JP2012106854A - ロール媒体送り装置、記録装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】ロール媒体送り装置(2)は、ロール状に巻かれた状態から解かれて送られるロール媒体(P)と接触し、該ロール媒体(P)に対してテンションを付与可能なテンション付与部(53〜57(50))と、該テンション付与部(53〜57(50))を支持する支持部(51、51…)と、を備え、前記テンション付与部(53〜57(50))および前記支持部(51、51…)が、ロール媒体(P)の幅方向Xに複数ある構成であることを特徴とする。
【選択図】図6
Description
本願において、記録装置には、インクジェットプリンター、ワイヤドットプリンター、レーザープリンター、ラインプリンター、複写機、ファクシミリ等の種類が含まれるものとする。
図7(A)(B)に示すのは、従来技術のテンションバーを示す平面図である。このうち、図7(A)は対応可能なサイズの中で最も大きいサイズのロール紙の場合である。一方、図7(B)は比較的小さいサイズのロール紙の場合である。
図7(A)(B)に示す如く、従来技術のテンションバー60は、両側においてアーム部61、61に支持されていた。アーム部61、61は揺動軸62を中心にロール紙64に対して接離移動する方向に揺動可能に構成されていた。
本態様によれば、第1の態様と同様の作用効果に加え、それぞれ作用するテンションの大きさを同じにすることができる。従って、より確実にロール媒体のテンションの左右差を無くすことができる。
本態様によれば、第1または第2の態様と同様の作用効果に加え、前記テンション付与部および前記支持部を、バランスよく配置することができる。例えば、前記テンション付与部および前記支持部を、ロール媒体の両側側端の内側近傍、中央部分と対向する位置に移動させてテンションを付与することができる。
本態様によれば、前記媒体送り手段は、上記第1から第3のいずれか一の態様の前記ロール媒体送り装置を備えている。従って、前記記録装置において、上記第1から第3のいずれか一の態様と同様の作用効果を得ることができる。
図1に示すのは、本発明に係る記録装置の一例であるプリンターの概略を示す側面図である。
図1に示す如く、プリンター1は、媒体送り手段2と、記録部12と、排出手段の一例である巻き取り手段16と、を備えている。このうち、媒体送り手段2は、被記録媒体および被送り媒体の一例であるロール媒体としてのロール紙Pを送り方向下流側へ送ることができるように設けられている。
尚、ロール媒体の一例としてロール紙Pについて説明するが、紙に限らない。布(反物)やフィルム媒体でもよいのは勿論である。
続いて、媒体送り手段2のテンション付与手段6についてより詳しく説明する。
図2(A)(B)に示す如く、本実施例のテンション付与手段6は、テンション付与部としてのテンションバー7と、支持部としての第1アーム部8と、第2アーム部9と、揺動軸10とを備えている。
尚、記録部12の幅方向Xにおける記録領域に合わせて両側のロールホルダー4およびフランジ部5の位置を変えることができるのは、勿論である。
さらに、第1アーム部8および第2アーム部9が、それぞれ両側のフランジ部5と同期して幅方向Xに移動可能であることにより、ロール紙Pのサイズを変更した際、確実に変更後のロール紙Pのサイズに対応することができる。
また、テンション付与部の一例として回転しないテンションバー7について説明したが、幅方向Xを軸として回転するローラーであってもよい。係る場合、ロール紙Pと接触した箇所における摩擦抵抗を小さくすることができる。
図3(A)(B)に示すのは、他の実施例1のテンションバーを示す平面図である。このうち、図3(A)は対応可能なサイズの中で最も小さいサイズのロール紙の場合である。一方、図3(B)は対応可能なサイズの中で最も大きいサイズのロール紙の場合である。
図3(A)(B)に示す如く、他の実施例1のテンションバー20には、溝部21、21…が幅方向Xに複数形成されている。
尚、その他の部材については、前述した実施例と同様であるので、同じ符号を用いることとし、その説明は省略する。
図4(A)(B)に示すのは、他の実施例2のテンションバーを示す平面図である。このうち、図4(A)は対応可能なサイズの中で最も小さいサイズのロール紙の場合である。一方、図4(B)は対応可能なサイズの中で最も大きいサイズのロール紙の場合である。
図4(A)(B)に示す如く、他の実施例2のテンションバー30は、幅方向Xに伸縮可能に構成されている。具体的には、一例として大径部31、31…と、中径部32、32…と、小径部33、33…とを有している。
尚、テンションバー30の図中左端の大径部31a(31)は、第1アーム部8と一体に設けられている。同様に、図中右端の大径部31b(31)は、第2アーム部9と一体に設けられている。
また、その他の部材については、前述した実施例と同様であるので、同じ符号を用いることとし、その説明は省略する。
一方、プリンター1が対応可能なロール紙サイズの中で最も大きいサイズのロール紙P2のとき、テンションバー30は、図4(B)に示す如く、最も伸びた状態となる。具体的には、大径部同士が離間し、中径部32が大径部31から引き出され、小径部33が中径部32から引き出された状態となる。
その結果、前述した実施例と同様の作用効果を得ることができる。即ち、テンションの左右差をなくすことができる。
さらに、複数の大径部31、31…は、幅方向Xに略均等に分布してロール紙Pと接触してテンションを付与することができる。その結果、幅方向Xにおける全ての範囲において、皺が生じる虞を低減することができる。特にロール紙サイズが大きい場合に有効である。
また、段々構成で伸縮可能な構成としたが、幅方向Xに真っ直ぐ伸びることができ、殆ど撓まないものとする。
図5(A)(B)に示すのは、他の実施例3のテンションバーを示す平面図である。このうち、図5(A)は対応可能なサイズの中で最も小さいサイズのロール紙の場合である。一方、図5(B)は対応可能なサイズの中で最も大きいサイズのロール紙の場合である。
図5(A)(B)に示す如く、他の実施例3のテンションバー40は、第1大径部41と、第2大径部42と、第3大径部44を有するスライド部43とを備えている。第1大径部41〜第3大径部44は、同じ太さに形成されている。
尚、その他の部材については、前述した実施例と同様であるので、同じ符号を用いることとし、その説明は省略する。
そして、プリンター1が対応可能なロール紙サイズの中で最も小さいサイズのロール紙P1のとき、テンションバー40は、図5(A)に示す如く、第1大径部41と第3大径部44とが接触し、第2大径部42と第3大径部44とが接触した状態となる。このとき、第1小径部45の先端側は、第1アーム部8より外側に突出する。同様に、第2小径部46の先端側は、第2アーム部9より外側に突出する。
さらに、第3大径部44は、ロール紙Pの幅方向Xにおける中央部分と接触してテンションを付与することができる。ここで、「幅方向における中央部分」は、端部を除く中央近傍の幅のある範囲である。その結果、中央部分に皺が生じる虞を低減することができる。特にロール紙サイズが大きい場合に有効である。
図6(A)(B)に示すのは、他の実施例4のテンションバーを示す図である。このうち、図6(A)は概略側面図である。一方、図6(B)は概略平面図である。
図6(A)(B)に示す如く、他の実施例4のテンションバー50は、幅方向Xに複数設けられている。具体的には、第1バー53〜第5バー57が設けられている(図6(B)参照)。そして、第1バー53〜第5バー57のそれぞれがアーム部51、51…によって揺動軸52を中心に揺動可能に支持されている。
尚、その他の部材については、前述した実施例と同様であるので、同じ符号を用いることとし、その説明は省略する。
また、第1バー53〜第5バー57は、幅方向Xに移動可能に構成されていることが望ましい。第1バー53〜第5バー57を、バランスよく配置することができるからである。例えば、ロール紙Pの両側側端の内側近傍、中央部分と対向する位置に移動させてテンションを付与することができる。また、左右対称にバランスよく配置することや、等間隔にバランスよく配置することもできる。
またさらに、他の実施例4において、第1バー53〜第5バー57およびアーム部51、51…は、それぞれ幅方向Xに移動可能な構成であることを特徴とする。
他の実施例4の記録装置であるプリンター1は、ロール状に巻かれた状態のロール紙Pを解いて送る媒体送り手段2と、送られたロール紙Pに対して記録する記録部12と、を備えていることを特徴とする。
5 フランジ部、6 テンション付与手段、7 テンションバー、8 第1アーム部、
9 第2アーム部、10 揺動軸、11 ローラー対、12 記録部、
13 記録ヘッド、14 ノズル、15 媒体支持部、16 巻き取り手段、
20 (他の実施例1の)テンションバー、21 溝部、
30 (他の実施例2の)テンションバー、31 大径部、31a 左端の大径部、
31b 右端の大径部、32 中径部、33 小径部、
40 (他の実施例3の)テンションバー、41 第1大径部、42 第2大径部、
43 スライド部、44 第3大径部、45 第1小径部、46 第2小径部、
50 (他の実施例4の)テンションバー、51 アーム部、52 揺動軸、
53 第1バー、54 第2バー、55 第3バー、56 第4バー、
57 第5バー、60 (従来技術の)テンションバー、61 アーム部、
62 揺動軸、63 ロールホルダー、64 大きいサイズのロール紙、
65 小さいサイズのロール紙、P ロール紙、P1 小さいサイズのロール紙、
P2 大きいサイズのロール紙、X 幅方向、Y 送り方向、Z 鉛直方向
Claims (4)
- ロール状に巻かれた状態から解かれて送られるロール媒体と接触し、該ロール媒体に対してテンションを付与可能なテンション付与部と、
該テンション付与部を支持する支持部と、を備え、
前記テンション付与部および前記支持部が、ロール媒体の幅方向に複数ある構成であるロール媒体送り装置。 - 請求項1に記載のロール媒体送り装置において、幅方向における前記テンション付与部の長さはそれぞれ同じであることを特徴とするロール媒体送り装置。
- 請求項1または2に記載のロール媒体送り装置において、前記テンション付与部および前記支持部は、それぞれ幅方向に移動可能な構成であるロール媒体送り装置。
- ロール状に巻かれた状態のロール媒体を解いて送る媒体送り手段と、
送られたロール媒体に対して記録する記録部と、を備えた記録装置であって、
前記媒体送り手段は、請求項1から3のいずれか1項に記載されたロール媒体送り装置を備えていることを特徴とする記録装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2010258646A JP2012106854A (ja) | 2010-11-19 | 2010-11-19 | ロール媒体送り装置、記録装置 |
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JP2010258646A JP2012106854A (ja) | 2010-11-19 | 2010-11-19 | ロール媒体送り装置、記録装置 |
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ID=46492933
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2010
- 2010-11-19 JP JP2010258646A patent/JP2012106854A/ja active Pending
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