JP2012101147A - 放電電極 - Google Patents
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Abstract
【課題】放電能力およびコストを考慮したコストパフォーマンスの優れたものとする
【解決手段】1本の細線を折り曲げて放電電極1を形成する。この放電電極1は、その中心軸に対して離散的に一方および他方に突き出して屈折された複数の屈折部2を有しており、屈折部2は、背中合わせに重ねられた第1の線部2−1と第2の線部2−2とを有し、第1の線部2−1と第2の線部2−2とを継ぐ折曲部2−3はその先端が尖った形状とされている。この折曲部2−3の先端(屈折部2の先端)から強いコロナ放電が発生する。
【選択図】 図1
【解決手段】1本の細線を折り曲げて放電電極1を形成する。この放電電極1は、その中心軸に対して離散的に一方および他方に突き出して屈折された複数の屈折部2を有しており、屈折部2は、背中合わせに重ねられた第1の線部2−1と第2の線部2−2とを有し、第1の線部2−1と第2の線部2−2とを継ぐ折曲部2−3はその先端が尖った形状とされている。この折曲部2−3の先端(屈折部2の先端)から強いコロナ放電が発生する。
【選択図】 図1
Description
この発明は、電気集塵器などに用いて好適な放電電極に関するものである。
従来より、この種の放電電極は、集塵セルとフィルタを内蔵したエアクリーナ(電気集塵器)などに利用されている。このエアクリーナには、内部または外部にブロワが設けられており、エアクリーナ内部に気流を発生させている。また、集塵セル内には上流側にイオナイザが、下流側にコレクタが順次並設されている(例えば、特許文献1参照)。
エアクリーナに電源が投入されると、その内部の高電圧出力装置で高電圧が発生し、この高電圧がイオナイザおよびコレクタに供給される。すなわち、イオナイザの放電電極と接地電極との間およびコレクタの電極板(コレクタ極板)と接地電極との間に、それぞれ高電圧が印加される。
すると、空気中の分子の中の電子がはじき飛ばされてプラスイオンが発生し、イオナイザの空間内はプラスイオンまたはマイナスイオンで充満し、そこに入ってきた塵埃の粒子が、正または負に帯電される。そして、この正または負に帯電された塵埃の粒子がコレクタに到達し、正に帯電した粒子が接地電極に、負に帯電した粒子がコレクタ極板にそれぞれ吸着される。
エアクリーナにおいて、イオナイザの放電電極は、図4(a)〜(j)に示すように様々な形状のものが考案され使用されている(例えば、特許文献2参照)。この使用されている放電電極を大別すると、線状電極と板状電極とに分類され、それぞれ長所および短所を有する。
線状電極は、例えばタングステン線を用いるが、使用初期から長期経過しても放電性能の劣化が少ないという長所がある反面、放電を繰り返すにしたがい、線が細くなっていき断線し易いという短所がある。また、全体的に尖った部分が少ないので放電能力が低く、それを補うためには多数の線状電極を必要とする。もしくは、尖った部分が多い電極に比べて高い電圧を必要とする。
一方、板状電極は線状電極よりも肉厚であるので、強靱で長持ちするという長所がある反面、通常、放電電極として使用される際、対向電極と平行に配置されるが、単純な角板の板状電極では放電能力が低いので、図4(f)や図4(j)などに示されているように、刺や針を有することで放電能力を高める工夫がなされる。しかし、使用し始めると放電の度にこれら刺や針が集中的に損耗し、この損耗により放電能力が比較的早く劣化してしまうという欠点がある。
なお、線状電極と板状電極の両方の長所を活かそうとして、図5に示すように、中心線に対して左右方向連続して湾曲を繰り返す非直線状に予めフォーミングした細線(第1の部材)10を、長手方向に多数の取付部20aを間隔をあけて並設した支持板(第2の部材)20の各取付部20aに取り付けた複合電極も考案されている(例えば、特許文献3参照)。
しかしながら、このような複合電極では、各部材の加工と、各部材を組み付ける工程が複雑で、線状電極や板状電極よりも製造するうえで生産性やコストの面で不利であり、消耗品である放電電極として採用し難いタイプであるという欠点を有する。
このように、線状電極、板状電極、複合電極といずれも短所を有しており、放電能力およびコストを考慮したコストパフォーマンスの優れた放電電極が市場では望まれている。
本発明は、このような課題を解決するためになされたもので、その目的とするところは、放電能力およびコストを考慮したコストパフォーマンスの優れた放電電極を提供することにある。
このような目的を達成するために、本発明に係る放電電極は、1本の細線を折り曲げて形成される放電電極であって、細線は、その中心軸に対して離散的に一方および他方に突き出して屈折された複数の屈折部を有し、屈折部は、背中合わせに重ねられた第1の線部と第2の線部とを有し、第1の線部と第2の線部とを継ぐ折曲部は、その先端が尖った形状とされていることを特徴とする。
本発明の放電電極によれば、1本の細線を折曲加工するのみで製造できるので安価であり、中心軸に対して離散的に一方および他方に突き出して複数の屈折部を形成し、この屈折部の背中合わせに重ねられた第1の線部と第2の線部とを継ぐ折曲部の先端を尖った形状としているので、通常の線状電極よりも放電性能が大幅に向上し、放電能力およびコストを考慮したコストパフォーマンスの優れたものとなる。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。
〔実施の形態1〕
図1はこの発明に係る放電電極の一実施の形態の要部を示す図である。この放電電極1は、1本の細線を折り曲げて形成されており、その中心軸に対して離散的に一方(図示A方向)および他方(図示B方向)に突き出して屈折された複数の屈折部2を有している。
〔実施の形態1〕
図1はこの発明に係る放電電極の一実施の形態の要部を示す図である。この放電電極1は、1本の細線を折り曲げて形成されており、その中心軸に対して離散的に一方(図示A方向)および他方(図示B方向)に突き出して屈折された複数の屈折部2を有している。
この放電電極1において、屈折部2は、背中合わせに重ねられた第1の線部2−1と第2の線部2−2とを有し、第1の線部2−1と第2の線部2−2とを継ぐ折曲部2−3はその先端が尖った形状とされている。
すなわち、図2(a)に示すように、第1の線部2−1と第2の線部2−2とを背中合わせに重ねるように屈折させた後、図2(b)に示すように、第1の線部2−1と第2の線部2−2とを継ぐ折曲部2−3の先端をさらに潰すことにより、先端形状を尖らせている。
この放電電極1では、屈折部2の第1の線部2−1と第2の線部2−2とを継ぐ折曲部2−3の先端(屈折部2の先端)に電界が集中し、屈折部2の先端のみからコロナ放電が発生する。また、屈折部2の先端は尖っているので、図2(a)に示すような丸みを帯びた状態よりも、さらに強いコロナ放電が発生する。
なお、本実施の形態では、屈折部2の先端からのみコロナ放電を発生させることを狙っており、細線の表面からの放電は意図していない。この場合、線材として、敢えて、その表面から放電しないように、太めの細線を使用することによって、放電電極の強度も向上させることができる。
このように、本実施の形態による放電電極1は、1本の細線を折曲加工するのみで製造することができるので、安価となる。また、中心軸に対して離散的に一方および他方に突き出して複数の屈折部2を形成し、この屈折部2の背中合わせに重ねられた第1の線部2−1と第2の線部2−2とを継ぐ折曲部2−3の先端を尖った形状としているので、通常の線状電極よりも放電性能が大幅に向上する。これにより、放電能力およびコストを考慮したコストパフォーマンスの優れたものとなる。
〔実施の形態2〕
図3は本発明に係る放電電極の他の実施の形態の要部を示す図である。この放電電極1には、その細線の一部に、軸方向にバネ性を有する部分3が設けられている。この例では、屈折部2,2間をつなぐ細線を軸部とした場合、軸部の要所および放電電極1の両端部(細線の両端部)に、細線をコイル状に巻いたバネ部がバネ性を有する部分(以下、バネ部と呼ぶ)3として設けられている。
図3は本発明に係る放電電極の他の実施の形態の要部を示す図である。この放電電極1には、その細線の一部に、軸方向にバネ性を有する部分3が設けられている。この例では、屈折部2,2間をつなぐ細線を軸部とした場合、軸部の要所および放電電極1の両端部(細線の両端部)に、細線をコイル状に巻いたバネ部がバネ性を有する部分(以下、バネ部と呼ぶ)3として設けられている。
このバネ部3を有する放電電極1は、その両端にフック4,4が形成されており、このフック4,4を例えば集塵セル内に設けられた係合部5,5に引っ掛けて、係合部5,5間に放電電極1を張架する。これにより、放電電極を固定する際に従来必要であった板バネやスプリングなどの弾性固定部材が不要となり、集塵セル内の構造の簡素化やコストダウンを図ることができるようになる。
なお、上述した実施の形態1,2では、屈折部2を細線の中心軸に対して離散的に一方および他方に突き出しているが、必ずしも正反対の方向(180度異なる方向)に突き出さなくてもよく、例えば90度ずつその方向を異ならせるなどしてもよい。
また、上述した実施の形態2において、バネ性を有する部分3は必ずしもコイル状に巻いたバネ部でなくてもよく、細線を折り曲げて形成したバネ部であってもよい。屈折部2の先端からのみコロナ放電を発生させることを狙うものとした場合、バネ性を有する部分3は、コイル状に巻いたバネ部とした方がよい。
本発明の放電電極は、エアクリーナにおけるイオナイザの放電電極などとして、放電を利用する様々な機器で使用することが可能である。
1…放電電極、2…屈折部、2−1…第1の線部、2−2…第2の線部、2−3…折曲部、3…バネ性を有する部分(バネ部)、4…フック、5…係合部。
Claims (2)
- 1本の細線を折り曲げて形成される放電電極であって、
前記細線は、その中心軸に対して離散的に一方および他方に突き出して屈折された複数の屈折部を有し、
前記屈折部は、背中合わせに重ねられた第1の線部と第2の線部とを有し、
前記第1の線部と第2の線部とを継ぐ折曲部は、その先端が尖った形状とされている
ことを特徴とする放電電極。 - 請求項1に記載された放電電極において、
前記細線は、少なくともその一部に、軸方向にバネ性を有する部分が設けられている
ことを特徴とする放電電極。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2010249523A JP2012101147A (ja) | 2010-11-08 | 2010-11-08 | 放電電極 |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2010249523A JP2012101147A (ja) | 2010-11-08 | 2010-11-08 | 放電電極 |
Publications (1)
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JP2012101147A true JP2012101147A (ja) | 2012-05-31 |
Family
ID=46392223
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2010249523A Pending JP2012101147A (ja) | 2010-11-08 | 2010-11-08 | 放電電極 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2012101147A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN109358460A (zh) * | 2018-12-05 | 2019-02-19 | 浙江大学昆山创新中心 | 一种制备周期极化畴反转结构晶体的装置 |
CN109375450A (zh) * | 2018-12-05 | 2019-02-22 | 浙江大学昆山创新中心 | 一种制备周期极化畴反转晶体的装置及方法 |
CN109407439A (zh) * | 2018-12-05 | 2019-03-01 | 浙江大学昆山创新中心 | 一种新型周期极化畴反转结构晶体的制备装置 |
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2010
- 2010-11-08 JP JP2010249523A patent/JP2012101147A/ja active Pending
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