JP2012100258A - ワイヤレス通信システムのためのビーム形成トレーニング方法、装置、システム - Google Patents

ワイヤレス通信システムのためのビーム形成トレーニング方法、装置、システム Download PDF

Info

Publication number
JP2012100258A
JP2012100258A JP2011224747A JP2011224747A JP2012100258A JP 2012100258 A JP2012100258 A JP 2012100258A JP 2011224747 A JP2011224747 A JP 2011224747A JP 2011224747 A JP2011224747 A JP 2011224747A JP 2012100258 A JP2012100258 A JP 2012100258A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
service
control point
training
user station
user
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2011224747A
Other languages
English (en)
Other versions
JP5504237B2 (ja
Inventor
Ye Wu
イェ ウ
Yu Zhang
ユウ チャン
Mei Lai
メイ ライ
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NEC China Co Ltd
Original Assignee
NEC China Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by NEC China Co Ltd filed Critical NEC China Co Ltd
Publication of JP2012100258A publication Critical patent/JP2012100258A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5504237B2 publication Critical patent/JP5504237B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04BTRANSMISSION
    • H04B7/00Radio transmission systems, i.e. using radiation field
    • H04B7/02Diversity systems; Multi-antenna system, i.e. transmission or reception using multiple antennas
    • H04B7/04Diversity systems; Multi-antenna system, i.e. transmission or reception using multiple antennas using two or more spaced independent antennas
    • H04B7/06Diversity systems; Multi-antenna system, i.e. transmission or reception using multiple antennas using two or more spaced independent antennas at the transmitting station
    • H04B7/0613Diversity systems; Multi-antenna system, i.e. transmission or reception using multiple antennas using two or more spaced independent antennas at the transmitting station using simultaneous transmission
    • H04B7/0615Diversity systems; Multi-antenna system, i.e. transmission or reception using multiple antennas using two or more spaced independent antennas at the transmitting station using simultaneous transmission of weighted versions of same signal
    • H04B7/0617Diversity systems; Multi-antenna system, i.e. transmission or reception using multiple antennas using two or more spaced independent antennas at the transmitting station using simultaneous transmission of weighted versions of same signal for beam forming
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04BTRANSMISSION
    • H04B7/00Radio transmission systems, i.e. using radiation field
    • H04B7/02Diversity systems; Multi-antenna system, i.e. transmission or reception using multiple antennas
    • H04B7/04Diversity systems; Multi-antenna system, i.e. transmission or reception using multiple antennas using two or more spaced independent antennas
    • H04B7/06Diversity systems; Multi-antenna system, i.e. transmission or reception using multiple antennas using two or more spaced independent antennas at the transmitting station
    • H04B7/0613Diversity systems; Multi-antenna system, i.e. transmission or reception using multiple antennas using two or more spaced independent antennas at the transmitting station using simultaneous transmission
    • H04B7/0615Diversity systems; Multi-antenna system, i.e. transmission or reception using multiple antennas using two or more spaced independent antennas at the transmitting station using simultaneous transmission of weighted versions of same signal
    • H04B7/0619Diversity systems; Multi-antenna system, i.e. transmission or reception using multiple antennas using two or more spaced independent antennas at the transmitting station using simultaneous transmission of weighted versions of same signal using feedback from receiving side

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Computer Networks & Wireless Communication (AREA)
  • Signal Processing (AREA)
  • Radio Transmission System (AREA)
  • Mobile Radio Communication Systems (AREA)

Abstract

【課題】 本発明は、サービス/制御ポイントおよびユーザ局におけるビーム形成トレーニングのための方法および装置、並びにワイヤレス通信システムのためのビーム形成トレーニングシステムを提供する。
【解決手段】 本発明のサービス/制御ポイントにおけるビーム形成トレーニング方法は、切り替え型送信アンテナ重みベクトルを使用してトレーニング系列を複数のユーザ局に送信するステップと、複数のユーザ局を構成する各ユーザ局からフィードバックされた、各ユーザ局の自リンクおよびクロスリンクのチャネル状態に関するチャネル情報に基づいて、サービス/制御ポイントの最適送信アンテナ重みベクトルを決定するステップとを含む。本発明によれば、高密度ユーザ用途の要求を満足することができ、スペクトル効率が高く、ビーム形成トレーニング時間を短縮する、空間再利用に基づく同時ビーム形成トレーニング技術が提供される。
【選択図】 図8

Description

本発明はワイヤレス通信技術に関し、特に、サービス/制御ポイントとユーザ局においてビーム形成トレーニングを行うための方法および装置、並びにワイヤレス通信システムのためのビーム形成トレーニングシステムに関する。
ビーム形成は、マルチアンテナアレイを十分に活用するためのダイバシティ技術である。RFビーム形成技術に分類されるビーム形成技術は、デジタルビーム形成に比較して実施が複雑ではなく、性能損失も十分に許容できるレベルである。ただし、現在のRFビーム形成関連の標準は、RFビーム形成を単一ストリームのポイントツーポイント解決法として採用しているに過ぎず、この傾向は特に60GHzの標準(例:IEEE 802.15.3c、IEEE 802.11ad、wirelessHD、WiGig)において顕著である。そのためほとんどの場合、ユーザ密度が高い状況(例:高密度なシンクアンドゴー用途)では、1地点から複数の地点への同時高速伝送の要件を満たすことはできない。
最近の60GHzの物理(PHY)層標準(例:Wireless HD、WiGig、IEEE 802.11ad)はすべて、単一キャリアモードと、直交周波数分割多重(OFDM)伝送モードの両方に対応している。しかし、RFビーム形成の観点からは、これら2つの伝送モードは実施において差はほとんどない。
ビーム形成トレーニングの目的は、事前トレーニングによって最適送信アンテナ重みベクトル(以下「TX AWV」または「送信ビーム形成ベクトル」という)と最適受信アンテナ重みベクトル(以下「RX AWV」または「受信ビーム形成ベクトル」ともいう)とを取得して、通信局間で最適な通信を実現することである。
IEEE802.11ad標準では、時分割多重アクセス方式(TDMA)をベースとする解決法(すなわち、競合1対1トレーニング方法)が開示されている。この解決法によれば、1対多数ユーザの状況では、各ユーザに対するビーム形成トレーニングをそれぞれ異なる期間中に実行する必要があるが、これは非常に時間のかかることであり、スペクトル効率もきわめて低い。
さらに、特許文献1(米国特許出願第200903189091A1号)では、1対多数同時ビーム形成トレーニングのための連結トレーニング系列を使用するシステムが開示されている。図1に示すように、このシステムでは、送信局101が最初にn個のサブトレーニング系列から成る連結トレーニング系列を生成する。各サブ系列が複数のアンテナユニットを含む送信アンテナアレイから送信されるときには、複数のアンテナユニット上の位相を区別する一意のTX AWVが適用されるので、送出される各サブトレーニング系列は一意のビームパターンPi(i=1,…,n)を有する。
この特許で開示される技術によれば、各期間中に、送信局が1つのサブトレーニング系列を複数の受信局(図1では受信局102と受信局103の2つ)に送信して、複数の受信局102,103のトレーニングを行う。その後、複数の受信局(図1では2つ)は、容量、信号対雑音比(SNR)等の特定の指標に基づいて自己の最適TX AWVを決定し、それらを送信局にフィードバックする。
送信局によって適用される複数のTX AWVは、送信局とトレーニング対象の複数の受信局に既知である、コードブック等のルールに基づいて事前に決定される。そのため、複数の受信局は個々の最適なTX AWVを容易にフィードバックすることができる。
上記の解決法は、TDMAベーストレーニング解決法の時間がかかり過ぎるという欠点をある程度解決する同時トレーニング解決法であるが、この解決法はTDMAデ―タ伝送方法にしか対応しておらず、しかもそのデータ伝送効率は依然として低い。
米国特許出願第200903189091A1号
上記を背景として、本発明は、従来技術の問題の少なくとも一部を解決することのできる、空間再利用に基づく同時ビーム形成トレーニングの技術的解決法を開示するものである。
本発明の第1の態様によれば、サービス/制御ポイントにおけるビーム形成トレーニング方法が提供される。当該方法は、切り替え型送信アンテナ重みベクトルを使用してトレーニング系列を複数のユーザ局に送信するステップと、複数のユーザ局を構成する各ユーザ局からフィードバックされた、各ユーザ局の自リンクおよびクロスリンクのチャネル状態に関するチャネル情報に基づいて、サービス/制御ポイントの最適送信アンテナ重みベクトルを決定するステップとを備えることができる。
本発明の第2の態様によれば、ユーザ局におけるビーム形成トレーニング方法が提供される。当該方法は、固定型受信アンテナ重みベクトルを使用してサービス/制御ポイントからトレーニング系列を受信するステップと、ユーザ局の自リンクおよびクロスリンクのチャネル状態に関するチャネル情報を決定するステップと、そのチャネル情報をサービス/制御ポイントに送信するステップとを備える。
本発明の第3の態様によれば、サービス/制御ポイントにおいてビーム形成トレーニングを行うための装置が提供される。当該装置は、切り替え型送信アンテナ重みベクトルを使用してトレーニング系列を複数のユーザ局に送信するように構成されたトレーニング系列送信手段と、複数のユーザ局を構成する各ユーザ局からフィードバックされた、各ユーザ局の自リンクおよびクロスリンクのチャネル状態に関するチャネル情報に基づいて、サービス/制御ポイントの最適送信アンテナ重みベクトルを決定するように構成されたアンテナ重み決定手段とを備えることができる。
本発明の第4の態様によれば、ユーザ局においてビーム形成トレーニングを行うための装置が提供される。当該装置は、固定型受信アンテナ重みベクトルを使用してサービス/制御ポイントからトレーニング系列を受信するように構成されたトレーニング系列受信手段と、ユーザ局の自リンクおよびクロスリンクのチャネル状態に関するチャネル情報を決定するように構成されたチャネル情報決定手段と、そのチャネル情報をサービス/制御ポイントに送信するように構成されたチャネル情報送信手段とを備えることができる。
本発明の第5の態様によれば、ワイヤレス通信システムのためのビーム形成トレーニングシステムが提供される。当該システムは、本発明の第3の態様による、サービス/制御ポイントにおいてビーム形成トレーニングを行うための装置と、本発明の第4の態様による、ユーザ局においてビーム形成トレーニングを行うための装置とを備えることができる。
本発明によれば、高密度ユーザ用途の要求を満足することのできる、空間再利用に基づく同時ビーム形成トレーニング技術が提供される。また、従来の解決法に比較して、本発明は、空間的直交性に加えて自リンクおよびクロスリンクの信号強度も考慮し、スペクトル効率が高く、ビーム形成トレーニングの所要時間を短縮する、という特徴を有する。
本発明の上記およびその他の特徴は、添付図面を参照して示される各実施例の詳細な説明によってさらに明らかになるであろう。本発明の添付図面においては、同一の参照符号は同一もしくは類似の構成要素を示す。添付図面は以下の通りである。
従来技術のビーム形成トレーニング方法を示す。 本発明を適用できるワイヤレス通信システムの例を示す。 RF空間再利用ビーム形成に対応するRFマルチユーザ送信機とその変調器の単純化した物理構造を示す。 RF空間再利用ビーム形成に対応するRFマルチユーザ送信機とその変調器の単純化した物理構造を示す。 本発明の一実施例によるビーム形成トレーニングのフローチャートを示す。 本発明の他の実施例によるビーム形成トレーニングのフローチャートを示す。 本発明で使用することのできる例示的トレーニング系列を示す。 本発明で使用することのできる他の例示的トレーニング系列を示す。 本発明の一実施例による、サービス/制御ポイントにおけるビーム形成トレーニング方法のフローチャートを示す。 本発明の一実施例による、ユーザ局におけるビーム形成トレーニング方法のフローチャートを示す。 本発明の一実施例による、サービス/制御ポイントにおけるビーム形成トレーニング装置のブロック図を示す。 本発明の一実施例による、ユーザ局におけるビーム形成トレーニング装置のブロック図である。
以下では、本発明によるワイヤレス通信システムのためのビーム形成トレーニング方法、装置、システムについて、その好適な実施例を使用し、図面を参照して詳細に説明する。
当該技術に精通する当業者が本発明をより明確に理解できるよう、本発明による方法、装置、システムについて詳細に説明する前に、図2、図3A、図3Bを参照して、本発明を適用できるワイヤレス通信システムの例、RF空間再利用によるマルチユーザ送信に対応するRF送信機、およびRF送信機の変調器の構造について説明する。
図2に示すように、ワイヤレス通信システム200は、サービス/制御ポイント(service and control point)210と、複数のユーザ局220,220,…,220とを備える。ここで、nはユーザ局数を表す。本発明の一実施例では、ユーザ局220,220,…,220は、基本サービスセットBSS/パーソナル基本サービスセットPBSSを形成することができる。この場合、ユーザ局へサービス、協調、制御を提供するように構成されるサービス/制御ポイント210は、BSS内のアクセスポイントAPか、またはPBSS内の制御/協調ポイント(control
and coordination point)PCPのいずれかとなる。
サービス/制御ポイント210は、ワイヤレス信号を送信するための送信アンテナアレイを備える。この送信アンテナアレイは、複数のアンテナユニットを含むことができる。また、サービス/制御ポイント210の送信アンテナアレイは、t個のアンテナユニットを備えると想定される。ここで、tは1より大きい整数である。
これに対し、ユーザ局220,220,…,220の各々は、ワイヤレス信号を受信するための受信アンテナアレイを備える。この受信アンテナアレイもやはり、複数のアンテナユニットを含むことができる。そして、ユーザ局220(i=1,2,…,N。ここで、Nはユーザ局数である)の受信アンテナアレイは、r個のアンテナユニットを備えるとする。ここで、rは1より大きい整数である。
ビーム形成を実行するため、サービス/制御ポイント210において、送信アンテナアレイ内の各アンテナユニットに位相シフトが適用されるが、振幅スケーリングを適用することも可能である。同様に、ユーザ局でも、受信アンテナアレイ内の各アンテナユニットに位相シフトが適用され、同様に振幅スケーリングを適用することも可能である。
アンテナ重みベクトルAWVは、「ビーム形成ベクトル」とも呼ばれる。このベクトルは、ビーム形成時にアンテナアレイ内の各アンテナユニットに適用される位相シフト(そしておそらくは、振幅スケーリング)を記述する。説明の都合上、以下では、サービス/制御ポイント210における送信アンテナアレイのアンテナ重みベクトルを略して「TX AWV」といい、ユーザ局220における受信アンテナアレイのアンテナ重みベクトルを略して「RX AWV」という。
サービス/制御ポイント210においては、複数の異なる送信アンテナ重みベクトルを使用することができる。サービス/制御ポイント210によって使用されるこれらのアンテナ重みベクトルは、行列を形成する。ここで、行列内の1つの列(または行)が1つのアンテナ重みベクトルを表す。この行列は「送信コードブック」(略して「TXコードブック」)と呼ばれる。本発明の一実施例においては、サービス/制御ポイント210のTXコードブックは正方行列である。よって、使用可能なTX AWVの数は、サービス/制御ポイントにおける送信アンテナアレイに含まれる送信アンテナ数と同じである。本発明の一実施例においては、TXコードブックはユニタリ行列の形態をとることができる。この行列では、行列の列数はサービス/制御ポイントにおける送信アンテナアレイに含まれるアンテナユニット数と同じである。例えば、送信アンテナアレイ内にt個のアンテナユニットを含むサービス/制御ポイント210の場合、そのTXコードブックWは、以下の式1に示すような離散フーリエ行列となる。
Figure 2012100258
(式1)
ここで、w=e−j2π/t、および
Figure 2012100258
である。Wのk番目の列wkはk番目の送信アンテナ重みベクトルであり、ここでk=1,2,…,tである。
TXコードブックは上記の例に限定されず、他の適切な形態もとりうることは、当該技術に精通した当業者には明白である。さらに、このテキストでは、[.]はベクトルまたは行列の転置行列を表し、[.]はベクトルまたは行列の随伴エルミート行列を表すことに留意されたい。
同様に、ユーザ局においても、複数の異なる受信アンテナ重みベクトルを使用することが可能である。各ユーザ局において使用可能なこれらのアンテナ重みベクトルもまた行列を形成することができる。行列内の1つの列(または行)は1つのアンテナ重みベクトルを表す。この行列は「受信コードブック」(略して「RXコードブック」)と呼ばれる。本発明の一実施例においては、ユーザ局のRXコードブックは正方行列である。よって、ユーザ局のRX AWVの数は、ユーザ局における受信アンテナアレイに含まれる受信アンテナユニット数と同じである。本発明の一実施例においては、RXコードブックはユニタリ行列の形態をとることができる。この行列では、行列の列数は、対応するユーザ局における送信アンテナアレイに含まれるアンテナユニット数と同じである。例えば、受信アンテナアレイ内にr個のアンテナユニットを含むユーザ局220(ここで、i=1,2,…,N)の場合、そのRXコードブックDは、以下の式2に示すような離散フーリエ行列となる。
Figure 2012100258
(式2)
ここで、d=e−j2π/ir、および
Figure 2012100258
oである。Diのk番目の列di,kは、ユーザ局220iのk番目の受信アンテナ重みベクトルであり、ここでk=1,2,…,riである。RXコードブックは上記の例に限定されず、他の適切な形態もとりうることは、当該技術に精通した当業者には明白である。
上記で説明したワイヤレス通信システム100の例としては、シンクアンドゴーシステムが挙げられる。このシステムは、空港、駅等の公共の場所でユーザ局に高速アクセスアプリケーションを提供するもので、これにより、映画やニュース記事等のコンテンツサービスをユーザ局で受信することが可能になる。この場合は、コンテンツサーバーがサービス/制御ポイントとなる。さらに、ワイヤレス通信システムの例としては、WLANベースのワイヤレス通信システムや、その他の適切な1対多数ワイヤレス通信システムも考えられる。
次に図3Aを参照する。図3Aは、RF空間再利用ビーム形成に対応したRFマルチユーザ送信機の単純化した物理構造を示す。図3Aに示すように、各ユーザ局向けのユーザストリームが送信機のRF位相配列にフィードされる前に、ユーザストリームに対してOFDM/SC−FDE(直交周波数分割多重−単一キャリア周波数領域等化)変調が実行される。変調後、ストリームはRF位相配列に送信され、位相シフトが実行される。その後、位相シフトが実行された各ユーザストリームが付加され、アンテナアレイから送出される。ユーザストリームに位相シフトを実行し、それを付加した後にOFDM/SC−FDE変調を実行するデジタルマルチユーザ送信機とは異なり、RFマルチユーザ送信機は位相シフトを実行する前にOFDM/SC−FDE変調を実行する。そのため、デジタルマルチユーザビーム形成では、送信アンテナと同数のRFチェーンが必要であるのに対し、RFマルチユーザビーム形成では、ユーザ数と同数のRFチェーンしか必要とされない。サポートされるユーザ数は概して位相シフトアンテナユニット数よりも遙かに少ないことは、既知の事実である。そのため、RFビーム形成の方が、実施費用と複雑度が大幅に少なくてすむ。
図3Bは、OFDM/SC−FDE変調モジュールの内部構造の概略図である。図3Bに示すように、この変調モジュールは、符号器と、変調器と、IFFT(逆高速フーリエ変換)ブロック(OFDMの場合にのみ必要)と、情報ビットのためのCP挿入ブロックと、プリアンブル信号のためのCP挿入ブロックと、時間再利用ブロックと、デジタル/アナログ変換器とを備える。その構造と具体的な動作は当該技術において既知であるため、ここでは詳述しない。
図3Aに示すように、すべてのユーザストリームはアンテナアレイから送出される前に付加されるため、ワイヤレス通信システム200においては、サービス制御ポイント210が複数のユーザ局との間でワイヤレス通信を同時に実行する際には、各ユーザ局はサービス/制御ポイント210から送信されてきたワイヤレス信号を受信するだけでなく、サービス/制御ポイント210が他のユーザ局に送信したワイヤレス信号も受信することになる。
そのため、ユーザ局220がサービス/制御ポイント210から自局に送信されてきた信号(自リンク上の信号)を可能な限り高品質な状態で受信し、かつクロスリンクからの干渉を最小化するために、サービス/制御ポイント210の送信アンテナアレイおよびユーザ局220の受信アンテナアレイに対してビーム形成トレーニングを実行し、最適TX AWVと最適RX AWVのうち少なくとも一方を決定する。
本発明によれば、空間再利用に基づく同時ビーム形成トレーニング方法が提供される。サービス/制御ポイント210は、複数のサブタイムスロットから成る所定のトレーニングタイムスロットにおいて、トレーニング系列をユーザ局に送信する。ユーザ局220,220,…,220は、個々のアンテナアレイを介してトレーニング系列を受信し、サービス/制御ポイント210および各ユーザ局間の個々のリンク(自リンクとクロスリンクとを含む)のチャネル状態に関するチャネル情報を取得する。この情報は、サービス/制御ポイント210の送信アンテナアレイにおける最適TX AWVと、ユーザ局220,220,…,220の受信アンテナアレイにおける最適RX AWVのうち少なくとも一方を決定するために使用することができる。次にこの点について詳細に説明する。
以下では、当該技術に精通した当業者が本発明の解決法の全貌を理解しやすいように、図4および図5を参照し、サービス/制御ポイントにおける動作とユーザ局における動作を組み合わせて、本発明によるビーム形成トレーニング解決法について説明する。
最初に図4を参照する。図4は、本発明の一実施例によるビーム形成トレーニングのフローチャートである。図4に示すように、ユーザ局220は最初にS401_Uにおいて、サービス/制御ポイント210に対してサービス期間(SP)要求を発行する。要求を受けたサービス/制御ポイント210は、ステップS401_Sにおいて、利用可能なSPの有無をチェックする。適切なSPがない場合には、空間再利用に基づく同時ビーム形成トレーニングを採用することが決定され、当該方法はステップS402_Sに入る。適切なSPがある場合、当該方法は終了する。
空間再利用に基づく同時ビーム形成トレーニングを実行することが決定された場合には、動作フローはトレーニング初期化位相に入り、サービス/制御ポイント210がステップS402_Sにおいて、ビーム形成トレーニングのためのタイムスロットとトレーニング系列TSとを配列する。
タイムスロットとトレーニング系列の配列が完了したら、サービス/制御ポイント210は図示するように、タイムスロット情報とTSインデックスとをユーザ局220に通知する。本発明の一実施例においては、1個の配列済み送信トレーニングタイムスロットは、T個の送信トレーニングサブタイムスロットで構成される。ここで、Tはサービス/制御ポイント210のTXコードブックの最大列数を表す。
ユーザ局220は、自局に割り当てられたTSインデックスの情報を取得後、自局に割り当てられたトレーニング系列を導出することができる。このようにトレーニング系列はサービス/制御ポイント210とユーザ局220の双方に既知となるので、各ユーザ局はトレーニング系列を受信する際に、自局とサービス/制御ポイント210間のチャネル応答を見積もることが可能になる。さらに、本発明においては、個々のユーザ局のトレーニング系列は直交性を有するため、各ユーザ局がトレーニング系列を受信する際には、そのトレーニング系列は自局に送られてきたものか、あるいは他のユーザ局に送信されたものかを区別することができる。
ここで便宜上、ユーザ局220に割り当てられたトレーニング系列をTSとする。次に、図6および図7を参照して、直交トレーニング系列について詳細に説明する。
ユーザ局220は、タイムスロット情報とトレーニング系列とを受信した後、自局の受信アンテナアレイのアンテナ重みベクトルを特定のRX AWVに固定する。この固定されたRX AWVは個々のユーザ局の間で同一であっても、異なっていてもよい。さらに、このRX AWVは、最もよく利用されるRX AWVとするか、あるいは他の選択基準に従って選択することができる。ユーザ局220は自局の受信アンテナ重みベクトルを、例えば、上記で説明したRXコードブックD内の特定の列に固定することができる。
次に、トレーニング位相に進む。ステップS403_Sにおいて、サービス/制御ポイント210は切り替え型TX AWVを使用してトレーニング系列を送信する。具体的には、割り当てられた各送信トレーニングサブタイムスロットにおいて、サービス/制御ポイント210はTXコードブックから異なる列のTX AWVを取得し、取得したTX AWVを送信アンテナアレイに適用して、各アンテナユニットの位相(および振幅)をチューニングする。その後、トレーニング系列は送信アンテナアレイを介してユーザ局220に送信される。
例えば、サービス/制御ポイント210は、k番目のTX AWV(例:W内のk番目の列)をk番目(k=1,2,…,t)の送信トレーニングサブタイムスロットの自身の送信アンテナアレイに適用し、トレーニング系列TSを、送信アンテナアレイの各アンテナユニットを介して送信する。
個々のユーザ局220が自局のRX AWVを固定している場合には、個々のユーザ局220はステップS403_Uにおいて、サービス/制御ポイント210からトレーニング系列を受信する。ここで、ユーザ局220は、自局に送られてきたトレーニング系列(すなわち、自リンク上の信号)に加えて、システム内の他のユーザ局に送信されたトレーニング系列(すなわち、クロスリン上の信号)も受信する。
T個の送信トレーニングサブ系列で構成される送信トレーニングタイムスロット全体において、ユーザ局220が自局の受信アンテナアレイを介して受信した、ユーザ局220と他のユーザ局220のトレーニング系列は、以下に示す行列TR(i=1,2,…,N,q=1,2,…,N)を形成する。
Figure 2012100258
(式3)
ここで、kはサブタイムスロットインデックスを表し、k=1,2,…,tである。また、sは記号インデックスであり、s=1,2,…,Mである。したがって、TRi、q(i=q)は受信された自リンクのトレーニング系列であり、TRi,q(i≠q)は受信されたクロスリンクのトレーニング系列である。
ステップS403_Uにおいて、個々のユーザ局220はさらに、自リンクとクロスリンクについて、個々のリンク(自リンクとクロスリンク)のチャネル状態に関するチャネル情報の取得/見積もりを行い、取得したチャネル情報と個々のRXコードブックのサイズ(例:列数)とをサービス/制御ポイント210に通知する。チャネル情報としては、チャネルインパルス応答(CIR)、すべての副搬送波上の平均周波数領域チャネル応答(CR)、すべての副搬送波上のCR共分散行列のうち、任意のものを使用できる。
例えば、行列x i,q,sを使用してトレーニング系列内の1つの行を表す場合、ユーザ局220iによって測定された一種のチャネル情報としての、特定の送信用重み付けチャネルインパルス応答CIRとして、x i,q,sを呼び出すことができる。これは以下のように表現される。
i,q,s=d W (式4)
ここで、dは送信トレーニングタイムスロットの間にユーザ局220によって使用される固定型RX AWVを表し、hはs番目の記号インスタントにおけるマルチ入力マルチ出力(MIMO)CIRを表し、Wはサービス/制御ポイント210のTXコードブックを表す。
ユーザ局はさらに、CIRを周波数領域に変換して、c番目の副搬送波の周波数領域チャネル応答を取得することができる。
i,q,c=d (式5)
ここで、cは副搬送波のインデックスであり、c=1,2,…,C(Cは副搬送波の総数)である。
また、上記の式に基づいて、すべての副搬送波(C個の副搬送波)についての平均周波数領域チャネル応答を得ることもできる。
Figure 2012100258
さらに、以下の式を使用して、CR共分散行列を得ることもできる。
Figure 2012100258
各ユーザ局220は特定の送信重みチャネルインパルス応答、周波数領域チャネル応答、平均周波数領域チャネル応答、またはチャネル応答共分散行列をチャネル情報として取得し、それをRXコードブックのサイズ(列数)rと共にサービス/制御ポイント210にフィードバックする。ここで、i=1,2,…,Nである。ただし、サービス/制御ポイント210が事前に何らかの方法でシステム内における個々のユーザ局のRXコードブックの情報をすでに得ている場合には、ユーザ局はここでRXコードブックのサイズをサービス/制御ポイント210に通知する必要はない。本発明の一実施例においてはさらに、オーバーヘッドを削減するためにチャネル情報がさらに量子化される。
サービス/制御ポイント210は、個々のユーザ局220からフィードバックされたチャネル情報とRXコードブックサイズとを受信した後、ステップS404_Sにおいて、ユーザ局220の最適TX AWVと、リンク漏洩状態の指標となるSINRとを計算する。
具体的には、ユーザ局220に対応するユーザストリームiの最適TX AWVは、以下の式で計算することができる。
Figure 2012100258
ここで、qはユーザストリームに関連するすべてのクロスリンクのインデックスを表し、eig(.)は最大固有ベクトルを表し、Nは加法性ホワイトガウスノイズ(AWGN)の片側パワースペクトル密度(PSD)を表す。
ユーザ局220からCIRがフィードバックされた場合には、サービス/制御ポイント201は最初に上記の式6または式7を使用して平均周波数領域チャネル応答またはCR共分散行列を計算し、さらに式9または10を使用して上記の式に示されるRi,qを計算する。ユーザ局から平均チャネル応答またはCR共分散行列がフィードバックされた場合には、サービス/制御ポイント210は以下の式9または式10を直接使って、上記の式に示されるRi,qを計算することができる。
i,q=WE(X*i,q)E(X i,q)W (式9)
i,q=WE(X*i,q i,q)W (式10)
また、サービス/制御ポイント210は、以下の式によって、ユーザ局220に対応するユーザストリームiの送信機SINRを計算できるのが望ましい。
Figure 2012100258
SLNRは各リンクの直交性に関する測定基準である。値が大きいほど、自リンクの信号は大きくなり、他リンクの信号干渉は小さくなる。SLNRは、後述するトレーニングの前処理動作において使用することができる。
送信トレーニングの実行後に、受信トレーニングも実行するのが望ましい。受信トレーニングがさらに実行される一実施例においては、サービス/制御ポイント210はステップS405_Sにおいて受信トレーニングタイムスロットを配列し、それを個々のユーザ局に通知する。ユーザ局はS405_Uにおいてこのタイムスロット情報を受信する。
その後ステップS406_Sにおいて、サービス/制御ポイント210はそのTX AWVを固定する。このとき、事前に決定された最適TX AWV、すなわちw’に固定するのが望ましい。さらに、サービス/制御ポイント210は、RN受信トレーニングサブタイムスロットを含む配列済みのトレーニングタイムスロットの間に、w’をその送信アンテナアレイに適用し、送信アンテナアレイの各アンテナユニットを介してトレーニング系列TSを送信する。
その後ステップS406_Uにおいて、ユーザ局220は個々の受信トレーニングサブタイムスロットの間に自局のRX AWVを切り替えて、サービス/制御ポイント210から送信されてきたトレーニング系列を受信する。
例えば、ユーザ局220は、k番目(k=1,2,…,r)の受信トレーニングサブタイムスロットの間に、k番目のRX AWV(例:D内のk番目の列)を受信アンテナアレイに適用し、自局の受信アンテナアレイを介してサービス/制御ポイント210から送信されてきたトレーニング系列を受信する。
ここで、ユーザ局は、サービス/制御ポイント210によってユーザ局220自身に送られてきたトレーニング系列(すなわち、自リンク上の信号)に加えて、サービス/制御ポイント210から他のユーザ局220(I≠q)に送信されたトレーニング系列(すなわち、クロスリンク上の信号)も受信する。
ここでは、受信トレーニングタイムスロット全体において、ユーザ局220が自局の受信アンテナアレイを介して受信したトレーニング系列と、他のユーザ局へのトレーニング系列とが、以下のような行列RRi,q(i=1、2、…、N,q=1、2、…、N)を形成すると想定する。
Figure 2012100258
(式12)
ここで、sは記号インデックスを表し、s=1,2,…,Mである。また、kはサブタイムスロットインデックスを表し、k=1,2,…,rである。したがって、TRi,q(i=q)は自リンクの受信トレーニング系列を表し、TRi,q(i≠q)はクロスリンクの受信トレーニング系列を表すことは理解されるであろう。
ユーザ局220はステップS407_Uにおいて、自リンクとクロスリンクについて、個々のリンク(自リンクとクロスリンク)のチャネル状態に関するチャネル情報の取得/見積もりを行う。チャネル情報としては、チャネルインパルス応答、すべての副搬送波上の平均周波数領域チャネル応答、すべての副搬送波上のチャネル共分散行列のうち、任意のものを使用できる。
i,q,sが上記のトレーニング系列の行列における1つの列を表すとすると、yi,q,sは「特定の受信重み付けチャネルインパルス応答CIR」と呼ぶことができる。これは、ユーザ局220によって測定される一種のチャネル情報であり、以下の式で表現できる。
i,q,s=D w' (式13)
ここで、Dはユーザ局220のRXコードブックを表し、hはs番目の記号時間におけるマルチ入力マルチ出力(MIMO)CIRを表し、w'は受信トレーニング位相におけるサービス/制御ポイントの固定型TX AWVを表す。
各ユーザ局220はさらに、自リンクおよびクロスリンクについて、すべての副搬送波上の平均周波数領域チャネル応答とチャネル応答共分散行列とを取得する(見積もる)。さらに、最適RX AWVが計算される。また、個々のリンクのリンク品質の指標としてのSINRをさらに計算し、計算されたSINRがサービス/制御ポイント210にフィードバックされるのが望ましい。
具体的には、s番目の記号に関するユーザ局220とサービス/制御ポイント210間のリンクのチャネルインパルス応答(CIR)は、前述したようにyi,q,sである。
CIRは、c番目の副搬送波の周波数領域チャネル応答Yi,q,cに変換することができる。これは、以下の式で表現される。
i,q,c=D w' (式14)
ここで、cは副搬送波のインデックスを表し、1,2,….,C(Cは副搬送波の総数)である。
以下の式により、平均周波数領域チャネル応答をさらに得ることができる。
Figure 2012100258
チャネル応答共分散行列は、以下の式で得ることができる。
Figure 2012100258
上記のチャネル情報に基づいて、ユーザ局220はさらに以下の式を使用して、自局とサービス/制御ポイント210間通信の最適RX AWVを得る。
Figure 2012100258
ここで、eig(.)は最大固有ベクトルを表し、Nは加法性ホワイトガウスノイズ(AWGN)の片側パワースペクトル密度(PSD)を表す。
上記の式で示した
Figure 2012100258
は、ユーザ局220が平均周波数領域応答またはチャネル応答共分散行列のいずれを計算するかに応じて、以下のように計算される。
Figure 2012100258
Figure 2012100258
その後、ユーザ局220は以下の式によってi番目のユーザストリームに関する受信SINRを計算する。
Figure 2012100258
SINRは、サービス/制御ポイント210とユーザ局220間におけるリンク品質の指標として使用することができる。ユーザ局220はその後、後に使用するために、計算したSINRをサービス/制御ポイント210にフィードバックすることができる。
サービス/制御ポイント210は、ステップS407_Sにおいて、各ユーザ局220からフィードバックされたSINRと、対応する所定のしきい値γとを比較することにより個々のリンクのリンク品質を評価し、リンク品質の評価結果に基づいて、ビーム形成トレーニングを終了して空間再利用を実行するべきか、あるいは再トレーニングを実行する必要があるかを決定することができる。
具体的には、ステップS407_SにおいてすべてのSINRが対応するしきい値γを上回ることが判明したら、サービス/制御ポイント210は空間再利用の実行は有効であると判断し、当該方法はステップS408_Sに進む。サービス/制御ポイント210は利用可能な空間再利用サービス期間を各ユーザ局220に通知することができる。その後、サービス/制御ポイント210とユーザ局220は、ビーム形成トレーニング処理中に取得されたw’とd’を、両者間のデータ通信を行うためのTX AWVおよびRX AWVとしてそれぞれ使用することができる。
逆に、SINRの中に対応するしきい値γを下回るものが存在する場合には、サービス/制御ポイント210は、空間再利用に基づくビーム形成トレーニングを再度実行する必要があると判断する。その後、当該方法はステップS409_Sに進む。ステップS409_Sにおいて、サービス/制御ポイント210は、サービス/制御ポイント210と個々のユーザ局220間における個々のリンクの漏洩状態に基づいて1つ以上のユーザ局を取り除く。サービス/制御ポイント210は、例えば、SINRが最小のユーザ局を除去することができる。その後、処理はステップS404_Sに戻り、例えばSINRが最小の通信ペアが除外された場合には、ステップS404_Sとそれ以降のステップが残りのN−1ユーザ局に対して繰り返され、ステップS407_Sにおいて正の結果が得られるまで再トレーニングが実行される。
図5は、本発明の他の実施例によるビーム形成トレーニングのフローチャートを例示的に示したものである。
この実施例による方法は、図4のステップS404_SとステップS409_Sが図5ではステップS504_SとステップS509_Sに変わっていることを除いて、実質的には図4の方法と同じステップを備える。具体的には、図5の方法においては、ステップS504_Sで実行される個々のリンクのSLNRの計算が不要である。さらに、サービス/制御ポイント210が再トレーニングの実行が必要であることを決定すると、当該方法はステップS509_Sに進む。このステップでは、サービス/制御ポイント210は各ユーザ局220に対し、そのRX AWVをステップS507_Sで計算された最適RX AWVに固定するよう通知する(すなわち、ユーザ局にそのRX AWVをd’に固定するように通知する)。次に、処理はステップS503_Sに戻り、各ユーザ局のRX AWVを最適RX AWVに再設定した上で、以降の送信トレーニングと受信トレーニングを繰り返す。
ここで、図4と図5の方法をさらに結合できることに留意されたい。すなわち、ステップS509_Sにおいて、サービス/制御ポイント210と個々のユーザ局220の個々のリンクの漏洩状態を使用した基準に基づいて、まず1つ以上のユーザ局を除外できる。その後、残りのユーザ局の各々に、そのRX AWVをステップS507_Uで計算された最適RX AWVに固定するよう通知する。その後、処理はステップS503_Sに戻り、以降の送信トレーニングと受信トレーニングを繰り返す。
上記の実施例では、例として主に1つのユーザ局220の場合について説明したが、当該技術に精通した当業者には他のユーザ局も同様の動作を実行することが理解されるであろう。
さらに、本発明によれば、サービス/制御ポイント210は利用可能なサービス期間がないと判定したときに、本発明による上記のビーム形成トレーニング方法を実行することを決定できる。また、本発明の他の実施例においては、サービス/制御ポイント210は、ユーザ局からSP要求を受信すると直ちに、本発明によるビーム形成方法を実行することが可能である。
本発明によれば、本発明による上記のビーム形成トレーニング方法は、サービス/制御ポイント210とユーザ局220,220,…,220間のデータ通信を実行する前に実行することもできる。また、サービス/制御ポイント210がいくつかのユーザ局とのデータ通信をすでに確立している場合には、システムのリンク状態を総合的に考慮しつつ、他のユーザ局からのサービス期間要求に応答して、本発明の方法によるビーム形成トレーニングを実行することを決定することもできる。
図4および図5を参照して説明した上記の実施例においては、最初に、TX AWVの送信トレーニングが実行され、その後、RX AWVの受信トレーニングが実行される。しかし本発明はこれに限定されず、受信トレーニングを実行した後に送信トレーニングを実行したり、あるいは送信トレーニングと受信トレーニングのうちいずれか一方のみを実行したりすることも可能である。
図6と図7は、本発明で使用することのできる2つの例示的なトレーニング系列を示す。
最初に、図6を参照して、本発明での使用に適した例示的トレーニング系列について説明する。図6に示すように、トレーニング系列は相補的なGolay系列で構成できる。基本のGolay系列G=[Ga Gb]は、2つの相補的系列Ga=[GaGa…GaN_MAXとGb=[GbGb…GbN_MAXとから成る。ここで、GaおよびGb(v=1,…,N_MAX)は各々、長さS(すなわち、S個の記号から成る)の記号系列である。N_MAXは、同時にトレーニングできる最大ユーザ局数(すなわち、ストリーム)を表す。インデックスを割り当てる際には、サービス/制御ポイント210は、各ユーザ局に1つのトレーニング系列インデックスiを割り当てる。各ユーザ局は、インデックスiを知得した後に、自局のトレーニング系列を取得することが可能になる。複数のユーザ局(ユーザストリーム)のトレーニング系列を互いに直交にするために、基本のGolayが連続的にシフトされる以下のトレーニング系列を採用することができる。
ユーザストリーム1:TS=[GaGa...GaN_MAXGbGb...GbN_MAX
ユーザストリーム2:TS=[GaN_MAXGa...GaN_MAX−1GbN_MAXGb...GbN_MAX−1

ユーザストリームi(i=3,4…,N):TS=[GaN_MAX−i+2GaN_MAX−i+3...GaN_MAX−i+1GbN_MAX−i+2GbN_MAX−i+3...GbN_MAX−i+1
これにより、すべてのユーザストリーム(すなわちユーザ局)のトレーニング系列は互いと直交になる。
さらに、図6に示すように、各ユーザストリームのトレーニング系列では、2つの相補的系列を構成する個々の系列の両端に、巡回プレフィックスまたは巡回ポストフィックス、もしくはその両方をそれぞれ付加して、例えばチャネルやハードウェアにより引き起こされるタイミングエラーの許容値を調整するといったことが可能である。
トレーニング系列は単一キャリアモードを使用していつでも送信できることに留意されたい。また、GaおよびGbの長さSは、最大チャネル順序L(チップ長に正規化される。チップ長は、GaまたはGbに含まれる各信号の時間の長さである)によって決まる(ただし、S>=L)。
次に、図7を参照して、本発明での使用に適した他の例示的なトレーニング系列を示す。図7に示すように、トレーニング系列はZadoff−Chu系列で構成することができる。基本的なZadoff−Chu系列は、Z=[Z…ZN_MAXとして記述できる。ここで、Z(v=1,…,N_MAX)自体は、長さS(すなわち、S個の記号から成る)の記号系列である。また、N_MAXは、システム内で同時にトレーニングできる最大ユーザストリーム数(ユーザ局数)を表す。インデックスを割り当てる際には、サービス/制御ポイント210がユーザ局のトレーニング系列インデックスを割り当て、それをユーザ局に通知する。各ユーザ局は、トレーニング系列インデックスを知得後に、関連付けられたトレーニング系列を導出することができる。これは例えば以下のような形になる。
ユーザストリーム1:TS=[Z...ZN_MAX
ユーザストリーム2:TS=[ZN_MAX...ZN_MAX−1

ユーザストリームi(i=3,4….,N):TS=[GaN_MAX−i+2GaN_MAX−i+3...GaN_MAX−i+1
全ユーザ局によって受信されたトレーニング系列は、互いに直交である。
さらに、図7に示すように、各トレーニング系列を構成するZadoff−Chu系列の両端に、巡回プレフィックスまたは巡回ポストフィックス、もしくはその両方をそれぞれ付加して、例えばチャネルやハードウェアにより引き起こされるタイミングエラーの許容値を調整することが望ましい。
同様に、トレーニング系列としてZadoff−Chu系列を使用する場合には、トレーニング系列はやはり単一キャリアモードを使用して常に送信することができる。また、Zの長さSは、最大チャネル順序L(チップ長に正規化される。チップ長は、Zに含まれる各信号の時間の長さである)によって決まる(ただし、S>=L)。
次に、本発明に対する理解を深めるため、図4および図5を参照して説明した上記実施例のサービス/制御ポイントとユーザ局について、これらを1つの全体とみなして本発明の技術的解決法を詳細に説明する。ただし、本発明はこの形態に限定されないことに留意されたい。本発明はさらに、サービス/制御ポイントとユーザ局の各々に対する技術的解決法の特許を申請するものである。以下では、図8〜11を参照し、かつ実施例を提示して、本発明によるサービス/制御ポイントにおけるビーム形成トレーニング方法、ユーザ局におけるビーム形成トレーニング方法、サービス/制御ポイントにおけるビーム形成トレーニング装置、ユーザ局におけるビーム形成トレーニング装置、およびワイヤレス通信システムのためのビーム形成システムについて説明する。
まず図8を参照する。図8は、本発明の一実施例による、サービス/制御ポイントにおけるビーム形成トレーニング方法を示す。
図8に示すように、最初にステップ801において、切り替え型送信アンテナ重みベクトルを使用してトレーニング系列が複数のユーザ局に送信される。
前述したように、サービス/制御ポイント210は、SP要求を受信すると、サービス期間の利用可能性に応じて、空間再利用に基づくビーム形成トレーニングを実行する必要があるかどうかを決定する。ビーム形成トレーニングを実行する必要があると判断した場合、サービス/制御ポイント210はトレーニングタイムスロットとトレーニング系列インデックスとをユーザ局に割り当てる。トレーニング初期化動作の実行後、動作フローはトレーニング位相に入る。トレーニングタイムスロットの各サブタイムスロットの間に、サービス/制御ポイント210は切り替え型TX AWVを各アンテナユニットに適用し、それを各アンテナユニットを介して送信する。
次に、ステップ802において、複数のユーザ局を構成する各ユーザ局からフィードバックされた、各ユーザ局の自リンクおよびクロスリンクのチャネル状態に関するチャネル情報に基づいて、サービス/制御ポイントの最適送信アンテナ重みベクトルが決定される。
前述したように、トレーニング系列を受信した後、ユーザ局220は自リンクおよびクロスリンクのチャネル状態に関するチャネル情報を取得し、それをサービス/制御ポイント210に返す。チャネル情報(例:チャネルインパルス応答、すべての副搬送波上の平均周波数領域チャネル応答、すべての副搬送波上のCR共分散行列のうちの1つ以上)を受け取ったサービス/制御ポイント210は、上記の式8に基づいて最適TX AWVを決定する。
さらに、ある好適な実施例においては、さらにリンクの漏洩状態を決定することができる。例えば、式9〜11に基づいて各リンクのSINRを決定し、それを以降のステップで使用することが可能である。
続いて、RX AWVの受信トレーニングをさらに実行するのが望ましい。そのため、ステップ803において、固定型送信アンテナ重みベクトルを使用して複数のユーザ局にトレーニング系列が送信され、複数のユーザ局はこれにより各々の最適受信アンテナ重みベクトルを決定する。ここで、送信アンテナ重みベクトルは、事前に決定された最適TX AWVに固定されるのが望ましい。
また、事前に送信トレーニングと受信トレーニングとを実行した後、ステップ804においてさらに、複数のユーザ局を構成する各ユーザ局からフィードバックされた、各ユーザ局とサービス/制御ポイント間のチャネル品質に基づいて、再トレーニングを実行すべきかどうかが決定される。
再トレーニングを実行することが決定された場合、この再トレーニングは最適受信アンテナ重みベクトルと最適送信アンテナ重みのいずれか一方に基づいて実行することができる。例えば、最初に送信トレーニングが実行され、次に受信トレーニングが実行される上記の実施例の場合であれば、最適TX AWVに基づいて、図4の実施例で説明したように受信トレーニングのみを実行することを決定してもよい。あるいは、送信トレーニングと受信トレーニングの両方を再実行することを決定することもでき、この場合には、各ユーザ局に対してまず自局のRX AWVを最適RX AWVに固定し、その後再トレーニングを実行するように通知することができる。
また、再トレーニングの実行が決定された場合には、より良好なトレーニング結果を得るために、リンク漏洩状態に基づいて1つ以上のユーザ局を除外するのが望ましい。これには、リンク漏洩状態(例:事前に計算されたSINR値)が最悪である1つ以上のユーザ局を対象外とする、といった方法をとることができる。
さらに、ユーザ局に利用可能な適切なサービス期間が存在しないという判定がなされたときに、ビーム形成トレーニングを実行できるのが望ましい。本発明の各実施例において採用されるトレーニング系列は、直交系列である。直交トレーニング系列の例としては、図6および図7を参照して説明した、相補的Golay系列やZadoff−Chu系列が挙げられる。さらに、トレーニング系列は、チャネルやハードウェアにより引き起こされるタイミングエラーの許容値の調整用として、巡回プレフィックスおよび巡回ポストフィックスの少なくとも一方を含むのが望ましい。
図9は、本発明の一実施例による、ユーザ局におけるビーム形成トレーニング方法を示す。
図9に示すように、ユーザ局はまずステップ901において、固定型受信アンテナ重みベクトルを使用してサービス/制御ポイントからトレーニング系列を受信する。この固定型受信アンテナ重みベクトル(RX AWV)は、最もよく利用されるRX AWVとするか、あるいは他の選択基準に従って選択することができる。ユーザ局220は自局の受信アンテナ重みベクトルを、例えば、D内の特定の列に固定することができる。なお、この固定型RX AWVは、複数のユーザ局の間で同一でも異なっていてもよい。
トレーニング系列の受信後、ステップ902において、ユーザ局の自リンクおよびクロスリンクのチャネル状態に関するチャネル情報が決定される。チャネル情報としては、チャネルインパルス応答、すべての副搬送波上の平均周波数領域チャネル応答、すべての副搬送波上のチャネル応答共分散行列のうち、1つ以上を使用できる。最適送信アンテナ重みベクトルを決定するためのチャネル情報は、ユーザ局の固定型受信アンテナ重みベクトル、マルチ入力マルチ出力チャネルインパルス応答、およびサービス/制御ポイントの送信コードブックに基づいて決定される。ユーザ局は例えば、上記の式4〜7に基づいて、チャネルインパルス応答、すべての副搬送波上の平均周波数領域チャネル応答、すべての副搬送波上のチャネル応答共分散行列を計算することができる。
その後ステップ903において、ユーザ局はチャネル情報をサービス/制御ポイントにフィードバックし、サービス/制御ポイントはその最適TX AWVを決定する。
受信トレーニングがさらに実行されるある好適な実施例では、ステップ904において、切り替え型受信アンテナ重みベクトルを使用して、サービス/制御ポイントから送信されたトレーニング系列がさらに受信される。前述したように、トレーニング系列は、サービス/制御ポイントによって固定型TX AWVを適用して送信される。この固定型TX AWVは、最適TX AWVであるのが望ましい。
その後、ユーザ局はステップ905において、ユーザ局の自リンクおよびクロスリンクのチャネル状態に関するチャネル情報を決定することができる。チャネル情報は、上記と同様に、チャネルインパルス応答、すべての副搬送波上の平均周波数領域チャネル応答、すべての副搬送波上のチャネル応答共分散行列のうち、1つ以上で構成する。ユーザ局は例えば、上記の式13〜16に基づいて、チャネルインパルス応答、すべての副搬送波上の平均周波数領域チャネル応答、すべての副搬送波上のチャネル応答共分散行列を計算することができる。
その後、ステップ906において、ユーザ局の最適受信重みベクトルが、上記で計算されたチャネル情報に基づいて決定される。最適受信アンテナ重みベクトルを決定するためのチャネル情報は、サービス/制御ポイントの固定型送信アンテナ重みベクトル、マルチ入力マルチ出力チャネルインパルス応答、およびユーザ局の受信コードブックに基づいて決定される。例えば最適受信アンテナ重みベクトルは、上記の式17に基づいて決定することができる。
そして、ユーザ局とサービス/制御ポイント間のリンク品質(例:各リンクのSINR)がチャネル情報に基づいてさらに評価され、そのリンク品質がサービス/制御ポイントにフィードバックされるのが望ましい。
本発明の好適な実施例においては、再トレーニングを実行するために、サービス/制御ポイントからの受信アンテナ重みベクトルの再設定指示に応答して、受信アンテナ重みベクトルを最適受信アンテナ重みベクトルとして再設定することができる。
図10は、サービス/制御ポイントにおけるビーム形成トレーニング装置1000を示す。図10に示すように、装置100は、スイッチ型送信アンテナ重みベクトルを使用してトレーニング系列を複数のユーザ局に送信するためのトレーニング系列送信手段1001と、複数のユーザ局を構成する各ユーザ局からフィードバックされた、各ユーザ局の自リンクおよびクロスリンクのチャネル状態に関するチャネル情報に基づいて、サービス/制御ポイントの最適送信アンテナ重みベクトルを決定するように構成されたアンテナ重み決定手段1002とを備える。
本発明の一実施例においては、トレーニング系列送信手段1001はさらに、複数のユーザ局が自局の最適受信アンテナ重みベクトルを決定できるように、固定型送信アンテナ重みベクトルを使用して、トレーニング系列を複数のユーザ局に送信するように構成することができる。
本発明の他の実施例において、装置1000はさらに、複数のユーザ局を構成する各ユーザ局からフィードバックされたサービス/制御ポイントとの間のリンク品質に基づいて、再トレーニングを実行するかどうかを決定するように構成された再トレーニング決定手段1003を備えることができる。本発明の一実施例によれば、この再トレーニングは最適受信アンテナ重みベクトルと最適送信アンテナ重みのいずれか一方に基づいて実行することができる。
本発明の各実施例において、装置1000はさらに、再トレーニングを実行するという決定がなされたときに、リンク漏洩状態に基づいて1つ以上のユーザ局を除外するか、ユーザ局に対し受信アンテナ重みベクトルを再設定するよう指示するか、またはこの両方を行うように構成された、再トレーニング前処理手段1004を備える。
本発明の各実施例においては、ユーザ局に利用可能な適切なサービス期間が存在しないという判定がなされたときに、ビーム形成トレーニングを実行することができる。
本発明の各実施例によれば、トレーニング系列は、相補的Golay系列やZadoff−Chu系列のような直交系列である。トレーニング系列の各々は、巡回プレフィックスと巡回ポストフィックスのうち少なくとも一方を含むことが望ましい。
次に図11を参照する。図11は、ユーザ局におけるビーム形成トレーニング装置1100を示す。図11に示すように、装置1100は、固定型受信アンテナ重みベクトルを使用してサービス/制御ポイントからトレーニング系列を受信するように構成されたトレーニング系列受信手段1101と、ユーザ局の自リンクおよびクロスリンクのチャネル状態に関するチャネル情報を決定するように構成されたチャネル情報決定手段1102と、そのチャネル情報をサービス/制御ポイントに送信するように構成されたチャネル情報送信手段1103とを備える。最適送信アンテナ重みベクトルを決定するためのチャネル情報は、ユーザ局の固定型受信アンテナ重みベクトル、マルチ入力マルチ出力チャネルインパルス応答、およびサービス/制御ポイントの送信コードブックに基づいて決定される。
トレーニング系列受信手段1101はさらに、切り替え型受信アンテナ重みベクトルを使用してサービス/制御ポイントから送信されてきたトレーニング系列を受信するように構成でき、チャネル情報決定手段1102はさらに、ユーザ局の自リンクおよびクロスリンクのチャネル状態に関するチャネル情報を決定するように構成される。また、当該装置はさらに、チャネル情報に基づいて、最適受信アンテナ重みベクトルを決定するように構成された重みベクトル決定手段1104を備えることができる。最適受信アンテナ重みベクトルを決定するためのチャネル情報は、サービス/制御ポイントの固定型送信アンテナ重みベクトル、マルチ入力マルチ出力チャネルインパルス応答、およびユーザ局の受信コードブックに基づいて決定される。
本発明の好適な実施例によれば、装置1100はさらに、チャネル情報に基づいて、ユーザ局とサービス/制御ポイント間のリンク品質を評価するように構成されたリンク品質評価手段1105と、リンク品質をサービス/制御ポイントにフィードバックするように構成されたリンク品質送信手段1106を備えることができる。
本発明の好適な実施例によれば、装置1100はさらに、受信アンテナ重みベクトルの再設定指示を受けたときに、再トレーニングを実行できるように、受信アンテナ重みベクトルを最適受信アンテナ重みベクトルとして再設定するように構成された、重みベクトル再設定手段1107を備える。
上記に加えて、本発明ではさらに、図10を参照して説明したサービス/制御ポイントにおけるビーム形成トレーニング装置と、図11を参照して説明したユーザ局におけるビーム形成トレーニング装置とを備える、ワイヤレス通信システムのためのビーム形成トレーニングシステムを開示する。
図8〜11で説明した方法のステップと装置の具体的な動作についてはここでは詳述しないので、図4〜7を参照して行った説明を参照されたい。
本発明によれば、高密度ユーザ用途の要求を満足することのできる、空間再利用に基づく同時ビーム形成トレーニング技術が提供される。また、従来の解決法に比較して、本発明は、空間的直交性に加えて自リンクおよびクロスリンクの信号強度も考慮し、スペクトル効率が高く、ビーム形成トレーニングの所要時間を短縮する、という特徴を有する。
さらに、本発明の実施例は、ソフトウェア、ハードウェア、またはその組み合わせとして実装することができる。この場合、ハードウェア部分は専用論理を使用して実装する。そして、ソフトウェア部分は、メモリ内に格納し、マイクロプロセッサや専用設計のハードウェアなどの適切な命令実行システムによって実行する。当該技術の通常の知識を有する当業者は、上記の方法およびシステムは例えばコンピュータ可読命令やプロセッサに組み込まれた制御コードを用いて実装することができ、当該コードは、磁気ディスク、CD、DVD−ROMなどのベアラメディア、読み取り専用メモリ(ファームウェア)などのプログラム可能メモリ、または光もしくは電子信号ベアラなどのデータベアラに格納して提供されることが理解できるであろう。本発明の各実施例の装置およびその構成要素は、超大規模集積回路やゲートアレイ、論理チップやトランジスタなどの半導体、フィールドプログラマブルゲートアレイなどのプログラマブルハードウェアデバイス、またはプログラマブル論理装置などのハードウェア回路によって実装することも、各種プロセッサによって実行されるソフトウェアによって実装することも、あるいはファームウェアのような上記のハードウェア回路とソフトウェアの組み合わせによって実装することもできる。
上記では本発明を本書で考察した実施例を参照して説明してきたが、本発明は開示された実施例に限定されないことは理解されるであろう。本発明では、付記された請求項の精神と範囲に該当する様々な変更態様や等価な配置をも内包することが意図されている。付記された請求項の範囲は最も広義な説明であり、変更態様、等価な構造、および機能をすべて含んでいる。
さらに、上記実施形態の一部又は全部は、以下の付記のようにも記載されうるが、これに限定されない。
(付記1)
サービス/制御ポイントにおけるビーム形成トレーニング方法であって、
切り替え型送信アンテナ重みベクトルを使用してトレーニング系列を複数のユーザ局に送信するステップと、
複数のユーザ局を構成する各ユーザ局からフィードバックされた、各ユーザ局の自リンクおよびクロスリンクのチャネル状態に関するチャネル情報に基づいて、サービス/制御ポイントの最適送信アンテナ重みベクトルを決定するステップと
を含むことを特徴とするビーム形成トレーニング方法。
(付記2)
複数のユーザ局が各々の最適受信アンテナ重みベクトルを決定するために、固定型送信アンテナ重みベクトルを使用して複数のユーザ局にトレーニング系列を送信するステップをさらに含むことを特徴とする付記1に記載のビーム形成トレーニング方法。
(付記3)
各ユーザ局からフィードバックされた、各ユーザ局とサービス/制御ポイント間のチャネル品質に基づいて、再トレーニングを実行すべきかどうかを決定するステップをさらに含むことを特徴とする付記2に記載のビーム形成トレーニング方法。
(付記4)
前記再トレーニングは、最適受信アンテナ重みベクトルと最適送信アンテナ重みのいずれか一方に基づいて実行されることを特徴とする付記3に記載のビーム形成トレーニング方法。
(付記5)
再トレーニングを実行する決定に応じて、リンク漏洩状態に基づいて1つ以上のユーザ局を除外するか、ユーザ局に対し受信アンテナ重みベクトルの再設定を指示するかの少なくとも一方を行うことを特徴とする付記4に記載のビーム形成トレーニング方法。
(付記6)
前記トレーニング系列が、直交系列であることを特徴とする付記1に記載のビーム形成トレーニング方法。
(付記7)
各トレーニング系列が、相補的なGolay系列、或いはZadoff−Chu系列であることを特徴とする付記6に記載のビーム形成トレーニング方法。
(付記8)
各トレーニング系列が、巡回プレフィックスおよび巡回ポストフィックスの少なくとも一方を含むことを特徴とする付記7に記載のビーム形成トレーニング方法。
(付記9)
ユーザ局におけるビーム形成トレーニング方法であって、
固定型受信アンテナ重みベクトルを使用してサービス/制御ポイントからトレーニング系列を受信するステップと、
ユーザ局の自リンクおよびクロスリンクのチャネル状態に関するチャネル情報を決定するステップと、
前記チャネル情報をサービス/制御ポイントに送信するステップと
を含むことを特徴とするビーム形成トレーニング方法。
(付記10)
切り替え型受信アンテナ重みベクトルを使用してサービス/制御ポイントから送信されてきたトレーニング系列を受信するステップと、
前記チャネル情報に基づいて、最適受信アンテナ重みベクトルを決定するステップさらに含むことを特徴とする付記9に記載のビーム形成トレーニング方法。
(付記11)
チャネル情報に基づいて、ユーザ局とサービス/制御ポイント間のリンク品質を評価するステップと、
リンク品質をサービス/制御ポイントにフィードバックするステップとをさらに含むことを特徴とする付記10に記載のビーム形成トレーニング方法。
(付記12)
受信アンテナ重みベクトルの再設定指示を受けたときに、再トレーニングを実行できるように、受信アンテナ重みベクトルを最適受信アンテナ重みベクトルとして再設定するステップをさらに含むことを特徴とする付記11に記載のビーム形成トレーニング方法。
(付記13)
最適送信アンテナ重みベクトルを決定するためのチャネル情報は、ユーザ局の固定型受信アンテナ重みベクトル、マルチ入力マルチ出力チャネルインパルス応答、およびサービス/制御ポイントの送信コードブックに基づいて決定されることを特徴とする付記9に記載のビーム形成トレーニング方法。
(付記14)
最適受信アンテナ重みベクトルを決定するためのチャネル情報は、サービス/制御ポイントの固定型送信アンテナ重みベクトル、マルチ入力マルチ出力チャネルインパルス応答、およびユーザ局の受信コードブックに基づいて決定されることを特徴とする付記10に記載のビーム形成トレーニング方法。
(付記15)
サービス/制御ポイントにおいてビーム形成トレーニングを行うための装置であって、
切り替え型送信アンテナ重みベクトルを使用してトレーニング系列を複数のユーザ局に送信するように構成されたトレーニング系列送信手段と、
複数のユーザ局を構成する各ユーザ局からフィードバックされた、各ユーザ局の自リンクおよびクロスリンクのチャネル状態に関するチャネル情報に基づいて、サービス/制御ポイントの最適送信アンテナ重みベクトルを決定するように構成されたアンテナ重み決定手段と
を備えることを特徴とする装置。
(付記16)
前記トレーニング系列送信手段は、さらに、複数のユーザ局が各々の最適受信アンテナ重みベクトルを決定するために、固定型送信アンテナ重みベクトルを使用して複数のユーザ局にトレーニング系列を送信するように構成されることを特徴とする付記15に記載の装置。
(付記17)
各ユーザ局からフィードバックされた、各ユーザ局とサービス/制御ポイント間のチャネル品質に基づいて、再トレーニングを実行すべきかどうかを決定するように構成された再トレーニング決定手段をさらに備えることを特徴とする付記16に記載の装置。
(付記18)
前記再トレーニングは、最適受信アンテナ重みベクトルと最適送信アンテナ重みのいずれか一方に基づいて実行されることを特徴とする付記17に記載の装置。
(付記19)
再トレーニングを実行する決定に応じて、リンク漏洩状態に基づいて1つ以上のユーザ局を除外するか、ユーザ局に対し受信アンテナ重みベクトルの再設定を指示するかの少なくとも一方を行うように構成された再トレーニング前処理手段をさらに備えることを特徴とする付記18に記載の装置。
(付記20)
前記トレーニング系列が、直交系列であることを特徴とする付記15に記載の装置。
(付記21)
各トレーニング系列が、相補的なGolay系列、或いはZadoff−Chu系列であることを特徴とする付記20に記載の装置。
(付記22)
各トレーニング系列が、巡回プレフィックスおよび巡回ポストフィックスの少なくとも一方を含むことを特徴とする付記21に記載の装置。
(付記23)
ユーザ局においてビーム形成トレーニングを行うための装置であって、
固定型受信アンテナ重みベクトルを使用してサービス/制御ポイントからトレーニング系列を受信するように構成されたトレーニング系列受信手段と、
ユーザ局の自リンクおよびクロスリンクのチャネル状態に関するチャネル情報を決定するように構成されたチャネル情報決定手段と、
前記チャネル情報をサービス/制御ポイントに送信するように構成されたチャネル情報送信手段と
を備えることを特徴とする装置。
(付記24)
前記トレーニング系列受信手段は、切り替え型受信アンテナ重みベクトルを使用してサービス/制御ポイントから送信されてきたトレーニング系列を受信するように構成され、
さらに、前記チャネル情報に基づいて、最適受信アンテナ重みベクトルを決定する重みベクトル決定手段をさらに備えることを特徴とする付記23に記載の装置。
(付記25)
チャネル情報に基づいて、ユーザ局とサービス/制御ポイント間のリンク品質を評価するように構成されたリンク品質評価手段と、
リンク品質をサービス/制御ポイントにフィードバックするように構成されたリンク品質送信手段と
をさらに含むことを特徴とする付記24に記載の装置。
(付記26)
受信アンテナ重みベクトルの再設定指示を受けたときに、再トレーニングを実行できるように、受信アンテナ重みベクトルを最適受信アンテナ重みベクトルとして再設定するように構成された重みベクトル再設定手段をさらに備えることを特徴とする付記25に記載の装置。
(付記27)
最適送信アンテナ重みベクトルを決定するためのチャネル情報は、ユーザ局の固定型受信アンテナ重みベクトル、マルチ入力マルチ出力チャネルインパルス応答、およびサービス/制御ポイントの送信コードブックに基づいて決定されることを特徴とする付記23に記載の装置。
(付記28)
最適受信アンテナ重みベクトルを決定するためのチャネル情報は、サービス/制御ポイントの固定型送信アンテナ重みベクトル、マルチ入力マルチ出力チャネルインパルス応答、およびユーザ局の受信コードブックに基づいて決定されることを特徴とする付記24に記載の装置。
101:送信局
102:受信局1
103:受信局2
200:システム
210:サービス/制御ポイント
220:ユーザ局1
220:ユーザ局2
220N:ユーザ局N
220i:ユーザ局
1000:装置
1001:トレーニング系列送信手段
1002:アンテナ重み決定手段
1003:再トレーニング決定手段
1004:再トレーニング前処理手段
1100:装置
1101:トレーニング系列受信手段
1102:チャネル情報決定手段
1103:チャネル情報送信手段
1104:重みベクトル決定手段
1105:リンク品質評価手段
1106:リンク品質送信手段
1107:重みベクトル再設定手段

Claims (10)

  1. サービス/制御ポイントにおけるビーム形成トレーニング方法であって、
    切り替え型送信アンテナ重みベクトルを使用してトレーニング系列を複数のユーザ局に送信するステップと、
    複数のユーザ局を構成する各ユーザ局からフィードバックされた、各ユーザ局の自リンクおよびクロスリンクのチャネル状態に関するチャネル情報に基づいて、サービス/制御ポイントの最適送信アンテナ重みベクトルを決定するステップと
    を含むことを特徴とするビーム形成トレーニング方法。
  2. 複数のユーザ局が各々の最適受信アンテナ重みベクトルを決定するために、固定型送信アンテナ重みベクトルを使用して複数のユーザ局にトレーニング系列を送信するステップをさらに含むことを特徴とする請求項1に記載のビーム形成トレーニング方法。
  3. 各ユーザ局からフィードバックされた、各ユーザ局とサービス/制御ポイント間のチャネル品質に基づいて、再トレーニングを実行すべきかどうかを決定するステップをさらに含むことを特徴とする請求項2に記載のビーム形成トレーニング方法。
  4. 前記再トレーニングは、最適受信アンテナ重みベクトルと最適送信アンテナ重みのいずれか一方に基づいて実行されることを特徴とする請求項3に記載のビーム形成トレーニング方法。
  5. 再トレーニングを実行する決定に応じて、リンク漏洩状態に基づいて1つ以上のユーザ局を除外するか、ユーザ局に対し受信アンテナ重みベクトルの再設定を指示するかの少なくとも一方を行うことを特徴とする請求項4に記載のビーム形成トレーニング方法。
  6. 前記トレーニング系列が、直交系列であることを特徴とする請求項1に記載のビーム形成トレーニング方法。
  7. 各トレーニング系列が、相補的なGolay系列、或いはZadoff−Chu系列であることを特徴とする請求項6に記載のビーム形成トレーニング方法。
  8. ユーザ局におけるビーム形成トレーニング方法であって、
    固定型受信アンテナ重みベクトルを使用してサービス/制御ポイントからトレーニング系列を受信するステップと、
    ユーザ局の自リンクおよびクロスリンクのチャネル状態に関するチャネル情報を決定するステップと、
    前記チャネル情報をサービス/制御ポイントに送信するステップと
    を含むことを特徴とするビーム形成トレーニング方法。
  9. サービス/制御ポイントにおいてビーム形成トレーニングを行うための装置であって、
    切り替え型送信アンテナ重みベクトルを使用してトレーニング系列を複数のユーザ局に送信するように構成されたトレーニング系列送信手段と、
    複数のユーザ局を構成する各ユーザ局からフィードバックされた、各ユーザ局の自リンクおよびクロスリンクのチャネル状態に関するチャネル情報に基づいて、サービス/制御ポイントの最適送信アンテナ重みベクトルを決定するように構成されたアンテナ重み決定手段と
    を備えることを特徴とする装置。
  10. ユーザ局においてビーム形成トレーニングを行うための装置であって、
    固定型受信アンテナ重みベクトルを使用してサービス/制御ポイントからトレーニング系列を受信するように構成されたトレーニング系列受信手段と、
    ユーザ局の自リンクおよびクロスリンクのチャネル状態に関するチャネル情報を決定するように構成されたチャネル情報決定手段と、
    前記チャネル情報をサービス/制御ポイントに送信するように構成されたチャネル情報送信手段と
    を備えることを特徴とする装置。
JP2011224747A 2010-10-29 2011-10-12 ワイヤレス通信システムのためのビーム形成トレーニング方法、装置、システム Expired - Fee Related JP5504237B2 (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
CN201010532180.X 2010-10-29
CN201010532180.XA CN102468879B (zh) 2010-10-29 2010-10-29 用于无线通信系统的波束形成训练方法、设备和系统

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2012100258A true JP2012100258A (ja) 2012-05-24
JP5504237B2 JP5504237B2 (ja) 2014-05-28

Family

ID=45996704

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2011224747A Expired - Fee Related JP5504237B2 (ja) 2010-10-29 2011-10-12 ワイヤレス通信システムのためのビーム形成トレーニング方法、装置、システム

Country Status (3)

Country Link
US (1) US20120106474A1 (ja)
JP (1) JP5504237B2 (ja)
CN (1) CN102468879B (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2019512939A (ja) * 2016-03-10 2019-05-16 インターデイジタル パテント ホールディングス インコーポレイテッド mmW WLANシステムにおけるマルチレゾリューションビームトレーニング
US10879981B2 (en) 2016-06-30 2020-12-29 Huawei Technologies Co., Ltd. Beam training sequence design method and apparatus
US20220376755A1 (en) * 2021-04-29 2022-11-24 Industry Academy Cooperation Foundation Of Sejong University Multi-antenna channel estimation apparatus and method for beamforming

Families Citing this family (24)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US9635144B2 (en) * 2011-12-22 2017-04-25 Intel Corporation Implementing an inter-pal pass-through
WO2013118439A1 (ja) * 2012-02-08 2013-08-15 パナソニック株式会社 無線通信装置
US9859959B2 (en) * 2013-02-01 2018-01-02 Telefonaktiebolaget Lm Ericsson (Publ) Method for alignment of multi-beam antennas in a non line-of-sight scenario
CN103346826B (zh) * 2013-06-27 2016-06-29 福建星网锐捷网络有限公司 智能天线的选择方法和接入点
KR102170254B1 (ko) 2013-12-10 2020-10-26 삼성전자주식회사 무선 통신시스템의 적응적 빔 선택 장치 및 방법
CN104734805A (zh) * 2013-12-20 2015-06-24 中兴通讯股份有限公司 波束质量信息反馈方法和系统
JP7002185B2 (ja) * 2015-07-30 2022-01-20 パナソニック インテレクチュアル プロパティ コーポレーション オブ アメリカ 送信方法、送信装置、受信方法、受信装置
WO2017020202A1 (zh) * 2015-07-31 2017-02-09 华为技术有限公司 训练波束传输方法、装置及系统
US9942060B2 (en) * 2015-08-01 2018-04-10 Intel IP Corporation Techniques for performing multiple-input and multiple-output training using a beam refinement packet
WO2017111883A1 (en) * 2015-12-21 2017-06-29 Intel IP Corporation Methods for communication and communication devices
CN106911371B (zh) * 2015-12-22 2021-11-23 中兴通讯股份有限公司 一种波束训练方法和装置
CN106936487B (zh) * 2015-12-31 2021-01-05 华为技术有限公司 一种波束训练方法和装置
CN107086887A (zh) * 2016-02-15 2017-08-22 中兴通讯股份有限公司 一种波束追踪的方法和装置
WO2017181388A1 (zh) * 2016-04-21 2017-10-26 华为技术有限公司 一种波束追踪的方法、设备及系统
CN107682066A (zh) * 2016-08-02 2018-02-09 北京信威通信技术股份有限公司 一种接收数据的方法及装置
WO2018084963A1 (en) * 2016-11-02 2018-05-11 Intel Corporation Training unit generation for single carrier physical layer
CN108123745B (zh) * 2016-11-29 2021-08-20 华为技术有限公司 一种数据传输方法、接收机及发射机
JP7076202B2 (ja) * 2016-12-28 2022-05-27 パナソニック インテレクチュアル プロパティ コーポレーション オブ アメリカ 通信方法、無線端末装置、および集積回路
CN109104220B (zh) * 2017-06-20 2021-06-22 华为技术有限公司 一种波束训练方法及发起方设备、响应方设备
US10045197B1 (en) 2017-06-29 2018-08-07 Sony Corporation Discovery of neighbor nodes in wireless mesh networks with directional transmissions
CN114221683B (zh) * 2017-07-06 2024-07-30 华为技术有限公司 波束赋形训练的方法、接收设备和发送设备
CN110167145B (zh) * 2018-02-12 2024-04-09 华为技术有限公司 一种空间复用的方法和装置
CN112616014B (zh) * 2020-12-09 2022-03-15 福州大学 一种基于gan的全景视频自适应流传输方法
CN113156220A (zh) * 2020-12-31 2021-07-23 博流智能科技(南京)有限公司 无线电波感测方法及系统

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009213134A (ja) * 2008-02-05 2009-09-17 Panasonic Corp 基地局装置、端末装置および無線通信システム
JP2010074571A (ja) * 2008-09-19 2010-04-02 Nec Corp 無線通信システムの制御方法、及び無線通信システム

Family Cites Families (12)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002152095A (ja) * 2000-11-16 2002-05-24 Pioneer Electronic Corp 受信装置
DE60206715T2 (de) * 2001-08-07 2006-07-13 Kabushiki Kaisha Toshiba Drahtloses Kommunikationssystem und drahtlose Station
US6687492B1 (en) * 2002-03-01 2004-02-03 Cognio, Inc. System and method for antenna diversity using joint maximal ratio combining
KR100723804B1 (ko) * 2004-12-15 2007-05-31 삼성전자주식회사 스마트 안테나 통신 시스템의 호 절단 방지 장치 및 방법
JP4924106B2 (ja) * 2006-04-27 2012-04-25 ソニー株式会社 無線通信システム、並びに無線通信装置及び無線通信方法
US8170503B2 (en) * 2007-04-16 2012-05-01 Samsung Electronics Co., Ltd. Apparatus and method for transmitting data and apparatus and method for receiving data
US8351521B2 (en) * 2008-03-17 2013-01-08 Qualcomm Incorporated Multi-resolution beamforming based on codebooks in MIMO systems
US8503928B2 (en) * 2008-06-18 2013-08-06 Mediatek Inc. Method and system for beamforming training and communications apparatuses utilizing the same
WO2010019250A2 (en) * 2008-08-11 2010-02-18 Solarflare Communications, Inc. Method of synchronization for low power idle
KR101267406B1 (ko) * 2008-08-20 2013-06-04 퀄컴 인코포레이티드 시그널링을 위한 전력 제어가 사용중일 때 geran 시그널링 성능을 향상시키기 위한 이웃 셀들 사이의 다중-프레임 오프셋
US8179920B2 (en) * 2008-09-11 2012-05-15 Entropic Communications, Inc. High efficiency preambles for communications systems over pseudo-stationary communication channels
US8599731B2 (en) * 2009-02-25 2013-12-03 Lg Electronics Inc. Method of exchanging messages for transmission power control between devices in a wireless network, and devices for the same

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009213134A (ja) * 2008-02-05 2009-09-17 Panasonic Corp 基地局装置、端末装置および無線通信システム
JP2010074571A (ja) * 2008-09-19 2010-04-02 Nec Corp 無線通信システムの制御方法、及び無線通信システム

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2019512939A (ja) * 2016-03-10 2019-05-16 インターデイジタル パテント ホールディングス インコーポレイテッド mmW WLANシステムにおけるマルチレゾリューションビームトレーニング
US10879981B2 (en) 2016-06-30 2020-12-29 Huawei Technologies Co., Ltd. Beam training sequence design method and apparatus
US10951288B2 (en) 2016-06-30 2021-03-16 Huawei Technologies Co., Ltd. Beam training sequence design method and apparatus
US20220376755A1 (en) * 2021-04-29 2022-11-24 Industry Academy Cooperation Foundation Of Sejong University Multi-antenna channel estimation apparatus and method for beamforming
US11863267B2 (en) * 2021-04-29 2024-01-02 Industry Academy Cooperation Foundation Of Sejong University Multi-antenna channel estimation apparatus and method for beamforming

Also Published As

Publication number Publication date
US20120106474A1 (en) 2012-05-03
JP5504237B2 (ja) 2014-05-28
CN102468879A (zh) 2012-05-23
CN102468879B (zh) 2015-08-05

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5504237B2 (ja) ワイヤレス通信システムのためのビーム形成トレーニング方法、装置、システム
US9191079B2 (en) Wireless communication system and beamforming training method for wireless communication system
CN109526246B (zh) 数据发送方法、信令发送方法、装置、系统及存储介质
JP4527154B2 (ja) 適応性のあるパワーロードされたmimo用トレーニング・シンボルのフォーマット
US10148332B2 (en) System and method for multi-level beamformed non-orthogonal multiple access communications
EP3512150A1 (en) Information reporting method and device, and information transmission method and device
KR102332474B1 (ko) 직교주파수분할다중 시스템에서 기준심볼 전송을 위한 장치 및 방법
JP5551751B2 (ja) Mimo通信システムにおけるプリコーディング・マトリクスを用いる方法及び装置
JP6148325B2 (ja) 進歩したアンテナシステムにおけるチャンネル品質情報の決定
KR101125999B1 (ko) Mimo 시스템들에서 코드북들에 기반한 멀티-레졸루션 빔형성을 이용하는 통신 방법 및 장치
TWI543554B (zh) 使用多重預編碼器索引提供預編碼器回饋之方法及相關通信器件及系統
CN110971275B (zh) 一种上行传输方法、上行传输的调度方法和设备
CN112311431B (zh) 一种空频合并系数的指示方法及装置
WO2009039067A2 (en) Closed-loop beamforming weight estimation in frequency division duplex systems
JP2019511883A (ja) プリコーディング行列インジケータフィードバック方法および装置
WO2013074830A1 (en) A method for scheduling and mu-mimo transmission over ofdm via interference alignment based on user multipath intensity profile information
CN107370584B (zh) 一种导频信息的发送方法和装置以及接收方法和装置
CN117795890A (zh) 用于相干联合传输(cjt)的信道状态信息(csi)码本
EP2324589A1 (en) Broadcast and multicast in single frequency networks using othrogonal space-time codes
JP6278131B2 (ja) Pmiを計算する方法及び無線通信システム
WO2021093178A1 (en) A method for port indication for uplink data channels
JP5262332B2 (ja) 無線通信システム、基地局装置、及び無線端末装置
KR102577484B1 (ko) 단말 중심 협력 전송을 위한 신호 송수신 방법 및 장치
US11677452B2 (en) Method and apparatus for transmitting and receiving signal for terminal-centric cooperative transmission
CN117441295A (zh) 用于上行链路通信的高空间分辨率mimo预编码

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20120229

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20120927

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20130418

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20130423

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20130722

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20140218

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20140317

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5504237

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees