JP2012099311A - 組電池 - Google Patents

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Abstract

【課題】電池セルの厚さが変化した際に、複数の電池セルに加わる荷重を電池セル相互において均一化できるとともに、電池セルとバスバ接続端子との接続部における過大な内部応力の発生を抑止することが可能な組電池を提供すること。
【解決手段】積層された複数の電池モジュール2のそれぞれの電池ケース20には、電池セル10を挟み込んで支持する拘束壁部211のそれぞれの周囲に、拘束壁部211よりも剛性が低く撓むことが可能な環状の可撓部212が形成されている。電池セル10と電池ケース20の側壁部22に取り付けられた接続端子30とは可撓性を有するリード線11により電気的に接続されているとともに、基本壁部21に設けた可撓部212は、電池ケース20の拘束壁部211と接続端子30の取り付け部位との間に位置している。
【選択図】図4

Description

本発明は、電池ケースの内部に充放電可能な電池セルを収容した電池モジュールを複数積層して構成された組電池に関する。
従来技術の組電池として、例えば下記特許文献1に開示された蓄電モジュールがある。この蓄電モジュールでは、電池ホルダおよび電池セルが交互に積層されて構成されており、電池ホルダのベース部が電池セルを挟み込んで支持している。電池セルは、一般的に、支持に伴って加わる荷重に好適な範囲を有しており、印加される荷重が過大であったり過小であったりすると、安定した性能を発揮することができない。
そこで、下記特許文献1に開示された電池モジュールでは、電池ホルダのうち、電池セルの積層方向と垂直な方向に配置された複数の電池セル同士の間の領域に、変形可能な可撓部を設けて、電池セルを積層した各列において電池セルを支持する電池ホルダのベース部を積層方向に変位可能としている。これにより、電池セル等の製造厚さばらつきや充放電に伴う電池セルの厚さ変化があったとしても、積層された複数の電池セルに加わる荷重を電池セル相互において均一化して、それぞれの電池セルに不適な荷重が印加されることを抑制するようになっている。
また、それぞれの電池セルは、端面から突出する板状の電極を有しており、電極は電池ホルダの外部にまで突出している。
特開2008−53072号公報
しかしながら、上記従来技術の蓄電モジュールでは、電池セルの電極同士をバスバで固定して電気的に接続すると、電池セル相互において充放電等による電池セルの厚さの変化比率(変化前の厚さに対する変化後の厚さの比率)が均一でない場合には、同一列の電池セルに加わる荷重を電池セル相互において均一化できるものの、電池セルの電極突出部に過大な内部応力が発生し信頼性が低下するという問題がある。
これは以下に説明する理由による。上記従来技術の組電池である蓄電モジュールでは、蓄電モジュールを組み立てる際に、電池セル等の製造厚さばらつきを吸収するように電池セルおよび電池ホルダを交互に積層することは可能である。ところが、使用を開始し充放電等による電池セル相互の厚さ変化比率が不均一である場合には、電池セルに加わる荷重を電池セル相互において均一化するように電池ホルダのベース部が変位すると、積層方向における電池セルの中心位置が変位する。そして、この変位に伴い電池セルから突出する電極の位置が電池セル積層方向に変位しようとする。これに対し、電極同士がバスバで接続されていると、バスバがバスバ接続端子である電極の変位を規制するため、電池セルの電極突出部に過大な内部応力が発生してしまう。
本発明は、上記点に鑑みてなされたものであり、電池セルの厚さが変化した際に、複数の電池セルに加わる荷重を電池セル相互において均一化できるとともに、電池セルとバスバ接続端子との接続部における過大な内部応力の発生を抑止することが可能な組電池を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、請求項1に記載の発明では、
充放電可能な扁平型の電池セル(10)と、電池セル(10)を内部に収容する電池ケース(20)と、電池ケース(20)に取り付けられて電池ケース(20)の外部を延びるバスバ(5)に電気的に接続するためのバスバ接続端子(30)と、電池ケース(20)内に設けられて電池セル(10)とバスバ接続端子(30)とを電気的に接続する可撓性を有するリード部材(11)と、を有する電池モジュール(2)を、電池セル(10)の厚さ方向に複数積層してなり、
複数の電池ケース(20)は、それぞれ、
内表面が電池セル(10)に接して電池セル(10)を支持する支持壁部(211)を含み電池モジュール(2)の積層方向に交差する方向に延びる一対の第1壁部(21)と、電池モジュール(2)の積層方向に延びて一対の第1壁部(21)同士を繋ぐ第2壁部(22)と、を備え、
電池セル(10)を一対の支持壁部(211)で挟み込んで支持するとともに、第2壁部(22)にバスバ接続端子(30)が取り付けられており、
一対の支持壁部(211)のそれぞれの周囲に、支持壁部(211)よりも剛性が低く撓むことが可能な環状可撓部(212)を具備し、一対の環状可撓部(212)が、支持壁部(211)とバスバ接続端子(30)の取り付け部位との間でそれぞれの支持壁部(211)を取り囲んでおり、
電池モジュール(2)の積層方向に隣り合う電池ケース(20)間においては、電池モジュール(2)の積層方向において互いに対向する第1壁部(21)の支持壁部(211)の外表面同士が接触しているとともに、環状可撓部(212)同士が離れていることを特徴としている。
これによると、電池セル(10)を挟み込んで支持する電池ケース(20)の一対の支持壁部(211)は、それぞれの周囲に支持壁部(211)よりも剛性が低く撓むことが可能な環状可撓部(212)が形成されており、電池モジュール(2)の積層方向において互いに対向する第1壁部(21)の支持壁部(211)の外表面同士が接触しているとともに、環状可撓部(212)同士が離れている。したがって、充放電等により電池セル(10)の厚さが変化した際に、電池セル(10)相互の厚さ変化比率が不均一であっても、相互に干渉することがない環状可撓部(212)が容易に撓むことで、互いに接触した隣り合う電池ケース(20)の支持壁部(211)を一体的に電池モジュール(2)の積層方向に変位させることができる。これにより、電池セル(10)の厚さが変化した際に、複数の電池セル(10)に加わる荷重を電池セル(10)相互において均一化することができる。
また、電池セル(10)と電池ケース(20)の第2壁部(22)に取り付けられたバスバ接続端子(30)とは可撓性を有するリード部材(11)により電気的に接続されているとともに、電池ケース(20)の支持壁部(211)とバスバ接続端子(30)の取り付け部位との間に環状可撓部(212)が設けられている。したがって、充放電等により電池セル(10)の厚さが変化した際に、電池セル(10)相互の厚さ変化比率が不均一であり、電池ケース(20)の支持壁部(211)が電池モジュール(2)の積層方向に変位した場合であっても、電池ケース(20)の第2壁部に取り付けられたバスバ接続端子(30)が変位し難い。そして、電池セル(10)とバスバ接続端子(30)との電池モジュール(2)の積層方向における相対的位置が変化しても、電池セル(10)とバスバ接続端子(30)とを可撓性を有するリード部材(11)で電気的に接続することができる。これにより、電池セル(10)の厚さが変化した際に、電池セル(10)とバスバ接続端子(30)との接続部における過大な内部応力の発生を抑止することができる。
このようにして、電池セル(10)の厚さが変化した際に、複数の電池セル(10)に加わる荷重を電池セル(10)相互において均一化できるとともに、電池セル(10)とバスバ接続端子(30)との接続部における過大な内部応力の発生を抑止することができる。
また、請求項2に記載の発明では、電池モジュール(2)の積層方向に隣り合う電池ケース(20)同士では、環状可撓部(212)よりも外周側の部位同士も離れていることを特徴としている。これによると、電池モジュール(2)の積層方向において隣り合う電池ケース(20)同士では、環状可撓部(212)より外周側の部位同士が干渉し難い。したがって、電池ケース(20)に製造寸法ばらつき等があったとしても、電池モジュール(2)の積層方向における支持壁部(211)の位置に係わらず、環状可撓部(212)を撓ませて、電池ケース(20)の環状可撓部(212)よりも外周側の部位を電池モジュール(2)の積層方向に変位させることができる。このようにして、電池モジュール(2)の積層方向において隣り合う電池ケース(20)に取り付けられたバスバ接続端子(30)同士の間隔を自在に調節して、バスバ接続端子(30)同士をバスバ(5)で容易に接続することができる。
また、請求項3に記載の発明では、環状可撓部(212)は、電池ケース(20)の第1壁部(21)のうち支持壁部(211)の外周から外方に延びる部位に設けられていることを特徴としている。これによると、電池ケース(20)の第1壁部(21)に設けられた支持壁部(211)を取り囲む環状可撓部(212)を容易に形成することができる。
また、請求項4に記載の発明では、環状可撓部(212A)は、電池ケース(20)の第2壁部(22)に設けられていることを特徴としている。これによると、支持壁部(211)が設けられた電池ケース(20)の第1壁部(21)に環状可撓部(212A)を設ける必要がないので、支持壁部(211)を含む第1壁部(21)の剛性を確保し易い。
また、請求項5に記載の発明では、環状可撓部(212)は、縦断面形状が蛇行形状となっていることを特徴としている。これによると、環状可撓部(212)の縦断面形状を蛇行形状とすることで、環状可撓部(212)を支持壁部(211)よりも剛性が低く撓み易くすることができる。
また、請求項6に記載の発明では、環状可撓部(212)は、支持壁部(211)よりも薄肉に形成されていることを特徴としている。これによると、環状可撓部(212)を支持壁部(211)よりも薄肉にすることで、環状可撓部(212)を支持壁部(211)よりも剛性が低く撓み易くすることができる。
また、請求項7に記載の発明では、環状可撓部(212H)は、支持壁部(211)よりも弾性率が低い低弾性材により形成されていることを特徴としている。これによると、環状可撓部(212H)を支持壁部(211)よりも弾性率が低い低弾性材により形成することで、環状可撓部(212H)を支持壁部(211)よりも剛性が低く撓み易くすることができる。
また、請求項8に記載の発明では、電池モジュール(2)は、複数の電池セル(10)を積層して電池ケース(20)内に収容していることを特徴としている。これによると、充放電等により電池セル(10)の厚さが変化した際に、電池モジュール(2)相互において各電池ケース(20)内に収容した複数の電池セル(10)の厚さの総和の変化比率が不均一となり易い。したがって、電池モジュール(2)が、複数の電池セル(10)を積層して電池ケース(20)内に収容してなる場合には、電池セル(10)の厚さが変化した際に、複数の電池セル(10)に加わる荷重を電池セル(10)相互において均一化できるとともに、電池セル(10)とバスバ接続端子(30)との接続部における過大な内部応力の発生を抑止することができる効果が極めて大きい。
また、請求項9に記載の発明では、電池セル(10)は、リチウムイオン電池からなることを特徴としている。リチウムイオン電池からなる電池セル(10)は、充放電した際の厚さの変化が比較的大きい。したがって、電池モジュール(2)が、リチウムイオン電池からなる電池セル(10)を電池ケース(20)内に収容してなる場合には、電池セル(10)の厚さが変化した際に、複数の電池セル(10)に加わる荷重を電池セル(10)相互において均一化できるとともに、電池セル(10)とバスバ接続端子(30)との接続部における過大な内部応力の発生を抑止することができる効果が極めて大きい。
また、請求項10に記載の発明では、電池ケース(20)は、樹脂製であることを特徴としている。これによると、環状可撓部(212)を具備する電池ケース(20)を形成することが容易である。
また、請求項11に記載の発明では、電池ケース(20)は、電池モジュール(2)の積層方向に分割するように別体として形成された同一形状の分割ケース体(20A)同士を組み合わせてなることを特徴としている。これによると、電池ケース(20)を構成する分割ケース体(20A)を同一形状として共通化することができる。
なお、上記各手段に付した括弧内の符号は、後述する実施形態記載の具体的手段との対応関係を示す一例である。
本発明を適用した第1の実施形態における組電池である電池パック1の概略構成を示す斜視図である。 電池パック1を構成する複数の電池モジュール2のうち1つの電池モジュール2の外観を示す斜視図である。 図2のIII−III線断面図である。 電池モジュール2の積層状態を示す電池パック1の要部断面図である。 電池モジュール2の組立方法を説明するための分解斜視図である。 本発明を適用した第2の実施形態における組電池である電池パック1を構成する複数の電池モジュール2のうち1つの電池モジュール2の外観を示す斜視図である。 図6のVII−VII線断面図である。 電池モジュール2の積層状態を示す電池パック1の要部断面図である。 他の実施形態における電池モジュール2の積層状態を示す電池パック1の要部断面図である。 他の実施形態における電池モジュール2の積層状態を示す電池パック1の要部断面図である。 他の実施形態における電池モジュール2の積層状態を示す電池パック1の要部断面図である。 他の実施形態における電池モジュール2の積層状態を示す電池パック1の要部断面図である。 他の実施形態における電池モジュール2の電池ケース20の分割ケース体20Aの正面図である。 他の実施形態における電池モジュール2の電池ケース20の分割ケース体20Aの正面図である。 他の実施形態における電池モジュール2の積層状態を示す電池パック1の要部断面図である。
以下に、図面を参照しながら本発明を実施するための複数の形態を説明する。各形態において先行する形態で説明した事項に対応する部分には同一の参照符号を付して重複する説明を省略する場合がある。各形態において構成の一部のみを説明している場合は、構成の他の部分については先行して説明した形態と同様とする。実施の各形態で具体的に説明している部分の組合せばかりではなく、特に組合せに支障が生じなければ、実施の形態同士を部分的に組み合せることも可能である。
(第1の実施形態)
図1は、本発明を適用した第1の実施形態における組電池である電池パック1の概略構成を示す斜視図であり、図2は、電池パック1を構成する複数の電池モジュール2のうち1つの電池モジュール2の外観を示す斜視図である。また、図3は、図2のIII−III線断面図(図2の図示横断面図)であり、図4は、電池モジュール2の積層状態を示す電池パック1の要部断面図である。また、図5は、電池モジュール2の組立方法を説明するための分解斜視図である。
組電池である電池パック1は、例えば、ハイブリッド自動車や電気自動車の走行用モータに給電するための車両用蓄電池、あるいは住宅における蓄電用の蓄電池等の定置用蓄電池として使用されるものである。図1に示すように、電池パック1は、図2に示す電池モジュール2を複数積層するとともに、電池モジュール2の積層体の積層方向の両端に、例えばアルミニウム合金製のエンドプレート3を配設し、エンドプレート3同士を、拘束部材である例えば金属製の平ベルト(帯状部材)からなる拘束バンド4で締結している。これにより、一対のエンドプレート3が電池モジュール2の積層体を積層方向両端側から挟持して拘束し、積層された複数の電池モジュール2には、積層方向の両外側から内側に向けて所定の拘束力(荷重)が加えられて、固定され、電池パック1を形成している。
拘束部材は拘束バンド4に限らず、例えば、金属製のシャフト(円柱状部材)等であってもかまわない。複数の電池モジュール2は、バスバ5により電気的に直列もしくは並列に(本例では直列に)接続されている。
図3に示すように、電池モジュール2は、電池セル10、電池セル10を内部に収容する電池ケース20、電池ケース20に取り付けられて電池ケース20の外部を電池モジュール2積層方向に延びるバスバ5(図1参照)に電気的に接続するためのバスバ接続端子である接続端子30、および、電池セル10の図示を省略した電極から延びて接続端子30の電池ケース20内側の端部に電気的に接続する可撓性を有するリード部材であるリード線11を有している。
電池セル10は、外形が四角形状をなして板状(扁平状)に形成された充放電可能な電池(二次電池)であり、本例では、リチウムイオン電池からなっている。電池セル10は、リチウムイオン電池に限らず、ニッケル水素電池等の他の二次電池であってもかまわない。電池セル10は、例えば、活物質の設けられた+側の金属箔と、活物質の設けられた−側の金属箔とが、セパレータを挟むように3層構造に形成されて、この3層構造体が、板厚の重なる方向に複数積層され扁平状となるように形成されている。また、3層構造体が、ロール状に巻かれ、更にロール状において板厚が重なる方向に扁平状となるように形成されているものであってもよい。
1つの電池モジュール2は、電池ケース20内に複数の(本例では4つの)電池セル10を収容している。電池セル10は、電池ケース20内で、電池セル10の板厚方向(厚さ方向)に積層されている。電池ケース20内に積層配置された複数の電池セル10は、それぞれの電池セル10から延出した薄板状(箔状)のリード線11a同士を例えば超音波溶接等により接合して、互いに電気的に直列に接続されている。積層方向における両端側の電池セル10から延出する薄板状(箔状)の一対のリード線11(直列接続された電池セル10群の両端のリード線11)は、それぞれ、電池ケース20内に延設された接続端子30の延設部32に、例えば超音波溶接等により接合されている。
リード線11、11aは、薄板状であることにより、それぞれ可撓性を有している。リード線11、11aは、薄板状に限定されず、可撓性を有していれば、例えば横断面が円形の導体線であってもかまわない。また、1つの電池モジュール2の電池セル10の数は4つに限定されず、使用時の冷却の必要度合い等に応じて設定することができる。例えば、電池ケース20内に1つの電池セル10を収容するものであってもかまわない。図1〜図3から明らかなように、電池パック1は、複数の電池モジュール2を電池セル10の板厚方向に積層して構成されている。
図2および図3に示すように、電池ケース20は、電池モジュール2の積層方向に直交する方向に延びる一対の基本壁部21と、基本壁部21の外周縁部から電池モジュール2の積層方向に延びて一対の基本壁部21同士を繋ぐ側壁部22とを備えている。基本壁部21が本実施形態における第1壁部に相当し、側壁部22が本実施形態における第2壁部に相当する。
電池ケース20は、例えば樹脂製(例えば、ポリプロピレン(PP)樹脂、ポリフェニレンサルファイド(PPS)樹脂、アクリロニトリルブタジエンスチレン(ABS)樹脂、ポリカーボネート(PC)樹脂、ポリエチレン(PE)樹脂、ポリエチレンテレフタレート(PET)樹脂、ポリブチレンテレフタレート(PBT)樹脂等の樹脂製)である。
本実施形態では、電池ケース20は、電池モジュール2の積層方向に直交する方向に延び側壁部22を通る分割面で分割するように、別体として形成された同一形状の分割ケース体20Aを組み合わせて形成されている。一対の分割ケース体20Aは、それぞれ、一方側が開口する浅い直方体状の容器として形成されており、一対の分割ケース体20Aの開口側が互いに向かい合うように突き合せて、例えば超音波溶着により接合することで相互に係止して、上記電池セル10を内部に収容する電池ケース20を形成している。つまり、電池ケース20は、同一の半ケースを2個使用することで形成されている。分割ケース体20A同士の係止は超音波溶着に限らず、例えば熱溶着等であってもよいし、接合面に形成したメス型オス型の溝同士の嵌め合いであってもよいし、係止爪等による係止であってもかまわない。
電池ケース20の一対の基本壁部21は、それぞれの中央部に、内表面が電池セル10に接して電池セル10を支持する支持壁部である矩形平板状の拘束壁部211を有している。電池モジュール2の積層方向から見たときに、基本壁部21の拘束壁部211形成領域が、電池セル10の扁平状の本体部分(リード線部分を除いた部分)のほぼ全域と重なるように、拘束壁部211は電池セル10に沿って延設されている。
そして、それぞれの基本壁部21は、拘束壁部211の周囲に、拘束壁部211よりも剛性が低く撓むことが可能な環状の可撓部212を備えている。図3に示すように、可撓部212は、縦断面形状(環状の可撓部212の軸線を含み軸線方向に延びる面で切った断面の形状)が略V字状をなしており、拘束壁部211に比較して薄くなっている。
本実施形態の環状可撓部である可撓部212は、縦断面形状が、曲がり回数が1回の蛇行形状に形成されるとともに、拘束壁部211よりも薄肉に形成されて、可撓性を付与されている。
接続端子30は、電池ケース20の側壁部22に取り付けられている。したがって、可撓部212は、電池ケース20の拘束壁部211と接続端子30取り付け部位との間のうち拘束壁部211の極近傍において、拘束壁部211を取り囲むように形成されている。
図4は、隣り合う電池モジュール2同士の積層状態(配設状態)を示している。図4に示すように、隣り合う電池モジュール2の電池ケース20同士では、積層方向において互いに対向する拘束壁部211の外表面同士が、拘束バンド4(図1参照)の拘束に伴う積層方向への押圧力により接触している。本例では、拘束壁部211の外表面同士は、全面が接触しているが、これに限定されるものではない。例えば、拘束壁部211間に空気等の冷却媒体通路を形成するために、拘束壁部211の外面側にリブを突出させてリブの先端面同士を接触させるものであってもよい。
一方、隣り合う電池モジュール2の電池ケース20同士では、積層方向において互いに対向する基本壁部21の可撓部212同士は離れて配置されている。また、基本壁部21の可撓部212よりも外周側の部位同士も離れて配置されている。
図2に示すように、電池ケース20の基本壁部21には、可撓部212よりも外周側の部位の図示上辺近傍に2つの突出部23が形成され、図示下辺近傍には突出部23に対応して2つの孔部24が形成されている。なお、図2の電池ケース20の背面側の基本壁部21では、図示下辺近傍に2つの突出部23が形成され、図示上辺近傍に突出部23に対応して2つの孔部24が形成されている。
この突出部23と孔部24とは、隣り合う電池ケース20同士の相互位置決め手段として形成されている。電池モジュール2を積層した際には、隣り合う電池ケース20同士において、突出部23と孔部24とが若干の遊びをもって嵌合することにより、積層方向に直交する方向の相互の位置決めが行われるとともに、積層方向においては相互の位置関係の厳密な規制を行わないようになっている。
図4に示すように、電池ケース20の側壁部22に取り付けられた接続端子30は、前述の延設部32と一体的に形成された端子部31を有している。この端子部31は、電池ケース20の側壁部22よりも外方に向かって(電池モジュール2の積層方向に直交する方向に向かって)突出しており、その外周面には図示を省略した雄ねじ部が形成されている。
そして、積層方向において隣り合う電池モジュール2の端子部31同士が、剛体である金属製のバスバ5により接続されている。具体的には、バスバ5に形成された孔部内に接続端子30の端子部31を挿通して、端子部31にそれぞれナット5aを装着することにより、端子部31同士のバスバ5による電気的接続が行われている。なお、接続端子30は突出する端子部31を有するものに限定されず、例えば、雌ねじ部を有する端子部にボルトをねじ込むものであってもかまわない。
なお、接続端子30およびバスバ5は、例えば、アルミニウム材、アルミニウム合金材、銅材、銅合金材等の導電性に優れる材料により形成されている。
ここで、電池モジュール2の組立方法について簡単に説明する。図5に示すように、電池モジュール2は、一対の分割ケース体20A、リード線11、11aを備える複数の電池セル10、および、一対の接続端子30を組み立てて形成される。まず、各電池セル10から延びているリード線11a同士を例えば超音波溶着で接合するとともに、積層方向における最外方に位置する電池セル10から延びているリード線11を接続端子30の延設部32(図3参照)に例えば超音波溶着で接合する。
次に、接続端子30の端子部31が電池ケース20の外側に突出し、延設部32が電池ケース20の内側に位置するように分割ケース体20Aに配設する。図示は省略されているが、分割ケース体20Aには、側壁部22の突合せ側の辺部から凹んだ凹部が形成されている。接続端子30を、端子部31と延設部32との境界部がこの凹部に嵌まり込むように、分割ケース体20に取り付ける。これに合わせて、相互に接続した電池セル10の積層体を一対の分割ケース体20Aの間に配設する。
そして、最後に、分割ケース体20A同士を突き合わせて、例えば、超音波溶着により分割ケース体20A同士を接合し、電池モジュール2を完成する。これにより、電池セル10の積層体は、電池ケース20の一対の基本壁部21の拘束壁部211に挟み込まれて、電池ケース20内の所定位置に支持される。
上述の構成の電池パック1によれば、積層された複数の電池モジュール2のそれぞれの電池ケース20には、一対の基本壁部21に設けた電池セル10を挟み込んで支持する拘束壁部211のそれぞれの周囲に、拘束壁部211よりも剛性が低く撓むことが可能な環状の可撓部212が形成されている。そして、電池モジュール2の積層方向において隣り合う電池ケース20同士では、基本壁部21の拘束壁部211の外表面同士が接触しているとともに、可撓部212同士および可撓部212より外周側の部位同士は離間している。
したがって、充放電等により電池セル10の厚さが変化した際に、電池モジュール2相互の電池セル10の厚さの総和の変化比率(厚さ変化前の厚さの総和に対する厚さ変化後の厚さの総和の比率)が不均一であっても、相互に干渉し難い可撓部212が容易に撓むことができるので、互いに接触した隣り合う電池ケース20の拘束壁部211を一体的に電池モジュール2の積層方向に変位させることができる。これにより、電池セル10の厚さが変化した際に、電池セル10に加わる荷重を電池セル10相互において均一化することができる。
また、電池セル10と電池ケース20の側壁部22に取り付けられた接続端子30とは可撓性を有するリード線11により電気的に接続されているとともに、基本壁部21に設けた可撓部212は、電池ケース20の拘束壁部211と接続端子30の取り付け部位との間に位置している。
したがって、充放電等により電池セル10の厚さが変化した際に、電池ケース20の拘束壁部211が電池モジュール2の積層方向に変位した場合であっても、電池ケース20の側壁部22に取り付けられた接続端子30は変位し難い。電池セル10の厚さの変化に伴い、電池セル10と接続端子30との電池モジュール2の積層方向における相対的位置が変化したとしても、電池セル10と接続端子30とを接続するリード線11が撓むことで、電池セル10とバスバ接続端子30との接続部における過大な内部応力の発生を抑止することができる。
このようにして、充放電等により電池セル10の厚さが変化した際に、複数の電池セル10に加わる荷重を電池セル10相互において均一化できるとともに、電池セル10と接続端子30との接続部における過大な内部応力の発生を抑止することができる。
また、拘束壁部211を取り囲むように、拘束壁部211の外周に沿って全周に渡って可撓部212を設けている。したがって、充放電等により電池セル10の厚さが変化して拘束壁部211が電池モジュール2の積層方向に変位する際には、拘束壁部211(拘束壁部211の内表面)の延びる方向が電池モジュール2の積層方向に直交する方向から傾き難い。これにより、1つの電池セル10に加わる荷重(拘束に伴う押圧力)の分布も均一にすることが容易である。
これらにより、充放電等により電池セル10の厚さが変化しても、電池セル10が安定した性能を発揮できるとともに、電池セル10とバスバ5を取り付ける接続端子30との電気的接続部位の信頼性を高めることができる。
また、電池モジュール2の積層方向において隣り合う電池ケース20同士では、可撓部212より外周側の部位同士も離間しており、電池モジュール2の積層方向への変位に対して互いに干渉し難くなっている。したがって、電池ケース20に製造寸法ばらつき等があったとしても、電池モジュール2の積層方向における拘束壁部211の位置に係わらず、可撓部212を撓ませて、可撓部212よりも外周側の部位を電池モジュール2の積層方向に変位させることができる。このようにして、電池モジュール2の積層方向において隣り合う電池ケース20に取り付けられた接続端子30同士の間隔を自在に調節して、接続端子30同士をバスバ5で容易に接続することができる。
また、可撓部212は、電池ケース20の基本壁部21に設けられている。したがって、拘束壁部211を取り囲む環状の可撓部212を形成することが容易である。
また、可撓部212は、縦断面形状が蛇行形状となっているとともに、拘束壁部211よりも薄肉に形成されている。したがって、環状の可撓部212を拘束壁部211よりも剛性が低く撓み易くすることが容易である。
また、各電池モジュール2は、複数の電池セル10を積層して電池ケース20内に収容している。これによると、充放電等により電池セル10の厚さが変化した際に、電池モジュール2相互において各電池ケース20内に収容した複数の電池セル10の厚さの総和の変化比率が不均一となり易い(不均一の度合いが大きくなり易い)。したがって、本実施形態のように、電池モジュール2が、複数の電池セル10を積層して電池ケース20内に収容してなる場合には、電池セル10の厚さが変化した際に、複数の電池セル10に加わる荷重を電池セル10相互において均一化できるとともに、電池セル10とバスバ接続端子30との接続部における過大な内部応力の発生を抑止することができるという本発明を適用した効果は大きい。
また、電池セル10は、リチウムイオン電池からなっている。リチウムイオン電池からなる電池セル10は、充放電した際の厚さの変化が比較的大きい。したがって、電池モジュール2が、リチウムイオン電池からなる電池セル10を電池ケース20内に収容してなる場合には、電池セル10の厚さが変化した際に、複数の電池セル10に加わる荷重を電池セル10相互において均一化できるとともに、電池セル10とバスバ接続端子30との接続部における過大な内部応力の発生を抑止することができるという本発明を適用した効果は極めて大きい。
また、電池ケース20は樹脂製である。したがって、環状の可撓部212を備える電池ケース20を形成することが容易である。
また、電池ケース20は、電池モジュール2の積層方向に分割するように別体として成形された同一形状の分割ケース体20A同士を組み合わせている。したがって、組み合わせる分割ケース体20Aを共通化することができ、製造コストを低減することが可能である。
(第2の実施形態)
次に、第2の実施形態について図6〜図8に基づいて説明する。
本第2の実施形態は、前述の第1の実施形態と比較して、環状の可撓部を電池ケースの基本壁部に設けずに側壁部に設けた点が異なる。なお、第1の実施形態と同様の部分については、同一の符号をつけ、その説明を省略する。
図6は、本実施形態における電池パック1を構成する複数の電池モジュール2のうち1つの電池モジュール2の外観を示す斜視図である。また、図7は、図6のVII−VII線断面図(図6の図示横断面図)であり、図8は、電池モジュール2の積層状態を示す電池パック1の要部断面図である。
図6および図7に示すように、本実施形態では、電池ケース20の側壁部22の基本壁部21近傍には、それぞれの拘束壁部211の周囲を取り囲むように、拘束壁部211よりも剛性が低く撓むことが可能な環状の可撓部212Aを備えている。図7に示すように、可撓部212Aは、縦断面形状(環状の軸線を含み軸線方向に延びる面で切った断面)が略S字状をなしており、拘束壁部211に比較して薄くなっている。
本実施形態の環状可撓部である可撓部212Aは、縦断面形状が、曲がり回数が2回の蛇行形状に形成されるとともに、拘束壁部211よりも薄肉に形成されて、可撓性を付与されている。
本実施形態の構成によっても、第1の実施形態と同様の効果を得ることができる。また、環状の可撓部212Aを、電池ケース20の側壁部22に設けている。したがって、拘束壁部211を有する電池ケース20の基本壁部21に環状の可撓部を設ける必要がないので、図8にも示すように、側壁部22の一部22aを可撓部を介さずに基本壁部21と一体とすることが可能であり、拘束壁部211を含む基本壁部21の剛性を確保し易い。
(他の実施形態)
以上、本発明の好ましい実施形態について説明したが、本発明は上述した実施形態に何ら制限されることなく、本発明の主旨を逸脱しない範囲において種々変形して実施することが可能である。
上記各実施形態では、電池ケース20に設けた可撓部212、212Aは、縦断面形状を、曲がり回数が1回もしくは2回の蛇行形状に形成するとともに、拘束壁部211よりも薄肉に形成して、可撓性を付与していたが、拘束壁部211よりも剛性が低く可撓性を有するものであればこれに限定されるものではない。
例えば、図9に示すように、縦断面形状の曲がり回数が3回以上(図示例では6回)の蛇行形状とするとともに、拘束壁部211よりも薄肉に形成した可撓部212Bとしてもかまわない。また、上記第1の実施形態のように、縦断面形状が略V字状をなして、拘束壁部211に比較して薄くなっている可撓部212ではなく、例えば、図10に示すように、縦断面形状が略U字状をなして、拘束壁部211に比較して薄くなっている可撓部212Cとしてもかまわない。
また、可撓部は、縦断面形状を蛇行形状とするのみ、もしくは、拘束壁部211に比較して薄く形成するのみであってもかまわない。例えば、図11に示すように、縦断面形状が、基本壁部21が延びる方向から傾斜するとともに、拘束壁部211に比較して薄くなっている可撓部212Dとしてもかまわない。また、図12に示すように、縦断面形状が、基本壁部21が延びる方向と同一方向に延びるとともに、拘束壁部211に比較して薄くなっている可撓部212Eとしてもかまわない。
また、可撓部は、縦断面形状を蛇行形状としたり、拘束壁部211に比較して薄く形成したりするものでなくてもよい。例えば、図13に示すように、矩形状の開口を間隔をあけて配列して、拘束壁部211よりも剛性が低く可撓性を有する環状の可撓部212Fとしてもかまわない。また、図14に示すように、丸型の開口を分散形成して、拘束壁部211よりも剛性が低く可撓性を有する環状の可撓部212Gとしてもかまわない。
また、以上説明した例では、いずれも、可撓部を電池ケース20の残部(可撓部以外の部分)を構成する材料(上記例では樹脂材料)と同一材料で電池ケース20の残部と一体成形していたが、これに限定されるものではない。例えば、図15に示すように、環状の可撓部212Hを、拘束壁部211よりも弾性率が低い低弾性材であるゴム材により形成したものであってもよい。ゴム材等の低弾性材で形成することにより、環状の可撓部212Hを拘束壁部211よりも容易に剛性を低くし撓み易くすることができる。
また、上記第1の実施形態では、環状の可撓部212を電池ケース20の基本壁部21に設け、上記第2の実施形態では、環状の可撓部212Aを電池ケース20の側壁部22に設けていたが、これに限らず、可撓部の環状方向の一部を電池ケース20の基本壁部21に設け、可撓部の環状方向の残部を電池ケース20の側壁部22に設けるものであってもよい。すなわち、環状の可撓部を、電池ケース20の基本壁部21と側壁部22とに亘って形成するものであってもよい。
また、上記各実施形態では、電池ケース20の基本壁部21は、電池モジュール2の積層方向に直交する方向に延びていたが、これに限らず、電池ケース20の基本壁部21は、電池モジュール2の積層方向に交差する方向に延びるものであればよい。例えば、基本壁部21の厚さ等の構成が均一でない場合などには、電池ケース20の基本壁部21は、電池モジュール2の積層方向に直交する方向以外の積層方向に交差する方向に延びるものであってもよい。
1 電池パック(組電池)
2 電池モジュール
5 バスバ
10 電池セル
11 リード線(リード部材)
20 電池ケース
20A 分割ケース体
21 基本壁部(第1壁部)
22 側壁部(第2壁部)
30 接続端子(バスバ接続端子)
211 拘束壁部(支持壁部)
212、212A、212B、212C、212D、212E、212F、212G、212H 可撓部(環状可撓部)

Claims (11)

  1. 充放電可能な扁平型の電池セル(10)と、前記電池セル(10)を内部に収容する電池ケース(20)と、前記電池ケース(20)に取り付けられて前記電池ケース(20)の外部を延びるバスバ(5)に電気的に接続するためのバスバ接続端子(30)と、前記電池ケース(20)内に設けられて前記電池セル(10)と前記バスバ接続端子(30)とを電気的に接続する可撓性を有するリード部材(11)と、を有する電池モジュール(2)を、前記電池セル(10)の厚さ方向に複数積層してなり、
    複数の前記電池ケース(20)は、それぞれ、
    内表面が前記電池セル(10)に接して前記電池セル(10)を支持する支持壁部(211)を含み前記電池モジュール(2)の積層方向に交差する方向に延びる一対の第1壁部(21)と、前記電池モジュール(2)の積層方向に延びて前記一対の第1壁部(21)同士を繋ぐ第2壁部(22)と、を備え、
    前記電池セル(10)を一対の前記支持壁部(211)で挟み込んで支持するとともに、前記第2壁部(22)に前記バスバ接続端子(30)が取り付けられており、
    一対の前記支持壁部(211)のそれぞれの周囲に、前記支持壁部(211)よりも剛性が低く撓むことが可能な環状可撓部(212)を具備し、一対の前記環状可撓部(212)が、前記支持壁部(211)と前記バスバ接続端子(30)の取り付け部位との間でそれぞれの前記支持壁部(211)を取り囲んでおり、
    前記積層方向に隣り合う前記電池ケース(20)間においては、前記積層方向において互いに対向する前記支持壁部(211)の外表面同士が接触しているとともに、前記環状可撓部(212)同士が離れていることを特徴とする組電池。
  2. 前記積層方向に隣り合う前記電池ケース(20)同士では、前記環状可撓部(212)よりも外周側の部位同士も離れていることを特徴とする請求項1に記載の組電池。
  3. 前記環状可撓部(212)は、前記第1壁部(21)のうち前記支持壁部(211)の外周から外方に延びる部位に設けられていることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の組電池。
  4. 前記環状可撓部(212A)は、前記第2壁部(22)に設けられていることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の組電池。
  5. 前記環状可撓部(212)は、縦断面形状が蛇行形状となっていることを特徴とする請求項1ないし請求項4のいずれか1つに記載の組電池。
  6. 前記環状可撓部(212)は、前記支持壁部(211)よりも薄肉に形成されていることを特徴とする請求項1ないし請求項5のいずれか1つに記載の組電池。
  7. 前記環状可撓部(212H)は、前記支持壁部(211)よりも弾性率が低い低弾性材により形成されていることを特徴とする請求項1ないし請求項6のいずれか1つに記載の組電池。
  8. 前記電池モジュール(2)は、複数の前記電池セル(10)を積層して前記電池ケース(20)内に収容していることを特徴とする請求項1ないし請求項7のいずれか1つに記載の組電池。
  9. 前記電池セル(10)は、リチウムイオン電池からなることを特徴とする請求項1ないし請求項8のいずれか1つに記載の組電池。
  10. 前記電池ケース(20)は、樹脂製であることを特徴とする請求項1ないし請求項9のいずれか1つに記載の組電池。
  11. 前記電池ケース(20)は、前記電池モジュール(2)の積層方向に分割するように別体として形成された同一形状の分割ケース体(20A)同士を組み合わせてなることを特徴とする請求項1ないし請求項10のいずれか1つに記載の組電池。
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