JP2012103882A - 2重系演算処理装置の監視装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】第1の照合回路ユニット10(照合回路11)は、同期して動作する2個のCPUのバス上のデータを照合して、一致しているときに交番信号を出力し、不一致のときにその交番信号の出力を停止する。第2の照合回路ユニット20(照合回路21)は、2重系として設けられる。選択器としてのオア回路30は、照合回路ユニット10、20のうち一方から交番信号が入力されているときに、その交番信号を選択して出力する。異常検出回路40は、オア回路30からの交番信号を監視し交番信号の出力が停止されたときに異常を検出する。
【選択図】図1
Description
尚、照合回路は、リード/ライト信号などに基づいて生成される照合タイミングにて、2系統のバス上の所定ビット長のデータをビットごとに比較する。
しかし、一過性のノイズや、メモリの一時的なビット反転などが発生すると、照合回路がこれを検出して交番信号の出力を停止させるため、異常検出回路がこれを検出して、システムを停止させてしまうという問題点があった。また、照合回路自体が故障して交番信号の出力が停止された場合も同様の問題点があった。
図1は本発明の一実施形態を示す2重系演算処理装置の監視装置の構成図である。
本実施形態では、2重系演算処理装置として、完全に同期して動作する2つのCPU(A系CPU及びB系CPU)を備える。
照合回路11は、各CPUの同期したリード/ライト信号などに基づくデータ照合タイミングにて、A系CPUのデータバスDBaとB系CPUのデータバスDBbとからそれぞれ所定ビット長(例えば32ビット長)のデータを取込んで、これらのデータを比較することにより、一致・不一致を判定する。そして、データ照合タイミングにて一致する毎に出力信号をLレベルからHレベルに反転させることで、一致している間、出力ラインL1から、交番信号を出力させる。不一致のときは、出力信号をLレベルからHレベルに反転させないため、出力ラインL1からの交番信号の出力が停止される。
照合回路11はまた、不一致のときに、別の出力ラインL2から、HレベルのNG信号を発生させる。
すなわち、このゲート12は、NG信号の出力ラインL2の信号がLレベル(データ一致)のときは、ON状態(導通状態)となって、出力ラインL1の交番信号をそのまま出力し、NG信号の出力ラインL2の信号がHレベル(データ不一致)のときは、OFF状態(遮断状態)となって、このときのゲート出力はLレベルの固定信号となる。
〔両方でデータ一致の場合〕
第1の照合回路ユニット10の照合回路11にて、A系CPUのデータバスDBa上のデータと、B系CPUのデータバスDBb上のデータとが一致していると判定されているときは、照合回路11の出力ラインL1からゲート12を介して交番信号が出力されている。
また、第2の照合回路ユニット20の照合回路21にても、A系CPUのデータバスDBa上のデータと、B系CPUのデータバスDBb上のデータとが一致していると判定されているときは、照合回路21の出力ラインL1からゲート22を介して交番信号が出力されている。
従って、この場合は、オア回路30から交番信号が出力され、異常検出回路40が正常信号を出力する結果、監視リレー50を扛上(ON)して、システムの運転を継続する。
第1の照合回路ユニット10の照合回路11にて、A系CPUのデータバスDBa上のデータと、B系CPUのデータバスDBb上のデータとが不一致であると判定されたときは、ゲート12の出力がLレベルの固定信号となる。
また、第2の照合回路ユニット20の照合回路21にても、A系CPUのデータバスDBa上のデータと、B系CPUのデータバスDBb上のデータとが不一致であると判定されたときは、ゲート22の出力もLレベルの固定信号となる。
従って、この場合は、オア回路30の出力がLレベルの固定信号となり、異常検出回路40が異常信号を出力する結果、監視リレー50を落下(OFF)して、システムを停止させる。
一過性のノイズや、メモリの一時的なビット反転を生じて、一方の、例えば第1の照合回路ユニット10にて、データ不一致と判定された場合は、次のようになる。
第1の照合回路ユニット10の照合回路11にて、A系CPUのデータバスDBa上のデータと、B系CPUのデータバスDBb上のデータとが不一致であると判定されるので、ゲート12の出力がLレベルの固定信号となる。
これに対し、第2の照合回路ユニット20の照合回路21にては、A系CPUのデータバスDBa上のデータと、B系CPUのデータバスDBb上のデータとが一致していると判定されるので、照合回路21の出力ラインL1からゲート22を介して交番信号が出力されている。
従って、この場合は、オア回路30が第2の照合回路ユニット20を実質的に選択し、オア回路30から交番信号が出力される。よって、異常検出回路40が正常信号を出力する結果、監視リレー50を扛上(ON)して、システムの運転を継続する。
11 照合回路
12 ゲート
13 カウンタ
14 リセット回路
20 第2の照合回路ユニット
21 照合回路
22 ゲート
23 カウンタ
24 リセット回路
30 オア回路
40 異常検出回路
50 監視リレー
Claims (3)
- 同期して動作する2個の演算処理装置のバス上のデータを照合して、一致しているときに交番信号を出力し、不一致のときにその交番信号の出力を停止する照合回路と、該照合回路からの交番信号を監視し交番信号の出力が停止されたときに異常を検出する異常検出回路と、を備える2重系演算処理装置の監視装置において、
前記照合回路を複数設けて、複数の照合回路の出力を選択器を介して前記異常検出回路に入力する構成とし、
前記選択器は、少なくとも1つ照合回路から交番信号が入力されているときに、その交番信号を選択して出力する構成としたことを特徴とする2重系演算処理装置の監視装置。 - 前記照合回路は2つ設けられ、
前記選択器は、オア回路により構成されて、いずれか一方の照合回路から交番信号が入力されているときに、その交番信号を選択して出力することを特徴とする請求項1記載の2重系演算処理装置の監視装置。 - 前記照合回路は、交番信号の出力ラインにゲートを有し、
前記ゲートは、照合結果が不一致のときに、遮断されて、出力をLレベルに固定することを特徴とする請求項1又は請求項2記載の2重系演算処理装置の監視装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2010251486A JP2012103882A (ja) | 2010-11-10 | 2010-11-10 | 2重系演算処理装置の監視装置 |
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2010251486A JP2012103882A (ja) | 2010-11-10 | 2010-11-10 | 2重系演算処理装置の監視装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP2012103882A true JP2012103882A (ja) | 2012-05-31 |
Family
ID=46394204
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2010251486A Pending JP2012103882A (ja) | 2010-11-10 | 2010-11-10 | 2重系演算処理装置の監視装置 |
Country Status (1)
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JP (1) | JP2012103882A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2022224897A1 (ja) * | 2021-04-20 | 2022-10-27 | 株式会社日立製作所 | デジタル出力装置およびデジタル出力の生成方法 |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH02272907A (ja) * | 1989-03-07 | 1990-11-07 | Philips Gloeilampenfab:Nv | 比較回路 |
-
2010
- 2010-11-10 JP JP2010251486A patent/JP2012103882A/ja active Pending
Patent Citations (1)
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JPH02272907A (ja) * | 1989-03-07 | 1990-11-07 | Philips Gloeilampenfab:Nv | 比較回路 |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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WO2022224897A1 (ja) * | 2021-04-20 | 2022-10-27 | 株式会社日立製作所 | デジタル出力装置およびデジタル出力の生成方法 |
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