JP2012106392A - 描画装置および描画装置の制御方法 - Google Patents

描画装置および描画装置の制御方法 Download PDF

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Abstract

【課題】自在な描画表現を可能とすべく、描画内容等に応じて部分的に濡れ性の調整を可能とする描画装置等を提供する。
【解決手段】ワークWに対し、複数の単位吐出部を有する液滴吐出手段を相対的に走査しながら、複数の吐出ノズル21から描画用インク材を選択的に吐出させて、ワークWに描画処理を実施するインクジェットヘッド18と、ワークWに対し、複数のLED33を有する処理用光照射手段31を相対的に走査しながら、複数のLED33から紫外線を選択的に照射させて、ワークWに濡れ性に関する表面改質処理を実施する紫外線照射装置と、インクジェットヘッド18および紫外線照射装置を制御する制御装置と、を備え、制御装置は、描画データに基づいて描画処理を実施すると共に、描画処理に先行し、描画データに基づいて表面改質処理を実施する。
【選択図】図6

Description

本発明は、記録媒体に対し、描画データに基づいて、描画処理および表面改質処理を実施する描画装置および描画装置の制御方法に関するものである。
従来、この種の描画装置(インクジェット記録装置)として、被印刷物(記録媒体)の濡れ性を調整するための表面改質部と、濡れ性を調整した被印刷物上にUVインクを吐出して印刷を行うインクジェットヘッドと、被印刷物上に吐出されたUVインクを硬化させる紫外線照射部と、を備えたものが知られている(特許文献1参照)。
この装置において、被印刷物に対しインクジェットヘッドを往復移動(走査)させるためのキャリッジには、インクジェットヘッドと、インクジェットヘッドを挟んで両側に、第1のユニットおよび第2のユニットが搭載されている。第1のユニットおよび第2のユニットは、それぞれ表面改質部および紫外線照射部を兼ねており、いずれも被印刷物に対し、濡れ性の関する改質とUVインクを硬化とを実施する。このため、第1のユニットおよび第2のユニットは、それぞれ濡れ性用の波長帯域と硬化用の波長帯域とを有する水銀ランプやメタルハライドランプで構成されている。
特開2009−196123号公報
このような従来のインクジェット記録装置(描画装置)では、被印刷物(記録媒体)に対し、インクジェットヘッドによる印刷(記録)に先立ち表面改質を実施することができるが、この表面改質(濡れ性)は、記録媒体の全面・全域に対して一様に実施されることになる。したがって、印刷される画線や背景等の描画要素に応じて、部分的に濡れ性を調整することは不可能であった。
このため、濡れ広がりを抑制して鮮明(精細)な描画表現を行ないたい部分や、逆に濡れ広がりを促進してぼやかした描画表現を行ないたい部分があっても、濡れ性の調整からこの種の描画表現を行なうことができない問題があった。
本発明は、自在な描画表現を可能とすべく、描画内容等に応じて部分的に濡れ性の調整を可能とする描画装置および描画装置の制御方法を提供することを課題としている。
本発明の描画装置は、記録媒体に対し、複数の単位吐出部を有する液滴吐出手段を相対的に走査しながら、複数の単位吐出部から描画用インク材を選択的に吐出させて、記録媒体に描画処理を実施する描画部と、記録媒体に対し、複数の単位照射部を有する光照射手段を相対的に走査しながら、複数の単位照射部から活性エネルギー線を選択的に照射させて、記録媒体に濡れ性に関する表面改質処理を実施する光照射部と、描画部および光照射部を制御する制御手段と、を備え、制御手段は、描画データに基づいて描画処理を実施すると共に、描画処理に先行し、描画データに基づいて表面改質処理を実施することを特徴とする。
本発明の描画装置の制御方法は、記録媒体に対し、複数の単位吐出部を有する液滴吐出手段を相対的に走査しながら、複数の単位吐出部から描画用インク材を選択的に吐出させて、記録媒体に、描画データに基づく描画処理を実施する描画工程と、描画工程に先行し、記録媒体に対し、複数の単位照射部を有する光照射手段を相対的に走査しながら、複数の単位照射部から活性エネルギー線を選択的に照射させて、記録媒体に、描画データに基づく濡れ性に関する表面改質処理を実施する光照射工程と、を備えたことを特徴とする。
これらの構成によれば、濡れ性に関する表面改質処理を、描画処理を実施するときの描画データに基づいて行なうようにしているため、描画結果(描画内容等)に応じて部分的に濡れ性の調整を行うことができる。したがって、濡れ広がりを抑制して鮮明(精細)な描画表現を行ないたい部分や、逆に濡れ広がりを促進してぼやかした描画表現を行ないたい部分があっても、濡れ性の調整からこの種の描画表現を行なうことが可能となる。なお、表面改質処理における濡れ性の調整は、濡れ性の高い記録媒体(親水性有り)に対しては、濡れ性を低くする方向の調整となり、濡れ性の低い記録媒体(撥水性有り)に対しては、濡れ性を高くする方向の調整となる。
本発明の他の描画装置は、描画用インク材を選択的に吐出する複数の単位吐出部を有する液滴吐出手段と、活性エネルギー線を選択的に照射する複数の単位照射部を有する処理用光照射手段と、記録媒体に対し、液滴吐出手段および処理光照射手段を相対的に走査する走査手段と、液滴吐出手段、処理用光照射手段および走査手段を制御する制御手段と、を備え、制御手段は、描画データに基づいて、液滴吐出手段を相対的に走査しながら描画用インク材を選択的に吐出させて、記録媒体に描画処理を実施すると共に、描画処理に先行し、描画データに基づいて、処理用光照射手段を相対的に走査しながら活性エネルギー線を選択的に照射させて、記録媒体に濡れ性に関する表面改質処理を実施することを特徴とする。
この構成によれば、濡れ性に関する表面改質処理を、描画処理を実施するときの描画データに基づいて行なうようにしているため、描画結果(描画内容等)に応じて部分的に濡れ性の調整を行うことができる。したがって、濡れ広がりを抑制して鮮明(精細)な描画表現を行ないたい部分や、逆に濡れ広がりを促進してぼやかした描画表現を行ないたい部分があっても、濡れ性の調整からこの種の描画表現を行なうことが可能となる。また、共通の走査手段により、記録媒体に対し、液滴吐出手段および処理光照射手段を相対的に走査する構成であるため、構造を単純化することができると共に、装置をコンパクトに構成することができる。
この場合、活性エネルギー線が、所定の中心波長を有する紫外線であることが好ましい。
この構成によれば、簡単な構造で、記録媒体の表面改質処理を実施することができる。なお、紫外線を照射する処理用光照射手段としては、所定の中心波長を有する水銀ランプ、メタルハライドランプ、LED等が好ましい。但し、水銀ランプおよびメタルハライドランプにおいては、複数の単位照射部を構成する複数のシャッターを設け、この複数のシャッターを選択的に開閉して紫外線の選択的照射を行うようにすることが好ましい。
また、単位照射部が、発光ダイオードであることが好ましい。
この構成によれば、構造の単純化を図ることができると共に光照射手段からの熱的影響を抑制することができる。また、複数の発光ダイオード(LED)を選択的にON−OFFすることで、活性エネルギー線の選択的照射を簡単且つ迅速に行うことができる。さらに、走査手段により、記録媒体に対し処理光照射手段を走査する場合、荷搬重量を軽減することができる。
さらに、単位吐出部が、インクジェット方式で描画用インク材を吐出する吐出ノズルであり、液滴吐出手段は、複数の吐出ノズルを有するノズル列であることが好ましい。
この構成によれば、いわゆるインクジェットヘッドを用いて、描画データに基づく描画を簡単に且つ精度良く行うことができる。
さらにまた、描画用インク材は、活性エネルギー線により硬化するインク材であり、描画処理により記録媒体に塗着された描画用インク材を硬化させる硬化用光照射手段を、更に備えることが好ましい。
この構成によれば、描画データに基づく描画において、描画用インク材の濡れ広がりを容易に調整することができ、例えば色混ざりの無い鮮明な画像(高解像の画像)を簡単に作成することができる。
この場合、液滴吐出手段、処理用光照射手段および硬化用光照射手段は、走査手段により走査される共通のキャリッジに搭載されていることが好ましい。
この構成によれば、各手段の機能を損なうことなく、構造を単純化することができると共に装置をコンパクトに構成することができる。また、描画の直前に表面改質処理を実施し、描画の直後に描画用インク材を硬化させることができるため、表面改質処理、描画およびインク硬化の一連の作業を効率良く行なうことができる。
この場合、液滴吐出手段、処理用光照射手段および硬化用光照射手段は、走査手段により往復動で走査され、往復動の走査方向において処理用光照射手段および硬化用光照射手段は、液滴吐出手段の両側にそれぞれ一対配設されていることが好ましい。
この構成によれば、往復動の走査のいずれにおいても、表面改質処理、描画およびインク硬化を実施することができ、これら一連の作業をより効率良く行なうことができる。
また、処理用光照射手段が、硬化用光照射手段を兼ねていることが好ましい。
この構成によれば、光照射系の構造を単純化することができる。なお、この場合には、表面改質処理を優先する中心波長の活性エネルギー線を用い、幾分非効率となる硬化はその光量で補うようにすることが好ましい。
一方、制御手段は、描画データに同色の描画用インク材が所定のドット数集約するべた塗り部分が存在する場合において、べた塗り部分の下地となる部分に対し、濡れ性が高くなるように表面改質処理を実施することが好ましい。
この構成によれば、表面改質処理により、描画用インク材の濡れ広がりを促進することができ、べた塗り部分に合った描画結果を得ることができる。
この場合、表面改質処理は、下地となる部分に対し光照射を断続させることで実施されることが好ましい。
この構成によれば、描画用インク材の消費を抑制しつつ、見かけ上、上記のべた塗り部分と同様の描画結果を得ることができる。
また、制御手段は、描画データにキャラクター画像が存在する場合において、キャラクター画像の下地となる部分に対し、濡れ性が低くなるように表面改質処理を実施することが好ましい。
この構成によれば、描画用インク材の濡れ広がりが抑制され、混色の無い鮮明なキャラクター画像(高解像の画像)を得ることができる。なお、「キャラクター画像」には、文字の他、記号や図形等が含まれる。
さらに、制御手段は、描画データに異色の描画用インク材が隣接する異色境界部分が存在する場合において、異色境界部分の下地となる部分に対し、濡れ性が低くなるように表面改質処理を実施することが好ましい。
この構成によれば、描画用インク材の濡れ広がりが抑制され、混色の無い鮮明(高解像)な描画結果を得ることができる。
同様に、制御手段は、描画データに異色の描画用インク材が混ざり合う中間色部分が存在する場合において、中間色部分の下地となる部分に対し、濡れ性が高くなるように表面改質処理を実施することが好ましい。
この構成によれば、描画用インク材の濡れ広がりが促進され、良好な中間色表現の描画結果を得ることができる。例えば、グラデーション等の描画表現を容易に行うことができる。
一方、記録媒体に、所定の濡れ性を奏する下地材を塗着させて下地処理を実施する下地材塗着手段を、更に備え、制御手段は、下地材塗着手段を更に制御し、表面改質処理に先行して下地処理を実施することが好ましい。
この構成によれば、表面の濡れ性が異なる複数種の記録媒体に描画を実施する場合に、所定の濡れ性となるように下地処理することができ、記録媒体の種別にかかわらず濡れ性の調整を簡単且つ安定に行うことができる。
第1実施形態に係る描画装置の(a)は平面図であり、(b)は側面図である。 第1実施形態に係る描画装置のキャリッジユニットを模式的に示した底面図である。 第1実施形態に係る描画装置の制御装置のブロック図である。 第1実施形態に係る描画装置の制御方法のフローチャートである。 第1実施形態に係る描画装置の制御装置が作成する表面改質処理用のデータを説明する図である。 第1実施形態に係る描画装置の制御方法を説明するためにワーク、ワークステージおよびキャリッジユニットを模式的に示した説明図である。 第1実施形態に係る描画装置の制御方法を説明するための描画装置の平面図である。 第4実施形態に係る描画装置の制御方法のフローチャートである。 第4実施形態に係る描画装置の制御方法を説明するためにワーク、ワークステージおよびキャリッジユニットを模式的に示した説明図である。 第4実施形態に係る描画装置の制御方法を説明するための描画装置の平面図である。
以下、添付した図面を参照して、本発明の第1実施形態に係る描画装置について説明する。この描画装置は、いわゆるリール・ツー・リール形式で除給材される薄いフィルム状のワークに対して、例えば、紫外線硬化インク(UVインク)をインクジェットヘッドにより吐出することで、所望の画像等を印刷するものである。なお、以下の説明では、ワークの送り方向をX軸方向と、X軸方向に直交する方向をY軸方向と、X軸方向およびY軸方向に直交する方向をZ軸方向と規定する。
図1に示すように、描画装置1は、機台2と、ロール状に巻回された長尺のワークWを繰り出す繰出装置3と、印刷済みのワークWを巻き取る巻取装置4と、機台2上に配設され、給材されたワークWを吸着セットするワークステージ5と、X軸方向に延在し、ワークステージ5を介してワークWをX軸方向に間欠送りするX軸テーブル7と、X軸テーブル7を跨ぐようにY軸方向に架け渡されたY軸テーブル8と、インクを吐出してワークWに描画を行うインクジェットヘッド18を有し、Y軸テーブル8に移動自在に搭載されたキャリッジユニット9と、を備えている。
また、描画装置1は、インクジェットヘッド18にインクを供給するためのインク供給装置(図示省略)と、インクジェットヘッド18の機能の保守および回復を図るための保守装置(図示省略)と、描画装置1を統括制御する制御装置10と、を備えている。
この描画装置1では、繰出装置3により繰出されたワークWをワークステージ5で吸着した後、X軸テーブル7によりワークステージ5を介してワークWをX軸方向に間欠送り(副走査)すると共に、吸着保持されたワークWの描画可能領域に対し、キャリッジユニット9を往復動(主走査)させながらインクジェットヘッド18からインクを吐出して描画を行う。なお、印刷処理に供されるワークWは、連続的に供給可能なロール状のものに限定されるものではなく、枚葉のワークWを用いてもよい。
繰出装置3および巻取装置4は、機台2やワークステージ5を挟むようにしてX軸方向上流側および下流側にそれぞれ配設されている。ワークWは、軽いテンションを付与された状態で繰出装置3から繰り出され、巻取装置4に巻き取られる。
ワークステージ5は、その表面に複数形成された孔(図示省略)を介して、繰出装置3から送られてきたワークWを吸着する。ワークステージ5の搬送(X軸)方向上流端部および下流端部には、送込ローラー11と送出ローラー12とが、それぞれ添設されている。なお、詳細な説明は省略するが、ワークステージ5に形成された複数の孔は、図外の真空吸引設備および圧縮エアー供給設備にそれぞれ連通している。
送込ローラー11および送出ローラー12は、それぞれ昇降可能に設けられた自由回転するニップローラーであり、X軸方向に並んで配設され、ワークWを挟み込んで、ワークステージ5上面にワークWを臨ませる。そして、ワークステージ5は、ワークWを吸着した状態で、X軸テーブル7によりX軸方向(上流側から下流側)に間欠送りされる。
X軸テーブル7は、機台2上に配設され、X軸方向に延在する一対のX軸ガイドレール13と、ワークステージ5をX軸ガイドレール13に沿ってスライド自在に移動させるX軸移動機構14と、を有している。X軸テーブル7は、キャリッジユニット9の往動(または復動)時には停止し、次の復動(または往動)までに、描画幅分、ワークWをX軸方向の下流側に送る(改行送り)。
Y軸テーブル8は、機台2をY軸方向に跨ぐように架け渡されたY軸ガイドレール15と、キャリッジユニット9をY軸ガイドレール15に沿ってスライド自在に移動させるY軸移動機構16と、を有している。Y軸テーブル8は、キャリッジユニット9を介して描画時にインクジェットヘッド18をY軸方向に往復動させる。
図1および図2に示すように、キャリッジユニット9は、Y軸ガイドレール15上にスライド自在に支持されたキャリッジ本体17と、キャリッジ本体17に搭載されたインクジェットヘッド18と、インクジェットヘッド18のY軸方向両端部に配設された一対の紫外線照射装置19と、を備えている。
キャリッジ本体17は、インクジェットヘッド18および一対の紫外線照射装置19を搭載し、X軸方向上流側においてY軸ガイドレール15にスライド自在に係合している。
インクジェットヘッド18は、複数の吐出ノズル21が開口したノズル面22を有し、ノズル面22には、複数の吐出ノズル21が等間隔で並んで構成された複数本のノズル列NLが、相互に平行に列設されている。このインクジェットヘッド18では、各ノズル列NLごとに、異なる種類(色)のインクを吐出するようになっている。
本実施形態では、いわゆる紫外線硬化型のインクを用いており、図2において上のノズル列NLから、クリアー(CL)、イエロー(Y)、シアン(C)、マゼンタ(M)、ブラック(K)、クリアー(CL)の順に配設されている。なお、インクの色、色数および各色の配列は、その用途により任意に設定してよい。また、インクは、紫外線硬化型のものに限られず、赤外線硬化型や可視光硬化型等のインクでもよい。
各紫外線照射装置19は、ワークWに対し、紫外線(活性エネルギー線)を選択的に照射する処理用光照射手段31と、インクジェットヘッド18から吐出され、ワークWに着弾したインクを硬化させる硬化用光照射手段32と、を有している。一対の硬化用光照射手段32は、インクジェットヘッド18のY軸方向両側にそれぞれ配設されており、他方、一対の処理用光照射手段31は、各硬化用光照射手段32のY軸方向両側にそれぞれ配設されている。
各処理用光照射手段31は、インクジェットヘッド18による描画処理に先行し、描画データに基づいて、紫外線を選択的に照射させて、ワークWの表面の濡れ性に関する表面改質処理を実施する。本実施形態の表面改質処理では、ワークWに紫外線を照射することにより、ワークWの表面の濡れ性を向上させることができる。なお、本実施形態では、処理用光照射手段31から照射する紫外線は250nm程度の中心波長を有しているが、使用するワークWとインクとの濡れ性に応じて、照射する紫外線の中心波長を変更することが好ましい。
一対の硬化用光照射手段32は、照射した紫外線によりワークW上に着弾した紫外線硬化型のインクを硬化・定着させる。なお、本実施形態では、使用するインクが最も効率良く硬化するように、中心波長が395nm程度の紫外線を照射している。しかし、インクの種類によって紫外線の中心波長を変更することは言うまでもない。また、各硬化用光照射手段32をインクジェットヘッド18の近傍に配設することにより、インクの吐出から硬化までの時間を短縮し、ワークW上に着弾したインクの不要な濡れ広がりを防止することができる。
各処理用光照射手段31および各硬化用光照射手段32は、複数の発光ダイオード(LED33)がX軸方向に等間隔に並んで構成されている。各処理用光照射手段31および各硬化用光照射手段32は、ノズル列NLよりも僅かに長い範囲に紫外線を照射可能に形成されており、ワークW上に着弾したインク滴のすべてに対し確実に紫外線が照射できるようになっている。光源としてLED33を用いることで、構造の単純化を図ることができると共に、各処理用光照射手段31および各硬化用光照射手段32からの熱的影響を抑制することができる。また、電気的なスイッチ操作で素早くON−OFF制御することもできる。なお、図2に示すように、本実施形態の各処理用光照射手段31および各硬化用光照射手段32は、それぞれ、各LED33が1列で構成されているが、必要に応じて2列以上で構成してもよい。
図3に示すように、制御装置10は、制御用のプログラムやデータ等が記憶されたメモリー部41と、所定の描画データが記憶された画像メモリー部42と、メモリー部41および画像メモリー部42を制御するコントローラー部43と、コントローラー部43からの指令により描画装置1を構成する各装置を駆動するドライバー部44と、を有している。
次に、図4ないし図7を参照して、制御装置10による描画装置1の制御方法について説明する。図4に示すように、描画装置1の制御方法は、キャリッジユニット9をY軸方向に移動(走査)させながら、処理用光照射手段31を駆動して、ワークWの表面に対して、描画データに基づく濡れ性に関する表面改質処理を実施する光照射工程S1と、インクジェットヘッド18からインクを選択的に吐出させて、ワークWに、描画データに基づく描画処理を実施する描画工程S2と、硬化用光照射手段32を駆動して、ワークWの表面に着弾したインク滴を硬化させる硬化工程S3と、を有している。また、描画装置1の制御方法は、光照射工程S1、描画工程S2および硬化工程S3の順に連続して同一の走査時に実施される。
まず、制御装置10は、描画データに基づいて同色のインクが連続して吐出される部分(以下「べた塗り部分」と呼ぶ。)を求め、べた塗り部分に対してのみ処理用光照射手段31から紫外線を照射して表面改質処理(濡れ性の向上)を行うために、表面改質処理用のデータを作成する。例えば、図5に示すように、三角形のべた塗り部分と、その背景(べた塗り部分)と、を描画する場合、破線で示された大小2つの三角形で囲まれた領域以外の領域が表面改質処理用のデータとなる。すなわち、三角形の輪郭部分には表面改質処理を行わず、その他の部分(べた塗り部分)には表面改質処理を行う。
このように、表面改質処理を、描画データに基づいて行なうことで、描画結果(描画内容等)に応じて部分的に濡れ性の調整を行うことができる。なお、各LED33の配設ピッチは、吐出ノズル21のピッチに比べて大きく、且つ、LED33の照射角があるため、各LED33から照射される紫外線は、べた塗り部分を構成する1のドットよりも大きくなる。
続いて、制御装置10は、X軸テーブル7を駆動し、ワークステージ5を移動させ、ワークWを描画可能位置に移動させる。光照射工程S1では、Y軸テーブル8を駆動し、キャリッジユニット9をY軸方向に往動(走査)させながら、作成した表面改質処理用のデータに基づいて移動方向上流側に位置する処理用光照射手段31を駆動して、ワークWの表面改質処理が行われる(図6(a)参照)。具体的に説明すると、制御装置10は、それぞれのLED33を個別にON−OFF制御して、濡れ性を向上させたい部分(べた塗り部分)に対応するLED33のみから紫外線を照射させる。つまり、べた塗り部分の下地となる部分に対し、濡れ性が高くなるように表面改質処理を実施する。
これは言い換えれば、濡れ広がりを抑制して鮮明(精細)な描画表現を行ないたい部分に対応するLED33は点灯させず、紫外線を照射しないということである。なお、鮮明な描画表現を行う部分としては、文字、記号、図形等(以下「キャラクター画像」と呼ぶ。)または異なる色彩のインクが隣接する部分等が該当する。
このように、描画前のワークWの表面に対して紫外線の照射を選択的に行うことで、ワークW上で、べた塗りを行う部分では、ワークWの表面におけるインクの塗れ広がりを促進することができ、他方、文字等(キャラクター画像)の描画部分では、混色の無い鮮明な(高解像の画像)を得ることができる。つまり、ワークW表面におけるインクの濡れ性の調整を行うことにより、ぼやかしたり、鮮明(精細)にしたり等、様々な描画表現を行うことが可能となる。
なお、異なる色彩のインクが隣接する部分であっても、互いのインクが混ざった中間色を表現したい場合には、べた塗り部分と同様に紫外線を照射する。これにより、良好な中間色表現の描画結果を得ることができ、例えば、グラデーション等の描画表現を容易に行うことができる。
続いて、描画工程S2では、光照射工程S1で表面改質処理を行ったワークWに対し、インクジェットヘッド18により描画処理を実施する(図6(b)参照)。ワークWには既に描画データに基づいた表面改質処理が行われているため、描画データに基づいて描画処理を行うことにより、べた塗り部分は、インクの消費を抑制しても良好な描画結果を得ることができ、他方、キャラクター画像も、混色のない鮮明な描画結果を得ることができる。
硬化工程S3は、移動方向下流側に位置する硬化用光照射手段32を駆動して、描画工程S2においてワークW上に着弾したインク滴を光硬化させる(図6(c)および図7(a)参照)。
ワークWをY軸方向に横断するように往動させた後(1パス目終了後)、制御装置10は、X軸テーブル7を駆動してワークステージ5(ワークW)を1パス目の描画幅分だけ下流へと移動(改行送り)させる(図7(b)参照)。そして、制御装置10は、キャリッジユニット9をY軸方向に復動(2パス目)させながら、1パス目と同様に、光照射工程S1、描画工程S2および硬化工程S3を連続的に実施させる。以降、ワークステージ5の下流への改行送りと、キャリッジユニット9の往復移動と、を繰り返し、ワークステージ5上に吸着保持されたワークWの描画可能領域(ワークステージ5上に吸着された範囲)に画像データに基づく描画を行う。
一対の処理用光照射手段31および一対の硬化用光照射手段32は、インクジェットヘッド18のY軸方向両端に設けられ、1のキャリッジ本体17に搭載され、これらを一体に往復移動可能に構成されているため、描画処理の実施直前に表面改質処理を実施し、描画処理の実施直後にインクを硬化させることができると共に、往動および復動のいずれにおいても、表面改質処理、描画処理および光硬化処理を実施することができ、これら一連の作業をより効率良く行なうことができる。
以上の構成によれば、濡れ性に関する表面改質処理を、描画処理用の描画データに基づいて行なっているため、描画結果(描画内容等)に応じて部分的に濡れ性の調整を行うことができる。したがって、濡れ広がりを抑制して鮮明(精細)な描画表現を行ないたい部分や、逆に濡れ広がりを促進してぼやかした描画表現を行ないたい部分があっても、濡れ性の調整からこの種の描画表現を行なうことが可能となる。また、共通の走査手段により、ワークWに対し、インクジェットヘッド18および紫外線照射装置19を相対的に走査する構成であるため、構造を単純化することができると共に、描画装置1をコンパクトに構成することができる。
なお、本実施形態では、紫外線照射装置19(各処理用光照射手段31および各硬化用光照射手段32)は、複数のLED33により構成されているが、所定の中心波長を有する水銀ランプやメタルハライドランプ等を用いてもよい。但し、水銀ランプおよびメタルハライドランプを使用する場合には、これらを常時点灯させておき、各LED33のON−OFF制御に相当するように複数のシャッターを設け、この複数のシャッターを選択的に開閉して紫外線の選択的照射を行うようにすることが好ましい。
また、上述した描画装置1の制御方法では、キャリッジユニット9の往動および復動(各パス)でそれぞれ光照射工程S1、描画工程S2および硬化工程S3を連続的に実施しているが、ワークWの描画可能領域全域に対し、各パスで光照射工程S1を先に実施し、表面改質処理が終了したワークWに対し、描画工程S2および硬化工程S3を実施してもよい。
(第2実施形態)
上述した第1実施形態に係る紫外線照射装置19では、各処理用光照射手段31および硬化用光照射手段32が別個独立に構成されていたが、第2実施形態に係る紫外線照射装置19では、処理用光照射手段31が、硬化用光照射手段32を兼ねている。この構成によれば、光照射系の構造を単純化することができる。なお、この場合には、表面改質処理を優先する中心波長(250nm程度)の紫外線を用い、幾分非効率となる硬化は、その光量で補うようにすることが好ましい。
(第3実施形態)
上述した第1実施形態に係る描画装置1の制御方法では、べた塗り部分となる部分のすべてに対し、表面改質処理(濡れ性の向上)を行っていたが、第3実施形態に係るものでは、表面改質処理をワークWの表面に対し紫外線の照射が断続して実施される。具体的には、LED33のON−OFFをランダムに行ったり、複数個並んだLED33のうちn個ごとに点灯させる等の方法により、べた塗り部分の下地となる部分への紫外線の照射を断続的に(間引きして)行う。なお、制御装置10は、断続的に行う表面改質処理用のデータを作成し、これに基づいて光照射工程S1を行う。この構成によれば、インクの消費を抑制しつつ、見かけ上、第1実施形態に係るべた塗り部分の描画部分と同様の描画結果を得ることができる。
(第4実施形態)
続いて、図8ないし図10を参照して、第4実施形態に係る描画装置1について説明する。なお、以降の説明では、第1実施形態に係る描画装置1と異なる点のみを示す。この描画装置1では、インクジェットヘッド18の1のノズル列NLから、所定の濡れ性を奏する下地材を吐出し、ワークWに塗着させて下地処理を実施するようになっている。なお、本実施形態では、下地材として紫外線硬化型の透明インクを用いているが、他にも、拡散防止剤を含有するインクやフルオロアルキルシランからなる自己組織化膜を用いてもよい。
第4実施形態に係る描画装置1の制御方法の手順について簡単に説明する。図8に示すように、この描画装置1の制御方法は、下地材を吐出して下地処理を行う下地処理工程S11を、光照射工程S1(表面改質処理)に先立って実施する。制御装置10は、X軸テーブル7を駆動し、ワークステージ5を移動させ、ワークWを描画可能位置に移動させる。下地処理工程S11では、キャリッジユニット9をY軸方向に往動(走査)させながら、インクジェットヘッド18の1のノズル列NLから下地材を吐出し、下地材(液滴)をワークW上に着弾させる(図9(a)参照)。そして、これと同一走査において、Y軸方向下流側に位置する硬化用光照射手段32を駆動して、ワークW上に着弾した下地材を硬化させ、ワークW上に下地層50を形成する(図9(b),(c)および図10(a)参照)。その後、制御装置10は、キャリッジユニット9を復動させ、上述した第1実施形態に係るものと同様に、光照射工程S1、描画工程S2および硬化工程S3の順に連続して実施される(図9(d)および図10(b)参照)。
この構成によれば、表面の濡れ性が異なる複数種のワークWに描画処理を実施する場合に、所定の濡れ性となるように下地処理することができる。これにより、ワークWの種別にかかわらず濡れ性の調整を簡単且つ安定して行うことができる。なお、請求項で言う「下地材塗着手段」とは、下地材を吐出する1のノズル列NLを指すが、描画処理用のインクジェットヘッド18とは別個独立に下地材を吐出するためのインクジェットヘッド18等を設けてもよい。
また、上述した第4実施形態に係る描画装置1の制御方法では、キャリッジユニット9の往動で下地処理工程S11を実施し、復動で光照射工程S1等を実施していたが、ワークWの描画可能領域(ワークステージ5上に吸着された範囲)全域に対し、下地処理工程S11を実施した後に、光照射工程S1等を実施してもよい。さらに、下地材として紫外線硬化型のインク以外を用いた場合で、硬化用光照射手段32による光硬化処理が必要ないのであれば、処理用光照射手段31からの紫外線の照射により、下地材の硬化処理と表面改質処理とを同時に行ってもよい。
1:描画装置、7:X軸テーブル、8:Y軸テーブル、9:キャリッジユニット、10:制御装置、18:インクジェットヘッド、19:紫外線照射装置、21:吐出ノズル、31:処理用光照射手段、32:硬化用光照射装置、33:LED、NL:ノズル列、W:ワーク

Claims (16)

  1. 記録媒体に対し、複数の単位吐出部を有する液滴吐出手段を相対的に走査しながら、前記複数の単位吐出部から描画用インク材を選択的に吐出させて、前記記録媒体に描画処理を実施する描画部と、
    前記記録媒体に対し、複数の単位照射部を有する光照射手段を相対的に走査しながら、前記複数の単位照射部から活性エネルギー線を選択的に照射させて、前記記録媒体に濡れ性に関する表面改質処理を実施する光照射部と、
    前記描画部および前記光照射部を制御する制御手段と、を備え、
    前記制御手段は、描画データに基づいて前記描画処理を実施すると共に、前記描画処理に先行し、前記描画データに基づいて前記表面改質処理を実施することを特徴とする描画装置。
  2. 描画用インク材を選択的に吐出する複数の単位吐出部を有する液滴吐出手段と、
    活性エネルギー線を選択的に照射する複数の単位照射部を有する処理用光照射手段と、
    記録媒体に対し、前記液滴吐出手段および前記処理光照射手段を相対的に走査する走査手段と、
    前記液滴吐出手段、前記処理用光照射手段および前記走査手段を制御する制御手段と、を備え、
    前記制御手段は、描画データに基づいて、前記液滴吐出手段を相対的に走査しながら前記描画用インク材を選択的に吐出させて、前記記録媒体に描画処理を実施すると共に、
    前記描画処理に先行し、前記描画データに基づいて、前記処理用光照射手段を相対的に走査しながら前記活性エネルギー線を選択的に照射させて、前記記録媒体に濡れ性に関する表面改質処理を実施することを特徴とする描画装置。
  3. 前記活性エネルギー線が、所定の中心波長を有する紫外線であることを特徴とする請求項2に記載の描画装置。
  4. 前記単位照射部が、発光ダイオードであることを特徴とする請求項2または3に記載の描画装置。
  5. 前記単位吐出部が、インクジェット方式で前記描画用インク材を吐出する吐出ノズルであり、
    前記液滴吐出手段は、複数の前記吐出ノズルを有するノズル列であることを特徴とする請求項2ないし4のいずれかに記載の描画装置。
  6. 前記描画用インク材は、活性エネルギー線により硬化するインク材であり、
    前記描画処理により前記記録媒体に塗着された前記描画用インク材を硬化させる硬化用光照射手段を、更に備えたことを特徴とする請求項2ないし5のいずれかに記載の描画装置。
  7. 前記液滴吐出手段、前記処理用光照射手段および前記硬化用光照射手段は、前記走査手段により走査される共通のキャリッジに搭載されていることを特徴とする請求項6に記載の描画装置。
  8. 前記液滴吐出手段、前記処理用光照射手段および前記硬化用光照射手段は、前記走査手段により往復動で走査され、
    前記往復動の走査方向において前記処理用光照射手段および前記硬化用光照射手段は、前記液滴吐出手段の両側にそれぞれ一対配設されていることを特徴とする請求項7に記載の描画装置。
  9. 前記処理用光照射手段が、前記硬化用光照射手段を兼ねていることを特徴とする請求項8に記載の描画装置。
  10. 前記制御手段は、前記描画データに同色の前記描画用インク材が所定のドット数が集約するべた塗り部分が存在する場合において、
    前記べた塗り部分の下地となる部分に対し、濡れ性が高くなるように前記表面改質処理を実施することを特徴とする請求項1ないし9のいずれかに記載の描画装置。
  11. 前記表面改質処理は、前記下地となる部分に対し光照射を断続させることで実施されることを特徴とする請求項10に記載の描画装置。
  12. 前記制御手段は、前記描画データにキャラクター画像が存在する場合において、
    前記キャラクター画像の下地となる部分に対し、濡れ性が低くなるように前記表面改質処理を実施することを特徴とする請求項1ないし11のいずれかに記載の描画装置。
  13. 前記制御手段は、前記描画データに異色の前記描画用インク材が隣接する異色境界部分が存在する場合において、
    前記異色境界部分の下地となる部分に対し、濡れ性が低くなるように前記表面改質処理を実施することを特徴とする請求項1ないし12のいずれかに記載の描画装置。
  14. 前記制御手段は、前記描画データに異色の前記描画用インク材が混ざり合う中間色部分が存在する場合において、
    前記中間色部分の下地となる部分に対し、濡れ性が高くなるように前記表面改質処理を実施することを特徴とする請求項1ないし13のいずれかに記載の描画装置。
  15. 前記記録媒体に、所定の濡れ性を奏する下地材を塗着させて下地処理を実施する下地材塗着手段を、更に備え、
    前記制御手段は、前記下地材塗着手段を更に制御し、前記表面改質処理に先行して前記下地処理を実施することを特徴とする請求項1ないし14のいずれかに記載の描画装置。
  16. 記録媒体に対し、複数の単位吐出部を有する液滴吐出手段を相対的に走査しながら、前記複数の単位吐出部から描画用インク材を選択的に吐出させて、前記記録媒体に、描画データに基づく描画処理を実施する描画工程と、
    前記描画工程に先行し、
    前記記録媒体に対し、複数の単位照射部を有する光照射手段を相対的に走査しながら、前記複数の単位照射部から活性エネルギー線を選択的に照射させて、前記記録媒体に、前記描画データに基づく濡れ性に関する表面改質処理を実施する光照射工程と、を備えたことを特徴とする描画装置の制御方法。
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