JP2012101011A - 段差昇降車椅子 - Google Patents

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JP2012101011A JP2010261752A JP2010261752A JP2012101011A JP 2012101011 A JP2012101011 A JP 2012101011A JP 2010261752 A JP2010261752 A JP 2010261752A JP 2010261752 A JP2010261752 A JP 2010261752A JP 2012101011 A JP2012101011 A JP 2012101011A
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Nobuhiro Aoki
信博 青木
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Abstract

【課題】搭乗した車椅子ごと段差をクリアできる、段差昇降車椅子を提供する。
【解決手段】大きな段差をクリアするために通常の車椅子の車輪の前後を逆に設けて、前輪駆動の車椅子として、両サイドの前輪2はハンドリングのついたタイヤ車輪として、後輪4は引き出し式の自在キャスターとする、この前輪2と後輪4の間にできる空間を埋めるために上下のする補助輪を設け、この左右6輪の働きで住宅の床上や自動車の後部の高さの段差もクリアができる、上下補助輪と後輪キャスター4により前輪のタイヤ2を浮かせて、この前輪2の直径が段差の上段角より4分の3を持ち上がるようにすれば楽に押し上げられるので、前輪タイヤ2は段上に載せることができる、こうして前輪タイヤ2が段上に載れば、次に収納した補助輪を送りゴマとして段上に載せ、最後に収納させた後輪キャスター4を段上に載せる、こうした手順で大きな段差の上段に載せる。
【選択図】図1

Description

技術の分野
車椅子に患者を乗せたままで大きな段差である、床上や自動車の後部に直接昇降のできる車椅子に関するものである。
従来から車椅子で出かける時は、自動車では、そのたびに患者の移乗や車椅子の積み下ろしを繰り返さなければならず介助者には重労働であった。更に、大きな段差のあるところでの昇降には段差スロープか専用昇降機がなければ車椅子に患者を乗せたままでは目的が達せられなかった。車椅子ごと住宅の床上に昇降する時や自動車の後部に昇降する時は、その場、その場に別の装備や装置が必要とした。
小さい段差でも、通常の車椅子の前輪では小さいために越えにくく、更に、大きな段差では一々患者を車椅子から降ろさなければ段差は越えられなかった。つまり段差のあるところでは車椅子と患者は別々にしなければならなかった。例えば病院に行くには患者を車椅子から降ろし自動車の座席に乗せて、車椅子だけ自動車の後部に積む、病院に着けば車椅子を先に下ろし患者を車椅子に乗せて診察を受ける。診察が終われば患者を自動車の座席に乗せて、車椅子を積んで帰宅する。更に、家に着けば車椅子を下ろし患者を車椅子に乗せる。車椅子患者は段差のある移動では毎日これの繰り返しであった。車椅子に患者を乗せたまま車椅子自体が段差の昇降ができればこの問題はなくなる。
本発明は、以上の問題点を解決するものである。
問題を解決するための手段
段差の大きい、土間から床上に、路上から自動車の後部に、スロープや専用の昇降機がなしでも車椅子自体で昇降ができる。これには通常の車椅子の前後の車輪を逆にして前輪駆動車にする。この前後の車輪の空間を埋める上下のする補助輪を設ける。上下補助輪はテコ式になった上下レバーで縦押し棒の押し棒ストッパーまで下げる。次いで車椅子の底部に設けた後部に引き出す後輪キャスターのついた引き出し棒のピンを抜いて引き出してピンを差し戻す。こうして手押しハンドルで前輪タイヤを浮かせて上下補助輪と後輪キャスターに荷重が掛かるようにする。手押しハンドルで押して段差の上に前輪タイヤを載せると重心が後部に掛かるので、この引き出し棒で保護ができる。上下補助輪を元の位置に収納して、上下補助輪まで段差の上に載せると重心は前輪タイヤと上下補助輪に移る。後輪キャスターの引き出し棒を元の位置に収納してピンを差し戻して、そのまま後輪キャスターを段差の上に載せると、これで床上や車上に上がることができる。降りる時は後部からこの逆の手順で行う。載せる力はスロープで押し上げる力と同程度となる。
以上の構成からなる段差昇降車椅子
発明の効果
通常の車椅子の前輪キャスターと後輪タイヤの前後を逆にして前輪駆動車にする。これで腰掛椅子の高さの大きな段差もスロープや専用昇降機が無くても段差昇降車椅子の機能だけでクリアができるので、出先での段差は心配しなくてもよい。装置を収納すれば通常の車椅子のサイズになり、後輪は従来の前輪と同じキャスターなのでハンドル操作も同じである。病院や買い物に出かける時も、自動車の後部に車椅子に乗ったままで昇降ができる。車椅子の利用者は家に引きこもりがちであったが、この段差昇降車椅子で旅行にも行け、行動範囲が広がる。
装置を収納した通常使用の車椅子図 段差をクリアする第一段階図 段差をクリアする第二段階図 段差をクリアする第三段階図 段差昇降車椅子の後部立面図 段差昇降車椅子の前部立面図 段差昇降車椅子の骨組斜視図
以下、本発明を実施の形態を説明する。
(イ)車椅子で大きな段差をクリアするためには、前輪タイヤ(2)を大きくして、後輪キャスター(4)を小さくする「図1」。前輪タイヤ(2)を持ち上げた状態で段差の上の角から前輪タイヤ(2)の直径の4分の3を持ち上げることで、楽に段差をクリアすることが可能になる「図2」。
(ロ)この可能な数値にするために、通常の車椅子の前後の車輪を逆に設けて前輪駆動車にする。更に、前輪タイヤ(2)と後輪キャスター(4)の間に、この空間を埋める大きさの上下補助輪(5)を縦押し棒(10)の下部に設けて、テコ式にした上下レバー(6)を下げて縦押し棒(10)と上下補助輪(5)を下ろして、押し棒ストッパー(7)で止める「図2」。この上下補助輪(5)を押し下げることで前輪タイヤ(2)を持ち上げ、段上に載せる高さの位置する役目を果たすことと、収納することで段上に載せる時の送りゴマの役目も果たす。
(ハ)引き出し棒(9)は車椅子の底部に設けて後部に引き出せるようにして、この最後部に後輪キャスター(4)を設ける。この引き出し棒(9)に引き出し棒ピン(8)穴を設けて、ピン(8)を抜いて引き出し棒(9)を引き出してピン(8)を差し替えて、押し出した上下補助輪(5)と引き出された後輪キャスター(4)に荷重を掛ける「図2」。この後輪キャスター(4)の出し入れと引き出し棒(9)の役目は引き出せば段上に載せる時の段差の角度を緩やかにする「図2」ことと、前輪タイヤ(2)が段上に載った時点での患者の後部に掛かる重心を支える「図3」ことと、収納位置に戻すことで通常の車椅子のサイズにする「図1」ことにある。
(二)次に手押しハンドル(11)を下げて上下補助輪(5)と後輪キャスター(4)を着地させると、前輪タイヤ(2)が浮き上がるので「図2」、段差の角に押しつけて、そのまま前輪タイヤ(2)を押しこんで段差の上に載せる「図3」。
(ホ)前輪タイヤ(2)が段の上に載れば上下補助輪(5)を上下レバー(6)で縦押し棒(10)を引っ込めて、上下中輪(5)を収納位置に戻して「図3」、押し棒ストッパー(7)で止めることで上下補助輪(5)は、これで段上に載る送りゴマの役目も果たす「図4」。
(ヘ)そのまま上下補助輪(5)まで押し載せると車椅子の荷重は前輪タイヤ(2)と上下補助輪(5)に移る「図4」。引き出しピン(8)を抜いて、引き出し棒(9)を収納位置に差し戻してピン(8)を改めて差しなおす。これで引き出した後輪キャスター(4)は通常の車椅子サイズ「図1」になる。
(ホ)そのまま後輪キャスター(4)まで押し上げると段差昇降車椅子(1)は段上で前輪駆動の車椅子「図1」になる。降ろす場合は後ろ向きでこの手順を逆にする。
本発明は以上のような構造である。
本発明を使用するときは、上記に示した手順で操作をして、押し棒のストッパー(7)を確認すること、引き出し棒(9)の引き出しピン(8)の差し換えは忘れないようにすることで、前輪タイヤ(2)が段差の角に当てて「図2」押し載せる時は患者もハンドリングで加勢をすると介助者は楽に段上に押し上げることができる。スロープと同様の力で段差はクリアができる。これで従来の大きな段差の床上に上る時や自動車の後部の昇降の時も必要であった専用昇降機や段差スロープの心配もなくなり、段差昇降車椅子を使用すれば、どこにでも安心して出かけられるようになる。
1 段差昇降車椅子 2 前輪タイヤ
3 ハンドリング 4 後輪キャスター
5 上下補助輪 6 上下レバー
7 押し棒ストッパー 8 引き出し棒ピン
9 引き出し棒 10 縦押し棒
11 手押しハンドル 12 クッション枕
13 背もたれ 14 布座盤
15 足置き

Claims (3)

  1. 大きな段差をクリアするために通常の車椅子の車輪の前後を逆に設けて、前輪駆動の車椅子として、両サイドの前輪はハンドリングのついたタイヤ車輪として、後輪は引き出し式の自在キャスターとする、この前輪と後輪の間にできる空間を埋めるために上下のする補助輪を設け、この左右6輪の働きで住宅の床上や自動車の後部の高さの段差もクリアができる、上下補助輪と後輪キャスターにより前輪のタイヤを浮かせて、この前輪の直径が段差の上段角より4分の3を持ち上がるようにすれば楽に押し上げられるので、前輪タイヤは段上に載せることができる、こうして前輪タイヤが段上に載れば、次に収納した補助輪を送りゴマとして段上に載せ、最後に収納させた後輪キャスターを段上に載せる、こうした手順で大きな段差の上段に載せることのできる段差昇降車椅子。
  2. 前輪タイヤと後輪キャスターの間にできる空間を埋めるために上下する補助輪を設けて、段差昇降車椅子に患者を搭乗させた状態で、まず上下補助輪の役割りは大きな段差をクリアするのに前輪タイヤを浮かせるために、テコ式になった上下レバーを下げると縦押し棒が下がり、その下部に設けた上下補助輪は下に押し出されて、押し棒ストッパーで止まる、この時点では前輪タイヤと下がった上下補助輪で支えるが、後輪キャスターが引き出されると上下補助輪との二輪で手押しハンドルで着地をさせる、こうして前輪タイヤが浮いて、そのまま押すと段上に前輪タイヤが載る、前輪タイヤが段上に載った時点で、上下補助輪を収納位置まで引っ込めると上下補助輪は前輪タイヤと後輪キャスターの空間の橋渡しの送りゴマの役目を果たす、更に、押して上下補助輪が段上に載ると段上では搭乗患者の重心が前輪タイヤと上下補助輪で支えられることになる、ここまでが縦押し棒と上下補助輪の機能である、請求項1の段差昇降車椅子。
  3. 引き出し棒は、収納時点や引き出し時点でそれぞれピンを差し換えて使用する、段差昇降車椅子に患者が搭乗させた状態で、段差が大きいと車椅子の角度が急になるので、これを緩やかにするために引き出しするもので、引き出し棒は車椅子の底部に後部へ引き出せるように設けて、その引き出し棒の最後部に後輪キャスターを設ける、引き出してピン止めした位置で、上下補助輪の押し出した最大の角度は28度前後になる、患者の後部への重心もこの引き出し棒で支えられることになる、上下補助輪が段上に上がった時点で引き出し棒を収納して、後輪キャスターを段上に載せると患者を乗せたままで大きな段差を上り切ることになる、引き出し棒の収納位置では通常の車椅子のサイズ内にして、前輪駆動の車椅子として使用する。ここまでが引き出し棒と後輪キャスターの機能である、請求項1又は請求項2の段差昇降車椅子。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPWO2016006248A1 (ja) * 2014-07-11 2017-04-27 国立大学法人 東京大学 走行装置
JP2017099789A (ja) * 2015-12-04 2017-06-08 学校法人大阪産業大学 車椅子

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