢を判別する姿勢判別手段と、
    この姿勢判別手段の判別結果を用いて装置本体の姿勢が予め定めた特定の姿勢と一致するかを判別する姿勢一致判別手段と、
    前記外部に対して前記事象の発生を報知する報知手段と、
    前記報知事象検出手段が外部に報知すべき事象が発生したことを検出したとき、前記姿勢一致判別手段が前記特定の姿勢と一致していることを判別している間は前記報知手段の作動を禁止させる報知禁止手段
    とを具備することを特徴とする携帯端末装置。
  2. 装置本体の外部に報知すべき事象が発生したときこれを検出する報知事象検出手段と、
    装置本体の特定すべき複数の姿勢とその時間的変化の順序を登録する姿勢順序登録手段と、
    装置本体の姿勢を判別する姿勢判別手段と、
    この姿勢判別手段の判別結果を用いて装置本体が前記姿勢順序登録手段に登録した姿勢とその時間的変化の順序に合致する制御開始タイミングを判別する制御開始タイミング判別手段と、
    前記外部に対して前記事象の発生を報知する報知手段と、
    前記報知事象検出手段が外部に報知すべき事象が発生したことを検出したとき、前記制御開始タイミング判別手段が判別した制御開始タイミングから前記報知手段の作動を禁止させる報知禁止手段
    とを具備することを特徴とする携帯端末装置。
  3. 前記時間的変化の順序の最後の姿勢が前記姿勢判別手段で判別されなくなったとき前記報知手段の作動の禁止を解除する作動禁止解除手段を具備することを特徴とする請求項2記載の携帯端末装置。
  4. 装置本体の基準となる姿勢を登録する基準姿勢登録手段を具備することを特徴とする請求項1または請求項2記載の携帯端末装置。
  5. 前記基準姿勢登録手段が装置本体のディスプレイが真上に位置する姿勢を「表面」として登録したとき、前記制御開始タイミング判別手段は「表面」の姿勢から反転する「裏面」の姿勢に予め定めた時間以内に装置本体の姿勢が変更されたとき前記制御開始タイミングを判別することを特徴とする請求項2および請求項4記載の携帯端末装置。
  6. 前記報知手段は着信を報知する手段であり、前記報知禁止手段は着信を振動によって報知することを禁止する手段であり、報知禁止手段によって着信を振動によって報知することが禁止された後に前記姿勢判別手段が前記姿勢順序登録手段に予め定めた通話保留を指示する姿勢を判別したとき通話を保留する通話保留手段を具備することを特徴とする請求項2記載の携帯端末装置。
  7. 装置本体の外部に報知すべき事象が発生したときこれを検出する報知事象検出ステップと、
    装置本体の姿勢を判別する姿勢判別ステップと、
    この姿勢判別ステップによる判別結果を用いて装置本体の姿勢が予め定めた特定の姿勢と一致するかを判別する姿勢一致判別ステップと、
    前記報知事象検出ステップで外部に報知すべき事象が発生したことを検出したとき、前記姿勢一致判別ステップで前記特定の姿勢と一致していることを判別している間は前記外部に対する前記事象の発生の報知を禁止する報知禁止ステップ
    とを具備することを特徴とする携帯端末装置の報知機能制限方法。
  8. 装置本体の外部に報知すべき事象が発生したときこれを検出する報知事象検出ステップと、
    装置本体の特定すべき複数の姿勢とその時間的変化の順序を登録する姿勢順序登録ステップと、
    装置本体の姿勢を判別する姿勢判別ステップと、
    この姿勢判別ステップによる判別結果を用いて装置本体が前記姿勢順序登録ステップで登録した姿勢とその時間的変化の順序に合致する制御開始タイミングを判別する制御開始タイミング判別ステップと、
    前記報知事象検出ステップで外部に報知すべき事象が発生したことを検出したとき、前記制御開始タイミング判別ステップで判別した制御開始タイミングから前記外部に対する前記事象の発生の報知を禁止する報知禁止ステップ
    とを具備することを特徴とする携帯端末装置の報知機能制限方法。
  9. コンピュータに、
    装置本体の外部に報知すべき事象が発生したときこれを検出する報知事象検出処理と、
    装置本体の姿勢を判別する姿勢判別処理と、
    この姿勢判別処理による判別結果を用いて装置本体の姿勢が予め定めた特定の姿勢と一致するかを判別する姿勢一致判別処理と、
    前記報知事象検出処理で外部に報知すべき事象が発生したことを検出したとき、前記姿勢一致判別処理で前記特定の姿勢と一致していることを判別している間は前記外部に対する前記事象の発生の報知を禁止する報知禁止処理
    とを実行させることを特徴とする携帯端末装置の報知機能制限プログラム。
  10. コンピュータに、
    装置本体の外部に報知すべき事象が発生したときこれを検出する報知事象検出処理と、
    装置本体の特定すべき複数の姿勢とその時間的変化の順序を登録する姿勢順序登録処理と、
    装置本体の姿勢を判別する姿勢判別処理と、
    この姿勢判別処理による判別結果を用いて装置本体が前記姿勢順序登録処理で登録した姿勢とその時間的変化の順序に合致する制御開始タイミングを判別する制御開始タイミング判別処理と、
    前記報知事象検出処理で外部に報知すべき事象が発生したことを検出したとき、前記制御開始タイミング判別処理で判別した制御開始タイミングから前記外部に対する前記事象の発生の報知を禁止する報知禁止処理
    とを実行させることを特徴とする携帯端末装置の報知機能制限プログラム。
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