JP2012104394A - 発電システム及びその運転方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】 従来の発電システムでは、電力系統から供給される電力の上限値(例えば、契約電力)を超えるおそれがあるような、外部電力負荷の消費電力が大きい状態が継続すると、発電システムは、その間、起動できない。
【解決手段】 外部電力負荷5に電力を供給する発電システム100であって、発電システム100の起動電力と外部電力負荷5の消費電力との合計が電力系統101から受電可能な上限電力を超える場合に、発電システム100の起動電力を制限する起動動作を実行する制御器3とを備える。
【選択図】 図1
【解決手段】 外部電力負荷5に電力を供給する発電システム100であって、発電システム100の起動電力と外部電力負荷5の消費電力との合計が電力系統101から受電可能な上限電力を超える場合に、発電システム100の起動電力を制限する起動動作を実行する制御器3とを備える。
【選択図】 図1
Description
本発明は、燃料電池、ガスエンジン等の発電システム及びその運転方法に関する。
従来、燃料電池やガスエンジン等に例示される発電システムにおいて、発電システムの起動に必要となる起動電力と発電システムの外部電力負荷の消費電力が、契約電力を超えてしまうとブレーカーが落ちてしまい、結局、発電システムの起動停止を余儀なくされる。このような発電システムの起動時にブレーカーが落ちることを抑制するため、発電システムの起動電力と外部電力負荷の消費電力の合計が契約電力を超えてしまう場合には、起動を実行しない発電システムが提案されている(例えば、特許文献1参照)。
しかしながら、上記特許文献1記載に開示されている発電システムでは、発電システムを起動すると電力系統から供給される電力の上限値(例えば、契約電力)を超えるおそれがあるような、外部電力負荷の消費電力が大きい状態が継続すると、発電システムは、その間、起動できないという第1の課題がある。
また、上記従来の発電システムにおいて、発電システムの起動前に電力系統からの上限電力を超えるおそれがないと判断して、発電システムの起動を開始しても、その後、外部電力負荷の消費電力量が増加して上限電力を超えてしまった場合、発電システムの起動が停止されるという第2の課題がある。
本発明は、前記従来の第1の課題及び第2の課題の少なくともいずれか一方を解決するもので、従来よりも起動性が向上する電力供給システム及び電力供給システム制御装置を提供することを目的とする。
従来の課題を解決するために、本発明の発電システムは、外部電力負荷に電力を供給する発電システムであって、前記発電システムの起動電力と外部電力負荷の消費電力との合計が電力系統から受電可能な上限電力を超える場合に、前記発電システムの起動電力を制限する起動動作を実行する制御器とを備える。
また、本発明の発電システムの運転方法は、外部電力負荷に電力を供給する発電システムの運転方法であって、前記発電システムの起動電力と外部電力負荷の消費電力との合計が電力系統から受電可能な上限電力を超える場合に、前記発電システムの起動電力を制限する起動動作を実行することを特徴とする。
本発明の発電システム及び発電システムの運転方法によれば、従来の発電システムに比して起動性を向上しながら、電力系統からの上限電力を超えることが抑制される。
(実施の形態1)
実施の形態1の発電システムは、外部電力負荷に電力を供給する発電システムであって、前記発電システムが起動するときに、前記発電システムの起動電力と外部電力負荷の消費電力との合計が電力系統から受電可能な上限電力を超えると予測されると、前記発電システムの起動電力を制限する起動処理を実行する制御器とを備える。
実施の形態1の発電システムは、外部電力負荷に電力を供給する発電システムであって、前記発電システムが起動するときに、前記発電システムの起動電力と外部電力負荷の消費電力との合計が電力系統から受電可能な上限電力を超えると予測されると、前記発電システムの起動電力を制限する起動処理を実行する制御器とを備える。
かかる構成により、従来の発電システムに比べて起動性を向上しながら、電力系統からの上限電力を超えることが抑制される。
ここで、発電システムが起動するときとは、発電システムの起動を控えているとき、及び発電システムの起動動作を行っているときの少なくともいずれか一方を意味する。
制御器は、上限電力を超えると予測されると、相対的に起動電力が小さい第2の起動モードで起動動作を実行し、上限電力を超えないと予測されると、相対的に起動電力が大きい第1の起動モードで起動動作を実行してもよい。
上記発電システムは、上記上限電力を超えた場合に、電力系統からの電力供給が遮断される形態もしくは電力系統からの電力供給が遮断されず、上限電力以下の範囲で継続的に電力系統から電力供給が継続される形態のいずれに適用してもよい。
次に、本実施の形態の発電システム100の詳細について説明する。
図1は、実施の形態1の発電システム100の概略構成の一例を示すブロック図である。
図1に示すように、本実施の形態の発電システム100は、発電機1、内部電力負荷2、制御器3、及び電力検知器6を備える。
発電機1は、電力を発生する機器であり、その形態は任意である。例えば、発電機1としては、ガスエンジン発電機、及び燃料電池等が挙げられる。内部電力負荷2は、発電システム100を起動させるために動作する。内部電力負荷2としては、ガスエンジン、燃料電池または改質器を加熱する燃焼器に燃料ガスを供給する燃料ガス供給器、ガスエンジンまたは燃料電池に空気を供給する空気供給器、燃料電池を冷却する冷却水を加熱するヒーター、及び燃料電池に水素を供給する水素生成装置内の反応器(例えば、変成器)を加熱するヒーター等が例示される。
制御器3は、発電システム100を制御する。制御器3は、制御機能を有するものであればよく、演算処理部(図示せず)と、制御プログラムを記憶する記憶部(図示せず)とを備える。そして、記憶部に格納された所定のソフトウェアによって、予測器3aが実現されている。予測器3aは、発電システムを起動するときに、発電システムの起動電力及び外部電力負荷の消費電力との合計が電力系統から受電可能な上限電力を超えるか否かを予測する。予測の形態としては、例えば、過去の使用履歴からの予測等が挙げられるが、どのような態様であってもよい。演算処理部としては、MPU、CPUが例示される。記憶部としては、メモリが例示される。制御器3は、集中制御を行う単独の制御器で構成されていてもよく、互いに協働して分散制御を行う複数の制御器で構成されていてもよい。
電力検知器6は、発電システム100と電力系統101が連系する連系点よりも電力系統101側の電路に設けられている。電力検知器6は、外部電力負荷5及び発電システム100の内部電力負荷2の少なくともいずれか一方に供給される電流値を検知する。なお、外部電力負荷5としては、例えば、家庭で使用する電気機器が挙げられる。
発電システム100は、上記外部電力負荷5に発電した電力を供給する。
次に、発電システム100の実施例について説明する。
[実施例1]
実施例1の発電システムは、制御器は、起動を控えているときに発電システムの起動電力と外部電力負荷の消費電力との合計が電力系統から受電可能な上限電力を超えると予測されると、相対的に起動電力が小さい第2の起動モードで起動動作を実行する。
実施例1の発電システムは、制御器は、起動を控えているときに発電システムの起動電力と外部電力負荷の消費電力との合計が電力系統から受電可能な上限電力を超えると予測されると、相対的に起動電力が小さい第2の起動モードで起動動作を実行する。
また、制御器は、起動を控えているときに上記合計が上記上限電力を超えないと予測されると、相対的に起動電力が大きい第1の起動モードで起動動作を実行する。
図2は、実施例1の発電システム100の概略構成の一例を示す図である。
図2に示すように、発電システム100は、燃料電池システムである。燃料電池システムは、水素生成装置10、酸化剤ガス供給器15、燃料電池16、冷媒流路18、及び電気ヒーター17を備える。また、水素生成装置10は、水素を含む水素含有ガスを生成する機器であり、改質器11、CO低減器12、及び電気ヒーター13を備える。改質器11は原料を用いて改質反応により水素含有ガスを生成し、CO低減器12は、水素含有ガス中の一酸化炭素を低減し、電気ヒーター13は、CO低減器12を加熱する。
CO低減器12は、シフト反応により一酸化炭素を低減する変成器、及び酸化反応により一酸化炭素を低減するCO除去器の少なくともいずれか一方である。
酸化剤ガス供給器15は、酸化剤ガスを燃料電池16に供給するための機器であり、例えば、ブロア、ファン等で構成される。本実施例では、酸化剤ガス供給器16は、酸化剤ガスとして空気を供給する。燃料電池16は、水素生成装置10から供給される水素含有ガスと酸化剤ガス供給器16から供給される酸化剤ガスを用いて発電する。
冷媒流路18は、燃料電池16の発電に伴う排熱を回収する冷媒が流れる流路である。冷媒としては、水、不凍液等が例示される。電気ヒーター17は、冷媒流路18に設けられ、冷媒を加熱する。
ここで、電気ヒーター13及び電気ヒーター17は、内部電力負荷2に含まれる。
次に、発電システム100の起動を控えているときの動作の一例について説明する。
次に、発電システム100の起動を控えているときの動作の一例について説明する。
図3は、本実施例の発電システム100の動作を示すフロー図である。
図3に示すように、まず、発電システム100の起動を控えているとき、制御器3は、電力検知器6から外部電力負荷5で使用されている電力(消費電力)を取得する(ステップS201)。
図3に示すように、まず、発電システム100の起動を控えているとき、制御器3は、電力検知器6から外部電力負荷5で使用されている電力(消費電力)を取得する(ステップS201)。
ここで、発電システム100の起動を控えているときとは、発電システム101の起動要求が発生したとき及び起動予定を控えているときの少なくともいずれか一方を意味する。また、起動要求が発生した場合とは、例えば、予め設定された発電システム101の起動開始時刻になった場合や使用者がリモコン(図示せず)を操作して発電システム101の起動開始を指示したような場合等が挙げられる。さらに、起動予定を控えている場合とは、例えば、予め設定された発電システム100の起動開始時刻が近づいている場合等が挙げられる。
例えば、起動開始時刻の所定時間前(例えば、1分前)になると、電力検知器6から外部電力負荷5で使用されている消費電力を取得する。上記所定時間は、起動を開始した時の外部電力負荷5の消費電力が予測可能な時間として設定される。
次に、予測器3aは、ステップS202で取得した外部電力負荷5の消費電力と発電システム100の起動電力との合計が、電力系統101からの使用可能な上限電力P1を超えるか否かを判定する(ステップS202)。
ここで、起動電力とは、発電システム100を第1の起動モードで起動したときに必要な電力を意味する。具体的には、第1の起動モードにおける内部電力負荷2の消費電力であり、その値は、適宜設定される。起動電力は、例えば、第1の起動モードにおける内部電力負荷2の最大消費電力であってもよく、第1の起動モードの起動初期に動作する内部電力負荷2の消費電力であってもよい。また、上限電力P1としては、例えば、電力会社との契約上使用できる最大電力である契約電力であってもよく、また、ブレーカー契約により設定されたブレーカーが落ちる電力であってもよい。
消費電力と起動電力の合計が、上限電力P1を超える場合(ステップS202でYes)には、ステップS204に進み、上限電力P1以下である場合(ステップS202でNo)には、ステップS203に進む。
ステップS203では、制御器3は、第1の起動モードを選択し、発電システムの起動を開始する(ステップS205)。一方、ステップS204では、制御器3は、第2の起動モードを選択し、発電システムの起動を開始する(ステップS205)。ここで、第1の起動モードとは、発電システム100の起動電力が相対的に大きい発電システム100の起動モード(起動方法)をいい、第2の起動モードとは、発電システム100の起動電力が相対的に小さい発電システム100の起動モード(起動方法)をいう。例えば、第1の起動モードは、第2の起動モードに比べて、内部電力負荷2に供給する電力を大きく、より速やかに発電システム101の起動動作が完了する起動モードである。
発電システム100は、起動動作において電気ヒーター13が動作して、CO低減器12を昇温するよう構成されている。また、起動動作において電気ヒーター17が動作するとともに、冷媒流路18内の冷媒が循環して、燃料電池16を昇温する。
制御器3は、内部電力負荷2のうち少なくとも電気ヒーター13及び17の出力を、第2の起動モードの方が第1の起動モードよりも小さくなるよう制御して、起動動作を実行する。このため、本実施例の発電システム101は、起動時に昇温動作を必要としない発電システムに比べ、電力供給システム100の制御装置110の制御により得られる起動性向上の効果が、特に顕著となる。
[実施例2]
実施例2の発電システムは、制御器は、起動動作を行っているときに発電システムの起動電力と外部電力負荷の消費電力との合計が電力系統から受電可能な上限電力を超えると予測されると、相対的に起動電力が小さい第2の起動モードで起動動作を実行する。
実施例2の発電システムは、制御器は、起動動作を行っているときに発電システムの起動電力と外部電力負荷の消費電力との合計が電力系統から受電可能な上限電力を超えると予測されると、相対的に起動電力が小さい第2の起動モードで起動動作を実行する。
また、制御器は、起動動作を行っているときに上記合計が上記上限電力を超えないと予測されると、相対的に起動電力が大きい第1の起動モードで起動動作を実行する。
本実施例の発電システム100の概略構成は、実施例1と同様であるので、その説明を省略する。
次に、発電システム100の起動動作を行っているときの動作の一例について説明する。
図4は、本実施例の発電システム100が第1の起動モードで起動動作を行っているときのフロー図である。
図4に示すように、まず、発電システム100が第1の起動モードでの起動動作中において、制御器3は、電力検知器6から発電システム100及び外部電力負荷5で使用されている電力(消費電力)を取得する(ステップS301)。
次に、発電システム100の起動動作中において、外部電力負荷5の消費電力と発電システム100の消費電力(具体的には、内部電力負荷2の消費電力)との合計値が電力閾値P2以上であるか否かを判定し(ステップS302)、上記合計値が、電力閾値P2未満である場合(ステップS302でNo)、制御器3は、相対的に起動電力の大きい第1の起動モードでの起動動作を継続する(ステップS303)。一方、上記合計値がP2以上であると判定された場合(ステップS302でYes)、制御器3は、相対的に起動電力の小さい第2の起動モードに変更して、起動動作を実行する(ステップS304)。
ここで、電力系統101からの電力供給が上限電力P1を超えると、電力系統101からの電力供給が遮断されるのであれば、上限電力P2は、発電システム100の起動動作を中断させない(継続させる)観点から、上限電力P1よりも低い電力であることが好ましい。
一方、電力系統101から受電する電力が上限電力P1を超えても、電力系統101からの電力供給が遮断されないのであれば、上限電力P2は、ステップS302の閾値として上限電力P1と同じ値を設定してもよいし、これより小さい値を設定しても構わない。
図5は、本実施例の発電システム100が第2の起動モードで起動動作を行っているときのフロー図である。
図5は、本実施例の発電システム100が第2の起動モードで起動動作を行っているときのフロー図である。
図5に示すように、まず、発電システム100が第2の起動モードでの起動動作中において、制御器3は、外部電力負荷5で使用されている電力(消費電力)の値を取得する(ステップS501)。ここで、外部電力負荷5の消費電力は、電力検知器6より取得された消費電力から発電システム100の消費電力(具体的には、内部電力負荷2の消費電力)を減算して求める。内部電力負荷2の消費電力の把握の方法は任意である。例えば、制御器3が、自身が内部電力負荷2へ出力する制御値に基づき内部電力負荷2の消費電力を算定する形態であってもよい。また、制御器3が、図示されない電力検知器から内部電力負荷2への入力電力を取得する形態であってもよい。
次に、発電システム100の起動動作中において、外部電力負荷5の消費電力と起動電力との合計値が上限電力P1を超えるか否かを判定する(ステップS402)。ここで、上限電力P1と起動電力の定義は、実施例1と同様であるので、詳細な説明は省略する。
上記合計値が、上限電力P1以下である場合(ステップS402でNo)、制御器3は、相対的に起動電力の大きい第1の起動モードに変更して、起動動作を実行する(ステップS403)。一方、上記合計値が上限電力P1を超えると判定された場合(ステップS402でYes)、制御器3は、相対的に起動電力の小さい第2の起動モードでの起動動作を継続する(ステップS404)。なお、本実施例の発電システム100も、実施例1と同様に、制御器3が、内部電力負荷2のうち少なくとも電気ヒーター13及び17の出力を、第2の起動モードの方が第1の起動モードよりも小さくなるよう制御して、起動動作を実行する。
上記合計値が、上限電力P1以下である場合(ステップS402でNo)、制御器3は、相対的に起動電力の大きい第1の起動モードに変更して、起動動作を実行する(ステップS403)。一方、上記合計値が上限電力P1を超えると判定された場合(ステップS402でYes)、制御器3は、相対的に起動電力の小さい第2の起動モードでの起動動作を継続する(ステップS404)。なお、本実施例の発電システム100も、実施例1と同様に、制御器3が、内部電力負荷2のうち少なくとも電気ヒーター13及び17の出力を、第2の起動モードの方が第1の起動モードよりも小さくなるよう制御して、起動動作を実行する。
[実施例3]
実施例3の発電システム100の概略構成は、実施例1と同様であるのでその説明を省略する。
実施例3の発電システム100の概略構成は、実施例1と同様であるのでその説明を省略する。
次に、発電システム100の起動動作を行っているときの動作の一例について説明する。
本実施例の発電システムは、実施例1の発電システム100の上記動作と実施例2の発電システム100の上記起動動作を共に実行するよう構成されている。
かかる構成により、実施例1及び実施例2の発電システムに比べ、より起動性を向上しながら、電力系統からの上限電力を超えることが抑制される。
具体的には、発電システム100が起動を控えているときに、発電システムの起動電力と外部電力負荷の消費電力との合計が電力系統から受電可能な上限電力を超えると予測されると、制御器は、発電システムの起動電力を制限する起動処理を実行する。
また、発電システム100が起動動作を行っているときに、発電システム及び外部電力負荷の消費電力が、電力系統から受電可能な上限電力を超えると予測されると、制御器は、発電システムの起動電力を制限する起動処理を実行する。
具体的な動作については、実施例1及び実施例2と同様であるので、その説明を省略する。
実施例1−3に記載の発電システムは、燃料電池システムであったが、例示であって、これに限定されるものではなく、いずれの発電システムであってもよい。例えば、ガスエンジン発電システム等であってもよい。
実施例1−3に記載の発電システムは、第2の起動モードにおいて、第1の起動モードよりも供給電力を低減する内部電力負荷2として、電気ヒーター13及び17を挙げたが、例示であって、これに限定されるものではなく、いずれの内部電力負荷であってもよい。
例えば、第2の起動モードにおいて、供給電力を低減する内部電力負荷は、ガスエンジン、燃料電池または改質器を加熱する燃焼器に燃料ガスを供給する燃料ガス供給器、ガスエンジンまたは燃料電池に空気を供給する空気供給器等であってもよい。
上記説明から、当業者にとっては、多くの改良や他の実施形態が明らかである。従って、上記説明は、例示としてのみ解釈されるべきである。
本発明にかかる発電システムは、従来の発電システムに比べて起動性を向上しながら、電力系統からの上限電力を超えることが抑制され、例えば、ガスエンジン、燃料電池等の発電システム等として有用である。
1 発電機
2 内部電力負荷
3 制御器
3a 予測器
5 外部電力負荷
6 電力検知器
100 発電システム
101 電力系統
2 内部電力負荷
3 制御器
3a 予測器
5 外部電力負荷
6 電力検知器
100 発電システム
101 電力系統
Claims (6)
- 外部電力負荷に電力を供給する発電システムであって、
前記発電システムが起動するときに、前記発電システムの起動電力と外部電力負荷の消費電力との合計が電力系統から受電可能な上限電力を超えると予測されると、前記発電システムの起動電力を制限する起動動作を実行する制御器を備える発電システム。 - 前記制御器は、前記上限電力を超えると予測されると、相対的に起動電力が小さい第2の起動モードで起動動作を実行し、前記上限電力を超えないと予測されると、相対的に起動電力が大きい第1の起動モードで起動動作を実行する、請求項1に記載の発電システム。
- 前記発電システムの起動するために動作する内部電力負荷を備え、前記制御器は、前記第2の起動モードにおいて前記第1の起動モードよりも前記内部電力負荷への供給電力を低減するよう制御する請求項2に記載の発電システム。
- 前記発電システムは、燃料電池システムであり、前記内部電力負荷は、起動時に発電運転可能な温度に前記燃料電池システムの構成機器を昇温するための電気ヒーターであり、前記制御器は、前記第2の起動モードにおいて前記第1の起動モードよりも前記電気ヒーターへの供給電力を低減するよう制御する請求項1−3のいずれかに記載の発電システム。
- 前記構成機器は、燃料電池に水素を含む水素含有ガスを生成する水素生成装置内の反応器である、請求項4に記載の発電システム。
- 外部電力負荷に電力を供給する発電システムの運転方法であって、
前記発電システムが起動するときに、前記発電システムの起動電力と外部電力負荷の消費電力との合計が電力系統から受電可能な上限電力を超えると予測されると、前記発電システムの起動電力を制限する起動動作を実行する発電システムの運転方法。
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