JP2012101746A - ヒンジユニット - Google Patents

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Abstract

【課題】コンソールボックス等の本体と、その開口面を開閉するリッド等の回動体とを軸支するヒンジユニットに関し、組み立てが容易な構造であり、オーバーラップの量を変化させることで、回動体の回動時にクリック感やフリーストップ機能を付与することができるようにしたヒンジユニットを提供する。
【解決手段】ヒンジユニット10bは、取付基体30b、回動本体50b、回動本体50bを貫通し、取付基体30bに軸止される回動軸40を備える。取付基体30b又は回動本体50bのいずれか一方(例えば回動本体50b)には、いずれか他方(例えば取付基体30bに取り付けられるカム60)に向かって隆起した隆起部71を有する板ばね70を設ける。取付基体30b又は回動本体50bのいずれか他方(例えば取付基体30bに取り付けられるカム60)には、板ばね70の隆起部71とオーバーラップする突起部63を設けた。
【選択図】図1

Description

この発明は、コンソールボックス等の本体と、その開口面を開閉するリッド等の回動体とを軸支するヒンジユニットに関し、組み立てが容易な構造であり、オーバーラップの量を変化させることで、回動体の回動時にクリック感やフリーストップ機能を付与することができるようにしたものである。
従来、コンソールボックス本体である本体には、リッドである回転体を軸支する左右一対の回動軸を一体的に形成し、当該左右の回動軸の間に可動軸受け、摺動体、弾性体を組み付けた回動装置が知られている(特許文献1の段落番号「0021」〜「0024」、図1及び図2参照)。
上記した従来の摺動体の内周には、弾性体がはめ込まれている。摺動体の内周には、半径方向内向きに突出したロック凸部を設けている(特許文献1の段落番号「0026」及び図2参照)。
上記した従来のリッドを開位置から閉位置に回動させると、弾性体とロック凸部とが係合し、リッドを閉位置にロックする(特許文献1の段落番号「0035」及び図6参照)。
特開2009-286165号公報
しかし、上記した従来の回動装置は、コンソールボックスである本体に一体的に形成された左右の回動軸の間に、可動軸受け、摺動体、弾性体を組み付ける構造であったので、回動装置とコンソールボックスとを同時に組み立てる必要があり、回動装置の組み立てが困難であるという問題点があった。
そこで、各請求項にそれぞれ記載された各発明は、上記した従来の技術の有する問題点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、次の点にある。
(請求項1)
請求項1に記載の発明は、次の点を目的とする。
すなわち、請求項1に記載の発明は、組み立てが容易な構造であり、オーバーラップの量を変化させることで、回動体の回動時にクリック感やフリーストップ機能を付与することができるようにしたものである。
を提供しようとするものである。
(請求項2)
請求項2に記載の発明は、上記した請求項1に記載の発明の目的に加え、次の点を目的とする。
すなわち、請求項2に記載の発明は、回動本体の軌跡に沿って円弧状に突起部を突出させることで、クリック感をスムーズなものとすることができるようにしたものである。
(請求項3)
請求項3に記載の発明は、上記した請求項1又は請求項2に記載の発明の目的に加え、次の点を目的とする。
すなわち、請求項3に記載の発明は、突起部を複数個設けることで、複数の位置でクリック感を発生させることができるようにしたものである。
(請求項4)
請求項4に記載の発明は、上記した請求項1〜3のいずれか1項に記載の発明の目的に加え、次の点を目的とする。
すなわち、請求項4に記載の発明は、隆起部に当接する一対の壁部を突起部の両側に設けることで、回動体のストッパーとして機能させることができるようにしたものである。(請求項5)
請求項5に記載の発明は、上記した請求項1〜4のいずれか1項に記載の発明の目的に加え、次の点を目的とする。
すなわち、請求項5に記載の発明は、緩衝機能を備えた緩衝器を回動軸に連結することで、回動本体の回動力を緩衝させることができるようにしたものである。
その結果、請求項5に記載の発明によれば、回動本体を緩やかに且つ静粛に回動させることができ、高級感を演出することができる。また、請求項5に記載の発明によれば、回動本体をリッドの開閉に利用した場合には、閉じた際の衝撃や異音の発生を抑えたり、或いは閉じたリッドにより手をはさむことなども防止できる。
各請求項にそれぞれ記載された各発明は、上記した各目的を達成するためになされたものであり、各発明の特徴点を図面に示した発明の実施の形態を用いて、以下に説明する。
なお、カッコ内の符号は、発明の実施の形態において用いた符号を示し、本発明の技術的範囲を限定するものではない。
また、図面番号も、発明の実施の形態において用いた図番を示し、本発明の技術的範囲を限定するものではない。
(請求項1)
請求項1に記載の発明は、次の点を特徴とする。
第1に、例えば図1及び図2に示すように、本体(例えばボックス本体21)と回動体(例えばリッド22)とを軸支するヒンジユニット(10)である。
第2に、ヒンジユニット(10)は、例えば図1、図2及び図4〜6に示すように、次の構成を備える。
(1)取付基体(30)
取付基体(30)は、例えば図2に示すように、本体(例えばボックス本体21)に取り付けるためのものである。
(2)回動本体(50)
回動本体(50)は、例えば図1及び図4〜6に示すように、回動軸(40)を収納可能なものである。
(3)回動軸(40)
回動軸(40)は、例えば図1及び図4〜6に示すように、回動本体(50)を貫通し、取付基体(30)に軸止されるものである。
第3に、取付基体(30)又は回動本体(50)のいずれか一方(例えば回動本体50)には、例えば図1及び図5に示すように、いずれか他方(例えば取付基体30に取り付けられるカム60)に向かって隆起した隆起部(71)を有する板ばね(70)を設ける。
第4に、取付基体(30)又は回動本体(50)のいずれか他方(例えば取付基体30に取り付けられるカム60)には、例えば図1及び図5に示すように、板ばね(70)の隆起部(71)とオーバーラップする突起部(63)を設けた。
(請求項2)
請求項2に記載の発明は、上記した請求項1に記載の発明の特徴点に加え、次の点を特徴とする。
すなわち、突起部(63)は、例えば図1及び図5に示すように、回動本体(50)の軌跡に沿って円弧状に突出している。
(請求項3)
請求項3に記載の発明は、上記した請求項1又は請求項2に記載の発明の特徴点に加え、次の点を特徴とする。
すなわち、突起部(63)は、図示しないが、複数個設けられている。
(請求項4)
請求項4に記載の発明は、上記した請求項1〜3のいずれか1項に記載の発明の特徴点に加え、次の点を特徴とする。
すなわち、突起部(63)の両側には、例えば図1及び図5に示すように、隆起部(71)に当接する一対の壁部(64,65)を設けた。
(請求項5)
請求項5に記載の発明は、上記した請求項1〜4のいずれか1項に記載の発明の特徴点に加え、次の点を特徴とする。
すなわち、回動軸(40)には、例えば図1及び図4〜6に示すように、緩衝機能を備えた緩衝器(90)を連結し、回動本体(50)の回動力を制動する。
本発明は、以上のように構成されているので、以下に記載されるような効果を奏する。(請求項1)
請求項1に記載の発明によれば、次のような効果を奏する。
すなわち、請求項1に記載の発明によれば、組み立てが容易な構造であり、オーバーラップの量を変化させることで、回動体の回動時にクリック感やフリーストップ機能を付与することができる。
(請求項2)
請求項2に記載の発明によれば、上記した請求項1に記載の発明の効果に加え、次のような効果を奏する。
すなわち、請求項2に記載の発明によれば、回動本体の軌跡に沿って円弧状に突起部を突出させることで、クリック感をスムーズなものとすることができる。
(請求項3)
請求項3に記載の発明によれば、上記した請求項1又は請求項2に記載の発明の効果に加え、次のような効果を奏する。
すなわち、請求項3に記載の発明によれば、突起部を複数個設けることで、複数の位置でクリック感を発生させることができる。
(請求項4)
請求項4に記載の発明によれば、上記した請求項1〜3のいずれか1項に記載の発明の効果に加え、次のような効果を奏する。
すなわち、請求項4に記載の発明によれば、隆起部に当接する一対の壁部を突起部の両側に設けることで、回動体のストッパーとして機能させることができる。
(請求項5)
請求項5に記載の発明によれば、上記した請求項1〜4のいずれか1項に記載の発明の効果に加え、次のような効果を奏する。
すなわち、請求項5に記載の発明によれば、緩衝機能を備えた緩衝器を回動軸に連結することで、回動本体の回動力を緩衝させることができる。
その結果、請求項5に記載の発明によれば、回動本体を緩やかに且つ静粛に回動させることができ、高級感を演出することができる。また、請求項5に記載の発明によれば、回動本体をリッドの開閉に利用した場合には、閉じた際の衝撃や異音の発生を抑えたり、或いは閉じたリッドにより手をはさむことなども防止できる。
ヒンジユニットの変形例の側面図である。 コンソールボックスの分解斜視図である。 コンソールボックスの斜視図である。 ヒンジユニットの斜視図である。 ヒンジユニットの分解斜視図である。 ヒンジユニットの変形例の斜視図である。 図1に対応し、リッドを85度開いた状態の側面図である。 図1に対応し、リッドを104度開いた状態の側面図である。 本発明の第2の実施の形態を示し、同図はヒンジユニットの側面図である。 図1に対応し、リッドを60度開いた状態の側面図である。 図1に対応し、リッドを85度開いた状態の側面図である。
(ヒンジユニット10)
図2〜5中、10は、ヒンジユニットを示し、例えば車載用のコンソールボックス20に使用する。コンソールボックス20は、図2及び図3に示すように、車室内に固定されるボックス本体21(本体)と、ボックス本体にヒンジユニット10を介して開閉可能に軸止されるリッド22(回動体)と、ボックス本体21の前面に固定され、ヒンジユニット10を隠すカバー23とから構成されている。
なお、ヒンジユニット10の使用部位として、車載用のコンソールボックス20を例示したが、これに限定されない。また、本体として、ボックス本体21を例示し、回動体としてリッド22を例示したが、これらに限定されない。
ヒンジユニット10は、図2、図4及び図5に示すように、大別すると、次のパーツを備える。
なお、次の(1)〜(7)については、後述する。
(1)取付基体30
(2)回動軸40
(3)回動本体50
(4)カム60
(5)板ばね70
(6)プレート80
(7)緩衝器90
なお、ヒンジユニット10のパーツは、上記した(1)〜(7)に限定されない。
(取付基体30)
取付基体30は、図2に示すように、ボックス本体21(本体)に取り付けるためのものである。
取付基体30は、金属製である。なお、取付基体30を、金属製としたが、これに限定されず、合成樹脂製としても良い。
取付基体30は、図2、図4及び図5に示すように、左右一対有り、ボックス本体21に固定する脚部31と、脚部からL字形に屈曲して上方に延び、後述する回動軸40の端部を軸支する直立部32とを備える。
直立部32には、図4及び図5に示すように、回動軸40の端部を軸支する、穴状の軸受部33を設けている。
(回動軸40)
回動軸40は、図4及び図5に示すように、回動本体50を貫通し、取付基体30に軸止されるものである。
回動軸40は、金属製である。なお、回動軸40を、金属製としたが、これに限定されず、合成樹脂製としても良い。
回動軸40は、図5に示すように、断面が略D形の非円形に形成され、一端部に大径の頭部41を設け、他端部に先細り状の先細部42を設けている。
なお、回動軸40を、断面がD形に形成したが、これに限定されず、D形以外の非円形や、円形に形成しても良い。
回動軸40は、図5に示すように、その先細部42を、左右の取付基体30の一方の軸受部33の外側から通し、後述するカム60、板ばね70、回動本体50、緩衝器90を貫通させて、他方の軸受部33に通すことで、一本差し、仮に組み立てることができる。その後、回動軸40の先細部42を、他方の軸受部33に軸支させることで、ヒンジユニット10を本組み立てする。このとき、回動軸40は、左右の取付基体30に対して回転不能に軸支される。
(回動本体50)
回動本体50は、図4及び図5に示すように、回動軸40を収納可能なものである。
回動本体50は、適度な剛性を有し、例えばPOM(ポリアセタール)等の熱可塑性の合成樹脂により一体的に成形されている。
なお、回動本体50を、合成樹脂により一体的に成形したが、これに限定されず、金属製としても良い。
回動本体50は、図4及び図5に示すように、回動軸40を収納する円筒形のフレーム部51と、フレーム部51から延出し、リッド22(回動体)に固定されるアーム部52を備える。
フレーム部51には、回動軸40が貫通する後述するカム60、及び当該カム60の外周に被さる後述する板ばね70を円筒内部に収納可能な中空部53と、板ばね70を回転不能に固定可能な一対のスリット54とを有する。
すなわち、リッド22(回動体)が開閉すると、回動本体50及び板ばね70が一体的に回動し、このとき、回動軸40及びカム60は回動せず、静止状態を維持する(図1、図7及び図8参照)。
(カム60)
カム60は、図4及び図5に示すように、取付基体30又は回動本体50のいずれか一方、取付基体30に取り付けら、後述する板ばね70の隆起部71とオーバーラップする突起部63を設けたものである。
カム60は、適度な剛性を有し、例えばPOM(ポリアセタール)等の熱可塑性の合成樹脂により一体的に成形されている。
なお、カム60を、合成樹脂により一体的に成形したが、これに限定されず、金属製としても良い。
カム60は、図4及び図5に示すように、円筒形に形成され、その外径を回動本体50の中空部53の内径以下に設定している。
カム60は、図4及び図5に示すように、次の各部を備える。
なお、次の(1)〜(4)については、後述する。
(1)貫通孔61
(2)摺動部62
(3)突起部63
(4)壁部64,65
なお、カム60の各部は、上記した(1)〜(4)に限定されない。
(貫通孔61)
貫通孔61は、図5に示すように、カム60の円筒形の内部を貫通するものであり、回動軸40が挿通する。
貫通孔61は、回動軸40の外径以下の内径を有し、回動軸40のD形断面に適合した断面が略D形或いは略円形に形成されている。また、貫通孔61には、回動軸40との間に、後述するプレート80を差し込み可能となっている。貫通孔61には、回動軸40を通り、プレート80を差し込んだ状態で、貫通孔61内での回動軸40の回転が阻止される。
(摺動部62)
摺動部62は、図5に示すように、カム60の外周から凹状に凹み、その底に板ばね70の後述する隆起部71が当接する(図1、図7及び図8参照)。摺動部62は、リッド22の開閉角度に適合した角度範囲に形成される。板ばね70の隆起部71は、リッド22の開閉に伴って、摺動部62の底に当接した状態で、摺動部62に沿ってカム60の周方向に移動する。
(突起部63)
突起部63は、図5に示すように、摺動部62が形成された角度範囲の途中に位置し、摺動部62の底から円弧状、ないしは断面略U字形に突出する(図1、図7及び図8参照)。
なお、突起部63を、1個設けたが、これに限定されず、図示しないが、複数個設けても良い。突起部63を複数個設けた場合には、複数の位置でクリック感を発生させることができる。
(壁部64,65)
壁部64,65は、図5に示すように、突起部63の両側にそれぞれ位置し、板ばね70の後述する隆起部71に個別に当接するものである(図1、図7及び図8参照)。壁部64,65は、摺動部62の両端部にそれぞれ位置し、摺動部62の底から切り立った壁状に半径方向外向きに突出する。板ばね70の隆起部71は、壁部64,65に当接した位置で移動が阻止され、壁部64,65によりリッド22の開閉角度を規制している。
(板ばね70)
板ばね70は、図5に示すように、取付基体30又は回動本体50のいずれか他方、例えば回動本体50に取り付けられ、いずれか一方、例えば取付基体30に取り付けられるカム60に向かって隆起した隆起部71を有するものである(図1、図7及び図8参照)。
板ばね70は、金属製である。
なお、板ばね70を、金属製としたが、これに限定されず、合成樹脂製としても良い。
板ばね70は、図5に示すように、断面が略C字形に形成され、板ばね70の内径をカム60の外径以上に、板ばね70の外径は回動本体50の中空部53の内径以下に設定している(図1、図7及び図8参照)。
板ばね70は、図5に示すように、次の各部を備える。
なお、板ばね70の各部は、次の(1)及び(2)に限定されない。
(1)隆起部71
隆起部71は、図5に示すように、板ばね70の円周方向の長さの途中、例えば略中央に位置し、半径方向内向きに断面略U字形に屈曲させて形成している(図1、図7及び図8参照)。隆起部71は、カム60の摺動部62にはまり込み、摺動部62の底に弾性的に当接する。
(2)折返部72
折返部72は、図5に示すように、板ばね70の円周方向の両端部に一対位置し、折返部72の端部を、半径方向内向きに断面略L字形に屈曲させて形成している(図1、図7及び図8参照)。一対の折返部72は、回動本体50の一対のスリット54にそれぞれ差し込まれ、板ばね70を回動本体50に対して回転不能とし、回動本体50と一体的に回転させる。
(プレート80)
プレート80は、図5に示すように、カム60の貫通孔61に差し込み可能なものであり、板状に形成され、金属製である。
なお、プレート80を、金属製としたが、これに限定されず、合成樹脂製としても良い。
プレート80は、図示しないが、貫通孔61に挿通した回動軸40とともにカム60の貫通孔61に差し込まれ、回動軸40に対してカム60を回転不能に固定する。
(緩衝器90)
緩衝器90は、図4及び図5に示すように、緩衝機能を備え、回動軸40に連結し、回動本体50の回動力を制動するものである。
緩衝器90には、回動軸40が貫通し、リッド22の開閉に伴って、回動本体50と一体的に回動する。
(変形例)
つぎに、図1及び図6〜8を用いて、ヒンジユニット10bの変形例について説明する。
ヒンジユニット10bは、図1及び図6〜8に示すように、大別すると、次のパーツを備える。
(1)取付基体30b
(2)回動軸40
(3)回動本体50b
(4)カム60
(5)板ばね70
(6)プレート80
(7)緩衝器90
上記した(1)〜(7)のうち、(1)の「取付基体30b」及び(2)の「回動本体50b」については、先に図2〜5を用いて説明したヒンジユニット10と異なる構造を採用している。残る(2)の「回動軸40」、(4)の「カム60」、(5)の「板ばね70」、(6)の「プレート80」及び(7)の「緩衝器90」については、先に図2〜5を用いて説明したヒンジユニット10と略同一の構造を採用しているので、説明を省略する。
(取付基体30b)
本変形例の取付基体30bは、図6に示すように、先に図2〜5を用いて説明した左右一対の取付基体30を連結部34bにより連結した構造を採用している。
本変形例の取付基体30bの脚部31b及び直立部32bの構造については、先に図2〜5を用いて説明したヒンジユニット10と略同一の構造を採用している。
(回動本体50b)
本変形例の回動本体50bは、図1及び図6〜8に示すように、アーム部52bの構造を異にするほか、フレーム部51b、アーム部52b、中空部53b、スリット54bについては、先に図2〜5を用いて説明したヒンジユニット10と略同一の構造を採用している。
(変形例であるヒンジユニット10bの使用方法)
つぎに、変形例であるヒンジユニット10bの使用方法について、図1及び図6〜8を用いて説明する。
リッド22を閉じた状態(図3参照)では、図1に示すように、板ばね70の隆起部71が、カム60の壁部64,65の一方、同図中、下側に位置する壁部64に当接する。
(リッド22の閉からの開動作)
まず、閉じたリッド22を、開く場合について説明する。
リッド22を開くと、図1及び図7に示すように、板ばね70の隆起部71が、カム60の摺動部62の底に弾性的に当接しながら、当該摺動部62に沿って移動する。
リッド22を更に開くと、板ばね70の隆起部71が、カム60の摺動部62に沿って移動し、摺動部62の底から円弧状に突出する突起部63に当接する。
ここで、リッド22を更に強く開くと、板ばね70の隆起部71が、カム60の摺動部62の底から突出する突起部63に押され、半径方向外向きに扁平につぶれながら撓む。こうして、板ばね70の隆起部71が撓むことで、カム60の突起部63を乗り越える。カム60の突起部63を乗り越えると、図7に示すように、板ばね70の隆起部71がそのばね力により復元し、再度、カム60の摺動部62の底に弾性的に当接する。このとき、リッド22は、85度開いた状態となる。
このため、板ばね70の隆起部71が乗り越えたカム60の突起部63に当接することで、リッド22は閉じなくなり、リッド22から手を離しても、85度開いた状態に静止する。
85度開いた状態からリッド22を更に開くと、図7及び図8に示すように、板ばね70の隆起部71が、カム60の壁部64,65の一方、同図中、上側に位置する壁部65に当接し、最大開放位置、104度に規制される。
85度開いた状態から104度開いた状態までの角度範囲においては、板ばね70の隆起部71とカム60の摺動部62の底との摩擦抵抗により、リッド22はフリーストップとなる。
(リッド22の開からの閉動作)
つぎに、開いたリッド22を、閉じる場合について説明する。
リッド22を閉じると、図7及び図8に示すように、板ばね70の隆起部71が、カム60の摺動部62に沿って移動し、摺動部62の底から突出する突起部63に当接する。
ここで、リッド22を更に強く閉じると、板ばね70の隆起部71が、カム60の摺動部62の底から突出する突起部63に押され、半径方向外向きに扁平につぶれながら撓む。こうして、板ばね70の隆起部71が撓むことで、カム60の突起部63を乗り越える。カム60の突起部63を乗り越えると、板ばね70の隆起部71がそのばね力により復元し、再度、カム60の摺動部62の底に弾性的に当接する。
リッド22を更に閉じると、リッド22を閉じた状態(図3参照)となる。このとき、板ばね70の隆起部71が、図1に示すように、カム60の壁部64,65の一方、同図中、下側に位置する壁部64に当接する。
また、リッド22を閉じる際に、緩衝器90が、回動軸40に対して回動し、回動本体50の回動力を緩衝させることができる。
このため、リッド22を緩やかに且つ静粛に回動させることができ、高級感を演出することができる。また、リッド22を閉じた際の衝撃や異音の発生を抑えたり、或いは閉じたリッド22により手をはさむことなども防止できる。
なお、緩衝器90は、リッド22を開く際にも作動するが、開く際には作動しないようにしても良い。
(図9〜11に示す第2の実施の形態)
つぎに、図9〜11を用いて、本発明の第2の実施の形態について説明する。
本実施の形態の特徴は、先に図1〜8を用いて説明した第1の実施の形態及びその変形例の板ばね70の隆起部71と、カム60の突起部63とのオーバーラップの量を減少させた点である。
本実施の形態のカム60cの突起部63cは、図9〜11に示すように、先に図1〜8を用いて説明した第1の実施の形態の突起部63と比較し、摺動部62cからの突起量を減少させている。また、突起部63cは、摺動部62cが形成された角度範囲の途中に位置し、摺動部62cの底からなだらかな円弧状に隆起し、摺動部62cの底から一段高くなって、上側に位置する壁部65に連なっている。摺動部62cの底から一段高くなった突起部63cの上面は、摺動部62cの底からの突出量を一定にし、カム60cの円周方向に沿って平坦に形成されている。
なお、本実施の形態の説明においては、先に図1〜8を用いて説明した第1の実施の形態及び変形例のものと同様に、緩衝器90を備えているが、緩衝器90についての説明、並びに図示は省略する。また、本実施の形態の説明においては、先に図1〜8を用いて説明した第1の実施の形態及び変形例と同一の構成部分については、同一の符号を付して説明を省略する。
図示しないが、リッド22を閉じた位置(図3参照)から60度、開くと、図9及び図10に示すように、板ばね70の隆起部71がカム60cの突起部63cに当接する。
ここで、リッド22(図示せず)を強く開くと、図10及び図11に示すように、板ばね70の隆起部71がカム60cの突起部63cに押されて、半径方向外向きに扁平につぶれながら撓む。
こうして、板ばね70の隆起部71が撓むことで、図11に示すように、カム60cの突起部63cに乗り上がる。
板ばね70の隆起部71が乗り上がると、隆起部71と突起部63cとの間の摩擦抵抗が増加し、リッド22はフリーストップとなる。
このため、リッド22(図示せず)を60度を超えて開き、手を離すと、隆起部71と突起部63cとの間の摩擦抵抗により、手を離した位置にリッド22が静止する。
リッド22(図示せず)を60度を超えて更に開くと、板ばね70の隆起部71が、図11に示すように、カム60の壁部64,65の一方、同図中、上側に位置する壁部65に当接し、最大開放位置、104度に規制される。
このため、リッド22(図示せず)は、60度〜104度の間でフリーストップとなる。
なお、フリーストップの区間として、60度〜104度の間を例示したが、これに限定されない。
(第1の実施の形態)
10,10b ヒンジユニット
20 コンソールボックス 21 ボックス本体(本体)
22 リッド(回動体) 23 カバー
30,30b 取付基体
31,31b 脚部 32,32b, 直立部
33,33b 軸受部 34b 連結部
40 回動軸
41 頭部 42 先細部
50,50b 回動本体
51,51b フレーム部 52,52b アーム部
53,53b 中空部 54,54b スリット
60 カム
61 貫通孔 62 摺動部
63 突起部 64,65 壁部
70 板ばね
71 隆起部 72 折返部
80 プレート 90 緩衝器
(第2の実施の形態)
10c ヒンジユニット
60c カム 62c 摺動部
63c 突起部 64c,65c 壁部
50c 回動本体

Claims (5)

  1. 本体と回動体とを軸支するヒンジユニットであって、
    前記ヒンジユニットは、
    前記本体に取り付けるための取付基体と、
    回動軸を収納可能な回動本体と、
    前記回動本体を貫通し、前記取付基体に軸止される前記回動軸とを備え、
    前記取付基体又は前記回動本体のいずれか一方には、
    いずれか他方に向かって隆起した隆起部を有する板ばねを設け、
    前記取付基体又は前記回動本体のいずれか他方には、
    前記板ばねの隆起部とオーバーラップする突起部を設けたことを特徴とするヒンジユニット。
  2. 前記突起部は、
    前記回動本体の軌跡に沿って円弧状に突出していることを特徴とする請求項1に記載のヒンジユニット。
  3. 前記突起部は、
    複数個設けられていることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のヒンジユニット。
  4. 前記突起部の両側には、
    前記隆起部に当接する一対の壁部を設けたことを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載のヒンジユニット。
  5. 前記回動軸には、
    緩衝機能を備えた緩衝器を連結し、前記回動本体の回動力を制動することを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載のヒンジユニット。
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