JP2012107445A - 耐震補強部材、耐震補強構造及び耐震補強方法 - Google Patents

耐震補強部材、耐震補強構造及び耐震補強方法 Download PDF

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Abstract

【課題】ボルト接合のみで、耐震補強部材で柱を補強すると共にブレースの取り付けを行う。
【解決手段】耐震補強部材10は、断面がコ字状に形成され長手方向に合せ部を有する第1補剛部材12と、第2補剛部材14を有している。第1補剛部材12と第2補剛部材14は、断面がコ字状の部分で柱を側面から筒状に取り囲む。第1補剛部材12と第2補剛部材14の両側の合せ部には、フランジ16が外に向けて突設され、フランジ16にはボルト接合用の貫通孔18が設けられている。第1補剛部材12の上部の側壁には、フランジ16と平行に、ボルト接合用の貫通孔28が設けられた上側ブレース取付金具24が突設されている。第2補剛部材14の下部の側壁には、フランジ16と平行に、ボルト接合用の貫通孔28が設けられた下側ブレース取付金具26が突設されている。第1補剛部材12と第2補剛部材14は、柱の全長を取り囲む長さとされている。
【選択図】図1

Description

本発明は、耐震補強部材、耐震補強構造及び耐震補強方法に関する。
従来、既存建物の耐震補強には、既存建物の構造部材に耐震補強部材を直接に溶接接合する方法や、既存建物の構造部材にボルト接合用の貫通孔を設け、貫通孔を利用して構造部材に耐震補強部材をボルト接合する方法等が用いられていた。
しかし、構造部材に耐震補強部材を直接に溶接接合する方法は、溶接時に火花や煙が発生するため、火花や煙の発生が許容されない場所では使用できない。また、構造部材に耐震補強部材をボルト接合する方法は、ボルト接合用の貫通孔により断面欠損が生じ、構造部材の耐力が低下する欠点を有する。
そこで、構造部材に断面欠損を生じさせない耐震補強技術が提案されている(特許文献1)。
特許文献1によれば、図11に示すように、既存の鉄筋コンクリート架構80において、耐震補強すべきフレームを構成する柱82の下部に下部補強部材86が設けられている。
下部補強部材86は、バンド状プレート93を有し、バンド状プレート93が柱82の周囲を取り囲んでいる。バンド状プレート93の上端部にはフランジ94が設けられ、下端部にはダイヤフラム95が設けられている。バンド状プレート93の平板部の中央部には、ダイヤフラム95からフランジ94に至る高さのガセットプレート92が突設されている。
また、柱82の上部には、下部補強部材86と同じ構成であり、上下を反対にした上部補強部材88が設けられている。上部補強部材88と上階の下部補強部材86、及び下部補強部材86と下階の上部補強部材88は、それぞれ対になって、梁84及び鉄骨部材85を挟んでボルト接合されている。
この下部補強部材86と上部補強部材88は、耐震補強すべきフレームを構成する隣の柱82にも設けられている。
そして、上部補強部材88と、隣の柱82の下部補強部材86の間にブレース90を架設し、ブレース90の一方の端部を上部補強部材88のガセットプレート92と連結し、他方の端部を下部補強部材86のガセットプレート92と連結している。これにより、柱82に対する損傷を回避して、耐震補強が必要なフレームをブレース90で補強できる。
しかし、特許文献1では、柱82の補強はされていない。また、下部補強部材86及び上部補強部材88の柱82への取り付けに溶接接合を必要とする。
特開2003−13614号公報
本発明は、上記事実に鑑み、ボルト接合のみで、耐震補強部材で柱を補強すると共にブレースの取り付けを可能にする耐震補強技術を提案することを目的とする。
請求項1に記載の発明に係る耐震補強部材は、側面から柱を取り囲んだ後、合せ部をボルト接合して筒状とされる補剛部材と、前記補剛部材の側壁から突設されブレースがボルト接合されるブレース取付け部と、を有することを特徴としている。
請求項1に記載の発明によれば、補剛部材が側面から柱を取り囲み、合せ部でボルト接合されて筒状に柱を補剛している。また、補剛部材の側壁にはブレース取付け部が突設され、ブレースをブレース取付け部にボルト接合できる。
これにより、ボルト接合のみで柱の補強とブレースの取り付けが可能となり、補剛部材による柱の軸耐力の増加と、ブレースによる水平耐力の増加を同時に達成できる。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の耐震補強部材において、前記補剛部材は、断面がコ字状の鋼材を突き合わせて前記柱の全長を取り囲み、前記合せ部には、前記ボルト接合用のフランジが前記鋼材から突設されていることを特徴としている。
請求項2に記載の発明によれば、補剛部材は、断面がコ字状で側面から柱を取り囲むことができる。また、合せ部には、ボルト接合用のフランジが突設されている。
これにより、柱を取り囲んだ後、フランジを利用して補剛部材をボルト接合できる。また、補剛部材は、柱の全長を取り囲む構成とされている。これにより、柱を全長にわたり補剛できる。この結果、ボルト接合のみで既存の柱を耐震補強できる。
請求項3に記載の発明は、請求項1又は2に記載の耐震補強部材において、前記フランジは、前記ブレース取付け部と平行に突設されていることを特徴としている。
請求項3に記載の発明によれば、フランジがブレース取付け部と平行に突設されている。
これにより、フランジの接合面がブレースと同じ方向となり、フランジの接合面にブレースからの力が直接加わるのを防止できる。
請求項4に記載の発明に係る耐震補強構造は、架構を構成する両側の柱を、請求項2又は3に記載の補剛部材でそれぞれ取り囲み、前記フランジの突設方向を互いに他方の前記柱に向け、前記フランジをボルト接合して前記補剛部材を筒状とし、前記ブレース取付け部に、X状となるようにブレースを架け渡したことを特徴としている。
請求項4に記載の発明によれば、請求項2又は3に記載の補剛部材で、架構を構成する両側の柱をそれぞれ取り囲んでいる。このとき、フランジの突設方向を、互いに他方の柱に向けてフランジをボルト接合して補剛部材を筒状としている。
これにより、フランジでボルト接合された接合面に、地震時の引張荷重が直接加わるのが防止され、補剛部材の補剛強度が確保される。
このとき、ブレース取付け部も、互いに他方の柱に向けて突設されている。ブレース取付け部を利用して、両側の柱の間にブレースをX状となるように架け渡すことで、ボルト接合のみで両側の柱を耐震補強できる。
請求項5に記載の発明に係る耐震補強方法は、断面がコ字状で合せ部にフランジが突設された補剛部材で、架構を構成する両側の柱をそれぞれ取り囲む工程と、前記フランジの突設方向を互いに他方の前記柱に向け、前記フランジをボルト接合して前記補剛部材を筒状とする工程と、前記柱の外周と前記補剛部材の内周の間にグラウト材を充填する工程と、前記補剛部材から突設されたブレース取付け部に、X状となるようにブレースを架け渡す工程と、を有することを特徴としている。
これにより、ボルト接合のみで柱の補強とブレースの取り付けが可能となり、補剛部材による柱の軸耐力の増加と、ブレースによる水平耐力の増加を同時に達成できる。また、グラウト材で柱と補剛部材が接合される。
本発明は、上記構成としてあるので、ボルト接合のみで、耐震補強部材で柱を補強すると共にブレースの取り付けができる。
本発明の第1の実施の形態に係る耐震補強部材の基本構成を示す図である。 本発明の第1の実施の形態に係る耐震補強部材を柱に取り付けた状態を示す図である。 本発明の第2の実施の形態に係る耐震補強構造の基本構成を示す図である。 本発明の第2の実施の形態に係る耐震補強構造におけるブレース取付け部を示す図である。 本発明の第2の実施の形態に係る耐震補強構造における柱取付け部を示す図である。 本発明の第2の実施の形態に係る耐震補強構造を架構の柱に取り付けた状態を示す図である。 本発明の第3の実施の形態に係る耐震補強部材の基本構成を示す図である。 本発明の第3の実施の形態に係る耐震補強部材を柱に取付けた状態を示す図である。 本発明の第4の実施の形態に係る耐震補強構造を架構の柱に取付けた状態を示す図である。 本発明の第5の実施の形態に係る耐震補強方法の施工手順を示す図である。 従来例の耐震補強方法の基本構成を示す図である。
(第1の実施の形態)
図1に示すように、第1の実施の形態に係る耐震補強部材10は、断面がコ字状に形成され、長手方向に合せ部を有する第1補剛部材12と、同じく断面がコ字状に形成され、長手方向に合せ部を有する第2補剛部材14を有している。
第1補剛部材12と第2補剛部材14は、いずれも鋼材で形成され、断面がコ字状の部分で後述する既存の柱40を側面から筒状に取り囲む構成である。
第1補剛部材12の両側の合せ部には、コ字状に囲まれた部分から外に向けてフランジ16が突設されている。フランジ16は鋼材で形成され、フランジ16には、ボルト接合用の貫通孔18が複数設けられている。
第1補剛部材12の、既存の柱40を側面から筒状に取り囲んだ状態で上部となる側壁には、フランジ16と平行に上側ブレース取付金具24が突設されている。上側ブレース取付金具24は鋼材で形成され、上側ブレース取付金具24には、ボルト接合用の貫通孔28が複数設けられている。
第2補剛部材14の合せ部にも、コ字状に囲まれた部分から外に向けてフランジ16が突設されている。フランジ16には、ボルト接合用の貫通孔18が複数設けられている。
なお、第2補剛部材14のコ字状の部分は、両側のフランジ16を結んだ面を中心として第1補剛部材12と対称な方向に形成されている。
第2補剛部材14の、既存の柱40を側面から筒状に取り囲んだ状態で下部となる側壁には、フランジ16と平行に下側ブレース取付金具26が突設されている。下側ブレース取付金具26は鋼材で形成され、下側ブレース取付金具26には、ボルト接合用の貫通孔28が複数設けられている。
これにより、図2に示すように、第1補剛部材12と第2補剛部材14で既存の柱40を側面から取り囲むことができる。そして、第1補剛部材12と第2補剛部材14のフランジ16が、柱40の対面する2つの側面で重ねられる。重ねられたフランジ16の貫通孔18を一致させてボルト20とナット22でボルト接合すれば、第1補剛部材12と第2補剛部材14が筒状に柱40を囲む。ボルト接合後、柱40と耐震補強部材10の間にモルタル42を充填する。
なお、第1補剛部材12と第2補剛部材14は、設置階のスラブから上階のスラブに至る長さとされ、柱40の全長を取り囲み、柱40の軸耐力を増加させる。
これにより、ボルト接合のみで、既存の柱40を全長にわたり耐震補強部材10で耐震補強できる。
(第2の実施の形態)
図3に示すように、第2の実施の形態に係る耐震補強構造44は、第1の実施の形態で説明した耐震補剛部材10で、架構を構成する両側の既存の柱40をそれぞれ取り囲む構成である。
耐震補強部材10は、第1補剛部材12と第2補剛部材14のフランジ16の突設方向を互いに他方の柱40に向け、2つのフランジ16を重ね合せて貫通孔18を一致させ、ボルト20とナット22でボルト接合している。このとき、上側ブレース取付金具24と下側ブレース取付金具26も、互いに他方の柱40に向けて突設されている。
また、一方の柱40の上側ブレース取付金具24と、他方の柱40の下側ブレース取付金具26が一対とされ、耐震補剛部材10の側壁の同じ側の端部に配置されている。この、上側ブレース取付け部24と下側ブレース取付け部26の間に、ブレース30が架け渡されている。
詳細には、図4、図5に示すように、ブレース30は、アングル材で形成され、両側の端部にはボルト接合用の貫通孔36が設けられている。上側ブレース取付金具24の貫通孔28とブレース30の貫通孔36を一致させ、ボルト32とナット34で接合する。また、下側ブレース取付金具26の貫通孔28とブレース30の貫通孔36を一致させ、ボルト32とナット34で接合する。
これにより、2本のブレース30がX状に両側の耐震補強部材10と接合され、柱40の水平耐力を高めることができる。
また、フランジ16が、上側ブレース取付金具24及び下側ブレース取付金具26と平行に突設されている。これにより、フランジ16の接合面とブレース30の方向が同じ方向となり、フランジ16でボルト接合された合せ部に、地震時の引張荷重がブレース30を介して直接加わるのが防止され、耐震補強部材10の強度が確保される。
図6に示すように、柱40、梁54の柱梁架構において両側の柱40に適用すれば、ボルト接合のみで、柱40を全長にわたり耐震補強部材10で補強できる。また、ボルト接合のみで、上側ブレース取付金具24及び下側ブレース取付金具26にブレース30を取付けることができる。
これにより、火花や煙の発生が許容されない場所でも、容易に耐震補強ができる。
なお、設置階の床スラブ56と上階の梁54の間に耐震補強部材10を設置する例について説明したが、上階の柱梁架構、及び下階の柱梁架構も、それぞれ同じ構成で耐震補強できる。
(第3の実施の形態)
図7に示すように、第3の実施の形態に係る耐震補強部材50は、断面がコ字状に形成され、長手方向に合せ部を有する第3補剛部材52を有している。
第3補剛部材52は鋼板で形成され、両側の合せ部には、コ字状に囲まれた部分の外に向けてフランジ16が突設されている。第3補剛部材52の、既存の柱40を側面から取り囲んだ状態で上部となる側壁には、フランジ16と平行に上部ブレース取付金具24が突設されている。
また、上部ブレース取付金具24が突設された側壁と対面する側壁の下部には、フランジ16と平行に下部ブレース取付金具26が突設されている。
上部ブレース取付金具24と下部ブレース取付金具26は、いずれも鋼材で形成され、上部ブレース取付金具24と下部ブレース取付金具26には、ボルト接合用の貫通孔28が複数設けられている。
他は、第1の実施の形態で説明した第1補剛部材12及び第2補剛部材14と同じ構成であり、説明は省略する。
これにより、図8に示すように、2つの第3補剛部材52で柱40を側面から囲み、2つのフランジ16を重ね合せ、貫通孔18を一致させてボルト20とナット22で接合すれば、柱40を筒状に囲むことができる。また、第1補剛部材12及び第2補剛部材14の側面から、フランジ16と平行に、上部ブレース取付金具24及び下部ブレース取付金具26を突き出すことができる。
(第4の実施の形態)
図9に示すように、第4の実施の形態に係る耐震補強構造44は、柱40、梁54の柱梁架構を構成する連続した柱40を、端部の柱40は、第1の実施の形態で説明した耐震補剛部材10で取り囲み、他の中間にある柱40は、第3の実施の形態で説明した耐震補剛部材50で取り囲んでいる。
耐震補剛部材50は、フランジ16の突設方向を互いに両側方の柱40に向け、2つの第3補剛部材52で柱40を囲み筒状とし、2つのフランジ16を重ね合せてボルト接合している。
また、耐震補剛部材10も、フランジ16の突設方向を側方の柱40に向け、第1補剛部材12、第2補剛部材14で柱40を囲み筒状とし、2つのフランジ16を重ね合せてボルト接合している。
このとき、上側ブレース取付金具24と下側ブレース取付金具26も、互いに両側方の柱40に向けて突設されている。そして、上側ブレース取付金具24と下側ブレース取付金具26には、ブレース30が、それぞれの柱40の間でX状に接合されている。
これにより、柱40、梁54の柱はり架構において、ボルト接合のみで既存の連続した柱40をそれぞれ耐震補強できる。また、ボルト接合のみで、上側ブレース取付金具24及び下側ブレース取付金具26に、ブレース30の取付けができる。
これにより、火花や煙の発生が許容されない場所でも、容易に耐震補強ができる。
(第5の実施の形態)
第5の実施の形態に係る耐震補強方法の手順を図10に示す。なお、各工程は第2の実施の形態で図3〜図6を用いて説明済みであり詳細は省略する。以下、図3〜図6を用いて概要を説明する。
先ず、補剛部材配置工程60で、断面がコ字状とされ長手方向に合せ部を有し、合せ部にフランジ16が突設された第1補剛部材12と第2補剛部材14で、柱梁架構を構成する両側の柱40をそれぞれ取り囲む。
次いで、補剛部材固定工程62で、フランジ16の突設方向を互いに他方の柱40に向け、2つのフランジ16を重ね合せ、貫通孔18を一致させてボルト20とナット22でボルト接合し、第1補剛部材12と第2補剛部材14で柱40の周囲を筒状に固定する。
次いで、グラウト材充填工程柱64で、柱40の外周と第1補剛部材12と第2補剛部材14の内周の間に、モルタル42を充填し、柱40と第1補剛部材12と第2補剛部材14を一体化する。
最後に、ブレース取付け工程66で、両側の柱40の間にブレース30がX状となるように架け渡す。即ち、両側の柱40に設けられた第1補剛部材12と第2補剛部材14から突設された上部ブレース取付金具24と下部ブレース取付金具26を用いて、X状となるようにブレース30を接合する。
これにより、ボルト接合のみで耐震補強部材10により、柱40の耐震補強ができる。また、ボルト接合のみで耐震補強部材10へのブレース30の取り付けが可能となる。
この結果、第1補剛部材12と第2補剛部材14による柱40の軸耐力の増加と、ブレース30による水平耐力の増加を同時に達成できる。
なお、本実施の形態は、第2の実施の形態を例にとり説明したが、柱梁架構の柱40が連続している場合には、第4の実施の形態に従って耐震補強すればよい。
10 耐震補強部材
12 第1補剛部材(補剛部材)
14 第2補剛部材(補剛部材)
16 フランジ
18 ボルト用の貫通孔
20 ボルト(ボルト接合)
22 ナット(ボルト接合)
24 上側ブレース取付け金具(ブレース取付け部)
26 下側ブレース取付け金具(ブレース取付け部)
28 ボルト用の貫通孔
30 ブレース
32 ボルト(ボルト接合)
34 ナット(ボルト接合)
36 ボルト用の貫通孔
40 柱
42 モルタル(グラウト材)
44 耐震補強構造

Claims (5)

  1. 側面から柱を取り囲んだ後、合せ部をボルト接合して筒状とされる補剛部材と、
    前記補剛部材の側壁から突設されブレースがボルト接合されるブレース取付け部と、
    を有する耐震補強部材。
  2. 前記補剛部材は、断面がコ字状の鋼材を突き合わせて前記柱の全長を取り囲み、前記合せ部には、前記ボルト接合用のフランジが前記鋼材から突設されている請求項1に記載の耐震補強部材。
  3. 前記フランジは、前記ブレース取付け部と平行に突設されている請求項1又は2に記載の耐震補強部材。
  4. 架構を構成する両側の柱を、請求項2又は3に記載の補剛部材でそれぞれ取り囲み、前記フランジの突設方向を互いに他方の前記柱に向け、前記フランジをボルト接合して前記補剛部材を筒状とし、前記ブレース取付け部に、X状となるようにブレースを架け渡した耐震補強構造。
  5. 断面がコ字状で合せ部にフランジが突設された補剛部材で、架構を構成する両側の柱を側面からそれぞれ取り囲む工程と、
    前記フランジの突設方向を互いに他方の前記柱に向け、前記フランジをボルト接合して前記補剛部材を筒状とする工程と、
    前記柱の外周と前記補剛部材の内周の間にグラウト材を充填する工程と、
    前記補剛部材から突設されたブレース取付け部に、X状となるようにブレースを架け渡す工程と、
    を有する耐震補強方法。
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