JP2012106854A - ロール媒体送り装置、記録装置 - Google Patents

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拓也 安江
Seijun Horie
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Abstract

【課題】ロール媒体のテンションの左右差を考慮したロール媒体送り装置を提供すること。
【解決手段】ロール媒体送り装置(2)は、ロール状に巻かれた状態から解かれて送られるロール媒体(P)と接触し、該ロール媒体(P)に対してテンションを付与可能なテンション付与部(53〜57(50))と、該テンション付与部(53〜57(50))を支持する支持部(51、51…)と、を備え、前記テンション付与部(53〜57(50))および前記支持部(51、51…)が、ロール媒体(P)の幅方向Xに複数ある構成であることを特徴とする。
【選択図】図6

Description

本発明は、解かれて送られるロール媒体に対してテンションを付与するロール媒体送り装置および該ロール媒体送り装置を備えた記録装置に関する。
本願において、記録装置には、インクジェットプリンター、ワイヤドットプリンター、レーザープリンター、ラインプリンター、複写機、ファクシミリ等の種類が含まれるものとする。
従来では、特許文献1に示す如く、ロール紙を解いて送る送り装置は、解いたロール紙に対してテンション(張力)を付与するテンションバーを備えていた。該テンションバーは、両側のアームによってロール紙に対して接離移動する方向に揺動可能に支持されていた。
図7(A)(B)に示すのは、従来技術のテンションバーを示す平面図である。このうち、図7(A)は対応可能なサイズの中で最も大きいサイズのロール紙の場合である。一方、図7(B)は比較的小さいサイズのロール紙の場合である。
図7(A)(B)に示す如く、従来技術のテンションバー60は、両側においてアーム部61、61に支持されていた。アーム部61、61は揺動軸62を中心にロール紙64に対して接離移動する方向に揺動可能に構成されていた。
また、アーム部61、61の位置は、ロール紙64の幅方向において、常に一定だった。またさらに、テンションバー60の長さは常に一定であった。具体的には、テンションバー60の長さは、対応可能なサイズの中の最も大きいサイズのロール紙64の幅より長く設けられていた。また、両側のアーム部61、61の位置は、最も大きいサイズのロール紙64より外側に位置する構成であった。
そして、テンションバー60は、ロール紙64と接触し、自重によってテンションを付与することができるように構成されていた。具体的には、ロールホルダー63、63に保持された最も大きいサイズのロール紙64が送られる際、矢印で示す如く付与するテンションが左右同じようになるように構成されていた。従って、一のローラーと、他のローラー(図示せず)との間において、ロール紙64が弛まないようにすることができ、ロール紙64とローラー(図示せず)とをきちんと接触させることができた。これにより、ロール紙64を送り方向下流側へ送ることができた。
特開2009−143147号公報
しかしながら、図7(B)に示す如く、幅サイズの小さいロール紙65の場合、テンションバー60に対して幅方向の一方に偏倚した位置にロール紙65が位置する場合がある。係る場合、矢印で示す如く、テンションバー端側におけるテンションが小さく、テンションバーの中央側におけるテンション大きく作用する。その結果、ロール紙65のテンションに左右差が生じ、ロール紙65の位置が、幅方向において徐々にずれる虞、蛇行する虞が生じる。
本発明は、このような状況に鑑み成されたものであり、その課題は、ロール媒体のテンションの左右差を考慮したロール媒体送り装置および該ロール媒体送り装置を備えた記録装置を提供することである。
上記課題を達成するため、本発明の第1の態様のロール媒体送り装置は、ロール状に巻かれた状態から解かれて送られるロール媒体と接触し、該ロール媒体に対してテンションを付与可能なテンション付与部と、該テンション付与部を支持する支持部と、を備え、前記テンション付与部および前記支持部が、ロール媒体の幅方向に複数ある構成であることを特徴とする。
本態様によれば、ロール媒体のサイズに応じて、ロール媒体と対向する範囲にある前記テンション付与部を選択して、テンションを付与することができる。従って、ロール媒体のテンションの左右差を無くすことができる。その結果、ロール媒体が幅方向に移動する虞や蛇行する虞を低減することができる。即ち、前記テンション付与部が悪影響を及ぼす虞がない。
本発明の第2の態様は、第1の態様において、幅方向における前記テンション付与部の長さはそれぞれ同じであることを特徴とする。
本態様によれば、第1の態様と同様の作用効果に加え、それぞれ作用するテンションの大きさを同じにすることができる。従って、より確実にロール媒体のテンションの左右差を無くすことができる。
本発明の第3の態様は、第1または第2の態様において、前記テンション付与部および前記支持部は、それぞれ幅方向に移動可能な構成であることを特徴とする。
本態様によれば、第1または第2の態様と同様の作用効果に加え、前記テンション付与部および前記支持部を、バランスよく配置することができる。例えば、前記テンション付与部および前記支持部を、ロール媒体の両側側端の内側近傍、中央部分と対向する位置に移動させてテンションを付与することができる。
本発明の第4の態様の記録装置は、ロール状に巻かれた状態のロール媒体を解いて送る媒体送り手段と、送られたロール媒体に対して記録する記録部と、を備えた記録装置であって、前記媒体送り手段は、上記第1から第3のいずれか一の態様の前記ロール媒体送り装置を備えていることを特徴とする。
本態様によれば、前記媒体送り手段は、上記第1から第3のいずれか一の態様の前記ロール媒体送り装置を備えている。従って、前記記録装置において、上記第1から第3のいずれか一の態様と同様の作用効果を得ることができる。
本実施例のプリンターの概略を示す側面図。 (A)(B)は本実施例のテンションバーを示す平面図。 (A)(B)は他の実施例1のテンションバーを示す平面図。 (A)(B)は他の実施例2のテンションバーを示す平面図。 (A)(B)は他の実施例3のテンションバーを示す平面図。 (A)(B)は他の実施例4のテンションバーを示す図。 (A)(B)は従来技術のテンションバーを示す平面図。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
図1に示すのは、本発明に係る記録装置の一例であるプリンターの概略を示す側面図である。
図1に示す如く、プリンター1は、媒体送り手段2と、記録部12と、排出手段の一例である巻き取り手段16と、を備えている。このうち、媒体送り手段2は、被記録媒体および被送り媒体の一例であるロール媒体としてのロール紙Pを送り方向下流側へ送ることができるように設けられている。
具体的には、送り出し手段3と、テンション付与手段6と、ローラー対11とを備えている。このうち、送り出し手段3は、ロール状に巻かれたロール紙Pを解いて送り方向下流側へ送り出すことができるように構成されている。また、テンション付与手段6は、送られるロール紙Pに所定の張力を付与することができるように設けられている。これは、ロール紙Pの弛みを除去し、ロール紙Pを精度良く送るためである。またさらに、ローラー対11は、解かれたロール紙Pをさらに下流側の記録部12へ送ることができるように構成されている。
また、記録部12は、媒体送り手段2より下流側において、ロール紙Pに対してインクを吐出して記録を実行することができるように設けられている。具体的には、記録部12は、記録ヘッド13と、ノズル14と、媒体支持部15と、を備えている。このうち、記録ヘッド13は、一例としてロール紙Pの幅方向Xに延設されており、図示しないガイド軸および駆動モーターの動力によって、ロール紙Pの送り方向Yへ移動可能に構成されている。
またさらに、インクを吐出するノズル14は、記録ヘッド13における媒体支持部15と対向する面に形成されている。また、媒体支持部15は、ロール紙Pを支持し、ロール紙Pと記録ヘッド13との間の距離を所定の距離に保つことができるように設けられている。尚、Z軸方向は、媒体支持部15と記録ヘッド13とが対向する方向である。また、鉛直方向でもある。
また、巻き取り手段16は、記録部12より下流側において、記録されたロール紙Pを巻き取ることができるように設けられている。
尚、ロール媒体の一例としてロール紙Pについて説明するが、紙に限らない。布(反物)やフィルム媒体でもよいのは勿論である。
続いて、媒体送り手段2のテンション付与手段6についてより詳しく説明する。
図2(A)(B)に示すのは、本実施例のテンションバーを示す平面図である。このうち、図2(A)は対応可能なサイズの中で最も小さいサイズのロール紙の場合である。一方、図2(B)は対応可能なサイズの中で最も大きいサイズのロール紙の場合である。
図2(A)(B)に示す如く、本実施例のテンション付与手段6は、テンション付与部としてのテンションバー7と、支持部としての第1アーム部8と、第2アーム部9と、揺動軸10とを備えている。
ここで、ロール紙Pは、両側においてロールホルダー4、4によって保持されている。また、ロールホルダー4には、ロール紙Pの側端と接触するフランジ部5が設けられている。これは、巻かれたロール紙Pが幅方向Xにずれること防止するためである。少なくとも一端側のロールホルダー4およびフランジ部5は、ロール紙Pのサイズに応じて幅方向Xにおける位置を変えることができるように構成されている。
尚、記録部12の幅方向Xにおける記録領域に合わせて両側のロールホルダー4およびフランジ部5の位置を変えることができるのは、勿論である。
第1アーム部8は、送り方向向かって左側に、揺動軸10を中心に揺動可能に設けられている。一方、第2アーム部9は、送り方向向かって右側に、揺動軸10を中心に揺動可能に設けられている。そして、第1アーム部8および第2アーム部9は、それぞれ自由端側において、幅方向Xに延設されたテンションバー7を支持することができるように構成されている。テンションバー7は、ロール紙Pの解かれた箇所と接触し、押圧してテンションを付与することができるように設けられている。押圧の仕方は、自重によるものでもよいし、ばね等の付勢手段を用いてもよい。
また、第1アーム部8および第2アーム部9は、幅方向Xにテンションバー7をスライド可能に保持する構成である。またさらに、第1アーム部8は、前記左側のフランジ部5と一体に幅方向Xへ移動可能に設けられている。同様に、第2アーム部9は、前記右側のフランジ部5と一体に幅方向Xに移動可能に設けられている。即ち、第1アーム部8および第2アーム部9は、フランジ部5の移動と同期して移動し、ロール紙Pのサイズに応じて幅方向Xにおける位置を変えることができるように構成されている。
従って、ロール紙Pの幅に対応させて、第1アーム部8および第2アーム部9の位置を変えることができる。そして、ロール紙Pの幅方向中心の位置と、第1アーム部8および第2アーム部9の間の中心の位置とを略同じ位置にすることができる。即ち、ロール紙Pの幅方向Xの右側と左側とで、同じようにテンションを付与することができる。その結果、送られるロール紙Pが幅方向Xにずれていく虞や、蛇行する虞がない。即ち、テンション付与手段6が、ロール紙Pの幅方向Xのずれや蛇行の原因となる虞がない。
尚、図2(A)(B)の状態を切り換える際、第2アーム部側のみを幅方向Xへ移動させ、第1アーム部側を移動させなかったが、両方移動させてもよいのは勿論である。言い換えると、幅方向Xにおけるテンションバー7と第1アーム部8との相対的な位置関係を変えなかったが、変えてもよいのは勿論である。幅方向Xにおいてテンションバー7の中心を、第1アーム部8および第2アーム部9の間の中心の位置に合わせることが望ましい。テンションの左右差をより確実になくすことができるからである。
技術的思想としては、少なくとも第1アーム部8および第2アーム部9の幅方向Xにおける位置を、ロール紙Pのサイズに応じて変えることができればよい。第1アーム部8および第2アーム部9の移動が、フランジ部5の移動と同期してなくてもよい。これにより、テンションバー7の姿勢が所謂、ねじれた姿勢になることを防止することができ、テンションの左右差をなくすことができるからである。
さらに、第1アーム部8および第2アーム部9が、それぞれ両側のフランジ部5と同期して幅方向Xに移動可能であることにより、ロール紙Pのサイズを変更した際、確実に変更後のロール紙Pのサイズに対応することができる。
尚、第1アーム部8および第2アーム部9の揺動中心と、ロール紙Pの中心とが同じになる構成としたが、これに限らないのは言うまでもない。本実施例において、前記揺動中心と、ロール紙Pの中心と同じにしたのは、フランジ部5がロール紙Pと一体となって回転する構成だからである。
また、テンション付与部の一例として回転しないテンションバー7について説明したが、幅方向Xを軸として回転するローラーであってもよい。係る場合、ロール紙Pと接触した箇所における摩擦抵抗を小さくすることができる。
[他の実施例1]
図3(A)(B)に示すのは、他の実施例1のテンションバーを示す平面図である。このうち、図3(A)は対応可能なサイズの中で最も小さいサイズのロール紙の場合である。一方、図3(B)は対応可能なサイズの中で最も大きいサイズのロール紙の場合である。
図3(A)(B)に示す如く、他の実施例1のテンションバー20には、溝部21、21…が幅方向Xに複数形成されている。
尚、その他の部材については、前述した実施例と同様であるので、同じ符号を用いることとし、その説明は省略する。
溝部21、21…は、ロール紙Pのサイズに対応する位置に形成されている。従って、第1アーム部8および第2アーム部9を移動させて自由端側を、ロール紙Pのサイズに対応する位置に形成された溝部21、21…と係り合わせるだけで、ロール紙Pのサイズ変更に対応することができる。その結果、前述した実施例と同様の作用効果を得ることができる。即ち、テンションの左右差をなくすことができる。
さらに、溝部21と、第1アーム部8および第2アーム部9の自由端側とが係わり合っているので、テンションバー20と、第1アーム部8および第2アーム部9との幅方向Xにおける相対的な位置関係を安定させることができる。即ち、ロール紙Pを送っている最中に、テンションバー20の位置が幅方向Xにずれて第1アーム部8および第2アーム部9から外れる虞がない。
[他の実施例2]
図4(A)(B)に示すのは、他の実施例2のテンションバーを示す平面図である。このうち、図4(A)は対応可能なサイズの中で最も小さいサイズのロール紙の場合である。一方、図4(B)は対応可能なサイズの中で最も大きいサイズのロール紙の場合である。
図4(A)(B)に示す如く、他の実施例2のテンションバー30は、幅方向Xに伸縮可能に構成されている。具体的には、一例として大径部31、31…と、中径部32、32…と、小径部33、33…とを有している。
そして、中径部32は、大径部31の内部に収納可能であり、大径部31から外れない所定の範囲において大径部31に対して幅方向Xに摺動可能に設けられている。同様に、小径部33は、中径部32の内部に収納可能であり、中径部32から外れない所定の範囲において中径部32に対して幅方向Xに摺動可能に設けられている。
尚、テンションバー30の図中左端の大径部31a(31)は、第1アーム部8と一体に設けられている。同様に、図中右端の大径部31b(31)は、第2アーム部9と一体に設けられている。
また、その他の部材については、前述した実施例と同様であるので、同じ符号を用いることとし、その説明は省略する。
そして、プリンター1が対応可能なロール紙サイズの中で最も小さいサイズのロール紙P1のとき、テンションバー30は、図4(A)に示す如く、最も縮んだ状態となる。具体的には、大径部同士が接触し、中径部32および小径部33が大径部31の内部に隠れた状態となる。
一方、プリンター1が対応可能なロール紙サイズの中で最も大きいサイズのロール紙P2のとき、テンションバー30は、図4(B)に示す如く、最も伸びた状態となる。具体的には、大径部同士が離間し、中径部32が大径部31から引き出され、小径部33が中径部32から引き出された状態となる。
このように、テンションバー30が伸縮可能に構成されているので、第1アーム部8および第2アーム部9を、ロール紙Pのサイズに対応した位置に移動させるだけで、テンションバー30の長さを変えることができる。
その結果、前述した実施例と同様の作用効果を得ることができる。即ち、テンションの左右差をなくすことができる。
また、常にロール紙Pの両側内側近傍に対してテンションバー30の複数のうちの両側端部の大径部31が接触してテンションを付与することができる。その結果、前述した実施例と同様の作用効果を得ることができる。即ち、より確実にテンションの左右差をなくすことができる。
さらに、複数の大径部31、31…は、幅方向Xに略均等に分布してロール紙Pと接触してテンションを付与することができる。その結果、幅方向Xにおける全ての範囲において、皺が生じる虞を低減することができる。特にロール紙サイズが大きい場合に有効である。
さらに、テンションバー30が第1アーム部8および第2アーム部9の位置に応じて伸縮するので、テンションバー30の中心の位置を、必ず、第1アーム部8および第2アーム部9の間の中心の位置に合わせることができる。その結果、より確実にテンションの左右差をなくすことができる。また、第1アーム部8および第2アーム部9より幅方向外側にテンションバー30が突出しないので、見栄えがよい。
尚、他の実施例2では、大径部31、31…、中径部32、32…および小径部33、33…による三段構成としたが、これに限らない。大径部31、31…および小径部33、33…による二段構成でもよいし、さらに複雑になるが、四段以上の構成でもよい。何段構成にするかは、プリンター1が対応可能なロール紙サイズの中の最も小さいサイズのロール紙P1の幅と、最も大きいサイズのロール紙P2の幅の比によって決定する。例えば、最も小さいサイズのロール紙P1の幅に対して、最も大きいサイズのロール紙P2の幅が二倍であれば、二段構成でよい。
また、段々構成で伸縮可能な構成としたが、幅方向Xに真っ直ぐ伸びることができ、殆ど撓まないものとする。
[他の実施例3]
図5(A)(B)に示すのは、他の実施例3のテンションバーを示す平面図である。このうち、図5(A)は対応可能なサイズの中で最も小さいサイズのロール紙の場合である。一方、図5(B)は対応可能なサイズの中で最も大きいサイズのロール紙の場合である。
図5(A)(B)に示す如く、他の実施例3のテンションバー40は、第1大径部41と、第2大径部42と、第3大径部44を有するスライド部43とを備えている。第1大径部41〜第3大径部44は、同じ太さに形成されている。
このうち、第1大径部41は、第1アーム部8と一体に設けられている。同様に、第2大径部42は、第2アーム部9と一体に設けられている。また、スライド部43は、第1大径部41および第2大径部42に対して摺動可能に構成されている。具体的に、スライド部43は、第3大径部44と、第1小径部45と、第2小径部46とを有している。
尚、その他の部材については、前述した実施例と同様であるので、同じ符号を用いることとし、その説明は省略する。
第1小径部45および第2小径部46は、第3大径部44より細く形成され、第3大径部44の両側に設けられている。そして、第1小径部45は、第1大径部41の内部を摺動可能に構成されている。同様に、第2小径部46は、第2大径部42の内部を摺動可能に構成されている。
そして、プリンター1が対応可能なロール紙サイズの中で最も小さいサイズのロール紙P1のとき、テンションバー40は、図5(A)に示す如く、第1大径部41と第3大径部44とが接触し、第2大径部42と第3大径部44とが接触した状態となる。このとき、第1小径部45の先端側は、第1アーム部8より外側に突出する。同様に、第2小径部46の先端側は、第2アーム部9より外側に突出する。
一方、プリンター1が対応可能なロール紙サイズの中で最も大きいサイズのロール紙P2のとき、テンションバー40は、図5(B)に示す如く、第1大径部41と第3大径部44とが離間し、第2大径部42と第3大径部44とが離間した状態となる。このとき、第1小径部45の先端側は、第1アーム部8より外側に突出してもよいし、しなくてもよい。第1小径部45の少なくとも一部が、第1大径部41の内部に位置する関係であればよい。第2小径部46についても同様である。その説明は省略する。また、第3大径部44は、第1大径部41と第2大径部42との間の中心に位置するように構成されている。例えば、左右両側からばね等の付勢手段によって中心に位置するように構成することができる。また、ラックアンドピニオン機構によって中心に位置するように構成することもできる。
このように、第1アーム部8および第2アーム部9の位置を変えたとき、常にロール紙Pの両側内側近傍に対してテンションバー40の第1大径部41および第1大径部41が接触してテンションを付与することができる。その結果、前述した実施例と同様の作用効果を得ることができる。即ち、テンションの左右差をなくすことができる。
さらに、第3大径部44は、ロール紙Pの幅方向Xにおける中央部分と接触してテンションを付与することができる。ここで、「幅方向における中央部分」は、端部を除く中央近傍の幅のある範囲である。その結果、中央部分に皺が生じる虞を低減することができる。特にロール紙サイズが大きい場合に有効である。
[他の実施例4]
図6(A)(B)に示すのは、他の実施例4のテンションバーを示す図である。このうち、図6(A)は概略側面図である。一方、図6(B)は概略平面図である。
図6(A)(B)に示す如く、他の実施例4のテンションバー50は、幅方向Xに複数設けられている。具体的には、第1バー53〜第5バー57が設けられている(図6(B)参照)。そして、第1バー53〜第5バー57のそれぞれがアーム部51、51…によって揺動軸52を中心に揺動可能に支持されている。
尚、その他の部材については、前述した実施例と同様であるので、同じ符号を用いることとし、その説明は省略する。
図6(B)に示す如く、ロール紙Pのサイズに応じて、幅方向Xにおいてロール紙Pと対向する範囲のテンションバー50(第1バー53〜第4バー56)を選択して、選択した第1バー53〜第4バー56がロール紙Pにテンションを付与することができる。このとき、第5バー57はロール紙Pに対して退避した状態である。その結果、前述した実施例と同様の作用効果を得ることができる。即ち、テンションの左右差をなくすことができる。
尚、第1バー53〜第5バー57は、幅方向Xにおいてそれぞれ同じ長さとなるように構成されていることが望ましい。それぞれ作用するテンションの大きさを同じにすることができるからである。
また、第1バー53〜第5バー57は、幅方向Xに移動可能に構成されていることが望ましい。第1バー53〜第5バー57を、バランスよく配置することができるからである。例えば、ロール紙Pの両側側端の内側近傍、中央部分と対向する位置に移動させてテンションを付与することができる。また、左右対称にバランスよく配置することや、等間隔にバランスよく配置することもできる。
他の実施例4のロール媒体送り装置としての媒体送り手段2は、ロール状に巻かれた状態から解かれて送られるロール媒体の一例であるロール紙Pと接触し、ロール紙Pに対してテンションを付与可能なテンション付与部の一例であるテンションバー50としての第1バー53〜第5バー57と、第1バー53〜第5バー57を支持する支持部としてのアーム部51、51…と、を備え、第1バー53〜第5バー57およびアーム部51、51…が、ロール紙Pの幅方向Xに複数ある構成であることを特徴とする。
また、他の実施例4において、幅方向Xにおける第1バー53〜第5バー57の長さはそれぞれ同じであることを特徴とする。
またさらに、他の実施例4において、第1バー53〜第5バー57およびアーム部51、51…は、それぞれ幅方向Xに移動可能な構成であることを特徴とする。
他の実施例4の記録装置であるプリンター1は、ロール状に巻かれた状態のロール紙Pを解いて送る媒体送り手段2と、送られたロール紙Pに対して記録する記録部12と、を備えていることを特徴とする。
尚、本発明は上記実施例に限定されることなく、特許請求の範囲に記載した発明の範囲内で、種々の変形が可能であり、それらも本発明の範囲内に含まれるものであることは言うまでもない。
1 プリンター、2 媒体送り手段、3 送り出し手段、4 ロールホルダー、
5 フランジ部、6 テンション付与手段、7 テンションバー、8 第1アーム部、
9 第2アーム部、10 揺動軸、11 ローラー対、12 記録部、
13 記録ヘッド、14 ノズル、15 媒体支持部、16 巻き取り手段、
20 (他の実施例1の)テンションバー、21 溝部、
30 (他の実施例2の)テンションバー、31 大径部、31a 左端の大径部、
31b 右端の大径部、32 中径部、33 小径部、
40 (他の実施例3の)テンションバー、41 第1大径部、42 第2大径部、
43 スライド部、44 第3大径部、45 第1小径部、46 第2小径部、
50 (他の実施例4の)テンションバー、51 アーム部、52 揺動軸、
53 第1バー、54 第2バー、55 第3バー、56 第4バー、
57 第5バー、60 (従来技術の)テンションバー、61 アーム部、
62 揺動軸、63 ロールホルダー、64 大きいサイズのロール紙、
65 小さいサイズのロール紙、P ロール紙、P1 小さいサイズのロール紙、
P2 大きいサイズのロール紙、X 幅方向、Y 送り方向、Z 鉛直方向

Claims (4)

  1. ロール状に巻かれた状態から解かれて送られるロール媒体と接触し、該ロール媒体に対してテンションを付与可能なテンション付与部と、
    該テンション付与部を支持する支持部と、を備え、
    前記テンション付与部および前記支持部が、ロール媒体の幅方向に複数ある構成であるロール媒体送り装置。
  2. 請求項1に記載のロール媒体送り装置において、幅方向における前記テンション付与部の長さはそれぞれ同じであることを特徴とするロール媒体送り装置。
  3. 請求項1または2に記載のロール媒体送り装置において、前記テンション付与部および前記支持部は、それぞれ幅方向に移動可能な構成であるロール媒体送り装置。
  4. ロール状に巻かれた状態のロール媒体を解いて送る媒体送り手段と、
    送られたロール媒体に対して記録する記録部と、を備えた記録装置であって、
    前記媒体送り手段は、請求項1から3のいずれか1項に記載されたロール媒体送り装置を備えていることを特徴とする記録装置。
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