JP2012105172A - 画像生成装置、画像生成方法、コンピュータプログラムおよび記録媒体 - Google Patents

画像生成装置、画像生成方法、コンピュータプログラムおよび記録媒体 Download PDF

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Abstract

【課題】自然な立体感が得られる立体視用の画像を生成すること。
【解決手段】記憶部14が、被写体を撮影した撮影画像と、その撮影画像に対応する視差画像とを記憶し、処理対象領域抽出部15cが、記憶部14に記憶された視差画像内から被写体に対応する処理対象領域を抽出し、視差値変更部15dが、処理対象領域抽出部15cにより抽出された処理対象領域の視差値を変更し、大きさ調整部15eが、視差値変更部15dにより変更された視差値に基づいて、撮影画像における処理対象領域に対応する被写体の大きさを調整し、画像生成部15fが、大きさ調節部15eにより被写体の大きさが調整された撮影画像に基づいて、立体視用の画像を生成する。
【選択図】図1

Description

本発明は、立体視用の画像を生成する画像生成装置、画像生成方法、その画像生成方法をコンピュータに実行させることを特徴とするコンピュータプログラム、および、そのコンピュータプログラムを記録したことを特徴とするコンピュータが読み取り可能な記録媒体に関する。
従来、立体視用の画像を表示することのできる技術が広く知られている。この技術では、視差のある2つの画像が、人の左眼用の画像および右眼用の画像として表示装置に表示される。人がこの左眼用の画像を左眼で観察し、右眼用の画像を右眼で観察すると、2つの画像には視差があるので、脳の働きにより人は立体感を感じることになる。
視差がある2つの画像は、視点の位置が異なる2台のカメラで被写体を撮影することにより得ることができる。視差は、同じ被写体を異なる位置で異なる方向から見ることにより生じるものであり、カメラと被写体との間の距離に相関がある。
例えば、遠方にある被写体を撮影するため2台のカメラの光軸を平行にした場合、カメラと被写体との間の距離に比べて2つのカメラの視点の位置の違いは無視できるものとなり、視差は非常に小さくなる。一方、カメラに近い位置にある被写体を撮影する場合には、視点の位置により被写体が見える方向が変化する。この変化は被写体がカメラに近いほど大きくなり、それに応じて視差も大きくなる。
逆に、視差量を調整することにより、画像を立体視した際の飛び出し量を調整することも可能である。すなわち、視差量を大きくすれば飛び出し量を大きくでき、視差量を小さくすれば飛び出し量を小さくすることができる。特許文献1には、視差量の調整により立体画像の飛び出し量および沈み込み量の調整を行う技術が開示されている。
特開2003−209858号公報
しかしながら、上述した特許文献1の技術では、被写体の飛び出し量、沈み込み量は調整されるものの、被写体の大きさ自体は変わらないので不自然な表示となり、強い立体感を感じさせるという効果が十分に得られないという問題がある。人が立体感を感じるのはさまざまな要因によるものであるが、単に視差量を調整しただけでは自然な立体感が得られない。
本発明は、上記課題に鑑み、自然な立体感が得られる画像を生成することができる画像生成装置、画像生成方法、その画像生成方法をコンピュータに実行させることを特徴とするコンピュータプログラム、および、そのコンピュータプログラムを記録したことを特徴とするコンピュータが読み取り可能な記録媒体を提供することを目的とする。
上記課題を解決する為に、本発明の第1の技術手段は、立体視用の画像を生成する画像生成装置であって、被写体を撮影した撮影画像と該撮影画像に対応する視差画像とを記憶する記憶部と、前記記憶部に記憶された視差画像内から前記被写体に対応する処理対象領域を抽出する処理対象領域抽出部と、前記処理対象領域抽出部により抽出された処理対象領域の視差値を変更する視差値変更部と、前記視差値変更部により変更された視差値に基づいて、前記撮影画像における前記処理対象領域に対応する被写体の大きさを調整する大きさ調整部と、前記大きさ調節部により前記被写体の大きさが調整された撮影画像に基づいて、前記立体視用の画像を生成する画像生成部と、を備えることを特徴としたものである。
本発明の第2の技術手段は、第1の技術手段において、前記処理対象領域抽出部は、前記視差画像の視差値分布に基づいて前記処理対象領域を抽出することを特徴としたものである。
本発明の第3の技術手段は、第2の技術手段において、前記視差値分布は、前記視差画像の水平方向の各位置における視差値の分布であることを特徴としたものである。
本発明の第4の技術手段は、第1〜第3のいずれか1つの技術手段において、前記大きさ調整部は、前記被写体の重心位置を中心として、前記撮影画像における前記被写体の大きさを調整することを特徴としたものである。
本発明の第5の技術手段は、第1〜第3のいずれか1つの技術手段において、前記大きさ調整部は、前記被写体の重心位置に基づいて、前記撮影画像における前記被写体の大きさを調整する際の中心点の位置を変更することを特徴としたものである。
本発明の第6の技術手段は、第1の技術手段において、前記処理対象領域抽出部は、前記視差画像の中心部にある前記被写体に対応する領域を前記処理対象領域として抽出することを特徴としたものである。
本発明の第7の技術手段は、第1の技術手段において、前記処理対象領域を指定する入力をユーザから受け付ける入力部をさらに備え、前記処理対象領域抽出部は、前記入力部により受け付けられた前記入力に基づいて前記処理対象領域を抽出することを特徴としたものである。
本発明の第8の技術手段は、立体視用の画像を生成する画像生成方法であって、被写体を撮影した撮影画像と該撮影画像に対応する視差画像とを記憶する記憶部に記憶された該視差画像内から前記被写体に対応する処理対象領域を抽出する処理対象領域抽出ステップと、前記処理対象領域抽出ステップにおいて抽出された処理対象領域の視差値を変更する視差値変更ステップと、前記視差値変更ステップにおいて変更された視差値に基づいて、前記撮影画像における前記処理対象領域に対応する被写体の大きさを調整する大きさ調整ステップと、前記大きさ調節ステップにおいて前記被写体の大きさが調整された撮影画像に基づいて、前記立体視用の画像を生成する画像生成ステップと、を含むことを特徴としたものである。
本発明の第9の技術手段は、上記画像生成方法をコンピュータに実行させることを特徴とするコンピュータプログラムである。
本発明の第10の技術手段は、上記コンピュータプログラムを記録したことを特徴とするコンピュータが読み取り可能な記録媒体である。
本発明によれば、視差画像内の処理対象領域の視差値を変更するとともに、変更された視差値に基づいて、撮影画像内の被写体の大きさを調整することとしたので、自然な立体感が得られる立体視用の画像を生成することができる。
本発明の実施例1に係る画像生成装置の機能ブロック図である。 同一の被写体を異なる位置にあるカメラを用いて撮影する場合の一例を示す図である。 視差画像の生成方法の一例について説明する図である。 視差画像の視差値の変更方法の一例について説明する図である。 視差画像における処理対象領域の視差値の変更処理の一例について説明する図である。 被写体の大きさの調整について説明する図である。 撮影画像に対する大きさ調整処理について説明する図である。 視差画像に対する大きさ調整処理について説明する図である。 座標系の変換について説明する図である。 本実施例に係る画像生成処理の処理手順を示すフローチャートである。 飛び出し量および大きさの調整対象となる被写体の領域が中央にない撮影画像の一例を示す図である。 視差画像の視差値分布の取得方法について説明する図である。 重心位置を中心とした被写体の拡大処理について説明する図である。 被写体が画像からはみ出す例を示した図である。 被写体が画像からはみ出す例を示した図である。 被写体の拡大の中心点を変更する処理について説明する図である。 被写体の拡大の中心点を変更する処理について説明する図である。 撮影画像における被写体の位置判定処理について説明する図である。
以下に、本発明の実施形態について図面を参照して詳細に説明する。なお、各図は説明のために簡略化したものであり、実際の寸法とは必ずしも一致するものではない。
まず、本発明の実施例1に係る画像生成装置10について説明する。図1は、本発明の実施例1に係る画像生成装置10の機能ブロック図である。図1に示すように、この画像生成装置10は、入力部11、表示部12、ネットワークインターフェース部13、記憶部14、制御部15を備える。
入力部11は、キーボードやポインティングデバイスなどの入力デバイスである。表示部12は、ディスプレイ装置などの表示デバイスである。ネットワークインターフェース部13は、外部装置との間でネットワークを介してデータの授受を行うインターフェースである。
記憶部14は、メモリやハードディスク装置などの記憶デバイスである。この記憶部14は、撮影画像14a、視差画像14b、演算パラメータ14c、修正撮影画像14d、立体画像14eなどの各種データを記憶する。
撮影画像14aは、異なる位置から撮影された同一の被写体の画像である。図2は、同一の被写体(被写体21)を異なる位置にあるカメラ20a、20bを用いて撮影する場合の一例を示す図である。カメラ20aとカメラ20bは、カメラ20a、20bの撮像面の水平方向に沿ってほぼ平行に設置される。カメラ20aの光軸とカメラ20bの光軸との間の距離Bは、基線長と呼ばれる。カメラ20aとカメラ20bによりそれぞれ撮影された2つの画像の組が、撮影画像14aとして記憶部14に記憶される。
ここで、カメラ20a、20bは、3台以上のカメラから構成されるカメラ列から任意に選ばれた2つのカメラでもよい。また、2台のカメラを用意する代わりに、光学系および撮像系を1つの筺体内に2つ以上有し、さまざまな視点からの画像を同時に撮影することのできる複眼カメラを用いて撮影画像14aを撮影することとしてもよい。
視差画像14bは、撮影画像14aとして記憶された2つの画像の組から得られる視差画像である。具体的には、視差画像14bは、2つの画像の対応する点の水平方向のずれ量を画素値とする画像である。図3は、視差画像14bの生成方法の一例について説明する図である。
図3(a)には、図2に示したカメラ20aにより撮影された撮影画像24aと、カメラ20bにより撮影された撮影画像24bとが示されている。撮影画像24a、24bには、被写体21〜23が撮影されている。図3(b)に示すように、これらの撮影画像24a、24bを重ね合わせると、2つの画像の対応する画素間で水平方向の位置のずれが生じる。このずれ量を視差値と呼ぶ。そして、図3(c)に示すように、撮影画像24aの各画素の視差値をその画素の位置における画素値として設定することにより、視差画像28が生成される。図3(c)では、色が白いほど視差値が大きくなっている。この視差画像28には、飛び出し量の調整対象となる被写体21の視差値を画素値として有する処理対象領域25とともに、それ以外の被写体22、23の視差値を画素値として有する視差画像領域26、27が含まれる。
この視差値は、カメラ20a、20bと被写体21〜23との間の距離に相関する。すなわち、その距離が近いほど視差値が大きくなり、距離が遠いほど視差値が小さくなる。視差値を算出するためには、2つの撮影画像24a、24bにおいて、同一の被写体が撮影されている対応点を抽出する。この対応点の抽出には、例えば、ブロックマッチング法を用いることができる。ブロックマッチング法とは、画像をブロックに分割し、ブロック単位で画像間の照合を行い、2つの撮影画像間で最も類似するブロック同士を対応付ける手法である。
例えば、2つの撮影画像の視点位置が水平方向にずれている場合(カメラの撮影位置が水平方向にずれている場合)、ブロックマッチング法により対応付けられたブロック間の水平方向のずれ量(水平方向にずれている画素数)が2つの撮影画像の視差量として設定される。視差値が大きいほど、2つの撮影画像を用いて立体視をした場合の被写体の飛び出し量が大きくなる。視差値が0の場合は、たとえ立体視をしたとしても、被写体はディスプレイ面から飛び出して見えることはない。
なお、ブロックマッチング法によらず、視差画像28を、2D画像を3D画像に変換する2D−3D変換技術により1つの撮影画像から生成することとしてもよい。また、レーザスキャナやTOF(Time of Flight)センサなどを用いて取得した距離画像から視差画像28を生成することとしてもよい。
演算パラメータ14cは、立体視が可能な最大視差値、立体視が可能な最小視差値、カメラ20a、20bの焦点距離、カメラ20a、20bの光軸間の基線長など、画像生成装置10が画像を生成する際に必要とするパラメータの情報である。修正撮影画像14dは、被写体の飛び出し量、および、被写体の大きさが修正された撮影画像のデータである。立体画像14eは、撮影画像14aおよび修正撮影画像14dを用いて生成された立体視用の画像データである。例えば、立体画像14eには、アナグリフ画像やシャッター眼鏡用インターリーブ画像、視差バリア用画像などが含まれる。
制御部15は、画像生成装置10を制御する処理部である。制御部15は、画像データ取得部15a、パラメータ設定部15b、処理対象領域抽出部15c、視差値変更部15d、大きさ調整部15e、画像生成部15f、立体画像生成部15g、画像出力部15hを備える。
画像データ取得部15aは、記憶部14から撮影画像14aと視差画像14bを読み出し、それらを画像データとして取得する処理部である。視差画像14bは、画像データ取得部15aが、撮影画像14aから予め生成しておくこととしてもよい。あるいは、視差画像14bは、ネットワークインターフェース部13を介して接続された外部装置から取得され、記憶部14に記憶されたものであってもよい。
パラメータ設定部15bは、画像生成装置10が画像を生成する際の演算に必要なパラメータを設定し、記憶部14に演算パラメータ14cとして記憶する処理部である。例えば、パラメータ設定部15bは、被写体の大きさを調整する際に用いられるパラメータ(カメラ20a、20bの焦点距離、カメラ20a、20bの光軸間の基線長など)をユーザにより予め指定された所定の値に設定する。また、パラメータ設定部15bは、視差画像14bにおける視差値の範囲が所定の範囲となるよう視差値の最大値および最小値をそれぞれユーザにより予め指定された所定の値に設定する。
例えば、3Dコンソーシアムが発行している3DC安全ガイドラインでは、立体視が可能な視差角は、画像が表示される画面のサイズと画面と視聴者との間の距離から算出でき、その視差角は最大2度程度、快適に立体視を行うには1度以下が目安とされている。この基準に従うと、例えば、画面の対角線の長さが40インチ、画質がHD(High Definition、解像度が横1920画素×縦1080)画質である表示装置に表示される画像を視聴者が画面から1.6m離れた位置で見る場合、立体視が可能な最小の視差値(2つの撮影画像のずれ量)は−69画素となり、立体視が可能な最大の視差値は69画素となる。よって、パラメータ設定部15bは、視差画像14bにおける視差値の最大値および最小値を、例えば69および0にそれぞれ設定する。
処理対象領域抽出部15cは、視差画像14bの中心にある被写体領域を、立体視を行う場合の飛び出し量の調整を行う処理対象領域として視差画像14bから抽出する処理部である。画像の中心にある被写体を飛び出し量の調整対象として抽出することにより、最も注目が集まる被写体の立体感を強調することができる。
具体的には、処理対象領域抽出部15cは、視差画像14bの中心点における視差値を検出する。そして、処理対象領域抽出部15cは、検出された視差値と同じ値を有し、視差画像14bの中心点を含む被写体領域を処理対象領域として抽出する。なお、視差画像14bの中心にある被写体領域が無い場合は、飛び出し量の調整は行われない。
例えば、処理対象領域抽出部15cは、処理対象領域の抽出にラベリング処理を用いることができる。このラベリング処理では、処理対象領域抽出部15cは、視差画像14bにおいて、視差値が同一で、かつ、連結している各画素に同一のラベルを付与する。そして、処理対象領域抽出部15cは、視差画像14bの中心点に対応する画素と同一のラベルが付与されたすべての画素を抽出し、それらの画素からなる領域を処理対象領域として抽出する。
なお、被写体に厚みがある場合は、同一の被写体であっても視差値がある程度変化することが想定される。そこで、処理対象領域抽出部15cは、視差画像14bの中心点の視差値に所定の幅を設け、その幅内に視差値があって、かつ、連結している各画素に同一のラベルを付与することにより、処理対象領域を抽出することとしてもよい。
また、処理対象領域抽出部15cは、撮影画像14aの色やテクスチャの情報を用いて処理対象領域を抽出することとしてもよい。具体的には、処理対象領域抽出部15cは、色やテクスチャが共通し、かつ、連結している各画素からなる画素領域を撮影画像14aから抽出し、抽出された画素領域に対応する位置にある視差画像領域を視差画像14bから抽出することとしてもよい。
視差値変更部15dは、視差画像14bにおける視差値を変更する処理部である。具体的には、視差値変更部15dは、パラメータ設定部15bにより設定された範囲内となるよう視差画像14bの視差値を変更する。
図4は、視差画像14bの視差値の変更方法の一例について説明する図である。図4において、D(i,j)は、入力視差画像(視差値変更前の視差画像)の画素(i,j)における視差値であり、D(i,j)は、出力視差画像(視差値変更後の視差画像)の画素(i,j)における視差値であり、din_maxは、入力視差画像の視差値の最大値であり、din_minは、入力視差画像の視差値の最小値であり、ddisp_maxは、パラメータ設定部15bにより設定された視差値の最大値であり、ddisp_minは、パラメータ設定部15bにより設定された視差値の最小値である。
この場合、視差値変更部15dは、値din_maxが値ddisp_maxと一致し、値din_minが値ddisp_minと一致するように、出力視差画像の視差値D(i,j)を、式(1)により変更する。
Figure 2012105172
パラメータ設定部15bは、値ddisp_maxおよび値ddisp_minを立体視が可能な範囲内で設定しているため、式(1)を用いて視差値D(i,j)を変更することにより、入力視差画像のすべての視差値を立体視に有効に利用できるようになる。
また、視差値変更部15dは、処理対象領域抽出部15cにより抽出された処理対象領域の視差値を変更することにより、被写体の飛び出し量の調整を行う。図5は、視差画像28における処理対象領域25の視差値の変更処理の一例について説明する図である。なお、図5では、色が白いほど、視差値が大きくなっている。
図5(a)には、視差画像28の中心点30が示されている。視差値変更部15dは、処理対象領域抽出部15cにより抽出された処理対象領域25の視差値を変更する。これにより、図5(b)に示すように、視差値が修正された処理対象領域29を含む視差画像31が得られる。図5(b)の例では、処理対象領域29の視差値がもとの処理対象領域25の視差値よりも大きい値に修正されている。
ここで、視差値変更部15dは、処理対象領域25の視差値を、図4で説明した最大値ddisp_max以下、最小値ddisp_min以上の範囲で変更する。被写体の飛び出し量を大きくする場合、視差値変更部15dは、処理対象領域25の視差値をもとの視差値よりも大きい値に変更する。例えば、視差値変更部15dは、処理対象領域25の視差値を最大値ddisp_maxに設定する。
あるいは、視差値変更部15dは、GUIを介して処理対象領域25の視差値の入力をユーザから受け付けることとしてもよい。例えば、視差値変更部15dは、表示部12に「立体感強」、「立体感中」、「立体感弱」を表すボタンを表示させ、入力部11(例えば、ポインティングデバイスなど)の操作により、ユーザにいずれかのボタンを押下させ、押下されたボタンに応じて視差値を設定することとしてもよい。
例えば、視差値変更部15dは、「立体感強」を表すボタンが押下された場合、処理対象領域25の視差値を値ddisp_maxに、「立体感中」を表すボタンが押下された場合、処理対象領域25の視差値を値ddisp_max/2に設定する。また、「立体感弱」を表すボタンが押下された場合は、視差値変更部15dは、処理対象領域25の視差値の変更は行わないこととする。
あるいは、視差値変更部15dは、表示部11に「立体感強」から「立体感弱」へ移動するトラックバーを表示させ、入力部11(例えば、ポインティングデバイスなど)の操作により、ユーザに立体感の強弱を選択させることとしてもよい。
この場合、視差値変更部15dは、「立体感強」が選択された場合、処理対象領域25の視差値を値ddisp_maxに設定する。「立体感弱」が選択された場合、視差値変更部15dは、処理対象領域25の視差値の変更を行わない。「立体感強」と「立体感弱」との間の位置がユーザにより選択された場合は、視差値変更部15dは、「立体感強」の位置からの距離に応じて、値ddisp_maxと処理対象領域25のもとの視差値との間の値に処理対象領域25の視差値を設定する。
また、表示部12がタッチパネルディスプレイの場合は、処理対象領域25がユーザにより指定された後、指で画面の上方に向けてドラッグすれば視差値を大きくし、下方に向けてドラッグすれば視差値を小さくするなどしてもよい。
図1の説明に戻ると、大きさ調整部15eは、視差画像14bにおける処理対象領域の大きさ、および、撮影画像14aにおける被写体の大きさが、変更後の視差値に対応する大きさとなるよう調整し、大きさを調整した撮影画像および視差画像を生成する処理部である。
図6は、被写体21の大きさの調整について説明する図である。視差値を変更すると、図6に示すように、立体視を行った場合の被写体21の飛び出し量が変化するが、被写体21がカメラ20に近づいた場合は被写体の大きさがより大きく見えるはずである。よって、被写体21の飛び出し量が変化した場合に、大きさ調整部15eが飛び出し量に応じて被写体21の大きさを調整する。これにより、人は被写体21の奥行き位置が自然なものと感じるようになる。
図7は、撮影画像24aに対する大きさ調整処理について説明する図であり、図8は、視差画像31に対する大きさ調整処理について説明する図である。図8(a)に示す処理対象領域25は、上述したように、処理対象領域抽出部15cにより抽出される。大きさ調整部15eは、図7(a)に示すように、この視差画像領域25に対応する位置にある被写体21の領域を撮影画像24aから抽出する。
そして、大きさ調整部15eは、図7(b)に示すように、撮影画像24aの中心点32を中心にして被写体21の領域を拡大し、拡大された被写体33を含む撮影画像34を生成する。また、大きさ調整部15eは、図8(b)に示すように、視差画像31の中心点30を中心にして処理対象領域25を拡大し、拡大された処理対象領域35を含む視差画像36を生成する。
つぎに、視差画像31における処理対象領域25の大きさ、および、撮影画像24aにおける被写体21の大きさの決定方法について説明する。まず、大きさ調整部15eは、視差値を変更することにより被写体21がカメラ20に対してどれくらい移動したかを示す移動量を算出する。
そのために、被写体21とカメラ20との間の実際の距離Zを式(2)により算出する。
Figure 2012105172
式(2)において、Bは、図2で説明した基線長(単位は、例えば、mm)、Fはカメラの焦点距離(単位は、例えば、ピクセル。)、da_objectは、被写体に対応する処理対象領域のもとの視差値(変更前の視差値)である。なお、焦点距離F[ピクセル]は、カメラの焦点距離[mm]×イメージセンサのピクセルピッチ[ピクセル/mm]で算出される。
また、被写体とカメラとの間の仮想距離Zを式(3)により算出する。仮想距離Zとは、処理対象領域の視差値を変更した結果、視差値の変更に応じて被写体の位置が見かけ上変化した場合の被写体とカメラとの間の仮想的な距離である。
Figure 2012105172
ここで、db_objectは、被写体に対応する処理対象領域の変更後の視差値である。
以上から、視差値を変更することにより、カメラに対して被写体が移動した移動量mv_zは式(4)により算出される。
Figure 2012105172
大きさ調整部15eは、この移動量mv_zを算出し、以下に説明するように、この移動量mv_zに応じて、視差画像14bにおける処理対象領域の大きさ、および、撮影画像14aにおける被写体の大きさを調整する。
具体的には、大きさ調整部15eは、移動量mv_zを算出すると、入出力スクリーン画像系を、入出力画像座標系を介して、カメラ座標系に変換する処理を行う。図9は、座標系の変換について説明する図である。入出力スクリーン画像系とは、図9(a)に示すように、画像の左上隅を原点37とし、原点37を通る水平方向の直線をi軸とし、原点37を通る垂直方向の直線をj軸とした座標系である。i軸では右方向に向かって座標値が増加し、j軸では下方向に向かって座標値が増加する。
入出力画像座標系とは、図9(b)に示すように、画像の中心を原点38とし、原点38を通る画像の水平方向の直線をu軸とし、原点38を通る画像の垂直方向の直線をv軸とした座標系である。u軸では右方向に向かって座標値が増加し、v軸では上方向に向かって座標値が増加する。入出力画像座標系における原点38は、入出力スクリーン画像系における座標値((width−1)/2,(height−1)/2)の点に対応する。ここで、widthは入力画像の水平方向の画素数であり、heightは画像の垂直方向の画素数である。
カメラ座標系とは、図9(c)に示すように、カメラ20の撮像面の中心を原点39とし、原点39を通り、地表面に対して水平方向の直線をX軸とし、原点39を通り、地表面に対して垂直方向の直線をY軸とし、原点39を通り、撮像面に対して垂直方向の直線をZ軸とした左手座標系である。X軸では、右方向に向かって座標値が増加し、Y軸では、上方向に向かって座標値が増加し、Z軸では、被写体21のある方向に向かって座標値が増加する。
ここで、入出力スクリーン画像系(i,j)における入力画像の座標値(i,j)と入出力画像座標系(u,v)における座標値(u,v)との間には式(5)、(6)のような関係がある。
Figure 2012105172
Figure 2012105172
また、入出力画像座標系(u,v)における座標値(u,v)とカメラ座標系(X,Y,Z)における入力画像の座標値X,Yとの間には、式(7)、(8)のような関係がある。
Figure 2012105172
Figure 2012105172
ここで、D(i,j)は、視差画像14bの視差値である。
また、カメラ座標系(X,Y,Z)における入力画像の座標値Zは、式(9)で表される。
Figure 2012105172
大きさ調整部15eは、被写体21の視差値を変更することにより被写体21の飛び出し量が変化した画像を生成するため、さらにカメラ座標系(X,Y,Z)を仮想カメラ座標系の座標値(X,Y,Z)に変換する。具体的には、大きさ調整部15eは、視差値を変更した被写体21の領域について、式(10)を用いて座標変換を行う。
Figure 2012105172
それ以外の領域については、大きさ調整部15eは、カメラ座標系における座標値(X,Y,Z)と仮想カメラ座標系における座標値(X,Y,Z)とを、式(11)のように同じ値に設定する。
Figure 2012105172
これにより、仮想カメラ座標系において、被写体21のみ飛び出し量が調整されることになる。
その後、大きさ調整部15eは、式(12)、(13)を用いることにより、仮想カメラ座標系における座標値X,Yを入出力画像座標系(u,v)における出力画像の座標値(u,v)に変換する。
Figure 2012105172
Figure 2012105172
さらに、大きさ調整部15eは、式(14)、(15)を用いて、入出力画像座標系(u,v)における座標値(u,v)を入出力スクリーン画像系(i,j)における出力画像の座標値(i,j)に変換する。
Figure 2012105172
Figure 2012105172
これにより、図9(b)に示した原点38の位置が、図9(a)に示した原点37の位置に移動する。
さらに、入力画像の画素値I(i,j)と出力画像の画素値I(i,j)との間には、式(16)のような関係がある。
Figure 2012105172
また、入力視差画像の画素値D(i,j)と出力視差画像の画素値D(i,j)との間には、式(17)のような関係がある。
Figure 2012105172
よって、大きさ調整部15eは、出力画像の座標(i,j)における画素値I(i,j)として入力画像の画素値I(i,j)を設定し、出力視差画像の座標(i,j)における画素値D(i,j)として入力視差画像の画素値D(i,j)を設定する。これにより、被写体21の飛び出し量および大きさが調整された出力画像および出力視差画像が得られる。
なお、被写体21の大きさのみを大きくする場合、もとの画像の被写体21以外の領域の画素と被写体21の画素とが重複する。このような場合、大きさ調整部15eは、重複する画素の視差値を比較し、視差値が大きい方の画素値(カメラ20により近い位置にある被写体の画素値)を用いて出力画像および出力視差画像を生成する。
また、被写体21の大きさを小さくする場合、もとの画像の被写体21以外の領域の画素と被写体21の画素との間に隙間ができる。このような場合、大きさ調整部15eは、上下左右の画素の画素値を用いて画素値を補間することにより、出力画像および出力視差画像を生成する。
図1の説明に戻ると、画像生成部15fは、大きさ調整部15eにより生成された撮影画像および視差画像を用いて、撮影画像を視差値の分だけずらした修正画像を生成し、生成した修正画像を記憶部14に修正撮影画像14dとして記憶する処理部である。
具体的には、画像生成部15fは、式(18)を用いて、被写体の大きさが調整された撮影画像を視差値の分だけずらした修正撮影画像14dを生成する。
Figure 2012105172
ここで、I(x,y)は、被写体の大きさが調整された撮影画像の座標(x,y)における画素値であり、O(x+D(x,y),y)は、被写体の大きさが調整された撮影画像を視差値D(x,y)の分だけずらした修正撮影画像14dの座標(x+D(x,y),y)における画素値である。
すなわち、画像生成部15fは、修正撮影画像14dの座標(x+D(x,y),y)における画素値として、被写体の大きさが調整された撮影画像の画素値I(x,y)を設定することにより、撮影画像を視差値の分だけずらした画像を生成することができる。
なお、撮影画像の画素を視差値D(x,y)の分だけずらした場合、もとの画像の画素とずらした画素とが重複する場合がある。このような場合、画像生成部15fは、重複する画素の視差値を比較し、視差値が大きい方の画素値(カメラにより近い位置にある被写体の画素値)を用いて修正撮影画像14dを生成する。また、もとの画像の画素とずらした画素との間に隙間ができる場合がある。このような場合、画像生成部15fは、上下左右の画素の画素値を用いて画素値を補間する。これにより、修正撮影画像14dのすべての画素の画素値が決定される。
このようにして画像生成部15fにより生成された画像を右眼用の画像とし、大きさ調整部15eにより被写体の大きさが調整された撮影画像を左眼用の画像として立体視を行うと、図4を用いて説明した処理によって視差値が立体視可能な範囲に調整されているので、容易に立体視が行える。また、大きさ調整部15eにより被写体の大きさが飛び出し量に応じて調整されているので、違和感がない立体視が可能となる。
立体画像生成部15gは、大きさ調整部15eにより被写体の大きさが調整された撮影画像と、その撮影画像を用いて画像生成部15fにより生成された修正撮影画像14dとから、アナグリフ画像やシャッター眼鏡用インターリーブ画像、視差バリア用画像などの立体視に用いられる画像を生成し、生成した画像を記憶部14に立体画像14eとして記憶する処理部である。
画像出力部15hは、表示部12やネットワークインターフェース部13を介して接続された外部表示装置に画像を出力する処理部である。具体的には、画像出力部15hは、大きさ調整部15eにより被写体の大きさが調整された撮影画像と、その撮影画像を用いて画像生成部15fにより生成された修正撮影画像14dを出力する。または、画像出力部15hは、立体画像生成部15gにより生成された立体画像14eを出力する。
なお、画像出力部15hは、単に表示部12に左眼用の画像と右眼用の画像とを交互に表示させるだけでもよい。また、画像出力部15hは、被写体の飛び出し量および大きさが段階的に異なる複数の撮影画像を、飛び出し量および大きさが小さい方から順に表示部12に表示させることとしてもよい。このような複数の撮影画像は、視差値変更部15dおよび大きさ調整部15eにより生成される。上記のような処理を行うことにより、たとえ表示部12が立体視を行う機能を有していない場合でも、ユーザに立体感を感じさせることができる。
次に、本実施例に係る画像生成処理の処理手順について説明する。図10は、本実施例に係る画像生成処理の処理手順を示すフローチャートである。図10に示すように、まず、画像生成装置10の画像データ取得部15aは、撮影画像14aと視差画像14bとを取得する(ステップS1)。
そして、パラメータ設定部15bは、画像を生成する際の演算に必要なパラメータを設定する(ステップS2)。続いて、視差値変更部15dは、視差画像14bの視差値が立体視可能な視差値の範囲内となるよう視差画像14bの各画素の視差値を調整する(ステップS3)。
その後、処理対象領域抽出部15cは、視差値および大きさの調整対象となる処理対象領域を視差画像14bから抽出する(ステップS4)。そして、視差値変更部15dは、抽出された処理対象領域の視差値を変更することにより、立体視する際の被写体の飛び出し量を調整する(ステップS5)。
続いて、大きさ調整部15eは、撮影画像における被写体、および、視差画像における処理対象領域の大きさを視差値の変更量に応じて調整する(ステップS6)。そして、画像生成部15fは、大きさ調整部15eにより大きさが調整された撮影画像および視差画像を用いて、その撮影画像を視差値の分だけずらした修正撮影画像14dを生成する(ステップS7)。
その後、立体画像生成部15gは、大きさ調整部15eにより大きさが調整された撮影画像と、その撮影画像を用いて画像生成部15fにより生成された修正撮影画像14dとから、アナグリフ画像やシャッター眼鏡用インターリーブ画像、視差バリア用画像などの立体視に用いられる立体画像14eを生成する(ステップS8)。
そして、画像出力部15hは、大きさ調整部15eにより被写体の大きさが調整された撮影画像と画像生成部15fにより生成された修正撮影画像14d、あるいは、立体画像生成部15gにより生成された立体画像14eを表示部12や外部表示装置に出力する(ステップS9)。その後、この画像生成処理は終了する。
このように、実施例1によれば、立体視する際の被写体の飛び出し量を立体視がしやすい範囲で変更できるとともに、変更後の飛び出し量に応じて被写体の大きさを調整することにより、違和感なく立体感を強調した立体画像を生成することができる。
なお、本実施例では、視差画像14bの各画素の視差値が立体視可能な視差値の範囲内となるように、視差値変更部15dが視差値を調整することとしたが、視差画像14bの視差値の各画素の視差値が立体視可能な視差値の範囲内に収まっている場合には、この調整を行わないこととしてもよい。
また、本実施例では、被写体とカメラとの間の位置関係の情報を用いて撮影画像14aにおける被写体の大きさ、および、視差画像14bにおける処理対象領域の大きさを算出することによりそれらの大きさを調整することとしたが、バイリニア法やバイキュービック法を用いて被写体および処理対象領域の大きさを調整することとしてもよい。
また、本実施例では、パラメータ設定部15bが、視差値の最大値や最小値、カメラの焦点距離、カメラの光軸間の基線長などを設定することとしたが、視差画像14bの視差値が立体視可能な視差値の範囲内となるよう各画素の視差値を調整する処理や、被写体とカメラとの間の位置関係の情報を用いて撮影画像14aおよび視差画像14bにおける被写体領域の大きさを算出する処理を行わない場合は、それらのパラメータを設定しなくてもよい。
また、本実施例では、大きさ調整部15eが、視差画像14bにおける処理対象領域の大きさ、および、撮影画像14aにおける被写体の大きさを調整することとしたが、処理対象領域の大きさについては必ずしも調整する必要はない。画像生成部15fは、被写体の大きさが調整された撮影画像を視差値の分だけずらした修正撮影画像14dを生成するが、処理対象領域の大きさを調整しない場合、撮影画像において大きさが調整された被写体の領域については、例えば、大きさを調整していない処理対象領域の視差値を検出し、検出した視差値の分だけ大きさが調整された被写体の領域をずらすことにより修正撮影画像14dを生成すればよい。
さらに、本実施例では、水平方向に離れた2つのカメラで撮影された撮影画像14bに対する画像処理について説明したが、垂直方向に離れた2つのカメラで撮影された撮影画像に対しても本実施例で説明した画像処理を容易に適用することができる。
実施例2では、被写体が撮影画像の中心以外にある場合に、飛び出し量および大きさの調整対象となる処理対象領域を抽出する処理について説明する。なお、実施例2における画像生成装置は、図1に示した画像生成装置10と、処理対象領域抽出部15c、および、大きさ調整部15eの処理内容が異なるだけであるので、以下では実施例1の画像生成装置10と異なる点についてのみ説明することとする。
図11は、飛び出し量および大きさの調整対象となる被写体40の領域が中心41にない撮影画像42の一例を示す図である。このような場合、実施例2における処理対象領域抽出部15cは、視差画像14bの視差値分布を用いて処理対象領域を抽出する。図12は、視差画像14bの視差値分布の取得方法について説明する図である。
処理対象領域抽出部15cは、入力部11を用いてユーザから指定された被写体の視差値の情報を視差画像43から取得する。この視差値は、ユーザが飛び出し量を調整しようとしている被写体46の画像領域の視差値である。
ユーザが被写体46を指定する方法としては、GUI(Graphical User Interface)を用いる方法と、座標値を指定する方法などがある。GUIを用いる方法とは、表示部12に表示された撮影画像の被写体46の一部をユーザがポインティングデバイスなどで指定するものである。表示部12がタッチパネルディスプレイである場合には、ユーザはタッチパネルディスプレイに表示された撮影画像の被写体46の一部をタッチすることにより被写体46が指定される。座標値を指定する方法とは、被写体46の画像領域に含まれる画素の座標を指定するものである。
その後、処理対象領域抽出部15cは、ユーザにより指定された被写体の視差値と同じ視差値を有する画素を抽出し、抽出した画素の数を視差画像43の垂直方向に累積した累積値を、視差画像43の各水平位置において算出する。例えば、ユーザにより指定された被写体の視差値が80である場合、処理対象領域抽出部15cは、視差値が80である画素を抽出し、抽出した画素の数を視差画像43の垂直方向に累積した累積値を算出する。これにより、処理対象領域抽出部15cは、図12に示すように、視差画像43の水平方向に沿って累積値が変化するヒストグラム(射影ヒストグラム)を生成することができる。
なお、射影ヒストグラムS(i)は、式(19)、(20)で表される。
Figure 2012105172
Figure 2012105172
ここで、heightは、視差画像43の垂直方向の画素数であり、D(i,j)は、視差画像43の座標(i,j)における視差値であり、duser_objectは、ユーザにより指定された被写体46の視差値であり、doffsetは、視差値duser_objectのオフセット値であり、F(i,j)は、D(i,j)が式(20)の条件を満たすときに1、式(20)の条件を満たさないときに0となる関数である。
オフセット値doffsetは、被写体に奥行きがあることを考慮して導入されるものである。すなわち、被写体の奥行きにより被写体領域の視差値が変化する場合にはオフセット値doffsetとして所定の値が設定され、被写体に奥行きが無い場合、すなわち、ユーザにより指定された被写体領域の視差値が一様である場合にはオフセット値doffsetは0でよい。
射影ヒストグラムS(i)が得られると、処理対象領域抽出部15cは、累積値が所定の閾値rを超えた領域を抽出し、その領域内からユーザにより指定された被写体の視差値を有する画素群を、飛び出し量の調整対象とする処理対象領域として抽出する。閾値rは、ユーザにより指定された被写体の画像領域内の画素ではないが、その被写体の視差値と同一の視差値を有する画素の影響を除去するために設定されるものである。
なお、累積値が所定の閾値rを超えた領域が複数ある場合には、処理対象領域抽出部15cは、ユーザから指定された被写体の領域のみを処理対象領域として抽出する。図12の例では、被写体領域44がユーザにより指定されたものとすると、閾値rを超えた領域に含まれる被写体領域44、45のうち被写体領域44だけが処理対象領域として抽出される。
また、処理対象領域抽出部15cは、表示部12に表示された視差画像14bにおいて、ポインティングデバイスなどで処理対象領域の輪郭線や、処理対象領域が含まれる領域の指定をユーザから直接受け付けることとしてもよい。そして、処理対象領域抽出部15cは、指定された輪郭線あるいは領域内にあり、同一の視差値からなる連結した画素領域を処理対象領域として抽出する。
以上の処理により、飛び出し量を変更したい被写体が画像の中心にない場合でも被写体を適切に抽出できる。また、飛び出し量の変更をユーザが望んでいない画像領域が処理対象領域として選択されてしまうことを防止することができる。さらに、視差画像14bの水平方向の各位置における視差値の分布を用いて処理対象領域を抽出するので、例えば、水平方向の異なる位置に複数の人物がいるような場合に、飛び出し量を変更したい特定の人物の画像領域を処理対象領域として容易に抽出できる。
処理対象領域が抽出されると、視差値変更部15dは、実施例1で説明したようにして、処理対象領域の視差値を変更し、被写体の飛び出し量を調整する。そして、大きさ調整部15eは、変更後の視差値に応じて、被写体および処理対象領域の大きさを調整する。
実施例2の大きさ調整部15eは、被写体を被写体の重心位置を中心として拡大し、処理対象領域を処理対象領域の重心位置を中心として拡大する。これにより、相似形のまま被写体および処理対象領域を拡大することができ、被写体の形状のゆがみを防止することができる。図13は、重心位置を中心とした被写体の拡大処理について説明する図である。図13(a)に示す撮影画像48には、被写体49の重心位置50が示されている。
図13(a)に示すように、実施例2の大きさ調整部15eは、被写体49の重心位置50を中心として被写体49を拡大する。図13(b)に示す撮影画像51には、このようにして拡大された被写体52が示されている。なお、処理対象領域の拡大についても同様の処理が行われる。
重心位置50を中心として被写体49を拡大する場合、実施例1における式(5)、(6)は、それぞれ式(21)、(22)で置き換えられる。
Figure 2012105172
Figure 2012105172
ここで、gは、入出力スクリーン画像系(i,j)における被写体49の重心位置50のi座標の値、gは、入出力スクリーン画像系(i,j)における被写体49の重心位置50のj座標の値である。
また、実施例1における式(14)、(15)は、以下の式で置き換えられる。
Figure 2012105172
Figure 2012105172
このような式を用いることにより、実施例1と同様、被写体の飛び出し量を調整し、飛び出し量に応じて撮影画像の被写体および視差画像の処理対象領域の大きさを変更することができる。これにより、立体視する際に違和感が生じることを防止できる。
このように、実施例2によれば、飛び出し量を変更したい被写体が画像の中心にない場合でも被写体を適切に抽出でき、変更後の飛び出し量に応じて被写体の大きさを調整することにより、違和感なく立体感を強調した立体画像を生成することができる。
実施例3では、被写体および処理対象領域の大きさを調整する場合に、被写体および処理対象領域が画像からはみ出すことを防止する処理について説明する。なお、処理対象領域の検出処理は、例えば、実施例2で説明したような方法で行うことができる。実施例2とは、大きさ調整部15eの処理内容が異なるだけであるので、以下では実施例2と異なる点についてのみ説明することとする。
図14および図15は、被写体が画像からはみ出す例を示した図である。図14(a)に示す撮影画像53では、大きさが調整される被写体54は撮影画像53の下方にある。この場合、被写体54の重心位置55を中心として被写体54が拡大されると、図14(b)に示すように、拡大された被写体56が撮影画像53の外にはみ出してしまう。
また、図15(a)に示す撮影画像57では、大きさが調整される被写体58は撮影画像57の上方にある。この場合も、被写体58の重心位置59を中心として被写体58が拡大されると、図15(b)に示すように、拡大された被写体60が撮影画像57の外にはみ出してしまう。
そこで、実施例3の大きさ調整部15eは、被写体の重心位置に応じて被写体を拡大する場合の中心点を変更する処理を行う。図16および図17は、被写体の拡大の中心点を変更する処理について説明する図である。
図16(a)に示すように、被写体54が撮影画像53の下方にある場合には、大きさ調整部15eは、被写体54の重心位置55(図9(a)に示したような入出力スクリーン画像系における座標(g,g)の位置)を通る垂線と撮影画像53の下辺との交点61(入出力スクリーン画像系における座標値(g,height−1)の点。ここで、heightは、撮影画像53の縦方向の画素数)を中心として被写体54を拡大する。その結果、図16(b)に示すように、被写体56が撮影画像53内に収まるようにすることができる。
また、図17(a)に示すように、被写体58が撮影画像57の上方にある場合には、大きさ調整部15eは、被写体58の重心位置59(入出力スクリーン画像系における座標(g,g)の位置)を通る垂線と撮影画像58の上辺との交点62(入出力スクリーン画像系における座標値(g,0)の点)を中心として被写体58を拡大する。その結果、図17(b)に示すように、被写体60が撮影画像57内に収まるようにすることができる。なお、処理対象領域の拡大についても同様の処理が行われる。
なお、被写体が撮影画像の上方にあるのか、下方にあるのかは被写体の重心位置に基づいて判定される。図18は、撮影画像63における被写体64の位置判定処理について説明する図である。図18に示すように、撮影画像63は、上部領域66、中部領域67、下部領域68の3つの領域に3等分にされる。
大きさ調整部15eは、被写体64の重心位置65が下部領域68に位置する場合(入出力スクリーン画像系における重心位置65のj座標の値gがheight×2/3よりも大きい場合)には、被写体64が撮影画像63の下方にあると判定し、図16で説明した拡大処理を行う。
また、大きさ調整部15eは、被写体64の重心位置65が上部領域66に位置する場合(入出力スクリーン画像系における重心位置65のj座標の値gがheight/3よりも小さい場合)には、被写体64が撮影画像63の上方にあると判定し、図17で説明した拡大処理を行う。
また、大きさ調整部15eは、被写体64の重心位置65が中部領域67に位置する場合(入出力スクリーン画像系における重心位置65のj座標の値gがheight/3以上で、かつ、height×2/3以下である場合)、被写体64が撮影画像63の中央部にあると判定し、被写体64の重心位置65を中心として被写体64を拡大する処理を行う。
被写体64が撮影画像63の下方にあると判定された場合、実施例1における式(5)、(6)は、式(25)、(26)で置き換えられる。
Figure 2012105172
Figure 2012105172
また、実施例1における式(14)、(15)は、式(27)、(28)で置き換えられる。
Figure 2012105172
Figure 2012105172
被写体64が撮影画像63の上方にあると判定された場合、実施例1における式(5)、(6)は、式(29)、(30)で置き換えられる。
Figure 2012105172
Figure 2012105172
また、実施例1における式(14)、(15)は、式(31)、(32)で置き換えられる。
Figure 2012105172
Figure 2012105172
さらに、被写体64が撮影画像63の中央部にあると判定された場合、実施例1における式(5)、(6)は、式(33)、(34)で置き換えられる。
Figure 2012105172
Figure 2012105172
また、実施例1における式(14)、(15)は、式(35)、(36)で置き換えられる。
Figure 2012105172
Figure 2012105172
このような式を用いることにより、実施例1と同様、被写体の飛び出し量を調整し、飛び出し量に応じて撮影画像の被写体および視差画像の処理対象領域の大きさを変更することができる。そして、これにより、立体視する際に違和感が生じることを防止できる。
なお、ここでは、撮影画像63を上部領域66、中部領域67、下部領域68に3等分し、被写体64の重心位置65が含まれる領域を判定することとしたが、撮影画像63を任意の割合で3つの領域に分割することとしてもよい。
このように、実施例3によれば、被写体および処理対象領域の大きさを調整する場合に、被写体および処理対象領域が画像からはみ出すことを防止できるとともに、変更後の飛び出し量に応じて被写体および処理対象領域の大きさを調整することにより、違和感なく立体感を強調した立体画像を生成することができる。
さて、これまで画像生成装置10および画像生成方法の実施形態を中心に説明を行ったが、本発明はこれらの実施形態に限定されるものではなく、画像生成装置10の機能を実現するためのコンピュータプログラムとしての形態、あるいは、当該コンピュータプログラムが記録されたコンピュータ読み取り可能な記録媒体の形態として本発明が実施されることとしてもよい。
ここで、記録媒体としては、ディスク系(例えば、磁気ディスク、光ディスク等)、カード系(例えば、メモリカード、光カード等)、半導体メモリ系(例えば、ROM、不揮発性メモリ等)、テープ系(例えば、磁気テープ、カセットテープ等)等、さまざまな形態のものを採用することができる。
これら記録媒体に上述した本実施形態の画像生成装置10の機能を実現させるコンピュータプログラム、または、画像生成方法をコンピュータに実行させるコンピュータプログラムを記録して流通させることにより、コストの低廉化、及び可搬性や汎用性を向上させることができる。
そして、コンピュータに上記記録媒体を装着し、コンピュータにより記録媒体に記録されたコンピュータプログラムを読み出してメモリに格納し、コンピュータが備えるプロセッサ(CPU:Central Processing Unit、MPU:Micro Processing Unit)が当該コンピュータプログラムをメモリから読み出して実行することにより、本実施形態に係る画像生成装置10の機能を実現し、画像生成方法を実行することができる。
また、本発明は上述した実施形態に限定されず、本発明の要旨を逸脱しない範囲内で各種の変形、修正が可能である。
10…画像生成装置、11…入力部、12…表示部、13…ネットワークインターフェース部、14…記憶部、14a、24a、24b、28、42、48、53、57、63…撮影画像、14b、28、31、36、43…視差画像、14c…演算パラメータ、14d…修正撮影画像、14e…立体画像、15…制御部、15a…画像データ取得部、15b…パラメータ設定部、15c…処理対象領域抽出部、15d…視差値変更部、15e…大きさ調整部、15f…画像生成部、15g…立体画像生成部、15h…画像出力部、20、20a、20b…カメラ、21〜23、46…被写体、25、29、35、49、54、56、58、60、64…処理対象領域、26、27…視差画像領域、30…視差画像の中心点、32、41…撮影画像の中心点、37〜39…原点、44、45…被写体領域、50、55、59、65…重心位置、61、62…交点、66…上部領域、67…中部領域、68…下部領域。

Claims (10)

  1. 立体視用の画像を生成する画像生成装置であって、
    被写体を撮影した撮影画像と該撮影画像に対応する視差画像とを記憶する記憶部と、
    前記記憶部に記憶された視差画像内から前記被写体に対応する処理対象領域を抽出する処理対象領域抽出部と、
    前記処理対象領域抽出部により抽出された処理対象領域の視差値を変更する視差値変更部と、
    前記視差値変更部により変更された視差値に基づいて、前記撮影画像における前記処理対象領域に対応する被写体の大きさを調整する大きさ調整部と、
    前記大きさ調節部により前記被写体の大きさが調整された撮影画像に基づいて、前記立体視用の画像を生成する画像生成部と、
    を備えることを特徴とする画像生成装置。
  2. 前記処理対象領域抽出部は、前記視差画像の視差値分布に基づいて前記処理対象領域を抽出することを特徴とする請求項1に記載の画像生成装置。
  3. 前記視差値分布は、前記視差画像の水平方向の各位置における視差値の分布であることを特徴とする請求項2に記載の画像生成装置。
  4. 前記大きさ調整部は、前記被写体の重心位置を中心として、前記撮影画像における前記被写体の大きさを調整することを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の画像生成装置。
  5. 前記大きさ調整部は、前記被写体の重心位置に基づいて、前記撮影画像における前記被写体の大きさを調整する際の中心点の位置を変更することを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の画像生成装置。
  6. 前記処理対象領域抽出部は、前記視差画像の中心部にある前記被写体に対応する領域を前記処理対象領域として抽出することを特徴とする請求項1に記載の画像生成装置。
  7. 前記処理対象領域を指定する入力をユーザから受け付ける入力部をさらに備え、前記処理対象領域抽出部は、前記入力部により受け付けられた前記入力に基づいて前記処理対象領域を抽出することを特徴とする請求項1に記載の画像生成装置。
  8. 立体視用の画像を生成する画像生成方法であって、
    被写体を撮影した撮影画像と該撮影画像に対応する視差画像とを記憶する記憶部に記憶された該視差画像内から前記被写体に対応する処理対象領域を抽出する処理対象領域抽出ステップと、
    前記処理対象領域抽出ステップにおいて抽出された処理対象領域の視差値を変更する視差値変更ステップと、
    前記視差値変更ステップにおいて変更された視差値に基づいて、前記撮影画像における前記処理対象領域に対応する被写体の大きさを調整する大きさ調整ステップと、
    前記大きさ調節ステップにおいて前記被写体の大きさが調整された撮影画像に基づいて、前記立体視用の画像を生成する画像生成ステップと、
    を含むことを特徴とする画像生成方法。
  9. 請求項8に記載の画像生成方法をコンピュータに実行させることを特徴とするコンピュータプログラム。
  10. 請求項9に記載のコンピュータプログラムを記録したことを特徴とするコンピュータが読み取り可能な記録媒体。
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