JP2012109334A - 発光装置 - Google Patents

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久喜 藤川
Atsushi Miura
篤志 三浦
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Abstract

【課題】蛍光体による波長変換効率を向上させた発光装置
【解決手段】発光装置100は、上に開口を有する筐体10、筐体10の内部の底に配置されたUV−LED20、紫外光を可視光へ変換する蛍光体30、金属のホールアレイ3を有する。蛍光体30が変換した後の可視光の代表値である波長λに基づき、金属のホールアレイ3の周期構造を決定する。即ち金属のホールアレイ3は金属膜であって、格子点にその中心を有する多数の円で示される多数の孔部3hを有する。孔部3hの直径φは、励起光の波長λよりも小さいことが望ましい。更には、孔部3hの直径φは、励起光の波長λの1/2よりも小さいことが望ましい。隣り合う孔部3hの中心の間隔(周期)は、蛍光体により変換された得るべき可視光の代表波長λ程度、即ちλ/2以上2λ以下とすると良い。
【選択図】図5

Description

本発明は、光源と、光源の発する光、例えば、紫外光や青色光などの短波長光を励起光として、蛍光体により他の帯域の可視光に変換する発光装置に関する。
図17は、従来の発光装置900の構成を示す断面図である。
発光装置900には、上側に開口を有する筐体10の内部の底に例えば紫外光を発する発光ダイオード(UV−LED)20が配置され、それは例えば紫外光を緑色光に変換する蛍光体30で覆われている。蛍光体30には、例えば樹脂その他の分散媒体に、実質的な蛍光物質を分散させたものが用いられている。蛍光体30の上部は、樹脂40で封止して、発光装置900が構成される。
本発明で用いる微小孔その他の周期構造を有する金属膜と、その表面プラズモンについては例えば非特許文献1に記載されている。
特開2007−165284 特開2006−259064
C.Genet and T.W.Ebbesen,"Light in Tiny Holes,"Nature 445,39−46(2007)
図17の発光装置900においては、UV−LED20の発する紫外光を全て蛍光体30で変換することは困難である。このため、紫外光の変換効率が高いとは言えない。また、紫外光が外部に漏れないようにするには、樹脂40にフィルタ機能を持たせたり、或いは外側にフィルタを配置する必要があった。
ここで本発明者らは金属表面のプラズモンの効果を、光源と蛍光体とを有する発光装置に適用することを着想した。
プラズモンの効果の利用方法としては、貴金属の微粒子やナノロッド表面に検査対象となる蛍光体等を少量付着させ、当該検査対象のラマン散乱分析や蛍光分析において、検出信号であるラマン分光や蛍光の強度を増強させる方法が知られている。
発光素子や光学デバイスにおいてプラズモンの効果を利用したものについて、各々特許文献を挙げる。
特許文献1には、粒径が不均一な、金属微粒子を含有する光散乱層を、発光層の光取り出し側に設けたエレクトロルミネッサンス素子が開示されている。
特許文献2には、ガラスと金から成る反射素子において、当該ガラスと金の界面が微小な凹凸の周期構造となっている、例えば、正方格子又は三角格子のような二次元格子配列で当該周期構造を設けたものが開示されている。
本発明者らは蛍光体を有する発光装置において、微小な孔を有する金属膜や、微小な縞状の金属ドットの集合から成る金属膜を介して光を取り出すことで、後述する極めて有利な効果が得られることを見出し、本発明を完成させた。
本発明の特徴は、金属膜が、反射膜としての作用と、金属による表面プラズモンとのカプリング及びデカプリングによる光取り出しの作用とを生ぜしめることにある。
即ち、請求項1に係る発明は、可視光を出力する発光装置において、励起光を出力する光源と、光源の発する第1の波長帯域の励起光を入力して、励起光を第2の波長帯域の可視光に変換する蛍光体と、蛍光体に対して、光源の配置されている側と反対側の励起光の進行方向の側に配置され、金属から成る膜において金属の存在しない微小部分、又は、金属でない面状体の上に形成された金属から成る微小部分が、平面上2次元方向に周期的に配列された周期構造を有したプラズモンを生成する波長選択板とを有し、波長選択板は、励起光を反射させ、蛍光体により変換された可視光を透過させる特性を有することを特徴とする発光装置である。
励起光は、可視光より波長が短い光とする。励起光には紫外光、青紫光、青色光などの短波長可視光を用いることができる。勿論、紫外光より波長の短い光を用いても良い。微小部分の形状は、円形、楕円形、正方形、長方形、その他の多角形とすることができる。微小部分の厚さは、20〜500nmが良い。面上2次元方向は、一般的には、直交する2方向を言うが、斜交する2方向であっても良い。すなわち、平行四辺形(菱形を含む)の格子点に孔や金属ドットなどの微小部分が存在するものであっても良い。
また、金属の存在しない微小部分は、金属から成る膜に形成された島状の孔で形成することができる。すなわち、面状の金属膜において、2次元方向に周期的に金属が欠落した部分を微小部分とすることができる。この場合に、励起光を波長選択板により反射させるためには、微小部分の幅は、励起光の波長よりも小さい、望ましくは、励起光の波長の1/2より小さくする。微小部分の幅とは、微小部分が円状であれば直径を、正方形であれば1辺の長さ、矩形状であれば長辺の長さを言うものとする。微小部分が、それ以外の形状の場合には、微小部分の幅とは、微小部分に外接する円の直径、微小部分に外接する正方形の1辺の長さ、微小部分に外接する矩形の長辺の長さを言うものとする。また、微小部分の配列周期は、可視光により、波長選択板上に形成された金属に生成されるプラズモンによる共鳴を効率良く生じる周期とする。すなわち、可視光はプラズモン共鳴により金属に吸収され、プラズモンが基底状態に緩和することにより、可視光が再発光されて、この可視光が波長選択板の光出力面側から外部に出力される。
また、金属から成る微小部分は、面状体の上に形成された島状のドットで形成することができる。すなわち、金属ではない面状体の上に、2次元方向に周期的に形成された金属ドットを微小部分とすることができる。この場合には、隣接する2つの微小部分の間隔は、励起光を波長選択板により反射させるために、励起光の波長よりも狭くする。望ましくは、その間隔は、励起光の波長の1/2よりも狭くする。また、微小部分の配列周期は、可視光により、波長選択板上に形成された金属に生成されるプラズモンによる共鳴を効率良く生じる周期とする。すなわち、可視光はプラズモン共鳴により金属に吸収され、プラズモンが基底状態に緩和することにより、可視光が再発光されて、この可視光が波長選択板の光出力面側から外部に出力される。
また、金属には、アルミニウム(Al)、金(Au)、銀(Ag)、銅(Cu)、マグネシウム(Mg)、ロジウム(Rh)、イリジウム(Ir)、白金(Pt)、及びクロム(Cr)から成る群のうち少なくとも1種、又は、これらの群のなかから任意に選択された元素の合金を用いることができる。
また、本発明の発光装置の構造として、次の構造を採用することができる。本発明は、上方に開口を有し、底面及び側面が反射面となる配設空間の形成された筐体を有し、光源は紫外光を発する発光ダイオードであって、配設空間の底面に配置され、蛍光体は発光ダイオードを覆うように、配設空間に配置され、波長選択板は、開口に設けられた発光装置とすることができる。
また、本発明の他の発光装置の構造として、次の構造を採用することができる。本発明は、透明板を有し、光源は、透明板の裏面に形成され、蛍光体は、透明板の表面に形成され、波長選択板は、蛍光体の可視光を出力する側に配設されている発光装置とすることができる。
この発光装置において、光源は、有機ELから成る面状体とすることができる。
本発明は、金属から成る膜において金属の存在しない微小部分、又は、金属でない面状体の上に形成された金属から成る微小部分が、平面上2次元方向に周期的に配列された周期構造を有したプラズモンを生成する波長選択板を有していることが特徴である。この構造の波長選択板は、波長選択板に入射する光によるプラズモンの励起と、プラズモンの消滅による再発光とにより、透過特性に波長選択性を持たせることができる。光源から蛍光体に向けて放射された励起光のうち、可視光に変換されずに蛍光体を通過した励起光は、波長選択板により蛍光体に向けて反射される。この励起光の反射光が蛍光体に再度、入射することで、可視光に変換される機会が増加する。これにより、励起光から可視光への変換効率が増加する。また、波長選択板により蛍光体に向けて反射された励起光のうちで、可視光に変換さずに蛍光体を通過した光を、再度、蛍光体及び波長選択板の方向に向けて反射させる反射部材を設けることで、可視光に変換されない励起光を、蛍光体中に多数回、往復させることができる。これにより、蛍光体内部での、励起光の可視光への変換効率を向上させることができる。蛍光体により励起光から変換された可視光は、波長選択板を透過し、外部に放出されるので、発光装置の光取出効率が向上する。
波長選択板の作用は、以下の通りである。蛍光体において、励起光は、波長が1.2倍乃至3倍程度の可視光に変換されるとする。金属から成る面状の膜に、励起光の波長より小さい直径の、複数個の孔(金属の存在しない微小部分)を面上2次元方向に周期的に設けると、光源の発する励起光も、蛍光体によって変換された可視光も、微小径の孔を直接には透過することができない。具体的には、例えば円形の孔の半径をrとすると、4rを超える波長の光はほぼ全く透過しない(非特許文献1)。
しかし、金属から成る膜では、可視光の波長帯域に対して表面プラズモン共鳴を生じ、励起光の波長帯域においては、プラズモン共鳴は生じない。可視光が、多数の孔が2次元配列された金属から成る膜に照射されると、カプリング(エネルギー変換)により、金属の誘電率と2次元配列の周期に対応した波長の可視光が金属の膜表面で表面プラズモンに変換される。この表面プラズモンが、近い位置にある微小径の孔を介して金属膜の反対側表面に伝搬可能である。当該金属膜の反対側表面に伝搬した表面プラズモンは、デカプリング(エネルギー変換)により、再び光に変換される。
この効果は、可視光の波長帯域において、誘電率の虚部が実部より大きな値となる金属において顕著である。つまり可視光でプラズモン共鳴波長を持つ金属が好ましい。具体例としては、金属には、アルミニウム(Al)、金(Au)、銀(Ag)、銅(Cu)、マグネシウム(Mg)、ロジウム(Rh)、イリジウム(Ir)、白金(Pt)、及びクロム(Cr)から成る群のうち少なくとも1種、又は、これらの群のなかから任意に選択された元素の合金を用いることができる。
表面プラズモンは、金属からな成る膜において金属を有しない孔である微小部分や、金属でない面状体の上に形成された金属から成る微小部分(金属ドット)が、多数2次元配列された周期構造を形成することで、カプリング/デカプリング可能な光の波長帯域を決定できる。金属ドットが2次元周期的に配列された構造の場合には、金属膜に孔が2次元周期的に配列された場合と、相反関係にあり、金属ドットがない部分が後者の孔の機能を、金属ドットが後者の金属膜の機能を果たす。このことから、金属ドットを2次元周期的に配列した場合にも、本件発明が適用できることが理解される。
例えば蛍光体により変換された後の可視光の帯域、或いはそのピーク波長又は中心波長に対応するように、周期構造の周期を決定すると良い。
周期構造は任意であるが、正方格子又は三角格子が配列が容易である。その周期は、蛍光体で変換された後の可視光のピーク波長の1/2倍以上2倍以下とすると、共鳴する表面プラズモンの波数ベクトルを調整しやすい。
上述した通り、金属膜に孔が形成されたり、面上体に金属ドットが形成された波長選択板は、励起光に対しては反射板として作用し、蛍光体で波長変換されずに光源から波長選択板に直接達した励起光は蛍光体側へ反射されるので、蛍光体で波長変換される確率が高くなる。よって、蛍光体における励起光から可視光への波長変換効率が格段に向上する。本発明により、励起光を紫外光として、紫外光を発する発光ダイオードを光源とし、蛍光体で可視光に変換する発光装置の光取り出し効率が極めて大きくなる。
本発明の具体的な実施例1に係る発光装置の構成図。 実施例1の発光装置のホールアレイを示した平面図。 本発明の具体的な実施例2に係る発光装置の構成図。 実施例1の発光装置の金属のドットアレイを示した平面図。 本発明の具体的な実施例3に係る発光装置の構成図。 本発明の具体的な実施例4に係る発光装置の構成図。 実施例4の波長変換器のホールアレイを示した平面図。 比較例に係る波長変換器の構成を示す断面図。 実施例4の波長変換器と比較例の波長変換器における、蛍光体により変換された光のスペクトルを示す測定図。 本発明の具体的な実施例5に係る発光装置において使用された蛍光体の化学式を示す説明図。 本発明の具体的な実施例6に係る発光装置において使用された蛍光体の化学式を示す説明図。 本発明の具体的な実施例7に係る発光装置において使用された蛍光体の化学式を示す説明図。 実施例5の波長変換器と比較例の波長変換器における、蛍光体により変換された光のスペクトルを示す測定図。 実施例6の波長変換器と比較例の波長変換器における、蛍光体により変換された光のスペクトルを示す測定図。 実施例7の波長変換器と比較例の波長変換器における、蛍光体により変換された光のスペクトルを示す測定図。 本発明の具体的な実施例8に係る発光装置の構成図。 比較例及び従来例の発光装置の構成図。 本発明の具体的な実施例9に係る発光装置の構成図。 本発明の具体的な実施例10に係る発光装置の金属のドットアレイを示した平面図。
以下、本発明を具体例に基づき説明する。但し、本発明は以下の実施例に限定されるものではない。
図1は、本発明の実施例に係る発光装置の構成図である。この例は、微小部分を金属から成る膜において金属の存在しない孔とした例である。光源1と、蛍光体2と、波長選択板である金属のホールアレイ3が、光源1から放射される励起光5の進行方向の順に配置されている。すなわち、ホールアレイ3は、蛍光体2の光源1とは反対側の励起光5の進行方向側に設けられている。図1においては、蛍光体2と金属のホールアレイ3はいずれも板状に構成され、光源1の光軸方向に配置されている。金属のホールアレイ3は、例えば図2に示されるように、平面上に、2次元周期構造を有する。図2に示した通り、金属のホールアレイ3は、直交するo−xy座標系の格子点にその中心を有する多数の円で示される孔部3h(微小部分)を有する。孔部3hの直径φは、光源1の発光する励起光5の波長λよりも小さいことが望ましい。更には、孔部3hの直径φは、励起光5のピーク波長、又は、励起光の波長帯域の中間波長などの波長代表値である波長λの1/2よりも小さいことが望ましい。隣り合う孔部3hの中心間の間隔L(微小部分の配列周期)は、蛍光体2により変換された可視光のピーク波長、又は、得るべき可視光の波長帯域の中間波長などの代表波長λ程度、即ちλ/2以上2λ以下とすると良い。
尚、金属のホールアレイ3は、孔を有する金属膜のみとして示しているが、薄膜である金属膜を保持するため、ガラスその他の透光性の基板(面状体)の表面に形成するとその製造が容易である。この場合、金属のホールアレイ3は、金属膜を透光性基板に形成した後に孔部3hを形成しても良い。孔部3hの形成方法は、マスクを用いたエッチング、集束イオンビームによる加工、その他任意の周知の技術を用いることができる。
図3は、本発明の具体的な実施例2に係る発光装置の構成図である。この例は、微小部分を、金属でない面状体の上に形成された島状の金属ドットで構成した例である。光源1と、蛍光体2と、金属ドットを多数2次元周期的に配列した波長選択板であるドットアレイ4は、励起光5の進行方向の順に配置されている。図3においては、蛍光体2と金属のドットアレイ4はいずれも板状に構成され、光源1の光軸方向に沿って配置されている。ドットアレイ4は、島状の金属ドット4fの集合体を保持するため、金属ドット4fがガラスその他の透光性の基板(面状体)に形成されたものである。ドットアレイ4は例えば図4に示されるような面上、2次元周期構造を有する。図4に示した通り、ドットアレイ4は、格子点にその中心を有する多数の円で示される多数の微小な島状の金属ドット4fの2次元方向の周期的配列構造から成る。隣接する金属ドット4fの間隔D、すなわち、金属が存在しない領域の幅は、光源1の発光する励起光5の波長λよりも小さいことが望ましい。更には、この間隔Dは、励起光5のピーク波長、又は、励起光の波長帯域の中間波長などの波長代表値である波長λの1/2よりも小さいことが望ましい。隣り合う金属ドット4fの中心の間隔L(微小部分の配列周期)は、蛍光体2により変換された可視光のピーク波長、又は、得るべき可視光の波長帯域の中間波長などの代表波長λ程度、即ちλ/2以上2λ以下とすると良い。
金属のドットアレイ4は、上述の通り、薄膜である微小な島状の金属ドット4fの集合体を保持するため、ガラスその他の透光性の基板(面状体)に形成するとその製造が容易である。この場合、微小な島状の金属ドット4fの集合体は例えばレジストを用いたリフトオフによるエッチングにより形成することができる。金属ドット4fの集合体を設ける部分に孔を形成したレジストマスクを基板上に形成し、そのレジストマスクの全面に金属を蒸着した後、微小な島状の金属ドット4fのみを残して他の金属をレジストマスクと供に剥離させる。このようにして、実施例2に係る発光装置を構成することができる。
図5は、本発明の具体的な実施例3に係る発光装置100の断面図である。発光装置100は、上に開口を有する筐体10、筐体10の有する凹部の配設空間6の底面6aに配置されたUV−LED20、紫外光を可視光へ変換する蛍光体30、波長選択板である金属のホールアレイ3又は金属のドットアレイ4とを有する。筐体10は、凹部の配設空間6を有しており、配設空間6の底面6a、側面6bには、アルミニウム膜7が蒸着されており、反射面が形成されている。また、配設空間6の底面6aと側面6bに沿って、LED20を載置したカップ状金属フレームが設けられていても良い。この金属フレームが反射膜を形成する。
励起光と、蛍光体30が変換した後の可視光の代表値である波長λに基づき、上述の通り金属のホールアレイ3又は金属のドットアレイ4の周期構造を決定すると良い。図5では、説明上、必要最小限の構成を示したが、任意の公知の付属物を付加しても良い。例えば、金属のホールアレイ3又は金属のドットアレイ4を覆うように、その上から樹脂封止しても良い。
上述の本発明の効果を、以下のように確かめた。図6は、本発明の具体的な実施例4に係る発光装置のうちの波長変換器110の構成を示す断面図である。図6の波長変換器110は、図1の蛍光体2と波長選択板である金属のホールアレイ3による波長変換効率を評価するためのものである。また、図6の波長変換器110に光源1を組み合わせると本発明の発光装置が構成できる。図7は当該金属のホールアレイ3の具体的な形状を示した平面図である。また、図8は、図6で金属のホールアレイ3を省いた比較例の波長変換器910の構成を示す断面図である。
即ち、図6に示す通り、石英ガラス基板11の表面に、銀膜を200nmの厚さに蒸着した。この銀膜を、集束イオンビーム(FIB)を用いて加工し、500nm周期の格子点状に、直径150nmの孔部13hを多数設け、孔部13hを有する銀ホールアレイ13を形成した。孔部13hの配置は図7に示す通りである。孔部13hの直径φが150nm、隣接する孔部13h間の間隔L(配列周期)は、500nmである。孔部13hは縦40個、横40個の1600個形成した。次に、銀ホールアレイ13の上に、アルミニウムのキノリノール錯体(Alq3)を400nm真空蒸着して蛍光体層12を形成した。この際、銀ホールアレイ13の孔部13hは一部埋まるが、完全には埋まらなかった。こうして銀ホールアレイ13と蛍光体層12を有する波長変換器110を形成した。
比較例として、図8に示すように、石英ガラス基板11の表面に、直接Alq3を400nm真空蒸着して蛍光体層12を形成した波長変換器910を形成した。すなわち、比較例は、実施例4に対して、銀ホールアレイ13を有しない点のみ異なる。
実施例に係る、図6の波長変換器110の、蛍光体層12側からピーク波長が365nmのUV−LEDを用いて紫外光から成る励起光5を照射し、図6の石英ガラス基板11側から取り出される光のスペクトルを測定した。スペクトルを図9に示す。470nm以上、700nm以下の可視光が得られているのが分かる。また、半値幅としては、500nm以上、620nm以下の帯域の可視光が得られている。極めて強い可視光が得られ、且つ、紫外光の割合は極めて小さかった。当該スペクトルにおいて可視光は波長540nm付近にピークを持ち、半値全幅は約120nmであった。同じく紫外光は、波長365nmにピークを有し、当該ピークの強度は可視光の波長540nmのピークよりも低く、半値全幅は約5nmであった。
一方、比較例に係る図8の波長変換器910の蛍光体層12側から同じ紫外光の励起光5を照射し、図8の石英ガラス基板11側から取り出される光のスペクトルを測定した。このスペクトルも図9に合わせて示す。図8の波長変換器910の可視光の強度は、図6の波長変換器110の可視光の強度の1/4程度と極めて小さかった。当該スペクトルにおいて可視光は波長540nm付近にピークを持っていた。同じく紫外光は、波長365nmにピークを有するようであるがその強度は測定不能なほど強かった。即ち、紫外光がほとんど変換されずに図8の波長変換器910を透過していた。可視光の最大強度について、本件発明のホールアレイ3を用いた波長変換器は、ホールアレイを用いない比較例の波長変換器に比べて、4倍以上の強度を有していることが分かる。また、紫外光の透過強度については、本件発明のホールアレイ3を用いた波長変換器は、ホールアレイを用いない比較例の波長変換器に比べて、遥かに小さいことが分かる。
次に、蛍光体層12の蛍光体材料を、実施例、比較例ともに、図10に示す化学式で表される青色用の有機色素であるピレンアダマンタンにして、実施例4と同様な比較実験を行った。その結果を、図13に示す。銀ホールアレイ13の孔部13hの直径φは150m、孔部13hの間隔L(周期)は、300nmとした。励起光の波長、強度、金属膜の厚さ、孔部13hの配列形状、数は実施例4と同一である。図13から分かるように、410nm以上、560nm以下の青色領域の可視光が得られているのが分かる。また、半値幅としては、430nm以上、500nm以下の帯域の可視光が得られている。極めて強い可視光が得られ、且つ、紫外光の割合は小さかった。当該スペクトルにおいて可視光は波長457nm付近にピークを持ち、半値全幅は約70nmであった。紫外光は、波長378nmにピークを有し、当該ピークの強度は可視光の波長457nmのピークよりも低く、半値全幅は約14nmであった。
一方、比較例に係る図8の波長変換器910の蛍光体層12側から同じ紫外光を照射し、図8の石英ガラス基板11側から取り出される光のスペクトルを測定した。このスペクトルも図13に合わせて示す。図8の波長変換器910の可視光の強度は、ピーク波長の457nmにおいて、図6の波長変換器110の可視光の強度の1/3程度と極めて小さかった。当該スペクトルにおいて、可視光の強度は、波長が長くなるに連れて減少し、ピークを有していない。紫外光は、波長365nmにピークを有するようであるがその強度は測定不能なほど強かった。即ち、紫外光がほとんど変換されずに図8の波長変換器910を透過していた。可視光の最大強度について、本件発明のホールアレイ3を用いた波長変換器は、ホールアレイを用いない比較例の波長変換器に比べて、3倍以上の強度を有していることが分かる。また、紫外光の透過強度については、本件発明のホールアレイ3を用いた波長変換器は、ホールアレイを用いない比較例の波長変換器に比べて、遥かに小さいことが分かる。
次に、蛍光体層12の蛍光体材料を、実施例、比較例ともに、図11に示す化学式で表されるアルミキノリノール錯体に1%のジメチル化キナクリドンを混合した緑色用の有機色素として、実施例4と同様な比較実験を行った。その結果を、図14に示す。銀ホールアレイ13の孔部13hの直径φは150m、孔部13hの間隔L(周期)は、330nmとした。励起光の波長、強度、金属膜の厚さ、孔部13hの配列形状、数は実施例4と同一である。図14から分かるように、514nm以上、636nm以下の緑色領域の可視光が得られているのが分かる。また、半値幅としては、529nm以上、571nm以下の帯域の可視光が得られている。極めて強い可視光が得られ、且つ、紫外光の割合は極めて小さかった。当該スペクトルにおいて可視光は波長543nm付近にピークを持ち、半値全幅は約42nmであった。紫外光は、波長371nmにピークを有し、当該ピークの強度は可視光のピーク波長543nmでのピークよりも遥かに低く、半値全幅は約14nmであった。
一方、比較例に係る図8の波長変換器910の蛍光体層12側から同じ紫外光を照射し、図8の石英ガラス基板11側から取り出される光を評価した。このスペクトルも図14に合わせて示す。図8の波長変換器910の可視光の強度は、ピーク波長の543nmにおいて、図6の波長変換器110の可視光の強度の1/5程度と極めて小さかった。紫外光は、波長365nmにピークを有するようであるがその強度は測定不能なほど強かった。即ち、紫外光がほとんど変換されずに図8の波長変換器910を透過していた。可視光の最大強度について、本件発明のホールアレイ3を用いた波長変換器は、ホールアレイを用いない比較例の波長変換器に比べて、5倍以上の強度を有していることが分かる。また、紫外光の透過強度については、本件発明のホールアレイ3を用いた波長変換器は、ホールアレイを用いない比較例の波長変換器に比べて、遥かに小さいことが分かる。
次に、蛍光体層12の蛍光体材料を、実施例、比較例ともに、図12に示す化学式で表されるアルミキノリノール錯体に1%のDCJTB色素を混合した赤色用の有機色素として、実施例4と同様な比較実験を行った。その結果を、図15に示す。銀ホールアレイ13の孔部13hの直径φは150m、孔部13hの間隔L(周期)は、380nmとした。励起光の波長、強度、金属膜の厚さ、孔部13hの配列形状、数は実施例4と同一である。図16から分かるように、557nm以上、750nm以下の赤色領域の可視光が得られているのが分かる。また、半値幅としては、586nm以上、679nm以下の帯域の可視光が得られている。スペクトルにおいて可視光は波長621nm付近にピークを持ち、半値全幅は約93nmであった。紫外光は、波長378nmにピークを有し、当該ピークの強度は可視光のピーク波長621nmでのピークよりもやや大きく、半値全幅は約14nmであった。
一方、比較例に係る図8の波長変換器910の蛍光体層12側から同じ紫外光を照射し、図8の石英ガラス基板11側から取り出される光のスペクトルを測定した。このスペクトルも図15に合わせて示す。図8の波長変換器910の可視光の強度は、ピーク波長の543nmにおいて、図6の波長変換器110の可視光の強度の1/4程度と極めて小さかった。紫外光は、波長365nmにピークを有するようであるがその強度は測定不能なほど強かった。即ち、紫外光がほとんど変換されずに図8の波長変換器910を透過していた。可視光の最大強度について、本件発明のホールアレイ3を用いた波長変換器は、ホールアレイを用いない比較例の波長変換器に比べて、4倍以上の強度を有していることが分かる。また、紫外光の透過強度については、本件発明のホールアレイ3を用いた波長変換器は、ホールアレイを用いない比較例の波長変換器に比べて、遥かに小さいことが分かる。
図16は本発明の具体的な実施例8に係る発光装置120の構成を示す断面図である。図16の発光装置120は図5の発光装置100をより具体化したものであり、図5の金属のホールアレイ3を、銀ホールアレイ13を上面に形成した石英ガラス基板11に置き換え、樹脂40により封止したものである。銀ホールアレイ13を有する石英ガラス基板11が波長選択板を構成している。
図16の発光装置120は次のように形成した。まず、UV−LED20を筐体10の有する配置空間6の底面6aに配置し、アルミニウムのキノリノール錯体(Alq3)から成る蛍光体30でUV−LED20を覆った。なお、配置空間6の底面6a、側面6bには、図5と同様にアルミニウム膜による反射膜が形成されている。次に、実施例4で用いた方法で、集束イオンビーム(FIB)を用いて、500nm周期の格子点状に、直径150mの孔部13hを多数有する銀ホールアレイ13を形成した石英ガラス基板11を形成し、筐体10の開口10aを覆った。この際、銀ホールアレイ13は蛍光体30に接しないようにした。即ち、蛍光体30には石英ガラス基板11の銀ホールアレイ13が形成されていない側が相対した。銀ホールアレイ13の酸化を防ぐため、銀ホールアレイ13を、その上方から樹脂40により封止した。比較のため、銀ホールアレイ13を形成した石英ガラス基板11を設けないで、蛍光体30をその上方から樹脂40で直接封止した図17の発光装置900を形成した。
UV−LED20を駆動させてピーク波長が365nmの紫外光を発したところ、図16の発光装置120は蛍光体により変換された、強い可視光が得られた。一方、図17の発光装置900は、可視光の強度は数分の1であり、且つ紫外光がほとんど変換されずに放出された。また、紫外光(励起光)の漏れは、実施例の装置では非常に小さく、比較例の装置では、非常に大きかった。
次に、本発明の具体的な実施例9に係る発光装置130の構成を図18に示す。上記の全ての実施例と同一機能を有する部分には、同一符号が付されている。本実施例は、光源に有機EL60を用いたことを特徴としている。透明なガラス基板70(透明板)の裏面70bに有機EL60が設けられている。有機EL60は箱状の筐体71に覆われており、筐体71の内面は、アルミニウム膜72が蒸着されており、有機EL60の発光する励起光のうち、ホールアレイ13により反射された励起光は、アルミニウム膜72により光取出面側に反射される。アルミニウム膜72で反射された励起光は、再度、蛍光体30に入射する。ガラス基板70の表面70aには、蛍光体30が設けられている。蛍光体30の上面には、ホールアレイ13とガラス基板80とが設けられている。ホールアレイ13とガラス基板80とにより波長選択板が構成されている。
有機EL60は、ガラス基板70側にITOから成る透明電極61が形成され、裏面側にアルミニウム電極62が形成されている。有機EL60は、高効率の青色光を励起光として発光する。この有機EL60は、箱状の筐体71とガラス基板70とによって、不活性ガス中で、筐体71とガラス基板70とで形成される空間に封止される。
ホールアレイ13は、実施例4、実施例8と同様な方法により、ガラス基板80の面上に形成されている。ただし、金属には、アニミニウムを用いた。すなわち、ガラス基板70上に、アルミニウムを150nmの厚さに形成した。次に、ホトレジストを塗布して、電子線描画装置を用いて、直径φを160nmとする円形部を、間隔Lを320nmとして、格子状に2次元配列した形状に露光し現像した。その後、マスクで覆われていない円形部を、反応性ドライエッチングにより除去して、残されたマスクを溶剤により除去した。このようにして、アルミニウム膜に、図7に示すように、孔部13hが格子状に2次元配列したホールアレイ13を形成した。
蛍光体30は、ホールアレイ13の上に塗布される。蛍光体30は、厚さ300〜500nmのクマリンドープのAlq3膜から成る有機蛍光体膜である。ホールアレイ13と蛍光体30とが形成されたガラス基板80が、有機EL60を有するガラス基板70の表面70aに接着剤により接合される。このようにして、本実施例の発光装置130を製造することができる。
上記の有機EL60だけを用いて、有機EL60を10mA/cm2の電流密度で駆動すると、ピーク波長が460nmの青色発光が得られ、正面において、330cd/cm2の輝度が得られた。この時の発光パターンは、ランバーシアンに近いものであった。
実施例9の発光装置130の有機EL60を、10mA/cm2の電流密度で駆動して、ガラス基板80の光取出面80aがら放出された光のスペクトルと可視光の強度を測定した。取出光は、ピーク波長520nmの緑色の可視光であり、正面において180cd/cm2の輝度が得られた。このように、実施例9の発光装置130では、高効率に、青緑から緑色への波長変換が実現されたことが分かる。また、この時の取出光の発光パターンは、ランバーシアンより正面方向の輝度が増加していた。このように、ホールアレイ13は、取出光の放射指向性を正面方向(垂直方向)に変化させる機能を有していることが分かる。
上記実施例では銀ホールアレイ13を形成する例を示したが、図19に示す銀ドットアレイ14を用いても同様の効果が得られる。銀ドットアレイ14は、厚さを50nm、直径φを250nmとする円盤状の銀から成る微小な島状の金属ドット14fを、周期Lを350nmとして、正方格子状に配列させた集合体から成る。銀ドットアレイ14の作製方法は任意であるが、リフトオフにより形成すると簡便である。即ち、石英ガラス基板等の透光性基板に、直径250nmの多数の孔を形成したレジストマスクを形成して、例えば銀膜を50nm厚で全面に形成した後、孔を有するレジストマスクを剥離させると、レジストマスクの孔に当たる部分の銀膜のみが石英ガラス基板に残り、他の部分はレジストマスク共々除去できる。
また、本発明の発光装置は、表示画面の各ピクセル毎に、光源の点灯を制御できるものとすることで、ディスプレイとすることが可能である。また、蛍光体を、R、G、B、又は、これらの補色などの光の3原色を発光する蛍光体を、画面の各ピクセル毎に形成して、カラーディスプレイとすることも可能である。
100、120、130:発光装置
110:波長変換器
1:光源
2、30:蛍光体
3、13:ホールアレイ
3h、13h:孔部
4、14:ドットアレイ
4f、14f:金属ドット
5:励起光
6:配設空間
7:アルミニウム膜
10、71:筐体
20:紫外線発光ダイオード
40:樹脂
11:石英ガラス基板
12:蛍光体層

Claims (7)

  1. 励起光を可視光に変換し、その可視光を出力する発光装置において、
    前記励起光を出力する光源と、
    前記光源の発する第1の波長帯域の前記励起光を入力して、前記励起光を第2の波長帯域の前記可視光に変換する蛍光体と、
    前記蛍光体に対して、前記光源の配置されている側と反対側の前記励起光の進行方向の側に配置され、金属から成る膜において金属の存在しない微小部分、又は、金属でない面状体の上に形成された金属から成る微小部分が、平面上2次元方向に周期的に配列された周期構造を有し、前記可視光により前記金属にプラズモンが生成される波長選択板とを有し、
    前記波長選択板は、前記励起光を反射させ、前記蛍光体により変換された前記可視光を透過させる特性を有することを特徴とする発光装置。
  2. 金属の存在しない前記微小部分は、前記金属から成る前記膜に形成された島状の孔であることを特徴とする請求項1に記載の発光装置。
  3. 金属から成る前記微小部分は、前記面状体の上に形成された島状のドットであることを特徴とする請求項1に記載の発光装置。
  4. 前記金属は、アルミニウム(Al)、金(Au)、銀(Ag)、銅(Cu)、マグネシウム(Mg)、ロジウム(Rh)、イリジウム(Ir)、白金(Pt)、及びクロム(Cr)から成る群のうち少なくとも1種、又は、これらの群のなかから任意に選択された元素の合金から成ることを特徴とする請求項1乃至請求項3の何れか1項に記載の発光装置。
  5. 上方に開口を有し、底面及び側面が反射面となる配設空間の形成された筐体を有し、
    前記光源は紫外光を発する発光ダイオードであって、前記配設空間の底面に配置され、
    前記蛍光体は前記発光ダイオードを覆うように、前記配設空間に配置され、
    前記波長選択板は、前記開口に設けられたことを特徴とする請求項1乃至請求項4の何れか1項に記載の発光装置。
  6. 透明板を有し、
    前記光源は、前記透明板の裏面に形成され、
    前記蛍光体は、前記透明板の表面に形成され、
    前記波長選択板は、前記蛍光体の前記可視光を出力する側に配設されていることを特徴とする請求項1乃至請求項5の何れか1項に記載の発光装置。
  7. 前記光源は、有機ELから成る面状体であることを特徴とする請求項6に記載の発光装置。
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