JP2012097937A - 多管式熱交換器 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 多管式熱交換器(20)は、並行に配列した複数本の直管伝熱管(21,21,・・・)と、その一端に連通して熱交換流体を供給する流体供給管(30)と、各直管伝熱管(21,21,・・・)の他端に連通して熱交換流体を集める流体集合管(50)と、を備える。流体供給管(30)と流体集合管(50)と各直管伝熱管(21,21,・・・)を、それぞれ独立した基本部材として設置現場へ運び入れる。その現場では、各直管伝熱管(21,21,・・・)の一端側を、流体供給管(30)を構成する複数の供給側マニホールド(31,31,・・・)の供給側伝熱管差込み口(38,38,・・・)へ挿入する。各直管伝熱管(21,21,・・・)の他端側を、流体集合管(50)を構成する集合側マニホールド(51,51,・・・)の集合側伝熱管差込み口(53,53,・・・)へ挿入する。
【選択図】 図1
Description
特に、所望される熱交換器が大型のものであっても、設置現場にて溶接やロウ付けを行わなくても簡単に組み立て可能な多管式熱交換器に関する。
例えば、特許文献1には、空気調和機用熱交換器が開示されている。その熱交換器は、所定間隔で少なくとも一列に配置した複数の伝熱管と管外にスパイラル状の細線を網目状に組み合わせた伝熱面を有するものである。
そこで、例えば、特許文献2には、海水を利用する熱交換器として、複数組の熱交換器用管板ユニットを連結する構造が開示されている。 その熱交換器は、2つの管板が相対向して配置され、各管板の一面側は流体室に臨んでいる。 さらに、前記2つの管板の間には、多数の伝熱管が配置されている。すなわち、その多数の各伝熱管の両端部が前記2つの管板の他面側に溶接によって固定されている。
また、熱交換器を分解して現場に搬入するという手段を選択しようという場合には、現場における空間内での溶接作業等が伴ってくる。 そのために、可燃性ガス対策や防爆対策などの工事が必要となる。
本願における第一の発明は、 並行に配列した複数本の直管伝熱管(21,21,・・・)と、その複数本の各直管伝熱管(21,21,・・・)の一端に連通して熱交換流体を供給する流体供給管(30)と、前記複数本の各直管伝熱管(21,21,・・・)の他端に連通して熱交換流体を集める流体集合管(50)と、を備えた多管式熱交換器(20)に係る。
前記流体供給管(30)は、熱交換流体を流す供給側流路(32)を形成する複数の供給側マニホールド(31,31,・・・)を積み重ねて構成し、 前記各供給側マニホールド(31)は、前記供給側流路(32)と、その供給側流路(32)に対してほぼ直角方向で連通する供給側分岐流路(33)と、その供給側分岐流路(33)へ対応する直管伝熱管(21)の一端を挿入する供給側伝熱管差込み口(38)と、を備える。
前記流体集合管(50)は、熱交換流体を集める集合側流路(52)を形成する複数の集合側マニホールド(51,51,・・・)を積み重ねて構成し、 前記各集合側マニホールド(51)は、前記集合側流路(52)と、その集合側流路(52)に対してほぼ直角方向で連通する集合側分岐流路(53)と、その集合側分岐流路(53)へ対応する直管伝熱管(21)の他端を挿入する集合側伝熱管差込み口(53)と、を備える。
多管式熱交換器(20)を組み立てるには、まず、流体供給管(30)と流体集合管(50)と複数の各直管伝熱管(21,21,・・・)を、それぞれ独立した基本部材として設置現場へ運び入れる。
その設置現場では、複数の各直管伝熱管(21,21,・・・)の一端側を、前記流体供給管(30)を構成する複数の供給側マニホールド(31,31,・・・)の供給側伝熱管差込み口(38,38,・・・)へ挿入する。さらに、上記の複数の各直管伝熱管(21,21,・・・)の他端側を、前記流体集合管(50)を構成する複数の集合側マニホールド(51,51,・・・)の集合側伝熱管差込み口(53,53,・・・)へ挿入する。 以上の作業にて、多管式熱交換器(20)の基本的な構成の組み立てが完成する。
上記の流体供給管(30)と流体集合管(50)と複数の各直管伝熱管(21,21,・・・)は、ボルトやナット部材などの一般的な固定具にて固定して一体化する。したがって、大型の熱交換器であっても安価な設置工事を実現する。
また、流体供給管(30)は、複数の供給側マニホールド(31,31,・・・)を積み重ねて一般的な固定具にて固定するので、設置現場にて簡単に組み立ててもよい。一方、流体集合管(50)も同様に、複数の集合側マニホールド(51,51,・・・) を積み重ねて一般的な固定具にて固定するので、設置現場にて簡単に組み立ててもよい。
なお、前記流体供給管(30)および前記固定流体集合管(50)は、設置現場へ搬入するのが困難でなければ、別の場所で予め組み立ててから、搬入してもよい。かならずしも設置現場で組み立てなくてもよい。
熱交換流体は、流体供給管(30)から複数本の直管伝熱管(21,21,・・・)を通過する際に、設置現場の熱源と熱交換して加熱あるいは冷却される。その加熱あるいは冷却された熱交換流体は、複数本の直管伝熱管(21,21,・・・)から流体集合管(50)へ集めてから、送出される。
第一の発明は、以下のようなバリエーションを提供することもできる。
すなわち、 複数の供給側マニホールド(31,31,・・・)を積み重ねた流体供給管(30)と、複数の集合側マニホールド(51,51,・・・)を積み重ねた流体集合管(50)と、前記各供給側マニホールド(31,31,・・・)の供給側伝熱管差込み口(38,38,・・・)と前記各集合側マニホールド(51,51,・・・)の集合側伝熱管差込み口(53,53,・・・)へ差し込んで並列した複数本の直管伝熱管(21,21,・・・)と、を備えた基本ユニット(20)を構成する。
複数の前記基本ユニット(20,20,・・・)を並列するとともに各基本ユニット(20,20,・・・)における流体供給管(30,30,・・・)の少なくとも一端に連通して熱交換流体を供給する流体供給用本管(11)と、前記各基本ユニット(20,20,・・・)における流体集合管(50,50,・・・)の少なくとも一端に連通して熱交換流体を集合する流体集合用本管(12)と、を備えた多管式熱交換器(10)を提供する。
基本ユニット(20)は、流体供給管(30)と流体集合管(50)と複数の各直管伝熱管(21,21,・・・)を、それぞれ独立した基本部材として設置現場へ運び入れる。それらを設置現場にて簡単に組み立てて、ボルトやナット部材などの一般的な固定具にて固定して一体化する。基本ユニット(20)自体が、安価な設置工事を実現する。
したがって、並列した複数の前記基本ユニット(20,20,・・・)を流体供給用本管(11)と流体集合用本管(12)へ連通した大型の多管式熱交換器(10)を組み立てることも、設置現場にて簡単に実施できる。その結果、複数の前記基本ユニット(20,20,・・・)を備えた大型の多管式熱交換器(10)の安価な設置工事を実現する。
熱交換流体は、流体供給用本管(11)から複数の各基本ユニット(20,20,・・・)における流体供給管(30)から複数本の直管伝熱管(21,21,・・・)を通過する際に、設置現場の熱源と熱交換して加熱あるいは冷却される。その加熱あるいは冷却された熱交換流体は、複数本の直管伝熱管(21,21,・・・)から流体集合管(50)へ集められてから、流体集合用本管(12)を経て送出される。
第一の発明は、以下のようなバリエーションを提供することもできる。
すなわち、 前記流体供給管(30)における各供給側マニホールド(31,31,・・・)の供給側伝熱管差込み口(38,38,・・・)と、前記流体集合管(50)における各集合側マニホールド(51,51,・・・)の集合側伝熱管差込み口(53,53,・・・)へ差し込んだ複数本の直管伝熱管(21,21,・・・)に対して押圧力をかけるべく、前記流体供給管(30)と前記流体集合管(50)の一端側同士と他端側同士へそれぞれ第一テンション材(22,22)を連結して構成する。
単にボルトやナット部材などの一般的な固定具だけでなく、第一テンション材(22,22)を用いることによって、各構成部材を簡単にかつ確実に固定して一体化することとなる。
第一の発明は、以下のようなバリエーションを提供することもできる。
すなわち、 前記流体供給管(30)の一端側と前記流体集合管(50)の他端側、および前記流体供給管(30)の他端側と前記流体集合管(50)の一端側へそれぞれ対角線上に第二テンション材(23,23,23,23)を連結して構成する。
単にボルトやナット部材などの一般的な固定具だけでなく、第二テンション材(23,23,23,23)を用いることによって、各構成部材を簡単にかつ確実に固定して一体化することとなる。 また、第一テンション材(22,22)および第二テンション材(23,23,23,23)の両方を用いるなら、各構成部材をより一層確実に固定して一体化することとなる。
第一の発明は、以下のようなバリエーションを提供することもできる。
すなわち、 前記流体供給管(30)の両端および前記流体集合管(50)の両端に、熱交換流体を流すための連結用流路(62)とその連結用流路(62)が臨む連結用フランジ部(63)とを有する連結用マニホールド(60a,60b, 60c,60d)を連結する。
また、前記第一テンション材(22,22)は、前記流体供給管(30)の一端側の連結用マニホールド(60a)と前記流体集合管(50)の一端側の連結用マニホールド(60c)へ連結し、前記流体供給管(30)の他端側の連結用マニホールド(60b)と前記流体集合管(50)の他端側の連結用マニホールド(60d)へ連結して構成する。 また、前記第二テンション材(23,23,23,23)は、前記流体供給管(30)の一端側の連結用マニホールド(60a)と前記流体集合管(50)の他端側の連結用マニホールド(60d)を連結し、前記流体供給管(30)の他端側の連結用マニホールド(60b)と前記流体集合管(50)の一端側の連結用マニホールド(60c)を連結して構成する。
前記流体供給管(30)の両端および前記流体集合管(50)の両端に連結した連結用マニホールド(60a,60b, 60c,60d)は、他の配管へ簡単に連結することができる。しかも、第一テンション材(22,22)と第二テンション材(23,23,23,23)を4つの連結用マニホールド(60a,60b, 60c,60d)へ連結することによって、各構成部材にかかるテンションのバランスが良いので、多管式熱交換器(20)の全体のゆがみを少なくした状態で一体化することとなる。
第一の発明は、以下のようなバリエーションを提供することもできる。
すなわち、 前記流体供給管(30)の一端側に取り付けた連結用マニホールド(60a)にて前記流体供給用本管(11)に連通するとともに、前記流体供給管(30)の他端側に取り付けた連結用マニホールド(60)にその連結用流路(62)を閉塞する蓋部(24)を設ける。 一方、前記流体集合管(50)の一端側に取り付けた連結用マニホールド(60)にて前記流体集合用本管(12)に連通するとともに、前記流体集合管(50)の他端側に取り付けた連結用マニホールド(60)にその連結用流路(62)を閉塞する蓋部(24)を設ける。
流体供給用本管(11)が1本であるときは、流体供給管(30)の他端側に取り付けた連結用マニホールド(60)に蓋部(24)を設ければよい。また、流体集合用本管(12)が1本であるときは、流体集合管(50)の他端側に取り付けた連結用マニホールド(60)に蓋部(24)を設ければよい。
熱交換流体が、流体供給用本管11から9個の各基本ユニットの多管式熱交換器20,20,・・・へ供給される。熱交換流体が各基本ユニット20の複数本の直管伝熱管21,21,・・・を通過する際に、現地の熱源と熱交換して加熱あるいは冷却される。次いで、流体集合用本管12を経て送出され、種々の用途に利用される。なお、熱交換流体としては、例えば、水などの液体あるいは蒸気などの気体が用いられ、特に限定されない。
図2では、図1において右斜め下側から視た正面を示している。また、図3では、基本ユニット20の平面を示している。
多管式熱交換器20は、図2において右側に、熱交換流体を供給する流体供給管30が配置されている。また、図2において左側に、熱交換流体を集合する流体集合管50が配置されている。さらに、並行に配列した複数本の直管伝熱管21が、前記流体供給管30と前記流体集合管50とを連通している。
また、前記供給側流路32が臨む両端面には、その供給側流路32の周囲を囲むように、Oリング等のパッキン材34を嵌め込むためのパッキン用溝部35を設けている。
さらに、各供給側マニホールド31は、図4において上下に貫通する複数の貫通孔36,36,・・・が、前記供給側流路32の周囲を囲むように設けられている。本実施形態では3箇所の貫通孔36,36,36が設けられている。
したがって、各供給側マニホールド31の供給側伝熱管差込み口38へ、それぞれ対応する直管伝熱管21の一端側(図2において右側)を挿入すると、直管伝熱管21と供給側伝熱管差込み口38との隙間は、図6に示すようにパッキン材41、41によって水密状態もしくは気密状態になる。
また、基部61の面には、前記連結用流路62の周囲を囲むように、前述したOリング等のパッキン材34を嵌め込むためのパッキン用溝部64を設けている。一方、連結用フランジ部63の面には、前記連結用流路62の周囲を囲むように、Oリング等のパッキン材(図示省略)を嵌め込むためのパッキン用溝部65を設けている。
それから、連結用マニホールド60aおよび連結用マニホールド60bの3箇所の貫通孔66,66,66と供給側マニホールド31の3箇所の貫通孔36,36,36へ長尺のボルト37,37,37を挿入してナット部材等の固定具で締め付ける。
その結果、連結用マニホールド60aと複数の供給側マニホールド31,31,・・・と連結用マニホールド60bの間に生じる隙間は、パッキン材34によって塞がれて水密状態もしくは気密状態になる。
一方、前記流体供給管30の他端側(図2において下側)の連結用マニホールド60bは、その連結用フランジ部63の端面に平板状の蓋部24を取り付けることによって連結用流路62を閉塞する。このとき、本実施形態では、蓋部24と連結用マニホールド60bとの連結方法は、連結用フランジ部63と蓋部24とを側方から挟み込むチャック25によって固定している。
なお、第一テンション材22のシャフト22aは、2本の分割シャフト22a1,22a2を、張力を調整するためのターンバックル22dにて連結している。すなわち、ターンバックル22dを回転することによって、右ねじの分割シャフト22a1と左ねじのシャフト22a2が締められたり、緩められたりして、張力を調整するものである。なお、ターンバックル22dは少なくとも一つあればよい。
第一テンション材22の一端側の連結部22bを連結用マニホールド60aの基部61へ固定するには、図6に示すように、両者の2箇所の取付用孔22c,22cおよび取付用孔67,67に挿入したボルト等の固定具26,26にて固定する。
また、前記集合側流路52が臨む両端面には、その集合側流路52の周囲を囲むように、Oリング等のパッキン材34を嵌め込むためのパッキン用溝部54を設けている。
さらに、各集合側マニホールド51は、図4において上下に貫通する複数の貫通孔55,55,・・・が、前記集合側流路52の周囲を囲むように設けられている。本実施形態では3箇所の貫通孔55,55,55が設けられている。
したがって、各集合側マニホールド51の集合側伝熱管差込み口56へ、それぞれ対応する直管伝熱管21の他端側(図2において左側)を挿入すると、直管伝熱管21と集合側伝熱管差込み口56との隙間は、図6に示すようにパッキン材41によって水密状態もしくは気密状態になる。
例えば、連結用マニホールド60cは、図5に示すように、集合側マニホールド51の端面に取り付けるための平板状の基部61と、熱交換流体を流すために図5において上下方向に貫通する連結用流路62と、前記連結用流路62が臨む連結用フランジ部63と、を備えている。他は同様であるので、その説明を省略する。
なお、連結用マニホールド60cの基部61に設けた複数の貫通孔66,66,・・・、本実施形態では、3箇所の貫通孔36,36,36は、前記集合側マニホールド51の3箇所の貫通孔55,55,55と合う位置に設けられている。
一方、前記流体集合管50の他端側(図2において下側)の連結用マニホールド60dは、その連結用フランジ部63の端面に平板状の蓋部24をチャック25にて取り付けることによって連結用流路62を閉塞する。
基本ユニットの多管式熱交換器20は、図2において右側に、複数の供給側マニホールド31,31,・・・を積み重ねて熱交換流体を流す供給側流路32を形成した流体供給管30を配置する。その流体供給管30の上端には連結用マニホールド60aを取り付け、前記流体供給管30の下端には連結用マニホールド60bを取り付ける。 連結用マニホールド60aおよび連結用マニホールド60bの3箇所の貫通孔66,66,66と複数の供給側マニホールド31,31,・・・の3箇所の貫通孔36,36,36へ長尺のボルト37,37,37を挿入してナット部材等の固定具で一体的に固定する。
次いで、複数の各直管伝熱管21,21,・・・の一端側(図2において右端側)をそれぞれに対応する供給側伝熱管差込み口38,38,・・・へ挿入し、前記各直管伝熱管21,21,・・・の他端側(図2において左端側)をそれぞれに対応する集合側伝熱管差込み口56,56,・・・へ挿入する。
以上で、基本ユニットの多管式熱交換器20の組み立てが完成する。
すなわち、前述した実施形態では、上記の基本的な構成部材に対して連結用マニホールド60a,60b,60c,60dおよび2つの第一テンション材22を付け加えて組み立てた多管式熱交換器20を、基本ユニットとしているが、連結用マニホールド60a,60b,60c,60dに代わる他の部材であってもよく、2つの第一テンション材22に代わる他の部材であってもよい。
熱交換流体は、各基本ユニット20の複数本の直管伝熱管21,21,・・・を通過する際に、現地の熱源と熱交換して加熱あるいは冷却される。その加熱あるいは冷却された熱交換流体は、複数本の直管伝熱管21から流体集合管50へ集められてから、流体集合用本管12を経て送出される。
図9には、直管伝熱管21を斜視図にて示している。その端部21は、詳細な図示は省略するが、15度の角度にて研削テーパ加工を施すか、スエージング加工を施している。
直管伝熱管21の端部を加工しているのは、現場での組み立てを工具無しでも行いやすいようにするためである。他の部材に挿入する、といった作業が多いからである。
図10には、直管伝熱管21の端部にはめ込んで使用する管端部材40を示す。この図に示すのは片側であり、左右対称のペアを向き合わせて用いる。
管端部材40は、板状をなし、直管伝熱管21を貫通させるための伝熱管用孔40aが設けられ、その伝熱管用孔40aの軸方向と直角となるようなマニホールド用孔40bが設けられている。
図11には、図9に示した直管伝熱管21の端部にスエージング加工を施すためのスエージング加工機70を示している。
このスエージング加工機70は、円盤状のローラ台座72と、被加工物である直管伝熱管21の端部を支持する円盤状の被加工物支持部材73と、その被加工物支持部材73および前記のローラ台座72とを所定間隔で固定する円柱形の3本の接合部材74と、被加工物支持部材73に支持される直管伝熱管21の軸方向とはずれた回転軸をなす3本のスエージングローラ71とからなる。
12 流体集合用本管 13 連結用供給側管路
14 連結用集合側管路
20 基本ユニット(多管式熱交換器)
21 直管伝熱管 21a 管端部
22 第一テンション材 22a シャフト
22a1、22a2 分割シャフト 22b 連結部
22c 取付用孔 22d ターンバックル
22e フック
23 第二テンション材 23a シャフト
23b フック 23d ターンバックル
24 蓋部 25 チャック
26 固定具
30 流体供給管 31 供給側マニホールド
32 供給側流路 33 供給側分岐流路
34 パッキン材 35 パッキン用溝部
36 貫通孔 37 ボルト
38 供給側伝熱管差込み口 39 段突き部
40 管端部材 40a 伝熱管用孔
40b マニホールド用孔
41 パッキン材 42 パッキン用溝部
50 流体集合管 51 集合側マニホールド
52 集合側流路 53 集合側分岐流路
54 パッキン用溝部 55 貫通孔
56 集合側伝熱管差込み口 57 段突き部
58 パッキン用溝部
60a,60b,60c,60d,60e,60f 連結用マニホールド
61 基部 61a フランジ部
62 連結用流路 63 連結用フランジ部
64 パッキン用溝部 65 パッキン用溝部
66 貫通孔 67 取付用孔
68 取付用孔
70 スエージング加工機 71 スエージングローラ
72 ローラ台座 73 被加工物支持部材
74 接合部材
Claims (6)
- 並行に配列した複数本の直管伝熱管と、その複数本の各直管伝熱管の一端に連通して熱交換流体を供給する流体供給管と、前記複数本の各直管伝熱管の他端に連通して熱交換流体を集める流体集合管と、を備えた多管式熱交換器であって、
前記流体供給管は、熱交換流体を流す供給側流路を形成する複数の供給側マニホールドを積み重ねて構成し、
前記各供給側マニホールドは、前記供給側流路と、その供給側流路に対してほぼ直角方向で連通する供給側分岐流路と、その供給側分岐流路へ対応する直管伝熱管の一端を挿入する供給側伝熱管差込み口と、を備え、
前記流体集合管は、熱交換流体を集める集合側流路を形成する複数の集合側マニホールドを積み重ねて構成し、
前記各集合側マニホールドは、前記集合側流路と、その集合側流路に対してほぼ直角方向で連通する集合側分岐流路と、その集合側分岐流路へ対応する直管伝熱管の他端を挿入する集合側伝熱管差込み口と、を備えたことを特徴とする多管式熱交換器。 - 複数の供給側マニホールドを積み重ねた流体供給管と、複数の集合側マニホールドを積み重ねた流体集合管と、前記各供給側マニホールドの供給側伝熱管差込み口と前記各集合側マニホールドの集合側伝熱管差込み口へ差し込んで並列した複数本の直管伝熱管と、を備えた基本ユニットを構成し、
複数の前記基本ユニットを並列するとともに各基本ユニットにおける流体供給管の少なくとも一端に連通して熱交換流体を供給する流体供給用本管と、前記各基本ユニットにおける流体集合管の少なくとも一端に連通して熱交換流体を集合する流体集合用本管と、を備えた請求項1に記載の多管式熱交換器。 - 前記流体供給管における各供給側マニホールドの供給側伝熱管差込み口と、前記流体集合管における各集合側マニホールドの集合側伝熱管差込み口へ差し込んだ複数本の直管伝熱管に対して押圧力をかけるべく、前記流体供給管と前記流体集合管の一端側同士と他端側同士へそれぞれ第一テンション材を連結して構成したことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の多管式熱交換器。
- 前記流体供給管の一端側と前記流体集合管の他端側、および前記流体供給管の他端側と前記流体集合管の一端側へそれぞれ対角線上に第二テンション材を連結して構成した請求項1、請求項2または請求項3に記載の多管式熱交換器。
- 前記流体供給管の両端および前記流体集合管の両端に、熱交換流体を流すための連結用流路とその連結用流路が臨む連結用フランジ部とを有する連結用マニホールドを連結し、
前記第一テンション材は、前記流体供給管の一端側の連結用マニホールドと前記流体集合管の一端側の連結用マニホールドへ連結し、前記流体供給管の他端側の連結用マニホールドと前記流体集合管の他端側の連結用マニホールドへ連結して構成し、
前記第二テンション材は、前記流体供給管の一端側の連結用マニホールドと前記流体集合管の他端側の連結用マニホールドを連結し、前記流体供給管の他端側の連結用マニホールドと前記流体集合管の一端側の連結用マニホールドを連結して構成した請求項3または請求項4に記載の多管式熱交換器。 - 前記流体供給管の一端側に取り付けた連結用マニホールドにて前記流体供給用本管に連通するとともに、前記流体供給管の他端側に取り付けた連結用マニホールドにその連結用流路を閉塞する蓋部を設け、
一方、前記流体集合管の一端側に取り付けた連結用マニホールドにて前記流体集合用本管に連通するとともに、前記流体集合管の他端側に取り付けた連結用マニホールドにその連結用流路を閉塞する蓋部を設けた請求項5に記載の多管式熱交換器。
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